JP2011076597A - 書籍情報処理システム及び商品情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネット等を用いた書籍等の通信販売において、出版社等が書籍等についての情報を入力する労力を軽減し、適切な配本注文を行うことができるほか、出版社等及び書店等の宣伝効果を向上する。
【解決手段】書籍情報に関するデータを独自に格納する独自書籍情報データベース140と、独自書籍データベース140に利用者がアクセスするための独自ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第一書籍情報処理部40と、独自書籍データベース140に利用者がアクセスするための他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第二書籍情報処理部80と、第一書籍情報処理部40及び第二書籍情報処理部80を介して受付けられた利用者からの操作に基づいて独自書籍データベース140の書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部130と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は情報端末を利用して書籍に関する情報の処理を行う書籍情報処理システム、及び書籍以外の商品も含めた情報の処理を行う商品情報処理システムに関する。
インターネット等を介して情報端末で書籍を購入することができるシステムが存在する。
情報端末を用いて書籍を検索し、購入するシステムとして例えば特許文献1が挙げられる。この従来技術においては、会員端末、書店端末、出版社端末、通信処理部及びデータベースを有し、データベースには会員情報と、書籍検索条件及び書籍情報が登録されている。
また、研究成果を学術雑誌に投稿し出版するまでの編集に関するシステムとして例えば特許文献2が挙げられる。また、多数の情報源からのニュース情報を受信し、処理するためのシステム及び方法として例えば特許文献3が挙げられる。また、出版業務を、執筆者から出版社、印刷所まで一貫して扱うシステムとして例えば特許文献4が挙げられる。また、著者端末、出版社サーバー、編集者端末、可搬媒体出版センタを相互にネットワークで接続した出版システムとして例えば特許文献5が挙げられる。
一方、他にも多くの企業が、出版業界・取次業界・書店業界における流通環境の激変に対応すべく、様々なシステムの開発を行っている。例えば、特許文献6には、市場の正確な売れ行き状況、在庫状況などの各種の情報を、書店、取次業者、出版社がネットワークを介して共有し、適切な重版、配本の実現、機会損失の防止、売行増加および返品の減少を図るための書籍情報管理システムが説明されている。
また、特許文献7には、書店側が出版社側の在庫書籍情報を検索でき、かつ容易に補充する書籍を選択できるようにする一方、出版社側に対しては各出版社が指定する補充注文書を送付できるようにするための書籍受発注システムが説明されている。
また、特許文献8には、書籍取り寄せにかかる書店の業務負担を軽減し、業務の効率化を実現するための書籍取寄情報処理システムが説明されている。また、特許文献9には、書籍取り寄せにかかる書店の業務負担を軽減し、業務の効率化を実現するための書籍取寄情報処理システムが説明されている。また、特許文献10には、書籍の返品・廃棄・売上機会損失による損失を最小にするように、増刷刷数の推奨をタイミングよく行うための増刷推奨処理システムが説明されている。
特開2004−178076号公報 特表2009−539166号公報 特表2008−516356号公報 特開2006−031120号公報 特開平11−066180号公報 特開2002−7664号公報 特開2003−256696号公報 特開2004−303132号公報 特開2006−323674号公報 特開2008−282269号公報
しかし、特許文献1に記載された発明では、1つのデータベースに保存された情報については、1つの通信処理部のみしか利用できないので、別の通信処理部に端末がアクセスする場合には、予め出版社端末等から改めて書籍情報等を入力する必要があった。
また、書籍が重版された場合には、別の書籍として扱われ、適切に書籍を検索できない場合や、増刷されても初版が品切れであれば当該書籍は品切れであると表示されることがあった。
また、単に書籍情報が情報端末に表示されただけでは、閲覧した者に対する広告効果が不十分であった。また、書店の店員等は書店内の広告を全て自作しなければならず、広告の作成に手間を要していた。
また、書店が出版社に対して行う書籍の配本注文は、伝票またはPOS(Point of sale)システムにより行われていた。しかし伝票では手作業のため労力を要していた。一方、POSシステムでは、書店のレジで購入が確認された場合に自動的に配本注文が行われていたが、万引きなどレジで清算されずに書店の店舗外へ書籍が持ち出された場合や、POSシステムによる配本注文が行われた際に出版社が一時的に在庫が欠けていた場合には、配本注文が適切に行われない場合があった。
また、書籍を含めた商品をインターネット等で販売する場合、表示インターフェースに所望の商品に関する情報のほか、広告が表示されることがある。しかし、その場合の広告は所望の商品とは無関係に表示されるので、その広告効果が上がらないことがあった。
また、特許文献2に記載されているように、学術雑誌の場合は、編集者・研究者による審査および編集を入れることにより雑誌の品質を維持している。しかしながら、学術雑誌を除く電子書籍の場合には編集者による編集が加えられていないものも多く品質の面で問題のある電子書籍が市場に氾濫しているという問題があった。また、特許文献3は、編集環境の提供に関する文献であるため、「編集を介する品質の維持」とは、直接関係はなかった。また、特許文献4は、編集に関する記述は多くなく、一般的な内容でしかない。電子書籍の場合は、原稿から出版物までデジタルデータであることから、「編集を介しての品質の維持」を含めた電子書籍の出版までの一連の過程を権利化する場合に問題がある。また、特許文献5は、出版情報の最新性の維持を目的としているが、他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェース機能が無く、広範な多くのウェブサイトに適用してユーザーの利便性又は規模の利益を追求することが困難であった。
第三に、特許文献6〜10記載のシステムでは、出版社が新たに新刊を発売する場合に、それぞれ規格が異なる各取次会社の新刊情報入力フォーマットに基づいて新刊情報を取次会社に登録しなければならず、新刊の発売にかかる労力を軽減することが困難である。また、既に発売済みの書籍について書籍情報を修正する場合にも、それぞれ規格が異なる各取次会社の修正フォーマットに基づいて修正情報を取次会社に登録しなければならず、既に発売済みの書籍について書籍情報を修正する労力を軽減することが困難である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、インターネット等を用いた書籍等の通信販売において、出版社等が書籍等についての情報を入力する労力を軽減し、適切な配本注文を行うことができるほか、出版社等及び書店等の宣伝効果の向上を目的とする。また、本発明の別の目的は、インターネット等を用いた書籍等の通信販売において、広範な多くのウェブサイトに適用してユーザーの利便性又は規模の利益を追求することが可能なシステムを提供することである。
本発明によれば、書籍に関する情報である書籍情報を処理する書籍情報処理システムであって、書籍情報に関するデータを独自に格納する独自書籍情報データベースと、独自書籍データベースに利用者がアクセスするための独自ユーザインターフェースを表示して、該独自ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第一書籍情報処理部と、独自書籍データベースに利用者がアクセスするための他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェースを表示して、該埋込型ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第二書籍情報処理部と、第一書籍情報処理部及び第二書籍情報処理部を介して受付けられた利用者からの操作に基づいて独自書籍データベースの書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部と、を備える、書籍情報処理システムが提供される。
これにより、書籍情報の入力を行う労力を省略することができ、また、一度入力された書籍情報を有効に活用することができる。また、独自ユーザインターフェースにくわえて埋込型ユーザインターフェースを有するため、広範な多くのウェブサイトに適用してユーザーの利便性又は規模の利益を追求することが可能である。
また、本発明によれば商品に関する情報である商品情報を処理する商品情報システムであって、商品情報に関するデータを独自に格納する独自商品情報データベースと、独自商品データベースに利用者がアクセスするための独自ユーザインターフェースを表示して、該独自ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第一商品情報処理部と、独自商品データベースに利用者がアクセスするための他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェースを表示して、該埋込型ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第二商品情報処理部と、第一商品情報処理部及び第二商品情報処理部を介して受付けられた利用者からの操作に基づいて独自商品データベースの商品データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部と、を備える、商品情報処理システムが提供される。
これにより、販売者は購入者の商品検索に応じた広告を提供することができるので、広告効果の増大が期待できる。また、独自ユーザインターフェースにくわえて埋込型ユーザインターフェースを有するため、広範な多くのウェブサイトに適用してユーザーの利便性又は規模の利益を追求することが可能である。
本発明によれば、インターネット等を用いた書籍等の通信販売において、出版社等が書籍等についての情報を入力する労力を軽減し、適切な配本注文を行うことができるほか、出版社等及び書店等の宣伝効果の向上が期待される。また、独自ユーザインターフェースにくわえて埋込型ユーザインターフェースを有するため、広範な多くのウェブサイトに適用してユーザーの利便性又は規模の利益を追求することが可能である。
本実施形態におけるシステムの全体構成を表す図である。 本実施形態における外部ネットワークに接続された複数の取次会社のデータベースの構成を表す図である。 本実施形態におけるデータベース制御部の内部構成を表す図である。 出版社端末におけるメニューインターフェースを表す図である。 出版社端末における新刊登録入力インターフェースを表す図である。 独自の書籍情報データベースの構成を表す図である。 読者端末における書籍検索インターフェースを表す図である。 出版社端末における重版情報入力書籍検索インターフェースを表す図である。 出版社端末における重版情報入力書籍検索結果インターフェースを表す図である。 出版社端末における重版情報入力インターフェースを表す図である。 出版社端末における重版情報反映インターフェースを表す図である。 出版社端末における追加情報の入力インターフェースを表す図である。 出版社端末における在庫情報入力書籍検索インターフェースを表す図である。 出版社端末における在庫情報入力書籍検索結果インターフェースを表す図である。 出版社端末における在庫情報入力インターフェースを表す図である。 書店端末におけるメニューインターフェースを表す図である。 書店端末の配本注文書籍検索インターフェースを表す図である。 出版社端末における配本注文書籍検索結果インターフェースを表す図である。 本実施形態におけるシステムの外部データベースと接続した場合の広域ネットワークの構成を表す図である。 本実施形態における外部データベース制御部の内部構成を表す図である。 本実施形態における外部データベースの構成を表す図である。 本実施形態におけるシステムの外部データベースと接続した場合のビジネスモデルを表す図である。 本実施形態における電子書籍対応部の内部構成を表す図である。
〈基本的な構成〉
図1は本実施形態におけるシステムの構成を表すものである。
本実施形態のシステムは、書籍に関する情報である書籍情報を処理する書籍情報処理システムであって、書籍情報に関するデータを独自に格納する独自書籍情報データベース140を備える。また、このシステムは、独自書籍データベース140に利用者がアクセスするための独自ユーザインターフェースを表示して、該独自ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第一書籍情報処理部40を備える。
また、このシステムは、独自書籍データベース140に利用者がアクセスするための他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェースを表示して、該埋込型ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第二書籍情報処理部80を備える。また、このシステムは、第一書籍情報処理部40及び第二書籍情報処理部80を介して受付けられた利用者からの操作に基づいて独自書籍データベース140の書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部130を備える。
また、このシステムは、出版社端末10、書店端末20、読者端末30とネットワーク160a、160b、160cを介して接続されており、出版社、書店、読者が各自の利用端末から入力又は送信された情報を第一書籍情報処理部40及び第二書籍情報処理部80を介して受け付けることができる。また、このシステムは、外部ネットワーク150とネットワーク160dを介して接続されており、外部の書籍関連データベースと接続して独自の書籍情報データベース140には格納されていない種々の情報を活用可能である。
また、このシステムでは、ブックメール倶楽部のウェブサイトに対応する第一書籍情報処理部40内に出版社端末10、書店端末20、読者端末30に対して最適化されたそれぞれのユーザインターフェースに対応する第一出版社情報処理部50、第一書店情報処理部60、第一読者情報処理部70が設けられており、これらを介して入力又は送信された情報を取得して中央書籍情報処理部100のデータベース制御部130に送ることができる。
また、このシステムでは、ブックメール倶楽部の機能をウィジェットなどの形式で他社のウェブサイトに埋め込んだものに対応する第二書籍情報処理部80内に出版社端末10、書店端末20、読者端末30に対して最適化されたそれぞれのユーザインターフェースに対応する第二出版社情報処理部50、第二書店情報処理部60、第二読者情報処理部70が設けられており、これらを介して入力又は送信された情報を取得して中央書籍情報処理部100のデータベース制御部130に送ることができる。
本実施形態のシステムは、上記のように利用者からの操作に基づいて独自書籍データベース140の書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部130を備えるため、書籍情報の入力を行う労力を省略することができ、また、一度入力された書籍情報を有効に活用することができる。また、本実施形態のシステムは、独自ユーザインターフェースに関する第一書籍情報処理部40にくわえて埋込型ユーザインターフェースに関する第二書籍情報処理部80を有するため、広範な多くのウェブサイトに適用してユーザーの利便性又は規模の利益を追求することが可能である。
図2は、本実施形態における外部ネットワーク150に接続された複数の取次会社のデータベースの構成を表す図である。このシステムでは、中央情報処理部100がネットワーク160dを介して取次A社情報処理部200及び取次B社情報処理部300に接続している。そして、取次A社情報処理部200には、取次A社のデータベース240及び取次A社のデータベース230が設けられている。一方、取次B社情報処理部300には、取次B社のデータベース340及び取次B社のデータベース330が設けられている。そのため、このシステムを用いれば、ブックメール倶楽部に新刊情報等の登録を行うだけで、複数の事なる取次会社に情報を送信することが可能になる。
このように、本実施形態のシステムでは、あらかじめこのシステムの利用者として登録されている出版社A、出版社Bなどの複数の出版社が、新規発売する商品データおよびその修正データを中央書籍情報処理部100のデータベース制御部130に送って独自の書籍情報データベース140に登録する。すると、この独自の書籍情報データベース140に登録された新刊書籍のデータおよびその修正データは、特殊形式データ変換部510によって各取次会社の要求するフォーマットA、フォーマットBに変換された上で、取次A社のデータベース230、取次B社のデータベース340にまとめて一度に送信される。その結果、これらの送信データが、取次A社のデータベース230、取次B社のデータベース340の要求するデータ形式およびデータ内容に適合していなければ、エラーメッセージが返信される。一方、これらの送信データが、取次A社のデータベース230、取次B社のデータベース340の要求するデータ形式およびデータ内容に適合していれば、それらの送信データはデータベースの内容に反映される。
このように、本実施形態のシステムでは、新規発売する新刊書籍データおよびその修正データを、複数の規格の異なる取次データベースにまとめて反映することができる。そのため、出版社等が新刊書籍データを複数の取次店に登録する労力および既刊の書籍情報を修正する労力を軽減することができる。
図3は、本実施形態におけるデータベース制御部130の内部構成を表す図である。このデータベース制御部130には、出版社、書店、読者が各自の利用端末から入力又は送信された情報を第一書籍情報処理部40及び第二書籍情報処理部80を介して受け付け入力情報処理部400が設けられている。この入力情報処理部400を介して入力されたログイン情報は、ログイン部420に送信される。ログイン部420は、ログイン情報の入力を受けるとログイン記録との照合を行う。
出版社からのログインを例に説明すると、照合が行われた結果入力されたログイン情報が登録されたログイン記録と一致するときには、出版社メニューが出版社端末10に送信され、各種の入力される情報の一覧を表すインターフェースである出版社メニューインターフェース11が表示される。出版社メニューインターフェース11については図4に表されている。照合が行われた結果、入力されたログイン情報がログイン記録と異なるときは、不正なログイン情報であるとしてログイン拒否インターフェース情報が出版社端末10に送信され、出版社端末10においてログイン拒否インターフェースが表示される。
出版社端末10における出版社メニューインターフェース11において新刊登録が選択されると、新刊登録入力インターフェース12が出版社端末10の表示インターフェースに表示され、新規登録される書籍情報の入力が可能になる。新刊登録入力インターフェース12は図5に表されている。
入力される書籍情報とは、ISBNコード、Cコード、タイトル、シリーズ名、著者名、紹介文、版型、ページ数、発行部数、商品画像、内容のPDFまたはテキストファイル、発売日、書籍の内容の特徴を表すキーワード、在庫状況、ジャンル、書籍データ送信先等である。このようにして入力された書籍情報は、書籍情報処理部430によって独自書籍データベース140の書籍データに反映される。この書籍データの反映の形としては、書籍データの新規作成、抽出、更新又は削除などの形が有りうる。これらのうち抽出、更新、削除については、まず検索部410によって既存の書籍データを独自書籍データベース140から検索した上で行われる。
ここで、上記の紹介文とは、その書籍の紹介を述べる文章である。キーワードとは書籍の特徴を表す1ないし複数の単語であるが、このキーワードの存在により、書籍の検索を容易かつ適切に行うことができる。また、書籍データ送信先とは、書籍情報を出版社端末10より送付する特定の書店等の情報端末を指す。送信データ先を書籍情報に含めることにより、予め登録された書店、出版販売会社、図書館、出版関連団体等やについて出版社端末10により指定が行われ、新刊登録入力インターフェース12において入力された書籍情報が送信される。これにより、書籍情報を改めて各書店等に送付する手間を省略することができる。また、マスコミへのプレスリリースに代えて利用することもできる。
このような書籍情報を出版社端末10より行うことにより、出版社であれば書籍の発売前に書籍の外観のみならずその内容まで知ることができるので、書籍情報をいち早く入力できる、という利点がある。また、出版社という書籍の専門家が書籍情報の入力を行うため、情報の内容をより正確で細かいものとすることができる。
指定された書店等に対して書籍情報の送信が行われる方法としては、第1に添付メールで送信される方法、第2にFTPによってデータを送信される方法、第3に、CSV等特定の形式で作成された書籍情報がWEB等にログインされ、CSV等特定の形式の書籍情報が入力される方法等が考えられる。第1の方法では添付メールという簡易な方法での送信を行うことができるという効果がある。第2の方法では、ファイル自体を送信でき、かつFTPは情報端末間の送受信方法として汎用性が高い、という効果がある。第3の方法では送信先のWEB等へ改めて情報を入力する手間を大幅に省略できる効果がある。
さらに、書籍情報には特定の書籍を基本書とする、という基本書情報が含まれる。これは予め専門家等の意見を参照して特定の書籍を基本書と設定するものである。基本書情報が入力されることにより、基本書情報を閲覧した書店の店員が各書店においていかなる書籍を入荷させておくべきか、という書籍の品揃えの考慮における参考とできる。また、特定の専門分野について学業、研究を行おうとする者にとっては、書籍の購入、閲覧にあたっての指針とすることができる。
また、発売日の延期やタイトルの変更等が生じ、保存された書籍情報について変更の必要が書籍情報入力後に生じた場合には、書籍情報の変更補充をするための情報である補充書籍情報の入力を出版社端末10を通じて行うことができる。補充書籍情報は入力情報処理部400において受信され、入力情報処理部400から補充書籍情報が検索部410へ送信される。検索部410は補充される書籍情報に対応する書籍情報を独自書籍データベース140から呼出し、これらの照合を行う。照合が行われた結果、呼出された書籍情報が適切なものであった場合には、適切な補充書籍情報の内容は保存されている書籍情報の内容と置き換えられ、補充書籍情報の内容が書籍情報の内容の一部になる。一方、ISBNが存在しないものであったり、該当するタイトルが存在しない場合等、補充書籍情報が不正なものであった場合には書籍情報の補充拒否のインターフェースの情報が出版社端末10に送信され、書籍情報の補充拒否のインターフェースが表示される。
一方、読者端末30では書籍情報が入力された書籍の検索が行われる。読者端末30は書籍を購入しようとする者、書籍の情報を閲覧しようとする者等が利用する情報端末である。読者端末30より第1書籍情報処理部40の第1読者情報処理部70にアクセスが行われると、第1読者情報処理部70から書籍検索インターフェースの情報が送信され、読者端末30に書籍検索インターフェース31が表示される。
読者端末30に書籍検索インターフェース31が表示されると、書籍検索情報の入力が可能になる。書籍検索インターフェース31は図7に表されている。入力される書籍検索情報とは、出版社、タイトル、キーワード、ISBN、ジャンル等である。これらのうち一以上に語句が入力されることにより、検索が開始される。
読者端末30において入力された書籍検索情報は第1読者情報処理部70を介して中央情報処理部100のデータベース制御部に送信され、独自の書籍情報データベース140における書籍情報を検索するために書籍検索情報から単語を切り出したり、類語を抽出したりする等の処理が検索部410にて行われる。
書籍情報のうち特にタイトル、紹介文、ジャンル、キーワードに含まれる語句等を基に、検索条件に該当する候補と考えられる情報である検索情報が検索部410によって独自の書籍情報データベース140より呼出され、第1読者情報処理部70に送信される。検索情報は第1読者情報処理部70に送信されて検索情報を適切な順序に並べる等の処理が行われ読者端末に送信される。読者端末30において表示インターフェース等に適切な検索情報が書籍検索情報に合致すると考えられる可能性の高い順に表示される。検索情報は書籍の検索結果についての情報であり、少なくとも書籍情報の一部が含まれる。読者は読者端末30における検索結果の表示をもとに書籍の購入、貸出、書籍情報の閲覧を行うことができる。
また、検索情報として読者端末30において表示される情報について、例えば第1書籍情報処理部40においてASP(Application Service Provider)またはSaaS(Software as a Service)方式を用いて検索結果情報を出力し、読者端末30に表示させることが考えられる。この場合には読者がサービスの提供を申し込んだ、といった一定の要件を充足する読者のみが全ての書籍情報を閲覧できるよう、読者端末30よりログインを行うことにより読者端末30において検索結果情報の表示が可能になるという構成としてもよい。これにより、書籍情報の閲覧を行うことができる者を特定の者に制限できるので、出版社としては閲覧者に課金を行うこと等により、出版社自身が保有する書籍情報の価値を保ちつつ、有効に活用することができる。
図6は独自の書籍情報データベース140の構造を表す図である。独自の書籍情報データベース140における構造の一例を示す。独自の書籍情報データベース140には書籍情報をはじめとする情報が保存されている。例えば書籍検索情報101a、101bが入力された場合、書籍検索情報と一致する文言もしくは類語に該当する文言に該当する書籍情報が抽出される。また、タイトル、出版社等主要な情報が完全一致する場合には、検索結果を処理する場合に、書籍検索情報に対する一致度が高く、キーワード等他の書籍情報が一致する場合より優先されるとする構成であってもよい。
また、読者端末30からは、第1書籍情報処理部40と異なる第2書籍情報処理部80に対しても検索情報の入力が行われ、書籍の検索が行われる。第2書籍情報処理部80は書籍を購入するためのサイトであってもよいが、それ以外のもの、例えば図書館、出版社関連団体、出版社等が提供するインターネットのサイトであってもよい。第2書籍情報処理部80の構成は、第2書籍情報処理部がブックメール倶楽部のような独自サイトではなく他社サイトへ埋め込まれたウィジェットなどの構成である点を除き上記と同様である。
従来は1つのデータベースに保存された情報については、1つの通信処理部のみしか利用できないので、別の通信処理部に端末がアクセスする場合には、予め出版社端末等から改めて書籍情報等を入力しておく必要があった。しかし本実施形態によれば、出版社が書籍情報を改めて出版社端末10より入力し、その書籍情報が第2書籍情報処理部80に送信されるという手順を経ることなく、第1書籍情報処理部40に一度送信された書籍情報をそのまま利用できるので、書籍情報の入力のための手順を省略することができる。また、書籍販売用のサイトのために入力された書籍情報を図書館のサイトで利用できる、といったように一度入力された書籍情報を複数の処理部において有効に活用することができる。
また、例えば図書館のサイト等で書籍情報を利用しようとする場合には、価格などの情報は不要である。このような場合を考慮して、第1書籍情報処理部40及び第2書籍情報処理部80で送受信され処理される書籍情報は、書籍情報の一部のみを利用する構成とするこもできる。
また、一度読者端末30より入力された書籍検索情報は、独自の書籍情報データベース140または読者端末30において保存されるような構成としてもよい。これにより、書籍情報が出版社端末10に入力された場合に、読者端末30では、保存された書籍検索情報に一致すると考えられる書籍情報について、再度書籍検索情報を入力することなく、第1書籍情報処理部40にアクセスを行えば読者端末30に書籍情報の全部またはタイトルリストなど一部の情報が表示される構成とすることができる。特に書籍検索情報に該当すると考えられる新着の書籍情報については、出版社端末10より入力された後に随時取得できるような構成とすることもできる。
〈重版情報の入力〉
本実施の形態は、出版社端末10より重版情報が入力される構成をさらに備えても良い。重版情報とは一度出版した書籍を、同じ版を用いて刊行することである重版を出版社が行ったことについての情報である。出版社端末10においては、登録情報の重版情報について参照、新規登録、削除等をすることができる。
出版社端末10より、上述のようにログインが行われると出版社端末10において出版社メニューインターフェース11が表示される。出版社メニューインターフェース11において重版情報を選択すると、選択情報がインターネット及び第1書籍情報処理部40を介して独自の書籍情報データベース140に送信される。
重版情報の入力が行われる書籍の検索が行われるインターフェースについての情報である重版情報を入力するための書籍検索インターフェース情報は、第1書籍情報処理部40を介して出版社端末10に送信される。出版社端末10には、重版情報が入力される書籍を検索するための情報である重版情報入力書籍検索情報の入力が行なわれるインターフェースである、重版情報入力書籍検索インターフェース13aが表示される。重版情報入力書籍検索インターフェース13aは図8に表される。重版情報入力書籍検索インターフェース13aにおいて入力される情報である重版情報入力書籍検索情報は、書籍の名称及びその発売日、ISBN、説明文等である。重版情報を入力するための書籍検索の情報が入力されると、その情報は重版情報処理部440において検索のための単語の切り分け、類語の抽出等の処理が行われ、データベース制御部130に送信される。データベース制御部130では送信された情報に基づき独自の書籍情報データベース140から書籍情報が呼出される。検索された書籍情報は重は重版情報入力書籍検索結果処理部530fにおいて並び替え等の結果処理が行われ、重版情報が入力される書籍についての検索結果を表すインターフェースである重版情報の入力をするための書籍検索結果のインターフェース情報が重版情報処理部440及び第1出版社情報処理部50を介して出版社端末10に送信され、重版情報を入力するための書籍検索結果のインターフェース13bが表示される。重版情報を入力するための書籍検索結果のインターフェース13bは図9に表されている。続いて出版社端末10に重版情報を入力するための書籍検索結果のインターフェース13bが表示される。重版情報を入力するための書籍検索結果のインターフェース13bと重版情報入力インターフェース13aは同一のインターフェース上に表示されていてもよい。
以上の手順を経て重版情報入力インターフェース13cにおいて、重版される日付及び刷数の入力が行われる。重版情報入力インターフェース13cは図10に表されている。また、その他にも新版、改訂版、文庫版等の情報が重版情報として入力される。入力された重版情報は重版情報反映インターフェース13dにおいて反映が確認される。重版情報反映インターフェース13dは図11に表されている。
出版社端末10において入力された重版情報は、第1出版社情報処理部50を介して重版情報処理部440に送信される。この重版情報は、さらに重版情報処理部440からデータベース制御部130に送信される。データベース制御部130では重版情報について、書籍情報が適切か不適切かが確認され、例えば既に登録済の重版情報と重複していたり、既に登録されていた重版情報より少ない重版回数が重版情報として入力される等、の場合は不適切な場合とされる。
受信された重版確認情報は、重版情報処理部440において、重版情報が適切か不適切かが判断され、適切である場合には、書籍情報と重版情報を互いに関連付けて独自書籍データベース140の書籍データを更新する。そして、記憶部100において保存されたことを表す重版情報送信確認インターフェース表示情報が、第1出版社情報処理部50を介して出版社端末10に送信される。一方、不適切である場合には独自書籍データベース140において保存されないことを表す重版情報を更新することを拒否するインターフェースの情報が、第1出版社情報処理部50を介して出版社端末10に送信される。
また、本実施の形態においては、読者端末30における書籍検索の検索結果情報として書籍情報とともに重版情報が送信され、書籍検索結果表示インターフェースに書籍情報とともに重版情報が表示される。追加情報が入力される仕組みは送受信及び処理される情報の内容が書籍情報ではなく重版情報である点を除き上記と同様である。
従来は一度品切れになった書籍についての重版情報を、書店、出版販売会社に一括して伝達する方法がなかったために、読者にもその情報が伝わりにくく、重版後の書籍について改めて購入、注文などを適切に行うことができない場合があった。しかし、本実施の形態においては、重版が行われた書籍は、既に入力され、保存されている書籍情報にかかる書籍と同一の書籍であるとして独自書籍データベース140に保存される。また、重版情報が入力された書籍についての書籍情報が書店等へ一括して情報伝達され、かつ、検索の対象となるので、重版が行われた書籍の購入、注文等を容易に行うことができる。
また、読者端末30において書籍情報が検索され、重版情報が表示されると、書籍が何度重版を行われているかが読者端末30の利用者に認識できるようになる。そして、出版社端末10または第1出版社情報処理部50においては、予め一定の重版回数を設定し、その回数以上の重版が行われた書籍についてロングセラー書籍情報処理部450においてロングセラー書籍と認定され、読者端末30において書籍検索がされるにあたり、ロングセラー書籍であることを表すロングセラー情報が送信され、読者端末30に表示されるような構成としてもよい。なお、ロングセラー書籍と認定されるにあたっては、重版の回数のほか、改訂版や文庫版等の書籍が出版された回数、出版年月日、売上部数等の情報を考慮して設定を行うこともできる。このロングセラー書籍の設定がされることにより、特定の分野において専門的な勉強や研究を行う者にとっては、ロングセラー書籍として該当する書籍を、購入、閲覧するべき書籍の参考とすることができる。また、書店としては、特定の分野の書籍を書店に入荷させるに当たっての参考とすることができ、書店の店員はロングセラー書籍についての表示を参照して、書籍の配本注文の指針とすることができる。
〈追加情報の入力〉
本実施の形態においては、出版社端末10において、書籍情報とともにまたは書籍情報の入力後に追加情報が入力されても良い。ここで追加情報とは、例えば書籍についての説明文、目次、著者略歴、著者からのコメント、編集者からのコメント、書店向けメッセージ、書店向け添付ファイル、書店販売用広告情報等である。
そして、出版社端末10では、出版社端末メニューインターフェース11において追加情報入力が選択されると、追加情報処理分460によって出版社端末10に追加書籍情報入力インターフェース14が表示され、追加書籍情報の入力が可能になる。追加書籍情報入力インターフェース14は図12に表されている。追加情報が入力される仕組みは送受信及び処理される情報の内容が重版情報ではなく追加情報である点を除き上記と同様である。
読者端末30より、第1読者情報処理部70又は第2読者情報処理部90を介して追加情報処理部460に検索情報が送信されることにより、書籍情報の検索が行われる。また、書籍検索の結果を表す検索結果情報は、書籍情報とともに追加情報が送信され、読者端末30に表示される書籍検索結果表示インターフェースにおいて書籍情報とともに追加情報が表示される。追加情報についての第1出版社処理部50において行われる処理は、送受信及び処理される情報の内容を除き同様である。
また、追加情報については、読者端末30で検索を行った場合には閲覧することができず、書店端末20が、読者端末30と同様の構成で書籍の検索を行った場合にのみ閲覧することができる構成とすることができる。このような利用者の種類によるログイン権限の違いはログイン部420で認識されたログインした利用者の違いに基づいて異なり、ログイン部420が閲覧可能な情報を制御している。書店端末20は書店の店員等が利用する情報端末である。この書店端末20より追加情報を閲覧することができる構成とすることにより、書店端末20は書店における店舗内の広告についての情報を取得、閲覧することができる一方、一般の読者端末30は広告情報を取得、閲覧することができない。したがって広告情報に基づいて作成された店舗内での広告が店舗を訪れた者にとって新規なものであるという印象を与え、店舗内の広告効果を増進させることができる。
また、書店の仕入れ担当者に対して書籍情報に加えて追加情報が検索結果として表示されることにより、単に書籍情報のみが入力された場合よりもより大きな宣伝効果が見込まれる。また、宣伝広告の設定の仕方によっては、一般の読者端末30からも広告情報を取得、閲覧することができるように設定することも可能である。このようにすれば、一時的に特定の著者についての書籍の販売を促進する効果や、書籍を原作とする映画やテレビドラマ等の公開時期と連動して追加情報を読者端末30または書店端末20より閲覧できることにより、広告宣伝が相乗効果として現れることが期待される。また、書店に対してメッセージや添付ファイルを入力することにより、書店端末30を利用する書店の店員が、添付された広告用のチラシ、POPを利用したり、書店に対してのメッセージを書店が独自で作成するPOPやポスター等に利用し、宣伝効果を向上させる効果がある。
〈在庫情報、配本注文情報の入力〉
この実施の形態においては、出版社端末10において入力された書籍の在庫情報を書店端末20において閲覧でき、その在庫情報に基づいて書籍の注文配本を行うことができるようにしても良い。この実施の形態においても上記と同様に書籍情報が出版社端末10より入力される。そして、出版社端末10では、出版社端末メニューインターフェース11において在庫情報入力が選択されると、在庫情報処理部470によって出版社端末10に在庫書籍情報入力書籍検索インターフェース15aが表示され、在庫情報の入力が行われる書籍の検索を行うための情報である在庫情報入力書籍検索情報の入力が可能になる。在庫書籍情報入力書籍検索インターフェース15aは図13に表されている。
在庫書籍情報入力書籍検索インターフェース15aにおいて在庫書籍情報入力書籍検索情報が入力され、検索が行われると、在庫情報処理部470によって在庫情報入力書籍の検索結果を表すインターフェースである在庫情報入力書籍検索結果インターフェース15bが表示される。在庫情報入力書籍検索結果インターフェース15bは図14に表されている。在庫情報入力書籍検索結果インターフェース15bにおいて特定の書籍を選択した場合、在庫情報処理部470によって在庫情報入力インターフェース15cが表示される。在庫情報入力インターフェース15cは図15に表されている。ここでは在庫状況を変更することができ、例えば絶版、品切、注文不可、重版中、在庫僅少、空欄のいずれかとすることができる。ここで、空欄であれば書店端末20より配本注文が可能となるが、それ以外の絶版、品切、注文不可、重版中、在庫僅少である場合には、在庫情報処理部470によって配本注文が一定の条件で制限を行うことが可能になる。制限とは、一定数の配本注文のみしか受け付けない、配本注文を一切受け付けない、等のことをいう。在庫情報が入力される手順は、重版情報が入力される仕組みと、送受信及び処理される情報の内容を除き、同様の構成である。
ここで、書店端末20から情報入力が行われるにあたり、特定の書店のみが入力できるように書店端末20にログインするためのID番号及びパスワード等のログイン情報が設定される。この構成について、第1書店情報処理部60における仕組みは、第1読者情報処理部50における仕組みと同様である。書店端末20におけるメニューインターフェース21より配本注文依頼が選択されると、配本注文書籍検索インターフェース22aが表示され、配本注文を行いたい書籍を検索するための情報である配本注文書籍検索情報の入力が可能になる。書店端末20におけるメニューインターフェース21は図16に表されている。入力できる情報は、出版社、タイトル、著者名、キーワード、ISBN、ジャンル等である。
配本注文書籍検索インターフェース22aにおいて配本注文書籍検索情報が入力されると、配本注文情報処理部490によって配本注文書籍検索の結果を表すインターフェースである配本注文情報検索結果インターフェース22bが表示される。配本注文書籍検索インターフェース22aは図17に表されており、配本注文情報検索結果インターフェース22bは図18に表されている。この表示に基づき、どの書籍について何部配本注文を行うか、という情報である配本注文情報が入力される。この構成について述べると、配本注文書籍検索インターフェース22bにおいて配本注文書籍検索情報が、書店端末20より第1書店情報処理部60を介して、配本注文情報処理部490に受信される。配本注文情報処理部490によって必要な処理が行なわれ、配本注文情報処理部490からデータベース制御部130へ送信される。データベース制御部130は、独自の書籍情報データベース140より配本注文書籍検索情報に該当すると考えられる書籍の書籍情報である配本注文書籍検索候補情報を抽出して、配本注文情報処理部490に送信する。配本注文書籍検索情報と配本注文書籍検索候補情報とは配本注文情報処理部490において照合が行われる。照合の結果により、配本注文情報処理部490によって書店端末20に配本注文書籍検索結果表示インターフェース22bが表示される。照合の結果、不正な情報であることが確認された場合には、配本注文情報処理部490より配本注文情報送信拒否インターフェース情報が送信され、書店端末20において配本注文情報送信拒否インターフェースが表示される。一方、照合がうまくいって配本注文書籍検索結果表示インターフェース22bが表示されると、書店端末20より、書籍の配本注文を行う配本注文情報の入力が可能になる。書店端末20より配本注文情報が入力されると、第1書店情報処理部70を介して配本注文情報処理部490に配本注文情報が送信される。
配本注文情報は配本注文情報処理部490よりデータベース制御部130を介して独自の書籍情報データベース140に送信されて保存される。独自の書籍情報データベース140に保存された配本注文情報に対応する書籍の書籍情報が配本注文情報処理部490に送信される。適正な情報受信部が入力された場合には配本注文情報処理部490より配本注文情報送信確認インターフェース情報が送信され、書店端末20において配本注文情報送信確認インターフェースが表示される。また、配本注文が行われたことについての情報が出版社端末10へも送信される。
本実施の形態により、書店端末20を利用する書店の店員が、書籍の在庫状況を確認した上で、配本注文を行うことができる。
また、出版社が在庫情報をオンラインで登録する方法として、出版VANを利用する方法のほか、EDI方式またはWEB−EDI方式を採用した新出版ネットワークを利用することもでき、既存のシステムを有効に利用することができる。
また、予め、書店の住所、電話番号等の書店情報が書店端末20より第1書店端末処理部60へ送信され、第1書店端末処理部60より書店情報処理部480を介してデータベース制御部130によって独自の書籍情報データベース140に保存される。そのため、読者が自宅の近くの書店に目当ての書籍が置かれているか知りたい時には、読者端末30では書籍検索結果情報を受信するにあたり、書籍情報、在庫情報とともに書店情報の受信が行われる。これにより、読者端末30においては検索された書籍の書籍情報とともに自宅の近くの書店についての書店情報が表示され、読者は検索された書籍が置かれている書店を知ることができる。また書店にとっても書店情報の表示により、その書籍の購入希望者の来店を促進させ、自己の書店における書籍の売上の向上につなげることができる。
また、本実施の形態では、出版社端末10において基本書情報及び重版情報の入力が可能となっている。そして、書店端末20において書籍検索が行われた場合、書籍情報とともに重版情報が閲覧可能となっている。ここで、従来の書店が配本注文を行う手段としては、POSシステムのみを利用し、商品が購入されたときに記録されるその書籍の購入履歴に基づき、その購入された書籍を再度注文する手段が考えられる。しかし、このような配本注文方法では、書籍のジャンルや内容のほか、どういった書籍が特定分野での基本的書籍であるのか、重版されているのか、という情報を書店の店員が把握することなく、注文配本が行われる。一方で、本実施の形態では、書籍を配本注文するにあたり、様々な書籍情報を閲覧することができるので、書店の店員の能力を向上させることができる。
また、従来のようにPOSシステムのみを利用した場合、万引き等レジで正規に購入せずに書店から書籍が欠けた場合や、POSシステムで配本注文を行おうとしたが一時的に在庫が欠けており、配本注文が行われなかった場合等にはPOSシステムでは注文が行われず、書店の品揃えが欠けるという問題が生じる。しかし、本実施の形態においては書店端末20より、配本注文を行う書籍を検索した上で配本注文を行うことができるので、POSシステムの情報にとらわれることなく、必要に応じて配本注文をすることができる。
また、POSシステムと本実施の形態を連動させ、POSシステムに基づき注文配本を行いつつ、本実施の形態に基づき、第1書店情報処理部50において、書店端末20より配本注文情報を受信することにより配本注文を行うことができるよう、POSシステムと本実施の形態との関連付けを行うこともできる。これにより、POSシステムを利用する場合における書籍の配本注文の簡便性を有しつつ、POSシステムのみを利用する場合の上記の弊害も解消することができる。
〈広告情報の入力〉
本実施の形態は書籍の検索、注文に関するものであってもよいが、書籍にとどまらず、広く、CD、DVD、ゲームソフト、衣料品、自動車、保険、住宅ローン、不動産等の各種商品についての通信販売を多岐にわたって行うシステムであっても良い。
本実施の形態においては、販売者端末において商品等を含む商品情報が販売者によって入力される。また、広告情報の入力をすることができ、商品の検索結果表示時に検索された商品に応じた広告情報が表示される点を特徴とする。
本実施の形態では、出版社端末10は、書籍のみならず多岐にわたる商品を販売する販売者が利用する情報端末であるってもよい。出版社端末10は商品情報の入力が可能であり、入力される商品情報は、型番、商品名、作者名、売上部数(個数)、商品画像、内容のPDFまたはテキストファイル、発売日、商品の内容の特徴を表すキーワード、在庫状況、ジャンル、商品データ送付先、等である。
また、書店端末20は、書籍のみならず多岐にわたる商品を販売する小売店が利用する端末であってもよい。書店端末20において商品検索インターフェースが表示されると、商品検索インターフェースにおいて商品検索情報が入力されるようにすることができる。入力される商品検索情報としては、販売者、商品名、キーワード、ジャンル等である。
商品情報を入力する仕組みは、書籍の場合とは送受信及び処理を行う情報の内容が異なる点を除き、処世の場合とと同様の構成で行われる。入力される商品情報は、型番、商品名、著者名、売上部数(個数)、商品画像、内容のPDFまたはテキストファイル、発売日、商品の内容の特徴を表すキーワード、在庫状況、ジャンル、商品データ送付先、等である。
本実施の形態においては、商品情報の入力とともに、または商品情報入力後に、販売者端末より広告情報が入力される。広告情報とは、商品等の広告についての情報である。この広告情報は独自の商品情報データベースに保存されている商品情報の全部または一部を広告情報として用いてもよいし、バナー広告画像等商品情報とは異なる情報であってもよい。広告情報の入力の仕組みは、広告情報処理部500によって送受信及び処理がされる情報の内容が重版情報等ではなく広告情報である点を除き、上記の重版情報等の入力の仕組みと同様である。
この構成によれば、販売者は広告情報を入力するにあたり、特定の商品と関連性の強い広告情報の入力が可能になる。例えば検索された商品情報がテーブルについてのものであった場合に椅子の広告情報を表示させたり、商品情報がSF映画のDVDについてのものであった場合に近日発売されるSF映画のDVDの広告情報を表示させる、といったことが可能である。ここで、商品情報にかかる商品と広告情報にかかる商品との関連性が強いほど、表示されたときの広告効果が高いものになると考えられる。
また、広告情報については上記と異なる構成が考えられる。広告情報として、商品情報と同様に、型番、商品名、著者名、売上部数(個数)、商品画像、内容のPDFまたはテキストファイル、発売日、商品の内容の特徴を表すキーワード、在庫状況、ジャンル、商品データ送付先、等が入力される。また、広告情報の表示時期など商品情報とは異なる情報が入力されてもよい。かかる広告情報は出版社端末20より入力され、広告情報処理部500を介してデータベース制御部130によって独自の書籍情報データベース140に保存される。
その結果、読者端末20より商品検索情報が入力されると、商品情報の検索が検索部410で行われる一方、広告情報についても、商品情報とは別個に同様の仕組みで広告情報処理部500によって広告情報の検索が行われる。すなわち、検索部410及び広告情報処理部500によって、入力された商品検索情報をもとに、商品情報の検索とともに広告情報の検索も行われる。そして、読者端末30においては検索結果として商品情報が表示されるとともに、検索された広告情報が表示される。
この構成によれば、商品情報と広告情報は別個に検索されるが、同じ検索情報に基づいて検索が行われるので、結局商品情報と広告情報は強い関連性を持つことになる。また、販売者であればその商品の内容を細かい点まで理解しているので、特に発売前の商品についても商品の内容を踏まえて販売者端末16より広告情報が入力されるので、より商品の実情に即した形で広告効果を高めることができる。
また、読者端末30によって入力された商品検索情報に基づき広告情報が表示されるので、販売者としては検索の条件を適切に設定することで、特定の広告を表示させ易くするようにすることもできる。これにより発売前の商品についての広告であったり、検索された時間、季節に応じた商品の広告であったりといった、販売者の望む形での広告の効果を高めることができる。一方、購入者は商品検索以外の手順を行わないので、広告情報の表示までの過程において労力を要したり、不快感を覚えることがない。
また、本実施の形態はさらに、その分野における専門家が推薦する商品を定番商品として表示される構成とすることもできる。また一定数の売上を一定期間達成している商品をロングセラー商品として表示される構成とすることもできる。
また、既に上述したように出版社端末10より商品の在庫情報が入力され、書店端末20より在庫情報に応じて注文を行うような構成としてもよいし、その際に、読者端末30において商品検索が行われた場合には小売店の住所、電話番号などの小売店情報が商品検索結果とともに表示されるようにしてもよい。
〈外部データベースとの連携〉
図19は、本実施形態におけるシステムの外部データベースと接続した場合の広域ネットワークの構成を表す図である。このように、本実施形態の籍情報処理システムは、該書籍情報処理システムの外部に設けられている正規化された書籍情報を格納している外部データベース180に接続されていてもよい。そして、独自データベース制御部130が、独自書籍データベース140の書籍データを正規化して外部データベース制御部190を介して外部データベース180に出力するための正規化部515を有していてもよい。
図20は、本実施形態における外部データベース制御部190の内部構成を表す図である。外部データベース制御部190には、出版社別正規化情報入力部570が設けられており、ONIX形式などの正規化された書籍データベースを構築している大手出版社は、この出版社別正規化情報入力部570を用いてONIX形式などの正規化された書籍データベースのファイルを外部データベース制御部190にFTPなどの形で直接アップロードする。また、書籍情報と一緒に書籍情報に関連付けられた画像情報もJPEGなどの形式でアップロードされてもよい。
このようにして出版社別正規化情報入力部570を介して入力された正規化情報は、そのまま外部データベース180に保存されることになる。なお、書籍情報と一緒に書籍情報に関連付けられた画像情報については書籍情報との関連付けを維持したまま外部データベース180に保存されることになる。図21は、本実施形態における外部データベース180の構成を表す図である。このように、外部データベース180には、ONIX形式などの正規化された書籍データベース600及びJPEGなどの形式の画像ファイルのデータベース610が格納されている。これら2つのデータベースは互いにISBNなどの識別コードを用いて関連付けられている。
また、ONIX形式などの正規化された書籍データベースを構築していない中小出版社は、ブックメール倶楽部などの外部支援サービスの出版社端末を通して、ブックメール倶楽部などの外部支援サービスの正規化部515を用いて非正規化書籍データをONIX形式などの正規化された書籍データに変換した上で間接的に書籍情報を入力しても良い。なお、ブックメール倶楽部などの外部支援サービスを用いる場合にも、書籍情報と一緒に書籍情報に関連付けられた画像情報もJPEGなどの形式でアップロードされてもよい。
また、ONIX形式などの正規化された書籍データベースを構築していない中小出版社は、ブックメール倶楽部などの外部支援サービスの正規化部515を用いずに、この外部データベース制御部190に設けられた入力支援システムなどの形の非正規化情報入力部580を介して直接商品ごとに入力支援システムの入力フォームを介して書籍情報を入力しても良い。あるいは、入力フォームを通して直接入力せずにCSVファイルをアップロードする形で非正規化情報入力部580を介してまとめて書籍情報を入力しても良い。なお、いずれの場合にも、ログイン部590によるログイン制御が行われる。また、いずれの場合にも、書籍情報と一緒に書籍情報に関連付けられた画像情報もJPEGなどの形式でアップロードされてもよい。
このようにして非正規化情報入力部580を介して入力された非正規化情報は、書籍情報の正規化部530においてONIX形式などに正規化された上で外部データベース180に保存されることになる。なお、いずれの場合にも、書籍情報と一緒に書籍情報に関連付けられた画像情報については特に正規化処理を行わずに、正規化後も書籍情報との関連付けを維持したまま外部データベース180に保存されることになる。
外部データベース180に格納された正規化された書籍データは、例えば1日1回又は1日2回などの所定の頻度で全書籍データまたは所定の条件を満たす書籍データがまとめて外部データべース制御部190の正規化書籍情報抽出部540によって抽出される。また、あわせて書籍情報と一緒に書籍情報に関連付けられた画像情報もJPEGなどの形式で画像情報抽出部550によって抽出されてもよい。
このようにして抽出された情報は、出力部560を介して、ONIX形式などの正規化された書籍データベースを構築している大手書店によって、ONIX形式などの正規化された書籍データベースのファイルのままでダウンロードされる。一方、ONIX形式などの正規化された書籍データベースを構築していない中小書店は、ブックメール倶楽部などの外部支援サービスの書店端末20を通して、CSV形式またはブックメール倶楽部独自の形式などに変換された書籍データベースのファイルをダウンロードする。あるいは、ONIX形式などの正規化された書籍データベースを構築していない中小書店は、ONIX形式に対応した取次会社のデータベースからCSV形式または取次会社独自の形式などに変換された書籍データベースのファイルをダウンロードする。
図22は、本実施形態におけるシステムの外部データベース180と接続した場合のビジネスモデルを表す図である。このようにすれば、現在が進められている書籍データベースのONIX形式などの正規化に対応することが困難な中小出版社、中小書店であっても、ブックメール倶楽部などの外部支援サービスを仲介役とすることによって低コストで簡便に書籍データベースのONIX形式などの正規化に対応することができる。その結果、中小出版社、中小書店に無理な投資負担を課すことなく書籍データベースのONIX形式などの正規化を進めることができ、出版業界の近代化及び伝奇書籍時代への対応を進めることができる。
〈電子書籍対応〉
図23は、本実施形態における電子書籍対応部405の内部構成を表す図である。ブックメール倶楽部は電子書籍対応を進めており、上記のブックメール倶楽部の独自書籍情報データベース140を制御するためのデータベース制御部130内に電子書籍対応部405を設けている。この電子書籍対応部405を設け、さらにブックメール倶楽部にログインする権限を有する端末として新たに編集者端末165及び著者端末170を設けることによって、電子書籍時代に著者が自己の作品を投稿して編集者による編集を受け、その編集後の品質の担保された電子書籍をブックメール倶楽部のシステムを介して出版することが可能になった。
すなわち、現在考えられている電子ブックは、著者がありCP(contents provider)が読者に直接販売する形になっているが、出版社及び流通の関与がない。しかし、コンテンツには、著者の力だけではなく、出版社の編集力、プロデュース力が必要であり、それがないものは、コンテンツの質を維持することはできない。そこで、ブックメール倶楽部は電子書籍対応を進める上で、CPの中に、出版社、編集者を取り込んだシステムの構築が必要と考え、世界で初めてCPP(contents producer & provider)システムを構築した。すなわち、この実施形態は、著者と編集、プロデュースを担当する編集者、プロデューサー、出版社、音楽会社などを結びつけるBtoBサイトであるブックメール倶楽部と実際にコンテンツを販売する商用サイトから成り立つ。
この実施形態では、独自データベース制御部130の電子書籍対応部405に、各種ログイン権限を有する利用者からの操作を受け付ける操作受付部700及びそのログイン権限に応じて公開・非公開される情報を制御する公開・非公開制御部710が設けられている。そして、この電子書籍対応部405には、著者が投稿した投稿作品に関する情報である投稿作品情報を取得した場合に投稿作品情報に基づいて独自書籍データベース140の書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する作品受付部720が設けられている。そのため、著者はブックメール倶楽部に作品を投稿するだけで多数の編集者・出版社に対して作品を投稿することができる。
また、この電子書籍対応部405には、著者が投稿した投稿作品の投稿時刻・投稿内容に関する情報のログを記録して著者の著作権を保護する著作権保護ツール800が設けられている。例えばタイムスタンプ機能などによって投稿作品の投稿時刻・投稿内容を後日簡単に立証できるようになっている。すなわち、コンテンツの盗作、剽窃の防止のために、ブックメール倶楽部への投稿の日、時間を記録・保存し、著作者の権利を守ることも可能である。そのため、著者としては自己の著作権が侵害されるおそれを抱くことなく安心して作品受付部720に投稿を行うことができる。
また、この電子書籍対応部405には、編集者からの操作に基づいて独自書籍データベース140に格納されている投稿作品情報を抽出、編集又はコメント付加する編集・コメント受付部730が設けられている。さらに、この電子書籍対応部405には、著者又は編集者の操作に基づいて投稿作品情報の出版を出版社に提案する出版提案受付部830が設けられている。そして、この電子書籍対応部405には、著者又は編集者と出版社との間での出版契約の締結を支援する出版契約締結部740が設けられている。この出版契約締結部740には各種契約パターンに応じた典型的な契約書のひながたが準備されており、著者、編集者、出版社のデータを読み込んで自動的に契約書を作成し、各自が電子的に捺印を行うようになっている。そのため、著者の投稿作品を編集者が編集した上で編集後の品質の高い作品を出版社に持ち込むことができる。
また、この電子書籍対応部405には、出版社の操作に基づいて投稿作品情報を電子書籍に変換して該電子書籍を投稿作品情報の書籍情報に関連付けて独自書籍データベース130の書籍データを更新する電子書籍変換部780が設けられている。さらに、この電子書籍対応部405には、電子書籍を電子書籍販売サイトにアップロードする電子書籍販売サイトアップロード部790が設けられている。そのため、このシステムを用いればブックメール倶楽部に作品を投稿・編集するだけで紀伊国屋ブックウェブやアマゾンなどの多数の電子書籍販売サイトに対して作品をアップロードすることができる。
もっとも、この電子書籍対応部405機能は、電子ブックだけでなく、音楽産業などにも応用可能である。現在、YouTubeなどで、多くの素人ミュージシャンが自分たちのパフォーマンスを披露しているが、このシステムは、YouTubeのように誰でもすぐに投稿したものが、ネットに表示されるのではなく、編集者、プロデューサーが集めるサイトに投稿し、その中の優れたものをさらにプロの編集者、プロデューサーが助言、校閲して、より質の高いものに高めていく。すなわち、このシステムは、一般ユーザーが見られるサイトには、クオリティー・コントロールされた質の高い作品のみを表示、販売するシステムである。
また、この電子書籍対応部405には、電子書籍の販売実績データを電子書籍販売サイトから取得して該販売実績データを電子書籍の書籍情報に関連付けて独自書籍データベースの書籍データを更新する電子書籍販売実績データ処理部795が設けられている。また、この電子書籍対応部405には、電子書籍の販売実績に照らし合わせて、該電子書籍を紙書籍として出版した場合の販売部数を予測する需要予測部750が設けられている。すなわち、出版社は、電子本と紙媒体両方を出版したときに、紙媒体の1年後の売上数を入力する事ができる。そのデータを蓄積し、当該出版社以外のデータも参考にして、電子本から紙の本を刊行するに当たり、その需要予測が自動的に生成される機能を付加する。そのため、このシステムを用いれば、リスクの少ない電子書籍からはじめて、電子ブックの市場ができた段階で、紙の媒体に移行する際に精度の高い予測が可能になる。
また、この電子書籍対応部405には、紙出版システム連動部810が設けられている。具体的には、スクの少ない電子書籍からはじめて、電子ブックの市場ができた段階で、紙の媒体に移行する際に、ブックメール倶楽部に設けられている紙書籍のシステムに電子書籍のデータを流し込むように構築すればよい。このようにすれば、再度紙書籍のためのデータを作成しなくても済むため、著者、編集者、出版社の労力及びコストを著しく低減することができる。現在、紙の本の電子化ということが進められているが、今回の発明は、全く発想が逆で、まず、リスクの少ない電子書籍からはじめて、電子ブックの市場ができた段階で、紙の媒体に移行するという、電子から紙への流れを作る。従来のシステムでは、多くの出版社では、紙の本の販売不振で、新人の作品を世に送るということが難しくなっている。そこで、このように、まず、ハードルの低い電子書籍で新人をデビューさせ、それから紙の本に移るというスタイルを確立することで、新人発掘の場となる。また、著者の側からのこのサイトのメリットは、いちいち多くの出版社に自分の作品の出版企画を持ち込まなくても、このサイトだけに持ち込めば、多くの編集者の目に触れ、出版(電子・紙双方)の可能性が高くなる。同時に編集者、出版社同士の競争原理も働く。
また、この電子書籍対応部405には、電子書籍の表紙、内部の段組、挿絵などのデザインを行う作業を支援するデザインツール760が設けられている。例えば、図形描画ソフトウェア、DTPソフトウェアなどの機能をウェブアプリケーション(ASP、SaaSなど)として提供しても良い。このようにすれば、電子書籍のデザインを専門のデザイナーに依頼しなくても済むため、著者、編集者、出版社の労力及びコストを著しく低減することができる。
また、この電子書籍対応部405には、ISBNなどの識別コードを付与するための識別番号付与部770が設けられている。例えば、ブックメール倶楽部で低廉な料金でISBN取得代行サービスを行なうようにすればよい。このようにすれば、書籍のISBNを自分で取得しなくても済むため、著者、編集者、出版社の労力及びコストを著しく低減することができる。
また、この電子書籍対応部405には、電子書籍の内容を英語、中国語などの外国語又は点字に翻訳するための外部の翻訳システムに連動するための翻訳システム連動部820が設けられている。具体的には、例えばグーグル翻訳などの無料翻訳システムと連動して無料で電子書籍の内容を翻訳して外国人が容易に内容を把握できるようにすることができる。
あるいは、有料の翻訳システムに連動して、翻訳版を出版する際の著者、編集者、出版社の労力及びコストを著しく低減するようにしてもよい。すなわち、サイトのバイリンガル化、各分野での翻訳者、ネイティブチェッカーが参加できるようにする。さらに、翻訳者、ネイティブチェッカーへの謝礼システムを作る小額の振込システムを付加してもよい。
また、この電子書籍対応部405には、電子書籍の内容を外部の書評システムにアップロードしたり、アルファブロガーと呼ばれる有名な書籍ブログ執筆者などにメールで電子書籍を送信したりする書評システム連動部850が設けられている。このようにすれば、電子書籍の内容を書評を通じて宣伝広告することができ電子書籍の販売促進を図ることができる。
同時に、この電子書籍対応部405は、上記の他社ウェブサイトに埋込み式の第2書籍情報処理部80またはアフィリエート方式を利用して、他の商用サイト、アマゾン、紀伊國屋BOOKWEB、楽天などのサイトにコンテンツの卸売りもする。決済は、各商用サイトで行い、ダウンロードは他社ウェブサイトに埋込み式のブックメール倶楽部の第2書籍情報処理部80で行うが、ダウンロードもあたかも商用サイトで行っているようにユーザーは感じる。
なお、上記の実施の形態は本発明の例示であり、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、近刊登録を主体としたブックメール倶楽部の機能を総合的書誌情報管理システムに発展させ、出版界の様々な問題点を解決することもできる。
具体的には、近刊、新刊の登録だけでなく、書誌情報の訂正、重版、改訂、新版などの書誌情報の変更、さらに在庫情報の変更なども統合して管理し、これらを取引先にいち早く知らせるシステムを構築してもよい。従来、書誌情報の訂正があっても、その内容を多くの取引先に一度に知らせることができなかったが、このようにすればブックメール倶楽部のデータ送信機能を活用し、それらのデータを送信することができる。
その際、データの訂正のあった箇所が特定できるような項目を入れて送信し、新刊登録とは区別し、メール、FTP、その他の方法にてデータを送付してもよい。すなわち、出版社が登録書誌情報には間違いがあり、その間違いに出版社が気づく前に、書協、取次が発見し、訂正する場合があるが、その様なときに、当該出版社以外がデータ修正を可能にするものである。これはWikiのように不特定多数の人がアクセスして、情報を変えていくという方式に似ているが、書誌情報に関するものであるため、出版社側が信頼しうるという会社、機関にのみID、PASSを与え、変更の権限を与える。また、変更情報は出版社にフィードバックする。
また、ブックメール倶楽部と在庫情報をEDIである新出版ネットワークとをつなぎ、出版社の在庫情報をリアルタイムで結び、出版社の在庫情報をWEB上で閲覧可能にしてもよいこの場合、新出版ネットワーク未加入の出版社、直出版社などは、自社で在庫情報をブックメール倶楽部経由で新出版ネットワークにて開示でする。上記の方法で、ブックメール倶楽部で本の検索をしたユーザーは、検索した書籍の出版社における在庫情報について知ることができるが、それ以外に、リアル書店、ネット書店のサイトで在庫情報を開示している書店について、そのデータの有無を自動的にチェックし、ブックメール倶楽部の書籍の詳細ページで表示する。また、ユーザーが郵便番号を登録しておくと、また、リアル書店で距離の近いところ順に表示することもできる。
また、品切中の書籍を重版した場合、ブックメール倶楽部にて重版登録をすると、品切れ前に当該書籍が売れていた書店などへ注意喚のために、自動的にメールで知らせるようにしてもよい。メールには、当該書籍注文のためのURLも表示、クリックすると自動的に認証し、当該書籍を出版社に注文することができる。または、自動的に認証するのではなく、ID、PASSを入力してから発注するようにする。
また、ブックメール倶楽部へ登録した新刊書籍の予約状況、発売後の売行きをそのようなデータを開示しているアマゾン、紀伊國屋書店等のサイトに自動的に取りにいき、その売上データを一覧にして表示してもよい。同時に、当該出版社のそれらのデータを蓄積して、そのデータをもとに今後の売上予測ができるようにしてもよい。
また、新聞、雑誌への書籍広告を新聞社、出版社がブックメール倶楽部サイトにその広告が出る日、広告の大きさ、場合によっては広告の版下そのものを登録することによって、事前に書店に告知するようにしてもよい。このようにして書店事前注文を受けることができるようにする。登録情報は、ブックメール倶楽部加盟の書店に、メルマガで送付、URLを表示して、これをクリックすると広告版下が表示されるようにする。このメールには、当該書籍注文のためのURLも表示されており、上記の重版本と同じような2方式どちらかによって注文が可能にする。
また、書籍広告の登録は、当該出版社だけでなく、広告代理店にも、ID、PASSを付与して、広告版下などを出版社の代わりに登録することができるようにしてもよい。また、当該書籍の書誌データと紐付けをされてネット上でずっと表示されるようになるが、その紐付けされたデータをブックメール倶楽部のバナー広告スペースやネット書店等の広告スペースと連動して、表示させる新しい形のWEB広告を自動的にできるようにしてもよい。具体的には、広告代理店は、バナー広告のスペースを買い切り、バナースペースには広告代理店の指定のWEBページを自動的に表示するようにしてもよい。この場合、広告代理店は、クライアントの出版社から、新聞、雑誌の広告をネット空間で連動したという出版社から広告注文を取り、当該出版社の広告を指定のWEBページに契約した期間表示することによりブックメール倶楽部やネット書店のバナー広告事業を行うことができる。
また、新聞社、書評雑誌などと提携して、各新聞社や書評雑誌の電子版記事とブックメール倶楽部の書誌データを相互リンクさせ、ブックメール倶楽部の書誌データから、それぞれのサイトの表示画面に飛ぶことができるようにし、同時に書評のページから当該書籍のブックメール倶楽部のページに飛ぶことができるようにしてもよい。
また、ブックメール倶楽部の電子書籍対応に関しては、例えばBtoBサイトであるブックメール倶楽部は、コンテンツの電子ブックとしての権利関係の契約の場にもなってよく、著者と出版社(編集者)の取り分を交渉できる機能を設けても良い。例えば、電子ブックだけでなく、ある条件が達成されれば(一定金額のダウンロード実績)、紙での出版をするというような、紙媒体での事前契約という付帯条件の提示も可能である。電子出版においては、出版社の権利の法制化が必要、というのが出版界共通の認識であるが、このようにブックメール倶楽部のサイトにおいて、簡単に契約が結べ、場合によっては、紙媒体での仮契約も結べるのは、出版社にとって便利である。
また、ブックメール倶楽部の電子書籍対応に関しては、電子媒体である程度の評価を受けた本を紙媒体で出版が決定した場合、その情報をブックメール倶楽部を通じて、リアル書店へ配信し受注を受けることができる。その際、そのコンテンツをダウンロードした人の数、居住地域、年齢、性別などの情報を書店側に開示することにより、書店は適正な数の新刊を発注することが可能になる。 さらに、ブックメール倶楽部の電子書籍対応に関しては、著者登録をすると、各出版社の既存電子コンテンツの販売実績が、ジャンル別で確認できる。そのため、どの出版社の編集力が優れているかが一目瞭然で確認をすることができ、複数のオファーがあった場合、そのような点や条件を勘案して決定ができる。さらに、出版社別だけではなく、編集者別、翻訳者別、ネイティブチェッカー別、ランキングも表示し、著者に多様な選択ができるようにする。また、ブックメール倶楽部の電子書籍対応に関しては、電子本購入者に対して、同じ本が紙で出版されるときにe−mailで告知してその予約ができるようにしてもよい。すなわち、新刊登録に関しては、ブックメール倶楽部と連携してもよい。また、電子本のシリーズ物で、シリーズの新刊が刊行されるときに、その案内を自動的に、過去の同シリーズ購入者にメールにて告知してもよい。
符合の説明
10 出版社端末
11 出版社端末におけるメニューインターフェース
12 新刊登録入力インターフェース
13a 重版情報入力書籍検索インターフェース
13b 重版情報入力書籍検索結果インターフェース
13c 重版情報入力インターフェース
13d 重版情報反映インターフェース
14 追加情報入力インターフェース
15a 在庫情報入力書籍検索インターフェース
15b 在庫情報入力書籍検索結果インターフェース
15c 在庫情報入力インターフェース
20 書店端末
21 書店端末におけるメニューインターフェース
22a 配本注文書籍検索インターフェース
22b 配本注文書籍検索結果インターフェース
30 読者端末
31 書籍検索インターフェース
40 第1書籍情報処理部
50 第1出版社情報処理部
60 第1書店情報処理部
70 第1読者情報処理部
80 第2書籍情報処理部
90 第2読者情報処理部
100 中央書籍情報処理部
101a 101b 書籍検索情報
110 第2書店情報処理部
120 第2読者情報処理部
130 データベース制御部
140 書籍情報データベース
150 外部ネットワーク
160 ネットワーク
165 編集者端末
170 著者端末
180 外部データベース
190 外部データベース制御部
200 取次A社情報処理部
230 取次A社のデータベース制御部
240 取次A社のデータベース
300 取次B社情報処理部
330 取次B社のデータベース制御部
340 取次B社のデータベース
400 入力情報処理部
405 電子書籍対応部
410 検索部
420 ログイン部
430 書籍情報処理部
440 重版情報処理部
450 ロングセラー情報処理部
460 追加情報処理部
470 在庫情報処理部
480 書店情報処理部
490 配本注文情報処理部
500 広告情報処理部
510 特殊形式データ変換部
515 正規化部
520 出力部
530 書籍情報の正規化部
540 正規化書籍情報抽出部
550 画像情報抽出部
560 出力部
570 出版社別正規化書籍情報入力部
580 非正規化情報入力部
590 ログイン部
600 外部データベース
610 画像ファイル
700 操作受付部
710 公開・非公開制御部
720 作品受付部
730 編集・コメント受付部
740 出版契約締結部
750 需要予測部
760 デザインツール
770 識別番号付与部
780 電子書籍変換部
790 電子書籍販売サイトアップロード部
795 電子書籍販売実績データ処理部
800 著作権保護ツール
810 著作権保護ツール
820 翻訳システム連動部
830 出版提案受付部
840 広告システム連動部
850 書評システム連動部

Claims (16)

  1. 書籍に関する情報である書籍情報を処理する書籍情報処理システムであって、
    前記書籍情報に関するデータを独自に格納する独自書籍情報データベースと、
    前記独自書籍データベースに利用者がアクセスするための独自ユーザインターフェースを表示して、該独自ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第一書籍情報処理部と、
    前記独自書籍データベースに利用者がアクセスするための他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェースを表示して、該埋込型ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第二書籍情報処理部と、
    前記第一書籍情報処理部及び前記第二書籍情報処理部を介して受付けられた利用者からの操作に基づいて前記独自書籍データベースの書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部と、
    を備える、書籍情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の書籍情報処理システムにおいて、
    他の情報端末よりログインするためのログイン情報を受信するログイン部を備え、
    前記ログイン部は、前記ログイン部にあらかじめ保存されているログイン記録と照合した結果、適切なログイン情報であると判断された場合にのみ前記他の情報端末から送信される操作情報を受信する、請求項1に記載の書籍情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、書籍について重版が行われていることを表す重版情報を取得した場合に前記書籍情報と前記重版情報を互いに関連付けて独自書籍データベースの書籍データを更新する重版情報処理部を有する、書籍情報処理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、特定の書籍について一定の回数以上重版が行われた場合に前記特定の書籍をロングセラー書籍であるとするロングセラー情報を前記書籍情報に関連付けて独自書籍データベースの書籍データを更新するロングセラー情報処理部を有する、書籍情報処理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、利用者から書籍の在庫状況の問合せが行われたことを表す在庫問合情報を取得した場合に書籍の在庫についての情報である在庫情報を独自書籍データベースの書籍データから抽出する在庫情報処理部を有する、書籍情報処理システム。
  6. 請求項5のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、書店から書籍の配本注文が行われたことを表す配本注文情報を取得した場合に該配本注文を行った書店についての情報である書店情報を前記書籍情報に関連付けて取次向けの配本注文データを生成する配本注文情報処理部を有する、書籍情報処理システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、広告に関する情報である広告情報を取得した場合に前記書籍情報と前記広告情報を互いに関連付けて独自書籍データベースの書籍データを更新し、さらに前記広告情報を書店端末に配信する広告情報処理部を有する、書籍情報処理システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、著者が投稿した投稿作品に関する情報である投稿作品情報を取得した場合に前記投稿作品情報に基づいて前記独自書籍データベースの書籍データを新規作成、抽出、更新又は削除する作品受付部を有する、書籍情報処理システム。
  9. 請求項8に記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、編集者からの操作に基づいて前記独自書籍データベースに格納されている投稿作品情報を抽出、編集又はコメント付加する編集・コメント受付部を有する、籍情報処理システム。
  10. 請求項8又は9に記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、
    著者又は編集者の操作に基づいて前記投稿作品情報の出版を出版社に提案する出版提案受付部と、
    著者又は編集者と出版社との間での出版契約の締結を支援する出版契約締結部と、
    を有する、書籍情報処理システム。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、
    出版社の操作に基づいて前記投稿作品情報を電子書籍に変換して該電子書籍を前記投稿作品情報の書籍情報に関連付けて独自書籍データベースの書籍データを更新する電子書籍変換部と、
    前記電子書籍を電子書籍販売サイトにアップロードする電子書籍販売サイトアップロード部と、を有する、
    書籍情報処理システム。
  12. 請求項11に記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、
    前記電子書籍の販売実績データを前記電子書籍販売サイトから取得して該販売実績データを前記電子書籍の書籍情報に関連付けて独自書籍データベースの書籍データを更新する電子書籍販売実績データ処理部と、
    前記電子書籍の販売実績に照らし合わせて、該電子書籍を紙書籍として出版した場合の販売部数を予測する需要予測部と、
    を有する、籍情報処理システム。
  13. 請求項8〜12のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、著者が投稿した投稿作品の投稿時刻・投稿内容に関する情報のログを記録して著者の著作権を保護する著作権保護ツールを有する、書籍情報処理システム。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記書籍情報処理システムが、該書籍情報処理システムの外部に設けられている正規化された書籍情報を格納している外部データベースに接続されており、
    前記独自データベース制御部が、前記独自書籍データベースの書籍データを正規化して前記外部データベースに出力するための正規化部を有する、書籍情報処理システム。
  15. 請求項14に記載の書籍情報処理システムにおいて、
    前記独自データベース制御部が、前記外部データベースから取得した正規化された書籍データを特殊な形式のデータに変換して出力するための特殊形式データ変換部を有する、書籍情報処理システム。
  16. 商品に関する情報である商品情報を処理する商品情報システムであって、
    前記商品情報に関するデータを独自に格納する独自商品情報データベースと、
    前記独自商品データベースに利用者がアクセスするための独自ユーザインターフェースを表示して、該独自ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第一商品情報処理部と、
    前記独自商品データベースに利用者がアクセスするための他社ウェブサイトへの埋込型ユーザインターフェースを表示して、該埋込型ユーザインターフェースを介した利用者からの操作を受け付ける第二商品情報処理部と、
    前記第一商品情報処理部及び前記第二商品情報処理部を介して受付けられた利用者からの操作に基づいて前記独自商品データベースの商品データを新規作成、抽出、更新又は削除する独自データベース制御部と、
    を備える、商品情報処理システム。
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