JP2011075981A - 着色組成物、カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタ - Google Patents

着色組成物、カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタ Download PDF

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Kenji Muneuchi
研二 宗内
Takeshi Ikeda
武司 池田
Azumi Sato
梓実 佐藤
Genki Harada
元気 原田
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Abstract

【課題】波長330〜430nmのレーザを光源とする、あるいは405nmの半導体レーザを光源とする露光方式に適用される着色組成物であって、色素の含有量を多くした場合でも短い露光時間で硬化する着色組成物、そのような着色組成物を用いたカラーフィルタの製造方法、およびそのような方法により製造されたカラーフィルタを提供する。
【解決手段】少なくとも顔料、樹脂、開始剤、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーを含有する着色組成物であって、前記開始剤として、ニトロカルバゾール基を有するオキシムエステル系開始剤を用いる。
【選択図】なし

Description

発明は、カラー液晶表示装置やカラー撮像管素子等に用いられるカラーフィルタの製造に使用される着色組成物、この着色組成物を用いたカラーフィルタの製造方法、およびこの方法により製造されたカラーフィルタに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)を構成するカラーフィルタは、ガラス等の透明な基板の表面に2種以上の異なる色相の微細な帯(ストライプ)状のフィルタセグメントを平行または交差して配置したもの、あるいは微細なフィルタセグメントを縦横一定の配列で配置したものにより構成される。フィルタセグメントは、サイズが数ミクロン〜数100ミクロンと微細であり、しかも色相毎に所定の配列で整然と配置されている。
カラーフィルタを構成するフィルタセグメントは、ガラス基板などに感光性材料を塗布し、余剰の溶剤を乾燥除去した後、画素形成のためのフォトマスクを介してプロキシミティ露光(近接露光)などにより紫外光源等から活性エネルギー線を照射し、硬化(ネガ型)またはアルカリ溶解度を高め(ポジ型)、アルカリ溶液などで溶解する部分を除去することにより形成される。これを例えば赤、緑、青の各色について繰り返すことにより、カラーフィルタが作製される。
近年、カラー液晶表示装置は、液晶カラーテレビやカーナビゲーション用および液晶表示装置一体型のノートパソコンとして大きな市場を形成するに至っており、省エネ、省スペースという特徴を活かしたデスクトップパソコン用のモニターやテレビとしても普及し始めている。そのため、従来のCRT(陰極線管)に代わる表示装置として注目されているが、現状では液晶表示装置の色再現特性はCRTのそれよりも劣っている。そこで、各色のフィルタセグメントが配置されたカラーフィルタにおいては、高色再現性の要求が高まっている。
カラーフィルタの色再現特性向上のためには、着色組成物中の色素の含有量を多くするか、あるいは、膜厚を厚くする必要がある。しかし、色素の含有量を多くする方法では、フォトリソ方式によるフィルタセグメントの形成プロセスにおいて、特に感度の低下や現像性・解像性の悪化等の問題が発生する。膜厚を厚くする方法では、膜底部まで露光光が届かず、フィルタセグメントのパタ−ン形状が不良となる等の問題が発生する。
一方、近年のカラーフィルタを使った製品の大型化に伴い、フィルタセグメント形成に用いられるフォトマスクも大型化を余儀なくされ、製造コストの増大に繋がっている。一般に使用されるプロキシミティ露光法(紫外光源近接露光法)では、ガラス基板サイズに合せた大型サイズの高額なフォトマスクを必要とするが、レーザ露光方式ではフォトマスクの小型化もしくはマスクレス化が可能であり、生産コストの低減が期待できる。
しかしながら、レーザ光源は特定の単一波長の光であるため、着色組成物に含まれる開始剤の吸収波長帯にマッチングさせるのが難しく、従来の高圧水銀ランプのような複数の波長を有する紫外光源露光に対応したレジストをレーザ露光法に使用すると、硬化させるために露光時間を長くする必要があるため、生産性が低下するという問題があった。このため硬化性を高めるためにレーザ光源と開始剤種のマッチングが重要となる。
そこで、特許文献1には、露光光源に波長405nmの半導体レーザを用いる硬化性組成物が開示されている。更に、特許文献2には、露光光源に430nm未満の光源波長を
有するレーザ装置を用いる硬化性組成物が開示されている。また、特許文献3には、開始剤種についてオキシムエステル化合物及び該化合物が含まれる光重合開始剤が開示されている。
特許第3912405号公報 特開2007−114602号公報 特許第4223071号公報
本発明は、波長330〜430nmのレーザを光源とする、あるいは405nmの半導体レーザを光源とする露光方式に適用される着色組成物であって、色素の含有量を多くした場合でも短い露光時間で硬化する着色組成物、そのような着色組成物を用いたカラーフィルタの製造方法、およびそのような方法により製造されたカラーフィルタを提供することを課題としている。
本発明の請求項1に係る発明は、少なくとも顔料、樹脂、開始剤、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーを含有する着色組成物であって、前記開始剤として、下記一般式(1)で表される開始剤を用いることを特徴とする着色組成物である。
Figure 2011075981
(式中、R1は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又はCNを表し、アルキル基、アリール基及びアリールアルキル基の水素原子は、更にOR21、COR21、SR21、NR2223、−NCOR22−OCOR23、CN、ハロゲン原子、−CR21=CR2223又は−CO−CR21=CR2223で置換されていてもよく、R21、R22及びR23は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又は炭素原子数2〜20の複素環基を表し、R2は、R11又はOR11を表し、R11は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基又は炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又を表し、アルキル基、アリール基及びアリールアルキル基の水素原子は、更にハロゲン原子で置換されていてもよく、R3は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基又は炭素原子数7〜30のアリールアルキル基を表し、上記R1、R3、R21、R22及びR23で表される置換基のアルキレン部分のメチレン基は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合、エステル結合、チオエステル結合、アミド結合又はウレタン結合により1〜5回中断されていてもよく、上記置換基のアルキル部分は分岐側鎖があってもよく、環状アルキルであってもよく、上記置換基のアルキル末端は不飽和結合であってもよく、R3は、隣接するベンゼン環と一緒になって環を形成していてもよい。R4及びR5は、それぞれ独立に、R11、OR11、CN又はハロゲン原子を表し、a及びbは、それぞれ独立に、0〜3である。)
次に、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載する着色組成物を用いて、基板上に塗膜を形成する工程と、前記塗膜のフィルタセグメントの形成予定領域に波長330〜430nmのレーザを照射して前記塗膜を硬化させる露光工程と、前記塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する現像工程とを具備することを特徴とするカラ
ーフィルタの製造方法である。
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1に記載する着色組成物を用いて、基板上に塗膜を形成する工程と、前記塗膜のフィルタセグメントの形成予定領域に、波長405nmのレーザを照射して前記塗膜を硬化させる露光工程と、前記塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する現像工程とを具備することを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記レーザの照射が、1〜50mJ/cmの露光量であり、前記塗膜の膜厚に対して、現像後の前記フィルタセグメントの膜厚が、80%以上の膜厚であることを特徴とする請求項2または3に記載するカラーフィルタの製造方法である。
次に、本発明の請求項5に係る発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載する方法により製造されたフィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタである。
本発明の着色組成物は、その開始剤に特徴を持つ。そのため、レーザ露光方式において色素含有量が高くとも、波長330〜430nmのレーザ光に対する感度が高く、短い露光時間でフィルタセグメントを形成できることにより生産性の向上が可能である。また、本発明のカラーフィルタの製造方法によるとレーザ露光方式が使えるため、小さなフォトマスク、もしくはマスクを用いないでフィルタセグメントを低コストで形成することができる。更に、本発明によると、高品質で、安価なカラーフィルタが提供される。
まず、本発明の着色組成物について説明する。本発明の着色組成物は、基板上に着色組成物を用いて塗膜を形成する工程と、この塗膜のフィルタセグメントの形成予定領域に、波長330〜430nmのレーザを照射して硬化させる露光工程と、塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する現像工程とを具備するカラーフィルタの製造方法に好適に用いられる着色組成物であって、少なくとも顔料、樹脂、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー、及びオキシムエステル系光重合開始剤を含有する着色組成物である。以下、本発明の着色組成物の各成分について説明する。
(光重合開始剤)
本発明の光重合開始剤は、下記一般式(1)の化合物を含有する。
Figure 2011075981
(式中、R1は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又はCNを表し、アルキル基、アリール基及びアリールアルキル基の水素原子は、更にOR21、COR21、SR21、NR2223、−NCOR22−OCOR23、CN、ハロゲン原子、−CR21=CR2223又は−CO−CR21=CR2223で置換されていてもよく、R21、R22及びR23は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又は炭素原子数2〜20の複素環基を表し、R2は、R11又はOR11を表し、R11は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基又は炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又を表し、アルキル基、アリール基及びアリールアルキル基の水素原子は、更にハロゲン原子で置換されていてもよく、R3は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基又は炭素原子数7〜30のアリールアルキル基を表し、上記R1、R3、R21、R22及びR23で表される置換基のアルキレン部分のメチレン基は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合、エステル結合、チオエステル結合、アミド結合又はウレタン結合により1〜5回中断されて
いてもよく、上記置換基のアルキル部分は分岐側鎖があってもよく、環状アルキルであってもよく、上記置換基のアルキル末端は不飽和結合であってもよく、R3は、隣接するベンゼン環と一緒になって環を形成していてもよい。R4及びR5は、それぞれ独立に、R11、OR11、CN又はハロゲン原子を表し、a及びbは、それぞれ独立に、0〜3である。)
一般式(1)で表されるオキシムエステル系化合物の光重合開始剤は、現像耐性に優れ、カラーフィルタの生産安定性に優れた着色組成物が得られる。この光重合開始剤を含有する着色組成物を用いることにより、高品質なフィルタセグメントを形成することができる。このオキシムエステル系化合物は紫外線を吸収することによってオキシムのN−O結合の解裂がおこり、イミニルラジカルとアルキロキシラジカルを生成する。これらのラジカルは更に分解することにより活性の高いラジカルを生成するため、短い露光時間でパターンを形成させることができる。更に、ニトロカルバゾール基を付加することにより330nm〜430nmに吸収波長を有する為、各種紫外可視光源による反応効率が高い特徴を有する。
本発明の着色組成物には、一般式(1)で表される化合物と共に、他の光重合開始剤を併用することができる。他の光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物、チオキサントン、2−クロルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等のチオキサントン系化合物、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系化合物、1,2−オクタンジオン,1−〔4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)〕、O−(アセチル)−N−(1−フェニル−2−オキソ−2−(4’−メトキシ−ナフチル)エチリデン)ヒドロキシルアミン等のオキシムエステル系化合物、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等のホスフィン系化合物、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアントラキノン等のキノン系化合物、ボレート系化合物、カルバゾール系化合物、イミダゾール系化合物、チタノセン系化合物等が用いられる。これらの光重合開始剤は1種または必要に応じて任意の比率で2種以上混合して併用することができる。
光重合開始剤の含有量は、顔料100質量部に対して、1〜100質量部、好ましくは
3〜50質量部の量で用いることができる。光重合開始剤の含有量が1質量部より少ないと、低感度となる。一方、100質量部より多いと、耐熱性や光透過性の悪化がみられる。また、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーの質量(M)に対する光重合開始剤の質量(I)の比(I/M)は、0.01〜1.00の範囲であることが好ましく、0.02〜0.90がより好ましく、0.05〜0.50が特に好ましい。I/Mが0.01より小さいと、塗膜が硬化しない恐れがある。一方、1.00より大きいと、塗膜の透過率が低下したり、耐熱性や耐溶剤性が劣ったりする場合がある。
上記光重合開始剤には、増感剤を併用することが可能であり、増感剤としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4'−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4'−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4'−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノンなどのアミン系化合物が挙げられる。これらの増感剤は、1種を単独で、または2種以上を混合して用いることができる。増感剤の含有量は、光重合開始剤100質量部に対して0.1〜60質量部が好ましい。
(顔料)
本発明の着色組成物に含有される顔料としては、一般に市販されている有機顔料を用いることができ、形成するフィルタセグメントの色相に応じて、染料、天然色素、無機顔料を併用することができる。有機顔料としては、発色性が高く、且つ耐熱性、特に耐熱分解性の高いものが好適に用いられる。有機顔料は、1種を単独で、または2種以上を混合して用いることができる。また、有機顔料は、ソルトミリング、アシッドペースティング等により微細化したものであってもよい。
以下に、本発明の着色組成物に使用可能な有機顔料の具体例を、カラーインデックス(C.I.)番号で示す。本発明の着色組成物を用いて赤色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Red 7、9、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、122、123、146、149、168、177、178、179、184、185、187、192、200、202、208、210、216、220、223、224、226、240、254、255、264、272等の赤色顔料を用いることができる。赤色着色組成物には、黄色顔料、オレンジ色顔料を併用することができる。
本発明の着色組成物を用いて緑色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Green 7、10、36、37、58等の緑色顔料を用いることができる。緑色着色組成物には黄色顔料を併用することができる。
本発明の着色組成物を用いて青色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、64、80等の青色顔料を用いることができる。青色着色組成物には紫色顔料を併用することができる。
本発明の着色組成物を用いて黄色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、126、127、128、129、138、139、147、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、198、199、213、214等の黄色顔料を用いることができる。
本発明の着色組成物を用いて紫色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の顔料を用いることができる。
本発明の着色組成物を用いてマゼンタ色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I Pigment Red 7、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、146、177、178、184、185、187、200、202、208、210、246、254、255、264、270、272等の顔料を用いることができる。マゼンタ色着色組成物には黄色顔料を併用することができる。
本発明の着色組成物を用いてシアン色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Blue 15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、80等の顔料を用いることができる。
本発明の着色組成物を用いてオレンジ色フィルタセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、73等の顔料を用いることができる。
本発明の着色組成物では、その全不揮発成分中における顔料成分の濃度は、充分な色再現性を得る観点から、好ましくは10〜90質量%であり、より好ましくは15〜85質量%であり、最も好ましくは20〜80質量%である。顔料成分の濃度が10質量%未満になると、充分な色再現性が得にくくなり、90質量%を超えると顔料担体(透明樹脂およびモノマー)の濃度が低くなり、着色組成物の安定性が悪化する傾向となる。
本発明の着色組成物には、彩度と明度のバランスをとりつつ良好な塗布性、感度、現像性等を確保するために、無機顔料を含有させることができる。無機顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、亜鉛華、硫酸鉛、黄色鉛、亜鉛黄、べんがら(赤色酸化鉄(III))、カドミウム赤、群青、紺青、酸化クロム緑、コバルト緑、アンバー、チタンブラック、合成鉄黒、カーボンブラック等が挙げられる。無機顔料は、1種を単独で、または2種以上を混合して用いることができる。無機顔料は、顔料100質量部に対して、0.1〜10質量部の量で用いることができる。また、本発明の着色組成物には、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることができる。染料は、顔料100質量部に対して、0.1〜10質量部の量で用いることができる。
(樹脂)
本発明の着色組成物に含まれる樹脂としては、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂を用いることができる。樹脂には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂および感光性樹脂が含まれ、これらを単独で用いることもできるが、2種以上混合して用いることが好ましい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ブチラール樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、ア
ルキッド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類、ポリブタジエン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フマル酸樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等が挙げられる。
感光性樹脂としては、エチレン性不飽和二重結合を有する樹脂が用いられる。例えば、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する高分子に、イソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基、カルボキシル基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等のエチレン性不飽和二重結合を有する官能基を前記高分子に導入した樹脂が挙げられる。具体的には、水酸基を有するエチレン性不飽和単量体およびエチレン性不飽和単量体を共重合した共重合体に、水酸基と反応可能な官能基及びエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を反応させることにより得られるものがある。水酸基と反応可能な官能基としては、イソシアネート基、カルボキシル基等が挙げられるが、特に反応性の点でイソシアネート基が好ましく、イソシアネート基及びエチレン性不飽和二重結合を有する化合物として具体的には、2−アクリロイルエチルイソシアネート、2−メタクリロイルエチルイソシアネート等が挙げられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合体やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体等の酸無水物を含む高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
(エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー)
エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリル等が挙げられる。モノマーは、着色組成物の感度アップの観点から、エチレン性不飽和二重結合を4〜12個有することが好ましく、6〜12個有することがより好ましい。エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーは、単独でまたは2種類以上混合して用いることができる。
エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーの含有量は、顔料100質量部に対して、好ましくは10〜300質量部、より好ましくは10〜200質量部である。モノマーの含有量が10質量部より少ないと、低感度となる。一方、300質量部より多いと、パターン形状の直線性不良あるいはタック等が生じる。また、樹脂の質量(P)に対するエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーの質量(M)の比(M/P)は、0.10〜3.00の範囲であることが好まく、0.10〜2.50がより好ましく、0.10〜1.00が特に好ましい。M/Pが0.10未満であると、塗膜の硬化が進行しがたく、十分な硬化塗膜が得られない。M/Pが3.00より大きいと、塗膜の表面付近が塗膜の深部に比べて著しく硬化するため、形成されたフィルタセグメントの形状がオーバーハング形状となったり直線性が悪化したりする場合がある。
(任意成分)
本発明の着色組成物には、多官能チオールを含有させてもよい。多官能チオールは、チオール(SH)基を2個以上有する化合物であればよい。多官能チオールとしては、例えば、ヘキサンジチオール 、デカンジチオール 、1,4−ブタンジオールビスチオプロピオネート、1,4−ブタンジオールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート、トリメルカプトプロピオン酸トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、1,4−ジメチルメルカプトベンゼン、2、4、6−トリメルカプト−s−トリアジン、2−(N,N−ジブチルアミノ)−4,6−ジメルカプト−s−トリアジンなどが挙げられる。これらの多官能チオールは、1種を単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
多官能チオールの含有量は、顔料100質量部に対して0.05〜100質量部が好ましく、より好ましくは1.0〜50.0質量部である。0.05質量部未満では、波長340〜380nmのレーザを用いた場合でさえも、連鎖移動剤の効果が小さく、100質量部より多くても、重合開始機能は向上しないうえ、現像性、密着性等が不十分になる。
本発明の着色組成物には、組成物の経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。また、透明基板との密着性を高めるためにシランカップリング剤等の密着向上剤を含有させることもできる。
貯蔵安定剤としては、例えばベンジルトリメチルクロライド、ジエチルヒドロキシアミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチルピロカテコール、テトラエチルホスフィン、テトラフェニルフォスフィンなどの有機ホスフィン、亜リン酸塩等が挙げられる。貯蔵安定剤は、着色組成物中の顔料100質量部に対して、0.1〜10質量部の量で用いることができる。
シランカップリング剤としては、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等の(メタ)アクリルシラン類、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等のエポキシシラン類、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノシラン類、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等のチオシラン類等が挙げられる。シランカップリング剤は、着色組成物中の顔料100質量部に対して、0.01〜10質量部、好ましくは0.05〜5質量部の量で用いることができる。
着色組成物には、顔料を充分に組成物中に分散させ、ガラス基板等の基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布してフィルタセグメントを形成することを容易にするために、溶剤を含有させることができる。溶剤としては、例えば1,2,3−トリクロロプロパン、1,3−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコールジアセテート、1,4−ジオキサン、2−ヘプタノン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オン、3,5,5−トリメチルシクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メチル−1,3−ブ
タンジオール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、3−メトキシブタノール、3−メトキシブチルアセテート、4−ヘプタノン、m−キシレン、m−ジエチルベンゼン、m−ジクロロベンゼン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、n−ブチルアルコール、n−ブチルベンゼン、n−プロピルアセテート、N−メチルピロリドン、o−キシレン、o−クロロトルエン、o−ジエチルベンゼン、o−ジクロロベンゼン、p−クロロトルエン、p−ジエチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、γ―ブチロラクトン、イソブチルアルコール、イソホロン、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジイソブチルケトン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、シクロヘキサノール、シクロヘキサノールアセテート、シクロヘキサノン、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ダイアセトンアルコール、トリアセチン、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ベンジルアルコール、メチルイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノール、酢酸n−アミル、酢酸n−ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、二塩基酸エステル等が挙げられ、これらを単独でもしくは混合して用いる。
樹脂に顔料を分散する際には、適宜、界面活性剤、樹脂型顔料分散剤、色素誘導体等の分散剤が使用できる。分散剤は、顔料の分散に優れ、分散後の顔料の再凝集を防止する効果が大きいので、分散剤を用いて顔料を樹脂および有機溶剤中に分散してなる着色組成物を用いた場合には、透明性に優れたカラーフィルタが得られる。顔料分散剤は、着色組成物中の顔料100質量部に対して、0.1〜40質量部、好ましくは0.1〜30質量部の量で用いることができる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤、また、フッ素系やシリコーン系の界面活性剤が挙げられる。
樹脂型顔料分散剤は、顔料に吸着する性質を有する顔料親和性部位と、透明樹脂と相溶性のある部位とを有する樹脂であり、顔料に吸着して顔料の透明樹脂への分散を安定化する働きをするものである。樹脂型顔料分散剤として具体的には、ポリウレタン、ポリアクリレートなどのポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミドやその塩などの油性分散剤、(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート系、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加化合物、燐酸エステル系等が用いられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
市販の樹脂型顔料分散剤としては、ビックケミー社製のDisperbyk−101、103、107、108、110、111、116、130、140、154、161、162、163、164、165、166、170、171、174、180、181、182、183、184、185、190、2000、2001、またはAnti−Terra−U、203、204、またはBYK−P104、P104S、220S、またはLactimon、Lactimon−WSまたはBykumen等、日本ルーブリゾール社製のSOLSPERSE−3000、9000、13240、13650、13940、17000、18000、20000、21000、24000、26000、27000、28000、31845、32000、32500、32600、34750、36600、38500、41000、41090、53095等、エフカケミカルズ社製のEFKA−46、47、48、452、LP4008、4009、LP4010、LP4050、LP4055、400、401、402、403、450、451、453、4540、4550、LP4560、120、150、1501、1502、1503等が挙げられる。
色素誘導体は、有機色素に置換基を導入した化合物である。このような有機色素には、一般に色素とは呼ばれていないナフタレン系、アントラキノン系等の淡黄色の芳香族多環化合物も含まれる。色素誘導体としては、特開昭63−305173号公報、特公昭57−15620号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63−17102号公報、特公平5−9469号公報等に記載されているものを使用でき、これらは単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。
(着色組成物の製法)
本発明の着色組成物は、顔料を、必要に応じて上記顔料分散剤と共に樹脂および溶剤中に三本ロールミル、二本ロールミル、サンドミル、ニーダー、アトライター等の各種分散手段を用いて微細に分散し、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマー、およびオキシムエステル系光重合開始剤を添加して製造することができる。また、2種以上の顔料を含む着色組成物は、各顔料を別々に樹脂および溶剤中に微細に分散したものを混合して製造することもできる。本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
次いで、本発明のカラーフィルタの製造方法について説明する。本発明のカラーフィルタの製造方法は、基板上に、前記着色組成物を用いて塗膜を形成する工程と、前記塗膜のフィルタセグメントの形成予定領域に、波長330〜430nmのレーザを照射して硬化させる露光工程と、前記塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する現像工程とを具備することを特徴とする。以下、各工程について説明する。
(塗膜形成工程)
塗膜形成工程では、スピンコート法やダイコート法によって、本発明の着色組成物を塗布し、必要に応じて余分な溶剤を除去することにより、基板上に塗膜を形成する。
カラーフィルタの基板としては、可視光に対して透過率の高いソーダ石灰ガラス、低アルカリ硼珪酸ガラス、無アルカリアルミノ硼珪酸ガラスなどのガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂板が用いられる。また、ガラス板や樹脂板の表面には、パネル化後の液晶駆動のために、酸化インジウム、酸化錫などからなる透明電極が形成されていてもよい。
(露光・硬化工程)
露光・硬化工程では、塗膜のフィルタセグメント形成予定領域に、波長330〜430nmのレーザを照射して硬化させる。具体的には、大サイズの基板上に形成された塗膜に、基板と比較して小さいフォトマスクを介してレーザを照射し、前記塗膜のフィルタセグメントとなる部分を硬化させる。
露光光源としてはHeNeレーザ、アルゴンイオンレーザ、YAGレーザ、HeCdレーザ、半導体レーザ、ルビーレーザ等が挙げられる。レーザの波長は、固体(YAG)レーザでは343nm、355nmが特に用いられ、エキシマレーザでは、351nm(XeF)が特に用いられ、さらに半導体レーザでは405nmが特に用いられる。この中でも出力、安定性の点から405nmが特に好ましい。本発明では405nmの半導体レーザを用い、DMD(Digital Micro−mirror Device)描画方式により描画を行う。レーザの出力は3〜20mWで、バンド幅は1〜20mmであり、より好ましくは出力が6〜9mW、バンド幅8〜12mmとなる。このとき、塗膜が分解しない程度のエネルギーを与えて硬化させることが必須である。
(未硬化部分の除去工程)
未硬化部分の除去工程すなわち現像工程では、前記塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する。未硬化部分の除去に際しては、アルカリ現像液として炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水溶液が使用され、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン等の有機アルカリを用いることもできる。また、現像液には、消泡剤や界面活性剤を添加することもできる。現像処理方法としては、シャワー現像法、スプレー現像法、ディップ(浸漬)現像法、パドル(液盛り)現像法等を適用することができる。
以下に、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例および比較例中、「部」および「%」とは「質量部」および「質量%」をそれぞれ意味する。
まず、実施例および比較例で用いたアクリル樹脂溶液および顔料分散体の調製について説明する。樹脂の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)により測定したポリスチレン換算の質量平均分子量である。
(アクリル樹脂溶液の調製)
反応容器にシクロヘキサノン370部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度でメタクリル酸20.0部、メチルメタクリレート10.0部、n−ブチルメタクリレート55.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート15.0部、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル4.0部の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。滴下終了後、さらに80℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル1.0部をシクロヘキサノン50部に溶解させたものを添加し、さらに80℃で1時間反応を続けて、アクリル樹脂溶液を得た。室温まで冷却した後、アクリル樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、測定結果に基づき、先に合成したアクリル樹脂溶液に不揮発分が20%になるようにシクロヘキサノンを添加して、アクリル樹脂溶液を調製した。得られたアクリル樹脂の質量平均分子量Mwは40000であった。
(顔料分散体の調製)
表1に示す組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径1mmのガラスビーズを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、赤色顔料分散体R−1、緑色顔料分散体G−1、および青色顔料分散体B−1を調製した。
Figure 2011075981
ここで、
・PR254:ジケトピロロピロール系顔料(C.I. Pigment Red 254) (チバ・ジャパン社製「イルガフォーレッドB−CF」)
・PR177:アントラキノン系顔料(C.I. Pigment Red 177) (チバ・ジャパン社製「クロモフタールレッドA2B」)
・PG36:ハロゲン化銅フタロシアニン系顔料(C.I. Pigment Green 36) (東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)
・PB15:6:ε型銅フタロシアニン顔料(C.I. Pigment Blue 15:6) (BASF製「ヘリオゲンブルーL−6700F」)
・PY150:ニッケルアゾ錯体系顔料(C.I. Pigment Yellow 150) (ランクセス社製「E4GN」)
・顔料分散剤:日本ルーブリゾール社製「ソルスパース20000」)
・樹脂溶液:先に調製したアクリル樹脂溶液
・有機溶剤:シクロヘキサノン
実施例に用いた光重合開始剤である、構造式(2)〜構造式(20)で示される化合物の製造方法を下記に示す。
<ステップ1>アシル体の製造
窒素雰囲気下、塩化アルミニウム10.4g(78ミリモル)及び二塩化エタン33.0gを仕込み、氷冷下で酸クロリド36ミリモル、続いてニトロカルバゾール化合物30ミリモル及び二塩化エタン33.0gを徐々に滴下し、5℃で30分間撹拌した。反応液を氷水にあけ、油水分離を行った。脱溶媒して、目的物であるアシル体をそれぞれ得た。
<ステップ2>構造式(2)〜構造式(20)の化合物の製造
窒素気流下、ステップ1で得られたアシル体の20ミリモル、塩酸ヒドロキシルアミン2.1g(30ミリモル)、及びジメチルホルムアミド16.9gを仕込み、80℃で1時間撹拌した。室温に冷却して油水分離を行った。溶媒を留去して、残さに酢酸ブチル25.4g、続いて無水酢酸2.45g(24ミリモル)を加えて90℃で1時間撹拌し、室温に冷却した。5%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、油水分離、脱溶媒、酢酸エチルからの再結晶を経て、目的物である光重合開始剤である、構造式(2)〜構造式(20)で示される化合物をそれぞれ得た。これら得られた化合物の構造式を下記に示す。
Figure 2011075981
Figure 2011075981
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Figure 2011075981
Figure 2011075981
Figure 2011075981
Figure 2011075981
Figure 2011075981
<実施例1〜57>
先に調製した顔料分散体R−1、G−1、B−1と、製造した光重合開始剤である構造式(2)〜構造式(20)で示される化合物とを含む混合物を、均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、表2に記載する、実施例1〜57の各色着色組成物を得た。
Figure 2011075981
ここで、
・顔料分散体:先に調製した顔料分散体
・アクリル樹脂溶液:先に調製したアクリル樹脂溶液
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成社製「アロニックスM−402」)
・有機溶剤:シクロヘキサノン
<比較例1〜3>
また、顔料分散体R−1、G−1、B−1と、光重合開始剤として2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン(チバ・ジャパン社製「Irg.379EG」)を用いた混合物を、均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、表2に記載する、比較例1〜3の各色着色組成物を得た。
[フィルタセグメントのパタ−ン形成]
得られた実施例1〜57及び比較例1〜3の各着色組成物を、10cm×10cmのガラス基板上にスピンコータで約2μmの厚さに塗工し、70℃のオーブン内に15分間静置し、余剰の溶剤を除去乾燥させた。次いで、露光光源に405nmの半導体レーザを用い、DMD描画方式により各着色組成物塗膜の露光を行った。レーザの出力は6mW、バンド幅は9mmとし、平均照度は5500mW/cmであった(Field MAX IIPM30「COHIRENT社製」)。また、10μmライン幅のデータを露光エンジンに通して投影・照射し、露光量は走査速度を変化させることにより10〜200mJ/cmまで制御した。さらに、さらに、0.2%の炭酸ナトリウム水溶液からなる現像液によりスプレー現像して未露光部分を取り除いた後、イオン交換水で洗浄し、この基板を230℃で30分加熱して、それぞれのフィルタセグメントを形成した。
[感度:必要最低露光量]
実施例1〜57及び比較例1〜3の各着色組成物について、下記の方法で、感度を評価した。
上記実施例および比較例の着色組成物を用いて得られた、各フィルタセグメントの現像後の膜厚が、塗工後の塗膜の膜厚の80%以上となる最小の照射露光量を必要最低露光量として、感度を評価した。その結果を表3に示す。
Figure 2011075981
表3に示すように、比較例1〜3の着色組成物は、必要最低露光量が150mJ/cm以上と感度が低い結果であったのに対し、実施例1〜57の着色組成物は、全て必要最低露光量が50mJ/cm以下と高感度であった。つまり、一般式(1)で示した開始剤を含む本発明の着色組成物を用いて塗膜を形成し、波長330〜430nmのレーザまたは、波長405nmのレーザを照射して露光・硬化させ、現像工程で塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する本発明の製造方法により、50mJ/cm以下の高感度でフィルタセグメントの形成を得ることができた。

Claims (5)

  1. 少なくとも顔料、樹脂、開始剤、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーを含有する着色組成物であって、前記開始剤として、一般式(1)で表される開始剤を用いることを特徴とする着色組成物。
    Figure 2011075981
    (式中、R1は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又はCNを表し、アルキル基、アリール基及びアリールアルキル基の水素原子は、更にOR21、COR21、SR21、NR2223、−NCOR22−OCOR23、CN、ハロゲン原子、−CR21=CR2223又は−CO−CR21=CR2223で置換されていてもよく、R21、R22及びR23は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又は炭素原子数2〜20の複素環基を表し、R2は、R11又はOR11を表し、R11は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基又は炭素原子数7〜30のアリールアルキル基又を表し、アルキル基、アリール基及びアリールアルキル基の水素原子は、更にハロゲン原子で置換されていてもよく、R3は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜30のアリール基又は炭素原子数7〜30のアリールアルキル基を表し、上記R1、R3、R21、R22及びR23で表される置換基のアルキレン部分のメチレン基は、不飽和結合、エーテル結合、チオエーテル結合、エステル結合、チオエステル結合、アミド結合又はウレタン結合により1〜5回中断されていてもよく、上記置換基のアルキル部分は分岐側鎖があってもよく、環状アルキルであってもよく、上記置換基のアルキル末端は不飽和結合であってもよく、R3は、隣接するベンゼン環と一緒になって環を形成していてもよい。R4及びR5は、それぞれ独立に、R11、OR11、CN又はハロゲン原子を表し、a及びbは、それぞれ独立に、0〜3である。)
  2. 請求項1に記載する着色組成物を用いて基板上に塗膜を形成する工程と、前記塗膜のフィルタセグメントの形成予定領域に波長330〜430nmのレーザを照射して前記塗膜を硬化させる露光工程と、前記塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する現像工程とを具備することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  3. 請求項1に記載する着色組成物を用いて、基板上に塗膜を形成する工程と、前記塗膜のフィルタセグメントの形成予定領域に、波長405nmのレーザを照射して前記塗膜を硬化させる露光工程と、前記塗膜の未硬化部分を除去してフィルタセグメントを形成する現像工程とを具備することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  4. 前記レーザの照射が、1〜50mJ/cmの露光量であり、前記塗膜の膜厚に対して、現像後の前記フィルタセグメントの膜厚が、80%以上の膜厚であることを特徴とする請求項2または3に記載するカラーフィルタの製造方法。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載する方法により製造されたフィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタ。
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