JP2011075806A - カラー液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーフィルタの配置構造に拘わらず、表示領域の全域にわたり液晶層厚が確実に均一化されて表示領域の周辺に表示ムラが発生することの無いカラー液晶表示素子を提供する。
【解決手段】画素を区画する開口51がマトリクス配置で形成されたブラックマスク5の各開口51内にカラーフィルタ6を構成する赤、緑、青の各色要素6R、6G、6Bがはみ出すことなく充填され、各色画素(サブピクセル)Pr、Pg、Pbがマトリクス配置された表示領域D1を囲む周辺の額縁領域D2には、ダミーカラーフィルタ7が、表示領域D1と額縁領域D2との境界ラインLから距離Cだけ離隔させて略全周にわたり配設され、これらダミーカラーフィルタ7、カラーフィルタ6を覆って平坦化保護膜8が被着されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、カラーフィルタを内蔵するカラー液晶表示素子に関する。
フルドットカラー表示を行う液晶表示装置では、特許文献1に示されるように、各絵素(ピクセル)を3つの画素(サブピクセル)に区分し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対応したカラーフィルタを構成する各色要素片をサブピクセル毎に配置したカラー液晶表示パネルが用いられる。また、カラー液晶表示パネルでは、漏れ光や各カラーフィルタ間での光の混色を防ぐために、表示領域の周辺領域(以下、額縁領域という)や表示領域内の各サブピクセル間を遮光するブラックマスクが設けられている。このブラックマスクは、通常、黒色顔料等を含有させたフォトレジスト樹脂材料を用いて製造される。
上述の液晶表示装置では、カラー液晶表示パネルによる画像表示を行った際に、このカラー液晶表示パネルの表示領域の周辺に表示ムラが発生することがあった。これは、基板上に形成されたブラックマスクの開口部にカラーフィルタの各色要素片を配置した後にこれらを覆って被着される平坦化保護層表面の、表示領域とその周囲の額縁領域との境界付近において、高さが不均一となる凹凸部分が発生するためである。
具体的に説明すると、表示領域には、各サブピクセルからブラックマスク上にはみ出したカラーフィルタの重なり部分が生じているため、その分表示領域における平坦化保護層の高さが高くなっているため、表示領域と額縁領域との境界付近では、表示領域から額縁領域に向かって平坦化保護層の高さが低くなる傾斜部分が発生してしまう。
液晶層を透過する光の色相に関与する因子であるリタデーション(光の位相差)は、透過光の屈折率異方性Δnと液晶層厚dとの積Δn・dで表される。従って、平坦化保護層の高さが不均一になるということは、液晶層厚が不均一になることであり、これは透過光のリタデーションのばらつきを招き、表示ムラを発生させる原因となる。
そこで、特許文献2に示すように、平坦化保護層の高さを高くする要因となっているサブピクセル間のブラックマスクへのカラーフィルタのはみ出しを解消したカラー液晶表示装置が提案されている。
特開2006−337590号公報 特開平8−327999号公報
しかるに、特許文献2に示されるようにサブピクセル間のブラックマスクへのカラーフィルタのはみ出しを解消しても、表示領域の周辺に表示ムラが発生することがあった。
本発明の目的は、カラーフィルタの配置構造に拘わらず、表示領域の全域にわたり液晶層厚が確実に均一化されて表示領域の周辺に表示ムラが発生することの無いカラー液晶表示素子を提供することである。
本発明の請求項1に記載されたカラー液晶表示素子は、表示の観察側に配置され、表面に第1の電極が形成された第1の基板と、前記第1の基板の電極形成面に対向させて配置され、対向面に第2の電極が形成された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板の対向する各電極形成面間に挟持された液晶層と、前記第1の電極と前記第2の電極との対向部に形成される複数の画素に対応させて前記第1の基板或いは前記第2の基板の何れかに配設されたカラーフィルタと、少なくとも、複数の画素に対応させてカラーフィルタが配設された表示領域を取り囲む周辺部に、配設された遮光膜と、前記周辺部の遮光膜上で、前記表示領域と前記周辺部との境界ラインから所定距離だけ離隔させた位置に、前記境界ラインに沿って前記カラーフィルタと同じ材料で配設されたダミーカラーフィルタと、前記遮光膜、前記カラーフィルタ、及び前記ダミーカラーフィルタを覆って被着形成された平坦化保護膜とを、有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1のカラー液晶表示素子において、前記ダミーカラーフィルタ及び前記カラーフィルタを構成する各色要素片が、同一の矩形に形成され、前記ダミーカラーフィルタを前記境界ラインから離隔させる距離が、画素の幅方向においては1画素の幅の2倍に、画素の長さ方向においては1画素の長さに、それぞれ設定されている、を特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のカラー液晶表示素子において、前記遮光膜が樹脂製ブラックマスクであること、を特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の内の何れかの請求項に記載のカラー液晶表示素子において、前記遮光膜が表示領域の各画素間にも配設され、前記カラーフィルタの各色要素片が遮光膜により区画された画素空間内にはみ出すことなく充填設置されていること、を特徴とするものである。
本発明によれば、表示領域から額縁領域との境界ラインを越えてその近傍にわたり液晶層厚が均一化されて表示領域の周辺に枠状の表示ムラが発生することの無いカラー液晶表示素子が得られる。
本発明の一実施形態としてのカラー液晶表示素子示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 前記カラー液晶表示素子の製造に使用するマスクを示した平面図であり、(a)はブラックマスクの製造に使用するマスクを、(b)はカラーフィルタの製造に使用するマスクを、それぞれ示している。 (a)は本発明の一実施形態としてのカラー液晶表示素子における表示領域と額縁領域との境界部近傍での平坦化保護層表面の形状を誇張して示した拡大説明図で、(b)は比較例としてのカラー液晶表示素子における(a)に対応する拡大説明図である。 従来のカラー液晶表示素子における表示領域と額縁領域との境界部近傍での平坦化保護層表面の形状を誇張して示した拡大説明図で、(a)は液晶注入前の空セル状態を示し、(b)は液晶注入後の状態を示している。
本実施形態のカラー液晶表示素子は、単純マトリクス方式のSTN(スーパーツイステテッドネマテイック:Super Twisted Nematic)型カラー液晶表示素子であり、図2に示されるように、一対のガラス基板1、2のうちの表示の観察側に位置させる前ガラス基板1の内面(対向側表面)には、ストライプ状をなす複数条の走査電極3が互いに平行に敷設されている。走査電極3は、膜厚が0.2μm程度のITO(indium tin oxide)等の透明導電膜からなる。そして、それら走査電極3を覆って、ポリイミド樹脂等の透明絶縁樹脂材料からなる前配向膜4が略全面にわたり一様に被着されている。
一方、前ガラス基板1とは反対側(表示の背面側)に配置される後ガラス基板2の内面には、遮光膜としてのブラックマスク5が積層形成されている。ブラックマスク5は、カーボンブラック等の黒色素剤を含有するポジタイプのフォトレジスト樹脂を材料とし、図3(a)に示すようなマスク版M5を用いたフォトリソグラフィーにより、1.4μm程度の膜厚でパターン形成されている。このように、ブラックマスク5を樹脂材料で形成することにより、複数の開口M51がマトリクス配置されたパターンのブラックマスクを少ない工数で容易に製造することができる。
ブラックマスク5にマトリクス配置で形成されている開口51は1個の画素スペースを画定しており、各開口51には、カラーフィルタ6を構成する赤、緑、青の各色要素片6R、6G、6Bがそれぞれ所定の配置で充填設置されている。本実施形態では、ブラックマスク開口51に各色要素片6R、6G、6Bが充填されて形成されている各色画素(サブピクセル)Pr、Pg、Pbの列Rr、Rg、Rbが順繰りに並設されたストライプ配置が採用されている。即ち、矩形の各色画素Pr、Pg、Pbがマトリクス配置された平面外形が矩形をなす表示領域D1の行方向Xに各色画素(サブピクセル)Pr、Pg、Pbが順番に入れ替わって並び、列方向Yに同色の色画素(サブピクセル)Pr、Pg、Pbがそれぞれ1列に並んでいる。
ここで、各色要素片6R、6G、6Bは、対応する各開口51内に、はみ出すことなく1.3μm程度の厚さに充填されており、したがって、ブラックマスク5の表面は、各色要素片6R、6G、6Bが充填された開口51がマトリクス配置された表示領域D1からその周辺のブラックマスク材だけの額縁領域D2にわたる略全域が略平坦な面となっている。
上述のような色要素のはみ出しの無いストライプ配置のカラーフィルタ6は、図3(b)に示すカラーフィルタ製造用マスク版M6を用いて、フォトリソグラフィーにより形成される。図3(a)に示したブラックマスク製造用マスク版M5の1列に並んだ開口M51に整合する開口M61の列が所定の配置で複数列形成されたマスク版M6を用い、フォトリソグラフィーにより1色ごとに前記マスク版M6をブラックマスクの開口51の1列ピッチづつ正確にずらして各色要素片6R、6G、6Bを対応する開口51内に充填することにより、容易に製造できる。この方法によれば、1枚のマスクM6を各色に共用するから、その分、コストが低減される。なお、各色要素片6R、6G、6Bの充填設置方法としては、フォトリソグラフィーに限らず、熱転写方法等も好適に用いられる。
そして、図1に示すように、ブラックマスク5の額縁領域D2に対応する領域つまりカラーフィルタ色要素片6R、6G、6B配置用の開口が設けられていない周辺エリアには、ダミーカラーフィルタ7が配設されている。本実施形態のダミーカラーフィルタ7は、表示領域D1のカラーフィルタ6と同様に赤、緑、青の3種類のダミー色要素片7R、7G、7Bからなり、表示領域D1と額縁領域D2との境界ラインLから所定距離Cだけ離隔させ、額縁領域D2の略々全周にわたり前記境界ラインLに沿って配設されている。
本実施形態のダミーカラーフィルタ7は、額縁領域D2の行方向Xに平行な一対のエリアにそれぞれ赤、緑、青の各ダミー色要素片7R、7G、7Bが順繰りに並ぶ一対のダミーカラーフィルタ行71と、列方向Yに平行な一対のエリアにそれぞれ同色のダミー色要素片7R、7G、7Bの各列が1列づつ列方向Yに平行に3列並んだ一対のダミーカラーフィルタ列72とで、構成されている。
ここで、ダミーカラーフィルタ7の境界ラインLからの離隔距離Cは、行方向Xに1行に並んだダミーカラーフィルタ行71と前記境界ラインLからの離隔距離Cyは、矩形をなす1画素pの長さaに一対の画素間隙2cを加えた距離(a+2c)に設定されている。また、列方向に3列に並んだダミーカラーフィルタ列72と前記境界ラインLからの離隔距離Cxは、幅がbの画素pの2列分の幅2bに画素間隙cを加えた距離(2b+c)に設定されている。
ダミーカラーフィルタ7の製造に際しては、カラーフィルタ6を形成するマスクM6を用いて、それらと同じ工程でフォトリソグラフィー法により形成される。
したがって、図3(b)に示すように、カラーフィルタ製造用マスクM6には、ダミーカラーフィルタ用開口M62が、ダミーカラーフィルタ7の配置に対応させて穿設されている。すなわち、一対のダミーカラーフィルタ行71(図1参照)それぞれに対応させ、複数の行方向開口M62xが行方向Xに2画素の幅2bと3条の画素間隙3cを隔てて1列に穿設され、一対のダミーカラーフィルタ列72それぞれに対応させ、複数の列方向開口M62yが列方向Yに1列に穿設されている。
カラーフィルタの製造工程においては、赤の各色要素片の形成が終了したら、上述のマスクM6を1画素列ピッチ分だけ行方向Xにずらし、この後、緑の色要素片を形成し、また緑の色要素片の形成が終了したら同様にマスクM6を1画素列ピッチ分だけ行方向Xにずらして青の色要素片を形成する。このようにして、1枚のカラーフィルタ用マスクM6を所定ピッチずらすだけの簡単なマスク操作により、カラーフィルタ6とダミーカラーフィルタ7を同時に少ない工数で形成することができる。
図2に示されるように、カラーフィルタ6及びダミーカラーフィルタ7を覆って表示領域D1から額縁領域D2にわたるブラックマスク5の略全面に、透明な平坦化保護膜8が被着されている。本実施形態の平坦化保護膜8は、印刷法によりアクリル樹脂を材料として2μm程度の厚さに塗布形成されている。
平坦化保護膜8の表面には、複数状の表示電極9が前記表示電極3に直交する方向に平行に延在敷設され、これら表示電極9を覆って後配向膜11が被着されている。これら表示電極9及び後配向膜11も、前述した走査電極3及び前配向膜4と同じ材料で同じ方法により形成されている。
上述の後ガラス基板2と前述した前ガラス基板1は、それぞれの電極形成面(内面)を対向させて、シール材12により所定の間隙を保ち接合されている。この基板間には、多数の球形のギャップ材13を均等に散布した状態で介在させてあり、前、後ガラス基板1、2間の間隙がギャップ材13の粒径に対応する大きさに保持されている。
シール材12と前、後ガラス基板1、2で囲まれたセル空間内には、周知の例えば真空注入法により液晶14が注入され封止されている。本実施形態のカラー液晶表示素子は、STN型であるから、液晶分子のツイスト配向角度が280°程度と大きいネマティック液晶が封入されている。
以上のように形成された本実施形態のカラー液晶表示素子においては、図4(a)に示すように、前記ダミーカラーフィルタ7に対応してその配設エリア上方の後配向膜11表面が盛り上がっている。ここで、前述したようにダミーカラーフィルタ7と表示領域D1との間に離隔距離Cが確保されているから、この離隔距離Cの領域内でダミーカラーフィルタ7上方の盛り上がり面とカラーフィルタ6上方の平坦面との段差G1が略解消され、表示領域D1に限ればその全域にわたり平坦な表面が確保されている。
その結果、表示領域D1の全域にわたり、両配向膜4、11の平坦な表面により挟持された層厚が均一な液晶層14が得られ、特にSTN型カラー液晶表示素子に生じ易い表示領域D1周辺に沿った枠状の表示ムラの発生が確実に防止される。
ここで、上述した所期の効果を得るのに、本発明によるダミーカラーフィルタ7の配置構成が有効である理由について説明する。
まず、本実施形態のカラー液晶表示素子からダミーカラーフィルタ7を除去した場合、図5(a)に示すように、ブラックマスク5の表示領域D1に対応するエリアには、マトリクス配置で形成されている開口51内にカラーフィルタ6を構成する各色要素6R、6G、6Bがはみ出すことなく充填され、その表面は各色要素6R、6G、6B間のブラックマスク5先端が若干(0.1μm程度)突出する程度で略平坦である。したがって、ブラックマスク5の表面は、全域にわたり略平坦である。
しかるに、平坦なブラックマスク5表面に被着された平坦化保護膜8とこの上に形成された表示電極9を覆う配向膜11の表面には、図5(a)に示すように、境界ラインLの近傍で凹凸が生じている。この凹凸は、カラーフィルタ6とブラックマスク5及び平坦化保護膜8をそれぞれ形成する各樹脂材料の表面張力の相違に起因する。
本実施形態では、ブラックマスク5の材料としてカーボンブラックを分散させたアクリル性樹脂、カラーフィルタ6の材料としてフタロシアニン系の有機顔料分散型アクリル樹脂、平坦化保護膜8の材料としてアクリル樹脂を用いるから、カラーフィルタ6材料に対する平坦化保護膜8材料の接触角が、ブラックマスク5材料に対する平坦化保護膜8材料の接触角よりも小さい。つまり、平坦化保護膜8材料は、ブラックマスク5材料に対するよりもカラーフィルタ6材料に対して濡れ性(親和性)が良い。したがって、平坦化保護膜8材料はブラックマスク5材料側つまりカラーフィルタ6の無いブラックマスク5だけの額縁領域D2側に引き寄せられ、これが原因となって、図5(a)に示されるように境界ラインLから額縁領域D2側に凹凸が発生する。
セル空間内に液晶を真空注入法により注入するには、一旦セル内を減圧した後、外圧を大気開放にして液晶を注入するが、上述した後配向膜11の凹部111はキャップ材13により支持されない浮いた状態であるため、大気開放により急激に外側から加圧されると、図5(b)に示すように、局部的に間隙が狭くなる。その結果、境界ラインL近傍の液晶層厚が薄くなり、これが境界ラインLに沿った表示ムラ(枠ムラ)を発生させる要因となる。
上述の後配向膜11表面の凹凸を解消するため、図4(b)に示すように、ダミーカラーフィルタ7を境界ラインLに対し間隔を空けずに配設した場合、後配向膜11のダミーカラーフィルタ7覆う部分の盛り上がり面とカラーフィルタ6を覆う部分の平坦面との段差G2が表示領域D1内に生じるため、この段差G2が境界ラインLの内側に沿って枠ムラを発生させる要因となる。
上述した理由から、図4(a)に示すように、ダミーカラーフィルタ7の配設位置を境界ラインLから所定距離Cだけ離隔させることにより、表示領域D1内での液晶挟持面の平坦性が確保され、枠ムラの発生が確実に防止される。ここで、各方向の離隔距離Cx、Cyは、上述した寸法に限らず、ダミーカラーフィルタ7の高さや平坦化保護膜8、ブラックマスク5、及びカラーフィルタ6のそれぞれの材料物性とくに表面張力等に応じて最適に設定されるべきものであるが、過度に大きく確保すると表面張力による凹凸発生防止効果が希釈されるから、大略
2b≦Cx<6b(bは1画素の幅)
a≦Cy<3a(aは1画素の長さでa<b)
の範囲に設定されるのが好ましい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、表示領域D1の画素間にもブラックマスク5が格子状に配設されているが、画素間には隣り合うカラーフィルタ要素が重なり合っているだけでブラックマトリクスが設けられていないカラー液晶表示素子等にも、本発明は有効に適用される。
また、本発明は、単純マトリクス型のカラー液晶表示素子に限らず、アクティブマトリクス型のカラー液晶表示素子等、他の種々のカラー液晶表示素子に適用できることは、勿論である。
1 前ガラス基板
2 後ガラス基板
3 表示電極
4 前配向膜
5 ブラックマスク
6 カラーフィルタ
6R、6G、6B 色要素片
7 ダミーカラーフィルタ
7R、7G、7B ダミー色要素片
8 平坦化保護膜
9 走査電極
11 後配向膜
111 凹部
12 シール材
13 ギャップ材
14 液晶

Claims (4)

  1. 表示の観察側に配置され、表面に第1の電極が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板の電極形成面に対向させて配置され、対向面に第2の電極が形成された第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板の対向する各電極形成面間に挟持された液晶層と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との対向部に形成される複数の画素に対応させて前記第1の基板或いは前記第2の基板の何れかに配設されたカラーフィルタと、
    少なくとも、複数の画素に対応させてカラーフィルタが配設された表示領域を取り囲む周辺部に、配設された遮光膜と、
    前記周辺部の遮光膜上で、前記表示領域と前記周辺部との境界ラインから所定距離だけ離隔させた位置に、前記境界ラインに沿って前記カラーフィルタと同じ材料で配設されたダミーカラーフィルタと、
    前記遮光膜、前記カラーフィルタ、及び前記ダミーカラーフィルタを覆って被着形成された平坦化保護膜とを、有することを特徴とするカラー液晶表示素子。
  2. 前記ダミーカラーフィルタ及び前記カラーフィルタを構成する各色要素片は、同一の矩形に形成され、前記ダミーカラーフィルタを前記境界ラインから離隔させる距離は、画素の幅方向においては1画素の幅の2倍に、画素の長さ方向においては1画素の長さに、それぞれ設定されていることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示素子。
  3. 前記遮光膜は、樹脂製ブラックマスクであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラー液晶表示素子。
  4. 前記遮光膜が表示領域の各画素間にも配設され、前記カラーフィルタの各色要素片が遮光膜により区画された画素空間内にはみ出すことなく充填設置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかの請求項に記載のカラー液晶表示素子。
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