JP2011075748A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011075748A
JP2011075748A JP2009226035A JP2009226035A JP2011075748A JP 2011075748 A JP2011075748 A JP 2011075748A JP 2009226035 A JP2009226035 A JP 2009226035A JP 2009226035 A JP2009226035 A JP 2009226035A JP 2011075748 A JP2011075748 A JP 2011075748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
image forming
driving force
developer
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009226035A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Tabata
涼平 田畑
Toshinori Nishimura
俊紀 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2009226035A priority Critical patent/JP2011075748A/ja
Publication of JP2011075748A publication Critical patent/JP2011075748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】装置本体から処理ユニットに駆動力を伝達する駆動力伝達ギアを正確に配置することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、装置本体側ギア17を有する装置本体11と、ユニット側ギア21を有する処理ユニット122と、装置本体側ギア17と噛み合う第1ギア部25と、ユニット側ギア21と噛み合う第2ギア部26とを有する駆動力伝達ギア20と、駆動力伝達ギア20を収容するギアカバー30とを含み、第1ギア部25および第2ギア部26のうちの一方は、第1係合片32が形成された端面31を有し、ギアカバー30は、駆動力伝達ギア20が収容された状態で第1係合片32と係合可能な形状の第2係合片33と、第1係合片32と第2係合片33との係合を目視で確認可能な窓部36とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成するにあたり所定の処理を行う処理ユニットを備え、処理ユニットに装置本体側から駆動力を伝達する画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置は、シート等の記録媒体に画像を形成するにあたり所定の処理を行う処理ユニット、例えば感光体ドラム上にトナー像を形成する現像装置を含む。現像装置は、一般的に、現像剤を貯留する現像剤貯留部と、現像剤貯留部から現像剤を受け取り、その現像剤を感光体ドラムに供給する現像ローラと、現像剤貯留部から現像ローラが受け取る現像剤の量を規制する規制ブレードとを含む(例えば、特許文献1)。
画像形成装置の装置本体は、現像装置を駆動するための駆動源と、駆動源からの駆動力を現像装置に伝達するための装置本体側ギアとを含む。一方、現像装置は、前記駆動力を受けるためのユニット側ギアを含む。装置本体側ギアとユニット側ギアとの間には、前記駆動力を装置本体側から現像装置側に伝達するための駆動力伝達ギアが介在している。
駆動力伝達ギアは、具体的には、装置本体側ギアと噛み合う第1ギア部と、ユニット側ギアと噛み合う第2ギア部とを一体に有するものである。このような駆動力伝達ギアを用いる場合、第1ギア部の装置本体側ギアに対する第1圧力角と、第2ギア部のユニット側ギアに対する第2圧力角とを異ならせることにより、装置本体から現像装置に駆動力が伝達される際に現像装置を所定の位置から変位させるように働く外力を抑制している。これにより、現像装置は所定の位置に保持されるので、現像ローラから感光体ドラムへの現像剤の供給が円滑に行われる。
特開平9−244367号公報
しかしながら、上記構成の駆動力伝達ギアは、第1圧力角と第2圧力角とを異ならせているものの、第1ギア部と第2ギア部とを外観上識別することは困難である。特に、第1ギア部と第2ギア部とが同一の外径や歯数を有している場合、第1ギア部および第2ギア部の外観上の識別は困難である。そのため、駆動力伝達ギアを支持軸に取り付ける際、第1ギア部と第2ギア部とが間違って逆の配置になってしまう場合がある。その場合、前記外力が十分に抑制されず、現像ローラから感光体ドラムへの現像剤の円滑な供給が妨げられる。また、駆動力を装置本体側から現像装置に円滑に伝達することができない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、装置本体から処理ユニットに駆動力を伝達する駆動力伝達ギアを正確に配置することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、駆動源と、前記駆動源の駆動力を伝達するための装置本体側ギアとを有する装置本体と、前記装置本体内に配置されて記録媒体に画像を形成するにあたり所定の処理を行うと共に、前記駆動源から駆動力が与えられるユニット側ギアを有する処理ユニットと、前記装置本体側ギアと噛み合う第1ギア部と、前記ユニット側ギアと噛み合う第2ギア部とを有する駆動力伝達ギアと、前記駆動力伝達ギアを回転可能に支持する支持軸と、前記駆動力伝達ギアを収容するギアカバーとを含み、前記第1ギア部および前記第2ギア部のうちの一方は、第1係合片が形成された端面を有し、前記ギアカバーは、前記駆動力伝達ギアが収容された状態で前記第1係合片と係合可能な形状の第2係合片と、前記第1係合片と前記第2係合片との係合を目視で確認可能な窓部とを有する。
本発明に係る画像形成装置によれば、第1ギア部と第2ギア部とを外観上識別することが困難な場合であっても、駆動力伝達ギアを支持軸に取り付ける際に第1ギア部と第2ギア部とを間違って逆に配置してしまうことを防止することができる。具体的には、第1ギア部および第2ギア部のうちの一方は、第1係合片が形成された端面を有し、ギアカバーは、駆動力伝達ギアが収容された状態で第1係合片と係合可能な形状の第2係合片を有しているので、第1ギア部と第2ギア部とが正確に支持軸上に配置されている場合、駆動力伝達ギアをギアカバー内に収容したとき、第1係合片と第2係合片とが係合される。
さらに、ギアカバーは、第1係合片と第2係合片との係合を目視で確認可能な窓部を有しているので、第1ギア部と第2ギア部とが正確に支持軸上に配置されているか否かを確実に知ることができる。このように、本発明に係る画像形成装置では、第1係合片と第2係合片との係合と、その係合状態を視認可能な窓部とにより、駆動力伝達ギアを正確に支持軸に取り付けることができる。その結果、駆動力を装置本体側から処理ユニットに円滑に伝達することができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記第1係合片は、第1凹部または第1凸部からなり、前記第2係合片は、前記第1凹部または第1凸部に係合可能な第2凸部または第2凹部からなる。
本発明の他の好ましい実施形態では、前記第1係合片は、前記端面に形成された環状溝であり、前記第2係合片は、前記環状溝に係合される突起である。
本発明の好ましい実施形態では、前記窓部は、前記ギアカバーを切り欠いて形成されている。また、前記窓部は、前記ギアカバーにおける、少なくとも前記窓部が形成された部分を透明とすることで形成してもよい。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記第1ギア部は、前記装置本体側ギアに対して設定された第1圧力角を有し、前記第2ギア部は、前記ユニット側ギアに対して設定された第2圧力角を有し、前記第1圧力角と前記第2圧力角とは異なっている。
本発明に係る画像形成装置では、上述したように、駆動力伝達ギアを支持軸上に正確に配置することができるので、装置本体から処理ユニットに駆動力が伝達される際に処理ユニットを変位させるように働く外力を十分に抑制することができる。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記処理ユニットは、画像形成処理に用いられる現像剤を貯留する現像剤貯留部と、前記現像剤貯留部から前記現像剤を受け取り、その現像剤を所定の像担持体に供給する現像剤担持体と、前記現像剤貯留部から前記現像剤担持体が受け取る前記現像剤の量を規制する現像剤規制部材とを含む現像装置である。
本発明に係る画像形成装置によれば、装置本体から処理ユニットに駆動力を伝達する駆動力伝達ギアを正確に配置することが可能である。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す断面図である。 画像形成装置に用いられている現像装置の内部構造を示す断面図である。 現像装置の一部外観斜視図であり、現像装置の駆動系統であるギア列Gを示している。 現像装置の外観側面図であり、ギア列を示している。 ギア列の駆動力伝達ギアの斜視図である。 現像装置にギアカバーを取り付けた状態を示す斜視図である。 ギアカバーの斜視図である。 図6のVI−VI線に沿って切断した断面図であり、ギアカバーの突起が駆動力伝達ギアの環状溝に嵌まり込んだ状態を示す。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す。画像形成装置10は、例えばタンデム式のカラープリンタであり、箱形を呈する装置本体11を含む。装置本体11は、内部に、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙Pを貯留する用紙貯留部14とを含む。装置本体11の上部には、定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が設けられている。
画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙(記録媒体)Pにトナー画像を形成するものであって、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右方)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとを含む。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kは、感光体ドラム121および現像装置122を含む。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像(可視像)を形成するものであって、図1において反時計方向に回転しつつ対応する現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122は、図略のトナーカートリッジからトナーの補給を受ける。
各感光体ドラム121の直下位置には、帯電装置123が設けられているとともに、各帯電装置123の下方位置には露光装置124が設けられている。各感光体ドラム121は、帯電装置123によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が露光装置124から帯電後の感光体ドラム121のドラム表面に照射される。これにより、各感光体ドラム121のドラム表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像に現像装置122からトナーが供給されると、感光体ドラム121のドラム表面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方には、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間に張設された転写ベルト125が配設されている。転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121のドラム表面に押し付けられた状態で、各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間であって、従動ローラ125b側へ寄った位置にテンションローラ125cが設けられている。テンションローラ125cは、転写ベルト125に張力を与えるものであり、図略の付勢部材の付勢力で上方に付勢されている。したがって、転写ベルト125は、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間でテンションローラ125cにより上方に押し上げられている。
転写ベルト125の周回と共に、転写ベルト125の表面(像担持面)に対して、まず、マゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の一次転写が行なわれる。ついで、転写ベルト125におけるマゼンタトナー像の転写位置に、シアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。以下同様にして、イエロー用ユニット12Yによるイエローのトナー像の転写、およびブラック用ユニット12Kによるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。これにより、転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。
各感光体ドラム121の図1における左方位置には、感光体ドラム121のドラム表面上の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置127が設けられている。ドラムクリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121のドラム表面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かう。ドラムクリーニング装置127で感光体ドラム121のドラム表面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対110が設けられており、用紙貯留部14からの用紙Pは、搬送ローラ対110の駆動で転写ベルト125へ向けて搬送される。また、用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置で転写ベルト125の表面(像担持面)と当接した二次転写ローラ113が設けられている。二次転写ローラ113は転写ベルト125の像担持面との間で転写ニップ部を形成する。用紙Pは、転写ニップ部において転写ベルト125と二次転写ローラ113とに押圧挟持され、これにより、転写ベルト125上のトナー像が用紙Pに二次転写される。
さらに、用紙搬送路111における転写ニップ部の下方には、一対のレジストローラ112が配設されている。レジストローラ112は、用紙Pを転写ニップ部に向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。
用紙貯留部14は、装置本体11の図1における右側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを含む。用紙トレイ142には複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留される。用紙トレイ142は、上方に開口した箱体で構成され、用紙束P1が貯留可能になっている。用紙トレイ142に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、ピックアップローラ143の駆動で用紙搬送路111へ向けて1枚ずつ繰り出される。用紙トレイ142から繰り出された用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って転写ニップ部へ向けて搬送される。
定着部13は、二次転写された用紙P上のトナー像に対して定着処理を施す。定着部13は、内部に加熱源である通電発熱体を有する加熱ローラ131と、加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、定着ローラ132および加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、定着ベルト133を介して定着ローラ132と対向配置された加圧ローラ134とを含む。定着部13へ供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施される。定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って用紙排出部15の排紙トレイ151へ向けて排出される。
図2は、現像装置122の内部構造を示す断面図である。現像装置122は、該現像装置122の内部空間を画定する現像容器45を含む。現像装置122は、現像容器45内に、現像剤を貯留すると共に、現像剤を攪拌しつつ搬送することが可能とされた現像剤貯留部41と、現像剤貯留部41の上方に配置された磁気ローラ56と、磁気ローラ56の斜め上方位置で磁気ローラ56に対向配置された現像ローラ42と、先端が磁気ローラ56に対向するように配置された現像剤規制ブレード55とを含む。
現像剤貯留部41は、現像装置122の長手方向に延びる2つの隣り合う現像剤貯留室41a,41bから構成されており、現像剤貯留室41a,41bは、現像容器45に一体に形成された仕切り板50によって長手方向において互いに仕切られているが、長手方向における両隅部において互いに連通されている。また、各現像剤貯留室41a,41bには、回転により現像剤を攪拌するスクリューフィーダ43,44が回転可能に装着されている。スクリューフィーダ43,44は、回転方向が互いに逆方向に設定されているので、現像剤は、現像剤貯留室41aおよび現像剤貯留室41b間を攪拌されつつ搬送される。この攪拌により、トナーとキャリアとが混合され、トナーが帯電される。
磁気ローラ56は、駆動源16(図5)によって回転される回転軸58と、回転軸58と矢印で示す方向に一体に回転するように構成された回転スリーブ57とを有する。回転軸58は、現像装置122の長手方向に延びるように配設されており、回転スリーブ57は、例えばアルミ等の非磁性材料から構成され、軸心が回転軸58と一致する円筒状の形状を有している。
回転スリーブ57が回転すると、回転スリーブ57の内部に配置された図略の磁石によって現像剤貯留部41から磁気的に汲み上げられた現像剤が、回転スリーブ57の周面59上に保持されて搬送される。
回転スリーブ57の周面59に磁気的に付着した現像剤の層厚は、現像剤規制ブレード55によって規制される。現像剤規制ブレード55は、回転スリーブ57の長手方向に沿って延び、その先端が周面59との間で所定の隙間を形成するように配設された板部材である。回転スリーブ57が回転すると、現像剤規制ブレード55の前記先端によって、回転スリーブ57の周面59上の現像剤の穂切りが行われる。この穂切りによって、現像剤の層厚が規制され、回転スリーブ57の周面59上に、所定厚みの現像剤層、つまり磁気ブラシ層が均一に形成される。
現像ローラ42は、駆動源16(図4)によって回転される回転軸48と、回転軸48と矢印で示す方向に一体に回転するように構成された回転スリーブ49とを有するシャフト状の部材である。回転軸48は、現像装置122の長手方向に延びるように配設されており、回転スリーブ49は、軸心が回転軸48と一致する円筒状の形状を有している。回転スリーブ49の周面47は、磁気ローラ56の周面59との間で所定の隙間を形成するように配設されている。また、回転スリーブ49は、現像容器45に形成された所定の開口を通して感光体ドラム121に臨むように配設されており、周面47と感光体ドラム121のドラム表面との間には所定の隙間が形成されている。
現像ローラ42は、矢印の方向に回転されると、周面47が磁気ローラ56上の磁気ブラシ層と接触する。このとき、現像ローラ42と磁気ローラ56との間にバイアスを印加すると、電位差によって磁気ブラシ層からトナーのみが現像ローラ42の周面47に移動し、周面47上にトナー層が形成される。そして、周面47上のトナー層が、現像ローラ42と感光体ドラム121との間の電位差によって感光体ドラム121のドラム表面に移動すると、感光体ドラム121のドラム表面に形成されている静電潜像が現像され、トナー像が形成される。
次に、図3および図4を参照して、現像装置122の駆動系統について説明する。図3は、現像装置122の一部外観斜視図であり、現像装置122の駆動系統であるギア列を示している。図4は、現像装置122の外観側面図であり、ギア列を示している。図3に示すように、現像装置122の駆動系統であるギア列Gは、現像装置122(つまり、現像容器45)の長手方向における一方の側壁面に配列されている。
ギア列Gは、図3および図4に示すように、画像形成装置10の装置本体11から与えられる駆動力を現像装置122に伝達する駆動力伝達ギア20と、駆動力伝達ギア20を介して磁気ローラ56に前記駆動力を伝達する磁気ローラ用ギア21と、駆動力伝達ギア20を介して現像ローラ42に前記駆動力を伝達する現像ローラ用ギア22と、駆動力伝達ギア20を介してスクリューフィーダ43,44に前記駆動力を伝達するスクリューフィーダ用ギア23,24とを含む。
駆動力伝達ギア20は、図5に示すように、第1ギア部25と第2ギア部26とからなり、第1ギア部25と第2ギア部26とが軸方向に並んで一体に形成されたギアである。第1ギア部25と第2ギア部26とは、互いに同軸かつ同径に設定されている。画像形成装置10の装置本体11は、現像装置122を駆動する駆動源(例えばモータ)16と、駆動源16の駆動力を現像装置122に伝達するための装置本体側ギア17とを含む。駆動力伝達ギア20の第1ギア部25は、装置本体側ギア17と噛み合っている。一方、駆動力伝達ギア20の第2ギア部26は、磁気ローラ用ギア21と噛み合っている。
第1ギア部25は、装置本体側ギア17に対して第1圧力角に設定された歯面を有し、第2ギア部26は、磁気ローラ用ギア21に対して第2圧力角に設定された歯面を有している。第1圧力角と第2圧力角とは異なるように設定されている。
また、駆動力伝達ギア20は、軸方向中心部に貫通孔27を有しており、この貫通孔27を介して、現像容器45の側壁60に設けられた支持軸61に回転可能に取り付けられている。駆動力伝達ギア20は、図3および図4では、第2ギア部26が側壁60に面するように支持軸61に取り付けられている。
磁気ローラ56の回転軸58(図2)の一端部は、現像容器45の側壁60を貫通して外部に突出しており、磁気ローラ用ギア21は、その突出部分に支持されている。
現像ローラ42の回転軸48(図2)の一端部は、現像容器45の側壁60を貫通して外部に突出しており、現像ローラ用ギア22は、その突出部分に支持されている。磁気ローラ用ギア21と現像ローラ用ギア22との間には、第1アイドルギア28が配設されており、この第1アイドルギア28に磁気ローラ用ギア21と現像ローラ用ギア22とが噛み合っている。
スクリューフィーダ43の回転軸43aおよびスクリューフィーダ44の回転軸44aの各一端部は、現像容器45の側壁60を貫通して外部に突出しており、各突出部分に、スクリューフィーダ用ギア23,24が支持されている。磁気ローラ用ギア21とスクリューフィーダ用ギア23,24との間には、第2アイドルギア29が配設されており、この第2アイドルギア29に磁気ローラ用ギア21とスクリューフィーダ用ギア23,24とが噛み合っている。
駆動源16からの駆動力は、次のようにして現像装置122に伝達される。すなわち、駆動源16からの駆動力は、まず、装置本体側ギア17に与えられ、これにより、装置本体側ギア17が回転する。装置本体側ギア17の回転に伴い、該装置本体側ギア17に噛み合う第1ギア部25を有する駆動力伝達ギア20が回転する。駆動力伝達ギア20の回転に伴い、第2ギア部26に噛み合っている磁気ローラ用ギア21が回転する。このとき、駆動源16からの駆動力が現像装置122に入力される。
磁気ローラ用ギア21の回転に伴い、磁気ローラ56が回転して現像剤貯留部41から現像剤を受け取る共に、第1アイドルギア28を介して現像ローラ用ギア22が回転する。これにより、現像ローラ42は回転して、磁気ローラ56からトナーを受け取る。
また、磁気ローラ用ギア21の回転に伴い、第2アイドルギア29を介してスクリューフィーダ用ギア23,24が回転する。これにより、スクリューフィーダ43,44は回転して、現像剤貯留室41a,41b内で現像剤を攪拌しつつ搬送する。
上記のように駆動源16からの駆動力が現像装置122に伝達されることで、感光体ドラム121のドラム表面上にトナー像が形成される。
また、ギア列Gの駆動力伝達ギア20では、装置本体側ギア17に噛み合う第1ギア部25は第1圧力角を有し、磁気ローラ用ギア21に噛み合う第2ギア部26は第2圧力角を有し、第1圧力角と第2圧力角とは互いに異なるように設定されているので、装置本体11の駆動源16から駆動力伝達ギア20を介して現像装置122に駆動力が伝達される際に現像装置122を所定の位置から変位させるように働く外力が抑制される。これにより、現像装置122は所定の位置に保持されるので、現像ローラ42から感光体ドラム121へのトナーの供給が円滑に行われる。
上記構成のギア列Gは、現像装置122の装置本体11への組み込み時には、図6に示すように、ギアカバー30内に収容されている。ギアカバー30は、ギア列Gを覆うことが可能な形状を有し、現像容器45の側壁60に取り付けられる。図7は、ギアカバー30の斜視図である。
ところで、上記構成のギア列Gでは、駆動力伝達ギア20が支持軸61上に正確に取り付けられない場合が生じ得る。具体的には、駆動力伝達ギア20は、第1圧力角と第2圧力角とを異ならせているものの、第1ギア部25と第2ギア部26とを外観上識別することは困難である。特に、第1ギア部25と第2ギア部26とが同一の外径や歯数を有している場合、第1ギア部25および第2ギア部26の外観上の識別は困難である。そのため、駆動力伝達ギア20を支持軸61に取り付ける際、第1ギア部25と第2ギア部26とが間違って逆の配置になってしまう場合がある。つまり、第2ギア部26ではなく、第1ギア部25が現像容器45の側壁60に面するように駆動力伝達ギア20が支持軸61に取り付けられる場合がある。
駆動力伝達ギア20が支持軸61に正確に取り付けられず、ギアカバー30によって覆われてしまうと、第1ギア部25が磁気ローラ用ギア21に噛み合い、第2ギア部26が装置本体側ギア17に噛み合っていることに気付かないまま、現像装置122が駆動されてしまう。その場合、現像装置122に働く前記外力が十分に抑制されず、現像ローラ42から感光体ドラム121へのトナーの円滑な供給が妨げられる。また、駆動源16からの駆動力を装置本体11から現像装置122に円滑に伝達することができない。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置10では、駆動力伝達ギア20を支持軸61に正確に取り付けるための手段、具体的には、駆動力伝達ギア20とギアカバー30とを係合させる係合手段と、その係合状態を目視で確認可能な視認手段とを設けている。以下、それらの手段について詳述する。
係合手段は、駆動力伝達ギア20に設けられた第1係合片と、ギアカバー30に設けられ、第1係合片と係合可能な形状の第2係合片とからなり、駆動力伝達ギア20がギアカバー30内に収容されたときに第1係合片と第2係合片とが互いに係合することで、駆動力伝達ギア20が支持軸61に正確に取り付けられたことを確認するものである。
具体的には、第1係合片として、図5に示すように、駆動力伝達ギア20の第1ギア部25における第2ギア部26とは反対側の端面31に、凹部(第1凹部)である環状溝32を形成している。また、第2係合片として、ギアカバー30における駆動力伝達ギア20に対応する部位34に、凸部(第2凸部)である突起33を形成している。突起33は、第1ギア部25の端面31に向かって突出するように設定されている。
駆動力伝達ギア20が支持軸61に正確に取り付けられている場合、ギア列Gがギアカバー30内に収容されたとき、図8に示すように、突起33が環状溝32内に嵌まり込んだ状態となっている。言い換えれば、駆動力伝達ギア20が支持軸61に正確に取り付けられていない場合、ギア列Gをギアカバー30内に収容しようとするとき、突起33が第2ギア部26の端面35(図5)に当接してしまうので、駆動力伝達ギア20をギアカバー30内に収容し難くなる。これにより、駆動力伝達ギア20が支持軸61に正確に取り付けられていないと気付くことができる。
なお、環状溝(第2凹部)32をギアカバー30の部位34の内面に形成し、突起(第1凸部)33を第1ギア部25の端面31に形成してもよい。また、駆動力伝達ギア20の回転を妨げない限り、第1係合片および第2係合片の形状は特に限定されない。
視認手段は、第1係合片と第2係合片との係合状態、つまり突起33が環状溝32に嵌まり込んだ状態を目視で確認するものである。視認手段として、図6および図7に示すように、ギアカバー30における駆動力伝達ギア20に対応する部位34に、窓部36を形成している。
窓部36は、図6および図7では、ギアカバー30の部位34を切り欠くことにより形成されている。前記切り欠きにより、駆動力伝達ギア20の第1ギア部25が外部に露出している。このような窓部36により、突起33が環状溝32に嵌まり込んでいるか否かを目視で確実に知ることが可能である。
なお、図6および図7では、駆動力伝達ギア20の第1ギア部25の略全体が外部に露出する程度に窓部36の大きさ、つまり切り欠き範囲が設定されているが、窓部36の大きさは、突起33と環状溝32とが係合していることを視認できる程度の大きさであればよい。また、ギアカバー30における少なくとも窓部36が形成された部分を、透明な樹脂等を用いることで透明にして、突起33と環状溝32との係合状態を視認できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置10では、環状溝(第1係合片)32と突起(第2係合片)33とからなる係合手段と、環状溝32と突起33との係合状態を視認可能とした視認手段である窓部36とにより、駆動力伝達ギア20を正確に支持軸61に取り付けることができる。その結果、駆動源16からの駆動力を装置本体11から現像装置44に円滑に伝達することができる。また、現像装置122に作用する前記外力を抑制することができる。
10 画像形成装置
11 装置本体
12 画像形成部
16 駆動源
17 装置本体側ギア
20 駆動力伝達ギア
21 磁気ローラ用ギア
22 現像ローラ用ギア
23,24 スクリューフィーダ用ギア
25 第1ギア部
26 第2ギア部
30 ギアカバー
32 環状溝(第1係合片)
33 突起(第2係合片)
36 窓部
41 現像剤貯留部
42 現像ローラ
43,44 スクリューフィーダ
45 現像容器
49 回転スリーブ
55 現像剤規制ブレード
56 磁気ローラ
57 回転スリーブ
58 回転軸
61 支持軸
121 感光体ドラム
122 現像装置
G ギア列
P 用紙(現像装置)

Claims (7)

  1. 駆動源と、前記駆動源の駆動力を伝達するための装置本体側ギアとを有する装置本体と、
    前記装置本体内に配置されて記録媒体に画像を形成するにあたり所定の処理を行うと共に、前記駆動源から駆動力が与えられるユニット側ギアを有する処理ユニットと、
    前記装置本体側ギアと噛み合う第1ギア部と、前記ユニット側ギアと噛み合う第2ギア部とを有する駆動力伝達ギアと、
    前記駆動力伝達ギアを回転可能に支持する支持軸と、
    前記駆動力伝達ギアを収容するギアカバーと、
    を備え、
    前記第1ギア部および前記第2ギア部のうちの一方は、第1係合片が形成された端面を有し、
    前記ギアカバーは、前記駆動力伝達ギアが収容された状態で前記第1係合片と係合可能な形状の第2係合片と、前記第1係合片と前記第2係合片との係合を目視で確認可能な窓部とを有する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1係合片は、第1凹部または第1凸部からなり、前記第2係合片は、前記第1凹部または第1凸部に係合可能な第2凸部または第2凹部からなる画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記第1係合片は、前記端面に形成された環状溝であり、前記第2係合片は、前記環状溝に係合される突起である画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記窓部は、前記ギアカバーを切り欠いて形成されている画像形成装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記ギアカバーは、少なくとも前記窓部が形成された部分が透明である画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記第1ギア部は、前記装置本体側ギアに対して設定された第1圧力角を有し、前記第2ギア部は、前記ユニット側ギアに対して設定された第2圧力角を有し、
    前記第1圧力角と前記第2圧力角とは異なっている画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記処理ユニットは、
    画像形成処理に用いられる現像剤を貯留する現像剤貯留部と、
    前記現像剤貯留部から前記現像剤を受け取り、その現像剤を所定の像担持体に供給する現像剤担持体と、
    前記現像剤貯留部から前記現像剤担持体が受け取る前記現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、
    を含む現像装置である画像形成装置。
JP2009226035A 2009-09-30 2009-09-30 画像形成装置 Pending JP2011075748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009226035A JP2011075748A (ja) 2009-09-30 2009-09-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009226035A JP2011075748A (ja) 2009-09-30 2009-09-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011075748A true JP2011075748A (ja) 2011-04-14

Family

ID=44019814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009226035A Pending JP2011075748A (ja) 2009-09-30 2009-09-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011075748A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5286175B2 (ja) 現像剤カートリッジ
JP4543077B2 (ja) トナーカートリッジ、画像形成装置
JP2011133763A (ja) 現像カートリッジ
JP6366097B2 (ja) 画像形成装置
JP2009069417A (ja) 画像形成装置
US10606188B2 (en) Powder container, process cartridge, and image forming apparatus
JP2017215388A (ja) 定着装置および画像形成装置
US8862029B2 (en) Image forming apparatus
JP5476695B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US9804530B2 (en) Toner case and image forming apparatus including the same
US8953976B2 (en) Developing device, image forming apparatus, and process cartridge
JP5075030B2 (ja) トナー補給機構及びこれを備えたカラー画像形成装置
JP4579172B2 (ja) トナー搬送装置、トナー供給装置および画像形成装置
US8744319B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP6564182B2 (ja) 画像形成装置
JP2011075748A (ja) 画像形成装置
JP2008122693A (ja) 現像装置
JP2019144576A (ja) 画像形成装置
JP5152399B2 (ja) 現像カートリッジ
JP5027897B2 (ja) 感光体ドラム支持構造及びこれを備えた画像形成装置
JP7333013B2 (ja) 収納容器、及び、画像形成装置
JP5346785B2 (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP2007047295A (ja) 現像剤及び現像装置及びこれらを用いた画像形成装置
JP6741227B2 (ja) 着脱ユニットの駆動伝達装置、着脱ユニットおよび画像形成装置
JP2017067946A (ja) プロセスユニットおよびそれを備える画像形成装置