JP2011075713A - 帯電装置用電源ユニット及び該ユニットを備える画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体の帯電量を的確に調整しながら像担持体を帯電させる帯電装置用電源ユニット、及び、該ユニットを備える画像形成装置を安価にて提供する。
【解決手段】画像形成装置の帯電装置(52)に電圧を印加する帯電装置用電源ユニット(60)において、帯電装置(52)の放電部(52c)に接続される高圧電源(62)と、高圧電源(62)とは並列にて放電部(52c)とフレームグランドとの間を接続し、相互には直列に接続されたツェナーダイオード(66)及び可変抵抗モジュール(68)とを備える。可変抵抗モジュール(68)は、1つの可変抵抗器(70)と、相互に異なる抵抗値を有する複数の固定抵抗体(74a,b,c)と、固定抵抗体(74a,b,c)のうちから選択された一つの固定抵抗体と可変抵抗器(70)とを切り替え可能に接続する接続部材(72a,b,c)とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に適用される帯電装置用電源ユニットに関するものである。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として感光体ドラムが広く用いられている。感光体ドラムを用いた一般的な画像形成プロセスは以下のように行われる。感光体ドラムの表面は、帯電装置により所定電位で一様に帯電され、そこに露光装置のLED光等を照射することにより部分的に電位が減衰して原稿画像の静電潜像が形成される。この静電潜像を現像装置で現像することによってトナー像が現像される。トナー像は、紙等の転写材に直接転写されるか、若しくは、転写ベルトに一旦転写されてから転写材に転写される。
例えば、特許文献1は帯電装置を開示しており、この帯電装置では、シールド又はグリッドの電位が電位維持手段によって所定値に維持される。
一方、帯電線には高圧電源が接続されているが、感光体ドラムの帯電量が目標値になるよう、帯電線の電位を調整することも従来から行われている。この場合、帯電線に対し、高圧電源、可変抵抗器及びツェナーダイオードからなる帯電装置用電源ユニットが接続される。具体的には、帯電線に対し、高圧電源とは並列にて可変抵抗器及びツェナーダイオードが直列に接続され、これら可変抵抗器とツェナーダイオードを通じて帯電線がフレームグランドに接続される。
特許第2608279号公報
従来技術のように、帯電線とフレームグランドとの間に、ツェナーダイオード及び1つの可変抵抗器が直列に配列されている場合、可変抵抗器に要求されるスペックは非常に高くなる。例えば、現在使用されている可変抵抗器の定格電圧は200Vであり、定格ワイパ電流は500μAである。
このような仕様の可変抵抗器は高価であり、帯電装置用電源ユニットのコストアップ、ひいては画像形成装置のコストアップを招いていた。
とはいえ、低仕様の安価な可変抵抗器を採用した場合、抵抗値が小さくなったり、若しくは、抵抗値の調整の精度(分解能)が低下し、像担持体の帯電量を的確に調整できなくなる虞がある。帯電量が的確に調整されない場合、画像形成装置によって得られる画像の品質が低下してしまう。
本発明は上述した事情に基づいてなされ、その目的とするところは、像担持体の帯電量を的確に調整しながら像担持体を帯電させる帯電装置用電源ユニット、及び、該ユニットを備える画像形成装置を安価にて提供することにある。
本発明の一態様によれば、画像形成装置の帯電装置に電圧を印加する帯電装置用電源ユニットにおいて、前記帯電装置の放電部に接続される高圧電源と、前記高圧電源とは並列にて前記放電部とフレームグランドとの間を接続し、相互には直列に接続されたツェナーダイオード及び可変抵抗モジュールとを備え、前記可変抵抗モジュールは、1つの可変抵抗器と、相互に異なる抵抗値を有する複数の固定抵抗体と、前記固定抵抗体のうちから選択された一つの固定抵抗体と前記可変抵抗器とを切り替え可能に接続する接続部材とを含むことを特徴とする帯電装置用電源ユニットが提供される(請求項1)。
請求項1の帯電装置用電源ユニットでは、可変抵抗モジュールが複数の固定抵抗体を含み、接続部材によって可変抵抗器と固定抵抗体とが選択的に接続される。可変抵抗モジュールの抵抗値は、可変抵抗器の抵抗値と選択された固定抵抗体の抵抗値との和になる。このため、可変抵抗器の抵抗値が従来の可変抵抗器の抵抗値よりも小さくても、可変抵抗モジュール全体としてみれば、従来用いられていた可変抵抗器と同程度の抵抗値が確保される。
一方、可変抵抗モジュールの可変抵抗器においては、自身が固定抵抗体と直列に接続されているので、抵抗値の可変範囲が従来用いられていた可変抵抗器よりも狭くても良い。抵抗値の可変範囲が狭い可変抵抗器は、抵抗値の可変範囲が広い可変抵抗器に比べて、抵抗値の調整精度(分解能)において優れ、且つ、安価である。
このように可変抵抗モジュールの抵抗値が確保されるとともに可変抵抗器が優れた分解能を有する結果、この帯電装置用電源ユニットを用いた画像形成装置では、像担持体の帯電量が的確に調整される。また、この帯電装置電源ユニットは、抵抗値の可変範囲が狭い可変抵抗器を用いることによって、安価にて提供される。
好ましくは、前記固定抵抗体のうち一の固定抵抗体と他の固定抵抗体との間の抵抗値の差は、前記可変抵抗器の抵抗値の可変範囲よりも小さい(請求項2)。
請求項2の帯電装置用電源ユニットによれば、可変抵抗器と一の固定抵抗体の組み合わせで得られる抵抗値の可変範囲と、可変抵抗器と他の固定抵抗体の組み合わせで得られる抵抗値の可変範囲とが部分的に重なり合う。このように抵抗値の可変範囲が重なり合うことで、可変抵抗器と固定抵抗体の組み合わせを頻繁に変える必要がなく、可変抵抗モジュールの抵抗値が容易に調整される。
また、上述した目的を達成するため、本発明の他の態様によれば、請求項1又は2の帯電装置用電源ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置が提供される(請求項3)。
本発明の画像形成装置においては、帯電装置用電源ユニットによって、像担持体の帯電量が的確に調整されるので、優れた画質を有する画像が形成される。また、帯電装置用電源ユニットが安価であるため、画像形成装置も安価である。
本発明によれば、像担持体の帯電量を的確に調整しながら像担持体を帯電させる帯電装置用電源ユニット、及び、該ユニットを備える画像形成装置が安価にて提供される。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構造を示す模式的な断面図である。 図1のプリンタに用いられる帯電装置用電源ユニットの概略構成を示すブロック図である。 図1のプリンタにおける、感光体ドラムの表面電位の調整方法を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、図面では部材の位置及び大きさ等は適宜強調して描かれている。
図1を用いて、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのタンデム型のカラープリンタ100の概略構成を説明する。図1は、カラープリンタ100の要部構成を示す正面図である。
プリンタ100は、給紙部1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、ベルト搬送部4、画像形成部50、二次転写部6、定着部7、排出搬送路8、排出トレイ9、光学検知ユニット10及び制御部18を含んで構成されている。画像形成部50は、第1の画像形成機構5K、第2の画像形成機構5M、第3の画像形成機構5C及び第4の画像形成機構5Yの、4つの画像形成機構を備えている。
プリンタ100は、次のような画像形成工程を行う。用紙Pは、給紙部1の給紙カセット1aより、ピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2に搬送され、レジストローラ対3を介して二次転写部6へ搬送される。
画像形成部50では、転写ベルトとしての中間転写ベルト11が、駆動ローラ41により、矢印の方向に送られる。中間転写ベルト11上には、画像形成機構5Y、5C、5M、5Kにおいて、像担持体としての各々の感光体ドラム51に形成されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像が順次多重転写され、カラー画像が形成される。
ここで形成されたカラー画像は、二次転写部6によって、中間転写ベルト11から、給紙カセット1aより搬送されてきた用紙Pに二次転写される。二次転写によって、用紙P上にカラー画像が形成される。
この後、未定着のカラー画像を転写された用紙Pは、中間転写ベルト11から分離され、定着部7に搬送される。そして、定着ローラ7aと加圧ローラ7bの圧接により形成されるニップ部にて、用紙Pに定着に必要な熱量が供給され、カラー画像の定着処理が行われる。定着部7で定着処理が行われた後、用紙Pは、排出搬送路8を経て排出トレイ9に排出される。なお、定着ローラ7aには、ヒータ(不図示)が内蔵され、このヒータは定着に必要な所定の温度を発生するように制御されている。
次に、プリンタ100の主要な構成要素である画像形成部50の構成について、詳細に説明をする。画像形成部50は、ベルト搬送部4と、現像装置56を含む第1〜第4の画像形成機構5K、5M、5C、5Yと、中間転写クリーニングユニット45とからなる。
図1に示すように、ベルト搬送部4は、駆動ローラ41と、従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト11とからなる。中間転写ベルト11は、テンションローラ44により、適度なテンションに保たれている。
第1〜第4の画像形成機構5K、5M、5C、5Yは、ベルト搬送部4の下方に並んで配置されている。各画像形成機構の配置は、用紙搬送方向上流より順に、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)用となっており、全て略同じ構成の画像形成装ユニットからなる。よって、第1〜第4の画像形成機構5K、5M、5C、5Yにおいて、同一構成である部分については同一符号を付している。なお、以下の第1〜第4の画像形成機構5K、5M、5C、5Yの説明においては、特に限定する必要がある場合を除き、「K」「M」「C」「Y」の識別記号は省略し、単に画像形成機構5と表記して説明する。
画像形成機構5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、露光装置53、一次転写部材(一次転写ローラ)54、クリーニング装置55、現像装置56及び除電装置(除電ランプ)58を含み、樹脂等からなる筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、プリンタ100の本体に取り付けられている。
感光体ドラム51は、アモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位が所定の電位になるよう主帯電装置52により帯電させられる。
帯電した感光体ドラム51の表面には、露光装置53によって画像情報に応じた光が照射され、これにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。なお、本実施形態では、露光装置53として、LPH(LED PRINT HEAD)を用いている。これに代えて、LSU(レーザスキャニングユニット)を用いることもできる。
現像装置56には、トナータンク(不図示)より現像剤が供給される。現像剤としては、一成分系磁性トナーや二成分系トナーを用いることができる。
現像装置56では、現像剤が現像ローラ57の表面に塗布され、そして、現像ローラ57から、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像に、現像剤中のトナー粒子が供給される。これにより、感光体ドラム51にてトナー像が現像される。
例えば、感光体ドラム51の暗電位が+300V、現像バイアスが+200V、露光後電位が+20Vとなるように設定することができる。この現像バイアスと露光後電位の差がいわゆるコントラスト電位である。例えば、ブラックのトナー像の形成においては、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当する。
上記のように形成された静電潜像が現像されたトナー像は、一次転写部材54との転写ニップにおいてベルト搬送部4の中間転写ベルト11表面に転写される。一次転写ローラ54には、感光体ドラム51に形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写させるために、感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の転写バイアスが−100〜−1000Vの範囲に設定され、印加されるようになっている。
感光体ドラム51上の転写されなかったトナーは、クリーニング装置55において除去される。続いて、感光体ドラム51表面の残留電位を下げて均一にすべく、除電ランプ58により感光体ドラム51が除電され、次の一連のプロセスに備えられる。なお画像形成における電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナーの特性、環境等に応じて、最適な値が選択できるものである。
プリンタ100は、上述の画像形成機構5の動作に基づいて、第1〜第4の画像形成機構5K、5M、5C、5Yで、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を、感光体ドラム51上に現像し、中間転写ベルト11上に順次繰り返し、ずれなく多重転写することで、1つのカラー画像の形成を行う。
光学検知ユニット10は、中間転写ベルト11の外面近傍であって、転写ベルト11の走行方向でみて、画像形成機構5Kから駆動ローラ41までの間に配置されている。光学検知ユニット10は、中間転写ベルト11の表面状態、即ち、第1〜第4の画像形成機構5K、5M、5C、5Yによって転写されたトナー像を非接触で検知可能である。
駆動ローラ41に架け回されている中間転写ベルト11は、二次転写ローラ61とともに、二次転写ユニット6のニップ部(二次転写ニップ部)を構成している。
二次転写ローラ61には、図示しないけれども電源が接続され、電源によって、駆動ローラ41と二次転写ローラ61との間には二次転写バイアス電圧が印加される。この二次転写バイアス電圧によって、中間転写ベルト11の外面上のトナー像が用紙Pに転写される。この転写の際、中間転写ベルト11と二次転写ローラ61との間を電流(二次転写電流)が流れる。
中間転写クリーニングユニット45は、中間転写クリーニングローラ45aと、中間転写クリーニングブレード45bとを備えている。中間転写クリーニングローラ45aは、中間転写ベルト11に対して圧接されていて、中間転写ベルト11の回転方向と同方向に回転されている。中間転写クリーニングブレード45bは、中間転写ベルト11の移動方向における中間転写クリーニングローラ45aの位置から下流側にて、中間転写ベルト11に対して当接することにより、中間転写ベルト11上の転写残トナーを掻き落とす。
図2は、主帯電装置52のための電源ユニット60の概略構成を示している。
主帯電装置52としてのコロナ放電器はケーシング52aを有し、ケーシング52aの開口にはグリッド52bが設けられている。ケーシング52a内には、放電部として放電線52cが配置され、放電線52cは、絶縁性が確保された状態で、グリッド52bと対向している。
グリッド52bは、フレームグランドFGに電気的に接続され、放電線52cには主帯電装置52用の電源ユニット60が接続されている。
電源ユニット60は、高圧電源62、抵抗体64、ツェナーダイオード66及び、可変抵抗モジュール68からなる。
高圧電源62は、例えば0.4kV〜0.6kVの範囲内の電圧を出力可能な直流の定電流源である。
ツェナーダイオード66及び可変抵抗モジュール68は、放電線52cに対して、高圧電源62及び抵抗体64とは並列に接続されている。ツェナーダイオード66、例えば300V〜500Vの範囲内のツェナー電圧(降伏電圧)を有し、本実施形態では、ツェナーダイオード66のツェナー電圧の代表値は、400Vである。ツェナーダイオード66は、高圧電源62に対し逆バイアスになるよう配置され、ツェナーダイオード66のカソードが放電線52cに接続され、ツェナーダイオード66のアノードが可変抵抗モジュール68を介してフレームグランドFGに接続されている。
可変抵抗モジュール68は、可変抵抗器70と、3つのジャンパスイッチ72a,b,cと、3つの固定抵抗体74a,b,cとからなる。
可変抵抗器70は、例えば、0V〜250Vの範囲内の定格電圧、及び、200μA〜500μAの範囲内の定格ワイパ電流を有する。そして、可変抵抗器70は、例えば、0Ω〜500kΩの範囲内の抵抗値の可変範囲を有する。本実施形態では、可変抵抗器70は200Vの定格電圧、500μAの定格ワイパ電流、及び、300kΩの抵抗値の可変範囲を有する。
可変抵抗器70の一端は、ツェナーダイオード66のカソードに接続され、可変抵抗器70の他端には3つのジャンパスイッチ72a,b,cが互いに並列に接続されている。
ジャンパスイッチ72a,b,cの各々は、1対のジャンパピン76を含み、ジャンパピン76間は、着脱自在なジャンパプラグ78によって電気的に接続可能である。可変抵抗器70の他端は、ジャンパピン76の一方に接続されており、ジャンパピン76の他方には、固定抵抗体74a,b,cの一端がそれぞれ接続されている。そして、固定抵抗体74a,b,cの他端は、フレームグランドFGにそれぞれ接続されている。
これら3つのジャンパスイッチ72a,b,cは、固定抵抗体74a,b,cのうち一つと可変抵抗器70とを選択的に電気的に接続する接続部材を構成している。
固定抵抗体74a,b,cは、相互に異なる電気抵抗値を有し、例えば、0Ω〜100Ω、150Ω〜250Ω、及び、300Ω〜400Ωの範囲内の電気抵抗値をそれぞれ有する。
好ましくは、可変抵抗器70の抵抗値の可変範囲は、3つの固定抵抗体74a,b,cのうち中間に相当する固定抵抗体74bの抵抗値と、最小又は最大に相当する固定抵抗体74a,cの抵抗値との差よりも広い。
また、好ましくは、ツェナーダイオード66のツェナー電圧の代表値に基づいて設定される可変抵抗モジュール68の抵抗値の代表値が、抵抗値が中間の固定抵抗体74bを選択したときの可変抵抗モジュール68の抵抗値の可変範囲の略中央になるように、固定抵抗体74a,b,cの抵抗値が選択される。
そこで本実施形態では、固定抵抗体74a,b,cは、22kΩ、180kΩ及び390kΩの電気抵抗値(代表値)をそれぞれ有する。従って、可変抵抗モジュール68全体としてみたときの抵抗値の可変範囲は、固定抵抗体74a,b,c毎に、22kΩ〜322kΩ、280kΩ〜480kΩ、及び、390kΩ〜690Ωである。
この場合、可変抵抗モジュール68の抵抗値の代表値は330kΩであり、固定抵抗体74bを選択したときの可変抵抗モジュール68の抵抗値の可変範囲の中央値は300kΩである。
なお以下では、3つのジャンパスイッチ72a,b,cのうち、接続された固定抵抗体74a,b,cの抵抗値が最小のものを第1のジャンパスイッチ72a、中間のものを第2のジャンパスイッチ72b、そして、最大のものを第3のジャンパスイッチ72cとも称する。
上述した実施形態のプリンタ100においては、主帯電装置52によって、感光体ドラム51の表面電位が所定の目標値になるように帯電させられるけれども、そのために、可変抵抗モジュール68の抵抗値が予め調整される。
図3は、感光体ドラム51ドラムの表面電位の調整方法、換言すれば、可変抵抗モジュール68の抵抗値の調整方法を示すフローチャートである。
まず、第2のジャンパスイッチ72bにのみジャンパプラグ78が取り付けられ、第2のジャンパスイッチ72bのみオンされる(S10)とともに、可変抵抗器70の抵抗値が最大に設定される(S12)。
それから、感光体ドラム51の表面電位が目標値に等しいか、目標値よりも高いか、あるいは、目標値よりも低いかが判定される(S14)。この判定の結果、表面電位が目標値に等しければ調整は終了する。
一方、感光体ドラム51の表面電位が目標値よりも高ければ、可変抵抗器70の抵抗値が所定値だけ小さくなるよう変更される(S16)。この後、感光体ドラム51の表面電位が目標値に等しくなったか否かが判定され(S18)、表面電位が目標値に等しければ調整は終了する。
一方、ステップS18の確認の結果、表面電位が目標値に等しくなっていなければ、可変抵抗器70の抵抗値が最小値になっているか否かが判定される(S20)。可変抵抗器70の抵抗値が最小値になっていなければ、ステップS16、ステップS18及びステップS20が繰り返される。
ステップS20において、可変抵抗器70の抵抗値が最小値であると判定されると、可変抵抗器70の抵抗値が最大値に設定されるとともに(S22)、第1のジャンパスイッチ72aのみオンされる(S24)。すなわち、ジャンパプラグ78が第2のジャンパスイッチ72bから取り外され、第1のジャンパスイッチ72aに取り付けられる。
それから、可変抵抗器70の抵抗値が所定値だけ小さくなるよう変更され(S26)、感光体ドラム51の表面電位が目標値に等しくなったか否かが判定される(S28)。ステップS28の判定の結果、表面電位が目標値に等しければ調整は終了し、表面電位が目標値に等しくなければ、等しくなるまでステップS26及びステップS28が繰り返される。
一方、ステップS14において、表面電位が目標値よりも低いと判定された場合、第3のジャンパスイッチ72cのみオンされる(S30)。すなわち、ジャンパプラグ78が第2のジャンパスイッチ72bから取り外され、第3のジャンパスイッチ72cに取り付けられる。
それから、可変抵抗器70の抵抗値が所定値だけ小さくなるよう変更され(S32)、感光体ドラム51の表面電位が目標値に等しくなったか否かが判定される(S34)。ステップS34の判定の結果、表面電位が目標値に等しければ調整は終了し、表面電位が目標値に等しくなければ、等しくなるまでステップS32及びステップS34が繰り返される。
上述した一実施形態のプリンタ100に用いられた電源ユニット60では、可変抵抗モジュール68が複数の固定抵抗体74a,b,cを含み、接続部材としての3つのジャンパスイッチ72a,b,cによって可変抵抗器70と固定抵抗体74a,b,cとが選択的に接続される。可変抵抗モジュール68の抵抗値は、可変抵抗器70の抵抗値と選択された固定抵抗体の抵抗値との和になる。このため、可変抵抗器70の抵抗値が従来の可変抵抗器の抵抗値よりも小さくても、可変抵抗モジュール68全体としてみれば、従来用いられていた可変抵抗器と同程度の抵抗値が確保される。
一方、可変抵抗モジュール68の可変抵抗器70においては、自身が固定抵抗体74a,b,cと直列に接続されるので、抵抗値の可変範囲が従来用いられていた可変抵抗器よりも狭くても良い。抵抗値の可変範囲が狭い可変抵抗器70は、抵抗値の可変範囲が広い可変抵抗器に比べて、抵抗値の調整精度(分解能)において優れ、且つ、例えば5分の1程度の値段であり安価である。
このように可変抵抗モジュール68の抵抗値が確保されるとともに可変抵抗器70が優れた分解能を有する結果、この電源ユニット60を用いた画像形成装置では、像担持体の帯電量が的確に調整される。また、この帯電装置電源ユニットは、抵抗値の可変範囲が狭い可変抵抗器70を用いることによって、安価にて提供される。
上述した一実施形態のプリンタ100に用いられた電源ユニット60によれば、可変抵抗器70の抵抗値の可変範囲が、固定抵抗体74bの抵抗値と固定抵抗体74a,cとの抵抗値との差よりも広い。このため、可変抵抗器70と固定抵抗体74bの組み合わせで得られる抵抗値の可変範囲と、可変抵抗器70と固定抵抗体74a,cの組み合わせで得られる抵抗値の可変範囲とが部分的に重なり合う。
このように固定抵抗体74a,b,c毎の抵抗値の可変範囲が重なり合うことで、可変抵抗器70と固定抵抗体74a,b,cの組み合わせを頻繁に変える必要がなく、可変抵抗モジュール68の抵抗値が容易に調整される。
また、上述した一実施形態のプリンタ100に用いられた電源ユニット60によれば、可変抵抗モジュール68の抵抗値の代表値が、固定抵抗体74bを選択したときの可変抵抗モジュール68の抵抗値の可変範囲の略中央にあたるので、ツェナーダイオード66及び感光体ドラム51にばらつきがあったとしても、大多数の場合、可変抵抗モジュール68の抵抗値は、可変抵抗モジュール68の抵抗値の代表値近傍に設定される。このことからも、可変抵抗器70と固定抵抗体74a,b,cの組み合わせを頻繁に変える必要がなく、可変抵抗モジュール68の抵抗値が容易に調整される。
更に、可変抵抗器70の抵抗値の初期値は、可変範囲の中央の値に設定されているので、可変抵抗モジュール68の組み立て直後、可変抵抗器70の抵抗値を変化させなくても、可変抵抗モジュール68の抵抗値は、可変抵抗モジュール68の抵抗値の代表値近傍に設定される。このことからも、可変抵抗モジュール68の抵抗値が容易に調整される。
本発明は上述した一実施形態に限定されることはなく、種々の変形が可能であり、部材の具体的な構成や、その他の部材等については、適宜変更可能である。例えば、接続部材としてジャンパスイッチ72a,b,cが用いられていたが、ロータリスイッチを用いても良い。
また、上述した一実施形態では、画像形成装置の一例として、プリンタ100を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機、ファクシミリ機としての機能を有する所謂複合機(MFP、Multi Function Peripheral)やコピー機能のみを備えたものでもよい。
以上、具体的な形態を挙げて本発明について説明したが、本発明はこれらの説明に何ら限定されるものではなく、異なる実施形態として記載した構成を適宜組み合わせて得られる構成も本発明の技術的範囲に含まれると共に、このようにして得られた構成に従来公知の技術を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明の技術的範囲に含まれる。
52 主帯電装置(帯電装置)
52c 放電線(放電部)
60 帯電装置用電源ユニット
62 高圧電源
66 ツェナーダイオード
68 可変抵抗モジュール
70 可変抵抗器
72a,b,c ジャンパスイッチ(接続部材)
74a,b,c 固定抵抗体

Claims (3)

  1. 画像形成装置の帯電装置に電圧を印加する帯電装置用電源ユニットにおいて、
    前記帯電装置の放電部に接続される高圧電源と、
    前記高圧電源とは並列にて前記放電部とフレームグランドとの間を接続し、相互には直列に接続されたツェナーダイオード及び可変抵抗モジュールと
    を備え、
    前記可変抵抗モジュールは、
    1つの可変抵抗器と、
    相互に異なる抵抗値を有する複数の固定抵抗体と、
    前記固定抵抗体のうちから選択された一つの固定抵抗体と前記可変抵抗器とを切り替え可能に接続する接続部材と
    を含む
    ことを特徴とする帯電装置用電源ユニット。
  2. 請求項1に記載の帯電装置用電源ユニットにおいて、
    前記固定抵抗体のうち一の固定抵抗体と他の固定抵抗体との間の抵抗値の差は、前記可変抵抗器の抵抗値の可変範囲よりも小さい
    ことを特徴とする帯電装置用電源ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の帯電装置用電源ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置。
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