JP2011074491A - ニッケル基超合金及び物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】レニウムを含まないニッケル基合金を提供する。より詳細には、合金が、レニウムを使用しないで、γマトリックス相及びγ′析出物の両方の良好な高温強度、並びに良好な耐環境性を獲得するように、元素の好ましいレベル及び割合を含む。
【解決手段】鋳造され、一方向に凝固し単結晶形状になるとき、合金は、レニウムを含有する単結晶合金と実質的に同等の耐クリープ性を示す。さらに、合金は、一方向凝固により加工され、必要であれば、例えば400μm未満の、狭いデンドライトアーム間隔を含む単結晶形状又は柱状組織の物品にし、これにより、物品の機械特性のさらなる改善を認めることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明はニッケル基合金、その物品、並びに物品の製造方法に関する。
ガスタービンエンジンは過酷な環境で作動し、エンジン部品、特にタービンセクションのエンジン部品は高い作動温度及び圧力に暴露される。こうした条件に耐えられるように、タービン部品はかかる過酷な条件に耐えることのできる材料で製造しなければならない。超合金は、その融点の90%に至るまで強度を維持し、優れた環境耐性を有するので、こうした要件の厳しい用途に使用されている。特に、ニッケル基超合金は、例えば、タービンブレード、ノズル及びシュラウド用途など、ガスタービンエンジン全体で広範に使用されている。しかし、向上したガスタービンエンジン性能のための設計には、高温性能のさらに高い合金が必要とされる。
単結晶(SC)ニッケル基超合金は合金組成及び性能の類似性に基づいて4世代に分類することができる。第1世代のSC超合金を決定づける特徴は、合金元素レニウム(Re)が存在しないことである。CMSX−4、PWA−1484及びRene N5のような第2世代のSC超合金は、約3重量%のReの添加によって破断クリープ性能が約50°F(28℃)が向上し、それに付随して疲労特性に利益があるとの知見に基づいて、すべて約3重量%のReを含んでいる。一般に、第3世代の超合金は約6重量%のReを含むことを特徴とし、第4世代の合金は約6重量%のReと合金元素ルテニウム(Ru)を含むことを特徴とする。
現在、ガスタービンエンジンには、その特性バランスの面から第2世代の合金が主に用いられている。しかし、合金元素Reはこのクラスの超合金で知られている最も強力な固溶強化元素ではあるが、その価格と供給不足が、その使用をやめることができなければ、最小限に抑えることの強い動機となっている。従前、Re含有量を低減した公知の超合金組成物では、Re含有量が3重量%以上のもの(つまり第2世代の超合金)で得ることのできる特性は得られていない。また、ReはNi基超合金の強化に極めて有効であるので、Reを他の元素で単に置換するだけでは、通例、Reで得られる強度をもつ合金は得られず、或いは、耐酸化性及び耐腐食性のような環境耐性が損なわれかねない。
米国特許出願公開第2004/0229072号明細書
そこで、ガスタービンエンジンでの使用に望ましい特性(例えば、クリープ及び疲労強度、高温での耐酸化性及び耐腐食性など)をすべて呈しながら、レニウムの使用を最小限に抑制又は完全になくしたニッケル基超合金が依然として求められている。望ましくは、超合金は方向性凝固単結晶物品での使用に適した良好な鋳造性を示す。1次デンドライトアーム間隔(PDAS)が狭いほど、一般に結晶粒欠陥が減り、多孔率(ポロシティ)が減り、熱処理応答に優れるので、PDASが狭いほうが優れた機械特性のために好ましい。
本発明では、レニウムを含まないニッケル基超合金を提供する。一実施形態では、レニウムを含まないニッケル基合金は、約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物であり、Al+0.56Tiは約6重量%〜約8.0重量%であり、Ti/Alは約0.35超、Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hfは約7重量%〜約10.0重量%であり、Mo+0.52Wは約3.0重量%〜約5.7重量%である。
本明細書ではまた、超合金を含む物品も提供する。一実施形態では、本物品は、約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物であり、Al+0.56Tiが約6重量%〜約8.0重量%であり、Ti/Alが約0.35超、Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hfが約7重量%〜約10.0重量%であり、Mo+0.52Wが約3.0重量%〜約5.7重量%である、レニウムを含まないニッケル基合金を含む。
本発明では、物品の製造方法も提供する。一実施形態では、本方法は、ニッケル基合金を鋳型に鋳込み、これを1次デンドライトアーム間隔が約400μm未満の単結晶又は柱状組織に凝固させることを含む。そのニッケル基超合金は、約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物であり、そこでAl+0.56Tiは約6重量%〜約8.0重量%であり、Ti/Alは約0.35超、Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hfは約7重量%〜約10.0重量%であり、Mo+0.52Wは約3.0重量%〜約5.7重量%である。
本発明の上記その他の特徴、態様及び利点については、図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって理解を深めることができるであろう。図面を通して、同様の部材には同様の符号を付した。
従来のニッケル基合金ReneN5、並びにB、C及びHfを添加して、従来のレニウムを含まないニッケル基合金MC2(5重量%のCo、8重量%のCr、2重量%のMo、8重量%、5重量%のAl、1.5重量%のTi、6重量%のTaを含み、残部はNi及び不可避不純物である)に基づいて修正された合金である合金MC2+と比較して、本発明の実施形態に係る合金の2000°F(約1093℃)/20ksiでのクリープ破断寿命のグラフ表示である。 従来のニッケル基合金ReneN5及びレニウムを含まないニッケル基合金MC2+と比較して、本発明の実施形態に係る合金の1800°F(約982℃)/30ksiでのクリープ破断寿命のグラフ表示である。 従来のニッケル基合金ReneN5及びレニウムを含まないニッケル基合金MC2+と比較して、本発明の実施形態に係る合金の2000°F(約1093℃)で500サイクルの繰返し酸化試験後の重量変化のグラフ表示である。
本明細書で用いる技術用語及び科学用語は、別途定義しない限り、本発明の属する技術分野の技術者によって通常理解されている意味をもつ。本明細書において「第一」、「第二」などの用語は、いかなる順序、量又は重要性も意味するものではなく、ある構成要素を他の構成要素から区別するために用いる。単数形で記載したものであっても、数を限定するものではなく、そのものが少なくとも1つ存在することを意味するものであり、「前」、「後」、「底部」及び/又は「上部」の用語は、特記しない限り、記載上の便宜のために用いるものにすぎず、位置又は空間的配向を限定するものではない。本明細書に記載した範囲は、同一の要素又は性質に関するすべての範囲の上下限を含み、独立に結合可能である(例えば、「約25重量%以下、具体的には約5〜約20重量%」という範囲は、「約5〜25重量%」の上下限とその範囲内のすべての中間値を含む)。数量に用いられる「約」という修飾語は、記載の数値を含み、文脈毎に定まる意味をもつ(例えば、特定の数量の測定に付随する誤差範囲を含む)。
レニウムを含まないニッケル基合金を提供する。より詳細には、本合金は、レニウムに代えて、様々なレベル及び組合せの元素を含んでおり、大幅なコスト削減をもたらす。また、本合金から形成される物品は、デンドライトアーム間の公称間隔が約400μm未満の狭い1次デンドライトアーム間隔を含むデンドライト組織をもたらすような方法で加工される。その結果、本合金は、Re含有合金の呈する特性と実質的に同じ又は向上した特性を呈し、同じ又は類似の元素の組合せを含む、レニウムを含まない他のニッケル基合金よりも向上した特性バランスを示すことができる。
より詳細には、開示されるニッケル基合金は、2000°F(約1093℃)及び20ksi、又は1800°F(約982℃)及び30ksiの両方で、ReneN5(3重量%のRe)のように、従来のRe含有合金のクリープ破断寿命と実質的に同等、又はそれより良好なクリープ破断寿命を示すことができる。さらに、このニッケル基合金は、MC2+のようなレニウムを含まない合金によって示される耐酸化性より著しく良好な耐酸化性を示すことができる。また、いくつかの実施形態では、提供されたニッケル基合金は、最小限のTCP(トポロジー最密充填topologically close packed)相の形成を伴い、又はその形成がゼロでさえある、改善した相安定性を示す。レニウムを含まない合金で、Re含有合金によって提供されるのと実質的に類似した特性を提供する能力は、大幅なコスト節約をもたらす。
本明細書に記載のレニウムを含まないニッケル基合金は、本明細書に記載の合金に特有の元素モリブデン、タングステン、アルミニウム、チタン、タンタル及びハフニウムの様々な組合せ及び濃度を含む。これらの元素の量の好ましいレベル及び割合を選択することにより、レニウムを含有する合金によって示される特性に類似した、所望の特性を実現することができる。
より詳細には、元素の特定の組合せのレベル及び割合は、特定の所望の特性を提供するため、又は最適化するために、特定の実施形態で選択される。例えば、いくつかの実施形態では、チタン、アルミニウム、タンタル及びハフニウムの総合重量%は、例えば、γ′相で所望の強度を提供する、又は提供する助けをするように、選択されてよい。これらの実施形態では、Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hf(重量%)の関係に従った総合重量%は、好ましくは約7〜10であってよい。
チタンとアルミニウムの総合重量%及びそれらの間の割合は、いくつかの実施形態ではバランスをとることができる。同じことが望まれるのであれば、Al+0.56Ti(重量%)の関係に従った総合重量%は、望ましくは6〜8.0であってよく、チタンとアルミニウムとの比(Ti/Al、重量%)は0.35超であることが望ましい。この方法でチタン及びアルミニウムのレベルを選択することで、合金のγ相の固溶体強度を増加させることができると信じられている。
いくつかの実施形態では、Mo+0.52Wの関係に従ったモリブデンとタングステンの総合重量%は、約3と5.7の間にあることが望ましい。Mo+0.52Wのレベルをそのように選択することにより、合金のγ′相の固溶体強度が強化され得ることが、現在判明している。Mo+0.52Wのレベルをそのように選択することにより、例えば、5.7重量%未満がこの現在の合金に利用され、TCP相の析出と不溶性共晶γ′相の形成は実質的に回避することができることも判明している。
上記の元素の好ましい関係の1つ以上が、記述の合金の異なる実施形態で利用することができ、どれをどれだけ利用するかは、合金で望ましく影響を及ぼす特性に応じて決めることができる。
一般的に言って、本明細書に記載の合金は、約4重量%〜約10重量%のCo、約4重量%〜約10重量%のCr、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)及び約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物である。
いくつかの実施形態では、ニッケル基合金のモリブデン含有量は、望ましくは、約0.5重量%〜約2.5重量%、又は約0.5重量%〜約2.1重量%、又は約1重量%〜約2重量%であってよい。
いくつかの実施形態では、ニッケル基合金のタングステン含有量は、望ましくは、約4.5重量%〜約9.0重量%、又は約4.5重量%〜約7.5重量%、又は約4.5重量%〜約7重量%となるであろう。
いくつかの実施形態では、ニッケル基合金のアルミニウム含有量は、約4重量%〜約6.5重量%、又は約4.5重量%〜約6重量%、又は約4.5重量%〜約5.6重量%である。
本明細書のニッケル基合金のいくつかの実施形態は、約1.5重量%〜約3重量%、又は約1.5重量%〜約2.5重量%の量のチタンを含んでよい。
いくつかの実施形態では、タンタルが、約4重量%〜約9重量%、又は約5重量%〜約7.5重量%、又は約6重量%〜約7.2重量%の量で存在してよい。
特定の実施形態では、ハフニウムが、約0重量%〜約1重量%、又は約0重量%〜約0.5重量%の量で利用されてよい。
上記の元素に加えて、ニッケル基合金はまた、コバルト及びクロムを含んでもよい。一般的に言って、コバルトは一般的に、約4重量%〜約10重量%、又は約5.5重量%〜約8重量%、又は約6重量%〜約8重量%の量で添加されてよい。
一般的に言って、クロムは、約4重量%〜約10重量%の量で含まれてよい。いくつかの実施形態では、クロムは、約6重量%〜約8.5重量%、又は約7.0重量%〜約8.5重量%の量で存在してよい。
炭素(C)、ホウ素(B)、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、イットリウム(Y)及びその他の希土類金属もまた、望むのであれば、本明細書のニッケル基合金に含まれてもよい。
炭素は、利用されるとき、一般的に約0.5重量%未満の量で本明細書に記載のニッケル基合金で利用されてよい。いくつかの実施形態では、約0.01重量%〜約0.5重量%の炭素の量がニッケル基合金で使用されてよい。炭素の典型的な量は約0.03重量%〜約0.49重量%である。
ホウ素が、ニッケル基合金の約0.1重量%以下の量で、いくつかの実施形態のニッケル基合金に存在する場合がある。いくつかの実施形態では、約0.001重量%〜約0.09重量%のホウ素の量が、ニッケル基合金に含まれる場合がある。ニッケル基合金で有用なホウ素の1つの典型的な量は、約0.004重量%〜約0.075重量%である。
望むのであれば、ケイ素が、ニッケル基合金の特定の実施形態に含まれてもよい。そのように含まれるのであれば、約0.05重量%〜約1重量%のケイ素の量が適正であり、典型的な量は約0.1重量%〜約0.5重量%である。使用されるのであれば、イットリウムは、約0.01重量%〜約0.1重量%の量で存在してよく、典型的な量は、約0.03重量%〜約0.05重量%である。ゲルマニウムの適正な量は、0重量%〜約1重量%であることができ、その典型的な量は約0.2重量%〜約0.5重量%である。
従って、例えば、ニッケル基合金の一実施形態は、約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含んでよく、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物である。
又は、そのような実施形態では、ニッケル基合金は望ましくは、約5.5重量%〜約8.0重量%のコバルト(Co)、約6.0重量%〜約8.5重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.1重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約7.5重量%のタングステン(W)、約4.5重量%〜約6.0重量%のアルミニウム(Al)、約5.0重量%〜約7.5重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約0.5重量%のハフニウム(Hf)を含んでよい。
又は、ニッケル基合金は望ましくは、約6.0重量%〜約8.0重量%のコバルト(Co)、約7.0重量%〜約8.5重量%のクロム(Cr)、約1.0重量%〜約2.0重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約7重量%のタングステン(W)、約4.5重量%〜約5.6重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約2.5重量%のチタン(Ti)及び約6.0重量%〜約7.2重量%のタンタル(Ta)を含んでよい。
ニッケル基合金は、限定されないが、粉末冶金工程(例えば、焼結、熱間プレス成形、熱間静水圧プレス成形、熱間真空圧縮など)、インゴット鋳造、その後に続く方向性凝固、インベストメント鋳造、インゴット鋳造とその後に続く加工熱処理、ニヤネットシェイプ鋳造、化学蒸着、物理蒸着、これらの組合せなどを含む、ガスタービンエンジン用の部品を形成するための任意の既存の方法に従って加工してよい。
記載のようにニッケル基合金からガスタービン翼形を製造する一方法において、所望の成分は、粉末、微粒子の形状で、別々に、又は混合体として提供され、金属成分を溶融させるのに十分な温度、一般的に約1350℃〜約1600℃まで熱せられる。溶融金属は次に、鋳造工程で鋳型に流し込まれ、所望の形状を製造する。
上記のように、例えばインゴット鋳造、インベストメント鋳造、又はニヤネットシェイプ鋳造などの、任意の鋳造方法が利用されてよい。より複雑な部品が製造されることが望ましい実施形態では、溶融金属は、複雑な形状を有するタービンバケット、又は高温に持ちこたえなければならないタービン部品などの、通常の製造技術で生産することができない部品を生産するのに一般的により適する場合がある、インベストメント鋳造工程によって鋳造することが望ましい場合がある。別の実施形態では、溶融金属は、インゴット鋳造工程によってタービン部品に鋳造される場合がある。
鋳造は、重力、圧力、不活性ガス、又は真空条件を使用して行う場合がある。いくつかの実施形態では、鋳造は真空で行われる。
鋳造後、鋳型内の溶湯は一方向に凝固する。方向性凝固は一般的に、単結晶又は柱状組織、すなわち、成長の方向に伸長する結晶粒をもたらし、従って、等軸鋳造より翼形にとっては高いクリープ強度があり、いくつかの実施形態で使用するのに適している。
いくつかの実施形態では、溶湯は、液体金属、例えば、溶融錫によって提供される温度勾配で一方向に凝固する場合がある。液体金属の冷却方法は、放射冷却を使用する従来の方向性凝固方法より、大きい温度勾配を創造し、デンドライトアーム間隔を狭める。次には、より狭いデンドライトアーム間隔は、合金の機械特性に対しても、合金内の偏析の削減においても有利であり得る。
次に、ニッケル基合金を含む鋳造は、強度を最大化するためにも、耐クリープ性を増加するためにも、典型的には異なる熱処理を受けてよい。いくつかの実施形態では、鋳造は、固相線とγ′ソルバス温度の間の温度で溶体化熱処理されることが望ましい。固相線は、合金が加熱中に溶融し始める、又は液相から冷却中に凝固を終了する温度である。γ′ソルバスは、γ′相が加熱中に完全に溶けてγマトリックス相になる、又は冷却中にγマトリックス相に析出し始める温度である。このような熱処理は一般的に偏析の存在を削減する。溶体化熱処理の後、合金は、γ′析出物を形成するためにγ′ソルバス温度未満で熱処理される。
このようにして、本明細書に記載のニッケル基合金は、大型ガスタービンエンジンのための様々な翼形に加工することができる。元素の好ましいレベル及び割合が合金で選択されるので、合金、物品及びそれらから製造するガスタービンエンジン部品は、改善した高温強度、並びに改善した耐酸化性を示す。さらに、高勾配鋳造が、狭いデンドライトアーム間隔を提供するために、いくつかの実施形態で使用される場合があり、これにより機械特性のさらなる改善を認めることができる。本明細書に記載の合金で適切に形成される部品又は物品の例には、限定されるものではないが、バケット(又はブレード)、非回転ノズル(又はベーン)、シュラウド、燃焼器などが含まれる。本明細書に記載の合金で形成されることに特別の利益を見出すと考えられる部品/物品には、ノズル及びバケットが含まれる。
例示であって、非制限的であることを意図した、以下の実施例は、ニッケル基合金の様々な実施形態の内のいくつかの組成及び製造方法を示す。
実施例1
この実施例は、レニウムを含有する従来のニッケル基合金ReneN5、並びにMC2(5重量%のCo、8重量%のCr、2重量%のMo、8重量%、5重量%のAl、1.5重量%のTi、6重量%のTaを含み、残部はNi及び不可避不純物である)を基にし、炭素、ホウ素及びハフニウムが当初の組成に添加された、変更したニッケル基のレニウムを含まない合金MC2+と比較して、本明細書に記載の実施形態による、レニウムを含まない、ニッケル基合金に認めることができる特性の改善を明示するために行われた。比較の組成を有するサンプル、並びに本明細に記載の本発明の実施形態によるサンプルが、次の第1表に示されている。
Figure 2011074491
サンプルは、それらの様々な組成を採用することと、それらを1500〜1550℃の温度まで加熱することで、準備された。溶融合金は、セラミックの鋳型に流し込まれ、液体金属冷却法を使用して高勾配鋳造を介し単結晶形成に一方向に凝固され、そこで合金は、溶融錫槽により提供される温度勾配で方向性凝固。液体金属冷却法は、放射冷却を使用する従来の一方向凝固よりも大きな温度勾配を生じさせ、デンドライトアーム間隔を狭める。
1次デンドライトアーム間隔は、約170μm〜260μmであった。各合金で、2相γ+γ′ミクロ組織は、固相線とソルバス温度の間の温度で溶体化処理により獲得され、その後に1100℃で時効処理及び900℃で安定化処理が続く。溶体化処理温度は1250℃〜1310℃であり、合金は6〜10時間その温度に維持され、その後空冷される。時効処理は1100℃で4時間実施され、その後空冷される。安定化処理は、900℃で24時間実施され、その後空冷される。
次に、サンプルはクリープ試験及び繰返し酸化試験を受ける。より詳細には、クリープ試験のために、サンプルは、全長1.37インチ(約3.5cm)及び約0.1インチ(約0.3cm)規準径の円筒形をしたドッグボーン型クリープ見本にカットされた。試験は、2000°F(約1093℃)の温度で、20Kg/平方インチ(ksi)の圧力下で、引っ張り試験機で実施され、再び、1800°F(約982℃)の温度で、30ksiの圧力下で実施された。破断に要した時間は、耐クリープ性を表示するサンプルの能力の関数として測定され、記録された。
クリープ試験の結果は、図1(2000°F(約1093℃)/20ksi)及び図2(1800°F(約982℃)/30ksi)に示してある。図に示す通りAlloy12(1.4重量%のモリブデン、7.0重量%のタングステン、6.0重量%のタンタル及び0.15重量%のハフニウムを含む)は、ReneN5とほぼ同等の耐クリープ性を示す。
繰返し酸化試験のために、0.9インチ(約2.3cm)長さ及び0.17インチ(約0.4cm)直径の円筒形供試体が使用された。繰返し酸化試験は、サンプルを2000°F(約1093℃)で50分間保持し、サンプルを室温まで10分間冷却することからなるサイクルで実施された。試験は500サイクルで完了した。サンプルは様々な間隔で秤量し、酸化物形成による重量変化を観察した。繰返し酸化試験の結果は図3に示してある。Alloy12は、レニウムを含まない合金MC2+と比較して、著しく少ない重量損失を示す。
本明細書には本発明のいくつかの特徴のみが例示され、記述されているが、当業者には多くの変更及び改変が思いつくことであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神の範囲に含まれるすべての変更及び改変を対象とすることを意図するものであることを理解されたい。

Claims (10)

  1. 約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物である、レニウムを含まないニッケル基合金であって、
    Al+0.56Tiが約6重量%〜約8.0重量%であり、
    Ti/Alが約0.35超、
    Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hfが約7重量%〜約10.0重量%であり、
    Mo+0.52Wが約3.0重量%〜約5.7重量%である、
    レニウムを含まないニッケル基合金。
  2. 約5.5重量%〜約8.0重量%のコバルト(Co)、約6.0重量%〜約8.5重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.1重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約7.5重量%のタングステン(W)、約4.5重量%〜約6.0重量%のアルミニウム(Al)、約5.0重量%〜約7.5重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約0.5重量%のハフニウム(Hf)を含む、請求項1記載のニッケル基合金。
  3. 約6.0重量%〜約8.0重量%のコバルト(Co)、約7.0重量%〜約8.5重量%のクロム(Cr)、約1.0重量%〜約2.0重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約7重量%のタングステン(W)、約4.5重量%〜約5.6重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約2.5重量%のチタン(Ti)及び約6.0重量%〜約7.2重量%のタンタル(Ta)を含む、請求項2記載のニッケル基合金。
  4. 約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物であり、
    Al+0.56Tiが約6重量%〜約8.0重量%であり、
    Ti/Alが約0.35超、
    Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hfが約7重量%〜約10.0重量%であり、
    Mo+0.52Wが約3.0重量%〜約5.7重量%である、
    レニウムを含まないニッケル基合金を含む物品。
  5. 前記ニッケル基合金が、約5.5重量%〜約8.0重量%のコバルト(Co)、約6.0重量%〜約8.5重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.1重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約7.5重量%のタングステン(W)、約4.5重量%〜約6.0重量%のアルミニウム(Al)、約5.0重量%〜約7.5重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約0.5重量%のハフニウム(Hf)を含む、請求項4記載の物品。
  6. 前記ニッケル基合金が、約6.0重量%〜約8.0重量%のコバルト(Co)、約7.0重量%〜約8.5重量%のクロム(Cr)、約1.0重量%〜約2.0重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約7重量%のタングステン(W)、約4.5重量%〜約5.6重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約2.5重量%のチタン(Ti)及び約6.0重量%〜約7.2重量%のタンタル(Ta)を含む、請求項5記載の物品。
  7. 前記合金が、約400μm未満の公称間隔を有する1次デンドライトアームを含むデンドライト組織を含む、請求項4記載の物品。
  8. 前記合金が、方向性凝固ミクロ組織を含む単結晶である、請求項7記載の物品。
  9. 前記物品が、ブレード、ベーン、シュラウド、又は燃焼器部品を含む、ガスタービンアセンブリの部品である、請求項4記載の物品。
  10. レニウムを含まないニッケル基合金を鋳型に鋳込むことを含む物品の製造方法であって、前記ニッケル基合金が、約4.0重量%〜約10重量%のコバルト(Co)、約4.0重量%〜約10重量%のクロム(Cr)、約0.5重量%〜約2.5重量%のモリブデン(Mo)、約4.5重量%〜約9重量%のタングステン(W)、約4.0重量%〜約6.5重量%のアルミニウム(Al)、約1.5重量%〜約3.0重量%のチタン(Ti)、約4.0重量%〜約9.0重量%のタンタル(Ta)、約0重量%〜約1.0重量%のハフニウム(Hf)、約0.1重量%以下の炭素(C)、約0.01重量%以下のホウ素(B)を含み、残部がニッケル(Ni)及び不可避不純物であり、
    Al+0.56Tiが約6重量%〜約8.0重量%であり、
    Ti/Alが約0.35超、
    Al+0.56Ti+0.15Ta+0.15Hfが約7重量%〜約10.0重量%であり、
    Mo+0.52Wが約3.0重量%〜約5.7重量%であり、
    前記物品が、鋳造され、一方向に凝固し単結晶形状又は柱状組織になり、これにより前記物品内の1次デンドライトアーム間隔が約400μm未満になる、方法。
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