JP2011072008A - 異なるリンク確立プロトコルを有するネットワークのためのハンドオフサポート - Google Patents

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Abstract

【課題】ローミングしているノードが、異なるネットワークインタフェースレイヤプロトコルを用いて実現される異なるネットワークからネットワークアクセスを探索する通信システムにおけるハンドオフスキームを提供する。
【解決手段】ノード56は、ネットワークアクセスに対し低い中断レベルで、1つのネットワークから別のネットワークへと自由に移動する。ハンドオフの開始時、ノードは、ハンドオフのための指示を受ける。この指示は、例えば、SID、NID、又はPZIDの変更を示す信号メッセージのような様々な形式で具体化されうる。その指示は、ハンドオフに先立ってローミングノードに送られるデータパケットに率直に含まれる情報の形態とすることができる。代案として、この指示は、ノードに送られる識別可能なメッセージパターンとして実現されうる。
【選択図】図4

Description

優先権の主張
本特許出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に明確に組み込まれる2004年9月28日出願の"A Method and Apparatus for Handoff Support Fast Link Establishment Protocol"と題された米国仮出願60/614,215号の優先権を主張する。
本発明は、一般に、パケットデータ通信に関し、特に、ネットワーク間の何れかのパケットデータ通信前に実行することがしばしば必要とされる異なるリンク確立プロトコルを有するネットワークのためのハンドオフサポートに関する。
ネットワークをグローバルに相互接続することにより、情報は、地理的な距離に関係なく速やかにアクセスされるようになる。図1は、一般に、参照番号20によって示されるインターネットと称されるグローバル接続ネットワークの簡略概略図を示す。インターネット20は、本質的には、共にリンクしている異なる階層レベルを持つ多くのネットワークの中にある。インターネット20は、IETF(インターネット技術特別調査委員会)によって発布されたIP(インターネットプロトコル)の下で操作される。IPの詳細は、IETFによって公表されたRFC(Request For Comments)791で見られる。
インターネット20には、ネットワークサイズに依存してLAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)と呼ばれる様々な個別のネットワークが接続されている。図1には、そのようなネットワーク22,24,26,28のうちの幾つかが示されている。
ネットワーク22,24,26,28の各々には、接続され、互いに通信する様々な機器が存在する。ほんの2〜3の例であるが、具体的には、コンピュータ、プリンタ、及びサーバである。これらは一般にノードと呼ばれる。ノードが、インターネット20を経由して、自己のネットワークを越えて通信する場合、ノードにIPアドレスを割り当てる必要がある。IPアドレスの割り当ては、マニュアル又は自動でなされる。例えば、IPアドレスのマニュアル割り当ては、ネットワーク管理者によってなされうる。ほとんどの場合、IPアドレスは、例えば、LAN又はWAN内の専用サーバによって自動的に割り当てられる。
実例を挙げてみる。ネットワーク22内のノード30が、ネットワーク24内の別のノード37へデータパケットを送ろうとしていると仮定する。IPの下では、データパケットはそれぞれソースアドレスと宛先アドレスとを持つ必要がある。この場合、ソースアドレスは、ネットワーク22内のノード30のアドレスである。宛先アドレスは、ネットワーク24内のノード37のアドレスである。
しばしば、ノード対ノードの通信は、インターネット20を経由した他のネットワークへのアクセスのようなネットワークアクセスに先立って必要とされる。別の例を挙げてみる。ネットワーク22内のノード30が、ラップトップコンピュータであると仮定する。このラップトップコンピュータノード30は、ネットワーク22に対する直接的なアクセスを持たない。しかしながら、このラップトップコンピュータノード30は、例えば、電話回線を通じて有線モデムをダイアルアップすることによってなど、別の手段を使ってネットワーク22内のNAS(ネットワークアクセスサーバ)32に到達しうる。この場合、ノード30は一般に、ネットワーク22内のNAS(ネットワークアクセスサーバ)32とPPP(ポイントトゥポイントプロトコル)を確立する。その後、ノード30とネットワーク22との間に確立されたパケットデータ通信、又はインターネット20を経由したその他任意のネットワークは、有線モデム及び電話回線を介して交換される。モデムが、電話回線を通して信号をシリアルかつ非同期に送受信する場合、電話回線を介して交換されるデータパケットもまたシリアルかつ非同期なモデムに適応するように構成されねばならない。
無線技術の進歩によって、ノードは、元々登録したネットワークから別のネットワークへと移動することが可能となった。例えば、図1に示すように、ノード30は、ネットワーク22に恒久的に接続されるのではなく、例えばPDA(パーソナルデジタルアシスタント)、セルラ電話、又はモバイルコンピュータのような無線デバイスでありうる。この無線ノード30は、そのホームネットワーク22の境界を越えて移動することができる。したがって、ノード30は、そのホームネットワーク22から外部のネットワーク28までローミングすることができる。ネットワーク28のアクセスを取得するため、あるいはインターネット20経由で他のネットワークに接続されるために、ノード30はまた、一般に、ネットワーク28内のNAS33とのPPPセッションを確立する。ノード30とNAS33との間の通信は、この場合、エアリンクを介する。更に、このエアリンクを介して交換されるデータパケットは、ノード30とNAS33との間のPPPセッション中にネゴシエートされるフォーマットに適するように構成される必要がある。
PPPの大部分は、IETFによって公表されたRFC1661,1662に記述されている。PPPは、本質的に、ノード間の探索的でかつネゴシエートするセッションである。このセッション中、ノードは、機能及び利用可能性の観点から互いのリソースから見つけ出し、最終的に、あらゆるネットワークトラフィックフローに先立って、相互に許容可能なパラメータオプションのセットに収束する。PPPセッションは、しばしば、ネットワークアクセスに先立って確立される必要があるので、PPPは、「ネットワークインターフェイスレイヤプロトコル(network interface layer protocol)」とも呼ばれる。しかしながら、「リンク確立プロトコル(link establishment protocol)」及び「レイヤ2プロトコル(Layer-2 protocol)」を含む他の類似の用語もまた一般に使用される。以下では、用語「ネットワークインタフェースレイヤプロトコル」、「リンク確立プロトコル」、及び「レイヤ2プロトコル」は、置換可能に使用される。
図2は、ネットワーク28内のノード30がインターネット20へのアクセスを取得するために、NAS33との通信リンクの確立を試みる典型的PPP通信セッション34のシーケンスフロー図を示す。
PPPは、多くのプロトコルコンポーネントを有する。図2に示す典型的なPPPセッションでは、PPPは、コンポーネントとしてLCP(リンク制御プロトコル(Link Control Protocol))36、CHAP(チャレンジ/ハンドシェーク認証プロトコル(Challenge/Handshake Authentication Protocol))38、及びIPCP(インターネットプロトコル設定プロトコル(Internet Protocol Configuration Protocol))40を有する。
先ず、物理リンクが完成すると、すなわち、ノード30とNAS33とが互いにハードウェアレベルで接続することができると、LCP36を介する必要がある。LCP36は、ノード30とNAS33との間の基礎的な通信リンクを確立するのに役立つ。LCP36を介して、ノード30とNAS33とは互いに不可欠な通信パラメータオプションを交換しネゴシエートする。このオプションは、リンクを介したデータパケットの最大サイズ、品質管理に関するパラメータ、使用されるHDLC(ハイレベルデータリンク制御)ヘッダフィールド圧縮スキーム、及び、ピアが認証されることを望んでいるか、を含むことができる。
LCP36の処理は、多かれ少なかれ、ハンドシェイクエチケットの下で操作される。まず、要求側パーティは、設定要求メッセージを送ることによって1又は複数のパラメータを提案する。何れのパラメータも受信側パーティによって認識されない場合、受信側パーティは、チャレンジ拒否メッセージで返答する。この拒否されたパラメータが、要求されたリンクにとって致命的である場合、要求側パーティは、PPPセッションを終了しなければならない。
一方、パラメータは認識されるが、パラメータに関連するオプションが受け入れられない場合、応答側パーティは、設定Nakメッセージを送り返す。要求側パーティは再びPPPセッションを終了するか、同じパラメータで別のオプションを持つ別の設定要求メッセージを送ることができる。
関連するオプションを備えたパラメータは、全てネゴシエートされ、かつ上述したような方法で設定されねばならない。図2に示すように、数回のネゴシエーションが必要かもしれない。必要とされる全てのパラメータが応答側パーティに受け入れ可能であると要求側パーティが判定すると、要求側パーティは、最後の設定Ackメッセージを応答側パーティへ送る。両パーティが設定Ackメッセージを一旦送ると、認証フェーズへ移る。
これらパーティが許可されることを保証するために、認証を実行しなければならない。認証を行なう1つの方法は、他のPPPコンポーネントCHAP38を使用することである。ノード30の身元を確認するためにCHAP38を起動させるのは一般にNAS33である。CHAP38の間、NAS33は、チャンレンジメッセージと呼ばれるメッセージをノード30に送る。CHAPの下では、アルゴリズムに関する事前合意を用いて応答メッセージを計算するために使用されるチャレンジメッセージとともに使用される共有される秘密がある。そして、ノード30は、この秘密アルゴリズムによって生成された応答メッセージをNAS33に送る。NAS33はその後、この受信した応答メッセージを、NAS33自身によって計算されたメッセージと比較する。この比較が一致する場合、ノード30はCHAP38を合格したと言われる。そして、NAS33は、CHAP成功メッセージをノード30に送る。そうでない場合、NAS33によってCHAP失敗メッセージが送られる。
あるいは、CHAP38の代わりに、PAP(パスワード認証プロトコル(Password Authentication Protocol))によって認証を行うこともできる。PAPでは、ノード30は単にNAS33に検証用のユーザ名とパスワードとを送る。もし検証されれば、ノード30はPAPを合格したと言われる。
ノード30がIPアクセスを必要とする場合、IPに関連する情報を再度交換しネゴシエートする必要がある。とりわけ、例えば、ノード30は、IPに従ってインターネット20(図1)にアクセスするために、IPアドレスの割り当てを持つ必要がありうる。これを行うために、IPCP40の下のパラメータオプションのネゴシエート及び交換が開始される。典型的なPPPセッション34では、ノード30は、初めは、NAS33からIPアドレス0.0.0.0を要求する。これを受けて、NAS33は、設定Nakメッセージを送り、ノード30がIPアドレスa.b.c.dを使用することを提案する。これが受け入れられれば、ノード30は、アクノレッジメントのための別のメッセージをNAS33に送ることにより、IPアドレスa.b.c.dの使用を確認する。
最後に、IPCP40との間でネゴシエートした全てのパラメータに同意する場合、ノード30は、NAS33にアクノレッジメッセージを送る。その後、ネットワークアクセスセッションのユーザデータが交換される。ネットワークトラフィックのIPデータパケットは、以前のLCP36との間でネゴシエートされたパラメータとともにPPPフレーム内にカプセル化される。
ネットワークアクセスの終わりに、ノード30又はNAS33の何れかは、他方に対して終了要求メッセージを送信しうる。受け取った側は、その後、終了Ackメッセージで返答し、通信セッションを終える。
図2を見て分かるように、そして、上述したように、PPPセッション34の間、ノード30とNAS33の間で交換される極めて多くのメッセージがある。それには、相当な接続時間が含まれる。PPPセッション34が、高データレイテンシの遅いリンクを介してネゴシエートされる場合、これは正に現実である。
ノード30とNAS33の間の最初のリンク確立処理を促進するために、PPP以外の様々なプロトコルが提案された。そのようなプロトコルの一例は、2005年7月28日に出願され、"Fast Link Establishment for Network Access"と題されたた米国特許出願11/193,068号(特許出願1)(以降、「068」特許出願と称する)で教示されている。本明細書の譲受人に譲渡されている「068」特許出願は、その全体が本明細書に参照によって明確に組み込まれている。以下に、PPP以外のあらゆるリンク確立プロトコルを、非PPPと呼ぶ。
しかしながら、あるネットワークが非PPPをサポートし、他方がサポートしない通信ネットワークでは問題が生じる。更に、モバイルノードが、異なるリンク確立プロトコルを持つ別のネットワークの周囲をローミングする場合、この問題は悪化する。
説明のために別の例を挙げる。再び図1を参照されたい。ノード30は、ネットワーク28へ移動した後に、非PPPセッションによってNAS33との通信リンクを確立すると仮定する。その後、ユーザデータが、ノード30とNAS33との間で交換される。更に、ユーザデータの交換の最中に、ノード30が、例えばネットワーク26のような更に別のネットワークに移動すると仮定する。ネットワークインタフェースレイヤプロトコル実装を含むプロトコル実装、及び物理実装に関する全ての局面において、ネットワーク26がネットワーク28に類似している場合、ストリームラインハンドオフスキームを考えることができる。ネットワーク26の領域に到着した後、ネットワーク28は、ネットワーク26にデータ処理デューティをハンドオーバすることができる。そして、ネットワーク26は、ネットワーク28によって以前に保持されていたパケットデータ通信機能を引き継ぐことができる。
しかしながら、ネットワーク28及びネットワーク26は、多くの場合、ハードウェア及びリンクレイヤ実装において類似していない。例えば、ネットワーク28が、ネットワークインタフェースレイヤプロトコルのようなPPPのみならず他の非PPPもまたサポートするものと仮定する。他方、ネットワーク26は、ネットワークインタフェースレイヤプロトコルのようなPPPのみをサポートし、他の何れをもサポートしないと仮定する。ノード30は、ネットワーク28からネットワーク26に移動した後、ネットワークアクセスを継続するためには先ず、ネットワーク26のNAS35と別のネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッションを確立する必要がある。これによって、その後確立されるパケットデータ通信が、ネットワーク26内のNAS35とノード30との間に確立される物理リンクに準拠できるようになる。ノード30が、ネットワーク26によって要求される従来のPPPをスムーズに起動するように適合していないのであれば、ノード30は、ネットワークアクセスから完全に切られてしまう。
従って、異なるネットワークインタフェースレイヤプロトコルをサポートする異なるネットワークの中からネットワークアクセスを探索する移動ノードに対する信頼性の高いハンドオフ処理を提供する必要がある。
米国特許出願11/193,068号
複数のネットワークを備えた通信システムでは、前記通信システムにおけるネットワークアクセスを探索するノードは、1つのネットワークから別のネットワークへ移動するハンドオフ処理を介しなければならない。異なるネットワークが、異なるネットワークインタフェースレイヤプロトコルで実施される場合、特別なチャレンジが発生する。本発明の典型的な実施形態に従うと、ハンドオフスキームが確立される。これによって、ノードは、ネットワークアクセスに対し少ない中断で、1つのネットワークから別のネットワークへローミングすることができる。ハンドオフに先立って、ノードは、ハンドオフのための指示を受信する。その指示は、SID(System Identification:システム識別情報)、NID(Network Identification:ネットワーク識別情報)、PZID(Packet Zone Identification:パケットゾーン識別情報)、又はこれらの組み合わせの変更形態かもしれない。代案として、その指示は、ハンドオフ中のノードに送られるデータパケットに直接含まれうる。更なる代案として、その指示は、異なるメッセージパターンが、異なるネットワークインタフェースレイヤプロトコルをサポートする異なるネットワークによって送られるノードに送られたメッセージパターンの形態でもありうる。
本発明の1つの局面に従って、ネットワークアクセスを要求するノードが介する方法が開示される。この方法は、サービス提供ノードと第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルを確立することと、ハンドオフのための指示を受信することと、目標ノードと第2のネットワークインタフェースレイヤプロトコルを確立することとからなる各ステップを含む。
本発明の別の局面に従って、上述した方法の各ステップを実行するハードウェア実装を有する装置が示される。
また、本発明の更に別の局面に従って、上述した方法の各ステップを実行するためのコンピュータ読取可能命令を有するコンピュータ読取可能媒体が開示される。
これら特徴及び他の特徴、ならびに利点は、同一符号が同一部分を参照する添付図面とあわせることにより、以下の詳細記述から当業者に明らかになるであろう。
図1は、ネットワークのグローバルな接続の概略図である。 図2は、従来のネットワークインタフェースレイヤプロトコルの通信セッションの通信シーケンス図である。 図3は、本発明の一般的実施形態に含まれるノード及びネットワークの概略図である。 図4は、無線技術をサポートする本発明の典型的な実施形態に含まれるノード及びネットワークの概略図である。 図5は、階層順のプロトコルスタックを示す概略図である。 図6は、図2に示す従来のネットワークインタフェースレイヤプロトコルとは異なる典型的なネットワークインタフェースレイヤプロトコルの通信セッションの通信シーケンス図である。 図7は、本発明の典型的な実施形態で使用される第1のハンドオフスキームに従って含まれるステップを示す通信シーケンス図である。 図8は、図7に示される通信シーケンス図のハンドオフスキームのフローチャートである。 図9は、本発明の典型的な実施形態で使用される第2のハンドオフスキームに従って含まれるステップを示す通信シーケンス図である。 図10は、図2及び図6のネットワークインタフェースレイヤプロトコルで使用されるデータフレームフォーマットの概略図である。 図11は、図9に示す通信シーケンス図のハンドオフスキームのフローチャートである。 図11Aは、図7に示す通信シーケンス図のハンドオフスキームの変形のフローチャートである。 図12は、本発明の典型的な実施形態で使用される第3のハンドオフスキームに従って含まれるステップを示す通信シーケンス図である。 図13は、図12で示される通信シーケンス図のハンドオフスキームフローチャートである。 図14は、典型的な実施形態に従ってネットワークアクセスを探索するノードの回路の一部の概略図である。 図15は、サービス提供ネットワークとのネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッションを確立している最中に、目標ネットワークへのハンドオフが起こるステップを示す通信シーケンス図である。 図16は、図15に示す通信シーケンス図に例示するハンドオフ処理の流れ図である。
以下の説明は、いかなる当業者も、本発明を実行し、利用することを可能にするために示される。説明の目的のために、以下の記載で詳細が述べられる。当業者のうちの何れかは、本発明がこれら具体的な詳細を利用することなく実現されうることを理解することが認識されるべきである。他の実例では、よく知られた構成及び処理は、本発明の詳細を、不必要な詳細によって不明瞭にしないために詳しくは説明していない。従って、本発明は、示された実施形態によって限定されると意図されておらず、本明細書で開示された原理及び特徴に一致する最も広い範囲が与えられることになっている。
図3は、本発明の一般的な実施形態に含まれるノードとネットワークの簡略概略図を示す。この通信システムは、参照番号42によって全体的に示され、バックボーンネットワーク49に接続されたネットワーク45及びネットワーク47を含む。バックボーンネットワーク49はイントラネット又はインターネットでありうる。バックボーンネットワーク49に接続される他のネットワークも存在しうるが、明瞭さと簡潔さの理由で図3に示していない。
ネットワーク45,47にはそれぞれNAS(Network Access Server)51,53が配置されている。これらは、ネットワークアクセスを要求する任意のノードのためのゲートウェイとして役立つ。システム42では、バックボーンネットワーク49経由で、ネットワーク45又は他のネットワークのうちの何れかのアクセスを探索するノード55が存在すると仮定する。ノード55は、ネットワーク45に対して直接的なアクセスを持たないが、通信リンク57によってNAS51と通信することができる。ノード55とNAS51の間の通信設定は、「リンク確立」と呼ばれる処理を経る。
ノード55は、例えばネットワーク45のようなそのオリジナルのネットワークに制限されず、例えばネットワーク47のような他のネットワークに移動できると仮定する。
この場合、ノード55がネットワークアクセスを得るために、ネットワーク45を離れ、ネットワーク47に移る際、ノード55は、別の通信リンク介して、ネットワーク47内のNAS53との別のリンク確立セッションを確立しなければならない。
NAS51とノード55との間のリンク57は、様々な形式を仮定するリンクになりえる。例えば、リンク57は、2〜3名前を挙げると、従来の電話回線接続、同軸ケーブルリンク、又は光ケーブルリンクのような有線リンクになりえる。更に、リンク57は、例えば電磁気又はアコースティック信号を搬送できるエアインタフェースのような無線リンクになりえる。
図4は、無線技術をサポートする通信システム42のより具体的な実装を示す。この場合、システム全体は、参照番号44によって一般に示される。ノード間の無線通信は、図4に示すように、例えばエアインタフェースリンク58,90のようなエアインタフェースの形態のリンクを経由して搬送されうる。この実施形態では、説明上の一貫性及び明瞭さの目的のために、ネットワーク44は、米国のTIA/EIA(米国電気通信工業会/電子工業企業体協会)を含む幾つかの国際規格団体のコンソーシアムである3GPP2(第三世代パートナシップ計画2)で述べられているcdma2000規格のような無線技術をサポートするとして示される。
システム44では、他のネットワークへローミング可能なノード56は、2〜3名前を挙げると、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、モバイルコンピュータ、又はセルラ電話のような様々な形態で具体化することができる。
ネットワーク46には、NAS52の機能を提供するPDSN(パケットデータサービングノード)60が実装されている。ノード56は、参照数字62によって一般に示されるRAN(ラジオアクセスネットワーク)によってPDSN60と通信する。RAN62は、複数のBS(基地局)65A〜65Nに接続されたBSC/PCF(基地局コントローラ/パケットデータ制御機能)64を含んでいる。
同様に、ネットワーク48には、別のNAS54の役割を負う別のPDSN(パケットデータサービングノード)66が配置される。ネットワークアクセスを要求する何れのノードも、この別のRAN68を経由してPDSN66と通信する。RAN68は、複数のBS72A〜72Mに接続されたBSC/PCF70を含む。
ネットワーク46,48は、音声又はデータ情報を搬送するデータパケットを処理することができる。無線可能なネットワーク46,48のアーキテクチャ上の詳細は、3GPP2によって発行された文献 "Interoperability Specification (IOS) for CDMA 2000 Access Network Interfaces," TIA-2001-D, Feb. 2005で見ることができる。
通信システム42の運用上の詳細について記述する前に先ず、一般に、異なる階層及び相互関係からなる様々なプロトコルレベルによるパケットデータ通信間のデータパケットの処理を説明することが役立つ。
ネットワーク通信の当該技術では、ISO(国際標準化機構)によって述べられているように、プロトコルは、OSI(Open System Interconnection:開放型システム間相互接続)モデル及びITU−T(国際電気通信連合−電気通信規格セクタ)に従って階層化される。その目的は、マルチベンダ機器相互運用を容易にすることである。すなわち、各レベルのプロトコル階層は、それ自身の仕様を持っている。そのため、独自の階層レベルの仕様を満足する限り、そのレベルでの製品開発は、他のレベルの他の製品との互換性を持つことが保証される。
図4のシステム44は、IP(インターネットプロトコル)をサポートすると仮定する。図5は、一般に「プロトコルスタック」と称され、参照番号74によって一般に示される階層順のプロトコルスタックを概略的に示す。IPプロトコルスタック74は、OSIモデルと類似しているが、正確には同じではないIETF(インターネット技術特別調査委員会)モデルに準拠して構築される。IETFモデルに従って、IPプロトコルスタック74は、レイヤ1から始まってレイヤ5までの5つのレイヤを持っている。したがって、図4で示されるようなノード56,60及び66の各々のようなノードによって送られるデータパケットは、プロトコルスタック74によって処理されねばならない。プロトコルスタック74は、ソフトウェア又はハードウェア、あるいはそれらの結合の形態でノード内に構築される。同様に、同じプロトコルスタック74によって受信されたデータパケットは、逆の順序であるが、同じプロトコルスタック74によって処理されねばならない。
例を挙げてみる。データパケットが、例えばノード56(図4)のようなノードから送られるために処理されるのであれば、データパケットは先ず、アプリケーションレイヤ、すなわちレイヤ5におけるプロトコルのうちの1つに従って生成される。レイヤ5は、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)、SMTP(サービスメール転送プロトコル)、FTP(ファイル転送プロトコル)、およびRTP(実時間転送プロトコル)を含んでいる。更に、データパケットは、VoIP(ボイスオーバインターネットプロトコル)セッションの製品であると仮定する。従って、データパケットは、レイヤ5内のRTPに従ってフォーマットされねばならない。
レイヤ5内のRTPから生じたデータパケットのような時間に敏感なデータパケットは、実時間で処理される必要がある。具体的には、欠陥のあるパケットは、到来する他のデータパケットの送信を妨害しないように、通常は再送信されず、単に破棄される。したがって、RTPデータパケットは、通常は、レイヤ4の伝送レイヤ内のUDP(ユーザデータパケットプロトコル)を経由して搬送される。従って、レイヤ5のRTPからのデータパケットは更に、レイヤ4内のUDPに従って公式化されねばならない。
一方、例えばFTPのようなレイヤ5内の他のプロトコルからデータパケットが生じるのであれば、データパケットは通常は、レイヤ4内のTCP(伝送制御プロトコル)を経由して送られる。TCPの下では、データパケットの正確な配信が第1に重要である。そのため、欠陥のあるパケットは、常に再送信される。その結果、データ送信処理の全体速度を落とす。
伝送レイヤであるレイヤ4を通過した後のデータパケットは、ソースポート番号及び宛先ポート番号のような情報が追加される。
伝送レイヤであるレイヤ4を通った後のデータパケットは、その後、処理のためにネットワークレイヤであるレイヤ3に送られる。この特定のケースでは、結果として得られるレイヤ4からのデータパケットは、例えば、追加されたデータパケットのソースアドレス及び宛先アドレスを用いて、IPに従って再びフォーマットされねばならない。
簡潔さの理由で、レイヤ3内ではIPだけが図5に示されていることが注目されるべきである。レイヤ3において更に現存のIPへの補足機能を実行する他のプロトコルがある。例は、配信できないデータパケットのためにエラーメッセージを送る目的に役立つICMP(インターネットコントロールメッセージプロトコル)である。
その後、リンクレイヤであるレイヤ2において適用可能なあらゆるプロトコルに適合するためにデータパケットを作成しなければならない。既に説明したPPP(ポイントトゥポイントプロトコル)は、レイヤ2プロトコルとして分類される。前述したように、ネットワークインタフェースレイヤプロトコルとしてPPPに代わるネットワークによって使用される他の非PPPが存在する。
図5におけるプロトコルスタック74の最下部レイヤは、データパケットの送信の物理的実施を取り扱う物理レイヤであるレイヤ1である。例えば、図3において、通信リンク57が、従来の有線リンクである場合、物理レイヤであるレイヤ1は、リンク57を構成する電導線を通じて信号を駆動するノード55とノード51両方のハードウェア回路と関わりを持つ。別の例として、図4では、通信リンク58がエアインタフェースであり、物理レイヤであるレイヤ1は、エア空間と、このエア空間を介して信号を交信するRAN62のハードウェア回路と関連する。
再び図4に戻る。典型的なノード56によって受信されるデータパケットに関し、逆の順、すなわちレイヤ1からレイヤ5であるが、データパケットは、同じプロトコルスタック72(図5)によって処理されねばならない。
この例では、ノード56は先ずPDSN60を経由してネットワークアクセスを要求すると仮定する。更に、ノード56はネットワーク46に対して直接的なアクセスを持たないと仮定する。
従来通り、ノード56は先ず、PDSN60とのPPPセッションを確立することによってネットワークアクセス処理を開始しうる。しかしながら、既に説明したように、ネットワークアクセスに先立ってリンク処理を合理化するために、他のネットワークインタフェースレイヤプロトコルが提案されている。そのようなプロトコルのうちの1つは、前に述べた‘068特許出願によって教示されている。
次の記載では、説明を簡単にするために、‘068特許出願で開示されたプロトコルが、典型的な実施形態の運用上の記載と共に示される。しかしながら、本発明の実現には必要ではなく、そのように限定されるべきではないことに注目されるべきである。‘068特許出願に記載されたプロトコル以外の他のネットワークインターフェイスレイヤプロトコルも確実に適用可能である。
再び図4に示すように、物理リンク58は、あらゆるメッセージの交換前に、信号を搬送する準備をしなくてはならない。言い換えれば、ノード56とBS65Aとの間の物理レイヤ、すなわちレイヤ1が、まず物理的に存在し、確立されねばならない。
一旦物理レイヤが確立されれば、すなわち、ノード56とPDSN60との両方が、RAN62を経由して互いの相互の物理的な存在を検知すれば、PDSN60は直ちにノード56に第1のメッセージを送る。
図6は、ノード56とPDSN60の間のメッセージの通信シーケンスを示すフロー図である。フロー全体の処理は、参照番号75によって明示される。このフロー処理75は、‘068特許出願に詳述されているが、以下の通り簡潔に説明する。
PDSN60は、許可されたノードのネットワークアクセスをのみを受諾する。
この第1のメッセージは、PDSN60によって送り出され、参照番号76によって示される同期メッセージと呼ばれる。同期メッセージ76は、ノード56がそこから選択するための全ての可能な認証オプションを含んでいる。このオプションは、CHAP(チャレンジ認証プロトコル)の下のチャレンジメッセージ、PAP(パスワード認証プロトコル)によって要求されるパスワード及びユーザ名に対する要求、適用可能なその他任意の認証プロトコルを含みうる。
図6に示すように、同期メッセージ76を受け取ると、ノード56は要求メッセージ78で応答する。
同期メッセージ76に記載されたような要求に応じて、ノード56は、要求メッセージ78の中に、必要な認証情報を含める。更にノード56は、ノード56がPDSN60を経由した次のネットワークアクセスのためのリンクの確立に必要な全てのパラメータオプションを、要求メッセージ78に含める。関連するオプションのパラメータが、リンク構成、認証、又はネットワークアクセス制御と関連していても、いなくても違いはない。すなわち、要求メッセージ78内において、PPPに関連して前に説明したLCP(リンク制御プロトコル)、CHAP(チャンレンジハンドシェイク認証プロトコル)、及びIPCP(インターネットプロトコル制御プロトコル)のようなプロトコル要素の機能に従ってパラメータを分類する代わりに、オプションの全てのパラメータが、機能に関係なく含まれている。より具体的には、要求メッセージ78内のオプションのパラメータは、チャレンジメッセージに対する応答、あるいは適用可能であればユーザ名及びパスワード、データグラムサイズ及びHDLC(ハイレベルデータリンク制御)ヘッダフィールド圧縮スキームのようなリンクコンフィグレーションパラメータを、例えばIPアドレス、DNS(ドメイン名システム)コンフィグレーション、及び適用可能な場合にはIPヘッダ圧縮プロトコル等のようなネットワークアクセス用のパラメータと同様に含むことができる。
要求メッセージ78は、PDSN60が、ノード56及びノード60の両方によってサポートされているオプションを選択することができるように、基本的には、選択の観点からわざと冗長にフォーマットされる。これによって、ノード56とノード60の両方は、レイヤ2リンクの全体を迅速に終えることが可能となる。様々な選択から、PDSN60は、リンク成功の機会を高める目的で明らかにサポートされている関連オプションのパラメータを選択的に選ぶことができる。これによって、リンク時間の全体を短縮することができる。
図6に示すように、要求メッセージ78に応答して、PDSN60は応答メッセージ80を送る。応答メッセージ80では、PDSN60は、様々な選択からオプションを選択する。応答メッセージ80は、それらの関連する設定値とともに、選択されたパラメータオプションを含んでいる。非常に多くの場合、応答メッセージ80は、ノード56によるユーザデータ82形式でのネットワークトラフィックの開始前に必要な最後のメッセージである。ネットワークアクセスの終わりでは、ノード56又はPDSN60の何れか一方が、他方に対して終了要求メッセージ84を送る。他方は、その後、終了アクノレッジメッセージ86を送り返し、通信セッションを終了させる。
見てわかるように、既に記載したPPPのような他のプロトコルと異なり、リンク処理75は、ユーザデータ82の開始前には、実質的に少ないメッセージ交換数を持つ。従って、リンクレイヤ、すなわちレイヤ2のリンク確立は、そのためにより速く遂行することができる。
この例では、ネットワーク46内のPDSN60とユーザデータ82を交換している最中において、ノード56は、例えばネットワーク48のような別のネットワークへの移動を開始するものと仮定する。この移動経路は、図4に示す参照番号88によって示される。
このシナリオの下では、ノード56は、基本的に、一般に「ハンドオフ」と呼ばれる処理を経る。更に詳しくは、ノード56は、ネットワーク46内のRAN62を介したPDSN60から、ネットワーク48内のRAN68を介したPDSN66へと通信パーティを切り換える。この実施形態に従うと、ハンドオフ前にノード56は先ず、ハンドオフのための指示を受け取る必要がある。ハンドオフのための指示は、異なるスキームで実施される様々な形式で明示することができる。
図7は、参照番号92によって一般に示されるそのような1つのスキームを示す。図7を図4と共に参照されたい。
ハンドオフに先立ち、ノード56が先ず、任意のネットワークアクセスより前に、RAN62を経由してPDSN60との非PPPリンクセッション94を受けると仮定する。図示するセッション94は、図6に示すようなリンク確立処理75でありうる。非PPPリンク確立セッション94は、例えば、時間t1〜t4継続する。
時間t2では、非PPPリンクセッションの最中に、PDSN60が、PPPメッセージであるLCP設定要求メッセージ96を送り出すことが注目されるべきである。その理由は、PDSN60は初めは、ノード56が従来式のPPPをサポートするのか、あるいは非PPPをサポートするのかを知らないからである。ノード56をリンクする見込みを増加させるため、リンク確立処理75(図6)に従う同期メッセージ76と、PPPの下のLCP設定要求メッセージ96との両方が送り出される。この場合、ノード56は、リンク確立処理75をサポートする。そのため、ネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッション94が、リンク確立処理75に従って実行される。
ネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッション94が成功裡に確立された後、ユーザデータ82は、その後、時間t5において交換することができる。この時点において、ノード56は、ネットワーク46からネットワーク48へと移動を開始すると仮定する。
cdma2000規格に従って、例えばネットワーク46,48のような無線可能ネットワークは、自身の身元の識別のためにメッセージをコンスタントにブロードキャストする。このブロードキャストメッセージは、「システムパラメータメッセージ」の形態になり、ネットワークの順方向制御チャネルのうちの1つであるF−BCCH(順方向ブロードキャスト制御チャネル)を引き継ぐ(carried over)「拡張システムパラメータメッセージ」の形態になりうる。そのため、ノード56のようなノードは、ネットワークからのブロードキャストメッセージを検出することにより、その行方を常に見つけ出すことができる。
システムパラメータメッセージでは、とりわけ、SID(システム識別情報)及びNID(ネットワーク識別情報)を見つけることができる。SIDは、例えばネットワーク46,48のようなネットワークの特定の無線オペレータに割り当てられた番号である。一方、NIDは、システム44のような通信システム内の特定のネットワークをユニークに識別する番号である。
拡張システムパラメータメッセージでは、図4に示すBSC/PCF64又はBSC/PCF70のようなPCFの有効領域エリアを識別するPZID(パケットゾーン識別情報)を含む。システム44のような通信システムが、CDMA(符号分割多元接続)ベースの無線データ技術であり、一般に1x EV−DOとして知られているHRPD(高レートパケットデータ)をサポートする場合、「セクタパラメータメッセージ」と呼ばれる別のブロードキャストメッセージ内のサブネットマスク及びセクタIDから、PZIDの代わりにサブネットID(識別情報)が見つけ出される。
図4及び図7に再び示すように、ノード56がネットワーク58の領域に到達した場合、ノード56は、ネットワーク58からブロードキャストメッセージを受け取ると仮定する。このブロードキャストメッセージから、新たなNIDが示される。この新たなNIDは、前のものとは異なる。このNIDの変更によって、ノード56は、自分が別のネットワークに移動したことを知る。この例では、ネットワーク48は、そのレイヤ2プロトコルとして何れの非PPPをもサポートしないと仮定する。そのため、ネットワーク48内のPDSN66は、LCP設定要求メッセージ98を送り出す。ノード56は、この時点で、LCP設定要求メッセージ98に対して応答する。この理由は、NIDの変更のために、ノード56は、新たなネットワークへのエントリを仮定できるからである。しかし、同期メッセージ76のような非PPPメッセージは受信されない。代わりに、PPPメッセージであるLCP設定要求メッセージ98が受信される。ノード56は、ネットワーク48のような新たに到来したネットワークが、従来式ではない何れのレイヤ2プロトコルをもサポートしないことを直ちに知る。これによって、ノード56は、時間t8において、PPPネゴシエーションセッション100を経由してPDSN66とネゴシエートするように素早く自己を適応させる。これが成功すると、その後、図7に示すように、時間t9において、ユーザデータ102が交換される。
ノード56は、時間t7におけるネットワーク48からのLCP設定要求メッセージ98に対して応答するが、時間t2におけるネットワーク46からのLCP設定要求メッセージ96に対しては応答しないことが注目されるべきである。以前に言及したように、それは、ノード56は、時間t7の前の時間t6においてSID、NID、又はPZIDの変更を知るからである。
PPPネゴシエーションセッション100の実行に成功した後、ユーザデータ102が確立される。ユーザデータ102の最後に、ノード30又はNAS33の何れか一方が、他方へ終了要求メッセージ104を送る。他方はその後、時間t10及びt11において、終了Ackメッセージ106とともに返答し、通信セッション92を終える。
本実施形態に従う第1のハンドオフスキームの関連ステップを図8のフローチャートに示す。
図9は、参照番号108によって一般に示される第2のスキームを示す。図9とともに図4を参照されたい。前述したように、ノード56は先ず、サービス提供しているPDSN60を経由したネットワークアクセスの前に、リンクプロトコルセッション94を経る。そして、ノード56をリンクする良い機会を保証するために、前述したように、セッション94中に、時間t2において、LCP設定要求メッセージ96がPDSN60によって送られる。非PPPネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッション94の実行が成功すると、図9に示すように、ユーザデータ82は時間t4において交換される。また、ユーザデータ82の流れの最中に、ノード56が、ネットワーク46からネットワーク48へローミングすると仮定する。この例では、ノード56は、ハンドオフのための指示を受信する。その指示は、前の例のものとは異なる。
特に、ノード56がネットワーク48の領域に到着した場合、ノード56は、図9に示すように、時間t5において別のLCP設定要求メッセージ110を受信する。この時、後述するように、メッセージ110内の異なるメッセージID(識別表示)に基づいて、ノード56は、時間t5におけるLCP設定要求メッセージ110の起源と、時間t2におけるLCP設定要求メッセージ96の起源とを区別することができる。
ここは、PPPメッセージのデータフレームフォーマットの説明に役立つ。
図10は、フレーミングのようなHDLC(高レベルデータリンク制御)を有し、PPPで使用されるデータフレームフォーマットを示す。
データパケット用のフレームテンプレートは、参照番号112によって一般に示される。これは、基本的には、PPPのためにRFC1662で指定されたようなパケットテンプレートである。更に詳しくは、データフレーム112は、フラグフィールド114、アドレスフィールド116、制御フィールド118、プロトコル番号フィールド120、データフィールド122、及びFCS(フレームチェックシーケンス)フィールド124を含んでいる。
PPPとの下位互換性のために、PPPを交換したいほとんどのネットワークインタフェースレイヤプロトコルはまた、PPP用のフレームフォーマット112に幾分類似したフレームフォーマットで設計される。例えば、図6で示され、‘068特許出願で開示されたリンクプロトコル75は、PPPのそれに類似したフレームフォーマットを採用しうる。
さて図10に戻る。
フラグフィールド114は、長さ1バイトで、データパケットフレームの開始を示す。フラグフィールド114は常に、16進数の値7Eと見なされ、RFC1662によって要求されるように、リンク処理54及びPPPのために使用されるものと同じ値である。
アドレスフィールド116もまた、RFC1662で述べられているように、長さ1バイトであり、常に16進数の値FFに設定される。
制御フィールド118もまたRFC1662で規定されているように、長さ1バイトであり、16進数の値03に固定される。
プロトコル番号フィールド120では、このフィールドにおける値は、データパケット112が何であるかを示す。プロトコル番号フィールド120は、長さ2バイトである。例えば、RFC1661,1662で定義されているように、例えばLCP設定要求メッセージ(図2)のようなLCPメッセージの各々は、16進数の値C021を有する。1つのPPPメッセージを、例えばLCP設定要求メッセージ及びLCP設定Nakメッセージ(図2)のような他のものと区別するために、後述するように、異なるメッセージIDがデータフィールド122に含まれる。図6に示す‘068特許出願で開示されたプロトコル75のように、PPPにとって代わるために設計された他のリンクプロトコルに関し、他のPPPメッセージと区別できるように、異なるプロトコル番号120が使用される。例えば、図6に示されるリンク処理75では、リンク処理75で使用される同期メッセージ76、要求メッセージ78、又は応答メッセージ80(図6)は、PPPで使用されるプロトコル値の何れのものとも異なるユニークなプロトコル値を有する。そのため、データパケット112がPPPパケットであるか非PPPパケットであるかを容易に区別することができる。
データフィールド122は、0バイトからそれ以上のバイトからなり、データ又は制御情報を含むペイロード長さを有する。例えば、プロトコル番号フィールド120の値が、データパケット112がLCP設定要求メッセージ96又は100(図9)であることを示す値を伴う場合、このデータフィールド122は、リンク58又はリンク90の確立にそれぞれ関連した不可欠な通信パラメータオプションを全て含んでいる。別の例として、プロトコル番号フィールド120の値が、データパケット112がユーザデータ82又は100(図9)であることを示す値を有する場合、レイヤ3から生成されたIPデータパケットが、データフィールド122へ完全にカプセル化される。
FCSフィールド124は長さが2バイトから4バイトまで変動し、フレーム112が送信中のエラーに対する基本的なプロテクトを提供するために、例えばCRC(周期的冗長符号)のような符号を含んでいる。
図9を参照されたい。前述したように、データフィールド122は、RFC1661において「コード」と称されるメッセージIDを含み、例えばLCP設定要求とLCP設定Ackメッセージ(図2)とを区別するように、1つのPPPメッセージタイプを他のものと区別する。例えば、RFC1661において「識別子」と称されるサブIDを付加することにより、同一メッセージタイプでのメッセージIDにおいて更に区別することも可能である。例えば、図9に示す処理108におけるLCP設定要求メッセージ96及びLCP設定要求メッセージ110は、異なるコードで実現することができる。あるいは、同じコードであるが、ネットワークにおける異なる識別子特性で実現することができる。そのため、ネットワーク48及びネットワーク46は、データパケット112のデータフィールド122(図10)に埋め込まれた異なるコード又は識別子を含めることによって、別々のLCP設定メッセージ96,100をそれぞれ送り出すことができる。従って、この例では、ノード56が、ネットワーク46からネットワーク48へ移動する場合、ネットワーク48のものとは異なる識別子でLCP設定要求メッセージを認識することによって、ノード56は、自分がネットワーク48の領域内にいることを知る。
ネットワーク48内にいる間、ノード56は非PPPメッセージを受信しないが、代わりに、PPPメッセージであるLCP設定要求メッセージ110を受信し、ノード56は、LCP設定要求メッセージ96のものとは異なる識別子によって、ネットワーク48が、そのリンク確立プロトコルとして何れの非PPPもサポートしていないことを知る。ノード56は速やかに、自己を、LCP設定要求メッセージ110に対し応答するように順応する。その後、図9に示すようなPPPネゴシエーション100が実行される。この処理108の残りは、実質的には、前述した図7に示す処理92に類似しているので、繰り返さない。
本実施形態に従った第2のハンドオフスキームに関連するステップは、図11のフローチャートに示される。
代案として、バージョン/機能識別パケットを、データパケット112のデータフィールド122内に挿入することができる。3GPP2によって発表されたcdma2000規格では、"Wireless EP Network Standard"と題され、3GPP2による文書TIA−835Dで特定されたバージョン/機能識別パケットを含めることができる。バージョン/機能識別パケットは、基本的にはベンダ特有のパケットであり、名前が意味するように、例えば図4のノード56、あるいはPDSN60又は66のようなベンダ特有のノードの関連情報を識別する。バージョン/機能識別パケットは、主に、PPPセッションのLCPフェーズ中に交換される。バージョン/機能識別パケットの交換の目的は、ネゴシエートしているノードが、ネゴシエーション処理の初期において、そのバージョンと機能とを一旦特定すると、何れかのノードによってサポートされていない特性に関するPPPセッション中の不必要なネゴシエーションステップを回避するためである。
一例として、図9の時間t2において、ノード56は、何れの非PPPの使用も認めない情報を含むバージョン/機能識別パケットとともにLCP設定要求メッセージ96を受信し、もって、ノード56は、時間t3において、リンク確立のためにPPPを用いることに頼らないと仮定する。その代わり、ノード56は、時間t3において、非PPPリンク確立処理94を継続する。一方、ノード56が時間t5において、PPPの使用のみを許可する情報を有するバージョン/機能識別パケットを備えたLCP設定要求メッセージ110を受信すると、ノード56は速やかに、自己を、時間t6において、PPPによって目標ノード66とネゴシエートするように順応する。
あるいは、LCP設定要求メッセージ96又は100の前に、個別のバージョン/機能識別パケットが送り出されうる。従って、例えば、時間t5において、目標PDSN66によって2つのメッセージが送り出されるかもしれない。この第1のメッセージは、上述したように、データパケット112のデータフィールド122に含まれるベンダ特有情報を備えたバージョン/機能識別パケットである。また、第2のメッセージは、例えば、図2に示すPPPセッション34のLCPネゴシエーションフェーズ36中の第1のLCP設定要求メッセージのような、普通のLCP設定要求メッセージでありうる。
上述したようなハンドオフスキームの関連するステップを、図11Aのフローチャートに示す。
図12は、参照番号130によって一般に示された別のハンドオフスキームを示す。図12を図4と共に参照されたい。前述したスキームのように、ネットワーク46にいる間、ノード56はネットワークアクセスに先立ってPDSN60とリンク確立セッション94を行う必要がある。そして、ノード56をリンクする良い機会を保証するために、前述したように、セッション94中に、時間t2において、LCP設定要求メッセージ96が、ネットワーク46内のPDSN60によって送られる。この時、LCP設定要求メッセージ96は、リンク確立セッション94の他の非PPPメッセージの最中に送り出されることが注目されるべきである。非PPPネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッション94が成功すると、ユーザデータ82が、既に記述され、図12に示されたものと同様に時間t4において交換される。また、ユーザデータ82の交換の最中に、ノード56が、ネットワーク46からネットワーク48への移動を開始すると仮定する。
ノード56がネットワーク48の領域に到着すると、今度は、ノード56は、図12に示すように、時間t7において、複数のLCP設定要求メッセージ132A〜132Nを受信する。この例では、ノード56は、メッセージ送信パターンに基づいて、時間t2におけるネットワーク46からのLCP設定要求メッセージ96の起源と、時間t7におけるネットワーク48からのLCP設定要求メッセージ132A〜132Nの起源とを区別することができる。更に詳しくは、時間t2において、ノード56が、リンク確立セッション94の他の非PPPメッセージの最中に、1つのLCP設定メッセージ96を受信する。一方、時間t7では、ノード56は、複数のLCP設定メッセージ132A〜132Nを受信する。
従って、LCP設定要求メッセージの受信パターンに依存して、ノード56は、ノード56が現存するネットワークが、非PPPをサポートするか否かを知る。例えば、ノード56は、連続した2つのLCP設定要求メッセージのみに応答するようにプログラムされうる。従って、この場合、時間t2において、ノード56がLCP設定要求メッセージを受信すると、ノード56は、次の到来メッセージを待つ。次の到来メッセージが、LCP設定要求メッセージ96の反復ではない場合、ノード56は、前述したように、このネットワーク46が、PPP以外の他の非PPPをサポートし、時間t2においてLCP設定要求メッセージ96を単に無視し、非PPPリンクセッション94を継続することを知る。
一方、例えば、ノード56が、時間t7の間、複数の連続するLCP設定要求メッセージ132A〜132Nを受信する場合、ノード56は、この場合ネットワーク48であるメッセージを送り出すネットワークが、PPPのみをサポートし、他のネットワークインタフェースレイヤプロトコルをサポートしないことを知る。図12に示すように、ノード56は、PPP経由で、ネットワーク48内のRAN68を介して目標PDSN66と通信することに頼る。この処理130の残りは、前述した図7及び図9にそれぞれ示す処理92及び108に本質的に類似しているので、重複説明を避ける。
ノード56によって応答されるLCP設定要求メッセージ132A〜132Nの数は、設定可能であるべきであることが注目されるべきである。例えば、上述した例で記載したように、第2のLCP設定要求メッセージ132Bの後に、ノード56による目標PDSN66とのPPPネゴシエーション100を開始する代わりに、ノード56は、i番目のLCP設定要求メッセージ132iの後にPPPネゴシエーション100を始めることができる。ここでiは、2〜Nであり、Nは2を越える整数である。
本実施形態に従う第3のハンドオフスキームに関連するステップが、図13のフローチャートに示される。
図14は、本発明の典型的な実施形態に従って、参照番号140で示すように、図4のノード56のような装置のハードウェア実装の一部を概略的に示す。この装置140は、2〜3名前を挙げると、例えばラップトップコンピュータ、PDA、又はセルラ電話のような様々な形態で構築され、組み込まれることが可能である。
装置140は、幾つかの回路を共に結合する中央データバス142を含む。この回路は、CPU(中央処理装置)あるいはコントローラ144、受信回路146、送信回路148、及び記憶装置150を含む。
装置140が無線デバイスの一部である場合、受信回路146及び送信回路148は、RF(無線周波数)回路に接続されるが、図示していない。受信回路146は、受信した信号をデータバス142へ送り出す前に処理し、バッファする。一方、送信回路148は、データバス142からのデータを、デバイス140へ送り出す前に処理し、バッファする。CPU/コントローラ144は、データバス142のデータ管理の機能と、更に、一般的なデータ処理の機能とを実行する。これは、記憶装置150の命令コンテンツの実行を含む。
図14に示すように、個別に配置されるのではなく、その代わりに、送信回路148と受信回路146とは、CPU/コントローラ144の一部ともなりえる。
記憶装置150は、参照番号152によって一般に示される1セットの命令を含んでいる。この実施形態では、これら命令は、プロトコルスタック機能154、リンク確立クライアント156、リンクハンドオフ機能158、及びPPP機能160のような部分を含んでいる。プロトコルスタック機能154は、図5に示し説明したスタック74に類似したプロトコルスタックを実行する。リンク確立クライアント156は、図7、図9、及び図12に示した処理94のように、PPPリンク処理以外の1又は複数のリンク処理を確立するための命令設定を含む。PPP機能160は、装置140がPPP処理を実行できるようにするための命令セットを含む。リンクハンドオフ機能158は、関連する図7〜13で記述し示した処理92,108,130のようなハンドオフ処理を実行するための命令セットを含む。PPP機能160は、PPPリンク処理又は非PPPリンク処理の両方をサポートするネットワークのために独立して使用することができる。あるいは、ネットワークが、他の非PPPリンク処理をサポートしない事象における備え(fallback)として使用することができる。
本実施形態では、記憶装置150はRAM(ランダムアクセスメモリ)回路である。典型的な命令部分154,156,158及び160は、ソフトウェアルーチン又はモジュールである。記憶装置150は、揮発性又は不揮発性の何れかのタイプになりえる他のメモリ回路(図示せず)と結合することができる。代案として、記憶装置150は、例えば、EEPROM(電気的消去可能プログラム可能読取専用メモリ)、EPROM(電気的プログラム可能読取専用メモリ)、ROM(読取専用メモリ)、ASIC(特定用途向けIC)、磁気ディスク、光ディスク、及び当該技術で周知な他のもののような他の回路で構成されうる。
図7乃至13,15及び16で示し説明した処理92,108,130はまた、当該技術で周知の任意のコンピュータ読取可能媒体で実行されるコンピュータ読取可能命令としてコード化されうることが更に注目されるべきである。本明細書及び特許請求の範囲において、用語「コンピュータ読取可能媒体」は、実行のために、例えば図14で示し説明したCPU/コントローラ144のような任意のプロセッサに対して命令を提供することに資する任意の媒体を称する。そのような媒体はストレージタイプでもよく、例えば図14の記憶装置150として説明したような揮発性又は非揮発性のストレージ媒体の形式をとりうる。そのような媒体は更に、伝送タイプでもよく、計算機又はコンピュータによって読取可能な信号を搬送することができる音響波又は電磁波を搬送するエアインタフェース、光ケーブル、銅線、同軸ケーブルを含みうる。
最後に、実施形態に記載したように、ハンドオフ手順は、ユーザデータ82の交換の最中に実施されるとして示されている(例えば、図7,9及び12参照)。しかし、これは、そうである必要はない。ノード56が、ネットワークインタフェースレイヤプロトコルセッション94を確立している最中にハンドオフが起こることがありえる。図15は、そのようなシナリオを示しており、ここでは、図7に示し説明したようなリンク処理92が強調され、関連する幾つかのステップが、説明のために繰り返される。図示するように、時間t4では、リンク確立処理94が完了する前に、ノード56はネットワーク48へ移動している過程にあり、時間t4において、SID、NID、PZID、又はサブネットIDの変化を検知する。そのため、ノード56は、移動中に、ネットワーク46内のPDSN60からの応答メッセージ80を受信しない恐れがある。しかしながら、ノード56が時間t5においてLCP設定要求メッセージ98を受信した場合、ノード56は、自分がネットワーク48の領域内にいて、上述したものと同様な方法によってPPPネゴシエーション処理100を直ちに開始して良いことを知る。更に、同じことは、図9及び図12に示し説明した処理108及び処理130に対してもそれぞれ当てはまる。すなわち、本発明の典型的な実施形態に従ったこのハンドオフ処理は、ユーザデータの交換中にのみ起こる必要は必ずしもない。更に、システム44は、cdma2000規格をサポートするものとして記載された。しかしながら、他の規格にも明らかに適用可能である。他の規格の一例は、3GPP(第三世代パートナシッププロジェクト)によって発行されたWCDMA(広帯域符号分割多元接続)である。更に、典型的な実施形態では、レイヤ3プロトコルは、IPとして記載されている。IPは、例えばIPv4(インターネットプロトコルバージョン4)及びIPv6(インターネットプロトコルバージョン6)のような異なるバージョンからなりうる。更に、他のレイヤ3プロトコルもまた等しく適用可能であることが注目されるべきである。例えば、レイヤ3プロトコルは、IPX(インターネットワーキングパケット交換プロトコル)、アップルトーク、及び別バージョンからなる様々な他のネットワークプロトコルになりえる。更に、本実施形態に関して記載された何れの論理ブロック、回路、及びアルゴリズムステップも、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせとして実現することが可能である。形式及び詳細におけるこれらの変更及びその他の変更は、本発明の範囲及び精神から逸脱することなくなされうることが当業者によって理解されるであろう。

Claims (55)

  1. 通信システムにおけるサービス提供ノードから目標ノードへのハンドオフのための方法であって、
    第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって前記サービス提供ノードにアクセスすることと、
    前記ハンドオフのための指示を受信することと、
    第2のネットワークインターフェースレイヤプロトコルによって前記目標ノードにアクセスすることと
    を含む方法。
  2. 前記指示を受信することは、前記目標ノードを識別する識別情報を有するメッセージを受信することを含む請求項1の方法。
  3. 前記指示を受信することは、前記目標ノードを識別するメッセージ識別情報をデータパケットのデータフィールド内に有するデータパケットを受信することを含む請求項1の方法。
  4. 前記指示を受信することは、前記目標ノードを識別するバージョン/機能識別パケットをデータパケットのデータフィールド内に有するデータパケットを受信することを含む請求項1の方法。
  5. 前記指示を受信することは、前記第2のネットワークインタフェースレイヤプロトコルの複数の要求メッセージを前記目標ノードから受信することを含む請求項1の方法。
  6. 前記サービス提供ノードにアクセスすることの後に、前記サービス提供ノードとユーザデータを交換することを更に含み、前記ハンドオフのための指示は、前記ユーザデータの交換中に受信される請求項1の方法。
  7. 前記ハンドオフのための指示は、前記第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって前記サービス提供ノードにアクセスしている最中に受信される請求項1の方法。
  8. 前記第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって前記サービス提供ノードにアクセスすることは、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットを1つのメッセージで前記サービス提供ノードに提供することを含む請求項1の方法。
  9. IP(インターネットプロトコル)をサポートする通信システムにおける第1のノードから第2のノードへのハンドオフの方法であって、
    PPP(ポイントトゥポイントプロトコル)以外のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって前記第1のノードにアクセスすることと、
    前記ハンドオフのための指示を受信することと、
    前記PPPによって前記第2のノードにアクセスすることと
    を含む方法。
  10. 前記PPP以外のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって前記第1のノードにアクセスすることは、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットをメッセージで前記第2のノードに提供することを含む請求項9の方法。
  11. 前記指示を受信することは、前記第2のノードを識別するメッセージ識別情報を有するメッセージを受信することを含み、前記メッセージ識別情報は、前記第2のノードに関連するNID(Network Identification:ネットワーク識別情報)、SID(System Identification:システム識別情報)、PZID(Packet Zone Identification:パケットゾーン識別情報)、及びサブネットID(Subnet Identification:サブネット識別情報)からなるグループから選択される請求項9の方法。
  12. 前記指示を受信することは、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別する符号又は識別子を有するデータパケットを受信することを含む請求項9の方法。
  13. 前記指示を受信することは、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別するバージョン/機能識別パケットを有するデータパケットを受信することを含む請求項9の方法。
  14. 前記指示を受信することは、前記PPPの複数のLCP(リンク制御プロトコル)設定要求メッセージを前記第2のノードから受信することを含む請求項9の方法。
  15. 通信システムにおける装置であって、
    第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによってサービス提供ノードにアクセスする手段と、
    ハンドオフのための指示を受信する手段と、
    第2のネットワークインターフェースレイヤプロトコルによって目標ノードにアクセスする手段と
    を備える装置。
  16. 前記指示は、前記目標ノードを識別する識別情報を含む請求項15の装置。
  17. 前記指示は、前記目標ノードを識別するメッセージ識別情報を、データパケットのデータフィールド内に含む請求項15の装置。
  18. 前記指示は、前記目標ノードを識別するバージョン/機能識別パケットを、データパケットのデータフィールド内に含む請求項15の装置。
  19. 前記指示は、前記目標ノードからの、前記第2のネットワークインタフェースレイヤプロトコルの複数の要求メッセージを含む請求項15の装置。
  20. 前記サービス提供ノードにアクセスする手段は、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットを1つのメッセージで前記サービス提供ノードに提供する手段を含む請求項15の装置。
  21. IP(インターネットプロトコル)をサポートする通信システムにおける装置であって、
    PPP(ポイントトゥポイントプロトコル)以外のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって第1のノードにアクセスする手段と、
    ハンドオフのための指示を受信する手段と、
    前記PPPによって第2のノードにアクセスする手段と
    を備える装置。
  22. 前記第1のノードにアクセスする手段は、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットをメッセージによって前記第2のノードに提供する手段を含む請求項21の装置。
  23. 前記指示は、前記第2のノードを識別するメッセージ識別情報を有するメッセージを含み、前記メッセージ識別情報は、前記第2のノードに関連するNID(Network Identification:ネットワーク識別情報)、SID(System Identification:システム識別情報)、PZID(Packet Zone Identification:パケットゾーン識別情報)、及びサブネットID(Subnet Identification:サブネット識別情報)からなるグループから選択される請求項21の装置。
  24. 前記指示は、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別する符号又は識別子を有するデータパケットを含む請求項21の装置。
  25. 前記指示は、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別するバージョン/機能識別パケットを有するデータパケットを含む請求項21の装置。
  26. 前記指示は、前記第2のノードからの、前記PPPの複数のLCP(リンク制御プロトコル)設定要求メッセージを含む請求項21の装置。
  27. 通信システムにおける装置であって、
    第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって前記通信システムのサービス提供ノードにアクセスし、
    ハンドオフのための指示を受信し、
    第2のネットワークインターフェースレイヤプロトコルによって前記通信システムの目標ノードにアクセスする
    ためのコンピュータ読取可能命令を含むメモリユニットと、
    前記メモリユニットに接続され、前記コンピュータ読取可能命令を処理するプロセッサ回路と
    を備える装置。
  28. 前記指示は、前記目標ノードを識別する識別情報を有するメッセージを含む請求項27の装置。
  29. 前記指示は、前記目標ノードを識別するメッセージ識別情報を、データパケットのデータフィールド内に有するデータパケットを含む請求項27の装置。
  30. 前記指示は、前記目標ノードを識別するバージョン/機能識別パケットを、データパケットのデータフィールド内に有するデータパケットを含む請求項27の装置。
  31. 前記指示は、前記目標ノードからの、前記第2のネットワークインタフェースレイヤプロトコルの複数の要求メッセージを含む請求項27の装置。
  32. 前記メモリユニットは、前記サービス提供ノードにアクセスすることの後に、前記サービス提供ノードとユーザデータを交換し、前記ユーザデータの交換中に前記指示が受信されている間に、前記ハンドオフを開始するためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項27の装置。
  33. 前記メモリユニットは、前記第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによる前記サービス提供ノードへのアクセス中に前記指示が受信されている間に、前記ハンドオフを開始するためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項27の装置。
  34. 欠番。
  35. 前記メモリユニットは、前記サービス提供ノードにアクセスしている間に、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットをメッセージで提供するためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項27の装置。
  36. IP(インターネットプロトコル)をサポートする通信システムにおける装置であって、
    PPP(ポイントトゥポイントプロトコル)以外のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって第1のノードにアクセスし、
    ハンドオフのための指示を受信し、
    前記PPPによって第2のノードにアクセスする
    ためのコンピュータ読取可能媒体を含むメモリユニットと、
    前記メモリユニットに接続され、前記コンピュータ読取可能媒体を処理するプロセッサ回路と、
    を備える装置。
  37. 前記メモリユニットは、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットをメッセージで前記アクセス中に前記第2のノードへ提供するためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項36の装置。
  38. 前記指示は、前記第2のノードを識別するメッセージ識別情報を有するメッセージを含み、前記メッセージ識別情報は、前記第2のノードに関連するNID(Network Identification:ネットワーク識別)、SID(System Identification:システム識別)、PZID(Packet Zone Identification:パケットゾーン識別)、及びサブネットID(Subnet Identification:サブネット識別)からなるグループから選択される請求項36の装置。
  39. 前記指示は、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別する符号又は識別子を有するデータパケットを受信することを含む請求項36の装置。
  40. 前記指示は、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別するバージョン/機能識別パケットを有するデータパケットを含む請求項36の装置。
  41. 前記指示は、前記PPPの複数のLCP(リンク制御プロトコル)設定要求メッセージを前記第2のノードから受信することを含む請求項36の装置。
  42. 第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによってサービス提供ノードにアクセスし、
    ハンドオフのための指示を受信し、
    第2のネットワークインターフェースレイヤプロトコルによって目標ノードにアクセスする
    ためのコンピュータ読取可能命令を含むコンピュータ読取可能媒体。
  43. 前記指示は、前記目標ノードを識別するメッセージ識別情報を有するメッセージを含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  44. 前記指示は、前記目標ノードを識別するメッセージ識別情報を、データパケットのデータフィールド内に有するデータパケットを含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  45. 前記指示は、前記目標ノードを識別するバージョン/機能識別パケットを、データパケットのデータフィールド内に有するデータパケットを含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  46. 前記指示は、前記目標ノードからの、前記第2のネットワークインタフェースレイヤプロトコルの複数の要求メッセージを含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  47. 前記サービス提供ノードにアクセスすることの後に、前記サービス提供ノードとユーザデータを交換し、
    前記ユーザデータの交換中に前記指示が受信されている間に、前記ハンドオフを開始する
    ためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  48. 前記第1のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによる前記サービス提供ノードへのアクセス中に前記指示が受信されている間に、前記ハンドオフを開始するためのコンピュータ読取可能媒体を更に含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  49. 前記サービス提供ノードにアクセスしている間に、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットを1つのメッセージで提供するためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項42のコンピュータ読取可能媒体。
  50. PPP(ポイントトゥポイントプロトコル)以外のネットワークインタフェースレイヤプロトコルによって第1のノードにアクセスし、
    ハンドオフのための指示を受信し、
    前記PPPによって第2のノードにアクセスする
    ためのコンピュータ読取可能命令を含むコンピュータ読取可能媒体。
  51. 前記第2のノードにアクセスしている間に、認証、リンク設定、及びネットワークアクセスのためのパラメータオプションのセットをメッセージで提供するためのコンピュータ読取可能命令を更に含む請求項50のコンピュータ読取可能媒体。
  52. 前記指示は、前記第2のノードを識別するメッセージ識別情報を有するメッセージを含み、前記メッセージ識別情報は、前記第2のノードに関連するNID(Network Identification:ネットワーク識別)、SID(System Identification:システム識別)、PZID(Packet Zone Identification:パケットゾーン識別)、及びサブネットID(Subnet Identification:サブネット識別)からなるグループから選択される請求項50のコンピュータ読取可能媒体。
  53. 前記指示は、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別する符号又は識別子を有するデータパケットを含む請求項50のコンピュータ読取可能媒体。
  54. 前記指示は、データパケットのデータフィールド内に含まれ、前記第2のノードを識別するバージョン/機能識別パケットを有するデータパケットを含む請求項50のコンピュータ読取可能媒体。
  55. 前記指示は、前記第2のノードからの、前記PPPの複数のLCP(リンク制御プロトコル)設定要求メッセージを含む請求項50のコンピュータ読取可能媒体。
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