JP2004201087A - 携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機1と携帯電話ネットワークシステム3の間の無線回線の確立後に通常実施するPPP確立手順の一部を、無線回線確立の手順中に実施する。具体的には、PPP確立時に通常実施するユーザ認証処理やIP通信に必要なIPアドレス/DNS(Domain Name System)サーバのアドレス等のアドレス情報の受け渡し処理を、携帯電話機1による無線回線確立中に使用する制御信号を利用することで実施する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機からISP(Internet Services Provider;インターネットサービスプロバイダ)へダイヤルアップ接続を行うための、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ユーザが携帯電話機を用いてインターネットの閲覧やインターネットからファイルのダウンロードを実施する場合には、ISPを利用してインターネットに接続することが多い。
【0003】
その際、携帯電話機から必要なISPへのダイヤルアップ接続(パケット接続)を行うことになるが、最近では、このダイヤルアップ接続時間を短縮するための様々な方法が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載された方法は、ITU−T勧告H.323に準拠したH.323端末がPHSを利用してダイヤルアップ接続を行う際に、PHS回線の接続後の交渉で必要になる情報を、PHS回線の接続直後に呼制御メッセージの1つである“User Information”メッセージを利用して予め伝送する。この方法によれば、後続の交渉を省略することができるため、ダイヤルアップ接続に要する時間を短縮することができるという効果がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−232497号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に記載された方法においては、通常発呼(ダイヤルアップ)時には使用されない“User Information”メッセージを利用して、PHS回線の接続後のPPP(Point to Point Protocol)確立処理等の交渉で必要になる情報を送信している。
【0007】
そのため、通常発呼時に余計なメッセージを送受信する必要があり、その送受信分の時間だけダイヤルアップ接続時間が増大してしまうという問題点がある。
【0008】
また、上述した特許文献1に記載された方法においては、発呼側のH.323端末において、“Connect”メッセージを受信した後に、PPP確立情報が格納された“User Information”メッセージを送信し、着呼側から“User Information”メッセージを受信している。
【0009】
そのため、図6および図7に示すように、サーバ61側で携帯電話機60のユーザを認証するためのユーザ認証として、図6のPAP(Password Authentication Protocol)認証を行うことは可能であるが、“User Information”メッセージをさらに追加しない限り、図7のCHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)認証を行うことができないという問題点がある。
【0010】
なお、一般的なユーザ認証としては、携帯電話機からパスワードを平文で通信回線に乗せてサーバ側に送信するPAP認証ではなく、パスワード自体を通信回線に乗せないCHAP認証が用いられることが多い。
【0011】
本発明の目的は、携帯電話機からISPへのダイヤルアップ接続時間を短縮することができる、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、通常発呼時に使用されないメッセージを利用することで携帯電話機からISPへのダイヤルアップ接続時間が増大することを回避することができる、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法を提供することにある。
【0013】
本発明のさらに他の目的は、CHAP認証のように、ユーザのパスワード自体を通信回線に乗せずにユーザ認証を行うことができる、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法は、
ユーザが携帯電話機からインターネットサービスプロバイダに対してダイヤルアップする際に、前記携帯電話機と携帯電話ネットワークシステム間の無線回線確立手順を実施した後、確立された無線回線上でさらにPPPおよびIPの上位プロトコルの確立手順を実施する、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法において、
前記無線回線確立時に、前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイにより前記ユーザのユーザ認証を行うことを特徴とする。
【0015】
また、前記無線回線確立時に、前記携帯電話機と前記携帯電話ネットワークシステム間で、IPアドレス、DNSアドレス、前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイのアドレスを含むアドレス情報の受け渡しを行うことを特徴とする。
【0016】
また、前記ユーザが前記携帯電話機からインターネットサービスプロバイダに対してダイヤルアップする際に、前記携帯電話機から前記携帯電話ネットワークシステムを介して携帯電話事業者のネットワーク内のアクセスサーバに対してダイヤルアップ接続を行うことを特徴とする。
【0017】
また、前記携帯電話機が、事前に、前記インターネットサービスプロバイダに対し、ユーザアカウント名を含むユーザ情報と共に、使用するSIM番号を登録し、
前記携帯電話機が、前記無線回線確立時に、該無線回線確立時に使用する制御信号の中に、ユーザアカウント名、アクセスポイント名を含む情報を付加して前記携帯電話ネットワークシステムに対して送信し、
前記携帯電話ネットワークシステムが、前記携帯電話機から受信した前記制御信号に付加された前記アクセスポイント名から判断した前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイに対し、前記アクセスサーバを経由して、ユーザアカウント名、SIM番号を送信し、
前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイが、前記携帯電話ネットワークシステムから受信したユーザアカウント名、SIM番号に基づいて、前記ユーザが自身のインターネットサービスプロバイダの登録者であるか否かの認証を行い、該認証結果に基づくダイヤルアップ接続の可否を前記アクセスサーバを経由して前記携帯電話ネットワークシステムに対して通知することを特徴とする。
【0018】
また、前記携帯電話ネットワークシステムが、前記無線回線確立時に、前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイからダイヤルアップ接続が可である旨が通知された場合、前記無線回線確立時に使用する制御信号の中に前記アドレス情報を付加して前記携帯電話機に対して送信することを特徴とする。
【0019】
また、前記携帯電話機が、前記無線回線確立時に、前記携帯電話ネットワークシステムから受信した前記制御信号に付加された前記アドレス情報を保存することを特徴とする。
【0020】
また、前記携帯電話機および前記携帯電話ネットワークシステムは、IMT−2000で規格されたシステムであることを特徴とする。
【0021】
また、前記携帯電話機および前記携帯電話ネットワークシステムは、GPRSに適用されるシステムであることを特徴とする。
【0022】
(作用)
本発明においては、PPP確立時に通常実施するインターネットサービスプロバイダによるユーザ認証処理や、IP通信に必要なIPアドレス等のアドレス情報の受け渡し処理を、無線回線確立時に実施することとしている。
【0023】
それにより、PPP確立の時間を短縮することが可能となり、結果的にダイヤルアップ接続時間を短縮することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の記載では、第3世代の携帯電話機(IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)方式)を用いてISP(Internet Services Provider;インターネットサービスプロバイダ)へのダイヤルアップ接続を行う場合を例に挙げて説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法が適用されるダイヤルアップ接続システムの一例を示す図である。
【0026】
図1に示したダイヤルアップ接続システムは、携帯電話機1と、アクセスサーバ2と、携帯電話ネットワークシステム3と、ISPゲートウェイ4と、通信回線5と、専用回線6と、専用回線7と、インターネット網8とを含んでいる。
【0027】
携帯電話機1は、ユーザが使用する携帯電話機であり、パケットの発信機能を備えている。
【0028】
携帯電話ネットワークシステム3は、不図示の基地局、交換機、加入者情報管理ノードを含んでいる。
【0029】
アクセスサーバ2は、携帯電話事業者のネットワーク内にあるサーバであり、携帯電話機1のユーザは、携帯電話ネットワークシステム3を介してアクセスサーバ2に対してダイヤルアップ接続を行う。なお、アクセスサーバ2と携帯電話ネットワークシステム3は専用回線7により接続されている。また、携帯電話機1のユーザはアクセスサーバ2に対してパケット接続を実施する際に通信回線5を使用するが、通信回線5は、実際は、携帯電話機1と携帯電話ネットワークシステム3間の無線回線と、携帯電話ネットワークシステム3とアクセスサーバ間2の専用回線7から成っている。
【0030】
ISPゲートウェイ4は、一般のISPのゲートウェイサーバであり、アクセスサーバ2と専用回線6により接続されるとともに、一般のインターネット網8を介して不図示のISPに接続されている。
【0031】
以下、図1に示したダイヤルアップ接続システムを用いた本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法について説明する。
【0032】
携帯電話機1からISPへのダイヤルアップ接続を実施する際には、まず、IMT−2000で規定されているパケット呼(レイヤー1の無線回線)を確立した後に、その確立された無線回線上で、その上位プロトコルであるPPP(Point to Point Protocol)およびIP(Internet Protocol)を確立する必要がある。
【0033】
本実施形態は、本来、無線回線の確立後に実施するPPP確立手順の一部を、IMT−2000で規定されている無線回線確立の手順中に実施するものである。具体的には、PPP確立時に通常実施するユーザ認証処理や、IP通信に必要なIPアドレス/DNS(Domain Name System)サーバのアドレス等のアドレス情報の受け渡し処理を、携帯電話機1によるパケット呼(レイヤー1の無線回線)確立中に使用する制御信号を利用することで実施する。
【0034】
それにより、PPP確立の時間を短縮することが可能となり、結果的にユーザが携帯電話機1からダイヤルアップ接続要求を出してから、インターネット網8上のコンテンツを参照するなど、実際に通信が開始されるまでの時間を短縮することが可能となる。なお、携帯電話機1がダイヤルアップ接続を実施する際のプロトコル階層図は図2のようになっており、このうち最下層のレイヤーを本明細書では“レイヤー1”と記載している。また、図2に示したようなプロトコルの階層構造は、OSI(Open Systems Inter connection)で規定されている。
【0035】
ここで、本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法について詳細に説明する。
【0036】
図3は、本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法のパケット呼(レイヤー1の無線回線)確立手順を説明するフローチャートである。携帯電話機1のユーザは、名前、住所、ユーザアカウント名、クレジットカード番号等のユーザ情報を事前にISPに登録し、さらにその際に使用するSIM(Subscriber Identity Module)の番号も事前にISPに登録しているものとする。また、携帯電話機1がダイヤルアップ接続を実施する際に使用する通信ソフトウェアは、携帯電話機1に内蔵されているものでも良く、また、携帯電話機1に接続されているパーソナルコンピュータ上で使用するものでも良いものとする。
【0037】
携帯電話機1がダイヤルアップ接続を実施する際には、まず、IMT−2000で規定されているパケット呼(レイヤー1の無線回線)を確立するために、RRC(Radio Resource Control)の確立手順が行われる(ステップ301)。
【0038】
このRRCの確立の際には、最初に、携帯電話機1から携帯電話ネットワークシステム3に対してISPへのダイヤルアップ接続要求が行われ(ステップ302)、続いて、携帯電話機1と携帯電話ネットワークシステム3間で、所定の認証手順およびSECURITY手順が順次行われる(ステップ303,304)。なお、ステップ303にて行われる認証処理は一般のパケット呼確立の際に実施される認証処理であり、PPP確立時に通常実施されるISPによる認証処理とは異なる。また、ステップ303にて行われる認証処理の結果は、携帯電話ネットワークシステム3からアクセスサーバ2に対して送信される。
【0039】
次に、携帯電話機1は、制御信号である“ACTIVATE PDP CONTEXT REQUEST”(図4(a))の要素“Access point name”の中に、ユーザアカウント名、アクセスポイント名(接続するISP名)等のPPP確立に必要な情報を付加し、携帯電話ネットワークシステム3に対して送信する(ステップ305)。例えば、ユーザアカウント名およびアクセスポイント名については、「ユーザアカウント名@アクセスポイント名」のように設定すると、携帯電話ネットワークシステム3側では、“ユーザアカウント名”、“アクセスポイント名”を判断することができる。
【0040】
携帯電話ネットワークシステム3は、携帯電話機1から“ACTIVATE PDP CONTEXT REQUEST”を受信すると、その要素“Access point name”中に含まれている“アクセスポイント名”から判断したISPのデフォルトゲートウェイ(ここでは、ISPゲートウェイ4)に対し、アクセスサーバ2経由で“ユーザアカウント名”と“SIM番号”を通知する。なお、SIM番号については、携帯電話機1が無線接続する時点で、携帯電話ネットワークシステム3にとって既知であるが、携帯電話ネットワークシステム3の対応の簡易性を考慮して、ステップ305において、携帯電話機1が“ACTIVATE PDP CONTEXT REQUEST”に含め携帯電話ネットワークシステム3に通知することとしても良い。
【0041】
ISPゲートウェイ4は、携帯電話ネットワークシステム3からアクセスサーバ2経由で“ユーザアカウント名”と“SIM番号”を受信すると、その“ユーザアカウント名”と“SIM番号”から、そのユーザが自身のISPの登録者であるか否かの認証を行い、その認証結果に基づくダイヤルアップ接続の可否をアクセスサーバ2経由で携帯電話ネットワークシステム3に対して通知する。本来、このようなISPによるユーザの認証処理は、携帯電話機1のパケット呼(レイヤー1の無線回線)確立手順が終わった後、図5(a)に示すように、PPPの確立手順のステップ502におけるユーザ認証処理時に実施される。
【0042】
ISPゲートウェイ4からアクセスサーバ2経由で携帯電話ネットワークシステム3に対してダイヤルアップ接続が可である旨が通知されると、携帯電話機1と携帯電話ネットワークシステム3間では、RAB(Radio Access Bearer)確立手順が行われる(ステップ306)。
【0043】
さらに、携帯電話ネットワークシステム3は、制御信号である“ACTIVATE PDPCONTEXT ACCEPT”(図4(b))の要素“PDP address”の中に、IPアドレス、DNSアドレス、デフォルトゲートウェイ(ここでは、ISPゲートウェイ4)のアドレス等のPPP確立やその後のIP通信に必要となるアドレス情報を付加し、携帯電話機1に対して送信する(ステップ307)。本来、このようなアドレス情報の受け渡し処理は、携帯電話機1のパケット呼(レイヤー1の無線回線)確立手順が終わった後、図5(a)に示すように、PPPの確立手順のステップ503におけるIPCP(Internet Protocol Control Protocol)の交渉処理時に実施される。
【0044】
なお、携帯電話ネットワークシステム3が“ACTIVATE PDP CONTEXT ACCEPT”に付加するアドレス情報は、ISPと携帯電話事業者が互いに参照可能なデータベース等で管理しているアドレスを使用する必要がある。なぜなら、携帯電話機1に割り当てるIPアドレス等は、ISPによって異なるためである。また、このアドレス情報は、携帯電話機1内部の記憶領域に保存される。
【0045】
以上のステップ301〜307の処理により携帯電話機1のパケット呼(レイヤー1の無線回線)が確立し、以降、携帯電話機1と携帯電話ネットワークシステム3の間では、パケット通信が可能になる(ステップ308)。
【0046】
上述したように本実施形態においては、携帯電話機1のパケット呼(レイヤー1の無線回線)確立中に、ISPによるユーザ認証とIPアドレス等のアドレス情報の受け渡しを実施している。
【0047】
従って、PPP確立時には、図5(b)に示すように、通常のPPP確立手順ではステップ502,503にて実施されていたユーザ認証処理とIPCPの交渉処理が削減され、ステップ501にてLCP(Link Control Protocol)の交渉処理を行うだけでPPPが確立され、ステップ504にてPPP通信を開始することができる。これにより、PPP確立の時間を短縮することが可能となり、結果的にダイヤルアップ接続時間を短縮することに繋がると考えられる。
【0048】
また、本実施形態においては、通常発呼(ダイヤルアップ)時にも使用される制御信号(“ACTIVATE PDP CONTEXT REQUEST”、“ACTIVATE PDP CONTEXT ACCEPT”)中にPPP確立に必要な情報を付加しているため、通常発呼時に余計な信号を送受信することでダイヤルアップ接続時間が増大してしまうことが回避される。
【0049】
また、本実施形態においては、ユーザがユーザアカウント名やSIMの番号を事前にISPに通知しておき、このユーザアカウント名やSIMの番号を利用してISPゲートウェイ側で認証を行っているため、CHAP認証のように、ユーザのパスワード自体を通信回線に乗せずにユーザ認証を行うことができる。
【0050】
なお、本実施形態においては、第3世代の携帯電話機(IMT−2000方式)を用いてダイヤルアップ接続を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、GPRS(General Packet Radio Service)等、携帯電話機および携帯電話ネットワークシステム間で同様の制御信号のやり取りを行う他のシステムにも適用可能なものである。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、PPP確立時に通常実施するインターネットサービスプロバイダによるユーザ認証処理や、IP通信に必要なIPアドレス等のアドレス情報の受け渡し処理を、無線回線確立時に実施することとしているため、携帯電話機からダイヤルアップ接続を実施した時から、ユーザがインターネットのコンテンツを取得する等、実際に上位アプリケーションの通信が行われるまでの時間を短縮することができるという効果がある。
【0052】
また、通常発呼(ダイヤルアップ)時にも使用される制御信号中にPPP確立に必要な情報を付加しているため、通常発呼時に余計な信号を送受信することでダイヤルアップ接続時間が増大してしまうことが回避されるという効果がある。
【0053】
また、ユーザがユーザアカウント名やSIMの番号を事前にインターネットサービスプロバイダに通知しておき、このユーザアカウント名やSIMの番号を利用してインターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイ側で認証を行っているため、CHAP認証のように、ユーザのパスワード自体を通信回線に乗せずにユーザ認証を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法が適用されるダイヤルアップ接続システムの一例を示す図である。
【図2】本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法におけるプロトコルの階層図である。
【図3】本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法のパケット呼確立手順を説明するフローチャートである。
【図4】本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法のパケット呼確立手順において、携帯電話機と携帯電話ネットワークシステム間でやり取りされる制御信号の一例を示す図である。
【図5】本実施形態の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法のPPP確立手順を説明するフローチャートである。
【図6】PAP認証手順を説明する図である。
【図7】CHAP認証手順を説明する図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 アクセスサーバ
3 携帯電話ネットワークシステム
4 ISPゲートウェイ
5 通信回線
6 専用回線
7 専用回線
8 インターネット網
Claims (8)
- ユーザが携帯電話機からインターネットサービスプロバイダに対してダイヤルアップする際に、前記携帯電話機と携帯電話ネットワークシステム間の無線回線確立手順を実施した後、確立された無線回線上でさらにPPPおよびIPの上位プロトコルの確立手順を実施する、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法において、
前記無線回線確立時に、前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイにより前記ユーザのユーザ認証を行うことを特徴とする、携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。 - 前記無線回線確立時に、前記携帯電話機と前記携帯電話ネットワークシステム間で、IPアドレス、DNSアドレス、前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイのアドレスを含むアドレス情報の受け渡しを行うことを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。
- 前記ユーザが前記携帯電話機からインターネットサービスプロバイダに対してダイヤルアップする際に、前記携帯電話機から前記携帯電話ネットワークシステムを介して携帯電話事業者のネットワーク内のアクセスサーバに対してダイヤルアップ接続を行うことを特徴とする、請求項2に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。
- 前記携帯電話機が、事前に、前記インターネットサービスプロバイダに対し、ユーザアカウント名を含むユーザ情報と共に、使用するSIM番号を登録し、
前記携帯電話機が、前記無線回線確立時に、該無線回線確立時に使用する制御信号の中に、ユーザアカウント名、アクセスポイント名を含む情報を付加して前記携帯電話ネットワークシステムに対して送信し、
前記携帯電話ネットワークシステムが、前記携帯電話機から受信した前記制御信号に付加された前記アクセスポイント名から判断した前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイに対し、前記アクセスサーバを経由して、ユーザアカウント名、SIM番号を送信し、
前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイが、前記携帯電話ネットワークシステムから受信したユーザアカウント名、SIM番号に基づいて、前記ユーザが自身のインターネットサービスプロバイダの登録者であるか否かの認証を行い、該認証結果に基づくダイヤルアップ接続の可否を前記アクセスサーバを経由して前記携帯電話ネットワークシステムに対して通知することを特徴とする、請求項3に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。 - 前記携帯電話ネットワークシステムが、前記無線回線確立時に、前記インターネットサービスプロバイダのデフォルトゲートウェイからダイヤルアップ接続が可である旨が通知された場合、前記無線回線確立時に使用する制御信号の中に前記アドレス情報を付加して前記携帯電話機に対して送信することを特徴とする、請求項4に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。
- 前記携帯電話機が、前記無線回線確立時に、前記携帯電話ネットワークシステムから受信した前記制御信号に付加された前記アドレス情報を保存することを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。
- 前記携帯電話機および前記携帯電話ネットワークシステムは、IMT−2000で規格されたシステムであることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。
- 前記携帯電話機および前記携帯電話ネットワークシステムは、GPRSに適用されるシステムであることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法。
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JP2002368176A JP2004201087A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 携帯電話機によるダイヤルアップ接続方法 |
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2002
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