JP2011071759A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】以降に要求されるチャンネルまたはCAS事業体の番組の受信を可能に、CAS事業体が提供するCASカード(識別機構)を選択する。
【解決手段】この発明の受信装置及び受信方法は、事業体情報またはコンテンツが含む制御情報により特定される管理情報に基づく受信可能なストリーム提供元の事業体範囲またはコンテンツが異なる2以上の識別機構(カード(1)/カード(2))を有する受信装置(101)においてストリームまたはコンテンツを受信する際に、識別機構に付与されている受信可能事業体範囲またはコンテンツを取得し、ストリームまたはコンテンツを受信する際に用いる識別機構を設定する際に、以降のストリームまたはコンテンツの受信時に、識別機構に付与されている受信可能事業体範囲またはコンテンツの範囲がより広い範囲の識別機構を利用可能とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、2以上の供給元あるいは配信事業者(CAS事業体)から提供される番組を、2以上受信する受信装置及び受信方法に関する。
従来からの地上アナログ放送や普及がめざましい地上デジタル放送、あるいは衛星放送等、映像及び音声を含む番組(コンテンツ)の供給元の選択岐に亘っている。また、高速通信網の普及にともない、有線方式で番組を配信する配信事業者やネットワーク上に公開した番組をユーザに取得させる形式を取る供給元(事業体)も増えている。
このような背景から、ユーザが希望する2以上の供給元から、同時に、あるいは時間帯の一部が重複する状態で、2以上受信できることに対するユーザの要望も増えている。
地上デジタル放送や衛星放送の供給元、あるいは有線方式の配信事業者が提供する番組は、ユーザの意思による受信であるため、限定受信システム(Conditional Access System,CAS)と称される。CASを受信可能な受信装置には、CAS事業体が用意した識別カード(CASカードと呼ばれる)が要求される。CASカードは、供給元あるいは配信事業者の事業形態に基づき、複数種類が用意されている。
特許文献1には、2以上のCASカードを用いて複数の限定受信システムの番組の受信が可能な受信装置において、CASカード(識別機構)が保持するID(識別符号)を検出してCASカードの種類を特定する受信装置が示されている。
特開2006−253923号公報
特許文献1は、CASカードの種類を特定することを開示するが、ユーザが受信しようとしている番組とCASカードの種類とを関連づけることや、より多くの番組を受信可能とするための(種類を特定した)CASカードの選択については、言及されていない。
この発明の目的は、2以上の供給元またはCAS事業体が提供するさまざまな番組を受信する受信装置において、任意のチャンネルまたはCAS事業体の番組を受信する際に、以降に要求されるチャンネルまたはCAS事業体の番組の受信を可能に、CAS事業体が提供するCASカード(識別機構)を選択する受信装置を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、ストリームを受信し、ストリーム供給元の事業体情報を取得する取得モジュールと、前記取得モジュールが取得したストリーム供給元の事業体情報が特定の事業体にのみに対応する第1の識別機構によりデスクランブル可能である場合、第1の識別機構に対してストリームのデスクランブルを可能とする解除キーを割りあてる識別機構制御モジュールと、を有することを特徴とする受信装置を提供するものである。
また、この発明は、ストリームを受信し、ストリーム供給元の事業体情報を取得する取得モジュールと、前記取得モジュールが取得したストリーム供給元の事業体情報が特定の事業体にのみに対応する第1の識別機構によりデスクランブル可能であるか、第1の識別機構よりも対応する事業体が多い第2の識別機構によりデスクランブルする必要があるか、を検出してストリームのデスクランブルを可能とする解除キーを割りあてる識別機構を選択する識別機構制御モジュールと、を有することを特徴とする受信装置を提供するものである。
また、この発明は、事業体情報またはコンテンツが含む制御情報により特定される管理情報に基づく受信可能なストリーム提供元の事業体範囲またはコンテンツが異なる2以上の識別機構を有する受信装置においてストリームまたはコンテンツを受信する際に、識別機構に付与されている受信可能事業体範囲またはコンテンツを取得し、ストリームまたはコンテンツを受信する際に用いる識別機構を設定する際に、以降のストリームまたはコンテンツの受信時に、識別機構に付与されている受信可能事業体範囲またはコンテンツの範囲がより広い範囲の識別機構を利用可能とすることを特徴とする受信方法を提供するものである。
この発明の一つの実施の形態は、受信しようとしているストリーム(コンテンツあるいは番組)を提供するCAS事業体の情報に基づいて用意されている識別機構(CASカード)により規定される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)が異なる場合に、以降に要求される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)の選択に際してより広い範囲の受信が可能に、識別情報が選択される。すなわち、ユーザは、受信しようとした番組の供給元または配信事業者の事業形態を考慮することなく、希望する番組をそのまま受信できる。従って、ユーザの希望する番組が、識別機構(CASカード)の違いにより受信できなくなることが低減される。
また、受信可能な範囲が異なる2以上のCASカードが用意されている場合において、それぞれのカードで共通して受信可能な受信範囲を受信する際に、受信範囲が広いカードを後から利用するよう制御することにより、受信範囲が広いカードによってのみ受信可能な特定のチャンネルまたはCAS事業体を受信できなくなる恐れが抑止される。従って、受信範囲が広いカードを保持したユーザが、代替のカードが存在するにもかかわらず、受信範囲が広いカードが既に利用されていることに起因して、希望する番組を受信できなくなることが低減される。
なお、カードは、ユーザが直接選択する場合を除いて自動的に選択されるので、ユーザの操作性が向上する。
この発明の実施の形態が適用可能な受信装置の構成の一例を示す概略図。 図1に示した受信装置に組み込まれるCAS制御モジュールの構成の一例を示す概略図。 図1および図2に示した受信装置において、用意されているCASカード(制御情報)に応じて、CASカードの利用を設定する方法の一例を示す概略図。 図1および図2に示した受信装置において、用意されているCASカード(制御情報)に応じて、CASカードの利用を設定する方法の一例を示す概略図。 図1および図2に示した受信装置において、用意されているCASカード(制御情報)に応じて、CASカードの利用を設定する方法の一例を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、この発明を適用した受信装置の構成を概略的に示す。なお、図1に示す受信装置は、所定の容量の記録媒体を内蔵したレコーダ装置(テレビジョン放送記録再生装置)としての機能を有し、地上アナログ放送、地上デジタル放送、衛星デジタル放送及び有線方式で番組を配信する配信事業者(ケーブルテレビジョン事業体)等の供給元(以下、CAS(Conditional Access System)と呼称する)が提供するさまざまなコンテンツを受信して再生信号を出力するとともに、ユーザが希望するコンテンツについては、ユーザの希望する画質及び音質により記録できる。なお、CASは、ユーザの意思による受信であるため、限定受信システムとも呼ばれる。また、コンテンツは、映像及び音声もしくは音楽等を含み、広く「番組」と称される。また、映像は、動画と静止画、あるいはテキストを主体とした文字放送やデータ放送の表示等を含む。また、受信装置は、主としてケーブルテレビジョン事業体の放送基地(配信)局から配信される番組を受信するセットトップボックス(STB)等であってもよい。また、受信装置は、表示装置を一体に有するテレビ受信装置であってもよい。
図1に示す受信装置101は、任意数の入力1a,1b,・・・,1n−1,1n(nは、正の整数)から入力される信号を受信する受信処理モジュール1、受信処理モジュール1が受信するコンテンツ(番組)を、コンテンツの供給元が用意した識別情報に基づいて選択するCAS制御モジュール2、受信したコンテンツを、表示装置が表示可能な信号として出力するための信号選択モジュール3、デコードモジュール4及びA/V(Audio/Video)出力モジュール5のそれぞれを制御するとともに、モジュール間の信号の受け渡しを管理する主制御モジュール6を含む。また、受信装置101は、ユーザの要求に従い、受信したコンテンツを記録する記録再生制御モジュール7をさらに有する。なお、上述ならびに以下に「モジュール」と呼称する要素は、ハードウエアで実現するものであってもよいし、CPU(マイクロコンピュータ)等を用いてソフトウエアで実現するものであってもよい。
受信処理モジュール1は、図2を用いて詳述するが、1a,1b,・・・,1n−1,1n(nは、正の整数)毎に、入力信号から所定のチャンネルを選局(チューニング)するチューナモジュール、チューナモジュールで選局された信号からコンテンツ供給元すなわちCAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等を含む管理情報と、コンテンツを含んだトランスポートストリーム(Transport Stream,TS)を分離するTS分離モジュール、TS分離モジュールが分離した管理情報から、以下に説明するCAS制御モジュールによりCASが提供する識別情報(CASカード)を用いて、CAS側で施された暗号化キー(鍵)を解除(デスクランブル)し、コンテンツの映像信号及び音声信号(PES(Packetized Elementary Stream))を得るデスクランブラモジュールを含む。
CAS制御モジュール2は、コンテンツ供給元すなわちCASが用意した契約情報等に基づく識別符号(ID)を保持したCASカードからIDを読み取り、ユーザによるコンテンツの受信(視聴)を許可する。CASを受信可能な受信装置には、CASが用意した識別カード(CASカードと呼ばれる)が要求される。CASカードは、供給元あるいは配信事業者の事業形態に基づき、複数種類が用意されている。なお、CAS制御モジュール2は、例えば2枚のCASカードを収容可能である。
CASカードは、周知の通り、「社団法人電波産業会(ARIB)」が管理する「ARIB TR−B15」に準拠し、1枚のカードで2つのストリームをデスクランブル(暗号化キーの解除)可能である。なお、CASカードは、B−CASカードとも称され、青カードと呼ばれる第1の規格のカードと、赤カードと呼ばれる第2の規格のカードに区分される。
第1の規格のカード(青カード)は、全てのコンテンツが現時点では無料である(視聴に対する対価の要求すなわち課金がない)地上デジタル放送のストリームのみをデスクランブル可能なID(識別符号)を保持したカードである。
第2の規格のカード(赤カード)は、有料(視聴に対して対価を要求(課金)する)放送についてもデスクランブル可能なID(識別符号)を保持したカードであり、地上デジタル放送のストリームに加え、例えばCSデジタル放送や配信事業者が光ファイバ網を経由して供給するストリーム(コンテンツ)も受信可能である。
信号選択モジュール3は、主要な構成及びその機能は広く知られているので詳細な説明を省略するが、受信処理モジュール1または記録再生制御モジュール7から供給される各信号を、信号毎に規定された処理方法に従い、引き続くデコードモジュール4がデコード可能に、処理する。
受信モジュール1が出力する信号が、衛星放送すなわちBS(Broadcasting Satellite,放送衛星)またはCS(Communication Satellite,通信衛星)により提供される衛星デジタル放送信号である場合、チューナモジュールで選局されたチャンネルのコンテンツは、PSK(Phase Shift Keying)復調モジュールにより復調され、トランスポートストリーム(Transport Stream,TS)が取り出されたのち、TS復号モジュールにより、復号処理(デパケット)される。これにより、選択したコンテンツのデジタルの映像信号及び音声(オーディオ)信号(PES(Packetized Elementary Stream))が得られる。
受信モジュール1が出力する信号が、地上デジタル放送信号である場合、チューナモジュールで選局されたチャンネルのコンテンツは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調モジュールにより復調され、トランスポートストリーム(Transport Stream,TS)が取り出されて、以下、衛星放送信号と同様に、処理される。
受信モジュール1が出力する信号が、地上アナログ放送信号である場合、選局されたチャンネルのコンテンツは、アナログ復調モジュールによりアナログの映像信号および音声信号(オーディオ)に復調される。
なお、後段に説明する記録再生制御モジュール7が出力する信号は、通常は、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2あるいは,−4(H.264−AVC)規格(オーディオ/音声はMEPG−2)に基づいて圧縮された信号であり、そのまま後段のデコードモジュール4へ出力される。
デコードモジュール4は、主要な構成及びその機能は広く知られているので詳細な説明を省略するが、信号選択モジュール3から出力されるPES(Packetized Elementary Stream)をデコードし、選択されたコンテンツの映像信号および音声(オーディオ)信号を出力する。映像信号及びオーディオ(音声)信号は、図示しないがD/Aコンバータによりアナログ信号に変換され、後段のA/V(Audio/Video)出力モジュール5に供給される。なお、デコードされた信号から、TSに含まれているセクション情報、各種データ(サービス情報)、電子番組ガイド(EPG)情報、番組属性情報(番組ジャンル等)および字幕情報等も取り出される。デコードモジュール4はまた、信号選択モジュール3からアナログの映像信号および音声(オーディオ)信号が供給された場合には、そのまま後段のA/V出力モジュール5に出力する。また、デコードモジュール4は、記録再生制御モジュール7からの圧縮された信号については、(圧縮方法に対応する)デコーダでデコードし、図示しないD/Aコンバータによりアナログ信号に変換して、後段のA/V出力モジュール5に出力する。
A/V(Audio/Video)出力モジュール5は、主要な構成及びその機能は広く知られているので詳細な説明を省略するが、外部に接続されるモニタ装置(ディスプレイ)が表示(再生)可能な映像出力を生成する映像処理モジュールと外部に接続されるオーディオ(音声)再生装置、すなわちスピーカあるいはヘッドホン等が再生可能なオーディオ出力(音声を含む)を出力するためのオーディオ処理モジュールとを含む。映像出力については、デコードモジュール4から供給されるデジタルの映像信号と、例えば操作ガイドやエラーメッセージ等であり、OSD(On Screen Display)信号生成モジュールで生成されるOSD信号と、データ放送等である場合に生成される画像(テキスト)データと、TSから取得したEPGデータあるいは字幕信号等を合成して、映像出力8に出力する。オーディオ出力については、必要に応じ、予め用意された案内(音声ガイド)を、適時重畳して、オーディオ出力9に出力する。なお、テレビ受信装置等、表示装置及びスピーカが一体的に設けられている場合には、映像処理モジュール及びオーディオ処理モジュールの出力が、そのまま供給されることはいうまでもない。
また、図示しないがOSD信号生成モジュールが映像処理モジュールに出力する出力OSD信号は、OSD信号生成モジュールの出力OSD信号とグラフィック処理モジュールの両出力を、例えばそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて表示(再生)可能に、映像出力に反映することができる。また、グラフィック処理モジュールは、αブレンディングと呼ばれるパラメーターが設定されることで、通常の映像表示上に、ODS信号生成モジュールからの出力を、「半透明」状態で(通常の映像信号の一部を透過可能に)重ね合わせた状態で表示(再生)可能に、映像出力に反映することができる。グラフィック処理モジュールはまた、コンテンツが字幕信号を伴い、字幕が表示可能である場合は、映像出力に、字幕信号を重畳することができる。
主制御モジュール6は、主要な構成及びその機能は広く知られているので一部を除いて詳細な説明を省略するが、番組データベース処理モジュール6A、視聴制御モジュール6B、メモリモジュール6C、表示制御モジュール6D及びMPU(マイクロプロセッサ、あるいはコアプロセッサ)6Eを少なくとも含む。
番組データベース処理モジュール6Aは、例えばEPGの表示やEPGにより取得したコンテンツの情報に従う録画予約の受け付け等の機能に利用される。
視聴制御モジュール6Bは、CASカードが保持するID(識別符号)に従う任意のチューナによるコンテンツの受信(チャンネルまたはCAS事業体の選択)や、コンテンツが含む管理情報(CAS事業体の情報)の取得等に利用される。
メモリモジュール6Cは、動作プログラムを保持したROM(Read Only Memory)、作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)、及び各種の設定情報や制御情報等が格納され、保持される不揮発性メモリ(Non Volatility Memory,NVM)を含む。なお、RAMは、取得したEPGデータも保持する。また、不揮発性メモリ(NVM)は、録画予約を実現するための予約情報、直前に視聴あるいは録画していたチャンネル(CAS)情報等を保持する。
表示制御モジュール6Dは、A/V(Audio/Video)出力モジュール5に出力すべきOSD信号の生成や操作ガイドとして表示される画像表示(アイコン(Icon)表示やGUI(Graphical User Interface)において表示すべきさまざまな表示)を制御する。
主制御モジュール6は、上述した受信処理モジュール1、CAS制御モジュール2、信号選択モジュール3、デコードモジュール4及びA/V(Audio/Video)出力モジュール5のそれぞれを制御するとともに、モジュール間の信号の受け渡しを管理する。
また、主制御モジュール6は、図示しない操作モジュールにより入力される操作情報、または図示しないリモコン(リモート端末)から送出された操作情報を図示しないリモコン受信モジュールにより受信したリモコン入力に対応する操作内容が反映されるように、上述した各モジュールを制御するとともに、メモリモジュール6Cが含むROMが保持するプログラムに従い、起動プログラムを実行し、次の入力、または録画予約等に備えた待機状態をセットする。
また、主制御モジュール6は、ROMに格納されている制御プログラムに基づいて、後段に説明するが、記録再生制御モジュール7が有する記録媒体について、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF記録、及びA/Vアドレス設定等を実行する。なお、主制御モジュール6は、詳述しないが、ディレクトリ検出部、VMG(ビデオ管理情報)作成部、コピー関連情報検知部、コピー及びスクランブリング情報処理部(RDI処理部)、パケットヘッダ処理部、シーケンスヘッダ処理部、アスペクト比情報処理部、編集を実行する際の管理情報を処理する編集時管理情報制御部、あるいは録画を実行する際の管理情報を処理する録画時管理情報制御部、等として所定の動作あるいは処理を実現するための、さまざまな信号処理ブロックを含む。
主制御モジュール6はまた、設定された『予約録画』に関する、例えば[開始日時],[終了日時],[チャンネル]及び[レート]等の情報を保持し、設定された予約録画を実現する。
主制御モジュール6はまた、また、主制御モジュール6は、取得したCASカードの管理情報(鍵)を用いて個々のチューナモジュールが受信するコンテンツの受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)を設定する。
主制御モジュール6はまた、デコードされた信号から、TSに含まれているセクション情報、各種データ(サービス情報)、電子番組ガイド(EPG)情報、番組属性情報(番組ジャンル等)、字幕情報を取得する。
なお、コンテンツ(ストリーム)に付属する管理情報(CAS事業体の情報)は、図2により後段に説明するが、受信処理ジュール1が含むTS分離モジュールにより、予めTSから分離される。また、CAS事業体の情報は、CAS事業体が提供するコンテンツが含むIPMP記述子あるいはIPMPツールIDから取り出すことができ、例えばECMあるいはEMM(MPEG−2規格である場合)により特定される。取得したCAS事業体の情報は、CAS制御モジュール2において、入力されたコンテンツ供給元すなわちCASまたはチャンネルを受信する際に、上述した第1の規格のカード(青カード)または第2の規格のカード(赤カード)のどちらを用いるかを設定する際に有益である。
すなわち、CS放送やケーブルテレビ事業者が供給するコンテンツを含む全てのコンテンツ(放送)を受信可能な赤カードを用いて地上デジタル放送を受信した場合、CASカードの取り扱い上の制約(受信範囲)があるため、その地上デジタル放送を受信している間は、赤カードのみに認められているCS放送やケーブルテレビ事業者が提供する有料のコンテンツが受信できなくなる。このため、これまでは、ユーザに、受信するコンテンツ(受信範囲)に応じてCASカードを使い分けることが要求されている。
これに対し、CAS制御モジュール2により、取得したCAS事業体の情報を用いて、コンテンツの受信に利用するCASカードを選択することにより、ユーザは、コンテンツ(受信範囲)に応じてCASカードを使い分けるという作業(判断)から解放される。また、CASカードの選択をCAS制御モジュール2により自動的に実行することで、ユーザの誤ったCASカードの選択あるいはユーザの誤解等に起因して、青カードによっても受信が可能なコンテンツ(チャンネルあるいはCAS)の受信時に、不所望に赤カードが優先して利用されることが防止できる。これにより、操作性が格段に向上する。
なお、赤カード及び青カードのそれぞれが保持する契約情報等は、主制御モジュール6による起動処理時(起動プログラム実行時)に、カードの種別とともに予めチェックされることはいうまでもない。
記録再生制御モジュール7は、記録モード(レート)による違いがあるが、百時間程度のコンテンツの録画が可能なHDD(Hard Disk Drive,大容量記憶装置)を含み、受信したコンテンツあるいは入力される情報を保持する。なお、HDDは、2以上用意されてもよく、図1に示す例では、4である。また、HDDが複数用意される場合、それぞれが同一あってもよく、もちろん異なるものであってもよい。また、HDDに代えて、例えば半導体メモリ(メモリカード)を記録媒体とすることも可能であるし、併用されてもよいことはいうまでもない。
図2は、図1に示した受信装置の受信処理部をより詳細に説明する。
受信装置101の受信処理モジュール1においては、図1により概略を説明したが、各空間波、すなわちBS/CSデジタル放送向け、地上デジタル放送向け、及び地上アナログ放送向け等の図示しないアンテナ、あるいは光ファイバ網等を介して配信事業者が供給するコンテンツの入力端等を経由して、任意数のチャンネルのコンテンツが受信可能である。なお、受信処理モジュール1は、BS/CSデジタル放送、地上デジタル放送、あるいは配信事業者であるCASが供給するコンテンツを、CASカードが保持する情報、例えば契約情報あるいは過去の課金に対する決済状況等を反映した受信許可情報等に応じ、ユーザが受信しようとする任意のチャンネルの番組(コンテンツ)を、受信可能である。
図2(図1)に示す例では、CAS制御モジュール2は、2枚のCASカードを処理可能であり、最大で同時に4つのストリーム(コンテンツ)を受信可能である。なお、2枚のCASカードは、上述した赤カードと青カードがそれぞれ1枚ずつであることが一般的であるが、例えば青カードが2枚であってもよいことはいうまでもない。また、起動時にカードIDを読み込み、IDリストと比較して赤カード(第2の規格のカード)と、青カード(第1の規格のカード)の識別を行う。
図2に示す受信処理モジュール1が受信した信号(放送波または配信事業者が光ファイバ網を経由して供給するストリーム)は、任意のチューナモジュール11a,11b,・・・,11n−1,11n(nは、正の整数)により選局され、対応するTS分離モジュール12a,12b,・・・,12n−1,12n(nは、正の整数)において、コンテンツ供給元すなわちCAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等を含む管理情報が、後段の信号処理モジュール3へ供給されるコンテンツすなわち映像信号及び音声(オーディオ)信号と分離される。
各TS分離モジュール12a,12b,・・・,12n−1,12nで分離されたCAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等は、対応するデスクランブルモジュール13a,13b,・・・,13n−1,13n(nは、正の整数)に供給され、CAS側で施された暗号化キー(鍵)の解除(デスクランブル)に用いられる。なお、取得した(TS分離モジュールにおいて分離された)CAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等に基づいて、図3〜図5を用いて以下に説明するが、上述した第1の規格のカード(青カード)または第2の規格のカード(赤カード)のどちらを用いるかが、設定される。
図3は、取得したCAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等に基づいて、番組(ストリーム)受信時に優先して利用するCASカードを設定する方法の一例を示す。なお、図3においては、CAS制御モジュールに用意されたCASカードが赤カード(第2の規格に対応したカード)と青カード(第1の規格に対応したカード)である場合であって、赤カードをCASカード1とし、青カード(地上デジタル放送のみをデスクランブル可能)をCASカード2として説明する。
任意のストリームの入力があると、BS/CS放送であるか、それ以外すなわち地上デジタル放送であるか、がチェックされる(ブロック01)。
ブロック01において、地上デジタル放送であることがチェックされる(ブロック01−NO)と、CASカード2(青)に2つのチャンネル(ストリーム)を割りあてているか否か(2つのストリームの受信に青カードが利用されているか否か)、がチェックされる(ブロック02)。
ブロック02において、CASカード2(青)に割りあてられているストリームの数が2未満であることがチェックされた場合すなわち青カードにストリーム受信の空きがある場合(ブロック02−NO)、CASカード2(青)に上述した[ECM(管理情報)]がセットされる。従って、入力のあったストリームの受信に、CASカード2(青)が用いられる(ブロック03)。
ブロック02において、CASカード2(青)に割りあてられているストリームの数が2であることがチェックされた場合すなわち青カードにストリーム受信の空きがない場合(ブロック02−YES)、CASカード1(赤)に2つのチャンネル(ストリーム)を割りあてているか否か(2つのストリームの受信に赤カードが利用されているか否か)、がチェックされる(ブロック04)。
ブロック04において、CASカード1(赤)に割りあてられているストリームの数が2未満であることがチェックされた場合すなわち赤カードにストリーム受信の空きがある場合(ブロック04−NO)、CASカード1(赤)に上述した[ECM(管理情報)]がセットされる。従って、入力のあったストリームの受信に、CASカード1(赤)が用 いられる(ブロック05)。
これに対し、ブロック04において、CASカード1(赤)に割りあてられているストリームの数が2であることがチェックされた場合すなわち赤カードにストリーム受信の空きがない場合(ブロック04−YES)、上述した[ECM(管理情報)]のCASカード1(赤)へのセットが中止されるとともに、主制御モジュール6の制御により、映像/オーディオ出力部5の映像出力8に、例えば『全てのCASカードが使用中です(現在はこのチャンネルの番組の受信はできません[コード:×××])』等のワーニング表示を可能とする出力が出力される。もちろん、オーディオ出力9に、音声によるメッセージを出力可能に、所定のガイド音声出力が出力されてもよい(ブロック06)。なお、[コード:×××]は、例えばユーザガイドやオンラインマニュアルを参照することを促すとともに、CASカードの機能と、CASカードに『ストリームを受信可能とするための「空き」がないこと、すなわち1以上のストリームの受信を中止する必要があること』等をユーザに報知するために利用される。
すなわち、図3に示した例では、セットされたCASカードにより規定される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)が異なる場合、例えば『地上デジタル専用』と『BS/CSも受信可能』である場合に、以降に要求される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)の選択に際してより広い範囲の受信が可能に、CASカードが選択される。すなわち、入力が『地上デジタル放送』であることを検出した場合、青カード(第1の規格のカード)を割りあてることにより、次に受信しようとするコンテンツ(ストリーム)が、BS/CSであったとしても、受信が制限されることが防止される。従って、ユーザは、受信しようとした番組の供給元または配信事業者の事業形態を考慮することなく、希望する番組をそのまま受信できる。従って、ユーザの希望する番組が、CASカード(識別情報)の違いにより受信できなくなることが低減される。
すなわち、図3の例では、挿入されている赤カードで処理可能な上限値を最大まで利用できるように地デジを青カード優先で割り当てる。地上放送はコンテンツ保護を伴う無料番組として運用されているため(有料放送が運用されていないため)、青カードを優先し、BS/CSは赤カードを優先する。選局開始時に使用するカードを決定できるため、ユーザ操作によるチャンネル切り替えを制限する(例えば、赤カード1枚ではBS/CSを3チャンネル同時に選局させない)ことが容易である。
図4は、取得したCAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等に基づいて、番組(ストリーム)受信時に優先して利用するCASカードを設定する方法であって、図3に示した例とは異なる例を示す。なお、図4においては、CAS制御モジュールに用意されたCASカードが赤カード(第2の規格に対応したカード)と青カード(第1の規格に対応したカード)である場合であって、赤カードをCASカード1とし、青カード(地上デジタル放送のみをデスクランブル可能)をCASカード2として説明する。
任意のストリームの入力があると、BS/CS放送であるか、それ以外すなわち地上デジタル放送であるか、がチェックされる(ブロック11)。
ブロック11において、地上デジタル放送であることがチェックされる(ブロック11−NO)と、CASカード2(青)に2つのチャンネル(ストリーム)を割りあてているか否か(2つのストリームの受信に青カードが利用されているか否か)、がチェックされる(ブロック12)。
ブロック12において、CASカード2(青)に割りあてられているストリームの数が2未満であることがチェックされた場合すなわち青カードにストリーム受信の空きがある場合(ブロック12−NO)、受信しようとしているコンテンツ(ストリーム)が『コンテンツ保護を伴うが、無料である』か否か、がチェックされる(ブロック13)。
ブロック13において、受信しようとしているコンテンツ(ストリーム)が『コンテンツ保護を伴うが、無料である』ことがチェックされた場合(ブロック13−YES)、CASカード2(青)に上述した[ECM(管理情報)]がセットされる。従って、入力のあったストリームの受信に、CASカード2(青)が用いられる(ブロック14)。
ブロック12において、CASカード2(青)に割りあてられているストリームの数が2であることがチェックされた場合すなわち青カードにストリーム受信の空きがない場合(ブロック12−YES)、あるいはブロック13において、受信しようとしているコンテンツ(ストリーム)が『コンテンツ保護を伴い、有料である』ことがチェックされた場合(ブロック13−NO)、CASカード1(赤)に2つのチャンネル(ストリーム)を割りあてているか否か(2つのストリームの受信に赤カードが利用されているか否か)、がチェックされる(ブロック15)。
ブロック15において、CASカード1(赤)に割りあてられているストリームの数が2未満であることがチェックされた場合すなわち赤カードにストリーム受信の空きがある場合(ブロック15−NO)、CASカード1(赤)に上述した[ECM(管理情報)]がセットされる。従って、入力のあったストリームの受信に、CASカード1(赤)が用いられる(ブロック16)。
これに対し、ブロック15において、CASカード1(赤)に割りあてられているストリームの数が2であることがチェックされた場合すなわち赤カードにストリーム受信の空きがない場合(ブロック16−YES)、上述した[ECM(管理情報)]のCASカード1(赤)へのセットが中止されるとともに、主制御モジュール6の制御により、映像/オーディオ出力部5の映像出力8に、例えば『全てのCASカードが使用中です(現在はこのチャンネルの番組の受信はできません[コード:×××])』等のワーニング表示を可能とする出力が出力される。もちろん、オーディオ出力9に、音声によるメッセージを出力可能に、所定のガイド音声出力が出力されてもよい(ブロック17)。
すなわち、図4に示した例では、セットされたCASカードにより規定される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)が異なる場合、例えば『地上デジタル専用』と『BS/CSも受信可能』である場合に、以降に要求される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)の選択に際してより広い範囲の受信が可能に、CASカードが選択される。すなわち、入力が『地上デジタル放送』であること、及び『コンテンツ保護を伴うが、無料である』ことを検出した場合、青カード(第1の規格のカード)を割りあてることにより、次に受信しようとするコンテンツ(ストリーム)が、BS/CSもしくは将来的には提供されることが予想される地上デジタル放送のうちの『コンテンツ保護を伴い、有料(のコンテンツ)』であったとしても、受信が制限されることが防止される。従って、ユーザは、受信しようとした番組の供給元または配信事業者の事業形態を考慮することなく、希望する番組をそのまま受信できる。従って、ユーザの希望する番組が、CASカード(識別情報)の違いにより受信できなくなることが低減される。
また、図4の例では、ECMの事業体識別を判定し、コンテンツ保護を伴う無料番組か有料放送かを判定要素に加えることで、地上デジタル放送(地デジ)の有料放送にも対応可能になる。すなわち、地上放送はコンテンツ保護を伴う無料番組として運用されているが、運用規定上は有料放送を行うことが可能である。ECMに記載される事業体識別はコンテンツ保護を伴う無料番組の場合は固定の値に規定されており、これを参照することでコンテンツ保護を伴う無料番組であることが識別できるので、上記判定にこの情報を加えてECMを送るカードを選択することで、将来有料放送が実施された場合にも対応することが可能になる。
図5は、取得したCAS事業体の情報やCASが用意した契約情報等に基づいて、番組(ストリーム)受信時に優先して利用するCASカードを設定する方法であって、図3及び図4に示した例とは異なる例を示す。なお、図5においては、CAS制御モジュールに用意されたCASカードが赤カード(第2の規格に対応したカード)と青カード(第1の規格に対応したカード)である場合であって、赤カードをCASカード1とし、青カード(地上デジタル放送のみをデスクランブル可能)をCASカード2として説明する。
任意のストリームの入力があると、『コンテンツ保護を伴うが、無料である』か否か、がチェックされる(ブロック21)。
ブロック21において、『コンテンツ保護を伴うが、無料である』ことがチェックされる(ブロック21−YES)と、CASカード2(青)に2つのチャンネル(ストリーム)を割りあてているか否か(2つのストリームの受信に青カードが利用されているか否か)、がチェックされる(ブロック22)。
ブロック22において、CASカード2(青)に割りあてられているストリームの数が2未満であることがチェックされた場合すなわち青カードにストリーム受信の空きがある場合(ブロック22−NO)、CASカード2(青)に上述した[ECM(管理情報)]がセットされる。従って、入力のあったストリームの受信に、CASカード2(青)が用いられる(ブロック23)。
ブロック22において、CASカード2(青)に割りあてられているストリームの数が2であることがチェックされた場合すなわち青カードにストリーム受信の空きがない場合(ブロック22−YES)、CASカード1(赤)に2つのチャンネル(ストリーム)を割りあてているか否か(2つのストリームの受信に赤カードが利用されているか否か)、がチェックされる(ブロック24)。
ブロック24において、CASカード1(赤)に割りあてられているストリームの数が2未満であることがチェックされた場合すなわち赤カードにストリーム受信の空きがある場合(ブロック24−NO)、CASカード1(赤)に上述した[ECM(管理情報)]がセットされる。従って、入力のあったストリームの受信に、CASカード1(赤)が用いられる(ブロック25)。
これに対し、ブロック24において、CASカード1(赤)に割りあてられているストリームの数が2であることがチェックされた場合すなわち赤カードにストリーム受信の空きがない場合(ブロック24−YES)、上述した[ECM(管理情報)]のCASカード1(赤)へのセットが中止されるとともに、主制御モジュール6の制御により、映像/オーディオ出力部5の映像出力8に、例えば『全てのCASカードが使用中です(現在はこのチャンネルの番組の受信はできません[コード:×××])』等のワーニング表示を可能とする出力が出力される。もちろん、オーディオ出力9に、音声によるメッセージを出力可能に、所定のガイド音声出力が出力されてもよい(ブロック26)。
すなわち、図5に示した例では、セットされたCASカードにより規定される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)が異なる場合であって、入力コンテンツが、『地上デジタル放送』あるいは『BS/CS(衛星デジタル)放送』と明確に識別できない、例えば有線(光ファイバ網)によりコンテンツを提供する配信事業者からのコンテンツであるような場合に、以降に要求される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)の選択に際してより広い範囲の受信が可能に、CASカードが選択される。すなわち、入力が『配信事業者からのコンテンツ』であることを検出した場合、青カード(第1の規格のカード)を割りあてることにより、次に受信しようとするコンテンツ(ストリーム)が、BS/CSであったとしても、受信が制限されることが防止される。従って、ユーザは、受信しようとした番組の供給元または配信事業者の事業形態を考慮することなく、希望する番組をそのまま受信できる。従って、ユーザの希望する番組が、CASカード(識別情報)の違いにより受信できなくなることが低減される。
すなわち、図5の例は、ECMの事業体識別のみで使用するカードを判定する方法も考えられる。ただし、ECM取得後の判定になるため、ユーザ操作によるチャンネル切り替えを制限する(例えば、赤カード1枚ではBS/CSを3チャンネル同時に選局させない)ことができない。
以上説明したように、この発明の実施の一形態を適用することにより、受信しようとしているストリーム(コンテンツあるいは番組)を提供するCAS事業体の情報に基づいて用意されているCASカード(識別情報)により規定される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)が異なる場合に、以降に要求される受信範囲(チャンネルまたはCAS事業体)の選択に際してより広い範囲の受信が可能に、CASカードが選択される。すなわち、ユーザは、受信しようとした番組の供給元または配信事業者の事業形態を考慮することなく、希望する番組をそのまま受信できる。従って、ユーザの希望する番組が、識別情報の違いにより受信できなくなることが低減される。
また、受信可能な範囲が異なる2以上のCASカードが用意されている場合において、それぞれのカードで共通して受信可能な受信範囲を受信する際に、受信範囲が広いカードを後から利用するよう制御することにより、受信範囲が広いカードによってのみ受信可能な特定のチャンネルまたはCAS事業体を受信できなくなる恐れが抑止される。従って、受信範囲が広いカードを保持したユーザが、代替のカードが存在するにもかかわらず、受信範囲が広いカードが既に利用されていることに起因して、希望する番組を受信できなくなることが低減される。
なお、この発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
例えば、送信側ではコンテンツにスクランブルを施して送信し、さらにデスクランブル用の鍵を暗号化したものを含むECMを送信し、受信側では受信したECMをCASカードに送り、CASカード内で復号した鍵でデスクランブルを行うCASシステムが運用される放送システムにおいて、放送波を受信するチューナを複数備え、CASカードを接続するカードスロットを複数備え、カードスロットに挿入される複数のCASカードそれぞれのカード識別情報を読み出し、それぞれのカード種別を判定する手段と、チューナの選局情報と判定手段の結果に従って、ECMを送るCASカードを決定するCASカード選択手段を備えたデジタル放送受信装置が該当する。
また、例えば、CASカード選択手段ではチューナの選局情報と判定手段の結果に加えてECMに含まれるCASの運用事業者の情報も判定に利用することを特徴とするデジタル放送受信装置が該当する。
1…受信処理モジュール、2…CAS制御モジュール、3…信号選択モジュール、4…デコードモジュール、5…A(Audio)/V(Video)出力モジュール、6…主制御モジュール、7…記録再生制御モジュール、8…映像出力、9…オーディオ(音声)出力、101…受信装置。

Claims (9)

  1. ストリームを受信し、ストリーム供給元の事業体情報を取得する取得モジュールと、
    前記取得モジュールが取得したストリーム供給元の事業体情報が特定の事業体にのみに対応する第1の識別機構によりデスクランブル可能である場合、第1の識別機構に対してストリームのデスクランブルを可能とする解除キーを割りあてる識別機構制御モジュールと、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 第1の識別機構がデスクランブル可能なストリームは、コンテンツ保護を伴うが無料のストリームであることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 第1の識別機構がデスクランブル可能なストリームは、地上デジタル放送であることを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. 第1の識別機構は、限定受信システム(Conditional Access System,CAS)事業体が提供する番組の受信を可能とするCASカードを含むことを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 前記取得モジュールが取得したストリームを表示する表示装置を有することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  6. ストリームを受信し、ストリーム供給元の事業体情報を取得する取得モジュールと、
    前記取得モジュールが取得したストリーム供給元の事業体情報が特定の事業体にのみに対応する第1の識別機構によりデスクランブル可能であるか、第1の識別機構よりも対応する事業体が多い第2の識別機構によりデスクランブルする必要があるか、を検出してストリームのデスクランブルを可能とする解除キーを割りあてる識別機構を選択する識別機構制御モジュールと、
    を有することを特徴とする受信装置。
  7. 第1の識別機構がデスクランブル可能なストリームは、コンテンツ保護を伴うが無料のストリームであることを特徴とする請求項6記載の受信装置。
  8. 第1の識別機構がデスクランブル可能なストリームは、地上デジタル放送であることを特徴とする請求項7記載の受信装置。
  9. 事業体情報またはコンテンツが含む制御情報により特定される管理情報に基づく受信可能なストリーム提供元の事業体範囲またはコンテンツが異なる2以上の識別機構を有する受信装置においてストリームまたはコンテンツを受信する際に、
    識別機構に付与されている受信可能事業体範囲またはコンテンツを取得し、
    ストリームまたはコンテンツを受信する際に用いる識別機構を設定する際に、以降のストリームまたはコンテンツの受信時に、識別機構に付与されている受信可能事業体範囲またはコンテンツの範囲がより広い範囲の識別機構を利用可能とすることを特徴とする受信方法。
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Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNG200800381003; 愛須英之: '家庭用機器の動的資源割当問題へのグラフ彩色アプローチ' 情報処理学会研究報告 第2008巻,第17号, 20080304, P.9-12, 社団法人情報処理学会 *
JPN6012055977; 愛須英之: '家庭用機器の動的資源割当問題へのグラフ彩色アプローチ' 情報処理学会研究報告 第2008巻,第17号, 20080304, P.9-12, 社団法人情報処理学会 *
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