JP2011066817A - 車両用デジタル放送受信装置 - Google Patents

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【課題】デジタル放送の電波の受信が困難な区間を走行する場合においても、視聴者に大きな違和感を持たせることなく、継続して配信されるビデオコンテンツの視聴を可能とする車両用デジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】デジタル放送受信装置は、メモリと、ビデオコンテンツの再生手段と、車両の現在位置および電波の受信困難な区間の情報を取得する位置情報取得手段と、ビデオコンテンツの再生速度を制御する再生速度制御手段と、受信できず再生できなかったビデオコンテンツの要約を作成する要約作成手段とを備え、車両が電波の受信困難な区間を出た後に再生するビデオコンテンツの表示と共に、作成された前記要約を強調表示して視聴者に伝える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用デジタル放送受信装置に関し、より具体的には、デジタル放送の電波の受信が困難な区間を走行する場合においても、視聴者に大きな違和感を持たせることなく、継続して配信されるビデオコンテンツの視聴を可能とする車両用デジタル放送受信装置に関する。
車両に搭載されるデジタル放送受信装置は、車両がデジタル放送の電波の受信が困難な区間を走行する場合、継続して配信されるビデオコンテンツを表示することができない。車両がトンネルに入った場合がその典型例である。その場合、視聴者は配信されるビデオコンテンツを継続して視聴できず、大きな違和感や不満足感を覚える。
特許文献1及び2は、いずれもモバイル用途向けのデジタル放送受信装置を開示する。このデジタル放送受信装置は、電波の受信状態が悪いと判断したとき、あるいは電波の受信状態が悪い地帯に近づいたとき、バッファに残っている受信データの再生速度を低下させて、その再生時間を長引かせることを提示する。
特許文献3は、テレビ放送等の映像コンテンツに関する要約提示装置を開示する。この要約提示装置は、ユーザが視聴していない区間を検出し、ユーザが再生中の映像コンテンツの要約を要求する場合、記憶された文字情報から映像コンテンツの過去に表示された部分の要約を作成して表示することを提示する。
特開2008−5085号公報 特開2007−336475号公報 特開2008−252322号公報
特許文献1および2に記載の発明では、受信できなかったデータについての配慮が何等されていない。したがって、放送電波の受信が再開されても、受信できなかった視聴内容は不明のままであり、視聴者は視聴内容について違和感や不満足感を覚える。
特許文献3に記載の発明では、映像コンテンツが受信できない場合を想定していない。したがって、この発明は、受信状態が悪くて視聴者が映像コンテンツを視聴できない場合には対応していない。
本発明は、デジタル放送の電波の受信が困難な区間を走行する場合においても、視聴者に大きな違和感や不満足感を持たせることなく、継続して配信されるビデオコンテンツの視聴を可能とする車両用デジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されるデジタル放送受信装置を提供する。そのデジタル放送受信装置は、受信したデジタル放送の電波から抽出したデジタルデータを格納するメモリと、メモリに格納されたデジタルデータからビデオコンテンツを再生する再生手段と、車両の現在位置および電波の受信が困難な区間の情報を取得する位置情報取得手段と、車両がその区間に入る前の所定の位置に来たときからその区間に入って出るまでの間、再生手段によるビデオコンテンツの再生速度を通常の速度から所定量遅くする再生速度制御手段と、車両がその区間を出た後にメモリに格納されたデジタルデータとその区間に入る前にメモリに格納されたデジタルデータとの差分から、その区間において電波の受信できず再生できないビデオコンテンツの要約を作成する要約作成手段とを備える。そして、再生手段は、車両が電波の受信が困難な区間を出た後に再生するビデオコンテンツの表示と共に、作成された前記要約を強調表示させる。
本発明によれば、車両が電波の受信が困難な区間に入る前の所定の位置に来たときからその区間に入って出るまでの間、ビデオコンテンツの再生速度を遅くするので、視聴者は電波の受信が困難な区間においても継続してビデオコンテンツを視聴することができる。
さらに、本発明によれば、車両が電波の受信が困難な区間を出た後にメモリに格納されたデジタルデータとその区間に入る前にメモリに格納されたデジタルデータとの差分から、その区間において受信できず再生できなかったビデオコンテンツの要約を作成するので、受信できなかったビデオコンテンツに関する情報を視聴者にタイムリーかつ的確に提供することができ、視聴者の違和感や不満足感を軽減することができる。
さらに、本発明によれば、車両が電波の受信が困難な区間を出た後に再生するビデオコンテンツの表示と共に、作成された要約を強調表示させるので、視聴者はビデオコンテンツの進行と並行して受信できなかったビデオコンテンツに関する情報を得ることができ、視聴者の違和感不満足感を軽減することができる。
本発明の一形態によると、再生速度制御手段は、車両が電波の受信が困難な区間を出たときに、車両がその区間に入る前にメモリに格納されたデジタルデータのうち再生手段がビデオコンテンツとして再生すべきがデジタルデータが残っている場合、その残っているデジタルデータに基づくビデオコンテンツの再生が終わるまでその再生速度を通常の速度から所定量速くする。
この本発明の一形態によれば、車両が電波の受信が困難な区間を出たときに、その区間に入る前にメモリに格納されたデジタルデータに基づくビデオコンテンツの再生速度を速くするので、放送電波の受信再開後のデジタルデータに基づくビデオコンテンツの再生にスムーズに移行でき、視聴者の違和感や不満足感をさらに軽減することができる。
本発明のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の要約表示の一例を示す図である。 データ蓄積量とビデオコンテンツの再生速度の時間変化を示す図である。 本発明のデジタル放送受信装置の動作の概要を示すフローチャートである。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に従う、デジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
デジタル放送受信装置100は、放送電波受信部10、デマルチプレクサ(DEMUX)20、メモリ30、再生手段40、ユーザインタフェース(I/F)50、位置情報取得手段60、再生速度制御手段70、要約作成手段80を備える。図示はしていないが、各手段の機能は、プロセッサやメモリ等を有する1つまた2以上の電子制御ユニット(専用IC)によって実行される。また、デジタル放送受信装置100は、カーナビゲーション装置として、あるいはその一部として構成してもよい。
放送電波受信部10は、ホイップ(ロッド)アンテナ、ダイポールアンテナ、八木・宇田アンテナ、パラボラアンテナ、ループアンテナ、誘電体アンテナなどの任意のアンテナ90を備えており、所望の周波数のチューニングを行い、受信するデジタル放送の電波92からデジタルデータを抽出する。デジタルデータは所定の規格に準拠して複数のチャンネルの映像データや音声データなどが多重化されたものである。所定の規格として、MPEG−2やMPEG−4などがある。また、ワンセグ放送の場合にはH.264(MPEG−4 AVC)が使用される。
DEMUX20は、多重化データから各チャンネルのビデオコンテンツ(映像データや音声データなど)を分離して抽出する。特に、音声データはAC3(Audio Code number 3)規格やワンセグ放送の場合にはAAC(Advanced Audio Coding)などで圧縮処理されている。なお、DEMUX20はハードウェア及びソフトウェアのいずれでも実現可能である。また、DEMUX20は、暗号化されたデジタルデータを復号できるものであってもよい。これにより、RMP(Rights Management & Protection)などの著作権保護の方式に対応することができる。
メモリ30は、DEMUX20によって分離されたデータを格納する。メモリ30は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、DRAMなどの揮発性メモリなどの任意のメモリで構成することができる。また、メモリ30は、SDカードなどの外部メモリやハードディスク装置で構成することも可能である。
再生手段40は、メモリ30に格納されたデータを読み出してそのデータをデコードし、ビデオコンテンツとして映像又は音声データを出力する。より詳細には、再生手段40は、PTS(Presentation Time Stamp)情報などの時間情報を用いて映像又は音声データの出力タイミングを制御する。また、再生手段40は、時間情報と後述する再生速度制御手段70から指示されたビデオコンテンツの出力タイミングの遅延量とを足し合わせたタイミングで映像又は音声データを出力する。これにより、メモリ30に格納されたデータがビデオコンテンツとして通常の速度から所定量遅くスロー再生され、メモリ30には未再生のデータが増加していく。
例えば、変更前の時間情報をt0、変更後の時間情報をt1、後述する再生速度制御手段70から指示されるビデオコンテンツ出力タイミングの遅延量をα、前回出力時までの遅延量の累積値をα‘とすると、ビデオコンテンツ出力時刻は、
t1=t0+α‘+α (1)
となる。時刻t1の更新タイミングと同時に累積遅延量α‘は、遅延量αだけインクリメントされる。
ユーザI/F50は、再生手段40から出力されたビデオコンテンツをユーザが視聴できる形態としてユーザに提示する。具体的には、ユーザI/F50は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの画像表示装置やスピーカなどの音声出力装置によって映像及び音声をユーザに提示する。また、ユーザI/F50は、ユーザが放送チャンネル切り換え等をおこなうための入力手段を備える。入力手段はタッチパネル式の画像表示装置で実現してもよい。
位置情報取得部60は、アンテナ94で受信する電波96から、車両、すなわち車両に搭載されたデジタル放送受信装置100の位置、移動予測経路及び移動速度などに関する情報を取得する。デジタル放送受信装置の位置情報は、例えば、GPSなどから取得可能である。また、デジタル放送受信装置の速度情報は、例えば、デジタル放送受信装置とともに移動する車両の速度情報から取得可能である。移動予測経路は、例えば、カーナビゲーション装置が有する目的値への経路情報などから取得可能である。なお、位置情報取得部60は、VICS(vehicle information and communication system)などから得られる渋滞情報を取得するようにしてもよい。
位置情報取得部60は、さらに、トンネルなどの電波受信が困難な区間の情報(位置及び範囲)を取得する。範囲に関する情報は、例えば、トンネルの場合、トンネルの長さに関する情報などを含む。これら情報は、例えば、カーナビゲーション装置が有する道路地図情報などから取得可能である。ここで、電波の受信が困難な区間とは、放送電波の受信ができない区間のみならず、その受信状態が悪く安定した電波の受信がほとんど、断続的にあるいは一定時間以上できないような区間をも含む。
再生速度制御手段70は、位置情報取得部60によって取得された情報に基づいて、車両が受信困難な区間に入る前の所定の位置にまできたと判断したとき、再生手段40に対して、ビデオコンテンツの再生速度を通常の速度から所定量遅らせてスロー再生をするよう指示する。所定の位置は、メモリ30の記憶容量、車両の平均速度などから任意に定めることができる。例えば、車両の現在位置から移動予測経路上の受信困難な区間までの最短距離を算出し、その最短距離を車両の移動速度で割った値(時間)を算出する。この値(時間)が予め決めた所定値になったときに、車両が受信困難な区間に入る前の所定の位置まできたと判断する。そして、再生速度制御手段70は、再生手段40に対して、上述した(1)式の時間情報t0に加算すべきビデオコンテンツ出力のタイミングの遅延量αを与える。これにより、再生手段40においてビデオコンテンツのスロー再生が行われる。
ビデオコンテンツのスロー再生は、受信困難な区間を出るまでの間行われる。スロー再生は、受信困難な区間に入った時から起算して、その区間の距離Lを車両の移動速度Vで割って求めた時間T(=L/V)が経過した時、あるいは受信困難な区間を出てデジタル放送の電波の受信が再開された時に停止される。
ビデオコンテンツ出力のタイミングの遅延量は、車両の移動速度、トンネルなどの受信困難な区間までの距離及びトンネルの長さなどに基づいて、少なくとも車両が受信困難な区間を通過する間、メモリ30に未再生のデータが残存するように設定する。例えば、スロー再生開始位置からトンネルまでの距離をL1、トンネルの長さをL2とし、スロー再生開始位置からトンネルを出るまでスロー再生を継続するとしたとき、移動速度Vが一定として、データ再生速度がl/(L1+L2)倍となるように遅延量を設定する。これにより、少なくとも車両がトンネルまで距離L1の地点に到達してから長さL2のトンネルを出るまでの間、視聴者は車中でビデオコンテンツを途切れることなく視聴することができる。
再生速度制御手段70は、車両が受信困難な区間を出たときに、メモリ30に未再生のデータ、すなわち車両が当該区間に入る前にメモリ30に格納されたデジタルデータのうち再生手段40がビデオコンテンツとして再生すべきデジタルデータが残っている場合、その残っているデジタルデータに基づくビデオコンテンツの再生が終わるまで、その再生速度が通常の速度から所定量速くなるように再生手段40を制御する。再生手段40はその残っているビデオコンテンツをスピード再生する。そのスピード再生の速度は、視聴者がビデオコンテンツを大きな不快感を覚えることなく視聴できる範囲で、通常の再生速度よりも所定量速くする。これにより、受信再開後のデジタルデータに基づくビデオコンテンツの再生にスムーズに移行でき、視聴者の違和感や不満足感を軽減することができる。なお、受信困難な区間を出たときに、それまでのスロー再生からいきなりスピード再生に切り替わって視聴者が驚いてしまうことを防ぐために、受信困難な区間を出た後、あるいは出る少し前から徐々に再生速度が速くなるようにしてもよい。
要約作成手段80は、車両が受信困難な区間を出た後にメモリ30に格納されたデジタルデータと当該区間に入る前にメモリ30に格納されたデジタルデータとの差分から、当該区間において受信できず再生できないビデオコンテンツの要約を作成する。具体的には、例えばビデオコンテンツが野球やバレーボールのようなスポーツ番組である場合、受信困難な区間に入る前の得点状況とその区間を出た後の得点状況を比較し、その差分、すなわち得点の変化分(履歴)を要約としてまとめる。ビデオコンテンツがニュース番組である場合、受信困難な区間に入る前に保管されたニュース項目とその区間を出た後に取得されたニュース項目を比較し、その差分、すなわち後者のニュース項目と前者のニュース項目の間で配信されたニュース項目を、ニュース番組の開始直後に配信されたニュース項目の全体(リスト)から抽出して、要約としてまとめる。これにより、視聴者は、受信困難な区間において配信されたが受信できなかったビデオコンテンツについての情報をタイムリーかつ的確に得ることができ、視聴における違和感や不満足感を軽減することができる。
再生手段40は、ユーザI/F50の画像表示装置において、車両が電波の受信が困難な区間を出た後に再生するビデオコンテンツの表示と共に、要約作成手段80により作成された要約を強調表示させる。
図2は、要約表示の一例を示す図である。図2の表示画面110は、図示はしていないが、野球中継を表示しているものとする。その野球中継画像の上に重ねて、符号120と130で指示される領域(枠)が表示されているものとする。スコア表120の中で、符号125で指示される5回裏のスコア3と6回表のスコア0が要約表示に該当する。すなわち、5回裏のスコア3と6回表のスコア0は、受信困難な区間において野球中継を受信できなかったときの進行結果(スコア履歴)を表す。このスコア3と0は、赤字や太字で強調表示される。あるいは点滅表示させてもよい。同様に、符号130で指示される表示も要約表示であり、5回裏のスコア3がホームランによって得られたことを知らしめるために表示される。ここでは、5回裏と6回表の特徴的な出来事、すなわち視聴者が特に知りたいであろう事項を表示する。ここでも、文字は赤字や太字の強調表示あるいは点滅表示される。図2の表示はあくまで一例であり、要約を音声として同時に出力したり、あるいは画面の下部で文字を右から左に移動させながら表示(スクロール表示)させたりしてもよい。これにより、視聴者はビデオコンテンツの進行と並行して受信できなかったビデオコンテンツに関する情報を得ることができ、視聴者の違和感や不満足感を軽減することができる。
図3は、メモリ30のデータ蓄積量と再生手段40によるビデオコンテンツの再生速度が車両の移動に伴ってどのように変化するかを示す図である。図3では、車両が左から右に向かって走行し、トンネルを通過する場合を想定している。再生手段40は、最初ビデオコンテンツを通常の再生速度Vnで再生している。車両がトンネルから所定の距離まで来た時の時刻T1で、メモリ30に録画のためのデータの蓄積を開始する。データ蓄積量Qはトンネルに入る時刻T2まで単調増加する。時刻T1で、再生速度制御手段70は、再生手段40によるビデオコンテンツの再生の速度をVsに落とす。車両がトンネルに時刻T2で入ると、デジタル放送の受信ができなくなるので、メモリ30でのデータ蓄積量Qはビデオコンテンツの再生に応じて単調に減少する。時刻T3で車両がトンネルを抜けた後、再生速度制御手段70は、再生手段40によるビデオコンテンツの再生の速度をVfに上げる。メモリ30に残っているデータ蓄積量ΔQをビデオコンテンツとして早期に再生して、受信再開後のデータに基づくビデオコンテンツの再生にスムーズに移行させるためである。メモリ30での録画用のデータ蓄積量Qが無くなった時刻T4において、再生速度制御手段70は、再生手段40によるビデオコンテンツの再生速度を通常の速度Vnに戻す。時刻T4以降は、トンネルを出てから受信したデジタルデータに対応するビデオコンテンツを再生する。並行して、要約作成手段が作成した要約を例えば図2に示されるように出力する。
図4は、デジタル放送受信装置100の動作の概要を示すフローチャートである。ステップS102で、指定された周波数でチューニングを行ってデジタル放送電波を受信し、受信したデータを多重化デジタルデータ(例えば、多重TS(Transport Stream))に変換する。ステップS104で、得られた多重化デジタルデータを所定の規格に従って分離して目的のチャンネルのデータを取得する。ステップS106で、当該目的のチャンネルの映像及びデータを所定のフォーマットでメモリに格納する。このフォーマットは、ファイルシステム及び独自のフォーマット形式のいずれであってもよい。ステップS108で、メモリから順次データが呼び出されて、そのデータに対応するビデオコンテンツが再生される。
上記の各ステップと並行して、ステップS110で、車両の位置及び受信困難な区間などの情報が取得される。ステップS112で、取得された情報から、車両がトンネル等の受信困難な区間前の所定距離まで来ているか否かを判断する。所定距離まで来ている場合、ステップS114に進み、ビデオコンテンツの再生速度を制御するか(遅くするか)を判断する。この時、メモリに録画のためのデータの蓄積を開始する(140)。再生速度を制御(遅く)する場合、ステップS116でスロー再生に移行する。再生速度を制御(遅く)しない場合、ステップS118で通常の再生速度で再生する。ここで、再生速度を制御(遅く)しない場合とは、例えばビデオコンテンツの内容上遅く再生することが視聴者に大きな不快感を与えることが明らかな場合、あるいは視聴者がユーザI/Fを介してスロー再生をしない旨を入力してきた場合等を言う。ステップS112で車両が所定距離まで来ていない場合も、通常の再生速度で再生する(142)。
次に、ステップS120で、車両が受信困難な区間を出て信号電波の受信が回復したか否かを判断する。受信が回復している場合、ステップS122で、メモリに録画用のデータの残量があるいか否かを判断する。録画用のデータ残量が無い場合、再生速度は通常の速度に戻る(144)。録画用のデータ残量が有る場合、ステップS126でスピード再生に移行する。その後、再度ステップS128で、メモリに録画用のデータの残量があるいか否かを判断する。データの残量が無くなると、再生速度は通常の速度に戻る(146)。
ステップS116で、受信が回復していると判断された場合、ステップS124で、受信している放送のジャンルが予め決めた特定のジャンルか否かを判断する。この判断は、要約作成手段80がおこなう。ここで、特定のジャンルとは、既に述べて要約を作成ことが望まれるジャンルを意味する。例えば、図2に例示した野球などのスコアを競うスポーツ番組、時々刻々の事件を放映するニュース番組が該当する。逆に、ストーリのあるドラマや映画などは原則として除かれる。ただし、ドラマや映画などの番組において、いわゆる「あらすじデータ」が存在する場合は、その「あらすじデータ」を要約の一として表示することができるので、その番組を特定の放送ジャンルに含めてもよい。ステップS124で、受信している放送のジャンルが予め決めた特定のジャンルである場合、ステップS130で、要約作成手段80が上述した要約を作成し、表示装置上で提示(表示)する。提示の一例は、図2で説明した通りである。
上述した実施形態は一例でありこれに限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で多様な変形が可能である。本発明は、基本的にデジタル放送局と通信可能なあらゆる車両に適用することができる。

Claims (2)

  1. 車両に搭載されるデジタル放送受信装置であって、
    受信したデジタル放送の電波から抽出したデジタルデータを格納するメモリと、
    前記メモリに格納されたデジタルデータからビデオコンテンツを再生する再生手段と、
    車両の現在位置および前記電波の受信が困難な区間の情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記車両が前記区間に入る前の所定の位置に来たときから当該区間に入って出るまでの間、前記再生手段によるビデオコンテンツの再生速度を通常の速度から所定量遅くする再生速度制御手段と、
    前記車両が前記区間を出た後に前記メモリに格納されたデジタルデータと当該区間に入る前に前記メモリに格納されたデジタルデータとの差分から、当該区間において前記電波の受信できず再生できないビデオコンテンツの要約を作成する要約作成手段とを備え、
    前記再生手段は、前記車両が前記区間を出た後に再生するビデオコンテンツの表示と共に、作成された前記要約を強調表示させる、デジタル放送受信装置。
  2. 前記再生速度制御手段は、前記車両が前記区間を出たときに、前記車両が前記区間に入る前に前記メモリに格納されたデジタルデータのうち前記再生手段がビデオコンテンツとして再生すべきデジタルデータが残っている場合、当該残っているデジタルデータに基づくビデオコンテンツの再生が終わるまで当該再生速度を通常の速度から所定量速くする、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
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