JP2011066727A - 増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】増幅装置において、より電力の出力効率を向上することを可能とする。
【解決手段】増幅装置1は、入力信号Vinを電圧増幅して出力する増幅部100A、増幅部100Aの出力を電流増幅して出力信号Voutを負荷400に供給する出力部100B、高電圧Vaが供給される高電位電源線L1、低電圧Vbが供給される低電位電源線L2、制御部200、高電圧Va及び低電圧Vbを供給する電源300を備える。制御部200は第1電圧Vb1及び第2電圧Vb2のうちどちらを選択するかを指示する制御信号CTLを出力信号Voutの信号レベルに応じて生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力を削減可能な増幅装置の技術分野に関する。
特許文献1には、正極性及び負極性の電源から、それぞれ高圧側及び低圧側の2種類の電源電圧を供給を受けて動作する増幅装置において、信号の振幅に応じて電源電圧を制御する技術が開示されている。
図11は、信号の振幅に応じて電源電圧を調整する増幅装置の一例を示す。この例では、高圧側の電源電圧が±2Vで使用され、出力効率の改善のための低圧側の電源電圧は、その高圧側の電源電圧が±2Vの半分である±1Vが用いられる。これは、所謂、チャージポンプの特性により2分割とすることにより、回路動作を最も簡素化させ、出力損失を少なくさせるためである。
再公表00/72546
ところで、従来の技術において、±1Vの低圧側の電源電圧を使用する場合、各出力トランジスタのゲート・ソース間電圧Vgsは最大で2Vとなる。負荷インピーダンスが、例えば8Ωや16Ωといったように低く、且つゲート・ソース間電圧Vgsが小さい場合、良好な線形性を得ることが困難となってしまい、ひいては各出力トランジスタにおける飽和電圧が大きくなってしまう。
このため、低圧側の動作で出力可能な出力電圧の振幅が、電源電圧±1Vより小さくなってしまい、電力効率を向上が妨げられてしまうという技術的な問題点が生じる。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、電力効率を向上することが可能な増幅装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る増幅装置は、入力端子に供給される入力信号を増幅して出力信号を出力端子から出力するものであって、高電圧が供給される高電位電源線と、低電圧が供給される低電位電源線と、前記高電圧又は前記低電圧の一方の電圧は外部から供給される固定電圧であり、前記固定電圧に基づいて、接地電位を基準として前記固定電圧の極性を反転させた第1電圧と、前記第1電圧よりも接地電位に近い第2電圧とのうちいずれか一つを前記高電圧又は前記低電圧の他方の電圧として生成する電源と、 前記高電位電源線にソース接地され、前記出力端子と接続されたpチャネルトランジスタと、前記低電位電源線にソース接地され、前記出力端子と接続されたnチャネルトランジスタとを有する出力部と、前記入力信号を増幅して、前記pチャネルトランジスタのゲート及び前記nチャネルトランジスタのゲートに供給する増幅部と、前記出力信号の信号レベルに応じて、前記高電圧又は前記低電圧の他方の電圧を前記第1電圧と前記第2電圧との間で切り替えるように前記電源を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、出力部には高電圧と低電圧とが供給されるが、そのうちの一方の電圧は固定電圧であって、他方の電圧について第1電圧と第2電圧との間で切り替えを行う。このため、出力信号の振幅が小振幅で、その信号レベルが所定値を超えない場合には、固定電圧と第2電圧とが出力部に印加される。即ち、出力信号が小振幅の場合には、一方の電圧を切り替えることなく大振幅の場合と同様の電圧を用いる。このため、pチャネルトランジスタとnチャネルトランジスタのゲート・ソース間電圧を大きくすることができ、これらのトランジスタの飽和領域におけるオン抵抗を低減することができる。この結果、電力損失を低減させることができる。
さらに、一方の電圧を固定電圧としたので、固定電圧の替わりに2つの電圧を使用する場合と比較して、電源の構成を大幅に簡素化できる。
前記制御部は、前記出力信号の信号レベルが所定値を超えるか否かを判定する判定部と、 前記判定部の判定結果に基づいて、前記出力信号の信号レベルが所定値を超える場合に、前記一方の電圧と前記他方の電圧の電位差が大きくなり、前記出力信号の信号レベルが所定値を超えない場合に、前記一方の電圧と前記他方の電圧の電位差が小さくなるように、前記電源を制御する制御信号を生成する生成部とを備えることが好ましい。
この発明によれば、他方の電圧を第1電圧と第2電圧との間で切り替え、一方の電圧は固定である。したがって、接地電位を基準として他方の電圧側に所定値を設定し、所定値を超えた否かによって第1電圧と第2電圧との切り替えを行う。これにより、出力信号を歪ませることなく、電力損失を低減することができる。
上述した増幅装置において、前記生成部は、前記出力信号の信号レベルが前記所定値を超える状態から前記所定値を超えない状態に変化してから所定時間が経過するまでは、前記一方の電圧と前記他方の電圧の電位差を大きくすることを指示する前記制御信号を生成することが好ましい。この発明によれば、出力信号の信号レベルが短時間で所定値を超える超えないを繰り返す場合、他方の電圧を第1電圧に固定することができ、頻繁な電圧の切り替えを防止できる。
上述した増幅装置において、前記電源は、前記一方の電圧である前記固定電圧から、前記他方の電圧である前記第1電圧と前記第2電圧とを生成するチャージポンプ回路を備えることが好ましい。チャージポンプ回路は複数のコンデンサと複数のスイッチを備え、スイッチのオン・オフを制御することによって、所望の電圧を生成するが、本発明によれば、一方の電圧は固定電圧であるから、スイッチのオン・オフを制御して電圧を切り替える必要がない。このため、本発明によれば、一方の電圧については、スイッチのオン抵抗による電力損失が無く、また、スイッチのオン・オフに伴うノイズが発生することもない。
なお、チャージポンプ回路は、複数のコンデンサの直列分圧と、電荷の再分配とを用いて、接地電位を基準として一方の電圧と異なる極性の他方の電圧を、一方の電圧である固定電圧の整数分の一の電圧として生成することが好ましい。「整数分の一」は複数のコンデンサの容量値の比によって定めることができる。
ここで、前記固定電圧をVa、前記第1電圧をVb1、前記第2電圧をVb2としたとき、 Va=−2Vb2、且つ、Va=−Vb1、且つ、前記第2電圧の絶対値を1V以下とすることが好ましい。第2電圧の絶対値が1V以下の場合、仮に、一方の電圧である固定電圧も他方の電圧と同様に切り替えを行ったとすると、出力信号の小振幅時におけるpチャネルトランジスタ及びnチャネルトランジスタのゲート・ソース間電圧が最大でも2Vとなる。負荷インピーダンスとして8Ω〜16Ωを想定すると、ゲート・ソース間電圧が小さいことは不利であり、リニアリティを考慮すると、小振幅時に出力できる出力信号の振幅が±1Vより大幅に小さくなってしまい、電源利用効率が良くなかった。これに対して、本発明は、一方の電圧を固定電圧としたので、出力信号の小振幅時におけるpチャネルトランジスタ及びnチャネルトランジスタのゲート・ソース間電圧を最大で3Vとすることができる。この結果、リニアリティを改善することができ、電源利用効率を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る増幅装置1の全体構成を概念的に示した概念的ブロック図である。 本実施形態に係る増幅装置1の詳細構成を図式的に示したブロック図である。 本実施形態に係る制御部200のタイミングチャートである。 本実施形態に係るチャージポンプ回路CPの回路図である。 本実施形態及び比較例に係る、出力信号の振幅の大小に応じて、低電圧を切り替える際の出力信号の波形図である。 本実施形態及び比較例に係る、出力電力と電力損失との定量的及び定性的な関係を示したグラフである。 本実施形態に係る負荷抵抗、出力電力、電圧の実効値、ピーク出力電圧に対して、第2電圧(−0.9V)及び第1電圧(−1.8V)のうちいずれが選択されたかを示した表である。 本実施形態に係るドレイン・ソース間の電圧Vds、ドレイン電流Id、ゲート・ソース間の電圧Vgs、及び負荷直線における定量的及び定性的な関係を示したグラフである。 本発明及び第1比較例に係る第2電圧の動作を概念的に示した模式図である。 第2比較例に係る第2電圧の動作を概念的に示した模式図である。 従来技術に係る増幅装置の構成を示したブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る増幅装置1の全体構成を概念的に示した概念的ブロック図である。図2は、本実施形態に係る増幅装置1の詳細構成を図式的に示したブロック図である。
図1に示されるように、本実施形態に係る増幅装置1は、入力信号Vinを電圧増幅して出力する増幅部100A、増幅部100Aの出力を電流増幅して出力信号Voutを負荷400に供給する出力部100B、高電圧Vaが供給される高電位電源線L1、低電圧Vbが供給される低電位電源線L2、増幅部100A及び出力部100Bに高電圧Va及び低電圧Vbを供給する電源300を備える。電源300は高電圧Va及び低電圧Vbのうち一方を固定電圧とし、他方を可変とする。この例では、高電圧Vaを固定とする一方、低電圧Vbを可変とし、第1電圧Vb1及び第2電圧Vb2から選択する。制御部200は第1電圧Vb1及び第2電圧Vb2のうちどちらを選択するかを指示する制御信号CTLを生成する。なお、この例では負荷400は後述するスピーカSPである。
図2に示されるように、本実施形態に係る増幅部100Aは、高電圧Va及び低電圧Vbの電源電圧の供給を受けて動作するオペアンプ101を備える。オペアンプ101は差動入力・差動出力のタイプである。オペアンプ101の正入力端子は接地されており、その負入力端子と入力端子Tinとの間には入力抵抗102が設けられている。入力端子Tinには入力信号Vinが供給され、出力端子Toutから出力信号Voutが出力されるようになっている。帰還抵抗103は出力端子Toutとオペアンプ101の正入力端子との間に設けられている。
次に、出力部100Bは、高電位電源線L1にソース接地され、出力端子Toutと接続されたpチャネルTFT(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)110と、低電位電源線L2にソース接地され、出力端子Toutと接続されたnチャネルTFT120とを有する。出力部100Bは、負荷400たるスピーカSPを駆動するために、電流増幅を行う。そして、pチャネルTFT110のゲートは、オペアンプ110の正出力端子と接続され、nチャネルTFT120のゲートは、オペアンプ110の負出力端子と接続される。大電流が流れるのは出力部100Bであって、増幅部100Aには大電流は流れない。
次に、制御部200は、負入力端子に出力信号Voutが供給され、正入力端子に所定値−Vthが供給されるコンパレータ201及び電圧−Vthを生成する電圧源202を備える。コンパレータ201及び電圧源202は、出力信号Voutのレベルが所定値−Vthを超えて低下するか否かを判定する判定部として機能する。コンパレータ201は、負入力端子の電圧が正入力端子の電圧を超えて低下すると、ローレベルからハイレベルなり、逆に負入力端子の電圧が正入力端子の電圧を超えて低下しない場合に、ローレベルを維持する信号201aを出力する。
また、制御部200は、ダイオード203、コンデンサ204、抵抗205、及びアンド回路206を備える。これらの回路は、信号203aに基づいてチャージポンプ回路CPを制御する制御信号CTLを生成する生成部として機能する。信号203aの波形の立ち上がりではダイオード203がオン状態となり、コンデンサ204に対して急速に充電がなされる。一方、信号203aの波形の立ち下がりではダイオード203はオフ状態となる。このとき、コンデンサ204に蓄積された電荷は、コンデンサ204の容量値と抵抗205の抵抗値で定まる時定数で放電される。
このため、図3に示すようにアンド回路206の入力信号205aは、立ち上がりが急峻で立ち下がりが緩やかな波形となる。よって、制御信号CTLは、信号201aを基準として立ち上がりタイミングが殆ど遅れず、立ち下がりのタイミングが遅延時間Tdだけ遅れる。この遅延時間Tdはコンデンサ204の容量値と抵抗205の抵抗値との時定数で定まる。仮に、信号201aのローレベルの期間が遅延時間Tdよりも短ければ、制御信号CTLはハイレベルを維持する。
このように生成部は、コンパレータ201の出力信号201aの振幅が所定値−Vthを超えて低い状態から所定値−Vthを超えない状態に変化してから(図3に示す時刻t0)、遅延時間Tdが経過するまでは、制御信号CTLの論理レベルを維持する。
図2に示されるように、本実施形態に係る電源300は、外部から供給される高電圧Va(この例では+1.8V)に基づいて、低電圧Vbを生成するチャージポンプ回路CPを備える。チャージポンプ回路CPは、負電圧Vbを出力する負極端子301と、高電圧Vaが外部から供給される正極端子302と、制御信号CTLが供給される制御端子303と、クロック信号CKが供給されるクロック入力端子304と、接地電位が供給される接地端子305を備える。
このチャージポンプ回路CPは、低電圧Vbとして第1電圧Vb1と第2電圧Vb2とを生成する。ここで、Va=−Vb1であり、Va=−2Vb2である。第1電圧Vb1を低電圧Vbとして出力するか、第2電圧Vb2を低電圧Vbとして出力するかは、制御信号CTLの論理レベルによって選択される。
以下の説明においては、接地電位を0Vとして信号の瞬時値を信号のレベルと称し、信号の正極性のピーク値と負極性のピーク値との差分を信号の振幅と称する。上述したように、出力信号Voutの信号レベルが所定値−Vthを超えて低くなる場合(信号振幅が2Vthを超えて大きくなる場合)には、制御信号CTLの論理レベルはハイレベルとなる。この場合、チャージポンプ回路CPは低電圧Vbとして第1電圧Vb1を低電位電源線L2に供給する。一方、出力信号Voutの信号レベルが所定値−Vthを超えない場合(信号振幅が2Vthを超えない場合)には、制御信号CTLの論理レベルはローレベルとなる。この場合、チャージポンプ回路CPは低電圧Vbとして第2電圧Vb2を低電位電源線L2に供給する。
図4にチャージポンプ回路CPの主要部を示す。チャージポンプ回路CPはコンデンサC1、C2及びC3と、スイッチS、S2、…S6を備える他、クロック信号CK及び制御信号CTLに基づいて、スイッチS、S2、…S6のオン・オフを制御する信号P1〜P6を生成する論理回路LGを備える。この例では、コンデンサC1、C2及びC3の容量値はCaであり等しいものとする。
論理回路LGは、制御信号CTLがハイレベルで第1電圧Vb1の生成を指示する場合、クロック信号CKがハイレベルの期間に、スイッチS1及びS5をオン状態とし、他のスイッチS2、S3、S4、及びS6をオフ状態とし、クロック信号CKがローレベルの期間に、スイッチS3及びS6をオン状態とし、他のスイッチS1、S2、S4、及びS5をオフ状態とするように信号P1〜P6を生成する。スイッチS1及びS5をオン状態とすると、コンデンサC1の両端には、Vaの電圧が印加される。この状態で、スイッチS3及びS6をオン状態にすると、ノードZ1が接地され、ノードZ2の電圧が−Vaとなる。そして、ノードZ2とノードZ3とが短絡されるので、ノードZ3の電圧が−Vaとなる。よって、低電圧Vbとして第1電圧Vb1(=−Va)が出力される。
次に、論理回路LGは、制御信号CTLがローレベルで第2電圧Vb2の生成を指示する場合、クロック信号CKがハイレベルの期間に、スイッチS1及びS4をオン状態とし、他のスイッチS2、S3、S5、及びS6をオフ状態とし、クロック信号CKがローレベルの期間に、スイッチS2及びS5をオン状態とし、他のスイッチS1、S3、S4、及びS6をオフ状態とするように信号P1〜P6を生成する。スイッチS1及びS4がオン状態になると、直列に接続されたコンデンサC1及びC2に高電圧Vaが印加される。このとき、コンデンサC1の両端には、Va/2の電圧が印加される。この状態で、スイッチS3及びS6をオン状態にすると、ノードZ1が接地され、ノードZ2の電圧が−Va/2となる。そして、ノードZ2とノードZ3とが短絡されるので、ノードZ3の電圧が−Va/2となる。よって、低電圧Vbとして第2電圧Vb2(=−Va/2)が出力される。
ここで、高電圧Vaとして固定電圧である+1.8Vが供給されるとすれば、第1電圧Vb1は「−1.8V」となり、第2電圧Vb2は「−0.9V」となる。
以上の構成により、本実施形態では、出力信号Voutの信号レベルが所定値(−Vth)を超えて下がると、増幅部100A及び出力部100Bには、高電圧Vaと第1電圧Vb1が供給される一方、出力信号Voutの信号レベルが所定値(−Vth)を超えない場合には、増幅部100A及び出力部100Bには、高電圧Vaと第2電圧Vb2が供給される。
なお、上述した実施形態のコンパレータ201は、出力信号Voutの信号レベルが−Vthを下回った場合のみを検出し、出力信号Voutの信号レベルが+Vthを上回った場合を検出していない。これは、低電圧Vbについてのみ電源電圧を切り替え、高電圧Vaについては固定電圧とするからである。ところで、出力信号Voutの信号レベルが所定値−Vthを超えて低くなってから、低電圧Vbが第2電圧Vb2から第1電圧Vb1に切り替わるまでには時間がかかる。また、低電圧Vbを第1電圧Vbから第2電圧Vb2に切り替える場合も同様である。特に、第2電圧Vb2から第1電圧Vb1に切り替わるまでの時間が長いと、出力信号Voutの変化に追随できず、出力信号Voutの波形が欠損してしまう。
そこで、生成部(図2の構成203〜206)は、出力信号Voutの信号レベルが−Vthより低電位から高電位に変化しても遅延時間Tdだけ、制御信号CTLの論理レベルをハイレベルに維持する。より具体的には、出力信号Voutの信号レベルが所定値−Vthを超えてから、低電圧Vbが切り替わるまでの時間を切替時間Tswとしたとき、Td>Tswとすることにより、波形の欠損を防ぐことができる。また、消費電力を低減するためには、遅延時間Tdはなるべく短いことが好ましい。このため、Td=Tswに設定してもよいし、あるいは、2Tsw>Td>Tswに設定してもよい。
以下、本実施形態の利点について詳述する。第1の利点は、出力信号Voutの小振幅時にオン抵抗の小さな能動領域でpチャネルTFT110及びnチャネルTFT120を動作させる点にある。
出力信号Voutの信号レベルが所定値(−Vth)を超えない小振幅時において、pチャネルFET110のゲート・ソース間の電圧Vgsp、及びnチャネルFET120のゲート・ソース間の電圧Vgsnとして、「Va−Vb2」を印加することができる。上述した数値例では、Va−Vb2=2.7Vとなる。これに対して、高電圧Vaについても小振幅時に電源電圧を下げると電圧Vgsp及び電圧Vgspとして1.8Vが印加されることになる。
pチャネルFET110及びnチャネルFET120として、閾値電圧が高いものを用いると、飽和領域におけるオン抵抗の大きさが電力損失において問題となる。本実施形態では、小振幅時にも高電圧Vaは固定電圧とするので、高電圧Vaと低電圧Vbの両方の電圧を切り替える場合と比較して、電圧Vgsp及び電圧Vgsnを大きくすることができるので、オン抵抗の低下に伴う電力損失を改善できる。
第2の利点は、スイッチのオン抵抗に伴う電力損失を低減できる点にある。上述した実施形態では、高電圧Vaを増幅部100A及び出力部100Bに常時、供給する。これにより、高電圧Vaにおいて、電圧の切り替えが不要となる。仮に、高電圧Vaにおいても出力信号Vaの振幅に応じて電圧を切り替えるとすれば、チャージポンプ回路CPにおいて、スイッチS1〜S6のオン・オフを制御して例えば電圧Va/2を生成する必要がある。この場合、スイッチS1〜S6のオン抵抗によって電力を損失してしまう。本実施形態では、高電圧Vaを固定電圧にしたので、スイッチ作用に起因した電力損失を無くすことができる。
<本実施形態における作用と効果の検討:その1>
次に、図5乃至図8を参照して、本実施形態に係る増幅装置の作用と効果とについて検討する。図5は、本実施形態に係る、出力信号Voutの振幅の大小に応じて、低電圧Vbについて第1電圧Vb1又は第2電圧Vb2を切り替える際の出力信号の波形図(図5(a))、及び、比較例に係る、出力信号Voutの振幅の大小に応じて、電源電圧を切り替える際の出力信号Voutの波形図(図5(b))である。
図6は、本実施形態及び比較例に係る、出力電力と電力損失との定量的及び定性的な関係を示したグラフである。尚、横軸は、負荷スピーカのステレオ動作時の各チャンネルでの出力電力(mW)を示し、縦軸は、電力損失(mW)を示す。
本実施形態に係る増幅装置の作用及び効果を、第1比較例と対比しつつ検討する。第1比較例に係る増幅装置は、高電圧Va及び低電圧Vbが、それぞれ2種類の電源電圧を供給可能であり、必要とする出力電圧の振幅に応じて電源電圧を切り替えるものである。
この第1比較例において、出力信号Voutが大振幅の場合、Va=+1.8V、Vb=−1.8Vであり、出力信号Voutが小振幅の場合、Va=+0.9V、Vb=−0.9Vである。一方、本実施形態では、出力信号Voutが大振幅の場合、Va=+1.8V、Vb=−1.8Vであり、出力信号Voutが小振幅の場合、Va=+1.8V、Vb=−0.9Vである。
第1比較例において、±0.9Vの電源電圧を使用する場合、各出力トランジスタのゲート・ソース間電圧Vgsは最大で1.8Vとなる。負荷インピーダンスが、例えば8Ωから16Ωといった一般的に低い負荷インピーダンスを駆動する際に、ゲート・ソース間電圧Vgsが小さいと、良好な線形性、所謂、リニアリティを得ることが困難となり、ひいては各出力トランジスタにおける飽和電圧が大きくなってしまう。このため、電源の利用効率が低下してしまい、低圧側の動作で出力可能な出力信号Voutの振幅が、電源電圧±0.9Vより少なくなってしまい、電力効率を向上が妨げられてしまう。
本願発明者の研究によれば、電源電圧を±0.9Vで使用し、16Ωの負荷インピーダンスを駆動する場合、図6中の点線に示されるように、比較例では、出力電力が、0.1mWを越える付近から出力トランジスタが飽和状態となるため、電源電圧が±1.8Vに切り替えられる。このため、本実施形態のように3mWの付近で電源電圧が−1.8Vに切り替える場合と比較して、比較例では、出力効率が高い出力電力の範囲が狭くなってしまう。
詳細には、第1比較例では、電源電圧の±1.8Vへの切り替えは、出力電力が0.2mW付近において行われ、その際の出力信号Voutの振幅実効値は0.0566Vrmsであり、振幅ピークは0.08Vであり、電源電圧の±1.8Vへの切り替え時の、各出力トランジスタのドレイン・ソース間電圧Vdsは0.82Vとなる。
これに対して、本実施形態によれば、出力トランジスタにおける正極性の電源電圧を+1.8Vに固定すると共に、出力信号Voutの振幅に応じて、負極性の電源電圧を−1.8V及び−0.9Vのうちいずれか一方に切り替える。これにより、出力信号Voutの振幅が小振幅の場合に、出力トランジスタのゲート・ソース間電圧Vgsとして2.7Vを印加することが可能である。
一般的に、CMOS形で構成される集積回路(IC:Integrated Circuits)における出力トランジスタは、印加するゲート・ソース間電圧Vgsが、閾値電圧以下では、飽和領域になることはなく、印加するゲート・ソース間電圧Vgsが、閾値電圧を超えた飽和領域においては、印加するゲート駆動電圧Vgsをより高くした方が、ドレインとソースとの間の抵抗Rdsの下で電流が流れるために印加することが必要な電圧が低くなる領域をより広い範囲で使用できるので、出力電力をより大きくすることができる。
本実施形態では、上述したように、比較例での1.8Vより高い2.7Vのゲート・ソース間電圧Vgsを出力トランジスタに印加するので、低圧側の電源駆動によって、より大きな出力信号Voutまで出力することができる。この結果、出力電力のより広い範囲において、出力効率の高い増幅動作を行うことができ、増幅装置において、内部損失を顕著に低減可能であり、電力効率をより向上させることができる。
詳細には、本願発明者らによる研究によれば、本実施形態に係る出力トランジスタにおけるドレイン電圧Vdsの飽和電圧を0.5Vとした場合、この飽和電圧から、高圧側の電源駆動から低圧側の電源駆動へ切り替えることを判別するために必要な電圧である0.15Vを差し引くと、0.35Vのピーク出力電圧まで出力トランジスタを駆動することができる。これにより、図6中の実線に示されるように、約3mW程度に到達するまでの出力電力の範囲において、出力効率の高い出力トランジスタの増幅動作を行うことができる。このように、本実施形態では、+1.8Vに固定された高電圧と、−0.9Vに切り替えられた低電圧とに基づく増幅動作、即ち、出力効率の高い出力トランジスタの増幅動作を実施可能な出力電力の範囲を、約3mW程度に到達するまでの範囲とさせることができ、第1比較例に係る約0.2mW程度に到達するまでの範囲より顕著に広くさせることが可能であるので、電力損失を第1比較例よりも顕著に低減することができる。
尚、図7は、本実施形態に係る負荷抵抗、出力電力、電圧の実効値、ピーク出力電圧に対して、低電圧Vbとして第2電圧Vb2(−0.9V)及び第1電圧Vb1(−1.8V)のうちいずれが選択されたかを示した表である。特に、出力電力が3mWにおいても第2電圧Vb2(−0.9V)を選択されている。このように本願発明者らによる研究によれば、上述した図6中の実線に示されるように、約3mW程度に到達するまでの出力電力の範囲において、出力効率の高い出力トランジスタの増幅動作を行うことができることが判明している。
詳細には、図8は、本実施形態に係るドレイン・ソース間電圧Vds、ドレイン電流Id、ゲート・ソース間電圧Vgs、及び負荷直線における定量的及び定性的な関係を示したグラフである。特に、図8に示されるように、電圧Vgsを1.8Vから2.7Vに変化させる場合、出力電力Voが大きくなると共に、ドレイン・ソース間電圧Vdsが小さくなることが示されている。このように本願発明者らによる研究によれば、低電圧Vbとして第2電圧Vb2(−0.9V)を用いた場合でも、本実施形態に係るドレイン・ソース間電圧Vdsの制御範囲で、出力電力Poとして例えば3mW程度は、十分出力可能であることが判明している。
この結果、本実施形態によれば、出力電力のより広い範囲において、出力効率の高い増幅動作を行うことができ、増幅装置において、電力効率をより向上させることができる。典型的には、出力部100Bのトランジスタの低電圧Vbが−1V以下の場合、且つ、増幅部が集積回路で構成される電源切り替え方式の増幅装置において、電力効率をより向上させることができる。特に、長時間の使用が求められる電池で動作するヘッドフォン等の出力電力が小さい増幅装置において、電力効率をより向上させることができるので実践上、大変有益である。
<本実施形態における作用と効果の検討:その2>
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態に係る増幅装置の作用と効果とについて、定量的に検討する。ここに、図9は、本実施形態に係る低電圧Vbの動作を概念的に示した模式図(図9(a))、並びに、第1比較例に係る低電圧Vbの動作を概念的に示した模式図(図9(b))である。図10は、第2比較例に係る低電圧Vbの動作を概念的に示した模式図である。
尚、この作用と効果の定量的な検討においては、次の3つの条件を満たすことを前提とする。即ち、それら3つの条件とは、(i)高電圧Vaの電源電圧が+1.8Vであること、(ii)負荷インピーダンスが16Ωであること、及び(iii)出力電力が0.1mWであるサイン波を出力することである。また、SI単位としては、「mW」、「Ω」、「Vrms(Voltage root mean square)」、「Arms(Ampere root mean square)」、「V(ボルト:Voltage)」及び「A(アンペア:Ampere)」を用いる。
<第1比較例における電力損失>
先ず、上述した第1比較例における低電圧における電力損失を、図9(b)を参照して、定量的に求める。
<ピーク出力電圧>
この第1比較例におけるピーク出力電圧は、次の式(1)によって示される。
ピーク出力電圧 = 出力電力 / 負荷インピーダンス …… (1)
この式(1)に、出力電力として0.1mWを代入し、負荷インピーダンスとして、16Ωを代入した場合、次の式(1a)が得られる。
ピーク出力電圧 = 0.1mW / 16Ω
= 0.04Vrms=0.0566V …… (1a)
尚、式(1a)中の0.04Vrmsは、0.0001×16の2乗根に相当する。また、0.0566Vは、√2(即ち、2乗根)と0.04との積に相当する。
<出力電流>
このピーク出力電圧における出力電流は、次の式(2)によって示される。
出力電流 = ピーク出力電圧 / 負荷インピーダンス …… (2)
この式(2)に、ピーク出力電圧として、0.04Vrmsを代入し、負荷インピーダンスとして、16Ωを代入した場合、次の式(2a)が得られる。
出力電流 = 0.04Vrms / 16Ω
= 0.0025Arms …… (2a)
尚、式(2a)中の0.0025Armsは、√2(即ち、2乗根)と0.0025Aとの積に相当する。
<出力電流の平均値>
この出力電流の平均値は、次の式(3)によって得られる。
出力電流の平均値 = 2/π × 0.0025Arms
= 2/π × √2 × 0.0025A
= 0.0022504A …… (3)
<電力損失>
ここで、比較例に係る増幅装置における電力損失をPDとし、出力電流の平均による電力損失をPDCとし、出力電力をPoとし、高電圧の電源電圧をVaとし、低電圧Vbの第2電圧をVb2とし、出力電流の平均値をIDCとした場合、電力損失PDは、次の式(4)によって示される。
PD = PDC − Po
={(Va×IDC÷2) + (Vb×IDC÷2)} −Po
…… (4)
この式(4)に、図9(b)に示されるように、Vaとして0.9Vを代入し、IDCとして0.0022504を代入し、Vb=Vb2として0.9Vを代入し、Poとして0.1mWを代入した場合、次の式(4a)が得られる。
PD = PDC − Po
= 2.0253mW − 0.1mW
= 1.9253mW
…… (4a)
これにより、この式(4a)で得られる1.9253mWに、比較例に係る増幅装置のスイッチ素子での損失である約1mWを加算した結果、比較例における電力損失の合計値は、約2.925mWとして算出される。
<本実施形態における電力損失>
ここで、本実施形態における小振幅時における電力損失を、図9(a)を参照して、定量的に求める。
先ず、本願発明者らによる研究によれば、上述した図7等に示されるように、低圧側の第2電圧Vb2として−0.9Vを用いた場合でも、本実施形態に係るドレイン・ソース間電圧Vdsの制御範囲で、出力電圧の実効値Vrmsとして、0.0566Vrms程度を出力可能である。典型的には、第2電圧Vb2である−0.9Vは、出力電力Poとして例えば1mW程度を出力するために必要なピーク出力電圧である0.18Vを得るためにも十分な値であることが判明している。
<電力損失>
本実施形態に係る増幅装置における小振幅時の電力損失をPDとした場合、電力損失PDは上述した式(4)によって示される。式(4)に、図9(a)に示されるように、Vaとして1.8Vを代入し、IDCとして0.0022504を代入し、Vb2として0.9Vを代入し、Poとして0.1mWを代入した場合、次の式(5)が得られる。
PD = PDCplus + PDCminus − Po
≒ 2.0253mW + 1.0127mW − 0.1mW
≒ 2.94mW
…… (5)
これにより、この式(5)で得られる約2.94mWに、本実施形態に係る増幅装置のチャージポンプでの損失である約0.5mWを加算した結果、本実施形態における電力損失の合計値は、約3.44mWとして算出される。
但し、本実施形態においては、上述した比較例と比較して、負極性での出力電流の大きさが半分になるので、比較例に係るスイッチ素子での損失である約1mWの半分である約0.5mWを、本実施形態に係るチャージポンプでの損失として算出している。
<第2比較例における電力損失>
ここで、仮に、第2比較例として、正極性及び負極性の供給電源が、それぞれ1種類の電源電圧として常時、±1.8Vを夫々供給可能である増幅装置について、電力損失を算出する。
第2比較例に係る増幅装置における電力損失をPDとした場合、電力損失PDは式(4)によって与えられる。
この式(4)に、図10に示されるように、Vaとして1.8Vを代入し、IDCとして0.0022504を代入し、Vbとして−1.8Vを代入し、Poとして0.1mWを代入した場合、次の式(6)が得られる。
PD = PDCplus + PDCminus − Po
≒ 2.0253mW + 2.0253mW − 0.1mW
≒ 3.95mW
…… (6)
これにより、式(6)で得られる約2.94mWに、他の比較例に係る増幅装置のチャージポンプでの損失である約0.5mWを加算した結果、他の比較例における電力損失の合計値は、約4.45mWとして算出される。
以上より、本実施形態、第1比較例、及び第2比較例の三者を比較しつつ考察すると、本実施形態における電力損失である約3.44mWは、大振幅と小振幅とで切り替えを行わない第2比較例における電力損失である約4.45mWより、約1mW、即ち、約29%(={(4.45−3.44)/3.44})程度、電力損失が減少している。
他方、本実施形態における電力損失である約3.44mWは、第1比較例における電力損失である約2.925mWより約15%(={(3.44−2.925)/3.44})程度、電力損失が増加している。しかしながら、本実施形態では、上述したように、各出力トランジスタに印加できるゲート・ソース間電圧Vgsが、2.7Vであり、第1比較例における1.8Vより顕著に大きい。これにより、増幅装置を組み込む集積回路の製造プロセスで使用可能なトランジスタの閾値電圧や回路設計の自由度を、第1比較例よりも高くできる。上述したように本実施形態では、出力効率の高い出力トランジスタの増幅動作を実施可能な出力電力の範囲は、約3mW程度に到達するまでの範囲となり、第1比較例に係る約0.2mW程度に到達するまでの範囲より顕著に広いので、電力損失を比較例より顕著に低減することができる。
出力部100Bの各出力トランジスタに印加できるゲート・ソース間電圧Vgsが大きくすることは、大別して次のような利点を有する。即ち、第1に小振幅時の電源電圧を用いた出力トランジスタの増幅動作を実施可能な出力電力の範囲を広げることができる。第2に、高電圧Vaが固定電圧であることより、電力損失が無く、ノイズの発生も低減できる。第3に、出力部100Bにおける高電圧Vaとして、低電圧Vbの第2電圧Vb2より高い電源電圧を使用可能であるので、集積回路の製造プロセスで設計自由度を高くできる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、増幅部100Aに出力部100Bと同じ電源を供給したが、増幅部100Aの電源は、出力部100Bとは別系統にしてもよい。増幅部100Aは出力部100Bと比較して非常に小さな電流しか流れないため、増幅部100Aは出力部100Bと比較して大きな電源電圧で駆動しても消費電力はさほど増加しない。そこで、増幅部100Aに大きな電源電圧を供給し、出力信号Voutの歪特性を改善することが好ましい。
(2)上述した実施形態では、高電圧Vaを固定電圧として、低電圧Vbとして第1電圧Vb1と第2電圧Vb2とを切り替えたが、本発明はこれに限定されるものではなく、低電圧Vbを固定電圧とし、高電圧Vaとして第1電圧Va1、第2電圧Va2を切り替えてもよいことは勿論である。
即ち、電源300において、高電圧Va又は低電圧Vbの一方の電圧が外部から供給される固定電圧であり、固定電圧に基づいて、接地電位を基準として固定電圧の極性を反転させた第1電圧V1と、第1電圧よりも接地電位に近い第2電圧V2とのうちいずれか一つを高電圧又は低電圧の他方の電圧として生成すればよい。そして、制御部200は、 出力信号Voutの振幅に応じて、高電圧Va又は低電圧Vbの他方の電圧を第1電圧V1と第2電圧V2との間で切り替えるように制御すればよい。
本発明は、増幅装置に利用可能である。
1…増幅装置、100A…増幅部、100B…出力部、200…制御部、300…電源、Va…高電圧、Vb…低電圧、Vb1…第1電圧、Vb2…第2電圧、110…pチャネルFET、120…nチャネルFET。

Claims (5)

  1. 入力端子に供給される入力信号を増幅して出力信号を出力端子から出力する増幅装置であって、
    高電圧が供給される高電位電源線と、
    低電圧が供給される低電位電源線と、
    前記高電圧又は前記低電圧の一方の電圧は外部から供給される固定電圧であり、前記固定電圧に基づいて、接地電位を基準として前記固定電圧の極性を反転させた第1電圧と、前記第1電圧よりも接地電位に近い第2電圧とのうちいずれか一つを前記高電圧又は前記低電圧の他方の電圧として生成する電源と、
    前記高電位電源線にソース接地され、前記出力端子と接続されたpチャネルトランジスタと、前記低電位電源線にソース接地され、前記出力端子と接続されたnチャネルトランジスタとを有する出力部と、
    前記入力信号を増幅して、前記pチャネルトランジスタのゲート及び前記nチャネルトランジスタのゲートに供給する増幅部と、
    前記出力信号の信号レベルに応じて、前記高電圧又は前記低電圧の他方の電圧を前記第1電圧と前記第2電圧との間で切り替えるように前記電源を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする増幅装置。
  2. 前記制御部は、
    前記出力信号の信号レベルが所定値を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記出力信号の信号レベルが所定値を超える場合に、前記一方の電圧と前記他方の電圧の電位差が大きくなり、前記出力信号の信号レベルが所定値を超えない場合に、前記一方の電圧と前記他方の電圧の電位差が小さくなるように、前記電源を制御する制御信号を生成する生成部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記生成部は、前記出力信号の信号レベルが前記所定値を超える状態から前記所定値を超えない状態に変化してから所定時間が経過するまでは、前記一方の電圧と前記他方の電圧の電位差を大きくすることを指示する前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の増幅装置。
  4. 前記電源は、前記一方の電圧である前記固定電圧から、前記他方の電圧である前記第1電圧と前記第2電圧とを生成するチャージポンプ回路を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の増幅装置。
  5. 前記固定電圧をVa、前記第1電圧をVb1、前記第2電圧をVb2としたとき、
    Va=−2Vb2、且つ、Va=−Vb1、且つ、前記第2電圧の絶対値を1V以下とすることを特徴とする請求項4に記載の増幅装置。
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