JP2011066722A - 差動型伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成であるにもかかわらず、データ衝突を確実に検知できるデータ衝突検知方法を提供する。
【解決手段】送信データと受信データの間に衝突が生じていない場合でも不一致信号は生成されるが、データ衝突が生じていない時の不一致信号のパルス幅が短いのに対して、データ衝突が生じている時の不一致信号のパルス幅は長い。そこで差動型伝送装置は、伝送路に向けて送信データ信号を送る差動型ライン・ドライバと、伝送路から送られてくる受信データ信号を受ける差動型ライン・レシーバと、送信データ信号の波形と受信データ信号の波形を比較して不一致信号を生成する信号比較部と、信号比較部から転送される不一致信号のパルス幅x1に基づいて送信データと受信データの伝送路上の衝突を判定する判定部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばマルチ型空気調和装置の信号伝送路上において生じるデータ衝突を検知することのできる差動型伝送装置に関する。
一台の室外機ユニットに対し、複数台の室内機ユニットが並列に接続されたマルチ型の空気調和装置が知られている。この装置の各機器間の信号伝送は、省線化を図るためシリアル(直列符号化信号)伝送技術を利用した2本線渡り配線方式が採用されている。この方法により1つのリモコンにより複数台の室内機/室外機の制御が可能になっている(特許文献1、2)。
各機器は、信号伝送を実行するために差動型伝送装置を備えている。この差動型伝送装置は、調歩同期式通信方式(start/stop synchronous communication)を採用している。調歩同期式通信方式とは、通信プロトコルの一つであって、文字データの直前にスタート・ビット(STR)を、また、文字データの直後にストップ・ビット(STP)を送信する伝送方式である。したがって、8ビットの文字データを送るに際して、最低10ビットの文字データを送ることになる。この通信方式は、1文字単位で同期を取る通信方式であるが、各文字を送出するタイミングは任意でよいため、非同期式と呼ばれることも多い。
リモコン、室内機、室外機等の複数の機器(ノード)が一つの伝送路を共有する場合、各ノードは伝送路の「空き」状態を監視しながら伝送路上に通信データを送信する。これには、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection:搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式)が用いられている。ところが、伝送路の状態監視が1バイト長単位で行われると、いずれかのノードがデータ送信を開始してからデータのストップ・ビット(STP)までの間は、伝送路が「使用中」にもかかわらず、「空き」と誤認してしまうことがあった。この問題に対し本発明者等は、特許文献3において、レシーバ出力の電圧変化に基づいて伝送路におけるデータの存在状態を判断することを提案し、問題の解決を図った。
特許第2566323号公報 特開平2−104197号公報 特開2008−227570号公報 特公平3−25061号公報
マルチ型の空気調和装置は、伝送路が長距離(〜2000m)になることもある。そうすると、伝送路の直流抵抗成分の影響により、同時に送信を開始した衝突相手ノードが電気的に遠い距離にある(抵抗値が大)場合、お互いにデータ衝突を検知できないことがある。この場合、送信先の相手ノードがデータ衝突を検知し当該データの読み捨てを行うので応答が返ってこないことがあり、再度、送信動作を行うことで伝送路を無駄遣いすることがある。
この問題に対して特許文献4は解決策を提案しているが、マンチェスタ符号を用いた通信システムに特化されているとともに、変調回路及び復調回路が必要な点で装置構成の簡素化が図れない。
そこで本発明は、より簡易な構成であるにもかかわらず、データ衝突をより確実に検知できる手法を提案することを目的とする。
本発明者等は上記目的のために検討したところ、送信データと受信データの間に衝突が生じていない場合でも後述する不一致信号は検知されるが、データ衝突が生じていない時の不一致信号のパルス幅が短いのに対して、データ衝突が生じている時の不一致信号のパルス幅は長いことを知見した。そこでなされた本発明は、不一致信号のパルス幅でデータ衝突を判定することを要旨とする。
すなわち本発明の差動型伝送装置は、複数のノード間の信号伝送を極性の決められた2本の配線を備えた伝送路に接続され、かつ各ノードに設置されるものであり、伝送路に向けて送信データ信号を送る差動型ライン・ドライバと、伝送路から送られてくる受信データ信号を受ける差動型ライン・レシーバと、差動型ライン・ドライバに送信データ信号を送るとともに、差動型ライン・レシーバが受けた受信データ信号を受けるインターフェースと、を備えており、さらに信号比較部と判定部を備えているところに特徴がある。
この信号比較部は、送信データ信号の波形と受信データ信号の波形を比較して不一致信号を生成する。判定部は、信号比較部から転送される不一致信号のパルス幅に基づいて送信データと受信データの伝送路上の衝突を判定する。
本発明の差動型伝送装置において、信号比較部と判定部の間に、信号比較部で生成される不一致信号の中で、パルス幅が所定値以下の不一致信号を除去するフィルタを備えることが好ましい。判定部における判定処理対象を減じることで、判定部を実現するマイクロコンピュータの負荷を低減できるからである。
上記と同様の理由で、本発明の差動型伝送装置は、送信データと受信データが伝送路上で衝突していると判定部が判定すると、判定部への前記不一致信号の転送が止められることが好ましい。
また本発明の差動型伝送装置において、送信データと受信データが伝送路上で衝突していると判定部が判定すると、他のノードに対して、データ衝突が生じていることを知らしめるためのダミーデータを伝送路に向けて送信することが好ましい。
本発明によれば、送信データ信号の波形と受信データ信号の波形を比較して不一致信号を生成し、この不一致信号より送信データと受信データの伝送路上の衝突を判定するものであるから、簡易な構成であるにもかかわらず、データ衝突をより確実に検知できる。
第1実施形態による空気調和装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態による空気調和装置の各ノード(機器)が備える差動型伝送装置の回路構成を示すブロック図である。 第1実施形態によるデータ衝突の判定に関連する手順を示すフローチャートである。 第1実施形態による不一致信号、判定部に入力される信号(外部割込み入力)及び衝突検知の有効/無効を並べたタイミングチャートである。 実測された送信波形、受信波形及び不一致信号の例を示す図である。 第2実施形態による差動型伝送装置の回路構成を示すブロック図である。 第2実施形態によるデータ衝突の判定に関連する手順を示すフローチャートである。 第2実施形態による不一致信号、判定部に入力される信号(外部割込み入力)及び衝突検知の有効/無効を並べたタイミングチャートである。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は本実施形態による空気調和装置の構成を示しており、同図中、符号1〜6は空調制御用の信号線(2本線渡り配線)、7,8は信号線1〜6に接続されて空調監視・制御を行う信号線(2本線渡り配線)、11〜16は室内機、21〜26は室内機11〜16に各々付属するリモコン、31,32は室外機、41は空調監視盤、10,20はひとつの部屋に設置されて同じ温度設定や運転モードで運転される空調機のグループを示している。なお、信号線1〜8を総称して伝送路ということがある。
室内機11,12と室外機31は、信号線1,3で接続され一体となって空調運転を行い、室内機13〜16と室外機32についても同様に、信号線2,4〜6で接続され一体となって空調運転を行っている。室内機11,12は、それぞれ設定温度に対する室温の偏差を基に必要な空調能力を演算し、室外機31に対して必要な空調能力を常時要求している。この際、要求信号は信号線1,3を伝わって室外機31に送られている。また、室内機13〜16についても同様に、室外機32に対し信号線2,4〜6を介して必要な空調能力を常時要求している。
空調監視盤41は、信号線7,8を介して室内外機間の信号線1〜6につながっているため、上記室内機11〜16から室外機31,32に送られる要求空調能力をこれら室外機31,32と同じように受信でき、室内機11〜16の要求空調能力を常に把握することが可能となっている。
室内機11〜16、リモコン21〜26、室外機31,32及び監視盤41には、図2に示す差動型伝送装置50が設けられている。この差動型伝送装置50は、マイクロコンピュータ60と、ライン・ドライバ/レシーバ回路70と、レシーバ出力選択回路95と、衝突検知部90とを備えている。
マイクロコンピュータ60は、制御部61、インターフェース62、タイマ63、判定部64及びメモリ65を備えている。また、マイクロコンピュータ60は、送信ポートTxD、受信ポートRxD、汎用ポートP1、P2、P3及びPxを備えている。
制御部61は、CPUがメモリ65に記憶されるソフトウェアを解釈、実行することにより、インターフェース62、タイマ63及び判定部64の動作を制御する。具体的にはインターフェース62を介して、データの送・受信の開始、停止を制御する。このデータの送・受信には、判定部64の判定結果に基づいて送信するダミーデータを含む。また、制御部61は、後述する衝突検知の有効・無効を制御する。さらに制御部61は、判定部64の衝突有無の判定結果に基づいて、衝突フラグのオン/オフを制御する。衝突フラグは、メモリ65に記憶される。
タイマ63及び判定部64は、マイクロコンピュータ60に含まれるメモリ65に記憶されるソフトウェアによって動作が実現される。
判定部64は、詳しくは後述するが、衝突検知部90から転送される不一致信号に基づいて、伝送路上でデータ衝突が生じているか否かの判定を行う。
ライン・ドライバ/レシーバ回路70は、差動型ライン・ドライバ/レシーバIC80と差動型ライン・ドライバ/レシーバIC85を備えている。差動型ライン・ドライバ/レシーバIC80は差動型ライン・ドライバ81と差動型ライン・レシーバ82とを備え、差動型ライン・ドライバ/レシーバIC85は差動型ライン・ドライバ86と差動型ライン・レシーバ87を備えている。2つの差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86の出力は互いに異なる極性の端子1Yと2Z,1Zと2Yが接続される。また、2つの差動型ライン・レシーバ82及び差動型ライン・レシーバ87の入力は互いに異なる極性の端子1Aと2B,1Bと2Aが接続される。
差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86は、配線Tによりマイクロコンピュータ60の送信ポートTxDと接続され、送信ポートTxDを介してマイクロコンピュータ60から転送されるデータを受信する。差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86は、伝送路接続端子71を介して伝送路と接続されている。マイクロコンピュータ60から受信したデータは、マイクロコンピュータ60から差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86に対して付与される制御信号DE1,DE2に基づいて、差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86から伝送路に向けて転送される。
差動型ライン・レシーバ82及び差動型ライン・レシーバ87は、配線Rによりマイクロコンピュータ60の受信ポートRxDと接続され、受信ポートRxDを介してマイクロコンピュータ60にデータを転送する。差動型ライン・レシーバ82及び差動型ライン・レシーバ87は、伝送路接続端子71を介して伝送路と接続されている。
2つの差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86、差動型ライン・レシーバ82及び差動型ライン・レシーバ87、並びにマイクロコンピュータ60がデータの送信/受信を行う時、一つの極性に属するドライバ及びレシーバ(例えば差動型ライン・ドライバ81と差動型ライン・レシーバ82)を選択する。その選択(極性切換え)手段として、制御信号DE1,DE2及びCTRLを用いる。
あらかじめ決められたルールに従ってあるノードがデータを送信する。その他のノードはそのデータを受信し、データが正しく受信されたか否かを判断し、正しく受信されなければ逆極性接続と判断し、制御信号CTRLによりレシーバ出力1R,2Rを切り替える。これにより、全てのノードの極性が確定される。データ送信時、マイクロコンピュータ60は、選択された極性に属するドライバを制御信号DE1,DE2により選択し、使用する。
次に、本実施形態の特徴部分である衝突検知部90について説明する。
衝突検知部90は、比較回路91を備える。比較回路91は、マイクロコンピュータ60の送信ポートTDに接続され、送信データ信号を受ける。比較回路91はまた、レシーバ出力選択回路95と接続され、受信データ信号を受ける。比較回路91はマイクロコンピュータ60の外部割込みポートPxに接続されており、比較回路91における比較結果はマイクロコンピュータ60に転送される。
比較回路91は、送信データ信号の波形(送信波形)と受信データ信号の波形(受信波形)を比較し、送信波形の立上り/立下りの位置と受信波形立上り/立下りの位置ずれを検知する。比較回路91は、この位置ずれを排他的論理和により両波形の不一致部分の信号(不一致信号)を生成する。衝突検知部90は、生成した不一致信号をマイクロコンピュータ60に送る。
図5は、送信データと受信データに衝突が生じていない期間Aと、送信データと受信データに衝突(以下、データ衝突)が生じる期間Bが続いているときの、送信波形、受信波形及び不一致信号の実例を示している。データ衝突の有無にかかわらず不一致信号は検知されるが、データ衝突が生じていない時の不一致信号のパルス幅が短いのに対して、データ衝突が生じている時の不一致信号のパルス幅は長いことがわかる。したがって、不一致信号の長短を判断することにより、データ衝突が生じているか否かの判定ができる。
マイクロコンピュータ60は、外部割込みポートPxを介して受けた不一致信号のパルス幅(時間)が予め定められたx1(μs.)以上であるか否かを判断する。つまり、判定部64は、不一致信号のパルス幅(時間)がx1(μs.)以上であるならば、データ衝突が生じていると判定する。
判定部64がなしたデータ衝突の判定結果は、制御部61に送られる。制御部61は、この判定結果に基づいて、データ送信を中断する。
以上の差動型伝送装置50が行うデータ衝突の判定に関連する手順を図3、図4を参照しながら説明する。この手順は、差動型伝送装置50が行うデータ送信に伴って進められる。
差動型伝送装置50が他のノードに対してデータ転送を開始する際(1バイト目のデータ送信時)に、制御部61は衝突検知を有効にし(図3 S101)、外部割込みポートPxを介するマイクロコンピュータ60(判定部64)のへの衝突検知部90からの不一致信号の転送を許可する。この際、衝突フラグをクリア(1はゼロに、ゼロはそのままゼロに)しておく。
他のノードに対するデータ送信が開始される(図3 S103)と、衝突検知部90(比較回路91)は送信データと受信データを比較する(図3 S105)。この比較は、上述したように、送信波形の立上り/立下りの位置と受信波形立上り/立下りの位置ずれに基づいて、不一致信号を生成するものである。衝突検知部90は、生成した不一致信号をマイクロコンピュータ60の判定部64に転送する。
不一致信号を受けた判定部64は、不一致信号のパルス幅(時間)がx1(μs.)以上の場合には、データ衝突が生じているものと判定する(図3 S107)。そうすると、この判定結果を受けた制御部61は、衝突検知を無効にし(図3 S109)、それ以降に不一致信号がマイクロコンピュータ60に送られるのを止める。データ衝突が生じていることが判定された後は、さらに判定を行う実益がないので、マイクロコンピュータ60の無用な負荷を防ぐために、不一致信号が送られるのを止めるのである。
図4は、不一致信号、判定部64に入力される信号(外部割込み入力)及び衝突検知の有効/無効を時系列で並べたタイミングチャートの例である。
図4の例は、衝突検知を有効にした後に不一致信号が生成されているが、6つ目のパルスまではパルス幅がx1(μs.)未満である。この間、衝突検知は有効のままである。
7つ目のパルスで示される不一致信号は、パルス幅がx1(μs.)以上であるので、衝突検知は無効となる。そうすると、それ以降に不一致信号は生成されるものの、マイクロコンピュータ60への転送が止められるので、外部割込み入力とはならない。図4の外部割込み入力の欄の点線はこのことを示している。
また、衝突が発生した旨(不一致信号の幅がx1(μs.)以上)の判定結果を受けた制御部61は、衝突が発生していることを示すフラグを立て(衝突フラグ=1,(図3 S111)、手順は次のステップS113に進む。
不一致信号を受けた判定部64は、不一致信号のパルス幅(時間)がx1(μs.)未満の場合(図3 107)には、次のステップS113に進む。
ステップS113において、制御部61は衝突フラグが1か否(0)かを判断し(図3 S113)、衝突フラグが1であれば、以後のデータ衝突を回避するために、制御部61はデータ送信を中断する(図3 S115)。次いで、制御部61は、送信ポートTxDを介して伝送路上にダミーデータを送信する(図3 S117)。このダミーデータは、他のノードに対して、データ衝突が生じていることを知らしめるために送信される。制御部61は、ダミーデータ送信以外のデータ送信をタイマ63に基づく所定時間だけ待機した後(図3 S119)に、ステップS101に戻り、再度、衝突検知を有効にして、送信動作を行う。
ステップS113において、衝突フラグがゼロであれば、データ衝突は生じていないものと判断し、衝突検知の手順を終了する。ステップS103で始まったデータ送信は完了する。
以上説明したように、差動型伝送装置50は、送信データと受信データの不一致信号の幅でデータ衝突が生じていることを確実に検知できる。しかもこの検知は、送信データと受信データの比較、及び、不一致信号の幅を判定するものであり、特に不一致信号の判定はソフトウェアとして処理することもできるので、簡易な装置構成で足りる。
<第2実施形態>
第1実施形態による差動型伝送装置50は、衝突検知部90(比較回路91)で生成される不一致信号の全てをマイクロコンピュータ60に転送する。マイクロコンピュータ60(判定部64)は、転送される全ての不一致信号について判定処理を行うので、負荷が大きくなる。そこで、第2実施形態による差動型伝送装置100は、この負担を軽減するハード的な構成を設ける。この構成は、図6に示すように、比較回路91の後段側に設けられるフィルタ92である。なお、図2と同じ構成については、図6に同じ符号を付して説明を省略する。
このフィルタ92は、比較回路91で生成される不一致信号の中から、パルス幅の小さいものを除去する。そうするとこにより、例えば図8に示すように、パルス幅がx2(μs.)以下の不一致信号(点線で示す)は、外部割込み入力としてマイクロコンピュータ60へ転送されるのが阻止される。
フィルタ92を備える差動型伝送装置100のデータ衝突の判定に関連する手順は、図7に示すように、第1実施形態にステップS106が追加されたものとなる。つまり、ステップS105において生成されるx2(μs.)以下のパルス幅の不一致信号を、ステップS106で除去する。したがって、マイクロコンピュータ60(判定部64)には、パルス幅がx2(μs.)を超える不一致信号だけが、送られる。次のステップS107では、パルス幅がx2(μs.)を超える不一致信号について、さらにパルス幅がx1(μs.)を超えるか否かの判断がなされる。なお、図3と同じ部分には、同じ符号を図7に付して説明を省略する。
以上の第2実施形態による差動型伝送装置100は、差動型伝送装置50と同様の効果を実現するのに加えて、マイクロコンピュータ60の処理負荷が軽減される利点がある。
なお、以上の実施形態では、2つの差動型ライン・ドライバ81及び差動型ライン・ドライバ86、2つの差動型ライン・レシーバ82及び差動型ライン・レシーバ87を備えているが、本発明は1組の差動型ライン・ドライバと差動型ライン・レシーバを備える差動型伝送装置について適用できることは言うまでもない。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1〜8…信号線、11〜16…室内機、21〜26…リモコン、31,32…室外機
50,100…差動型伝送装置
60…マイクロコンピュータ
61…制御部、62…インターフェース、63…タイマ、64…判定部
70…ライン・ドライバ/レシーバ回路
80,85…差動型ライン・ドライバ/レシーバIC
81,86…差動型ライン・ドライバ、82,87…差動型ライン・レシーバ
90…衝突検知部
91…比較回路、92…フィルタ
95…レシーバ出力選択回路

Claims (4)

  1. 複数のノード間の信号伝送を極性の決められた2本の配線を備えた伝送路に接続され、前記各ノードに設置される差動型伝送装置において、
    前記伝送路に向けて送信データ信号を送る差動型ライン・ドライバと、
    前記伝送路から送られてくる受信データ信号を受ける差動型ライン・レシーバと、
    差動型ライン・ドライバに前記送信データ信号を送るとともに、前記差動型ライン・レシーバが受けた前記受信データ信号を受けるインターフェースと、
    前記送信データ信号の波形と前記受信データ信号の波形を比較して不一致信号を生成する信号比較部と、
    前記信号比較部から転送される前記不一致信号のパルス幅x1に基づいて前記送信データと前記受信データの前記伝送路上の衝突を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする差動型伝送装置。
  2. 前記信号比較部と前記判定部の間にフィルタを備え、
    前記フィルタは、前記信号比較部で生成される前記不一致信号の中で、パルス幅が所定値x2以下の前記不一致信号を除去する請求項1に記載の差動型伝送装置。
  3. 前記送信データと前記受信データが前記伝送路上で衝突していると前記判定部が判定すると、
    前記判定部への前記不一致信号の転送が止められる請求項1又は2に記載の差動型伝送装置。
  4. 前記送信データと前記受信データが前記伝送路上で衝突していると前記判定部が判定すると、
    他の前記ノードに対して、データ衝突が生じていることを知らしめるためのダミーデータが前記伝送路に向けて送信される請求項1〜3のいずれか一項に記載の差動型伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109373542A (zh) * 2018-10-09 2019-02-22 广东美的制冷设备有限公司 一拖多空调器及其控制方法、装置和计算机可读存储介质

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