JP2011065617A - コマンド予測システム、コマンド予測方法 - Google Patents

コマンド予測システム、コマンド予測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンピュータ支援設計(CAD)システムのコマンド入力の効率向上。
【解決手段】 ユーザーがコンピュータ支援設計(CAD)システムを操作する毎に、当該操作状況において入力されたコマンドの履歴と入力頻度とを記録する。コマンド入力する際には、CADシステムの操作状況を基に記録を参照し、ユーザーが入力する可能性の高いコマンド候補を、ユーザーが選択しやすい位置に表示することで、コマンド入力効率を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コマンド予測システム、コマンド予測方法に関し、特にコンピュータ支援設計(CAD)システムのコマンド予測に関する。
製造業においてコンピュータ支援設計(CAD)システムが広く用いられている。CADシステムは、自動車や航空機など幅広い分野に応用できる。
CADシステムは、コンピュータ支援製造(CAM)機能やコンピュータ支援工学(CAE)機能などが付加され、多機能になっている。このため、コマンドの数が膨大になり、ユーザーが所望のコマンドを見つけにくくなっている。
これを解決するために、従来、同時に用いられやすいコマンド群をまとめて表示させる技術が提案されている。
参考技術として、設計データの作成開始から完成までの作成段階に応じて、よく使用するコマンドを他のコマンドよりも優先的に表示できるシステムが提案されている。
特許第4197328号
しかしながら、CAD作業においては、一つの作成段階で使用されるコマンドは一般に10個以上あり、そのなかから所望の一つのコマンドを見つける必要があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することができるシステム、方法を提供することを目的とする。
本発明のコマンド予測システムは、コンピュータ支援設計(CAD)システムの入力コマンドを予測するシステムであって、CADシステムの操作状況に対応付けて、当該操作状況において入力されたコマンドの履歴と入力頻度とを記録しているコマンドデータベースと、CADシステムから前記操作状況を取得する取得部と、前記操作状況に対応するコマンドの1履歴を前記コマンドデータベースから検索する検索部と、検索された前記履歴に含まれるコマンドを、入力頻度順に並べ、所定のコマンド候補を判定する判定部と、前記コマンド候補をCADシステムに表示する表示部と、前記取得部で取得した入力コマンドを基にしてコマンドデータベースを更新する計算部とを備える。
本発明のコマンド予測方法は、情報処理装置によって、コンピュータ支援設計(CAD)システムの入力コマンドを予測する方法であって、前記情報処理装置は、CADシステムの操作状況に対応付けて、当該操作状況において入力されたコマンドの履歴と入力頻度とを記録しているコマンドデータベースを有し、CADシステムから前記操作状況を取得する取得段階と、前記操作状況に対応するコマンドの履歴を前記コマンドデータベースから検索する検索段階と、検索された前記履歴に含まれるコマンドを、入力頻度順に並べ、所定のコマンド候補を判定する判定段階と、前記コマンド候補をCADシステムに表示する表示段階と、前記取得段階で取得した入力コマンドを基にしてコマンドデータベースを更新する計算段階とを備える。
本発明によれば、CADシステムの操作状況に応じて、ユーザーが入力する可能性の高いコマンドを予測することができる。これによってコマンド入力の効率を改善することができる。
以下、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
[1.実施形態のシステム構成]
[2.情報処理装置の構成例]
[3.コマンド予測処理]
[4.実施の形態の効果]
[1.実施の形態のシステム構成]
図1は、コマンド予測システムの機能構成を示す。
コマンド予測システムは、CADシステム1と、取得部2と、検索部3と、コマンドデータベース4と、判定部5と、表示部6と、計算部7とを備える。CADシステム1は、設計データを編集する。
取得部2は、CADシステム1上でポインティングデバイスにより指示された操作状況を取得する。操作状況とは、例えば、設計データの面部分、稜線部分、面取り部分などをポインティングデバイスにより指示することである。
検索部3は、取得部2によって取得されたCADシステム1の操作状況に応じ、コマンド履歴をコマンドデータベース4から検索する。コマンドデータベース4は、CADシステム1の操作状況に対応付けて、入力されたコマンドの履歴と入力頻度とを記録している。
判定部5は、検索されたコマンド履歴と入力頻度とに基づいて、コマンドを入力頻度順に並べ、CADシステム1の操作状況に応じて、入力される可能性の高い2〜5個のコマンド候補を判定する。表示部6は、判定部5で判定されたコマンド候補をCADシステム1上のポインティングデバイス近傍に表示する。
計算部7は、取得部2により取得された入力コマンドと、判定部5で取得された入力頻度に基づいて、入力頻度を計算し、コマンドデータベース4を更新する。
[2.情報処理装置の構成例]
図2に、コマンド予測システムとして機能する情報処理装置の構成例を示す。
図2においてCPU50は、起動されたプログラムに基づいて各部の制御や演算処理を行う。例えばユーザーに対する入出力動作、HDD(ハードディスクドライブ)制御、ネットワークを介した通信動作、記録メディアの記録再生制御などを行う。
CPU50はバスを介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。メモリ51には、CPU50の動作プログラム等が記憶される。
入力部52は、キーボード、マウス等の入力デバイスであって、ユーザーが各種操作入力やデータ入力を行う。入力された情報は、CPU50に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU50は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。表示部53は、ユーザーに対して各種情報表示を行う。HDD(Hard Disk Drive)54は、各種プログラムの格納やその他の各種データ格納などとして使用される。
メディアドライブ55は、記録メディア57に対して記録再生を行う。記録メディア57としては、光ディスクやフラッシュメモリを内蔵したメモリカードなどが想定される。
通信処理部インターフェース56は、送信データをネットワークを介して他の機器に送信する。また外部機器から送信されてきた信号を受け取り、CPU50に転送する。
[3.コマンド予測処理]
コマンド予測処理について説明する。図3にコマンド予測処理の流れを示す。
ステップF101において、ユーザーはCADシステム1上でポインティングデバイスにより設計データの面部分、稜線部分、面取り部分などの編集を施したい部分を指示する。
ステップF102において、取得部2はCADシステム1上でポインティングデバイスにより指示された操作状況を取得する。
ステップF103において、取得部2によって取得されたCADシステム1の操作状況に応じた、コマンド履歴をコマンドデータベース4から検索する。
ステップF104において、コマンドデータベース4に操作状況に応じたコマンド履歴があるかどうか判別処理を行う。ステップF104において、該当するデータが有る場合は、ステップF105に進める。
ステップF105において、判定部5は、コマンドデータベース4に記録されたコマンド履歴と入力頻度を読み込む。ステップF106において、入力頻度が高い順に2〜5個のコマンド候補を判定する。
ステップF107において、ステップF106で判定されたコマンド候補をCADシステム1上のポインティングデバイス近傍に表示する。ステップF108において、ユーザーはCADシステム1上で、F107で表示されたコマンド候補のなかからコマンドを入力する。あるいは、コマンド候補以外のコマンドを入力してもよい。
ステップF109において、取得部2は入力されたコマンドを取得する。ステップF110において、取得部2により取得された入力コマンドと、判定部5で取得された入力頻度に基づいて、入力頻度を計算し、コマンドデータベース4を更新する。
以上の処理を、ユーザーが操作する毎に、CAD作業を終了するまで行い、コマンド予測が行われる。
図4に、コマンドデータベース4の例を示す。コマンドデータベース4は、XML(eXtensible Markup Language)形式による。
例えば、ユーザーがCADシステム1上でポインティングデバイスにより面部分を指示した後に入力されたコマンドの履歴と入力頻度は、<seltype type=”FACES”><cmd count=”22”>InsertPlane</cmd></seltype>という形式で記録される。また、操作状況に応じたコマンド履歴を検索する場合は、前記<seltype>欄を参照し、該当するコマンド履歴と入力頻度とを取得する。
図5は、CADシステム1の画面の表示例を示す。CADシステム1は、部品を設計するための設計画面20を表示する。設計画面20は、設計対象を表示する設計データビュー21と、コマンド候補を表示するコマンドバー22とを含む。コマンドバーは、ポインティングデバイス近傍に表示されてもよい。表示部6は、コマンド候補をコマンドバー22内に表示することにより、当該コマンドを他のコマンドより選択しやすい位置に表示する。更に、コマンドバー22は、ポインティングデバイス近傍に表示されてユーザーがコマンドを入力し易い。その他のコマンドは、設計画面20の上部左に設けられた「メニュー」アイコンを選択することによりプルダウンメニュー中に表示される。
[4.実施の形態の効果]
以上の実施の形態によれば、CADシステムにおいて設計データを編集する場合に、ユーザーが入力する可能性の高いコマンドを予測することができる。更に、そのデータを他のコマンドよりも選択しやすい位置に表示することができる。これによってコマンド入力の効率を改善することができる。
コマンド予測システムの機能構成である。 コマンド予測システムとして機能する情報処理装置の構成例である。 コマンド予測処理の流れである。 コマンドデータベースの一例である。 CADシステムの画面の表示例である。
1 CADシステム
2 取得部
3 検索部
4 コマンドデータベース
5 判定部
6 表示部
7 計算部
20 設計画面
21 設計データビュー
22 コマンドバー
50 CPU
51 メモリ
52 入力部
53 表示部
54 HDD
55 メディアドライブ
56 通信インターフェース
57 記録メディア

Claims (2)

  1. コンピュータ支援設計(CAD)システムの入力コマンドを予測するシステムであって、 CADシステムの操作状況に対応付けて、当該操作状況において入力されたコマンドの 履歴と入力頻度とを記録しているコマンドデータベースと、CADシステムから前記操作状況を取得する取得部と、前記操作状況に対応するコマンドの履歴を前記コマンドデータベースから検索する検索部と、検索された前記履歴に含まれるコマンドを、入力頻度順に並べ、所定のコマンド候補を判定する判定部と、前記コマンド候補をCADシステムに表示する表示部と、前記取得部で取得した入力コマンドを基にしてコマンドデータベースを更新する計算部とを備えるシステム。
  2. 情報処理装置によって、コンピュータ支援設計(CAD)システムの入力コマンドを 予測する方法であって、前記情報処理装置は、CADシステムの操作状況に対応付けて、当該操作状況において入力されたコマンドの履歴と入力頻度とを記録しているコマンドデータベースを有し、CADシステムから前記操作状況を取得する取得段階と、前記操作状況に対応するコマンドの履歴を前記コマンドデータベースから検索する検索段階と、検索された前記履歴に含まれるコマンドを、入力頻度順に並べ所定のコマンド候補を判定する判定段階と、前記コマンド候補をCADシステ ムに表示する表示段階と、前記取得段階で取得した入力コマンドを基にしてコマンドデータベースを更新する計算段階とを備える方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016503218A (ja) * 2013-01-11 2016-02-01 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー 生産性アプリケーションのための予測コンテキストツールバー

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