JP2011064874A - 光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル及び光ファイバコード - Google Patents

光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル及び光ファイバコード Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルの特性や作業性に優れていると共にケーブルの細径化に適し、しかも、複数の光ファイバの端末部を正規の配列に容易に揃えることができる。
【解決手段】複数の光ファイバ心線2の隣り合うもの同士がテープ長さ方向Lに間欠的に連結部3によって連結され、且つ、各連結部3がテープ幅方向Wに重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線1Aであって、光ファイバ心線2の本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向Lに連続して設ける(N−1)個の連結部3によって全ての光ファイバ心線2間を連結する一定の連結パターンが周期的に繰り返され、一定の連結パターンは、テープ幅方向Wの最も端に位置する連結部3を基準とすると、それ以降の連結部3が同一周期内のそれまでに連結されなかった光ファイバ心線2間の内で最も遠くに位置する光ファイバ心線2間を順次連結する配列である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結された光ファイバテープ心線、これを用いた光ファイバケーブル及び光ファイバコードに関する。
この種の従来例の光ファイバテープ心線としては、図8に示すものが提案されている(特許文献1参照)。この光ファイバテープ心線50は、図8に示すように、複数本の光ファイバ51の全てがテープ長さ方向Lに間欠的に配置された一括連結部52によって連結されている。つまり、隣り合う光ファイバ51間の全ては、テープ長さ方向Lの同じ位置で一括して連結されている。
この光ファイバテープ心線50では、テープ長さ方向Lの同じ位置で一括して連結されているため、テープ幅方向Wの変形性、柔軟性に劣り、又、分離性も劣る。そのため、ケーブルの特性や作業性が劣ったり、ケーブルの細径化に適していない。
一方、他の従来例の光ファイバテープ心線としては、図9に示すものがある(特許文献2参照)。この光ファイバテープ心線60は、図9に示すように、複数本の光ファイバ61の隣り合うもの同士がテープ長さ方向Lに間欠的に配置された複数の連結部62によって連結されている。異なる光ファイバ61間を連結する各連結部62は、テープ幅方向Wに重ならない位置に設定されている。
この光ファイバテープ心線60では、各連結部62がテープ幅方向Wに重ならないため、テープ幅方向Wの変形性、柔軟性に優れ、又、分離性も優れている。そのため、ケーブルの特性や作業性に優れていると共にケーブルの細径化に適している。
特開2005−114830号公報 特許第4143651号公報
しかしながら、他の従来例の光ファイバテープ心線60にあっては、異なる光ファイバ61間を連結する各連結部62がテープ長さ方向Lにシフトした位置に位置するため、光ファイバ61の端末部を正規の配列で揃える作業が次の理由により面倒であり、端末での一括接続作業性が悪いという問題がある。
つまり、複数本の光ファイバ61の端末部の整列作業は、図10に示すように、複数の連結部62を含む領域E2で全ての光ファイバ61を平らな部材(例えば板、フェルト)や作業者の指で挟み込み、この挟み込んだ領域E2をテープ長さ方向Lに移動させることによって行うのが一般的である。ここで、例えば3箇所の連結部62を含む領域E2を挟み込んだとすると、挟み込んだ連結部62で連結される光ファイバ61の本数が4本であり、全体本数8本の半分しか初期時に整列しない。従って、その後の整列本数が多く、整列作業性が悪い。
又、光ファイバテープ心線60の一部領域E2を挟み込んだ場合に、最も安定する位置は連結部62の位置であるので、挟み込んだ領域E2をテープ長さ方向Lに移動させる際に、安定位置である連結部62を中心に力が伝搬されることになる。そして、この伝搬する力のベクトルは、図11にて破線矢印で示すように、テープ長さ方向Lに対して傾斜する方向となるため、この伝搬力によってテープ幅方向Wへの曲がりが発生する。具体的には、図11の力のベクトルをテープ長さ方向Lとテープ幅方向Wのベクトル成分に分けた場合に、テープ幅方向Wのベクトル成分の方向に向かって曲がりが発生する。
テープ幅方向Wへの曲がりは各光ファイバ61間の線長差を生み、結果的に整列に支障を来す。以上によって、光ファイバ61の端末部を正規の配列で揃える作業が面倒である。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ケーブルの特性や作業性に優れていると共にケーブルの細径化に適し、しかも、複数の光ファイバの端末部を正規の配列に容易に揃えることができ、端末での一括接続作業性が良い光ファイバテープ心線、これを用いた光ファイバケーブル及び光ファイバコードを提供することを目的とする。
第1の発明は、複数の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結部によって連結され、且つ、異なる前記光ファイバ間を連結する前記各連結部がテープ幅方向に重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線であって、前記光ファイバの本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向に連続して設ける(N−1)個の前記連結部によって全ての前記光ファイバ間を連結する一定の連結パターンが繰り返され、前記一定の連結パターンは、テープ幅方向の最も端に位置する前記連結部を基準とすると、それ以降の前記連結部が同一周期内のそれまでに連結されなかった前記光ファイバ間の内で最も遠くに位置する前記光ファイバ間を順次連結する配列であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
第2の発明は、複数の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結部によって連結され、且つ、異なる前記光ファイバ間を連結する前記各連結部がテープ幅方向に重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線であって、前記光ファイバの本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向に連続して設ける(N−1)個の前記連結部によって全ての前記光ファイバ間を連結する一定の連結パターンが繰り返され、前記一定の連結パターンは、n番目(1<n≦N)の前記連結部が、(n−1)番目までに連結されなかった前記光ファイバが存在する場合には、(n−1)番目までに連結されなかった前記光ファイバ同士を連結し、(n−1)番目までに連結されなかった前記光ファイバが存在しない場合には、(n−1)番目までに連結された前記光ファイバ同士を連結する配列であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
第3の発明は、複数の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結部によって連結され、且つ、異なる前記光ファイバ間を連結する前記各連結部がテープ幅方向に重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線であって、前記光ファイバの本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向に連続して設ける(N−1)個の前記連結部によって全ての前記光ファイバ間を連結する一定の連結パターンが繰り返され、前記一定の連結パターンは、複数の連結部を含むテープ長さ方向の領域で全ての前記光ファイバを挟み込み、挟み込んだ領域をテープ長さ方向に移動し、この移動時に複数の前記連結部を中心に力が伝搬し、この伝搬する力のベクトルの合力がほぼテープ長さ方向となる配列であることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
また、これら各光ファイバテープ心線を使用した光ファイバケーブル又は光ファイバコードである。
各発明によれば、ケーブルの特性や作業性に優れていると共にケーブルの細径化に適し、しかも、複数の光ファイバの端末部を正規の配列に容易に揃えることができ、端末での一括接続作業性が良い光ファイバテープ心線、これを用いた光ファイバケーブル及び光ファイバコードを提供できる。
本発明の第1実施形態を示し、は光ファイバテープ心線の平面図である。 本発明の第1実施形態を示し、光ファイバテープ心線の一部領域を平らな部材等で挟み込んだ状態を示す平面図である。 本発明の第1実施形態を示し、挟み込んだ領域をテープ長さ方向に移動させた場合に伝搬する力のベクトルを表示した平面図である。 本発明の第2実施形態を示し、光ファイバテープ心線の平面図である。 本発明の第3実施形態を示し、光ファイバテープ心線の平面図である。 本発明の第4実施形態を示し、光ファイバテープ心線の平面図である。 本発明の第4実施形態を示し、光ファイバテープ心線の一部領域を平らな部材等で挟み込んだ状態を示す平面図である。 従来例の光ファイバテープ心線の斜視図である。 他の従来例の光ファイバテープ心線の斜視図である。 他の従来例に係る光ファイバテープ心線の一部領域を平らな部材等で挟み込んだ状態を示す平面図である。 他の従来例に係る光ファイバテープ心線の一部領域を挟み込み、挟み込んだ領域をテープ長さ方向に移動させた場合に伝搬する力のベクトルを表示した平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は光ファイバテープ心線1Aの平面図、図2は光ファイバテープ心線1Aの一部領域E1を平らな部材で挟み込んだ状態を示す平面図、図3は挟み込んだ領域E1をテープ長さ方向Lに移動させた場合に伝搬する力のベクトルを表示した平面図である。
図1において、光ファイバテープ心線1Aは、8心であり、8本の光ファイバである光ファイバ心線2より構成されている。8本の光ファイバ心線2は、隣り合うもの同士が並列で、且つ、密接状態で並べられている。
8本の光ファイバ心線2の隣り合うもの同士は、テープ長さ方向Lに複数の連結部3によって間欠的にそれぞれ連結されている。各連結部3は、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等によって形成されている。異なる光ファイバ心線2間を連結する各連結部3は、テープ幅方向Wに重ならない位置で、且つ、一定の連結パターンによって設けられている。
一定の連結パターンは、テープ長さ方向Lに連続して設けられる7個の連結部3が1周期とされている。つまり、この実施形態では、光ファイバ心線2の本数が8本であることから7個の連結部3によって全ての光ファイバ心線2間を連結できるため、7個の連結部3が1周期とされる。そして、一定の連結パターンが連続的に繰り返されている。
一定の連結パターンは、テープ幅方向Wの最も端に位置する連結部3を基準とすると、それ以降の連結部3が同一周期内のそれまでに連結されなかった光ファイバ心線2間の内で最も遠くに位置する光ファイバ心線2間を順次連結する配列とされている。
このように構成された間欠固定の光ファイバテープ心線1Aを用いて光ファイバケーブル(図示せず)や光ファイバコード(図示せず)が作製される。
上記構成の光ファイバテープ心線1A、これを用いた光ファイバケーブル(図示せず)及び光ファイバコード(図示せず)によれば、8本の光ファイバ心線2間が連結部3によって間欠固定され、各連結部3がテープ幅方向Wに重ならない位置に配置されているため、テープ幅方向Wの変形性、柔軟性に優れ、又、分離性にも優れている。
また、8本の光ファイバ心線2の端末部を正規の配列で揃える場合、図2に示すように、例えば3箇所の連結部3を含むテープ長さ方向Lの領域E1で全ての光ファイバ心線2を平らな部材(例えば板、フェルト)や作業者の指等で挟み込むが、挟み込んだ連結部3で連結される光ファイバ心線2の本数が5本と従来例より初期時の整列本数が多い。従って、その後の整列本数が少なく、整列作業性が良い。
全ての光ファイバ心線2を挟み込んだ後、挟み込んだ領域E1をテープ長さ方向Lに移動させるが、最も安定する位置は連結部3の位置であるので、挟み込んだ領域E1をテープ長さ方向Lに移動させる際に、図3にて破線矢印で示すように、安定位置となる連結部3を中心に力が伝搬されることになり、この伝搬する力のベクトルの合力が光ファイバテープ心線1Aのほぼテープ長さ方向になるため、この伝搬力によってテープ幅方向Wへの曲がりが発生せず、曲がりによる各光ファイバ心線2間の線長差を生み出さない。
以上より、ケーブルの特性や作業性に優れていると共にケーブルの細径化に適し、しかも、複数の光ファイバ心線2の端末部を正規の配列に容易に揃えることができ、端末での一括接続作業性が良い。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態を示し、図4は光ファイバテープ心線1Bの平面図である。
図4に示すように、この第2実施形態の光ファイバテープ心線1Bは、前記第1実施形態のものと比較するに、光ファイバの構成のみが相違する。
つまり、光ファイバテープ心線1Bは、16心であり、8本の光ファイバであるテープ心線10より構成されている。各テープ心線10は、2本の光ファイバ心線(図示せず)とこれを長さ方向の全域で被覆する外被とから構成されている。つまり、各テープ心線10は、2心の一体型のテープ心線である。
8本のテープ心線10の隣り合うもの同士は、前記第1実施形態と同様に、複数の連結部13によって間欠的にそれぞれ連結されている。そして、連結部13の連結パターンも第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
このように構成された間欠固定の光ファイバテープ心線1Bを用いて光ファイバケーブル(図示せず)や光ファイバコード(図示せず)が作製される。
上記構成の光ファイバテープ心線1B、これを用いた光ファイバケーブル(図示せず)及び光ファイバコード(図示せず)によれば、前記第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
(第3実施形態)
図5は本発明の第3実施形態を示し、光ファイバテープ心線1Cの平面図である。
図5に示すように、この第3実施形態の光ファイバテープ心線1Cは、前記第1実施形態のものと比較するに、光ファイバの構成のみが相違する。
つまり、光ファイバテープ心線1Cは、32心であり、8本の光ファイバであるテープ心線20より構成されている。各テープ心線20は、小ピッチで間欠固定された4本の光ファイバ心線2から構成されている。光ファイバ心線2の隣り合うもの同士は、その長さ方向に間欠的に小ピッチ連結部21によって連結されている。この間欠固定のピッチは、P1である。
8本のテープ心線20の隣り合う同士も、テープ長さ方向Lに連結部である大ピッチ連結部22によって連結されている。この間欠固定のピッチは、P2である。P2は、P1より大きく設定されている。
各小ピッチ連結部21と各大ピッチ連結部22は、光ファイバテープ心線1Cの長さ方向の位置がシフトした位置に設けられている。図5では、各小ピッチ連結部21と各大ピッチ連結部22の相違を視覚上で明確化するため、大ピッチ連結部22はハッチング表示してある。
そして、大ピッチ連結部22の連結パターンは、第1実施形態と同様のパターンで配置されている。重複説明を回避するため、説明を省略する。
このように構成された間欠固定の光ファイバテープ心線1Cを用いて光ファイバケーブル(図示せず)や光ファイバコード(図示せず)が作製される。
上記構成の光ファイバテープ心線1C、これを用いた光ファイバケーブル(図示せず)及び光ファイバコード(図示せず)によれば、前記第1実施形態と略同様の作用・効果が得られる。
ここで、光ファイバテープ心線1Cの一部領域を挟み込んでテープ長さ方向Lに移動させる際に、安定位置となる大ピッチ連結部22のみならず小ピッチ連結部21においても力が伝搬される。しかし、各テープ心線20内の光ファイバ心線2間は小ピッチ連結部21で連結されているため、各テープ心線20はほぼ一体とみなすことができる。従って、小ピッチ連結部21を中心に伝搬される力のベクトルは、テープ幅方向Wへの曲がりの要因としては配慮しなくて良い。
つまり、光ファイバテープ心線1Cの一部領域を挟み込んでテープ長さ方向Lに移動させる際に、図5にて破線矢印で示すように、大ピッチ連結部22を中心に力が伝搬される。この力のベクトルは、前記第1実施形態と同様の向きであり、この伝搬する力のベクトルの合力が光ファイバテープ心線1Cのほぼ長さ方向になるため、この伝搬力によってテープ幅方向Wへの曲がりが発生せず、曲がりによる各光ファイバ心線2間の線長差を生み出さない。
(第4実施形態)
図6及び図7は本発明の第4実施形態を示し、図6は光ファイバテープ心線1Dの平面図、図7は光ファイバテープ心線1Dの一部領域E1を平らな部材で挟み込んだ状態を示す平面図である。
図6において、光ファイバテープ心線1Dは、8心であり、8本の光ファイバである光ファイバ心線2より構成されている。8本の光ファイバ心線2は、隣り合うもの同士が並列で、且つ、密接状態で並べられている。
8本の光ファイバ心線2の隣り合うもの同士は、前記第1実施形態と同様に、テープ長さ方向Lに複数の連結部3によって間欠的に連結され、且つ、複数の連結部3が一定の連結パターンによって配置されている。しかし、その一定の連結パターンの構成が相違する。
つまり、一定の連結パターンは、n番目(1<n≦8)の連結部3が、(n−1)番目までに連結されなかった光ファイバ心線2が存在する場合には、(n−1)番目までに連結されなかった光ファイバ心線2同士を連結し、(n−1)番目までに連結されなかった光ファイバ心線2が存在しない場合には、(n−1)番目までに連結された光ファイバ心線2同士を連結する配列とされている。
詳細には、図6において、光ファイバ心線2を上から順番に番号を付すと、4番目の連結部3までは、連結されていない光ファイバ心線2同士を連結するべく、符号1と符号2の光ファイバ心線2間、符号3と符号4の光ファイバ心線2間、符号5と符号6の光ファイバ心線2間、符号7と符号8の光ファイバ心線2間をこの順番でそれぞれ連結している。これ以降は、連結されていない光ファイバ心線2が存在しないため、符号2と符号3の光ファイバ心線2間、符号4と符号5の光ファイバ心線2間、符号7と符号8の光ファイバ心線2間をこの順番でそれぞれ連結している。これにより、隣り合う連結部3の間隔を広く設定するパターンとされている。
このように構成された間欠固定の光ファイバテープ心線1Dを用いて光ファイバケーブル(図示せず)や光ファイバコード(図示せず)が作製される。
上記構成の光ファイバテープ心線1D、これを用いた光ファイバケーブル(図示せず)及び光ファイバコード(図示せず)によれば、8本の光ファイバ心線2間が連結部3によって間欠固定され、各連結部3がテープ幅方向Wに重ならない位置に配置されているため、テープ幅方向Wの変形性、柔軟性に優れ、又、分離性にも優れている。また、8本の光ファイバ心線2の端末部を正規の配列で揃える場合、図7に示すように、3箇所の連結部3を含むテープ長さ方向Lの領域E1で全ての光ファイバ心線2を平らな部材(例えば板、フェルト)や作業者の指等で挟み込むが、挟み込んだ連結部3で連結される光ファイバ心線2の本数が6本と前記第1実施形態より初期時の整列本数が多いため、整列作業が更にスムーズに進む。従って、ケーブルの特性や作業性に優れていると共にケーブルの細径化に適し、しかも、複数の光ファイバ心線2の端末部を正規の配列に容易に揃えることができ、端末での一括接続作業性が良い。
その上、この第4実施形態では、隣り合う連結部3の間隔を広くする連結パターンに設定されているので、図7にて破線矢印で示すように、連結部3を中心に伝搬される力の各ベクトルがテープ長さ方向Lに対し小さい角度方向となり、且つ、これらベクトルの合力が光ファイバテープ心線1Aのほぼテープ長さ方向Lになる。これにより、この伝搬力によってテープ幅方向Wへの曲がりが極力発生せず、曲がりによる各光ファイバ心線2間の線長差を極力生み出さない。又、連結部3を中心に伝搬される力がテープ長さ方向Lとテープ幅方向Wのほぼ全体・全域に均一に伝達されるため、曲がり難く、線長差が発生し難い。従って、複数の光ファイバの端末部を正規の配列に容易に揃えることができ、端末での一括接続作業性が更に良い。
(連結パターンの変形例)
次に、一定の連結パターンの変形例を説明する。
つまり、変形例の一定の連結パターンとしては、複数の連結部を含むテープ長さ方向の領域で全ての光ファイバを挟み込み、挟み込んだ領域をテープ長さ方向に移動し、この移動時に複数の連結部を中心に力が伝搬し、この伝搬する力のベクトルの合力がほぼテープ長さ方向となる配列が考えられる。
このように構成すれば、挟み込んだ領域をテープ長さ方向に移動させる際に、安定位置となる連結部を中心に力が伝搬されることになり、この伝搬する力のベクトルの合力がほぼテープ長さ方向になるため、この伝搬力によってテープ幅方向への曲がりが発生せず、曲がりによる各光ファイバ間の線長差を生み出さないで済む。又、連結部を中心に伝搬される力がテープ長さ方向とテープ幅方向のほぼ全体・全域に均一伝達されるため、曲がり難く、線長差が発生し難い。従って、複数の光ファイバの端末部を正規の配列に容易に揃えることができ、端末での一括接続作業性が良い。
(その他)
前記各実施形態では、光ファイバテープ心線1A,1B,1C,1Dは、8本の光ファイバ(光ファイバ心線2、一体型のテープ心線10、間欠固定のテープ心線20)より構成されているが、光ファイバテープ心線が4本以上の光ファイバより構成されるものに本発明は適用可能である。
前記第1実施形態及び前記第4実施形態では、光ファイバが光ファイバ心線2にて構成され、前記第2実施形態では、光ファイバが一体型のテープ心線10にて構成され、前記第3実施形態では、光ファイバが間欠固定のテープ心線20にて構成されているが、光ファイバを光ファイバ素線にて構成しても良い。
1 光ファイバテープ心線
2 光ファイバ心線(光ファイバ)
3,13 連結部
10 一体型のテープ心線(光ファイバ)
20 間欠固定のテープ心線(光ファイバ)
22 大ピッチ連結部(連結部)

Claims (7)

  1. 複数の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結部によって連結され、且つ、異なる前記光ファイバ間を連結する前記各連結部がテープ幅方向に重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバの本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向に連続して設ける(N−1)個の前記連結部によって全ての前記光ファイバ間を連結する一定の連結パターンが繰り返され、
    前記一定の連結パターンは、テープ幅方向の最も端に位置する前記連結部を基準とすると、それ以降の前記連結部が同一周期内のそれまでに連結されなかった前記光ファイバ間の内で最も遠くに位置する前記光ファイバ間を順次連結する配列であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 複数の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結部によって連結され、且つ、異なる前記光ファイバ間を連結する前記各連結部がテープ幅方向に重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバの本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向に連続して設ける(N−1)個の前記連結部によって全ての前記光ファイバ間を連結する一定の連結パターンが繰り返され、
    前記一定の連結パターンは、n番目(1<n≦N)の前記連結部が、(n−1)番目までに連結されなかった前記光ファイバが存在する場合には、(n−1)番目までに連結されなかった前記光ファイバ同士を連結し、(n−1)番目までに連結されなかった前記光ファイバが存在しない場合には、(n−1)番目までに連結された前記光ファイバ同士を連結する配列であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  3. 複数の光ファイバの隣り合うもの同士がテープ長さ方向に間欠的に連結部によって連結され、且つ、異なる前記光ファイバ間を連結する前記各連結部がテープ幅方向に重ならない位置に設けられた光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバの本数をN本(Nは4以上の整数)とすると、テープ長さ方向に連続して設ける(N−1)個の前記連結部によって全ての前記光ファイバ間を連結する一定の連結パターンが繰り返され、
    前記一定の連結パターンは、複数の連結部を含むテープ長さ方向の領域で全ての前記光ファイバを挟み込み、挟み込んだ領域をテープ長さ方向に移動し、この移動時に複数の前記連結部を中心に力が伝搬し、この伝搬する力のベクトルの合力がほぼテープ長さ方向となる配列であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバは、光ファイバ心線若しくは光ファイバ素線であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ファイバテープ心線であって、
    前記光ファイバは、一体化されたテープ心線若しくは間欠固定されたテープ心線であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載された光ファイバテープ心線を使用したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載された光ファイバテープ心線を使用したことを特徴とする光ファイバコード。
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