JP2011064440A - 混合燃料供給装置 - Google Patents

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Tateo Takaoka
建夫 高岡
Kenji Morishita
憲治 森下
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SAN SEKKEI KK
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SAN SEKKEI KK
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Sanyou Rikuun Co Ltd
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Abstract

【課題】排ガス硫黄酸化物及び窒素酸化物等の有害物質の低減に効果的で且つ燃焼効率の向上にも有効な加水型の混合燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料油、水及び乳化剤を混合する手段と、前記混合手段にて得られた混合油を高圧ポンプ20で供給し、微粒子化する微粒子化装置10とを備え、微粒子化装置10は、複数の薄片を微小間隙を有するように並設したもので、燃料油に乳化剤を用いて加水混合し、複数の薄片を並設した微小間隙を通過させる際に薄片同士が相互に振動し、エマルジョン粒子が微粒子化することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、重油、灯油、ガソリン等の燃料油に水を乳化混合した混合油の微粒化安定性向上に効果的な混合燃料供給装置に関する。
重油、灯油、ガソリン等に乳化剤を用いて水を混合する加水型エマルジョン燃料は公知であり、各種エマルジョン化方法が研究、開発されている。
加水型エマルジョン燃料は、排ガス中の硫黄酸化物、窒素酸化物を低減し、燃料効率の向上が期待されるものの、従来のエマルジョン化方法はエマルジョン粒子の安定性に欠け、充分な効果が得られていない。
例えば、特許文献1には、直径500μm以下の多孔壁を通過させることで液流同士の乱流により生じるキャビテーションにてあるいは小孔を加圧通過させることでオリフィスで生じる乱流のキャビテーションにて超微粒子状態を得る技術を開示するが、微細孔を用いる技術のために長期的に且つ安定的に使用するのが難しい問題がある。
特開2009−73898号公報
本発明は、排ガス硫黄酸化物及び窒素酸化物等の有害物質の低減に効果的で且つ燃焼効率の向上にも有効な加水型の混合燃料供給装置の提供を目的とする。
本発明に係る混合燃料供給装置は、燃料油、水及び乳化剤を混合する手段と、前記混合手段にて得られた混合油を高圧ポンプで供給し、微粒子化する微粒子化装置とを備え、微粒子化装置は、複数の薄片を微小間隙を有するように並設したものであることを特徴とする。
ここで、微粒子化装置は、薄片の厚みt=0.2〜0.6mm、微小間隙d=0.2〜0.8mm、薄片の枚数n=15〜40枚に設定するのがよい。
また、高圧ポンプを用いて、加水混合燃料を微粒子化装置に供給する際には、高圧ポンプの吐出圧に対して薄片間隙通過時の圧力が1/5〜1/15になるように流路径を設計するのが好ましい。
本発明においては、燃料油に乳化剤を用いて加水混合した複数の薄片を並設した微小間隙の間を通過させる際に薄片同士が相互に振動し、エマルジョン粒子が微粒子化するので、安定性の高い微粒子になる。
ここで、複数の薄片の間を通過させる際に高圧ポンプの吐出圧より1/5〜1/15の圧に下げると、薄片間の振動がさらに大きくなり、さらに微粒子化効果が高くなる。
また、薄片を並設する簡単な構造なので安価に製造できるのみならず、目詰まり等の恐れもなく長期的に安定して使用できる。
本発明に係る混合燃料供給装置を組み入れたボイラーの燃料系の構成例を示す。 本発明に係る微粒子化装置の構造例を示す。 薄片部分の拡大図を示す。 燃焼実験結果を示す。
本発明に係る混合燃料供給装置を適用し、ボイラーの燃料供給系統系に組み込んだ構成例を図1に示す。
燃料の使用量が比較的多い場合には、重油、灯油等の燃料を地下タンク4に貯留する。
地上のサービスタンク2にギヤポンプ3等にて地下タンク4から移送する。
バルブV2,V4,V9を開き、電磁弁E2を開にし、本実施例ではA重油を供給する。
一方、バルブV8を開いた状態で電磁弁E1を開にし、給水手段にて水を供給する。
乳化剤タンク7からは乳化剤をバルブV8を開にして滴下する。
ここでA重油容量100に対して、水の容量10〜30、乳化剤の容量0.1〜0.3%を混合する。
乳化剤は一般に市販されている水−油乳化剤を用いてもよく、本発明では上記に示したように0.1〜0.3%程度の少ない量で充分である。
A重油+水+乳化剤の混合液はストレーナー6を経由して、混合タンク50A,50Bに交互に供給するようになっている。
例えば、混合タンク50Aに供給する場合には、バルブV12を開いた状態にし、電磁弁E4を開にし、混合液を混合タンク50Aに貯留する。
混合タンク50Aは液面センサー52と攪拌機51を備えている。
所定の液面まで混合液が溜まると、電磁弁E4が閉じ、攪拌機51が回転し、予め10分間程度、予備的に撹拌混合する。
この状態では、加水燃料がエマルジョン化されても粒子は比較的大きい状態にある。
混合タンク50Bも同様の構造になっていて、バルブV13及び電磁弁E5の作動により混合タンク50Aと切り換え使用する。
混合タンクを二基設けたのは、交互に燃料を混合備蓄し、連続的に供給できるようにするためである。
予備的に混合した燃料は、電磁弁E5,E6の切り換えにより、高圧ポンプにて約40〜50kgf/cmの高圧状態にして、微粒子化装置10に供給し、エマルジョン粒子を微粒子化する。
微粒子化装置の構造を図2に示す。
内部が中空の本体部11の一方に流入口12、他方に吐出口13を有する。
なお、流入口14は他の流体を混合する際に用いる。
本体部11の中空部は薄片並設体15を収容する薄片並設体15の据え付け部11bと微粒子化液誘導空間11aを有する。
薄片並設体15は、流路の上流側に向けて先端が頂部となる断面略三角形の燃料分散部材15aの後方側に板厚t=0.3mmの薄片26枚を間隙0.6mmになるように重ね並設した構造になっている。
図3には下流側から見た状態を示す。
高圧ポンプにて40〜50kgf/cmの高圧状態になった混合液は薄片の間隙を通過する際に圧力1/5〜1/15に下がるように設定されている。
これにより、薄片が相互に振動するようになり、ここを混合燃料が通過する際に微粒子化する。
微粒子化された混合燃料はフローベッド30を経由してリザーブタンク40に貯留される。
リザーブタンク40からはバルブV3を開にし、ボイラー1等の燃焼機関に燃料供給される。
比較例として、ボイラーにA重油を直接供給する方法と、上記のように燃料供給系統に本発明に係る混合燃料供給装置を組み込んだ場合の燃焼実験結果を図4に表に示す。
本発明による燃料供給方法では、比較例に対して排ガス量が約13%、硫黄酸化物が約54%、窒素酸化物が44%も減少していた。
また、排ガス中の二酸化炭素の濃度が半減し、燃焼効率が11.4%も向上していた。
1 ボイラー
2 サービスタンク
3 ポンプ
4 地下タンク
5 給水手段
6 ストレーナー
7 乳化剤タンク
10 微粒子化装置
20 高圧ポンプ
40 リザーブタンク
50A,50b 混合タンク

Claims (2)

  1. 燃料油、水及び乳化剤を混合する手段と、
    前記混合手段にて得られた混合油を高圧ポンプで供給し、微粒子化する微粒子化装置とを備え、
    微粒子化装置は、複数の薄片を微小間隙を有するように並設したものであることを特徴とする混合燃料供給装置。
  2. 微粒子化装置は、薄片の厚みt=0.2〜0.6mm、微小間隙d=0.2〜0.8mm、薄片の枚数n=15〜40枚に設定してあることを特徴とする混合燃料供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101262792B1 (ko) 2011-07-01 2013-05-09 김미화 이온 파쇄형 디젤유 에멀션 장치
WO2014162281A2 (en) 2013-04-05 2014-10-09 Fuber Limited Device and method for making emulsions of water in fuel oil or in a mixture containing mainly fuel oil

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