JP2011061880A - 鉄道車両の駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】直列形のハイブリッドシステムではコンバータ装置とインバータ装置をつなぐ直流部において、パワー及びエネルギーの供給側と消費する側のアンバランスが蓄電装置の能力を超えようとするときにはシステム上このアンバランスを低減する必要がある。
【解決手段】力行または回生時の蓄電装置への充放電電流が蓄電装置の許容最大充放電電流を超えようとする時及び許容充電量を下回ろうとする時、インバータ装置に対しその出力を弱めるように指令し、蓄電装置が許容最大充電量を超えようとするときエンジンにはエンジンブレーキ動作を指令するとともにコンバータ装置には発電機を電動動作になるよう制御させ直流部からエネルギーを吸収するよう指令し、直流部の入出力アンバランスの低減させるバランス制御部を持つことにより、蓄電装置の過大充放電電流出力及び充電量の制限を越えた充放電を防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、鉄道車両の駆動システムに係り、特に、発電手段と電力蓄積手段を設備したうえで、この両手段の発生する電力を利用して鉄道車両を駆動する技術に関する。
鉄道車両は、鉄の車輪がレール面上を転がることにより走行するため、走行抵抗が自動車に比べて小さいことが特徴である。特に、最近の電気鉄道車両では、制動時に主電動機を発電機として作用させることで制動力を得ると同時に、制動時に主電動機で発生する電気的エネルギーを架線に戻して他車両の力行エネルギーとして再利用する回生ブレーキ制御を行なっている。この回生ブレーキを備える電気鉄道車両は、回生ブレーキを備えていない電気鉄道車両に比べて、約半分のエネルギー消費で走行することが可能とされており、走行抵抗が小さい鉄道車両の特徴を生かした省エネ手法といえる。
一方、輸送密度が小さい地方路線などは、架線、変電所等のインフラが要らない気動車(ディーゼルカー)により、きめ細かな乗客サービスを低コストに実現している。しかし、気動車は、架線など他車両にエネルギーを渡す手段がないため、電気鉄道車両のような回生エネルギーの再利用は行なわれていなかった。このため、気動車で省エネルギーを実現するためには、低燃費エンジンの開発に頼らざるを得ないと考えられていた。
このような気動車についても省エネルギーを推進する方法のひとつとして、エンジンと蓄電装置を組み合わせたハイブリッド気動車が考案された。ハイブリッド気動車は蓄電装置を設けることにより、制動時に発生する回生エネルギーを蓄電装置でいったん吸収することが可能となり、この吸収した回生エネルギーを力行時に必要なエネルギーの一部として再利用することにより省エネルギーを実現することができる。ハイブリッドシステムの構成、制御方式については、例えば、特許文献1の鉄道車両駆動システムにおいて述べられている。
図9に特許文献1における鉄道車両の駆動装置の機器構成図を示す。エンジン装置1は、システム統括制御部9の指令Seに基づいた軸トルクを出力する。発電機2は、エンジン装置1の軸トルクを入力としてこれを3相交流電力に変換して出力する。コンバータ装置3は、発電機2から出力される3相交流電力を入力としてこれを直流電力に変換して出力する。ここで、コンバータ装置3は、システム統括制御部9からの指令Scに基づいた直流電圧となるように電圧制御する。インバータ装置4は、コンバータ装置3から出力される直流電力を入力としてこれを3相交流電力に変換して出力する。電動機5は、インバータ装置4が出力する3相交流電力を入力としてこれを軸トルクに変換して出力する。ここで、インバータ装置4は、電動機5の出力トルクがシステム統括制御部9からの指令Siに基づいたトルクを出力するようにインバータ装置4の出力電圧および交流電流周波数を可変制御する。減速機6は、電動機5の軸トルク出力を回転数の減速により増幅して出力し、輪軸7を駆動して電気車を加減速する。
システム統括制御部9は、蓄電装置8の内部状態信号Sp2を入力として、エンジン装置1に運転指令Se、コンバータ装置3に運転指令Sc、インバータ装置4に運転指令Si、蓄電装置8に動作指令Sp1を出力し、蓄電装置蓄電量を一定範囲内とするようにこれらの機器の総合的な動作状態を制御する。
補機電源用インバータ装置24は、コンバータ装置3とインバータ装置4間の直流電力を入力としてこれを3相交流電力に変換して出力する。さらに変圧器25により電気車の照明や空調機などに供給するサービス電源電圧に調整して各サービス機器に供給する。
ところで、ハイブリッド気動車では、蓄電装置8を用いることで、様々なメリットを実現できる。例えば、停車・低速時はエンジン発電を停止し、蓄電装置8の出力のみで走行することで、アイドルストップによる駅構内静音化を実現できる。また、走行中には、エンジン発電を最大エンジン効率点で定出力(定電力)運転して、インバータ消費電力(力行電力)に対する過不足分を蓄電装置8の充放電電力で負担することにより、システムの省エネルギーを実現できる。
一方で、車載する蓄電装置8の大きさは車両のコスト、車載重量、艤装などの条件より極力小さくする要求があるため、蓄電装置8の充放電性能、充電容量は必要最小限とすることが多い。このとき、蓄電装置8の充放電電流・蓄電容量は許容される最大仕様電流付近まで使用することとなる。
このようなハイブリッド気動車において、一方では蓄電装置8を安定にかつ長寿命に使用するためには上記の最大充放電電流を確実に守り、かつ充電量も許容最大値から許容最小値の間に確実に保つことが重要である。
特開2004−282859号公報
鉄道車両の場合、自動車などとは異なり、走行パターンがあらかじめ決められており、これに伴い、蓄電装置の充放電動作も大半のケースで予測可能であるから、上記の最大充放電電流や充電量の制限を満足させることは車両の計画設計の段階で蓄電装置の容量設計として考慮される。
しかしながら、特異な路線条件や、特殊な運転扱いも皆無とはいえず、このようなケースにおいても蓄電装置の充放電条件を満足させるような蓄電容量設計を行うのは車両のコスト、車載重量、艤装などの条件の面で不利となる。したがって特異な条件では車両の最大性能での運転を行おうとすると上記の最大充放電電流や充電量の制限を越えようとするケースも考えられるので、このような場合、充放電を制限して許容される最大充放電電流・充電量の制限を守るよう制御する必要がある。
図9に示すような直列形のハイブリッドシステムではコンバータ装置3とインバータ装置4をつなぐ直流部において、パワー及びエネルギーの供給側と消費する側のバランスを取ることが重要であるが、そのバランスを保つ作用を蓄電装置8が担う点に特徴がある。例えば力行時にはインバータ装置4が大きなパワー、エネルギーを消費するが、この時必ずしもエンジン装置1・発電機2・コンバータ装置3の発電系が相応の出力をしなくても、不足分を蓄電装置8が供給し直流部へのパワー及びエネルギーの入出力バランスを保つ働きをする。このことにより車両の走行条件に発電系が拘束されないためこの方式の優位性が発揮できるのであるが、一方で上記のように蓄電装置8にも能力の限界があるから、パワー及びエネルギーの供給側と消費する側のアンバランスが蓄電装置8の能力を超えようとするときにはシステム上このアンバランスを低減する必要がある。
本発明の鉄道車両の駆動システムは、エンジンにより駆動される発電手段が発生する交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置を有する直流電力発生手段と、前記直流電力を交流電力に変換するインバータ装置と、前記インバータ装置に駆動される鉄道車両用主電動機と、前記インバータ装置とコンバータ装置を接続する直流部に接続され直流電力を充電および放電する機能を持つ蓄電手段と、これらの各手段を統括的に制御するシステム統括制御手段とを備え、前記蓄電手段に充放電される電流量、あるいは蓄電手段に蓄積される充電量が該蓄電手段に許容される許容値を超過しようとする時、前記インバータ装置、あるいはコンバータ装置に対し、前記超過を抑制するように動作指令を出力するバランス制御機能を有することを特徴とする。
本発明においては、上記の課題を解決する為、力行または回生時の蓄電装置への充放電電流が蓄電装置の許容最大充放電電流を超えようとする時及び許容充電量を下回ろうとする時、インバータ装置に対しその出力を弱めるように指令し、蓄電装置が許容最大充電量を超えようとするときエンジンにはエンジンブレーキ動作を指令するとともにコンバータ装置には発電機を電動動作になるよう制御させ直流部からエネルギーを吸収するよう指令し、上記直流部の入出力アンバランスの低減させるバランス制御部を持つことにより、蓄電装置の過大充放電電流出力及び充電量の制限を越えた充放電を防止する方式とした。ここで、負荷として動作させるモードとしてエンジンブレーキを挙げたが、エンジンの排気弁を閉じ、さらに負荷力を強化した排気ブレーキ動作をエンジンブレーキの代わりに用いても意図するところは同じである。
本発明によれば、バランス制御機能において独立して蓄電装置8の充放電電流、及び蓄電装置8の蓄電量SOC(State of Charge:充電状態)を許容される範囲に制限できるので路線条件、運転条件などの運転制御にかかわる問題に無関係に蓄電装置8の保護が可能となり、安全に蓄電装置8の運転が行える。
また蓄電装置8の充電量が増加時はエンジンブレーキにより充電量を抑制するようにしたのでブレーキにおける電気系の動作範囲を大幅に広げることが可能となった。これにより空気ブレーキの使用頻度も低減でき空気ブレーキ装置の消耗の低減も可能である。
図1は本発明の鉄道車両の駆動システムにおける一実施形態の構成を示す図である。 図2は本発明の鉄道車両の駆動システムにおける一実施形態の構成の詳細を示す図である。 図3は本発明の鉄道車両の駆動システムの一実施形態におけるシステム統括制御部を示すブロック図である。 図4は本発明の鉄道車両の駆動システムの一実施形態におけるバランス制御部を示す図である。 図5は本発明の鉄道車両の駆動システムの一実施形態における放電電流リミット用パターン発生機能の特性図である。 図6は本発明の鉄道車両の駆動システムの一実施形態における充電電流リミット用パターン発生機能の特性図である。 図7は本発明の鉄道車両の駆動システムの一実施形態における最小蓄電量SOCリミット用パターン発生機能の特性図である。 図8は本発明の鉄道車両の駆動システムの一実施形態におけるエンジンブレーキ制御に係る特性図である。 図9は従来の鉄道車両の駆動システムを示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電気車の駆動システムにおける一実施形態の構成を示す図である。エンジン装置1は、システム統括制御部9のエンジン出力指令NTC_engに基づいた軸出力を発生する。発電機2は、エンジン装置1の軸出力を動力として、これを3相交流電力に変換して出力する。コンバータ装置3は、発電機2が発生する3相交流電力を入力として、これを直流電力に変換して出力する。ここで、コンバータ装置3は、システム統括制御部9が出力するコンバータ発電指令NTC_cnvに基づいた発電電力となるように制御する。また、速度検出器10aは発電機2に付属していて、エンジン装置1と発電機2を結合する回転軸の回転速度に基づいた速度パルス信号PLS_genを出力する。速度演算部20aは、速度パルス信号PLS_genをもとに、発電機2の回転速度情報FR_genを演算して、エンジン装置1およびコンバータ装置3に入力する。
インバータ装置4は、コンバータ装置3が出力する直流部より入力し、これを3相交流電力に変換して出力する。電動機5は、インバータ装置4が出力する3相交流電力を入力として、これを軸トルクに変換して出力する。ここで、インバータ装置4は、運転台11が出力する運転指令NTC_invに基づいて、電動機5の軸トルクまたは軸出力を発生するように、インバータ装置4の出力電圧および交流電流の周波数を可変制御する。減速機6は、電動機5の回転速度を、異なる歯数の歯車の組合せなどで減速して、それにより増幅した軸トルクで輪軸7を駆動して車両を加減速する。
蓄電装置8はコンバータ装置3と、インバータ装置4の間に位置する直流部に接続され、この直流部の電圧値により充放電を行う。即ち、蓄電装置8はコンバータ装置3、インバータ装置4、補機電源用インバータ装置24によって直流部に入力される電力と直流部から出力される電力の差分が正となれば直流部電圧は上昇し充電電流を増加し、逆にその差分が負であれば直流部電圧は下降し放電電流を増加し、これにより直流部に入出力される電力のバランスが保たれる。
また、速度検出器10bは電動機5に付属していて、電動機5と減速機6を結合する回転軸の回転速度に基づいた速度パルス信号PLS_mtrを出力する。速度演算部20bは、速度パルス信号PLS_mtrをもとに、電動機5の回転速度情報FR_mtrを演算し、インバータ装置4およびシステム統括制御部9に入力する。
システム統括制御部9は、運転台11が出力する運転指令NTC_inv、速度演算部20bが出力する電動機ロータ周波数FR_mtr、インバータ装置4が出力する駆動トルク情報TRQ_inv、蓄電装置8が出力する蓄電装置温度TMP_btr、蓄電装置蓄電量SOC_btrを入力として、エンジン装置1にエンジン出力或いはエンジンブレーキなどの出力指令NTC_eng、コンバータ装置3にコンバータ発電指令やエンジン駆動による電流消費指令NTC_cnvを出力し、蓄電装置8の充放電電流や蓄電量を一定範囲内とするように制御するとともに、蓄電装置8の充放電電流が過大になりそうな場合や蓄電装置8の充電量が過小、または過大になろうとする時はインバータ装置4に対してインバータ装置4の出力低減指令DP_invを、エンジン装置1・コンバータ装置3に対してはエンジンブレーキ動作を指令して蓄電装置8の安全動作を確保するなど、これらの機器の総合的な動作状態を制御する。
補機電源用インバータ装置24は、コンバータ装置3と、インバータ装置4の間に位置する直流部より入力し、これを3相交流電力に変換して出力する。さらに補機電源用変圧器25により、電気車の照明や空調機などに供給するサービス電源電圧に調整して、各サービス機器に供給する。
この構成によれば、運転台11の司令に基づきインバータ装置4が直流部より入力する電力或いは回生時に直流部に出力する電力及び補機電源用インバータ装置24が消費する電力と蓄電装置8の充放電能力を勘案し、エンジン装置1にエンジン出力指令NTC_eng、コンバータ装置3にコンバータ発電指令NTC_cnvを出力して、エンジン発電電力を調整することにより、蓄電装置8の充放電を制御することができる。すなわち、蓄電装置8の安全性確保と長寿命化を実現できる鉄道車両の駆動システムを実現できる。
図2は、本発明の鉄道車両の駆動装置における一実施形態の構成の詳細を示す図である。エンジン装置1は、エンジン12とエンジン制御装置13で構成する。エンジン制御装置13は、システム統括制御部9が出力するエンジン出力信号NTC_eng、速度演算部20aが出力する発電機ロータ周波数FR_genを入力として、エンジン12の軸出力がシステム統括制御部9のエンジン出力指令NTC_engに追従するように、エンジン12に対してエンジン制御信号F_engを出力する。
発電機2は、エンジン12の軸出力を動力として、これを3相交流電力に変換して出力する。コンバータ装置3は、コンバータ主回路14、電流検出器16a、16c、16d、16e、フィルタコンデンサ17a、抵抗器18a、電圧検出器19a、速度演算部20a、電流指令生成部21a、PWM制御部22aで構成する。
コンバータ主回路14は、発電機2が発生する3相交流電力を入力として、PWM制御部22aが出力する電圧指令VP_cnvに従い、前述の3相交流電力を直流電力に変換して出力する。電流検出器16c、16d、16eは、前述の3相交流電流の各相電流Iu1、Iv1、Iw1を検出する。フィルタコンデンサ17aは、コンバータ主回路14で変換された直流電力の電流脈動を平滑する。電流検出器16aは前記直流電力部の電流値Is1を検出する。抵抗器18aは前記直流電力の電流値Is1を分流して、これをもとに電圧検出器19aは前記直流電力の電圧値Ecf1を検出する。
また、速度検出器10aは発電機2に付属していて、エンジン装置1と発電機2を結合する回転軸の回転速度に基づいた速度パルス信号PLS_genを出力する。速度演算部20aは、速度パルス信号PLS_genをもとに、発電機2の回転速度情報FR_genを演算し、エンジン制御装置13、電流指令生成部21a、およびPWM制御部22aに入力する。
電流指令生成部21aは、システム統括制御部9が出力するコンバータ発電指令NTC_cnvと、速度演算部20aが出力する発電機2の回転速度情報FR_genを入力として、発電機2がコンバータ発電指令NTC_cnvにもとづいた定電力発電を行うためのベクトル制御電流指令Idp_cnv、Iqp_cnvを算出して出力する。PWM制御部22aは前述の3相交流電流の各相電流Iu1、Iv1、Iw1、発電機2の回転速度情報FR_gen、前記直流電力部の電流値Is1、同じく電圧値Ecf1、ベクトル制御電流指令Idp_cnv、Iqp_cnvを入力として、コンバータ主回路14を駆動する電圧指令VP_cnvを演算して出力する。
インバータ装置4は、インバータ主回路15、電流検出器16b、16f、16g、16h、フィルタコンデンサ17b、抵抗器18b、電圧検出器19b、速度演算部20b、電流指令生成部21b、PWM制御装置22bの構成要素を含む。
インバータ主回路15は、直流部より供給される直流電力を入力として、PWM制御部22bが出力する電圧指令VP_invに従い、前述の直流電力を3相交流電力に変換して出力する。抵抗器18bは前記直流電力の電流値Is2を分流して、これをもとに電圧検出器19bは前述した直流電力の電圧値Ecf2を検出する。電流検出器16bは前述の直流電力部の電流値Is2を検出する。フィルタコンデンサ17bは、インバータ主回路15に入力される直流電力の電流脈動を平滑する。電流検出器16f、16g、16hは、前述の3相交流電流の各相電流Iu2、Iv2、Iw2を検出する。
速度演算部20bは、速度パルス信号PLS_mtrをもとに、電動機5の回転速度情報FR_mtrを演算し、システム統括制御部9、電流指令発生器21bおよびPWM制御部22bに入力する。電流指令生成部21bは、運転台11が出力する運転指令NTC_invと、速度演算部20bが出力する発電機2の回転速度情報FR_mtrを入力として、運転指令NTC_invに基づいて、電動機5の軸トルクまたは軸出力を発生するように、力行または発電制動トルクを制御するベクトル制御電流指令Idp_inv、Iqp_invを算出して出力する。PWM制御部22bは前述の3相交流電流の各相電流Iu2、Iv2、Iw2、電動機5の回転速度情報FR_mtr、前述した直流電力部の電流値Is2、同じく電圧値Ecf2、ベクトル制御電流指令Idp_inv、Iqp_invを入力として、インバータ主回路15の出力電圧および交流電流周波数を可変制御する3相PWM信号であるVP_invを演算して出力する。
減速機6は、電動機5の回転速度を、異なる歯数の歯車の組合せなどで減速して、それにより増幅した軸トルクで輪軸7を駆動して車両を加減速する。また、速度検出器10bは電動機5に付属していて、電動機5と減速機6を結合する回転軸の回転速度に基づいた速度パルス信号PLS_mtrを出力する。
システム統括制御部9は、運転台11が出力する運転指令NTC_inv、速度演算部20bが出力する電動機ロータ周波数FR_mtr、インバータ装置4が出力する駆動トルク情報TRQ_inv、蓄電装置8が出力する蓄電装置温度TMP_btr、蓄電装置蓄電量SOC_btrを入力として、エンジン制御装置13にエンジン出力指令NTC_eng、電流指令生成部21aにコンバータ発電指令NTC_cnvを出力して、蓄電装置8の蓄電量を一定範囲内とするように、これらの機器の総合的な動作状態を制御する。
補機電源用インバータ装置24は、コンバータ装置3とインバータ装置4の間に位置する直流電力を入力として、これを3相交流電力に変換して出力する。さらに補機電源用変圧器25により、電気車の照明や空調機などに供給するサービス電源電圧に調整して、各サービス機器に供給する。
この構成によれば、電動機5の回転速度情報FR_mtr、インバータ装置4が出力する駆動トルク情報TRQ_inv、蓄電装置8が出力する蓄電装置温度TMP_btr、蓄電装置蓄電量SOC_btrに応じて、エンジン装置1にエンジン出力指令NTC_eng、コンバータ装置3にコンバータ発電指令NTC_cnvを出力して、エンジン発電電力を調整することにより、蓄電装置8の充放電を制御することができる。すなわち、この構成によれば、運転台11の司令に基づきインバータ装置4が直流部より入力する電力或いは回生時に直流部に出力する電力及び補機電源用インバータ装置24が消費する電力と蓄電装置8の充放電能力を勘案し、エンジン装置1にエンジン出力指令NTC_eng、コンバータ装置3にコンバータ発電指令NTC_cnvを出力して、エンジン発電電力を調整することにより、蓄電装置8の充放電を制御することができる。すなわち、蓄電装置8の安全性確保と長寿命化を実現できる鉄道車両の駆動システムを実現できる。
図3は、本発明の鉄道車両の駆動装置の一実施形態におけるシステム統括制御部9の詳細を示すブロック図である。エネルギー管理制御部23は運転台11より指令される運転指令NTC_invと列車速度に相当する主電動機ロータ周波数FR_mtrを受けるとともに蓄電装置8より蓄電装置蓄電量SOC_btrを受け、今後の運転指令に対応できるような蓄電量に移行させることを前提に、エンジンの出力効率、アイドルストップによる低騒音効果などを勘案して発電系に発電量の指令を出力する。即ち、エンジン装置1にエンジン出力指令NTC_eng、コンバータ装置3にコンバータ発電指令NTC_cnvを出力する。
蓄電装置温度制御部33は蓄電装置温度TMP_btrを入力し蓄電装置8の温度を監視して蓄電装置8があらかじめ設定された温度以上になると蓄電装置8の入出力電流の2乗平均値を極力小さくするようエンジン出力指令NTC_eng、コンバータ装置3出力指令NTC_cnvを定め、切替機能29を介して、エネルギー管理制御部23の出力指令に優先し出力する。バランス制御部32は蓄電装置8の主要な動作情報である蓄電装置電流Is3、蓄電装置蓄電量SOC_btrを入力し、蓄電装置8への充放電電流が蓄電装置8の許容最大充放電電流を超えようとする時及び許容充電量を下回ろうとする時、インバータ装置4に対しその出力を弱める指令DP_invし、許容最大充電量を超えようとする時は切替機能28を介してエネルギー管理制御部23及び蓄電装置温度制御部33の出力に優先してエンジンにはNTC_engによりエンジンブレーキ動作を指令するとともにコンバータ装置3には発電機2を電動機動作になるよう制御させ直流部からエネルギーを吸収するようNTC_cnvにより指令する。
図4は本発明の鉄道車両の駆動装置の一実施形態におけるバランス制御部32の詳細を示すブロック図である。放電電流リミット用パターン発生機能34は蓄電装置電流Is3を入力しIs3放電方向での大きさに対応しインバータ装置4の出力を低減させるインバータ出力係数DP1aを出力する。尚、ここ以下ではインバータ装置4がフルに出力することを認め、制御上の制限をしない場合のDP1aの値を100%、インバータ装置4出力を0まで制限する場合のDP1aの値を0%、その中間値はDP1aに比例した割合で出力を許容する値として表現している。以下のDP1、DP1a、DP1b、DP2、についても同様である。
充電電流リミット用パターン発生機能35は蓄電装置電流Is3を入力し充電方向でのIs3の大きさに対応しインバータ装置4の出力を低減させるインバータ出力係数DP1bを出力する。これら出力は力行制動判定部31により判定される制動動作判定に従い切替機能30によって回生以外ではDP1aを回生動作時はDP1bが選択されDP1に出力される。即ち、回生時においては充電、回生以外では放電電流が所定の値より大きくなるとインバータ装置4出力を低減すべくインバータの電流制御部に対してインバータ装置4の出力の低減率を示すDP1を出力する。
最小蓄電量SOCリミット用パターン発生機能36は蓄電装置蓄電量SOC_btrを入力し蓄電装置蓄電量SOC_btrが下限許容値に近づくとインバータ装置4の出力を低減させるインバータ出力係数DP2を出力する。また、低位優先機能37はDP1とDP2を入力し小さい方の値を優先してインバータ出力係数DP_invを出力する。比較機能38は蓄電装置蓄電量SOC_btrの値によりエンジンブレーキ動作の要否を判定しENBFを出力する。最大蓄電量SOCリミット用パターン発生機能39は蓄電装置蓄電量SOC_btrを入力しこれに対応しコンバータ装置3に電動動作させる時の出力量に対応した指令NTC_cnv_Brを出力する。
図5は放電電流リミット用パターン発生機能34の特性を示す。ここで蓄電装置電流Is3を充電側に流れる電流を正と定義する。図のAは放電電流許容最大値、またA’はAよりやや小さい放電電流値(放電側を負としているので負の値として言えばやや大きい値)である。A’以上ではDP1aは100%、A以下では0%A−A’の間では100%と0%をつなぐ線分としてセットされる。この特性により蓄電装置8の放電電流がA’を超えるとDP_invが低減しインバータ装置4に(力行)出力の低減するよう指令がなされ、その結果、インバータ装置4が力行出力を低減することにより蓄電装置8の放電電流が低減される。A−A’の差分の大きさはシステムの追従性によって定まる値である。即ち、A−A’の区間に入ると、
インバータ装置4の出力増加→蓄電装置8放電量増→A−A’の区間によりインバータ出力係数DP_inv低減→インバータ装置4出力低下→蓄電装置8放電量減→→A−A’の区間によりインバータ出力係数DP_inv増加→インバータ装置4の出力増加を行う。このように負帰還の制御系が構成される。このためA−A’の傾きがこの負帰還ループのループゲインを決定するので、この系の追従安定性より定まるA−A’の傾きによりA−A’の差分の大きさが決定される。
図6は充電電流リミット用パターン発生機能35の特性を示す。図5の場合と同様に蓄電装置電流Is3を充電側に流れる電流を正と定義する。図6のBは充電電流許容最大値、またB’はBよりやや小さい充電電流値である。B’以下ではDP1aは100%、B以上では0%、B−B’の間では100%と0%をつなぐ線分としてセットされる。この特性により蓄電装置8の充電電流がB’を超えるとDP_invが低減しインバータ装置4に(回生)出力の低減するよう指令がなされ、その結果、インバータ装置4が回生出力を低減することにより蓄電装置8の充電電流が低減される。B−B’の差分の大きさは図5の場合と同様にシステムの追従性によって定まる値である。
図7は最小蓄電量SOCリミット用パターン発生機能36の特性を示す。図のCは許容最小蓄電量SOC値である。またC’はCよりやや大きい蓄電量SOCの値である。DP2は蓄電装置蓄電量SOC_btrがC’以上では100%、C以下では0%、C−C’の間では100%と0%をつなぐ線分としてセットされる。この特性により蓄電装置8からの蓄電装置蓄電量SOC_btrがC’以下になるとDP_invが低減しインバータ装置4に(力行)出力の低減するよう指令がなされ、その結果、インバータ装置4が力行出力を低減することにより蓄電装置8の放電電流が低減され、蓄電量の低減を阻止できる。
尚、実際のシステムではエネルギー管理制御により蓄電量SOC低減時、エンジン装置1・コンバータ装置3などの発電系に発電量を増すような指令が出力されるから蓄電装置蓄電量SOC_btrがC以下の区間で必ずしもDP2を0%にする必要は無く、発電系の出力能力とインバータ装置4、補機電源用インバータ装置24などの負荷の消費電力とのバランスにより、蓄電量SOCを低減させない範囲で許容される出力としてもよい。B−B’の差分の大きさは図5、6の場合と同様にシステムの追従性によって定まる値である。
図8はエンジンブレーキを動作させるか否かを決定するヒステリシス付き比較機能38、及び最大蓄電量SOCリミット用パターン発生機能39の特性を示す。図のDは許容最大蓄電量SOC値である。またD’はDよりやや小さい蓄電量SOCの値である。またD’’はD’よりやや小さい蓄電量SOCの値で、D’とD’’の差分はエンジンブレーキ動作のオン・オフの指令を高頻度に繰り返さないための値であり、システム動作上の許容頻度より設計される。図8aはエンジンブレーキ指令を出力するか否かの判定信号ENBFを出力する比較機能で、蓄電装置蓄電量SOC_btrがD’を越えるとENBFをオンとしエンジンに対するエンジンブレーキ指令NTC_eng_Br、コンバータ装置3に対する電動動作におけるパワー指令NTC_cnv_Brを出力させる。また蓄電装置蓄電量SOC_btrがD’’以下になるとENBFをオフとしエンジンに対するエンジンブレーキ指令NTC_eng_Br、コンバータ装置3に対する電動動作指令NTC_cnv_Brを停止させる。
図8bはコンバータ装置3が電動動作を行う際のパワー指令NTC_cnv_Brを出力する特性を示す。蓄電装置蓄電量SOC_btrがD’以下ではエンジン最低回転数を保つに必要な最小パワー指令NTC_cnv_Brを出力し、蓄電装置蓄電量SOC_btrがD以上ではエンジンが許容する最大パワー指令NTC_cnv_Brを出力する。またD−D’の間では最大パワー指令と最小パワー指令をつなぐ線分としてセットされる。
これにより回生時に蓄電装置蓄電量SOC_btrが増加しD’を越え蓄電装置8の許容最大値に接近するとENBFをオンとしエンジンに対するエンジンブレーキ指令NTC_eng_Br、コンバータ装置3に対する電動動作におけるパワー指令NTC_cnv_Brを出力され、エンジンブレーキ動作するエンジンをコンバータ装置3が電動駆動し電力を消耗することにより蓄電量SOC即ち蓄電装置8の充電量の増加を阻止し蓄電量SOCを許容値内に保つよう動作する。また上記のエンジンブレーキ動作などより蓄電量SOCが減少し蓄電装置蓄電量SOC_btrがD’’以下即ち蓄電装置8の許容最大蓄電量SOCへの接近が解除されればエンジンブレーキは解除され通常のエネルギー管理運転のもとに帰ることができる。
以上、本実施例によれば、バランス制御部32の機能により蓄電装置8に対する充放電電流が許容値を超えようとすると充電・放電リミット用パターン発生器34、35からインバータ装置4への出力低減指令が出力され、蓄電装置8の蓄電量SOCが下限に近づくと最小蓄電量SOCリミット用パターン発生機能36からインバータ装置4への出力低減指令が出力される。また蓄電装置8の充電量が上限を超えようとするとエンジンブレーキ動作により充電量が抑制される。これによりバランス制御部32により独立に蓄電装置8の過大充放電電流の防止、最大最小充電量の確保が可能となる。
1 エンジン装置
2 発電機
3 コンバータ装置
4 インバータ装置
5 電動機
6 減速機
7 輪軸
8 蓄電装置
9 システム統括制御部
10a、b 速度検出器
11 運転台
12 エンジン
13 エンジン制御装置
14 コンバータ主回路
15 インバータ主回路
16a,c−h,j 電流検出器
17a、b フィルタコンデンサ
18a、 抵抗器
19a, 電圧検出器
20a,b 速度演算部
21a,b 電流指令生成部
22a,b PWM制御部
23 エネルギー管理制御部
24 補機電源用インバータ装置
25 変圧器
28−30 切替機能
31 力行制動判定部
32 バランス制御部
33 蓄電装置温度制御部
34 放電電流リミット用パターン発生機能
35 充電電流リミット用パターン発生器
36 最小蓄電量SOCリミット用パターン発生機能
37 低位優先機能
38 ヒステリシス付き比較機能
39 最大蓄電量SOCリミット用パターン発生機能

Claims (7)

  1. エンジンにより駆動される発電手段が発生する交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置を有する直流電力発生手段と、前記直流電力を交流電力に変換するインバータ装置と、前記インバータ装置に駆動される鉄道車両用主電動機と、前記インバータ装置とコンバータ装置を接続する直流部に接続され直流電力を充電および放電する機能を持つ蓄電手段と、これらの各手段を統括的に制御するシステム統括制御手段とを備え、
    前記蓄電手段に充放電される電流量、あるいは蓄電手段に蓄積される充電量が該蓄電手段に許容される許容値を超過しようとする時、前記インバータ装置、あるいはコンバータ装置に対し、前記超過を抑制するように動作指令を出力するバランス制御機能を有することを特徴とする鉄道車両の駆動システム。
  2. 前記バランス制御機能は、力行時に蓄電手段の放電電流があらかじめ設定された許容値を超過しようとした場合、インバータ装置に対して力行出力を低減するよう指令することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の駆動システム。
  3. 前記バランス制御機能は、回生時に蓄電手段の充電電流があらかじめ設定された許容値を超過しようとした場合、インバータ装置に対して回生出力を低減するよう指令することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の駆動システム。
  4. 前記バランス制御機能は、力行時に蓄電手段の充電量があらかじめ設定された許容最小値以下になろうとした場合、インバータ装置に対して力行出力を低減するよう指令することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の駆動システム。
  5. 前記バランス制御機能は、回生時に蓄電手段の充電量があらかじめ設定された許容最大値を超えようとした場合、エンジンをエンジンブレーキ動作とし、コンバータ装置に対して、発電手段を駆動する電動動作になるよう制御し、前記直流部から電力をとり消費することにより、蓄電手段への充電を抑制、または蓄電手段からの放電を促し、蓄電量が前記上限値を超えることを抑制することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の駆動システム。
  6. 前記バランス制御機能が、請求項2及び請求項4の機能を併せ持つ時、インバータ装置に対して力行出力を低減するよう指令し、その指令値がインバータ装置出力をより小さく指令する方を優先することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の駆動システム。
  7. 前記バランス制御機能は、車両の走行に対応して蓄電手段の充電状態を制御するエネルギ管理制御に対して優先的に指令されることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の駆動システム。
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