JP2011061686A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圏内電流の低減化が通常の圏内セービング処理の中で更に得られるようにした無線通信装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも無線部11と制御部12を備えた携帯電話などの無線通信装置の回路モジュール1Aにおいて、制御部12の主要部であるMPUの温度を検出する温度センサ15を設け、この温度センサ15により検出されたMPUの温度が、予め設定してある判定温度以上になったとき、制御部12の主要部であるMPUに供給される電圧を、通常の動作電圧である第1の電圧から当該第1の電圧より低い電圧値の第2の電圧に設定し、温度が上昇したときのMPUの消費電力の抑制が得られるようにしたもの。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも無線部11と制御部12を備えた携帯電話などの無線通信装置の回路モジュール1Aにおいて、制御部12の主要部であるMPUの温度を検出する温度センサ15を設け、この温度センサ15により検出されたMPUの温度が、予め設定してある判定温度以上になったとき、制御部12の主要部であるMPUに供給される電圧を、通常の動作電圧である第1の電圧から当該第1の電圧より低い電圧値の第2の電圧に設定し、温度が上昇したときのMPUの消費電力の抑制が得られるようにしたもの。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信装置の省エネ化に係り、例えば、多機能化に対応した携帯電話端末に好適な無線通信装置に関するものである。
近年、第二世代の携帯電話サービスの終了が間近に迫り、第三世代の携帯電話サービスへの移行が身近になるにつれ、更に多機能化された第三世代のCDMA携帯電話に関心が集まり、置き換え需要が喚起されるようになっている。
なお、CDMA(Code Division Multiple Access)とは符号分割多重接続のことである。
なお、CDMA(Code Division Multiple Access)とは符号分割多重接続のことである。
ところで、携帯電話端末などの無線通信装置は、内蔵バッテリ(電池)駆動方式が原則であり、従って、バッテリ一回の充電により動作可能な時間、つまりバッテリ寿命(電池寿命)については、長いにこしたことはない。このため、動作電力の低減化が常に命題となり、このことは省エネにもつながる。
しかし、この携帯電話端末などの無線通信装置(以下、単に携帯電話端末と記す)の消費電力は、当該装置が多機能化すれば、それに伴って増加し、この結果、バッテリ寿命が短くなり、連続使用が困難になる。従って、更に多機能化された第三世代の携帯電話端末の場合、動作電力の低減化がより一層、強く望まれることになる。
ここで、携帯電話端末の場合、通話動作時間に比較して、一般には待ち受け時間の方が長く、従って、このときに消費電力の低減化を図るのがバッテリ寿命の短縮阻止に有効である。このため、従来から、圏内セービングと呼ばれる技法を用い、待ち受け時間における端末の動作電流、いわゆる圏内電流の低減化が図られている。
そこで、この圏内セービングが適用された従来技術による携帯電話端末について説明すると、図5は、従来技術による圏内セービングが適用された携帯電話端末の一例における回路モジュール1を示したものである。図5に示すとおり、アンテナ10が接続された無線部11と制御部12、VC_TCXO13、それにRTC14が基本的な機能ブロックとして備えられており、このとき制御部12には、主要部としてMPUが備えられている。
そして、これにより、この回路モジュール1を備えた携帯電話端末によれば、アンテナ10を介して携帯電話サービスのパケット網と無線通信が行えるという携帯電話端末としての基本的な機能が与えられていることになる。
なお、ここでVC_TCXOとは、電圧制御型温度補償回路付水晶発振器(Voltage Controlled Temperature Compensated Crystal Oscillator)のことで、RTCとは、リアルタイムクロック(real-time clock)のことであり、MPUとは、マイクロプロセッシングユニット(Micro Processing Unit)のことである。
なお、ここでVC_TCXOとは、電圧制御型温度補償回路付水晶発振器(Voltage Controlled Temperature Compensated Crystal Oscillator)のことで、RTCとは、リアルタイムクロック(real-time clock)のことであり、MPUとは、マイクロプロセッシングユニット(Micro Processing Unit)のことである。
次に、この携帯電話端末による圏内セービング動作について、図6のフローチャートにより説明する。
まず、このフローチャートによる処理は、当該携帯電話端末が電源ONされた後、携帯電話端末として通信動作しているときを除き、MPUに格納されているプログラムにより実行され、これにより圏内セービング動作が得られるようにしてある。従って、このMPUには、制御部12とは独立に電源が供給され、制御部12の電源がOFFされたときでも圏内セービング動作が得られるようになっている。
まず、このフローチャートによる処理は、当該携帯電話端末が電源ONされた後、携帯電話端末として通信動作しているときを除き、MPUに格納されているプログラムにより実行され、これにより圏内セービング動作が得られるようにしてある。従って、このMPUには、制御部12とは独立に電源が供給され、制御部12の電源がOFFされたときでも圏内セービング動作が得られるようになっている。
そして、処理がスタートされたら、まず、スリープタイマーOFF処理(ステップA10)を実行し、VC_TCXO13と制御部12、そして無線部11の電源を順次ONさせ(ステップA11、ステップA12、ステップA13)、これにより当該携帯電話端末を通常の待ち受け受信状態にする。
そして、このとき携帯電話の基地局から、当該携帯電話端末に呼び出しがあれば、ここでステップA14による判断がY(肯定)になって、このフローチャートによる処理、すなわち圏内セービング動作はエンド(終了)になり、この後、通常の通話動作に移行することになる。
そして、このとき携帯電話の基地局から、当該携帯電話端末に呼び出しがあれば、ここでステップA14による判断がY(肯定)になって、このフローチャートによる処理、すなわち圏内セービング動作はエンド(終了)になり、この後、通常の通話動作に移行することになる。
一方、ステップA13の後、当該携帯電話端末に呼び出しが無かったとき、つまりステップA14での判断がN(否定)になったときは通常のポーリング応答であるPI受信処理(ステップA15)に進み、更にスリープタイマーON処理(ステップA16)に進み、無線部11と制御部12の電源をOFFした後(ステップA17)、予め設定してある時間τ経過後(ステップA18)、スリープタイマーOFF処理(ステップA10)に戻るのである。
従って、このフローチャートによる処理は、当該携帯電話端末が無線通信動作に操作されている期間を除き、所定の周期、つまり時間τ+処理実行時間(ステップA10からステップA17までの処理時間)で決まる周期で実行され、その都度、処理ステップA17のスリープタイマーOFFから処理ステップA10のスリープタイマーONが繰り返されることになる。
そして、この場合、当該携帯電話端末は、待ち受け受信状態のとき、VC_TCXO13と制御部12それに無線部11の電源は、ONされたままにされるのではなく、周期的にOFFされ、ONとOFFが繰り返される。
そして、この場合、当該携帯電話端末は、待ち受け受信状態のとき、VC_TCXO13と制御部12それに無線部11の電源は、ONされたままにされるのではなく、周期的にOFFされ、ONとOFFが繰り返される。
ここで、スリープタイマーONのとき、無線部11と制御部12には電流が流れない。但し、このときでも、上記した通り、MPUは電源OFFされない。
従って、消費される電流I、ひいては消費される電力Pは、OFF期間に対するON期間の比、いわゆるデューティ比Dにほぼ比例(I∝D)して抑えられ、例えばD=1/2なら電流Iも約1/2になり、この結果、電力消費が抑えられ、圏内セービンク技法によるバッテリ寿命の延長化が得られることになる。
このとき、上記した所定の周期を、基地局から呼び掛けがなされたときの信号の継続時間よりも短くしておけば、基地局からの呼び掛けを見逃す虞がなく、従って、呼び掛けの応答に支障をきたす虞はない。
従って、消費される電流I、ひいては消費される電力Pは、OFF期間に対するON期間の比、いわゆるデューティ比Dにほぼ比例(I∝D)して抑えられ、例えばD=1/2なら電流Iも約1/2になり、この結果、電力消費が抑えられ、圏内セービンク技法によるバッテリ寿命の延長化が得られることになる。
このとき、上記した所定の周期を、基地局から呼び掛けがなされたときの信号の継続時間よりも短くしておけば、基地局からの呼び掛けを見逃す虞がなく、従って、呼び掛けの応答に支障をきたす虞はない。
なお、このためには、ステップA18に設定する時間τを予め所望の値にしておくだけでよい。
ところで、このような電力消費の低減に関連する従来技術としては、例えば特許文献1の開示を挙げることができる。
ところで、このような電力消費の低減に関連する従来技術としては、例えば特許文献1の開示を挙げることができる。
ところで、第三世代の携帯電話端末の場合、その多機能化ゆえに、第二世代のものに比して圏内電流も著しく多くなり、従って、圏内電流の低減化は、第二世代の携帯電話端末よりも更に大きな命題となる。しかし、従来技術による圏内セービンク技法では、このような命題に充分に応えているとはいえず、圏内電流の更なる低減化に不満がある。
従来技術による圏内セービンク技法の場合、それによる圏内電流Iの値は、上記した通り、デューティ比Dにほぼ比例して抑えられる。
従って、更なる圏内電流の低減化には、デューティ比Dを、同じく更に小さくすれはよいが、しかし、このとき、デューティ比Dは、上記した通り、OFF期間に対するON期間の比であり、従って、デューティ比Dを小さくするには、ON期間を短くするか、OFF期間を長くしてやればよい。
従って、更なる圏内電流の低減化には、デューティ比Dを、同じく更に小さくすれはよいが、しかし、このとき、デューティ比Dは、上記した通り、OFF期間に対するON期間の比であり、従って、デューティ比Dを小さくするには、ON期間を短くするか、OFF期間を長くしてやればよい。
しかし、このとき、まず、ON期間に必要な長さは、図6のステップA10からステップA14までの処理が実行され、このとき基地局から呼び出しがあった場合にはそれに応答するのに必要な時間で決り、それより短くすることはできない。
次に、OFF期間については、上記した所定の周期がこれで決り、このとき基地局からの呼び掛けの応答に支障をきたすことがないようにするため、この所定の周期については、これも上記した通り、基地局から呼び掛けがなされたときの信号の継続時間よりも短くしておく必要があることから、ある程度以上長くすることはできない。
次に、OFF期間については、上記した所定の周期がこれで決り、このとき基地局からの呼び掛けの応答に支障をきたすことがないようにするため、この所定の周期については、これも上記した通り、基地局から呼び掛けがなされたときの信号の継続時間よりも短くしておく必要があることから、ある程度以上長くすることはできない。
従って、従来技術によっては、圏内電流の更なる低減化という命題に充分に応えることができず、この結果、圏内電流の更なる低減化に不満が残ってしまうのである。
本発明の目的は、圏内電流の低減化が通常の圏内セービング処理の中で更に得られるようにした無線通信装置を提供することにある。
本発明の目的は、圏内電流の低減化が通常の圏内セービング処理の中で更に得られるようにした無線通信装置を提供することにある。
上記目的は、少なくとも無線部と制御部を備え、前記制御部に圏内セービング機能が備えられている無線通信装置において、前記制御部の温度を検出する温度検出手段を設け、前記温度検出手段により検出された前記制御部の温度が、予め設定してある判定温度以上になったとき、前記制御部に供給される電圧を、通常の動作電圧である第1の電圧から当該第1の電圧より低い電圧値の第2の電圧に設定するようにして達成される。
上記手段は、制御部による圏内セービング動作時、制御部の温度が高くなった場合、当該制御部の動作電圧が低くされるように働く。
ここで、制御部の温度が上昇した場合、消費電流が増加し、消費電力が大幅に増大するが、このとき、本発明によれば、制御部の動作電圧が低くされるので、消費電力の増大が抑えられ、従って、圏内電流の低減化が更に大きく促進され、バッテリ寿命が大幅に伸び、長い期間にわたる無線通信装置の使用に容易に対応することができる。
ここで、制御部の温度が上昇した場合、消費電流が増加し、消費電力が大幅に増大するが、このとき、本発明によれば、制御部の動作電圧が低くされるので、消費電力の増大が抑えられ、従って、圏内電流の低減化が更に大きく促進され、バッテリ寿命が大幅に伸び、長い期間にわたる無線通信装置の使用に容易に対応することができる。
以下、本発明に係る無線通信装置について、携帯電話端末として具現した場合の実施形態により詳細に説明する。
なお、本発明は、携帯電話端末に限定されるものではなく、図1の構成備えた各種の無線通信端末に適用することができる。
ここで、図1は、本発明の一実施の形態による圏内セービングが適用された携帯電話端末の一例における回路モジュール1Aを示したもので、図示の通り、アンテナ10が接続された無線部11と制御部12、VC_TCXO13、それにRTC14が基本的な機能ブロックとして備えられ、このとき制御部12にはMPUが備えられている。
なお、本発明は、携帯電話端末に限定されるものではなく、図1の構成備えた各種の無線通信端末に適用することができる。
ここで、図1は、本発明の一実施の形態による圏内セービングが適用された携帯電話端末の一例における回路モジュール1Aを示したもので、図示の通り、アンテナ10が接続された無線部11と制御部12、VC_TCXO13、それにRTC14が基本的な機能ブロックとして備えられ、このとき制御部12にはMPUが備えられている。
モジュール1Aを備えた携帯電話端末は、アンテナ10を介して携帯電話サービスのパケット網と無線通信が行えるという携帯電話端末としての基本的な機能が与えられている点は、従来技術のモジュール1と同じであるが、この図1の実施形態によるモジュール1Aにおいては、更に温度センサ15が設けられており、この点で、従来技術によるモジュール1とは異なっている。
そして、この温度センサ15は、制御部12に備えられているMPUの温度、正確にはMPUコアの温度を検出する手段として設けられ、これにより検出されたコア温度TはMPUに入力され、圏内セービング動作において使用される。
なお、MPUコアとはMPUの本体のことで、更に正確にはMPUが形成されている半導体チップのことである。
このとき、MPUは半導体デバイスとしてパッケージされるのが通例であり、従って、具体的構成としては、この温度センサ15はMPUのパッケージに接触させた状態にして使用されるのが望ましい。
なお、温度センサ15がMPUの温度を直接測定しない場合、例えば、回路モジュール1A内のMPU付近の温度を測定する場合には、測定温度からMPUの温度を推定してもよいし、後述する閾値温度T_Hを予めMPU付近の測定温度に応じたものに設定しておいてもよい。
なお、MPUコアとはMPUの本体のことで、更に正確にはMPUが形成されている半導体チップのことである。
このとき、MPUは半導体デバイスとしてパッケージされるのが通例であり、従って、具体的構成としては、この温度センサ15はMPUのパッケージに接触させた状態にして使用されるのが望ましい。
なお、温度センサ15がMPUの温度を直接測定しない場合、例えば、回路モジュール1A内のMPU付近の温度を測定する場合には、測定温度からMPUの温度を推定してもよいし、後述する閾値温度T_Hを予めMPU付近の測定温度に応じたものに設定しておいてもよい。
次に、この携帯電話端末による圏内セービング動作について、図2のフローチャートにより説明する。
ここで、まず、この図2を、図6のフローチャートと比較してみれば明らかなように、図2の本発明の実施形態におけるフローチャートにおいては、ステップA12とA13の間にステップB20による処理が設けてあり、次に、ステップA15とA16の間にはステップB21とステップB22それにステップB23による処理が設けてある点で、図6の従来技術の場合のフローチャートとは異なっているが、その他の点では同じである。
ここで、まず、この図2を、図6のフローチャートと比較してみれば明らかなように、図2の本発明の実施形態におけるフローチャートにおいては、ステップA12とA13の間にステップB20による処理が設けてあり、次に、ステップA15とA16の間にはステップB21とステップB22それにステップB23による処理が設けてある点で、図6の従来技術の場合のフローチャートとは異なっているが、その他の点では同じである。
従って、この実施形態の場合でも、ステップB20〜ステップB23の処理が無ければ、圏内セービングのための基本的な動作は、従来技術の場合と同じになり、処理スタートによりスリープタイマーOFFからVC_TCXO13、制御部12、無線部11のON処理が実行され当該携帯電話端末が通常の待ち受け受信状態になり、ここで携帯電話端末に呼び出しがあれば、このフローチャートによる圏内セービング処理はエンド(終了)になり、この後、通常の通話動作に移行する。
一方、呼び出しが無ければPI受信処理からスリープタイマーON処理に進み、無線部11と制御部12の電源をOFFした後、予め設定してある時間τ経過後、スリープタイマーOFF処理に戻る。
一方、呼び出しが無ければPI受信処理からスリープタイマーON処理に進み、無線部11と制御部12の電源をOFFした後、予め設定してある時間τ経過後、スリープタイマーOFF処理に戻る。
従って、この場合も、当該携帯電話端末が無線通信動作に操作されている期間を除き、所定の周期、つまり時間τ+処理実行時間(ステップA10からステップA17までの処理時間)で決まる周期で実行され、その都度、処理ステップA17のスリープタイマーOFFから処理ステップA10のスリープタイマーOFFが繰り返されることになる。この結果、電力消費が抑えられ、圏内セービンク技法によるバッテリ寿命の延長化が得られることになるのは、図6の従来技術の場合と同じである。
しかしながら、図2の本願の実施形態の場合、ステップB20〜ステップB23の処理があり、このためステップA15のPI受信処理からステップA16のスリープタイマーON処理に進む際、これらステップB20〜ステップB23の処理が実行されることになる。
このとき、まず、ステップB20では、MPUコアに動作用として供給されている電圧、つまりMPUコア電圧を、通常の動作電圧である第1の電圧V_Mに設定する。
次に、ステップB21では、温度センサ15により検出されたコア温度Tを、予め設定してある所定の判定値である閾値温度T_Hと比較する。
そして、判定結果が「T≦T_H」になっているときはステップB22の処理を実行させ、「T>T_H」になったらステップB23の処理を実行させる。
次に、ステップB21では、温度センサ15により検出されたコア温度Tを、予め設定してある所定の判定値である閾値温度T_Hと比較する。
そして、判定結果が「T≦T_H」になっているときはステップB22の処理を実行させ、「T>T_H」になったらステップB23の処理を実行させる。
このときステップB22では、MPUコア電圧を第1の電圧V_Mに設定し、ステップB23では、MPUコア電圧を第2の電圧V_Lに設定する。
そして、このとき「第1の電圧V_M>第2の電圧V_L」となるように設定しておく。
なお、このときの第1の電圧V_Mと第2の電圧V_Lについては、後で更に詳しく説明する。
そして、このとき「第1の電圧V_M>第2の電圧V_L」となるように設定しておく。
なお、このときの第1の電圧V_Mと第2の電圧V_Lについては、後で更に詳しく説明する。
従って、この図2のフローチャートによる圏内セービング動作、つまり本願の実施形態による圏内セービング動作が実行された場合、MPUコア電圧(当該MPUコアに印加される電圧)が、MPUコアの温度Tに応じて異なった値に設定され、MPUコア温度Tが閾値温度T_H未満のときは第1の電圧V_Mのままにされるが、MPUコア温度Tが閾値温度T_Hを越えていたときは、第1の電圧V_Mから第2の電圧V_Lに設定替えされ、MPUの動作電圧が低くされてしまうことになる。
ここで、図3は、温度Tに対するMPUコア電力Pの関係を示したもので、この場合、温度Tが上昇するとMPUコア電力Pも増加するが、このとき、図示のように、これらは単なる比例関係にあるのではなく、温度Tの上昇に対してMPUコア電力Pは2次曲線的に増加し、特に温度Tが或る閾値T_Hを越えると増加が急激になる。なお、これはMPUコアが半導体で構成されていることに由来する。
このとき、MPUコア電流Iは図4に示すように、MPUコア電圧Vに比例する。そこで、MPUコア電圧Vを変えてやれば、MPUコア電力Pを変えることができ、従って、MPUによる圏内セービング制御に必要な機能が失われない範囲でMPUコア電圧Vを下げてやれば、温度Tが上昇したときでも、MPUコア電力Pの増加を抑えることができる。
そこで、このとき図2の実施形態においては、上記したように、MPUコア温度Tが上昇し、判定温度T_Hを越えたときは、MPUの動作電圧が第1の電圧V_Mから第2の電圧V_Lに低くされ、この結果、MPUコア電流Iが少なくされる。 従って、この実施形態によれば、圏内セービング動作しているとき温度Tが上昇しても、MPUコア電力Pが更に増加するのが抑えられることになる。
ここで、携帯電話端末の場合、一般に圏内セービング時の電流の30%から40%はMPUコアが消費している。
従って、このときのMPUコア電流の増加は、バッテリ寿命に大きく影響し、しかも、このことは、温度が上昇したとき特に甚だしくなり、このばあい、バッテリ寿命の著しい短縮化がもたらされてしまう。
従って、このときのMPUコア電流の増加は、バッテリ寿命に大きく影響し、しかも、このことは、温度が上昇したとき特に甚だしくなり、このばあい、バッテリ寿命の著しい短縮化がもたらされてしまう。
しかしながら、上記実施形態によれば、温度が上昇したときでのMPUコア電流の増加が抑えられるので、夏季などで気温が高いときでも、バッテリ寿命の短縮抑止が得られることになる。
また、このことは、通話動作時間に比較して待ち受け時間の方が長いユーザの場合、特に有効で、従って、この場合、バッテリ寿命の大きな短縮化抑止が期待できる。
また、このことは、通話動作時間に比較して待ち受け時間の方が長いユーザの場合、特に有効で、従って、この場合、バッテリ寿命の大きな短縮化抑止が期待できる。
ここで、この実施形態の場合、上記したMPUコアに対する電源電圧の設定替え動作は、圏内セービング動作時に限られ、これ以外のときは、MPUの動作電圧が通常の動作電圧である第1の電圧V_Mに保たれている。
従って、この場合、MPUの動作には何の影響も無く、よって携帯電話端末の基本的な動作である無線通信動作に支障を来す虞は全く生じない。
従って、この場合、MPUの動作には何の影響も無く、よって携帯電話端末の基本的な動作である無線通信動作に支障を来す虞は全く生じない。
従って、この実施形態によれは、第三世代の携帯電話端末への移行に伴う当該携帯電話端末の大幅な機能アップにも容易に対応してバッテリ寿命の短縮化抑止が得られることになり、この結果、第二世代の携帯電話端末から第三世代の携帯電話端末への移行にも容易に、且つスムースに対応することができる。
1A 回路モジュール(無線通信端末の回路モジュール)
10 アンテナ
11 無線部
12 制御部(MPUを含む)
13 VC_TCXO(電圧制御型温度補償回路付水晶発振器)
14 RTC(リアルタイムクロック)
15 温度センサ(MPUの温度を検出するセンサ)
10 アンテナ
11 無線部
12 制御部(MPUを含む)
13 VC_TCXO(電圧制御型温度補償回路付水晶発振器)
14 RTC(リアルタイムクロック)
15 温度センサ(MPUの温度を検出するセンサ)
Claims (1)
- 少なくとも無線部と制御部を備え、前記制御部に圏内セービング機能が備えられている無線通信装置において、
前記制御部の温度を検出する温度検出手段を設け、
前記温度検出手段により検出された前記制御部の温度が、予め設定してある判定温度以上になったとき、前記制御部に供給される電圧を、通常の動作電圧である第1の電圧から当該第1の電圧より低い電圧値の第2の電圧に設定することを特徴とする無線通信装置。
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US9442556B2 (en) | 2012-10-19 | 2016-09-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Application processor, mobile device having the same, and method of selecting a clock signal for an application processor |
JP2019114881A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 株式会社日立国際電気 | 無線通信装置及び無線通信システム |
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2009
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