JP2011060582A - 液晶モジュールのバックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蛍光管でなる線状光源をランプホルダーに保持させた状態でのびびり音の発生を抑制する。線状光源をランプホルダーに保持させる工程で線状光源が折損したり破損したりすることを抑制する。
【解決手段】 ランプホルダー20が、ベース部30と、円弧形状のアーム部40と、接触部50と、開口部41とを有する。アーム部30が幅狭の首部を介してベース部30に連設されている。接触部50を、線状光源1に面接触ないし線接触する突出部51と、線状光源1に点接触する一対の突起53とによって形成する。突起53の押付け方向Cが線状光源1の中心に向かう方向に定められている。突起53の頂部輪郭線54は円弧形状であり、突出部51の頂部輪郭線52は線状光源1の外周面の曲率半径と同一の曲率半径を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ランプホルダー20が、ベース部30と、円弧形状のアーム部40と、接触部50と、開口部41とを有する。アーム部30が幅狭の首部を介してベース部30に連設されている。接触部50を、線状光源1に面接触ないし線接触する突出部51と、線状光源1に点接触する一対の突起53とによって形成する。突起53の押付け方向Cが線状光源1の中心に向かう方向に定められている。突起53の頂部輪郭線54は円弧形状であり、突出部51の頂部輪郭線52は線状光源1の外周面の曲率半径と同一の曲率半径を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶モジュールのバックライト装置、特に、板片状のランプホルダーによる線状光源の保持部分の構造に工夫が講じられている液晶モジュールのバックライト装置に関する。
図4は一般的な液晶型テレビジョン受像機に採用されている液晶モジュールのバックライト装置を分解状態で示した概略構成図である。液晶モジュールとは、液晶セル(不図示)や液晶セルの背部に配置されたバックライト装置を備えるモジュールのことである。
同図において、1は直管型又はU次管型などの蛍光管でなる線状光源であり、細い円管によってその外郭が形成されていて、その端部電極が給電用のソケット2に差し込まれている。この線状光源1の背部に、表面が光反射面とされている光反射部材3が配置されていて、また、光反射部材3と液晶セルとの間には、光拡散板などの必要な種類及び枚数の光学シート類4が配置されている。そして、この光反射部材3の反射面で反射した線状光源1の光が、光学シート類4を通過して、図示していない液晶セルをその背部から照射することにより、液晶セルの画像表示面の輝度バランスといった画質品位に影響を及ぼす因子が制御されるようになっている。図1において、5は樹脂成形体や板金などに形成された枠フレームであり、この枠フレーム5は上記した線状光源1のほか、光反射部材3や光学シート類4を保持する機能を有している。
上記構成のバックライト装置において、蛍光管が線状光源1として使われている場合には、その線状光源1の外郭を形成している円管が衝撃で折損したり破損したりしやすいという実情が存在している。その一方で、線状光源1を液晶セルの背部の定位置に位置決めするための手段には、液晶モジュールに含まれている板状部材、たとえば上記した光反射部材3に固定されたランプホルダー(図4において不図示)が採用されている。
この種のランプホルダーのうち、蛍光管でなる線状光源1を円弧状のアーム部で抱き込んで保持する構成を備えたものが知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
図5〜図7には上掲の特許文献1にランプクリップとして示されている数種のランプホルダーの形状ないし構造を示してある。
図5のランプホルダー6は、上記アーム部としての機能を有するC字形状の収納部7に、蛍光管としての線状光源1の装着時に利用される開口部8が設けられ、かつ、収納部7のベース側底部に先尖り形状の突出部9が設けられている。
図6のランプホルダー6は、図5を参照して説明した上記構成に加えて、収納部7に収納した線状光源1を、突出部9との間で挟持させるための挟持部10が収納部7に設けられていると共に、収納部7の端部を外拡がり方向に延ばして線状光源1の挿入動作をガイドさせるようにしてある。
図7のランプホルダー6は、上記アーム部としての機能を有するC字形状の収納部7に、蛍光管としての線状光源1の装着時に利用される開口部8が設けられていると共に、収納部7の端部を外拡がり方向に延ばして線状光源1の挿入動作をガイドさせるように構成し、しかも、収納部7の3箇所に突出部11を具備させてそれらの突出部11によって線状光源1を挟持させている。
なお、図5〜図7において、13はベース部であり、上記した収納部7はその周方向中央部がこのベース部13に結合されている。
さらに、上掲の特許文献2には、アーム部としての円弧状の保持部によって細い蛍光管でなる線状光源を挟持させる構成が開示されている。また、特許文献3には、相隣接して平行に配備されている細い蛍光管でなる線状光源をホルダーによって連結すると共に、そのホルダーの作用で線状光源に押し付け力を付与しておくという構成が開示されている。
一方、図8に従来例としてのランプホルダー20の従来例の形状ないし構造を正面図で示している。このランプホルダー20は、外周直径が3mm程度の極細の蛍光管でなる線状光源1を使用対象としていて、液晶モジュールに含まれている板状部材、たとえば図4に示した光反射部材3に固定されている。
このランプホルダー20では、図4に示した光反射部材3に固定されているベース部(不図示)に連設された幅広の板状脚部21に、使用対象としての線状光源1の外周直径と同一寸法の内周直径を有する真円形状の凹入部22が形成されている。そして、相対向して上記凹入部22を形作っている一対の挟持片部23,23に弾性を付与している。また、それらの挟持片部23,23のそれぞれの先端面が、外拡がりに傾斜したガイド面24,24として形成され、かつ、それらのガイド面24,24の相互間空間が線状光源1を挿入するための開口部25とされている。このランプホルダー20は、極細の蛍光管でなる線状光源1を一対の挟持片部23,23で抱き込ませるように構成されているため、挟持片部23,23による遮光領域をできるだけ少なくして液晶セルでの画像品質の低下を防ぐために、その材料には、厚さ1〜1.5mm程度の極薄の腰の強い硬質板片状の樹脂成形体が採用されている。
図4に示したランプホルダー20に上記線状光源1を保持させる工程では、同図に仮想線で例示したように開口部25に臨ませた線状光源1を、矢印Aのようにガイド面24を利用して挟持片部23,23を外側へ撓ませながら凹入部22に押し込んで挿入するという作業が行われる。この工程において、線状光源1は、挟持片部23,23を外側へ撓ませながら乗り越えた直後に凹入部22の内周面に比較的強く衝突するという事態が起こり得る。しかしながら、同図のランプホルダー20では凹入部22の内周面に線状光源1が面接触状態ないし線接触状態で衝突して衝撃荷重が分散されるので、ランプホルダー20が厚さ1〜1.5mm程度の極薄の腰の強い硬質板片状の樹脂成形体で形成されているとしても、衝突時の衝撃で線状光源1が折損したり破損したりするという事態は起こりにくいということが云える。
その一方で、同図のランプホルダー20は、凹入部22の内周面の形状は、真円形状の線状光源1の外周形状に合わせて真円形状に製作されている。しかしながら、凹入部22に挿入された線状光源1の外周面に凹入部22の内周面が重なり合った状態では、いずれかの真円形状がいびつに変形するという現象が多々起こり得る。そして、このような現象が生じると、同図に例示したように線状光源1の外周面と凹入部22の内周面との間に微細な隙間Sが形成され、その隙間ががたつきを生じる原因になって所謂びびり音などの異音が発生し、液晶モジュール、ひいては液晶モジュールを用いたテレビジョン受像機といった音響映像機器の品位低下につながることがある。
そこで、図5や図6に示した先行例に係るランプホルダー6に見られるように、C字形状のアーム部(収納部7)の周方向中央部の先尖り状の突出部9とそのアーム部の両側の端部との3箇所を線状光源1に接触させることにより、アーム部に線状光源1を保持させることが考えられる。しかしながら、この構成を適用して図8のランプホルダー20の凹入部22の周方向中央部に先尖り状の突出部を形成しておくと、ランプホルダー20に線状光源1を保持させる工程において、挟持片部23,23を外側へ撓ませながら乗り越えた直後に線状光源1が先尖り状の硬質樹脂でなる突出部に比較的強く衝突したときなどに、極細の線状光源1が衝突時の衝撃で折損したり破損したりするおそれが大きくなるという問題がある。
これに対し、図7に示した先行例に係るランプホルダー6に見られるように、アーム部(収納部7)の周方向中央部に、頂部輪郭線が円弧形状に形成された突出部11を設けておくと、ランプホルダー20に線状光源1を保持させる工程で線状光源1が突出部9に比較的強く衝突したとしても、衝突時の衝撃荷重が線状光源1に面接触ないし線接触する突出部の頂部で分散されて折損したり破損したりするおそれが少なくなる。しかしながら、図7のランプホルダー6では、頂部輪郭線が円弧形状に形成された突出部11が、アーム部7に収納された線状光源の90度置きの3箇所に接触するようになっているために、この構成を図8のランプホルダー20にそのまま適用すると、上記したようないびつな変形がアーム部7又は線状光源1に生じて3箇所の突出部と線状光源1との間に隙間が生じ、びびり音などの異音が発生するおそれが大きいという問題がある。同様の問題は、図6の先行例に係るランプホルダー6に見られる挟持部10を、図8のランプホルダー20に適用した場合にも起こり得る。
以上の事情を踏まえた上で、本願発明者は鋭意調査研究を重ねたところ、ランプホルダーによる線状光源の保持箇所で発生するびびり音を抑制するためには、ランプホルダーのアーム部の3箇所を線状光源の外周面に点接触状態で接触させることが有利であるものの、そのようにすると、ランプホルダー側の接触箇所の形状によっては、極細の線状光源をランプホルダーに保持させる工程で、線状光源がランプホルダー側の接触箇所に比較的強く衝突したときの衝撃荷重で極細の蛍光管でなる線状光源が折損したり破損したりしやすくなるということを突き止めた。
本発明は、以上の状況の下でなされたものであり、極細の蛍光管でなる線状光源をランプホルダーに保持させたときに、線状光源又はランプホルダーのいずれかがいびつに変形したとしても、その保持箇所でのびびり音の発生を抑制することが可能でありながら、極細の線状光源をランプホルダーに保持させる工程で線状光源がランプホルダー側の接触箇所に比較的強く衝突したとしても、そのときの衝撃荷重で線状光源が折損したり破損したりすることを抑制することのできる液晶モジュールのバックライト装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、極細の線状光源をランプホルダーに小さな力で容易に保持させることができるようにして、上記した衝撃荷重を小さく抑えることを可能にし、併せて、ランプホルダーに保持された線状光源がランプホルダーから容易に離脱することのない液晶モジュールのバックライト装置を提供することを目的としている。
本発明に係る液晶モジュールのバックライト装置は、蛍光管でなる線状光源を液晶セルの背部で支持する板片状のランプホルダーが、液晶モジュールの板状部材に固定されるベース部と、このベース部から延び出た弾性を有するアーム部と、このアーム部に備わっていて上記線状光源の外周面の3箇所に接触することにより当該線状光源を保持する接触部と、上記アーム部に設けられて上記接触部による保持位置に上記線状光源を挿入するための開口部とを有してなる。
そして、上記アーム部が上記開口部を形成する欠円部を備えた円弧形状に形成されていると共に、このアーム部がその周方向中央部で首部を介して上記ベース部に連設されている。また、上記接触部が、上記アーム部の周方向中央部でその内周側に設けられて上記開口部を通して押し込まれた上記線状光源に面接触ないし線接触してその線状光源を受け止める突出部と、その突出部の形成箇所から互いに反対方向に同一角度だけ離れた上記アーム部の端部のそれぞれに各別に設けられて、上記保持位置に挿入された上記線状光源に当該アーム部の弾力性により点接触状態で弾接してその線状光源を上記突出部に押し付ける一対の突起とによって形成されている。さらに、上記線状光源に対する一対の上記突起の押付け方向が当該線状光源の中心に向かう方向に定められている。
このように構成された液晶モジュールのバックライト装置によると、極細の蛍光管でなる線状光源をアーム部の開口部を通して押し込んだときにその線状光源が突出部に衝突したとしても、その突出部が線状光源に面接触ないし線接触して線状光源を受け止めるので、衝突時の衝撃荷重が突出部で分散されることになるので、線状光源が折損したり破損したりするおそれが少なくなる。その上、ランプホルダーに保持された線状光源には、上記突出部だけが面接触ないし接触し、他の一対の突起は点接触状態で接触しているので、たとえ線状光源又はランプホルダーのいずれかがいびつに変形したとしても、その保持箇所でのびびり音の発生が抑制されることになる。さらに、アーム部の端部に設けられている一対の突起による線状光源に対する押付け方向が当該線状光源の中心に向かう方向に定められているので、線状光源をランプホルダーに保持させる工程でのアーム部を撓み変形させる力をアーム部を長くして小さく抑えることが可能でありながら、ランプホルダーに保持された線状光源の離脱を確実に阻止させることが可能になる。
本発明において、上記線状光源の外周面には3箇所の上記接触部だけが接触していて、その他の箇所では線状光源の外周面とアーム部との間に隙間が形成されていることが望ましい。この構成であると、線状光源又はランプホルダーのいずれかがいびつに変形したとしても、そのような変形の影響が線状光源に及ばない。そために、保持箇所でのびびり音の発生がいっそう確実に抑制されることになる。
本発明では、一対の上記突起のそれぞれの頂部輪郭線が円弧形状に形成されていて、それらの突起の上記頂部が上記線状光源に接触していると共に、上記突出部の頂部輪郭線が上記線状光源の外周面の曲率半径と同一の曲率半径を有していることが望ましい。この構成は、突出部を線状光源に面接触ないし線接触させ、一対の突起を線状光源に点接触状態で接触させるのに有効である。
本発明では、上記突出部からの上記突起の離間角度が135度であることが望ましい。この構成であれば、突出部と一対の突起とによって線状光源がその外周面の当角度おきの3箇所で保持されることになる。その結果、ランプホルダーに保持された線状光源の離脱が確実に防止されるようになる。
本発明では、上記開口部の開口幅を規定している上記アーム部の一端面と他端面との相互間隔が、当該アーム部の径方向外側に向かって漸増していると共に、一方側の上記突起の頂部輪郭線が上記一端面の輪郭線に滑らかに連続し、かつ、他方側の上記突起の頂部輪郭線が上記他端面の輪郭線に滑らかに連続していることが望ましい。この構成であれば、開口部を通して押し込まれる線状光源が、無理なくアーム部の一端面及び他端面や突起を乗り越えるようになる。その結果、線状光源を小さな力で押し込むことができるようになり、そのことが、線状光源と突出部との衝突に伴う衝撃荷重を小さく抑えることに役立つ。
本発明では、上記首部の幅寸法を上記アーム部の外周直径寸法よりも短くすることによってアーム部の長さを延長してあることが望ましい。この構成であれば、アーム部の長さが延長されて長くなるので、開口部を通して線状光源を押し込むときにアーム部が容易に撓むようになり、そのことが、線状光源と突出部との衝突に伴う衝撃荷重を小さく抑えることに役立つ。
以上説明したように、本発明によれば、蛍光管でなる線状光源をランプホルダーに保持させたときに、線状光源の外周面の1箇所だけに突出部が面接触ないし線接触し、他の2箇所では突起が点接触するために、それらの接触箇所に隙間が生じることはない。このことにより、線状光源又はランプホルダーのいずれかがいびつに変形したとしても、保持箇所でのびびり音の発生を抑制することが可能である。しかも、線状光源をランプホルダーに保持させる工程で線状光源がランプホルダー側の突出部に衝突したとしても、その衝突は、線状光源が突出部に面接触ないし線接触することによって起こるので、衝突時の衝撃荷重が緩和されて線状光源が折損したり破損したりすることが抑制される。また、線状光源をランプホルダーに小さな力で容易に保持させることができるようにして、上記の衝撃荷重を小さく抑えることが可能になるだけでなく、ランプホルダーに保持された線状光源がランプホルダーから離脱してしまうという事態を確実に防止することも可能になる。
図1は本発明の実施形態による液晶モジュールのバックライト装置に採用されているランプホルダーの要部の正面図、図2及び図3は上記ランプホルダーの作用などの説明図である。
図1に示したランプホルダー20は、図4を参照して説明した液晶モジュールのバックライト装置に採用されている。このランプホルダー20は、ベース部30と、このベース部30から延び出た弾性を有するアーム部40と、このアーム部40に備わっていて線状光源1の外周面の3箇所に接触することにより当該線状光源1を保持する接触部50と、アーム部40に設けられた開口部41と、を有している。
ベース部30は、液晶モジュールに含まれている板状部材、たとえば図4に示した光反射部材3に嵌着手段やその他の適宜手段を採用して固定されるのであって、ベース部30を板状部材としての上記光反射部材3に固定することによって、アーム部40がその光反射部材3に起立姿勢で取り付けられる。アーム部40は、上記開口部41を形成する欠円部を備えた弓形又は円弧形状に形成されていると共に、このアーム部40がその周方向中央部で幅狭の首部60を介して上記ベース部30に連設されている。
接触部50を3箇所に有するアーム部40と首部60とは厚さ1〜1.5mm程度の極薄に形成されていて、上記したベース部30と共に腰の強い硬質板片状の樹脂成形体でなる。このようにアーム部40を極薄の板片によって形成しておくと、アーム部40による遮光領域が可及的狭くなって液晶セルでの画像品質の低下が防止される。
このランプホルダー20に保持される線状光源1には、3mm程度の外周直径を有する円管が外郭となっている極細の蛍光管が採用されている。そして、アーム部40の欠円部によって形成されている上記開口部41は、図2に示したように線状光源1の外周直径Dよりも短い開口幅Wを有している。
アーム部40の3箇所に備わっている接触部50は、アーム部40の周方向中央部でその内周側に設けられている幅広の突出部51と、その突出部51の形成箇所から互いに反対方向に同一角度だけ離れた当該アーム部40の端部のそれぞれに各別に設けられた突起53,53とに分かれていて、それぞれの突起53,53と上記突出部51との相互間には凹所57,57が形成されている。また、突出部51と一対の突起53,53との相互間の離間角度(突出部及び突起の中央部相互間の離間角度)は90度よりも大きい角度、具体的には135度に定められている。突出部51及び一対の突起53,53のうち、突出部51は上記開口部41を通して押し込まれた線状光源1を受け止める作用を発揮するのであって、その頂部輪郭線52が線状光源1の外周面の曲率半径と同一の曲率半径を有している。これに対し、一対の突起53のそれぞれは、その頂部輪郭線54,54が円弧形状に形成されている。また、図1のように、一対の突起53,53のそれぞれの頂部輪郭線54,54がアーム部40の一端面及び他端面の輪郭線42,42に滑らかに連続していることに加えて、開口部41の開口幅Wを規定しているアーム部40の一端面と他端面との相互間隔は、アーム部40の径方向外側に向かって漸増している。
図2に示したように、首部60はその幅寸法Hがアーム部40の外周直径寸法よりも短く定められている。これは、首部60の幅寸法Hをアーム部40の外周直径寸法よりも短くしておくと、当該幅寸法Hをアーム部40の外周直径寸法と同等にした場合に比べ、それだけアーム部40の有効長が延長されるために、アーム部40が極薄の腰の硬質樹脂片で形成されていてもそのアーム部40に適度の拡縮径方向の弾性強さを付与することができるからである。
以上のように構成されたランプホルダー20に線状光源1を保持させる工程では、図1に仮想線で例示したように開口部41に臨ませた線状光源1を開口部41に押し込む作業が行われる。この作業では、アーム部40の一端面と他端面との相互間隔が当該アーム部40の径方向外側に向かって漸増していることにより、それらの一端面と他端面とが線状光源1の呼込みガイドとして作用する。そのため、矢印Aのように開口部41に線状光源1を押し込むと、その線状光源1がアーム部40を拡径方向に撓ませながらアーム部40の一端面と他端面との間に分け入った後、一対の突起53,53を乗り越えてアーム部40の内側に挿入される。このときに線状光源1が突出部51に衝突するけれども、突出部51の頂部輪郭線52が線状光源1の外周面の曲率半径と同一の曲率半径を有していることにより、線状光源1は突出部51に面接触状態ないし線接触状態で衝突して衝撃荷重が分散されることになる。その結果、ランプホルダー20が厚さ1〜1.5mm程度の極薄の腰の強い硬質板片状の樹脂成形体で形成されているとしても、衝突時の衝撃で線状光源1が折損したり破損したりするという事態は起こりにくい。
また、アーム部40の内側に挿入されて突出部51によって受け止められた線状光源1には、アーム部40の弾性復元作用によって一対の突起53,53が弾接した状態になる。ここで、突起部51から一対の突起53,53のそれぞれに至る離間角度が90度よりも大きい角度に定められているので、それらの突起53,53による弾圧作用によって線状光源1が突出部51に図2の矢印Bのように押し付けられる。特に、この実施形態のように一対の突起53,53の上記離間角度が135度に定められていると、一対の突起53,53の頂部輪郭線54,54が円弧形状に形成されていることにより、それらの突起53,53による弾圧方向(押付け方向)が線状光源1の中心Pに向かう方向(矢印C)になる。したがって、弾圧作用によって線状光源1が突出部51に押し付けられる方向が同図の矢印Bのように突出部51に大して垂直になる。したがって、線状光源がランプホルダーに確実に保持され、線状光源1がランプホルダー20から容易に離脱してしまうという事態が起こらなくなる。
さらに、この実施形態において、ランプホルダー20に保持されている線状光源1の3箇所に突出部51と一対の突起53,53とが接触し、しかも、面接触ないし線接触するのは突出部51だけであって、一対の突起53,53は点接触状態で接触しているだけである。しかも、一対の突起53,53のそれぞれと突出部51との相互間に凹所57,57が形成されてことにより、線状光源1とアーム部40の内周面との間に隙間70が確保されて、アーム部40の円弧状の内周面が線状光源1の外周面に面接触ないし線接触することはない。したがって、仮に、線状光源1又は線状光源1を保持しているランプホルダー20のいずれかがいびつに変形しているとしても、その保持箇所でのびびり音の発生が有効に防止され、液晶モジュール、ひいては液晶モジュールを用いたテレビジョン受像機といった音響映像機器の品位低下を防止することが可能になる。
図3には、真円形状の線状光源1を仮想線で示し、線状光源1を保持していない無負荷状態でのアーム部40の形状を実線で示してある。同図のように、無負荷状態でのアーム部40は、それに備わっている一対の突起53,53が、線状光源1を保持している負荷状態でのアーム部40よりもやゝ縮径した自然状態を維持している。これに対し、突出部51と一対の突起53,53とが共働して図2のように線状光源1を保持しているときには、アーム部40が拡径方向に弾性変形した状態になる。線状光源1の外周直径が上記したように3mm程度であるときには、自然状態から負荷状態に至る突起53の変位幅δをたとえば0.1mm程度に定めることが望ましい。このように変位幅δを0.1mmに定めておくと、線状光源1の円管でなる外郭にそれほど大きな力が加わらないにもかかわらず、ランプホルダー20により線状光源1を確実に保持させておくことが可能である。
なお、上記した開口幅Wは1.6mm程度、首部60の幅寸法Hは3.5mm程度にしておくことが可能であり、そのようにしておくと、線状光源1の挿入に必要な力が少なくて済み、そのことが、突出部51に線状光源1が衝突するときの衝撃荷重を小さく抑えることに役立って、線状光源1の折損や破損をいっそう抑制することが可能になる。
1 線状光源
3 光反射部材(板状部材)
20 ランプホルダー
30 ベース部
40 アーム部
41 開口部
50 接触部
51 突出部
52 突出部の頂部輪郭線
53 突起
54 突起の頂部輪郭線
60 首部
70 隙間
C 線状光源に対する突起の押付け方向
H 首部の幅寸法
W 開口部の開口幅
3 光反射部材(板状部材)
20 ランプホルダー
30 ベース部
40 アーム部
41 開口部
50 接触部
51 突出部
52 突出部の頂部輪郭線
53 突起
54 突起の頂部輪郭線
60 首部
70 隙間
C 線状光源に対する突起の押付け方向
H 首部の幅寸法
W 開口部の開口幅
Claims (6)
- 蛍光管でなる線状光源を液晶セルの背部で支持する板片状のランプホルダーが、液晶モジュールの板状部材に固定されるベース部と、このベース部から延び出た弾性を有するアーム部と、このアーム部に備わっていて上記線状光源の外周面の3箇所に接触することにより当該線状光源を保持する接触部と、上記アーム部に設けられて上記接触部による保持位置に上記線状光源を挿入するための開口部とを有してなる液晶モジュールのバックライト装置において、
上記アーム部が上記開口部を形成する欠円部を備えた円弧形状に形成されていると共に、このアーム部がその周方向中央部で首部を介して上記ベース部に連設され、
上記接触部が、上記アーム部の周方向中央部でその内周側に設けられて上記開口部を通して押し込まれた上記線状光源に面接触ないし線接触してその線状光源を受け止める突出部と、その突出部の形成箇所から互いに反対方向に同一角度だけ離れた上記アーム部の端部のそれぞれに各別に設けられて、上記保持位置に挿入された上記線状光源に当該アーム部の弾力性により点接触状態で弾接してその線状光源を上記突出部に押し付ける一対の突起とによって形成され、
上記線状光源に対する一対の上記突起の押付け方向が当該線状光源の中心に向かう方向に定められていることを特徴とする液晶モジュールのバックライト装置。 - 上記線状光源の外周面には3箇所の上記接触部だけが接触していて、その他の箇所では線状光源の外周面とアーム部との間に隙間が形成されている請求項1に記載した液晶モジュールのバクライト装置。
- 一対の上記突起のそれぞれの頂部輪郭線が円弧形状に形成されていて、それらの突起の上記頂部が上記線状光源に接触していると共に、上記突出部の頂部輪郭線が上記線状光源の外周面の曲率半径と同一の曲率半径を有している請求項1又は請求項2に記載した液晶モジュールのバックライト装置。
- 上記突出部からの上記突起の離間角度が135度である請求項3に記載した液晶モジュールのバックライト装置。
- 上記開口部の開口幅を規定している上記アーム部の一端面と他端面との相互間隔が、当該アーム部の径方向外側に向かって漸増していると共に、一方側の上記突起の頂部輪郭線が上記一端面の輪郭線に滑らかに連続し、かつ、他方側の上記突起の頂部輪郭線が上記他端面の輪郭線に滑らかに連続している請求項2ないし請求項4に記載した液晶モジュールのバックライト装置。
- 上記首部の幅寸法を上記アーム部の外周直径寸法よりも短くすることによってアーム部の長さを延長してある請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した液晶モジュールのバックライト装置。
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