JP2011060028A - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネ状態に移行することのできるネットワーク機器において、対応不可なMIBを受信した場合でも省エネ状態を維持し、トータルの消費電力を低減する。
【解決手段】省電力状態時のワークメモリ202に、SubCPU203が応答可能なMIBを登録するだけでなく、応答できないMIBも登録する。また、省エネ中に受信したSNMPパケット中に応答不可のパケットが含まれていた場合、メインCPUを復帰することなく、応答不可である旨を送信元へ返答する。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法に関し、特に、省電力モードを備えるネットワーク機器が省電力状態にあるとき、ネットワーク上のホストから応答不可能な問い合わせを受けた場合に、適切に省電力状態を維持する技術に関する。
ネットワーク接続された機器における消費電力の削減を目的とした技術分野においては、メインとサブの2つのCPUを持ち、機器が省エネ状態では、メインCPUを停止し、サブCPUにてネットワークパケット処理を行うことで、消費電力を削減する技術が既に知られている。ところが、上記構成の機器においては、メインCPU停止中にサブCPUで処理ができないネットワークパケットを受信した際に、機器の可用性が低下する。この問題を解決するため、メインCPU停止中にサブCPUで処理ができないネットワークパケットを受信した際に、メインCPUを復帰して処理を行う技術が考えられ、既に知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、上記技術では、ネットワーク上で、頻繁に問い合わせのあるSNMP(Simple Network Management Protocol:ネットワーク管理プロトコル)の応答のため、省エネ状態を維持することが困難であった。
また、上記技術では、省エネ中に動作するサブCPUが全てのSNMPのMIB(Management Information Base:管理情報ベース)を参照するためには、大容量のメモリが必要となり現実的ではないため、一部のMIBのみ登録し、参照していた。そのため、登録済みの一部のMIB以外のMIBの問い合わせがあった場合、従来ではメインCPUを復帰し、メインCPUでそのMIBが応答可能なMIBであるのかどうかを判別し、応答不可である場合はその旨をネットワーク経由でホストへ通知していた。
このため、高頻度で応答不可であるMIBを受信した場合、メインCPUは高頻度で復帰、もしくは省エネ状態への移行ができず、トータルの消費電力を削減できないという問題があった。
ネットワーク接続された機器にて、メインとサブの2つのCPUを持ち、機器が省エネ状態では、メインCPUを停止し、サブCPUにてネットワークパケット処理を行うことで、消費電力を削減し、サブCPUで処理ができないネットワークパケットを受信した際はメインCPUを復帰して処理を行っていた。
このとき、MIBなどは応答すべきMIBのObjectIDと、その応答データを登録し、省エネ中に受信したSNMPパケットに登録済みのMIBが含まれている場合は、登録済みの応答データを返答することで、省エネ状態からの復帰頻度を低減し、トータルの消費電力を削減していた。
しかし、SNMPのパケット中には複数のMIBを格納することができ、その中に応答可として登録したMIB以外のものが含まれていると、応答することができず、メインCPUを復帰し、省エネ状態から通常状態へ移行しなければならないという問題は解消できない。
また、サブCPUがアクセスするメモリにMIBのObjectIDとその応答データを登録するにあたり全ての情報を登録することは、メモリの増大につながり、コスト増と、消費電力の増大につながるため困難である。
また、メインCPUに接続されたメインメモリに全てのObjectIDとその応答データを記憶することも可能であるが、メインCPUとサブCPUが別々のデバイスである場合は、省エネのためにメインCPUの電源が遮断されると、サブCPUからメインメモリにアクセスできない。このため、現実的にはメインCPUが省エネ状態のときに、サブCPUが全てのMIBにアクセスすることは困難であった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、省エネ状態に移行することのできるネットワーク機器において、対応不可能な問い合わせを受信した場合でも省エネ状態を維持し、トータルの消費電力を低減することが可能な情報処理装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1の態様として、ネットワーク上のホストと通信を行う情報処理装置であって、情報処理装置を制御する制御手段と、ネットワークデータの処理を行うネットワーク制御手段と、前記制御手段が応答できないネットワークデータの識別情報である第1の識別情報を格納する記憶手段と、を備え、前記制御手段は省電力モードを持ち、前記制御手段が省電力モードのとき、前記ネットワーク制御手段がネットワークデータ処理を行い、前記ネットワーク制御手段が前記ネットワークデータ処理を行う際には、ホストより受信したネットワークデータに含まれる第2の識別情報と前記第1の識別情報とを比較し、前記第2の識別情報の中に前記第1の識別情報と一致するものがある場合は、応答不可である旨を含むネットワークデータをホストへ返信する処理を行うことを特徴とする、情報処理装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するために、本発明は、第2の態様として、装置全体を制御する制御手段とネットワークデータの処理を行うネットワーク制御手段とを備え、ネットワーク上のホストと通信を行う情報処理装置の制御方法であって、前記制御手段が応答できないネットワークデータの識別情報である第1の識別情報を記憶し、前記制御手段は省電力モードを持ち、前記制御手段が省電力モードのとき、前記ネットワーク制御手段がネットワークデータ処理を行い、前記ネットワーク制御手段が前記ネットワークデータ処理を行う際には、ホストより受信したネットワークデータに含まれる第2の識別情報と前記第1の識別情報とを比較し、前記第2の識別情報の中に前記第1の識別情報と一致するものがある場合は、応答不可である旨を含むネットワークデータをホストへ返信する処理を行うことを特徴とする、情報処理装置の制御方法を提供するものである。
本発明によれば、省エネ状態に移行することのできるネットワーク機器において、対応不可能な問い合わせを受信した場合でも省エネ状態を維持し、トータルの消費電力を低減することが可能な情報処理装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明を実施するための形態の全体構成を示すブロック図である。 図1のネットワークコントローラ3の詳細な構成を示すブロック図である。 本実施形態における消費電力モードの遷移図である。 初期設定時にMainCPU1がSubCPU203に対して行う処理を示す図である。 待機モード移行時にMainCPU1がSubCPU203に対して行う処理を示す図である。 通常モードでのパケット応答処理の流れを示す図である。 待機モードでのパケット応答処理の流れを示す図(その1)である。 待機モードでのパケット応答処理の流れを示す図(その2)である。 待機モードでのパケット応答処理の流れを示す図(その3)である。
本発明を実施するための形態は、以下の特徴を有する。
本実施形態においては、要するに、応答可能なMIBを登録するだけでなく、応答できないMIBも登録することで、全てのMIBを登録する必要がないため省メモリとなり、また、省エネ中に受信したSNMPパケット中に応答不可のパケットが含まれていた場合、メインCPUを復帰することなく、応答不可である旨を送信元へ返答することが特徴である。
本実施形態は、このような特徴を有するために、SNMPのような受信頻度の高いパケットを受信しても、低コストで、機器の省エネ状態を持続し、トータルの消費電力を低減することができる。
以下では、上記記載の本実施形態の特徴について、図面を用いて詳細に解説する。
図1に、本実施形態であるプリンタ全体の構成を示す。本実施形態に係るプリンタは、図示のように、プロッタ100とコントローラボード30を有する構成である。プロッタ100は、例えば電子写真方式の画像形成装置であり、コントローラボード30から発せられる命令に応じて画像形成処理を行う。また、プロッタ100は、コントローラボード30から出力される出力信号Gにより、処理や動作に用いる電力を制御される。
コントローラボード30はプリンタの制御を司る制御部である。
コントローラボード30にはASIC20、ASICクロック生成部41、ワークメモリであるSDRAM43、プログラムメモリ格納用のROM44、Ethernet(登録商標)物理層のPHY45、PHYクロック生成部42、操作部46、HDD47、ボード電力制御部48、外部電力制御部49が搭載されている。
ASIC(特定用途向けIC)20には、コントローラボード全体を制御するMainCPU1、SDRAMコントローラ4、外部ネットワークと通信するためのネットワークコントローラ3、操作部46と接続するためのOPEI/F7、HDD47と接続するためのHDDI/F8、外部I/Oを制御するためのI/OI/F9、プロッタ100を接続するためのPCII/F6、装置の電力制御を行うパワー・マネージメント・コントローラ2を備えており、全ての制御、データ転送は内部バスであるInternal BUS10を介して行われる。
SDRAMコントローラ4はSDRAM43のデータの読み書き及び、SDRAM43をセルフリフレッシュモードへ移行させたり、通常モードへ復帰させたりする等の制御を行う。また、SDRAMコントローラ4は、SDRAM43がセルフリフレッシュモードであるか通常モードであるかを示す信号をネットワークコントローラ3へ出力している。
パワー・マネージメント・コントローラ2は入力信号D、H、及びInternal BUS10を介したMainCPU1からの制御により、ASIC20内部及び、外部の、電力制御を行う。ここで、入力信号Dはネットワークコントローラ3から出力される複数の信号である。例えば、特定のパケットを受信した場合等に出力される。また、入力信号HはASIC外部からの入力される複数の信号である。例えば、省エネ復帰/移行キーを押下された場合等に出力される。この入力信号Hにより、省エネ状態にあるプリンタの復帰を行う。
本実施形態に係るプリンタは、装置全体として4つの消費電力モードを備える。4つの消費電力モードとは、1.通常モード、2.コントローラモード、3.ネットワークモード、4.待機モード、の4つである。以下、4つの消費電力モードについて説明する。
第1の「通常モード」は、図1の全ての領域が通電しているモードである。
第2の「コントローラモード」は、プロッタ100のみ電源が遮断され、コントローラボード30が通電されている省電力モードである。
第3の「ネットワークモード」は、プロッタ100及び、コントローラボード30の点線で囲まれた部分、及びASIC20内部の点線で囲まれた部分の電力を遮断し、コントローラボード30のその他の部分及び、ASIC20内部のその他の部分は通電され、MainCPU1及びSDRAMは省電力状態ではなく通常状態である省電力モードである。
第4の「待機モード」は、プロッタ100及び、コントローラボード30の点線で囲まれた部分、及びASIC20内部の点線で囲まれた部分の電力を遮断し、コントローラボード30のその他の部分及び、ASIC20内部のその他の部分は通電され、MainCPU1はクロックを停止したスリープモードであり、SDRAM4はセルフリフレッシュモードとなっている省電力モードである。
各省エネモードへの移行/復帰はMainCPU1がInternal BUS10を介し、パワー・マネージメント・コントローラ2へ省エネモードの設定をするか、又はパワー・マネージメント・コントローラ2への入力信号により行われる。そして、各省エネモードへの移行/復帰を行う際はパワー・マネージメント・コントローラ2より、各デバイス、各ブロックへ信号を出力する。本実施形態では、各省エネモードへの移行/復帰を行う際にパワー・マネージメント・コントローラ2より出力される信号として、出力信号A,B,C,E,F,Gがある。以下、各出力信号について説明する。
出力信号Aは、MainCPU1に割り込みを発生させ、MainCPU1を稼動状態又はスリープ状態へと遷移させる信号である。
出力信号Bは、SDRAMコントローラ4を介して、SDRAM43を省電力モードであるセルフリフレッシュモード又は通常モードへと遷移させるための信号である。
出力信号Cは、ASIC20内部の点線で囲んだ領域、PCII/F6、OPEI/F7、HDDI/F8、I/OI/F9の電力を遮断又は復帰させるための信号である。
出力信号Eは、コントローラボード30内の点線で囲んだ領域、操作部46、HDD47の電力を遮断又は復帰させるための信号である。
出力信号Fは、コントローラボード30内のその他の電力を制御するための信号である。例えばプルアップ用の電源などを遮断又は復帰するのに使われる。
出力信号Gは、コントローラ外部の電力を制御するための信号である。例えばプロッタ100の電力を制御するために使用される。
次に、ネットワークコントローラ3についてさらに詳細に説明する。図2にネットワークコントローラ3の詳細な構成を示す。図示のように、ネットワークコントローラ3は、MAC201とワークメモリ202とSubCPU203とバッファ204とを備える。
MAC201はPHY45を介して外部ネットワーク装置と通信を行うためのメディアアクセスコントローラである。ワークメモリ202は、SNMPの応答可能な各MIBに対する、ObjectID、返答データ等、及び応答不可能なMIBに対応するObjectID等を格納するメモリである。
SubCPU203はネットワークパケットの処理、プロッタ100、コントローラボード30、MainCPU1を低電力状態から復帰するための復帰信号の出力を行う。具体的には、SubCPU203はMAC201にて受信したパケットに含まれる宛先MACアドレス、及び宛先IPアドレスから自局あて、ブロードキャスト、マルチキャストを判別し、処理する必要のないパケットを破棄する。通過可能なアドレスはレジスタ内に設定可能である。
続いて、アドレス判別後破棄されなかったパケットを特定パターンが含まれるか走査し、処理する必要のないパケットは破棄し、処理する必要のあるパケットを選別する。処理する必要のあるパケットとしては、MIB(SNMP)、蓄積画像の読み出し要求、印刷要求、ARP要求、PING要求、WSDパケット、その他プロトコル等がある。TCP、UDPの場合はポート番号で識別を行う。なお印刷要求パケットは印刷データであっても構わない。
受信パケットがARP要求、PING要求パケットであった場合は、SubCPU203にて、返答パケットを生成し、MAC201、PHY45を介してネットワーク上へ送信される。受信パケットがTCP、UDPパケットの場合は、ポート番号によって、破棄するか、SubCPU203にて処理を行うか、MainCPU1で処理を行うかを判別する。判別結果に応じて、SubCPU203は返答パケットを生成し、MAC201、PHY45を介してネットワーク上へ送信、又は、受信パケットをバッファ204へ転送する。その他の処理すべきパケットは、バッファ204へ転送する。
ここで、例えばTCPの印刷要求を受信した場合は、TCPパケットの宛先ポート番号の解析結果が、MainCPU1で処理を行うプロトコルであると判別されるので、MainCPU1をスリープ状態から復帰するために、プロッタ復帰要求の信号をアクティブにし、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知する。この信号Dによりパワー・マネージメント・コントローラ2は、現在の消費電力モードに応じて、信号を出力する。例えばコントローラモードであった場合は、外部電力制御部49へ信号を出力し、信号Gをアクティブにすることでプロッタ100を省エネ状態から復帰する。
また、例えば蓄積画像の読み出し要求であった場合は、TCPパケットの宛先ポート番号の解析結果が、MainCPU1で処理を行うプロトコルであると判別されるので、コントローラ復帰要求の信号をアクティブにし、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知する。
例えば、ネットワークモードであった場合はパワー・マネージメント・コントローラ2は信号C及びボード電力制御部48を介し信号Eをアクティブにしプロッタ100を省電力状態のまま、点線部を可動状態へ復帰することで、HDDI/F8及び、HDD47を省電力状態から復帰する。
また、例えば、待機モードであった場合はパワー・マネージメント・コントローラ2は信号A及信号Bをアクティブにし、プロッタ100及びコントローラボード30の一部及びASIC20の一部を省電力状態のまま、MainCPU1及びSDRAM43を省電力状態から復帰する。
バッファ204は受信したパケットを一時的に蓄えるものである。SDRMコントローラ4から、SDRAM43が通常モードであることを通知されている間は、蓄えたパケットを即座にSDRAMコントローラ4を介し、SDRAM43へパケットを蓄積する。SDRAMコントローラ4よりSDRAM43がセルフリフレッシュモードであると通知されている場合は、SDRAM43が通常モードであることを通知されるまで、蓄えたパケットを蓄積したままの状態とする。
これにより、高頻度のパケットである、ARP要求、PING要求にMainCPU1を介さず、自動応答することでMainCPU1が低消費電力状態であるスリープ状態においても、MainCPU1を復帰させること無く、応答が可能となる。
なお、図示してはいないが、MACアドレス、IPアドレス、通過ポート番号等はMainCPU1より設定値を設定可能となっている。
本実施形態における、具体的消費電力モード間の移行について説明する。図3に消費電力モード遷移図を示す。
1.通常モード−コントローラモード間
1−1.通常モードからコントローラモードへの移行要因は、一定時間、プロッタ100の動作がない場合、省エネ復帰/移行キーを押された場合などが挙げられる。
例えば一定時間、プロッタ100の動作がない場合であれば、MainCPU1がそれを検知し、パワー・マネージメント・コントローラ2へプロッタ100の電源を遮断するように伝える。
これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は外部電力制御部49を介して信号Gにより、プロッタ100の電源を遮断し、コントローラモードへ移行する。
1−2.コントローラモードから通常モードへの移行要因は、外部装置からの印刷データ、印刷要求の受信、省エネ復帰/移行キーを押された場合などが挙げられる。
例えば、外部装置より印刷データを受信した場合は、ネットワークコントローラ3のパターン・フィルタ203より、プロッタ復帰要求信号がアクティブとなり、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知される。
これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は外部電力制御部49を介してプロッタ100の電源を復帰し、プロッタ100を通常動作状態へ復帰する。これによりプリンタは通常モードへ移行する。印刷データは、バッファ204に蓄積され、SDRAM43へ転送される。MainCPU1は印刷データを加工し、プロッタ100へ転送することで、プロッタ100より、印刷データを印字した用紙を出力する。
2.コントローラモード−待機モード間
2−1.コントローラモードから待機モードへの移行要因は、一定時間、MainCPU1にて処理すべきネットワークデータの受信がなく、一定時間省エネ復帰/移行キーも押されず、一定時間、操作部46の操作がない等、ある一定時間イベントが発生しなかった場合が挙げられる。
このように、MainCPU1が一定時間イベントが無いことを確認すると、パワー・マネージメント・コントローラ2へMainCPU1をスリープ状態へ、SDRAM43をセルフリフレッシュモードへ、コントローラボード30の一部、及び、ASI20の一部を省電力状態へ移行するように伝える。
これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は信号A及び信号B、及び信号C及びボード電力制御部48を介した信号E及び信号Fにより、MainCPU1をスリープモードへ、SDRAM43をセルフリフレッシュモードへ移行し、コントローラボード30の一部、及び、ASI20の一部を省電力状態へ移行することで、プリンタを待機モードへ移行する。
2−2.待機モードからコントローラモードへの移行要因は、例えばHDD47へ格納されている画像データを外部機器が取得する、蓄積画像読み出し要求パケットの受信などが挙げられる。
これにより、ネットワークコントローラ3のパターン・フィルタ203より、コントローラ復帰要求信号がアクティブとなり、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知される。
これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は信号A及び信号B、及び信号C及びボード電力制御部48を介した信号E及び信号Fにより、MainCPU1をスリープモードから通常状態へ、SDRAM43をセルフリフレッシュモードから通常状態へ移行し、コントローラボード30の一部、及び、ASI20の一部を省電力状態から通常状態へ移行する。これにより、プリンタはコントローラモードへ移行する。蓄積画像読み出し要求は、バッファ204に蓄積され、SDRAM43へ転送される。MainCPU1は、HDD47から指定された画像データをネットワーク上の要求元の外部機器へ転送することで、外部装置はHDD47中の蓄積画像を取得することができる。
3.待機モード−ネットワークモード間
3−1.待機モードからネットワークモードへの移行要因は、IPv6のルーター広告を受信した場合等が挙げられる。
例えばルーター広告を受信した場合は、ネットワークコントローラ3のSubCPU203より、MainCPU復帰要求信号がアクティブとなり、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知される。
これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は信号A及び信号Bにより、MainCPU1をスリープモードから通常状態へ、SDRAM43をセルフリフレッシュモードから通常状態へ移行する。これにより、プリンタはネットワークモードへ移行する。
受信したルーター広告は、バッファ204に蓄積され、SDRAM43へ転送される。MainCPU1は、SDRAM43へ転送されたルーター広告を通常のネットワークデータと同様に処理する。
3−2.ネットワークモードから待機モードへの移行要因は、待機モードからネットワークモードへ移行した際に処理するネットワークデータの処理が完了した場合等が挙げられる。
このように、CPU1がネットワークデータの処理の完了を確認すると、パワー・マネージメント・コントローラ2へMainCPU1をスリープ状態へ、SDRAM43をセルフリフレッシュモードへ、移行するように伝える。これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は信号A及び信号Bにより、MainCPU1をスリープモードへ、SDRAM43をセルフリフレッシュモードへ移行することで、プリンタを待機モードへ移行する。
4.待機モード−通常モード間
4−1.待機モードから通常モードへの移行要因は、外部装置からの印刷データ、印刷要求の受信、省エネ復帰/移行キーを押された場合などが挙げられる。
例えば、外部装置より印刷データを受信した場合は、ネットワークコントローラ3のパターン・フィルタ203より、プロッタ復帰要求信号がアクティブとなり、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知される。これにより、パワー・マネージメント・コントローラ2は、信号Aにより、MainCPU1をスリープモードから通常状態へ移行し、及び信号Bにより、SDRAM43をセルフリフレッシュモードから通常状態へ移行し、信号C及びボード電力制御部48を介した信号E及び信号Fにより、コントローラボード30の一部、及び、ASI20の一部を省電力状態から通常状態へ移行し、更に外部電力制御部49を介した信号Gにより、プロッタ100の電源を復帰し、プロッタ100を通常動作状態へ復帰する。これにより、プリンタは通常モードへ移行する。印刷データは、バッファ204に蓄積され、SDRAM43へ転送される。MainCPU1は印刷データを加工し、プロッタ100へ転送することで、プロッタ100より、印刷データを印字した用紙を出力する。
以下、本発明に関わる本実施形態の動作について説明する。
図4は初期設定時にMainCPU1がSubCPU203に対して行う処理を示す図である。一方、図5は待機モード移行時にMainCPU1がSubCPU203に対して行う処理を示す図である。図4、図5に示すように、初期設定時または待機モードへ移行する際に、MainCPU1はSubCPU203を介してまたは、直接、ワークメモリ202へ応答可能なMIBのObjectIDとそれに対応する応答データ及び、あらかじめ応答不可能であることがわかっている受信頻度の高いObjectIDを設定する。
図6は通常モードでのパケット応答処理の流れを示す図である。通常モードにおいては図6に示すようにMainCPU1がパケットの処理を行う。ネットワーク上のホストがSNMPパケットを送出すると、SubCPU203を介してMainCPU1がSNMPパケットに対する応答データを生成し、返送する。
図7,図8,図9は待機モードでのパケット応答処理の流れを示す図である。
MainCPU1がスリープ状態である待機モードにおいては、受信したパケットがSNMPであった場合、SubCPU203がUDPヘッダの宛先ポート番号が161であることにより、SNMPであることを判断する。次に、SubCPU203は、ワークメモリ202から、SNMPパケットに含まれるMIBのObjectIDを検索する。
SNMPパケット中にObjectIDは複数含まれる場合がある。SNMPパケットに含まれるObjectIDが、応答可能なObjectIDのみで、構成されている場合は、対応するObjectIDの応答データを用いて応答パケットを生成し、MAC201、PHY45を介してネットワーク上へ送信する。図7にこのような場合のパケット応答処理の流れを示す。
一方で、SNMPパケットに含まれるObjectIDのうち1つでも、ワークメモリ202に格納されている応答不可ObjectIDが含まれている場合は、応答不可である旨を含む応答パケットを生成し、MAC201、PHY45を介してネットワーク上へ送信する。図8にこのような場合のパケット応答処理の流れを示す。
一方で、SNMPパケットに含まれるObjectIDのうち1つでも、ワークメモリ202に格納されていないObjectIDが含まれる場合は、SubCPU203にて応答パケットを生成することができないため、MainCPU1で処理を行うパケットであると判別し、MainCPU復帰要求の信号をアクティブにし、パワー・マネージメント・コントローラ2へ通知する。図9にこのような場合のパケット応答処理の流れを示す。
以上のように、待機モード中に応答が不可能であることがわかっているObjectIDを含むSNMPパケットを受信した場合、MainCPU1をスリープモードから復帰させることなく、応答不可パケットを返答することが可能となる。
1 MainCPU
2 パワー・マネージメント・コントローラ
3 ネットワークコントローラ
4 SDRAMコントローラ
5 クロック・ジェネレータ
6 PCI I/F
7 OPE I/F
8 HDD I/F
9 I/O I/F
20 ASIC
30 コントローラボード
41 ASICクロック生成部
42 PHYクロック生成部
43 SDRAM
44 ROM
45 PHY
46 Operation Panel
47 HDD
48 ボード電力制御部
49 外部電力制御部
100 プロッタ
201 MAC
202 ワークメモリ
203 SubCPU
204 バッファ
特開2009−029102号公報

Claims (6)

  1. ネットワーク上のホストと通信を行う情報処理装置であって、
    情報処理装置を制御する制御手段と、
    ネットワークデータの処理を行うネットワーク制御手段と、
    前記制御手段が応答できないネットワークデータの識別情報である第1の識別情報を格納する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は省電力モードを持ち、
    前記制御手段が省電力モードのとき、前記ネットワーク制御手段がネットワークデータ処理を行い、
    前記ネットワーク制御手段が前記ネットワークデータ処理を行う際には、ホストより受信したネットワークデータに含まれる第2の識別情報と前記第1の識別情報とを比較し、
    前記第2の識別情報の中に前記第1の識別情報と一致するものがある場合は、応答不可である旨を含むネットワークデータをホストへ返信する処理を行うことを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記記憶手段は、前記制御手段が省電力モードのときでも前記ネットワーク制御手段が応答できるネットワークデータの識別情報である第3の識別情報を格納し、
    前記制御手段が省電力モードのとき、ホストより受信したネットワークデータに含まれる前記第2の識別情報と前記第3の識別情報を比較し、
    前記第2の識別情報が前記第3の識別情報にすべて一致する場合は、前記ネットワーク制御手段により応答する処理を行うことを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段が省電力モードのとき、ホストより受信したネットワークデータに含まれる前記第2の識別情報と、前記第1及び前記第3の識別情報とを比較し、
    前記第2の識別情報の中に前記第1及び前記第3の識別情報のいずれにも一致しないものがある場合は、前記制御手段を省電力モードから復帰させて応答を行うことを特徴とする、請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記ネットワークデータのプロトコルはSNMPであることを特徴とする、請求項1から3いずれか1項記載の情報処理装置。
  5. 前記識別情報はSNMPプロトコルで取り扱うMIBのObjectIDであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項記載の情報処理装置。
  6. 装置全体を制御する制御手段とネットワークデータの処理を行うネットワーク制御手段とを備え、ネットワーク上のホストと通信を行う情報処理装置の制御方法であって、
    前記制御手段が応答できないネットワークデータの識別情報である第1の識別情報を記憶し、
    前記制御手段は省電力モードを持ち、
    前記制御手段が省電力モードのとき、前記ネットワーク制御手段がネットワークデータ処理を行い、
    前記ネットワーク制御手段が前記ネットワークデータ処理を行う際には、ホストより受信したネットワークデータに含まれる第2の識別情報と前記第1の識別情報とを比較し、
    前記第2の識別情報の中に前記第1の識別情報と一致するものがある場合は、応答不可である旨を含むネットワークデータをホストへ返信する処理を行うことを特徴とする、情報処理装置の制御方法。
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