JP2011059275A - 光走査装置、画像形成装置及び多色画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置及び多色画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光源からの光ビームの光パワーを制御することなく、各走査領域で必要とされる光パワーを設定すること。
【解決手段】1つないし複数の光源101,201M,201Kと、前記光源から発せられた光ビームを偏向走査する偏向器と、被走査面111,210M,210Kに前記光ビームを結像する結像光学系106,107,206,207と、被走査面上での点灯タイミングを同期させる同期検知手段112と、走査光路を折り返す折り返しミラー110を有する光走査装置100,200において、前記折り返しミラー110,208は、複数の走査面に対して反射面が共用され、該反射面において、少なくとも1つの走査面に対応する反射領域161,261Mでは、他の走査面に対応する反射領域162,261Kに対して反射特性を異ならせたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザ−プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などの画像形成装置に用いられるレーザービーム走査光学系および、それを用いた画像形成装置に関するものである。
レーザ−プリンタ等で用いられる光走査装置は、画像信号に応じて変調された光ビームが光源から発せられ、発せられた光ビームがポリゴンミラー等の偏向器によって偏向走査され、fθレンズ等の結像光学系によって、像担持体に光ビームを偏向走査する。
また、光走査装置を小型化するために、折り返しミラーなどで光源から像担持体までの光路を折りたたんでいる。また、像担持体での変調タイミングを制御するために、走査上流には同期検知センサと呼ばれるフォトダイオードが設けられており、前記同期検知センサ上へも光ビームが走査するように、ミラーなどが設けられている。
ここで、同期検知センサに入射する光ビームの光パワーは、フォトダイオードの分光感度特性と、出力電圧のSN比の関係から、ある一定の範囲内である必要がある。
一方、像担持体へ入射する光ビームの光パワーは、像担持体の分光感度特性によって、所定の光パワーに設定する必要がある。
ここで、第一の課題として、同期検知センサで必要とされる光ビームの光パワーと、像担持体で必要とされる光パワーとは、必ずしも一致しない。この場合、走査領域によって光源からの光ビームの光パワーの強弱を制御したり、走査領域によって光利用効率を制御する必要がある。
また、第二の課題として、光偏向器を共有して多色画像形成装置に対応している光走査装置の場合、全ての折り返しミラーでの入射角は必ずしも同じ角度に設定できるとは限らない。この場合、入射角によって反射率が異なるため各像担持体までの光利用効率がまちまちになってしまう。この場合も各像担持体に対応する光源からの光ビームの光パワーの強弱を制御したり、各像担持体に対応する光路によって光利用効率を制御する必要がある。
しかしながら、光源からの光ビームの光パワーの強弱は、制御が複雑になったり、光源の定格パワーを超える場合があるなどの課題があった。
特許文献1では、像担持体へ導光する光路のミラー枚数を同期検知センサへ導光する光路のミラー枚数よりも多くすることで、光利用効率を制御する方法が開示されている。しかしながら、この方法では、ミラー枚数の増加によってコストアップを招いたり、光走査装置のサイズアップを招くという課題があった。また、前述の第二の課題に対しては解決できない。
特許文献2では、光偏向器の偏向面の反射特性を部分的に異ならせる方法が開示されている。しかしながら、光偏向器の偏向面での光ビームの光束幅は太く、像担持体へ導光する時に使用される偏向面の領域と、同期検知センサへ導光するときに使用される偏向面の領域は、完全に独立されていないために、像担持体への光利用効率への影響が出やすいという課題があった。また、前述の第二の課題に対しては解決できない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、光源からの光ビームの光パワーを制御することなく、各走査領域で必要とされる光パワーを設定することを目的とする。
本発明の第1の目的は、各走査面で折り返しミラーを共用している場合でも、各走査面で必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することである。
本発明の第2の目的は、同期検知手段と像担持体で折り返しミラーを共用している場合でも、各走査面で必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することである。
本発明の第3の目的は、複雑な制御なしに、像担持体での走査ビームの光パワーの許容最大値を満足しつつ、同期検知手段での走査ビームの光パワーの許容最小値を満足することである。
本発明の第4の目的は、複数の像担持体で折り返しミラーを共用している場合でも、各走査面で必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することである。
本発明の第5の目的は、反射特性の異なる反射領域において大幅に反射特性を異ならせることである。
本発明の第6の目的は、反射特性の異なる反射領域において反射率数パーセントの微小な幅で反射特性を異ならせることである。
本発明の第7の目的は、高い反射率を確保しつつ反射特性を異ならせることである。
本発明の第8の目的は、画像形成装置において、上記目的を果たすことである。
本発明の第9の目的は、多色画像形成装置において、上記目的を果たすことである。
本発明によれば、上記第1の目的を達成するため、1つないし複数の光源と、前記光源から発せられた光ビームを偏向走査する偏向器と、被走査面に前記光ビームを結像する結像光学系と、被走査面上での点灯タイミングを同期させる同期検知手段と、走査光路を折り返す折り返しミラーを有する光走査装置において、
前記折り返しミラーは、複数の走査面に対して反射面が共用され、該反射面において、少なくとも1つの走査面に対応する反射領域では、他の走査面に対応する反射領域に対して反射特性を異ならせたことを特徴とする光走査装置が提供される。
上記第2の目的を達成するため、被走査面上での点灯タイミングを同期させる同期検知手段を更に有し、前記複数の走査面の1つは、前記同期検知手段であり、前記複数の走査面の1つは像担持体であり、前記2つの走査面に対応する反射領域の反射特性を異ならせたことを特徴とする上記の光走査装置が提供される。
上記第3の目的を達成するため、前記同期検知手段に対応する反射領域の反射率を、前記像担持体に対応する反射領域の反射率よりも高めたことを特徴とする上記の光走査装置が提供される。
上記第4の目的を達成するため、前記反射面は、少なくとも2つの異なる像担持体で共用しており、前記少なくとも2つの異なる像担持体に対応する反射領域の反射特性を異ならせたことを特徴とする上記の光走査装置が提供される。
上記第5の目的を達成するため、前記反射特性の異なる反射領域では、反射膜の材質が異なることを特徴とする上記の光走査装置が提供される。
上記第6の目的を達成するため、前記反射特性の異なる反射領域では、反射膜の厚みが異なることを特徴とする上記の光走査装置が提供される。
上記第7の目的を達成するため、前記反射特性の異なる反射領域では、反射膜の層数が異なることを特徴とする光走査装置が提供される。
上記第8の目的を達成するため、上記光走査装置を具備した画像形成装置が提供される。
上記第9の目的を達成するため、上記の光走査装置を具備した多色画像形成装置が提供される。
請求項1に係る発明によれば、複数の走査面で反射面を共用している折り返しミラーの、少なくとも1つの走査面に対応する反射領域では、他の走査面に対応する反射領域と、反射特性を異ならせたことで、各走査面で折り返しミラーを共用している場合でも、各走査面で必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することができる。
請求項2に係る発明によれば、同期検知手段と、像担持体で、反射面を共用している折り返しミラーの、前記2つの走査面に対応する反射領域の反射特性を異ならせたことで、同期検知手段と像担持体で折り返しミラーを共用している場合でも、各走査面で必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することができる。
請求項3に係る発明によれば、同期検知手段に対応する反射領域の反射率を、像担持体に対応する反射領域の反射率よりも高めたことで、複雑な制御なしに、像担持体での走査ビームの光パワーの許容最大値を満足しつつ、同期検知手段での走査ビームの光パワーの許容最小値を満足することができる。
請求項4に係る発明によれば、複数の像担持体で反射面を共用している折り返しミラーの、少なくとも2つの異なる像担持体に対応する反射領域の反射特性を異ならせたことで、複数の像担持体で折り返しミラーを共用している場合でも、各走査面で必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することができる。
請求項5に係る発明によれば、反射特性の異なる反射領域では、反射膜の材質を異ならせたことで、大幅に反射特性を異ならせることができる。
請求項6に係る発明によれば、反射特性の異なる反射領域では、反射膜の厚みを異ならせたことで、反射率数パーセントの微小な幅で反射特性を異ならせることができる。
請求項7に係る発明によれば、反射特性の異なる反射領域では、反射膜の層数を異ならせたことで、高い反射率を確保しつつ反射特性を異ならせることができる。
請求項8に係る発明によれば、画像形成装置に前記光走査装置を具備したことで、画像形成装置において、上記の各種効果を得ることができる。
請求項9に係る発明によれば、多色画像形成装置に前記光走査装置を具備したことで、多色画像形成装置において、上記の各種効果を得ることができる。
本発明に係わる第一の実施例の光走査装置の概略図。 本発明に係わる第一の実施例の折り返しミラーの概略図。 本発明に係わる第一の実施例の光パワーと光利用効率の関係。 本発明に係わる第二の実施例の光走査装置の概略図。 本発明に係わる第二の実施例の光走査装置の更なる概略図。 本発明に係わる第二の実施例の折り返しミラーの概略図。 本発明に係わる第二の実施例の光パワーと光利用効率の関係を示す図。 本発明に係わる画像形成装置100のハードウェア構成の一例を示す概略構成図。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係わる第一の実施例の光走査装置100の概略図である。図2は、本発明に係わる第一の実施例の折り返しミラーの概略図である。図3は、本発明に係わる第一の実施例の光パワーと光利用効率の関係を示す図である。
本実施例の光走査装置100は、主なる構成要素として、光源101と、光源101から発せられた光ビームを偏向走査する偏向器(例えばポリゴンミラー)105と、fθレンズ106及び面倒れ補正レンズ107からなる結像光学系と、折り返しミラー108,109,110と、例えばフォトダイオードからなる同期検知センサ112と含む。
図1、2、3において、光源101から発せられた光ビームは、コリメートレンズ102によって概平行光に形成され、アパーチャ103によって所定の大きさに切り取られ、シリンドリカルレンズ104によって偏向器105上で副走査方向に集光され、偏向器105によって偏向走査される。
偏向器105によって偏向走査された光ビームは、fθレンズ106、面倒れ補正レンズ107を通り、第一折り返しミラー108、第二折り返しミラー109、第三折り返しミラー110によって光路を折りたたまれ、像担持体111に走査される。
同期検知センサ112上で走査される同期検知光路151は、第三折り返しミラー110で反射された後、同期検知センサ112に走査される。
光源101から発せられた光ビームの光パワーがP10、像担持体111での所定の光パワーがP11、同期検知センサ112での所定の光パワーがP12のとき、像担持体光路で必要とされる光利用効率はH11=P11/P10、同期検知光路151で必要とされる光利用効率はH12=P12/P10となる。
光源101から第二折り返しミラー109までは、像担持体光路と同期検知光路151は同じ構成部材を介して導かれているので、光源101から第二折り返しミラー109までの光利用効率はη10で共通となる。
ここで、本第一の実施例では第三折り返しミラー110の反射面での、像担持体111に対応する反射領域161と、同期検知センサ112に対応する反射領域162の反射特性を異ならせ、像担持体光路での光利用効率をH11=η10×η11、同期検知光路151での光利用効率をH12=η10×η12となるように、第三折り返しミラー110の反射率を、像担持体111に対応する反射領域161はη11、同期検知センサ112に対応する反射領域162はη12とする。
また、同期検知センサ112のS/N比を高め、検知誤差を低減するために、P11<P12となるように、η11<η12とする。
上述の各パラメータP10,P11,H11,η10,η11,P12,H12及びη12の各値の一例が図3に示される。
本第一実施例の光走査装置100によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
本第一実施例によれば、同期検知センサ112と像担持体111とで反射面を共用している第三折り返しミラー110において、同期検知センサ112に対応する反射領域162では像担持体111に対応する反射領域161と、反射特性を異ならせたことで、同期検知センサ112と像担持体111とで第三折り返しミラー110を共用している場合でも、同期検知センサ112と像担持体111のそれぞれで必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することができる。
また、同期検知センサ112に対応する反射領域162の反射率を、像担持体111に対応する反射領域161の反射率よりも高めたことで、複雑な制御なしに、像担持体111での走査ビームの光パワーの許容最大値(≧P11)を満足しつつ、同期検知センサ112での走査ビームの光パワーの許容最小値(≦P12)を満足することができる。
尚、本第一実施例では、走査上流に同期検知センサを具備する光走査装置100に対して述べたが、走査下流にも同期検知センサを具備する光走査装置においても、同様のことが実施可能である。
図4は、本発明に係わる第二の実施例の光走査装置200の概略図であり、図5は、本発明に係わる第二の実施例の光走査装置200の更なる概略図であり、図6は、本発明に係わる第二の実施例の折り返しミラーの概略図であり、図7は、本発明に係わる第二の実施例の光パワーと光利用効率の関係を示す図である。
本実施例の光走査装置200は、主なる構成要素として、複数(本例では2個)の光源201K、201Mと、光源201K、201Mから発せられた光ビームを偏向走査する偏向器205と、fθレンズ206及び面倒れ補正レンズ207からなるからなる結像光学系と、折り返しミラー208,209K、209Mと含む。
図4、5、6、7において、光源201K、201Mから発せられた光ビームは、コリメートレンズ202K、202Mによって概平行光に形成され、アパーチャ203によって所定の大きさに切り取られ、シリンドリカルレンズ204によって偏向器205上で副走査方向に集光され、偏向器205によって偏向走査される。
複数の光ビームは偏向器205に対して副走査方向にそれぞれ角度をもって入射し、角度をもって出射される。
角度をもって出射された光ビームは、fθレンズ206、面倒れ補正レンズ207を通り、第一折り返しミラー208に入射される。
第一折り返しミラー208で反射された複数の光ビームは、複数の像担持体210K、210Mに対応した第二折り返しミラー209K、209Mに入射し、各像担持体210K、210Mに走査される。
光源201K、201Mから発せられた光ビームの光パワーがP20、像担持体210K、210Mでの所定の光パワーがP21のとき、各像担持体光路251K、251Mで必要とされる光利用効率はH21=P21/P20となる。
光源201K、201Mから面倒れ補正レンズ207までは、各像担持体光路251K、251Mは同じ構成部材を介して導かれているので、η20で共通となる。
第二折り返しミラー209K、209Mでは、各像担持体光路251K、251Mによって入射角が異なるので、像担持体光路251Kの第二折り返しミラー209Kの光利用効率はη22K、像担持体光路251Mの第二ミラー209Mの光利用効率はη22Mで、η22K≠η22Mとなる。
ここで、本第二の実施例では、第一折り返しミラー208の反射面での、像担持体210Kに対応する反射領域261Kの反射率η21Kと、像担持体210Mに対応する反射領域261Mの反射率η21Mを異ならせ、η20×η21K×η22K=η20×η21M×η22M=H21となるようにする。即ち、第二折り返しミラー209K、209Mに対する各像担持体光路251K、251Mの入射角の相違に起因した第二折り返しミラー209K、209Mにおける光利用効率の相違が、第一折り返しミラー208における反射領域261Kの反射率η21Kと反射領域261Mの反射率η21Mの相違によって適切に補償される。
上述の各パラメータP20,P21,H21,η20,η21K,η22K,η21M及びη22Mの各値の一例が図3に示される。
本第二実施例の光走査装置200によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
本第二実施例によれば、複数の像担持体210K、210Mで反射面を共用している第一折り返しミラー208において、2つの異なる像担持体210K、210Mに対応する反射領域261K,261Mの反射特性を互いに対して異ならせたことで、複数の像担持体210K、210Mで第一折り返しミラー208を共用している場合でも、複数の像担持体210K、210Mのそれぞれで必要とされる走査ビームの光パワーを複雑な制御なしに設定することができる。
なお、本第二の実施例では、像担持体210Kと像担持体210Mの2つの像担持体に対応する光走査装置200に対して述べたが、2つ以上の像担持体に対応する光走査装置においても同様のことが実施可能である。
反射特性を異ならせるためには、例えば、反射膜の材質を異ならせる方法がある。上述の第一の実施例では、像担持体111に対応する反射領域161の反射膜の材質をニッケル(反射率70%)とし、同期検知センサ112に対応する反射領域162の反射膜の材質をアルミ(反射率90%)とし、前記2つの反射領域に20%程度の反射率の異なりを持たせてもよい。
また、反射膜の厚みを異ならせて、ハーフミラーのように反射率と透過率を制御することで、反射特性を異ならせても良い。この場合、反射膜の材質を異ならせる必要がないので設備投資の節約に有効である。また、数パーセント反射率の制御も可能である。
また、増反射処理、超増反射処理というように、膜の層数を異ならせることで、反射特性を異ならせても良い。この場合、高い反射率が必要な場合などに有効である。
上述の第一の実施例は、1つの像担持体に対応する光走査装置100であるが、第二の実施例に組み合わせることも可能であるし、別の構成をとった複数の像担持体に対応する光走査装置と組み合わせることも可能である。例えば、第一の実施例を第二の実施例と組み合わる場合、第二の実施例において、各同期検知センサへの各光路と各像担持体210K、210Mへの各光路に対して第一折り返しミラー208を共用し、第一折り返しミラー208の各反射領域261K,261Mのそれぞれにおいて、第一の実施例に従って、像担持体210K、210Mに対応する各反射領域と、各同期検知センサに対応する各反射領域とを設定して、当該各同期検知センサに対応する各反射領域のそれぞれの反射特性を、対応する像担持体210K、210Mの各反射領域の反射特性に対して異ならせてもよい。他方、第一の実施例を第二の実施例と組み合わせない場合は、第二の実施例において、別の態様(例えば、同期検知センサへの光路と各像担持体210K、210Mへの光路に対して第一折り返しミラー208を共用しない態様や、第一折り返しミラー208を共用するが各同期検知センサ用に反射率が異なる反射領域を設けない態様)で同期検知センサを設けることとしてもよい。
また、第一の実施例は、第一折り返しミラー108、第二折り返しミラー109及び第三折り返しミラー110のうちの、第三折り返しミラー110において、像担持体111に対応する反射領域161と、同期検知センサ112に対応する反射領域162の反射特性を異ならせているが、第三折り返しミラー110に代えて、他の1つのミラー(例えば、第一折り返しミラー108)において、像担持体111に対応する反射領域と、同期検知センサ112に対応する反射領域の反射特性を異ならせてもよい。或いは、第一折り返しミラー108、第二折り返しミラー109及び第三折り返しミラー110のうちの、任意の2つ以上の折り返しミラーにおいて、像担持体111に対応する反射領域と、同期検知センサ112に対応する反射領域の反射特性を異ならせてもよい。いずれの場合も、P11<P12となるように各反射領域の反射特性を設定することができる。但し、光ビームは、第三折り返しミラー110に向かうにつれて集光していく(光束幅が狭くなる)ので、第三折り返しミラー110にて、像担持体111に対応する反射領域と、同期検知センサ112に対応する反射領域の反射特性を異ならせることが、各反射領域の境界をより明確に区分できる点から有利である。
本実施例による光走査装置100,200は、画像形成装置における光走査装置として適用可能である。また、多色画像形成装置にも同様に適用可能である。
次に、本実施例による光走査装置100,200が適用されてよい画像形成装置の一例について説明する。
図8は、本発明に係わる画像形成装置500のハードウェア構成の一例を示す。
画像形成装置500は、図8に示すように無端状移動手段である搬送ベルト505に沿って各色の画像形成部506を備えるタンデム方式を搭載した構成となっている。すなわち、給紙トレイ501から給紙ローラ502と分離ローラ503とにより分離給紙された用紙(記録紙)504を搬送する搬送ベルト505に沿って、搬送方向(図中に示す各回転部材の回転方向)の上流から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)506BK、506M、506C、506Yが配列されている。
上記複数の画像形成部506BK、506M、506C、506Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通している。画像形成部506BKはブラックの画像を、画像形成部506Mはマゼンタの画像を、画像形成部506Cはシアンの画像を、画像形成部506Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。以下の説明では、画像形成部506BKについて具体的に説明を行うが、他の画像形成部506M、506C、506Yについては、画像形成部506BKと同様であるため、画像形成部506BKの各構成要素に付したBKに替えて、M、C、Yによって区別した参照符号を図中に示すに止め、ここでの説明を省略する。
搬送ベルト505は、回転駆動される駆動ローラ507と従動ローラ508とに巻回された無端状ベルトである。駆動ローラ507は、非図示の駆動モータにより回転駆動され、この駆動モータと、駆動ローラ507と、従動ローラ508とが、搬送ベルト505を移動させる駆動手段として機能する。そのため、搬送ベルト505の搬送方向は、駆動手段である各回転部材の回転方向となる。
画像形成に際して、給紙トレイ501に収納された用紙504は、給紙ローラ502に最も近い(給紙トレイ501内で最上位に位置する)ものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト505に吸着した状態で搬送方向の上流から順に配置された各画像形成部506に搬送され、例えば、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの順にトナー画像が転写される。
例えば、画像形成部506BKは、感光体ドラム509BKと、感光体ドラム509BKの周辺に配置された帯電器510BKと、光走査装置511と、現像器512BKと、感光体クリーナ(非図示)と、除電器513BKなどから構成されている。画像形成部506BKでは、まず、帯電器510BKにより周面が一様に帯電された感光体ドラム509BKに対して、光走査装置511から露光ビームであるレーザ光514BKが照射され、静電潜像により感光体ドラム509BKの周面に潜像画像が形成される。次に、現像器512BKにより、感光体ドラム509BKの周面の潜像画像を可視像化し、トナー像を形成する。このトナー画像は、感光体ドラム509BKと搬送ベルト505上の用紙504とが接する位置(転写位置)で、転写器515BKにより用紙4上に転写される。その結果、用紙4の表面にトナー画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム509BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器513BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。
上述の画像形成装置500において、光走査装置511が本実施例による光走査装置100,200により構成されてよい。例えば、第一の実施例による光走査装置100を1色(例えば、ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)毎にそれぞれ1つずつ設けてもよいし、第二の実施例による光走査装置200を、2色毎にそれぞれ1つずつ設けてもよい。或いは、例えば第二の実施例による光走査装置200における像担持体の数を4個に変更して対応してもよい。この場合、例えば特許文献1の図10に示すように、各色用の光源に対して偏向器205を共用してもよい。
なお、転写方式は上述したような直接転写方式の他に感光体から中間転写ベルトを介して用紙4に転写する間接転写方式の画像形成装置でもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
100 光走査装置
101 光源
102 コリメートレンズ
103 アパーチャ
104 シリンドリカルレンズ
105 偏向器
106 fθレンズ
107 面倒れ補正レンズ
108 第一折り返しミラー
109 第二折り返しミラー
110 第三折り返しミラー
111 像担持体
112 同期検知センサ
151 同期検知光路
161 像担持体に対応する反射領域
162 同期検知センサに対応する反射領域
200 光走査装置
201 光源
202 コリメートレンズ
203 アパーチャ
204 シリンドリカルレンズ
205 偏向器
206 fθレンズ
207 面倒れ補正レンズ
208 第一折り返しミラー
209 第二折り返しミラー
210 像担持体
251 像担持体光路
261 像担持体に対応する反射領域
特開2008−76562号公報 特開平5−107488号公報 特開平11−295633号公報 特開2008−304529号公報

Claims (9)

  1. 1つないし複数の光源と、前記光源から発せられた光ビームを偏向走査する偏向器と、被走査面に前記光ビームを結像する結像光学系と、被走査面上での点灯タイミングを同期させる同期検知手段と、走査光路を折り返す折り返しミラーを有する光走査装置において、
    前記折り返しミラーは、複数の走査面に対して反射面が共用され、該反射面において、少なくとも1つの走査面に対応する反射領域では、他の走査面に対応する反射領域に対して反射特性を異ならせた
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 被走査面上での点灯タイミングを同期させる同期検知手段を更に備え、
    前記複数の走査面の1つは、前記同期検知手段であり、前記複数の走査面の1つは像担持体であり、前記2つの走査面に対応する反射領域の反射特性を異ならせた
    ことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記同期検知手段に対応する反射領域の反射率を、前記像担持体に対応する反射領域の反射率よりも高めた
    ことを特徴とする請求項2記載の光走査装置。
  4. 前記反射面は、少なくとも2つの異なる像担持体で共用しており、前記少なくとも2つの異なる像担持体に対応する反射領域の反射特性を異ならせた
    ことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  5. 前記反射特性の異なる反射領域では、反射膜の材質が異なる
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記反射特性の異なる反射領域では、反射膜の厚みが異なる
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記反射特性の異なる反射領域では、反射膜の層数が異なる
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の光走査装置を具備した、画像形成装置。
  9. 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の光走査装置を具備した、多色画像形成装置。
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