JP2011059200A - クリーニング装置、このクリーニング装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、このクリーニング装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】像担持体へのクリーニングブレードの押圧力を下げ、密着性を上げてシール性を向上させ、省スペース化を図り、トナー飛散に対する信頼性を向上させる。
【解決手段】感光体8へのクリーニングブレード31の当接圧の変化に対する影響を抑え、クリーニングブレード31の支持部材43と、これを取り付けるフレーム42との間にシート材41を挟んで、トナー飛散を防止するシールとする。このことで感光体8へのクリーニングブレード31の当接圧の変化に対する影響を抑え、シート材41による弾性力でシート材31自体の押圧力を下げ、密着性を上げることでシール性を向上させ、発泡体部材40とシート材41の2種類を使用し、発泡部材40の厚み寸法のバラツキによる感光体8へのクリーニングブレード31の当接圧の変化に対する影響を抑え、密着性を上げる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。
帯電・書込み・現像・転写・クリーニングなどを繰り返して感光体上にトナー像を形成し、そのトナー像を直接転写し、または中間転写体を介して間接的に転写して、転写紙・OHPフィルム等の転写シートに記録を行う電子写真式の画像形成装置では、トナー飛散を防止するためにシール部材を用いる方法が、幅広く利用されている技術の一つである。
特許文献1においては、トナー回収容器とクリーニングブレード支持部からトナー飛散を防止するトナー飛散を防止する可撓性を有するシートからなるトナー飛散防止手段を用いた方法が開示されている。しかし、この技術では、可撓性を有するシートのみで対応しているため、圧の調整が困難である。
また特許文献2では、入口シールに張力を与え、トナー飛散を防ぐ方法を開示しているが、この方法では、構成が複雑でコストアップとなる。
このような問題点に対し、特許文献1、2ではクリーニング性に関して改良を施し、搬送スクリューを覆うケーシングの壁面に生じるトナー溜りやトナー固着の発生を防ごうとしているが、隙間が存在したり、掻き取る力が弱く、トナー搬送不良の不具合の発生を期待通り防げるには至っていなかった。
そこで本発明は、従来の諸問題を解決するものであり、トナー飛散を防止するシールとして、発泡体部材とシート状部材の2種類を使用することで信頼性を向上させ、安定した品質を長期に渡り維持することを目的としている。
本発明のクリーニング装置のうち請求項1に係るものは、像担持体と、転写終了後に該像担持体上の転写残トナー等を除去するためのクリーニング用弾性体ブレードを備え、該クリーニング用弾性体ブレードを支持するブレード支持部材と該クリーニング用弾性体ブレードを取り付けるフレームとの間にシート材を挟んでトナー飛散防止シール手段としてなることを特徴とする。
請求項2に係るものは、請求項1のクリーニング装置において、前記トナー飛散防止シール手段がさらに発泡部材を備え、該発泡部材は前記ブレード支持部材と前記フレームとの間に挟まない配置としてなることを特徴とする。
請求項3に係るものは、請求項2のクリーニング装置において、該発泡部材を前記ブレード支持部材と前記フレームに接触させない配置としてなることを特徴とする。
請求項4に係るものは、請求項2のクリーニング装置において、前記発泡部材を前記フレームに固定してなることを特徴とする。
請求項5に係るものは、請求項2のクリーニング装置において、前記発泡部材を前記シート材に固定してなることを特徴とする。
請求項6に係るものは、請求項1のクリーニング装置において、前記ブレード支持部材の固定部が該ネジ止め部端部のネジ止め部であり、該ネジ止め部にはシート材が存在しないようにネジ止め部で前記ブレード支持部材の端部を固定することを特徴とする。
また本発明のクリーニング装置のうち請求項7に係るものは、像担持体と、転写終了後に該像担持体上の転写残トナー等を除去するためのクリーニング用弾性体ブレードを備え、該クリーニング用弾性体ブレードと該クリーニング用弾性体ブレードを取り付けるフレームとの間にトナー飛散防止シール手段を備え、該トナー飛散防止シール手段が、発泡体部材とシート状部材の2種類の部材からなることを特徴とする。
請求項8に係るものは、請求項7のクリーニング装置において、前記シート状部材の材質がポリウレタンゴムであることを特徴とする。
請求項9に係るものは、請求項7のクリーニング装置において、前記発泡部材としてスポンジを用い、該スポンジが、エーテル系ウレタンフォームであることを特徴とする。
請求項10に係るものは、請求項7のクリーニング装置において、前記クリーニング用弾性体ブレードの像担持体回転下流側に、前記像担持体表面を保護するための潤滑剤を削り、前記像担持体に潤滑剤を塗布するためのブラシローラ、該ブラシローラにより塗布される潤滑剤、前記ブラシローラが前記像担持体に塗布した潤滑剤粉を該像担持体に定着するための塗布用弾性体ブレードを備え、前記塗布用弾性体ブレードと前記塗布用弾性体ブレードを固定するためのフレームとの間からのトナー飛散防止を前記発泡体部材とシート状部材の2種類の部材からなるトナー飛散防止シール手段を用いたことを特徴とする。
請求項11に係るプロセスカートリッジは、請求項1から10のいずれかに記載のクリーニング装置を有することを特徴とする。
請求項12に係る画像読取装置は、請求項1から10のいずれかに記載のクリーニング装置または請求項11に記載の該プロセスカートリッジを有することを特徴とする。
請求項13に係るものは、請求項1から10のいずれかのクリーニング装置を備えたことを特徴とする。
請求項14に係る画像形成装置は、請求項12または13の画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機又はインクジェット記録装置の何れか一つ、またはそれらの少なくとも二つの機能を組み合わせた複合機であることを特徴とする。
本発明では、クリーニングブレードの支持部材と支持部材を取り付けるフレームとの間にシート材を挟んで、トナー飛散を防止するシールとすることで、像担持体へのクリーニングブレードの当接圧の変化に対する影響を抑え、シートによるシート部材の弾性力でシート自体の弾性体ブレードへの押圧力を下げ、密着性を上げることでシール性を向上させ、省スペース化を図ることで、トナー飛散に対する信頼性を向上させ、安定した品質を長期に渡り維持することができる。
また本発明は、発泡体部材とシート状部材の2種類を使用し、発泡部材の厚み寸法のバラツキによる像担持体への弾性体ブレードの当接圧の変化に対する影響を抑え、シート部材の弾性力でシート自体の弾性体ブレードへの押圧力を下げ、密着性を上げることでシール性を向上させ、省スペース化を図り、トナー飛散に対する信頼性を向上させ、これによっても安定した品質を長期に渡り維持することができる。
画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図 図1のような装置の本体ケースに設けられている側面カバーを開放した状態を示す斜視図 本発明に係るクリーニング装置の一実施例の断面図 本発明に係るクリーニング装置の他の実施例の断面図 図4の実施例の変形例を示す断面図 図4の実施例の他の変形例を示す断面図
本発明のクリーニング装置は、像担持体と、転写終了後に該像担持体上の転写残トナー等を除去するためのクリーニング用弾性体ブレードを備え、該クリーニング用弾性体ブレードを支持するブレード支持部材と該クリーニング用弾性体ブレードを取り付けるフレームとの間にシート材を挟んでトナー飛散防止シール手段としてなる。
このトナー飛散防止シール手段がさらに発泡部材を備え、該発泡部材は前記ブレード支持部材と前記フレームとの間に挟まない配置する構成とし得る。また発泡部材を前記ブレード支持部材と前記フレームに接触させない配置とすることもできる。また発泡部材を前記フレームに固定してもよい。発泡部材は前記シート材に固定してもよい。
また本発明のクリーニング装置は、ブレード支持部材の固定部が該ネジ止め部端部のネジ止め部であり、該ネジ止め部にはシート材が存在しないようにネジ止め部で前記ブレード支持部材の端部を固定する構成とすることができる。
本発明のクリーニング装置では、クリーニングブレードの支持部材と支持部材を取り付けるフレームとの間にシートを挟んで、トナー飛散を防止する。さらに発泡部材を備え、該発泡部材はブレード支持部材とフレームとの間には挟まないようにすることもできる。また、ブレードとフレームとの間に発泡部材を配置する構成とすることもできるし、発泡部材をフレームに固定し、あるいは発泡部材はシートに固定することもできる。
これらは、トナー飛散防止に対する信頼性向上を図るため、クリーニング用弾性体ブレードとこれを取り付けるフレーム間にシートや発泡体状のシールを貼り付けるのが一般的な手法であり、発泡材を用いる場合には、両部品間の隙間以上の高さの発泡体部材を潰して使用することでトナー飛散を防止している。ただし、発泡体部材の厚み公差が上限の時、クリーニング用弾性体の撓みによる像担持体への当接圧に影響が出ないよう設定する必要がある。発泡体部材からクリーニングブレードが受ける押圧力が増大し、像担持体への当接圧が増すと、像担持体回転トルクの増加、クリーニングブレードの巻き込みが発生する恐れがあるからである。そこで、発泡体部材の厚み交差下限の時、シール性を確保できる設定にする必要がある。潰し量が小さくなると、トナー等が漏れ易くなるからである。また発泡体部材の厚み公差による影響を少なくするため、両部品間の隙間を大きく取る必要がある。構成によっては所望の隙間確保が困難だからである。
そして、トナー飛散を防止するシールとして、発泡体部材とシート状部材の2種類を用いることで上記懸念をなくすことができる。クリーニング用弾性体ブレードとフレーム間の隙間を埋めるのは薄いシート状部材であり、薄いシート状部材を押圧するのは、発泡体部材である。発泡体部材は、クリーニング用弾性体ブレードと接触しないよう設定してあるので厚み公差による影響を受け難い。また、クリーニング用弾性体ブレードとフレーム間の隙間を埋めるのは薄いシート状部材であるため、必要なスペースは発泡部材のみの時と比べて小さくて済む。また、経時の押圧変化によるトナーシール性も発泡部材を潰していないため影響を受け難い。したがって、トナー飛散を防止するシールとして、発泡体部材とシート状部材の2種類を使用することで、信頼性が増し、安定した品質を長期に渡り維持できる。
さらに、ブレード支持部材の固定部(ネジ止め部)にはシート部材が存在しない(固定部が設けられる端部はシートを設けず、固定部間のみにシートを設ける)構成とすることができる。
またさらには、像担持体と、転写終了後、像担持体上の転写残トナー等を除去するためのクリーニング用弾性体ブレードを備え、クリーニング用弾性体ブレードとクリーニング用弾性体ブレードを取り付けるフレームとの間にトナー飛散防止シールを備え、トナー飛散を防止するシールとして、発泡体部材とシート状部材の2種類を用いることもできる。
また前記本発明のクリーニング装置において、シート状部材の材質をポリウレタンゴムとすることができる。これは、トナー飛散防止に対する信頼性を向上させるものであり、弾性体であるため、トナー飛散シールとして用いたときのシート自体のクリーニング用弾性体に対する押圧力をPETフィルム等に比べ低減できる。また、PETフィルムと異なり、密着性が良いことから、トナー飛散を防止する効果が高い。
また前記本発明のクリーニング装置において、発泡部材として用いているスポンジをエーテル系ウレタンフォームとすることができる。トナー飛散防止に対する信頼性の向上のためである。エーテル系ウレタンフォームは、反発弾性が高く、耐水性、耐湿性、耐薬品性に優れているため、安定した品質を長期に渡り維持できる。
さらに前記本発明のクリーニング装置において、クリーニング用弾性体ブレードの像担持体回転下流側に、像担持体表面を保護するための潤滑剤を削り、像担持体に塗布するためのブラシローラ、潤滑剤、ブラシローラが像担持体に塗布した潤滑剤粉を像担持体に定着するための、塗布用弾性体ブレードを備え、塗布用弾性体ブレードと塗布用弾性体ブレードを固定するためのフレームとの間からのトナー飛散防止に発泡体部材とシート状部材の2種類を用いることができる。トナー飛散防止に対する信頼性の向上のためであり、クリーニング用弾性体ブレードに比較して、スペースを確保し難い塗布用弾性体ブレード部に対し、トナー飛散防止として発泡体部材とシート状部材の2種類を用いることで、省スペースをはかることができる。また、潤滑剤粉とトナーの混合粉に対しても問題なく飛散を防止できる。ため、安定した品質を長期に渡り維持できる。
またさらに、前記本発明のクリーニング装置において、前記いずれかに記載のクリーニング装置をプロセスカートリッジに用いることができる。トナー飛散防止に対する信頼性を向上させた長寿命プロセスカートリッジを提供するためであり、トナー飛散を長期に渡り防止することで、トナーが画像形成装置内に飛散することで発生する不具合を防止し、安定した性能を長期に渡たり維持可能なプロセスカートリッジを提供することができる。
またさらに、前記本発明のクリーニング装置において、前記クリーニング装置のいずれかまたは前記プロセスカートリッジを画像形成装置に用いることができる。メンテナンスが容易な長寿命の画像形成装置が提供でき、トナー飛散を長期に渡り防止することで、トナーが画像形成装置内に飛散することで発生する不具合を防止し、安定した性能を長期に渡たり維持可能になる。
以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。図1は画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。カラープリンタ1の本体ケース2内には、プリンタエンジン3、光ビームを出射する光書込装置4、被転写体である記録媒体Pを収納する記録媒体収納部である給紙カセット5、トナー画像が転写された記録媒体Pを定着処理する定着装置6、トナー画像を転写した後に発生した廃トナーを回収する廃トナー回収容器7等が設けられている。
プリンタエンジン3は、トナー画像を形成し、形成したトナー画像を記録媒体Pに転写する部分であり、像担持体である4つの感光体8(8Y、8C、8M、8K)、各感光体8の周囲に配置された帯電装置である帯電ローラ9、現像装置10、クリーニング装置11、一次転写ローラ12、像担持体及び被転写体である中間転写ベルト13、転写装置である二次転写ローラ14、クリーニング装置15等により構成されている。ここで、本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示しており、これらの添え字は必要に応じて割愛する。
感光体8は、円筒状に形成されて駆動モータ(図示せず)が連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体8の外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。帯電ローラ9は、感光体8の外周面に当接して配置され、又は、感光体8の外周面と微小な隙間をもって配置されている。この帯電ローラ9に対して電源部(図示せず)から電圧が印加されることにより、帯電ローラ9と感光体8との間でコロナ放電が発生し、感光体8の外周面が一様に帯電される。
光書込装置4は、画像データに応じた光ビームを出射し、一様に帯電された感光体8の外周面を露光する。この露光により、感光体8の外周面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像装置10は、感光体8に対してトナーを供給する。供給されたトナーは感光体8の外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体8の外周面上の静電潜像がトナー画像として顕像化される。
中間転写ベルト13は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトであり、駆動ローラ16と入口ローラ17とテンションローラ18との回りに巻回され、駆動モータ(図示せず)に連結された駆動ローラ16が回転駆動されることにより矢印A方向に回転する。入口ローラ17とテンションローラ18とは、中間転写ベルト13が矢印A方向へ回転することにより中間転写ベルト13との摩擦力によって従動回転する。
一次転写ローラ12は中間転写ベルト13の内周面側(ループの内側)に配置されており、これらの一次転写ローラ12に転写用電圧が印加されることによって各感光体8上のトナー画像が中間転写ベルト13上に転写される。各感光体8上に形成されたトナー画像は中間転写ベルト13上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト13上にはカラーのトナー画像が形成される。
クリーニング装置11は、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後の感光体8の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後に感光体8の外周面上に残留しているトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
中間転写ベルト13上に形成されたカラーのトナー画像は、中間転写ベルト13と二次転写ローラ14とが当接された転写位置に記録媒体Pが送り込まれたタイミングで二次転写ローラ14に転写用電圧が印加されることにより、記録媒体Pに転写される。記録媒体Pは、給紙カセット5内から給紙されて搬送ローラ19やレジストローラ20により搬送され、トナー画像を転写された後に定着装置6に送り込まれる。トナー画像が転写された記録媒体Pは定着装置6内で熱と圧力とを加えられて定着処理され、この定着処理により溶融したトナー画像が記録媒体Pに定着される。定着処理が終了した記録媒体Pは本体ケース2の上面部に形成されている排紙トレイ21上に排紙される。
クリーニング装置15は、カラーのトナー画像が記録媒体Pに転写された後の中間転写ベルト13の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像の転写後に中間転写ベルト13の外周面上に残留したトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。廃トナー回収容器7は、クリーニング装置11、15で回収された廃トナーがクリーニング装置11、15から投入され、投入された廃トナーを貯溜する部分である。廃トナー回収容器7は本体ケース2に対して着脱可能に取り付けられており、廃トナー回収容器7内の廃トナーが満杯状態に近付いた場合に本体ケース2から取り外され、空の廃トナー回収容器7が取り付けられる。
プリンタエンジン3の構成部材である感光体8と、各感光体8の周囲に配置された帯電ローラ9と現像装置10とクリーニング装置11とはユニット化してケース22内に収納され、プロセスカートリッジ23(23Y、23C、23M、23K)が形成されている。各プロセスカートリッジ23は本体ケース2内に着脱可能に装着されている。感光体8と帯電ローラ9と現像装置10とクリーニング装置11とがプロセスカートリッジ23としてユニット化されることにより、交換やメンテナンスの作業が容易になり、また、各部材間の位置精度を高精度の維持することができ、形成される画像品質の向上を図ることができる。なお、本実施の形態では、感光体8と帯電ローラ9と現像装置10とクリーニング装置11とはユニット化したプロセスカートリッジ23を例に挙げて説明したが、プロセスカートリッジの構成としては様々のものがあり、例えば、帯電ローラ9、現像装置10、クリーニング装置11の少なくとも一つと感光体8とをケース内に収納してユニット化したものが挙げられる。
図2は、本体ケース2に設けられている側面カバー24を開放した状態を示す斜視図である。側面カバー24を開放することにより、プリンタエンジン3と廃トナー回収容器7とが現われ、プロセスカートリッジ23や中間転写ベルト13及び廃トナー回収容器7の交換等やその他のメンテナンスを行うことができる。中間転写ベルト13とローラ16、17、18とクリーニング装置15とは、ベルトケース13a内に収納されてユニット化されている。
図3に本発明に係るクリーニング装置の一実施例の断面図を示す。
図3の装置では、感光体8回転上流から転写残トナー等を搬送する回収コイル32、感光体8上に付着した転写残トナー等を除去するクリーニングブレード31、固形潤滑剤34を削り感光体8に付着させるブラシローラ33、帯電ローラ9、帯電クリーナローラ37、を備えたプロセスカートリッジを示す。クリーニングブレード31からのトナー飛散を防止するため、クリーニングブレードホルダ43とフレーム42の間に発泡部材40とシート部材41を使用している。発泡部材40とクリーニングブレードホルダ43は接触しない構成としているため、発泡部材40の厚みバラツキの影響を受け難くなっている。シート部材41は、弾性体であり、シート部材41自体によるクリーニングブレードホルダ43への当接圧を低減でき、密着性が良いため、シール性が向上している。したがって、トナー飛散を防止するシールとして、発泡体部材とシート状部材の2種類を使用することで信頼性を向上させ、安定した品質を長期に渡り維持することができる。
図4に本発明に係るクリーニング装置の他の実施例の断面図を示す。
図4の装置では、感光体8回転上流から転写残トナー等を搬送する回収コイル32、感光体8上に付着した転写残トナー等を除去するクリーニングブレード31、固形潤滑剤34を削り感光体8に付着させるブラシローラ33、付着した潤滑剤粉を感光体8に定着させる塗布ブレード39、帯電ローラ9、帯電クリーナローラ37を備えたプロセスカートリッジを示している。塗布ブレード39からのトナー飛散を防止するため、塗布ブレードホルダ44とフレーム42の間に発泡部材40とシート部材41を使用している。発泡部材40と塗布ブレードホルダ43は接触しない構成としているため、発泡部材40の厚みバラツキの影響を受け難くなっている。シート部材41は、弾性体であり、シート部材41自体による塗布ブレードホルダ43への当接圧を低減でき、密着性が良いため、シール性が向上している。したがって、トナー飛散を防止するシールとして、発泡体部材とシート状部材の2種類を使用することで信頼性を向上させ、安定した品質を長期に渡り維持することができる。
なおいずれの実施例においても、図3、図4からわかるように、ブレード支持部材であるクリーニングブレードホルダ43とフレーム42との間にシート部材41を挟んだだけでも、本発明の目的、効果を奏し得ることがわかる。
また発泡部材40がブレード支持部材であるクリーニングブレードホルダ43とフレーム42との間に挟持されず、クリーニングブレード31とフレーム42との間に挟持されるようにしてもよい。図3、4に示す実施例はこの形態であるが、クリーニングブレード31とクリーニングブレードホルダ43とが剛体による構成であれば、どちらの形態を採用しても、達成できる目的、効果に相違はほとんど無いことがわかる。
なお上述の実施例では発泡部材40はフレーム42に固定してあるが、発泡部材40はシート部材41に固定してもよい。この場合、たとえば図5に示すように、シート部材41の先端に発泡部材40をかぶせたかごのような構成とすることが望ましいであろう。この例では、発泡部材40とシート部材41は、クリーニングブレード31とフレーム42との間で挟持されない図示のような形態となればシール機能を発揮できる。さらに図6に示すように、発泡部材40をクリーニングブレード31側に固定してもよい。
さらに、図4(B)に示すように、ブレードホルダ43の固定部(たとえばフレーム42へのネジ止めする端部:図中矢印Fで示す部位でねじ止めするとよい。)にはシート部材41が存在せず(ブレードホルダ43の固定部が設けられる端部はシート部材41を設けず、フレーム42へのシート部材41の固定部と、発泡部材40を設けるシート部材41の先端側の部位間のみに、すなわち、シート部材41を固定する部位のみに設けるという構成でもよいことはもちろんである。
1:カラープリンタ
2:本体ケース
3:プリンタエンジン
4:光書込装置
5:給紙カセット
6:定着装置
7:廃トナー回収容器
8(8Y、8C、8M、8K):感光体
9:帯電ローラ
10:現像装置
11:クリーニング装置
12:一次転写ローラ
13:中間転写ベルト
13a:ベルトケース
14:二次転写ローラ
15:クリーニング装置
16:駆動ローラ
17:入口ローラ
18:テンションローラ
19:搬送ローラ
20:レジストローラ
21:排紙トレイ
22:ケース
23:プロセスカートリッジ(23Y、23C、23M、23K)
24:側面カバー
31:クリーニングブレード
32:回収コイル
33:ブラシローラ
34:固形潤滑剤
37:帯電クリーナローラ
39:塗布ブレード
40:発泡部材
41:シート部材
42:フレーム
43:クリーニングブレードホルダ
44:塗布ブレードホルダ
P:記録媒体
特開平11−305619号公報 特開平7−92874号公報

Claims (14)

  1. 像担持体と、転写終了後に該像担持体上の転写残トナー等を除去するためのクリーニング用弾性体ブレードを備え、該クリーニング用弾性体ブレードを支持するブレード支持部材と該クリーニング用弾性体ブレードを取り付けるフレームとの間にシート材を挟んでトナー飛散防止シール手段としてなることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1のクリーニング装置において、前記トナー飛散防止シール手段がさらに発泡部材を備え、該発泡部材は前記ブレード支持部材と前記フレームとの間に挟まない配置としてなることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項2のクリーニング装置において、該発泡部材を前記ブレード支持部材と前記フレームに接触させない配置としてなることを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項2のクリーニング装置において、前記発泡部材を前記フレームに固定してなることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項2のクリーニング装置において、前記発泡部材を前記シート材に固定してなることを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1のクリーニング装置において、前記ブレード支持部材の固定部が該ネジ止め部端部のネジ止め部であり、該ネジ止め部にはシート材が存在しないようにネジ止め部で前記ブレード支持部材の端部を固定することを特徴とするクリーニング装置。
  7. 像担持体と、転写終了後に該像担持体上の転写残トナー等を除去するためのクリーニング用弾性体ブレードを備え、該クリーニング用弾性体ブレードと該クリーニング用弾性体ブレードを取り付けるフレームとの間にトナー飛散防止シール手段を備え、
    該トナー飛散防止シール手段が、発泡体部材とシート状部材の2種類の部材からなることを特徴とするクリーニング装置。
  8. 請求項7のクリーニング装置において、
    前記シート状部材の材質がポリウレタンゴムであることを特徴とするクリーニング装置。
  9. 請求項7のクリーニング装置において、
    前記発泡部材としてスポンジを用い、
    該スポンジが、エーテル系ウレタンフォームであることを特徴とするクリーニング装置。
  10. 請求項7のクリーニング装置において、
    前記クリーニング用弾性体ブレードの像担持体回転下流側に、前記像担持体表面を保護するための潤滑剤を削り、
    前記像担持体に潤滑剤を塗布するためのブラシローラ、該ブラシローラにより塗布される潤滑剤、前記ブラシローラが前記像担持体に塗布した潤滑剤粉を該像担持体に定着するための塗布用弾性体ブレードを備え、
    前記塗布用弾性体ブレードと前記塗布用弾性体ブレードを固定するためのフレームとの間からのトナー飛散防止を前記発泡体部材とシート状部材の2種類の部材からなるトナー飛散防止シール手段を用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のクリーニング装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載のクリーニング装置または請求項11に記載の該プロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1から10のいずれかのクリーニング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12または13の画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機又はインクジェット記録装置の何れか一つ、またはそれらの少なくとも二つの機能を組み合わせた複合機であることを特徴とする画像形成装置。
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