JP2011058478A - 還元剤供給装置、それを備える排気浄化システム及び還元剤の供給方法 - Google Patents

還元剤供給装置、それを備える排気浄化システム及び還元剤の供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排気浄化システム等において触媒に対して還元剤をより均一に供給することを可能とする。
【解決手段】屈曲部22aを有する排気管22に還元剤を噴射するインジェクタ30a,30bを備え、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向A,Bに還元剤をインジェクタ30a,30bから噴射する。前記第1インジェクタ及び前記第2インジェクタを前記流路の周方向に向けて互いに対向する位置に設ける。前記インジェクタから噴射された還元剤を前記流路の周方向に向けて互いに対向する方向に変化させる衝突板を有する。前記インジェクタから噴射された還元剤の一部を前記流路の周方向に向く方向に変化させ、残りの一部の方向を変化させない反射板を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、還元剤供給装置、それを備える排気浄化システム及び還元剤の供給方法に関する。
自動車等のエンジンから排出される排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物 (NOx)等の汚染物質や微粒子状物質(PM:Particulate Matter)等を除外する排気浄化システムが用いられている。例えば、排気ガスを排出するための排気管に、汚染物質を分解(還元)するための三元触媒やPMを捕捉するためのパーティキュレートフィルタ等を設け、排気ガスを浄化するシステムが知られている。
特に、ディーゼルエンジン等においては排気ガス中に窒素酸化物(NOx)が多く含まれるため、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を効率的に除去するために、窒素酸化物(NOx)の吸着及び還元を繰り返して分解(還元)する窒素酸化物浄化触媒が用いられている。窒素酸化物浄化触媒では、吸着した窒素酸化物(NOx)を分解(還元)するために外部から還元剤を供給する必要がある。例えば、排気通路にインジェクタを配置し、燃料(軽油)等を還元剤として排気通路内に噴射して窒素酸化物浄化触媒に供給する。
このとき、窒素酸化物浄化触媒において還元剤を有効に利用するためには、触媒への入口において還元剤を均一に供給することが好ましい。
例えば、還元剤を均一に触媒へ導入するために、排気管内に分散板や整流板を配置し、排気管内の上流から供給される還元剤の流れを制御する方法等が知られている。
また、例えば、エンジンに連通する排気通路に介装される窒素酸化物浄化触媒に対して、窒素酸化物浄化触媒の上流側に近接してL字状に湾曲する導入部を排気通路に形成して、窒素酸化物浄化触媒の上流側の還元剤の導入部の曲率半径方向外側部分に還元剤を噴射するインジェクタを設け、そのインジェクタより下流側かつ窒素酸化物浄化触媒より上流側の領域に向かって還元剤を噴射する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2008−128048号公報
ところで、排気管内に分散板や整流板を配置する方法では、板自体に上流側から流れ込む還元剤を均一化させる効果を持たせる必要があるため、分散板や整流板及びその周辺の排気管の構造が複雑になりがちであり、圧力損失の増大や製造コストの増大を招くおそれがある。
また、排気管が屈曲部を有する場合、インジェクタから排気管に単に還元剤を噴射する方法では、排気管内の還元剤を十分に均一化させることができず、触媒に対して均一に還元剤を供給することが困難である。
例えば、図12に示すように、下向きに屈曲した屈曲部を有する排気管10に対して下向き45°に設けられたインジェクタ12から還元剤を噴射した場合、図13に示すように、噴射開始初期は排気管10内の還元剤の濃度は比較的均一であるが、時間が経過するにつれて気流の旋回の影響により排気管10の屈曲部内側に還元剤が偏在する。なお、図13において、領域の輝度が明るいほど還元剤の濃度が高く、領域の輝度が暗いほど還元剤の濃度が低いことを示す。一方、図14に示すように、排気管10に対して上向き45°に設けられたインジェクタ12から還元剤を噴射した場合、図15に示すように、噴射開始初期は排気管10の屈曲部外側に還元剤が偏在するが、時間が経過するにつれて比較的均一な分布となる。なお、図15において、領域の輝度が明るいほど還元剤の濃度が高く、領域の輝度が暗いほど還元剤の濃度が低いことを示す。
本発明は、上記課題を鑑み、還元剤をより均一に供給することを可能とする還元剤供給装置、それを備える排気浄化システム及び還元剤の供給方法を提供することを目的とする。
本発明の1つの態様は、流路に還元剤を噴射する少なくとも1つのインジェクタを備え、前記流路の周方向に向けて互いに対向するように還元剤を前記インジェクタから噴射することを特徴とする還元剤供給装置である。
また、本発明の別の態様は、少なくとも1つのインジェクタから、流路の周方向に向けて互いに対向するように還元剤を噴射することを特徴とする還元剤の供給方法である。
例えば、第1インジェクタ及び第2インジェクタを備え、前記第1インジェクタ及び前記第2インジェクタを前記流路の周方向に向けて互いに対向する位置に設け、前記第1インジェクタ及び前記第2インジェクタから還元剤を前記流路内へ噴射することが好適である。
また、前記流路内に前記インジェクタから噴射された還元剤を前記流路の周方向に向けて互いに対向する方向に変化させる衝突板を有することが好適である。
また、前記流路内に前記インジェクタから噴射された還元剤の一部を前記流路の周方向に向く方向に変化させ、残りの一部の方向を変化させない反射板を有することが好適である。
また、前記インジェクタからの還元剤の噴射量及び噴射タイミングの少なくとも一方を制御することが好適である。
なお、本願発明における還元剤供給装置は、前記流路の前記インジェクタよりも下流側に浄化触媒を有する排気浄化システムに適用することが好適である。
本発明によれば、触媒に対して還元剤をより均一に供給することを可能とすることが可能となる。
本発明の実施の形態における排気浄化システムの基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態における排気浄化システムの基本構成を示す図である。 第1の実施の形態における排気浄化システムの構成を示す拡大図である。 本発明の実施の形態における還元剤の濃度分布を示す図である。 第2の実施の形態における排気浄化システムの構成を示す拡大図である。 第2の実施の形態における排気浄化システムの構成を示す拡大図である。 第3の実施の形態における排気浄化システムの構成を示す拡大図である。 第3の実施の形態における排気浄化システムの構成を示す拡大図である。 第4の実施の形態における還元剤の噴射制御を示す図である。 第4の実施の形態における還元剤の噴射制御を示す図である。 第4の実施の形態における還元剤の噴射制御を示す図である。 第4の実施の形態における還元剤の噴射制御を示す図である。 従来の排気浄化システムの構成を示す図である。 従来の排気浄化システムにおける還元剤の濃度分布を示す図である。 従来の排気浄化システムの構成を示す図である。 従来の排気浄化システムにおける還元剤の濃度分布を示す図である。
<第1の実施の形態>
本発明の実施の形態における排気浄化システム100は、図1(a)に示すように、エンジン20の排気管22に接続された酸化浄化部24、窒素酸化物浄化部26、パーティキュレートフィルタ(PF:Particulate Filter)28を含んで構成される。また、図1(b)に示す排気浄化システム101のように、酸化浄化部24を設けず、窒素酸化物浄化部26及びパーティキュレートフィルタ28を含んだ構成としてもよい。排気管22に接続された排気浄化システム100は、排気管22内に還元剤を噴射するインジェクタ30も含んで構成される。さらに、エンジン20及びインジェクタ30の動作を制御する電子制御部(ECU:Electronic Control Unit)32を含んで構成される。
エンジン20は、シリンダ、ピストン等を備え、シリンダとピストンとの間で形成される燃焼室において燃料を燃焼させることによって動力を生み出す。燃焼により生じる排気ガスは、シリンダに設けられた排気ポートを通じて排気管22へ排気される。排気ポートには排気弁が設けられ、排気のタイミングが制御される。なお、エンジン20の構成についてはこれに限定されるものでなく、排気ガスの浄化が必要なものであれは本願発明の対象となり得る。
排気管22の下流側には、酸化浄化部24が接続される。酸化浄化部24は、筐体24a内に酸化触媒24bを配置して構成される。なお、図1(b)に示す排気浄化システム101のように、酸化浄化部24は設けなくてもよい。
酸化触媒24bは、例えば、セラミックス材料で形成された担体に、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の貴金属を担持させて構成される。担体は、ハニカム構造とすることが好適である。
酸化触媒24bに排気ガスが流れると、排気ガスに含まれる一酸化窒素(NO)が酸化されて二酸化窒素(NO2)が生成される。酸化触媒24bにおいて酸化反応を起こすためには、酸化触媒24bが所定の温度以上に加熱されている必要があるので、酸化浄化部24は窒素酸化物浄化部26及びPF28よりも上流側に配置することが好ましい。
酸化浄化部24の下流側、又は、酸化浄化部24を設けない場合には排気管22の下流側には、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を吸蔵する窒素酸化物浄化部26が接続される。窒素酸化物浄化部26は、筐体26a内に窒素酸化物吸蔵触媒26bを配置して構成される。
窒素酸化物吸蔵触媒26bは、例えば、酸化アルミニウム(Al23)からなる担体に、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の貴金属を担持させると共に、窒素酸化物(NOx)の吸蔵剤となるバリウム(Ba)等のアルカリ土類金属又はアルカリ金属を担持させて構成される。担体は、ハニカム構造とすることが好適である。
窒素酸化物吸蔵触媒26bは、酸化雰囲気において排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)、例えば二酸化窒素(NO2)や一酸化窒素(NO)を吸蔵する。また、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)を含む還元雰囲気において窒素酸化物(NOx)を窒素(N2)等に還元する。
窒素酸化物浄化部26の下流側には、PF28が接続される。PF28は、筐体28a内にフィルタ28bを配置して構成される。
フィルタ28bは、例えば、多孔性のセラミックス材料で形成されたフィルタである。フィルタ28bは、上流側端部が開口され、下流側端部が閉口されたガス流路と、上流側端部が閉口され、下流側端部が開口されたガス流路とを交互に並べたハニカム構造とすることが好適である。また、フィルタ28bは、蛇腹状に形成された構造としてもよい。
フィルタ28bを排気ガスが透過する際に、排気ガスに含まれる微粒子状物質(PM)がフィルタ28bの壁面に吸着される。吸着された微粒子状物質(PM)は、排気ガス中の二酸化窒素(NO2)等によって酸化されて二酸化炭素(CO2)として排出される。また、二酸化窒素(NO2)は一酸化窒素(NO)に分解されて排出される。
インジェクタ30は、排気管22のエンジン20と酸化浄化部24との間の領域に設けられる。本実施の形態では、2つのインジェクタ30a,30bが設けられる。
通常、エンジン20からの排気ガスには一酸化窒素(NO)が最も多く含まれており、炭化水素(HC)等の還元物質の含有量は少ない。したがって、窒素酸化物浄化部26内が酸化雰囲気となり、窒素酸化物吸蔵触媒26bに窒素酸化物(NOx)が吸着されるだけとなり、吸着された窒素酸化物(NOx)が還元され難い状態となる。そこで、窒素酸化物吸蔵触媒26bにある程度の窒素酸化物(NOx)が吸着されるとインジェクタ30a,30bから還元剤を噴射して排気ガスを還元雰囲気とする。これにより、窒素酸化物浄化部26に還元雰囲気となった排気ガスが導入され、窒素酸化物吸蔵触媒26bに吸着された窒素酸化物(NOx)が還元され易くなる。なお、還元剤は軽油等の燃料とすることが好適である。
また、排気管22には温度センサ34が設けられる。温度センサ34は単数でも複数でもよい。温度センサ34により、排気管22を流れる排気ガスの温度を検知する。ECU32は、検知された温度を温度センサ34から取得する。また、排気管22には酸素センサ36が設けられる。酸素センサ36は単数でも複数でもよい。酸素センサ36により、排気管22を流れる酸素濃度を検知する。ECU32は、検知された酸素濃度を酸素センサ36から取得する。
ECU32は、マイクロコンピュータを含んで構成され、エンジン20及びインジェクタ30の制御を行う。また、温度センサ34から取得した排気ガスの温度及び酸素センサ36から取得した排気ガス中の酸素濃度に基づいてエンジン20及びインジェクタ30の制御を行うものとしてもよい。
以下、インジェクタ30が設けられた排気管22の導入部について説明する。図2は、排気管22におけるインジェクタ30が配置された部分の拡大断面図である。
インジェクタ30a及び30bは屈曲部22aを有する排気管22の周方向に向けて互いに対向する位置に配置される。本実施の形態では、排気管22の屈曲部22aの屈曲方向(紙面と平行な方向)にインジェクタ30a及び30bを互いに対向するように配置する。ただし、これに限定されるものではなく、インジェクタ30a及び30bが排気管22の周方向に向けて互いに対向する位置に配置されていればよく、例えば、排気管22の屈曲部22aの屈曲方向に垂直な方向(紙面と垂直な方向)にインジェクタ30a及び30bを互いに対向するように配置してもよい。
このような配置とすることによって、図2に示すように、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向A及びBに還元剤を噴射することができる。本実施の形態では、インジェクタ30a及び30bからの噴射方向は排気管22の上流側から下流側へ向けて排気管22の内面に対して約45°とした。ただし、これに限定されるものではなく、排気管22の屈曲部22aの曲率等に応じて適宜調整することが好ましい。
図3に、ラインC−Cに沿った酸化浄化部24の入口付近の断面における還元剤の濃度分布を示す。本実施の形態におけるインジェクタ30a及び30bの配置によって、インジェクタ30a及び30bから噴射された還元剤が互いに排気管22内で重ね合わされ、図3に示すように、還元剤は酸化浄化部24の入口付近においてほぼ均一な濃度になる。
このように、本実施の形態によれば、還元剤を均一な濃度分布で酸化浄化部24へ供給することができる。
<第2の実施の形態>
図4に、第2の実施の形態における排気管22におけるインジェクタ30が配置された部分の拡大断面図を示す。
本実施の形態では、インジェクタ30は1つだけ設け、排気管22の内部にインジェクタ30から噴射された還元剤を排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向A及びBに変化させる衝突板40を設ける。
本実施の形態では、排気管22の屈曲部22aの屈曲方向(紙面と平行な方向)にインジェクタ30から噴射された還元剤を向けるように衝突板40を配置する。ただし、これに限定されるものではなく、インジェクタ30から噴射された還元剤が排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向に向けられればよく、例えば、図5に示すように、図4の構成とは上下対称にインジェクタ30及び衝突板40を配置してもよいし、排気管22の屈曲部22aの屈曲方向に垂直な方向(紙面と垂直な方向)にインジェクタ30から噴射された還元剤を向けるようにインジェクタ30及び衝突板40を配置してもよい。
このような配置とすることによって、図4及び図5に示すように、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向A及びBに還元剤を噴射することができる。これによって、第1の実施の形態と同様に、排気管22内に噴射された還元剤は酸化浄化部24の入口付近においてほぼ均一な濃度になる。
<第3の実施の形態>
図6に、第3の実施の形態における排気管22におけるインジェクタ30が配置された部分の拡大断面図を示す。
本実施の形態では、インジェクタ30は1つだけ設け、排気管22の内部にインジェクタ30から噴射された還元剤の一部を排気管22の周方向に向く方向に変化させ、残りの一部の方向を変化させないように配置された反射板42を設ける。
本実施の形態では、排気管22の屈曲部22aの屈曲方向(紙面と平行な方向)にインジェクタ30から噴射された還元剤を向けるように反射板42を配置する。ただし、これに限定されるものではなく、インジェクタ30から噴射された還元剤が排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向に向けられればよく、例えば、図7に示すように、図6の構成とは上下対称にインジェクタ30及び反射板42を配置してもよいし、排気管22の屈曲部22aの屈曲方向に垂直な方向(紙面と垂直な方向)にインジェクタ30から噴射された還元剤を向けるようにインジェクタ30及び反射板42を配置してもよい。
このような配置とすることによって、図6及び図7に示すように、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向A及びBに還元剤を噴射することができる。これによって、第1の実施の形態と同様に、排気管22内に噴射された還元剤は酸化浄化部24の入口付近においてほぼ均一な濃度になる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態では、インジェクタ30からの還元剤の噴射量及び噴射タイミングを制御することによって、より均一な還元剤の濃度分布を得る。以下、図8〜図11において、横軸は時間、縦軸は互いに対向する方向A,Bへの還元剤の噴射量を示す。
第1の制御は、図8に示すように、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向にインジェクタ30から同時に還元剤を噴射するものである。図9に示すように、それぞれの噴射における還元剤の噴射時間及び噴射量を調整することによって還元剤の均一に分布させてもよい。第1の制御は、第1〜第3の実施の形態のいずれにおいても実行することができる。
第2の制御は、図10に示すように、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向にインジェクタ30から時間をずらして還元剤を噴射するものである。互いに対向する方向への還元剤の噴射タイミングをずらすことによって還元剤の均一に分布させることができる。この場合も、それぞれの噴射における還元剤の噴射時間及び噴射量を調整してもよい。また、互いの噴射時間の一部が重複するようにしてもよいし、互いの噴射時間が重複しないようにしてもよい。第2の制御は、第1の実施の形態のようにインジェクタ30が複数設けられている場合に実行することができる。
第3の制御は、図11に示すように、排気管22の周方向に向けて互いに対向する方向にインジェクタ30から時分割的に還元剤を噴射するものである。この場合、一度噴射した還元剤が排気管22、酸化浄化部24及び窒素酸化物浄化部26のいずれかにまだ残っている状態で次の噴射を行うことを複数回繰り返す。それぞれの噴射における還元剤の噴射時間、噴射量及び噴射間隔を調整することによって還元剤の均一に分布させることができる。第3の制御は、第1〜第3の実施の形態のいずれにおいても実行することができる。ただし、互いに対向する方向への噴射のタイミングをずらす場合には第1の実施の形態のようにインジェクタ30が複数設けられている場合に実行することができる。
これらの制御は、ECU32によりインジェクタ30を制御することで行うことができる。なお、ECU32は、温度センサ34から取得した排気ガスの温度及び酸素センサ36から取得した排気ガス中の酸素濃度に基づいてこれらの制御を行ってもよい。
10 排気管、12 インジェクタ、20 エンジン、22 排気管、22a 屈曲部、24 酸化浄化部、24a 筐体、24b 酸化触媒、26 窒素酸化物浄化部、26a 筐体、26b 窒素酸化物吸蔵触媒、28 PF、28a 筐体、28b フィルタ、30(30a,30b) インジェクタ、34 温度センサ、36 酸素センサ、40 衝突板、42 反射板、100 排気浄化システム。

Claims (7)

  1. 屈曲部を有する流路に還元剤を噴射する少なくとも1つのインジェクタを備え、
    前記流路の周方向に向けて互いに対向するように還元剤を前記インジェクタから噴射することを特徴とする還元剤供給装置。
  2. 請求項1に記載の還元剤供給装置であって、
    第1インジェクタ及び第2インジェクタを備え、
    前記第1インジェクタ及び前記第2インジェクタを前記流路の周方向に向けて互いに対向する位置に設け、前記第1インジェクタ及び前記第2インジェクタから還元剤を前記流路内へ噴射することを特徴とする還元剤供給装置。
  3. 請求項1に記載の還元剤供給装置であって、
    前記流路内に前記インジェクタから噴射された還元剤を前記流路の周方向に向けて互いに対向する方向に変化させる衝突板を有することを特徴とする還元剤供給装置。
  4. 請求項1に記載の還元剤供給装置であって、
    前記流路内に前記インジェクタから噴射された還元剤の一部を前記流路の周方向に向く方向に変化させ、残りの一部の方向を変化させない反射板を有することを特徴とする還元剤供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の還元剤供給装置であって、
    前記インジェクタからの還元剤の噴射量及び噴射タイミングの少なくとも一方を制御することを特徴とする還元剤供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の還元剤供給装置と、
    前記流路の前記インジェクタよりも下流側に浄化触媒と、
    を備えることを特徴とする排気浄化システム。
  7. 少なくとも1つのインジェクタから、屈曲部を有する流路の周方向に向けて互いに対向するように還元剤を噴射することを特徴とする還元剤の供給方法。
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