JP2011057796A - タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴム強度と転がり抵抗のバランスを改善したタイヤ用ゴム組成物、及びこれを用いた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】変性ブタジエンゴムと、天然ゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムとを含むゴム成分100質量部に対して、窒素吸着比表面積が15〜100m/gのカーボンブラックを3〜40質量部、下記式(I)で表される化合物を5〜23質量部含み、ゴム成分100質量%中の変性ブタジエンゴムの含有量が5〜80質量%であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
[化1]
Figure 2011057796

(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R及びRは、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤ用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関する。
近年、環境問題、経済性を考慮してタイヤの転がり抵抗の低減が望まれている。そのため、タイヤを構成するゴム組成物のヒステリシスロス(tanδ)低減や軽量化が図られている。
転がり抵抗低減のために、カーボンブラックやシリカなどのフィラー(補強剤)を減量する方法がある。しかし、フィラーを減量すると、ゴム強度が低下してしまうという問題があった。
特許文献1には、イソプレン系ゴムにリバージョン防止剤を配合し、転がり抵抗の低減と、耐摩耗性の向上が可能なタイヤ用ゴム組成物が開示されている。しかし、ゴム強度と転がり抵抗のバランス向上については、改善の余地がある。
特開2006−45471号公報
本発明は、前記課題を解決し、ゴム強度と転がり抵抗のバランスを改善したタイヤ用ゴム組成物、及びこれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、変性ブタジエンゴムと、天然ゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムとを含むゴム成分100質量部に対して、窒素吸着比表面積が15〜100m/gのカーボンブラックを3〜40質量部、下記式(I)で表される化合物を5〜23質量部含み、ゴム成分100質量%中の変性ブタジエンゴムの含有量が5〜80質量%であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
Figure 2011057796
(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R及びRは、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
上記ゴム成分が天然ゴム又はイソプレンゴムを含むことが好ましい。
上記ゴム組成物は、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が、上記ゴム成分100質量部に対して、5〜60質量部であることが好ましい。上記ゴム組成物は、上記ゴム成分100質量部に対して、硫黄を0.1〜7質量部含むことが好ましい。
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いた空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、変性ブタジエンゴムと、天然ゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムとを含むゴム成分に対して、特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラック、及び、上記式(I)で表される化合物をそれぞれ特定量含み、ゴム成分として、変性ブタジエンゴムを特定量含むタイヤ用ゴム組成物であるので、ゴム強度と転がり抵抗のバランスを改善でき、ゴム強度と転がり抵抗のバランスに優れた空気入りタイヤを提供できる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、変性ブタジエンゴムと、天然ゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムとを含むゴム成分に対して、特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラック、及び、上記式(I)で表される化合物をそれぞれ特定量含み、ゴム成分として、変性ブタジエンゴムを特定量含む。
変性ブタジエンゴムを特定量含み、さらに、特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラックを特定量含むことにより、転がり抵抗を充分に低減できる。また、上記式(I)で表される化合物を特定量含むことにより、転がり抵抗を充分に低減しつつ、ゴム強度の低下を抑制できる。そのため、ゴム強度と転がり抵抗のバランスを改善できる。
本発明のゴム成分は、変性ブタジエンゴム(変性BR)と、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、及びブタジエンゴム(BR)からなる群より選択される少なくとも1種のゴムとを含む。なかでも、転がり抵抗を低減できるという理由から、変性BRとともに、NR、IRを含むことが好ましく、変性BRとNR又はIRを併用することがより好ましい。
変性BRとしては、特に限定されず、特開2009−161778号公報等に記載のアルコキシ基を含有するケイ素化合物により変性されたS変性BR、スズ化合物により変性されたスズ変性BR等を使用できる。なかでも、比較的ゴム混合時の加工性が良好であるという理由から、スズ変性BRが好ましい。
スズ変性BRは、リチウム開始剤により1,3−ブタジエンの重合を行った後、スズ化合物を添加することにより得られ、更に該スズ変性BR分子の末端はスズ−炭素結合で結合されていることが好ましい。
リチウム開始剤としては、アルキルリチウム、アリールリチウム、アリルリチウム、ビニルリチウム、有機スズリチウム、有機窒素リチウム化合物などのリチウム系化合物が挙げられる。リチウム系化合物を開始剤とすることで、高ビニル、低シス含量のスズ変性BRを作製できる。
スズ化合物としては、四塩化スズ、ブチルスズトリクロライド、ジブチルスズジクロライド、ジオクチルスズジクロライド、トリブチルスズクロライド、トリフェニルスズクロライド、ジフェニルジブチルスズ、トリフェニルスズエトキシド、ジフェニルジメチルスズ、ジトリルスズクロライド、ジフェニルスズジオクタノエート、ジビニルジエチルスズ、テトラベンジルスズ、ジブチルスズジステアレート、テトラアリルスズ、p−トリブチルスズスチレンなどが挙げられ、これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
スズ変性BRのスズ原子の含有量は50ppm以上、好ましくは60ppm以上である。含有量が50ppm未満では、スズ変性BRによるカーボンブラックの分散を促進する効果が小さく、tanδが増大する傾向にある。また、スズ原子の含有量は3000ppm以下、好ましくは2500ppm以下、更に好ましくは250ppm以下である。含有量が3000ppmを超えると、混練り物のまとまりが悪く、エッジが整わないため、混練り物の押出し性が悪化する。
変性BRの分子量分布(Mw/Mn)は2以下、好ましくは1.5以下である。Mw/Mnが2を超えると、カーボンブラックの分散性が悪化し、tanδが増大するため好ましくない。
なお、本発明において、数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)を用い、標準ポリスチレンにより換算した値である。
変性BRのビニル結合量は5質量%以上、好ましくは7質量%以上である。ビニル結合量が5質量%未満では、変性BRを重合(製造)することが困難である。また、ビニル結合量は50質量%以下、好ましくは20質量%以下である。ビニル結合量が50質量%を超えると、カーボンブラックの分散性が悪く、また、引張強さ(ゴム強度)が低下する傾向がある。
ゴム成分100質量%中の変性BRの含有量は、5質量%以上、好ましくは10質量%以上、より好ましくは40質量%以上である。5質量%未満であると、転がり抵抗低減効果があまり期待できない。上記含有量は、80質量%以下、好ましくは75質量%以下、より好ましくは70質量%以下である。80質量%を超えると、ゴムの破断強度が不十分となる傾向がある。
NRとしては、特に限定されず、RSS♯3、TSR20などのゴム工業において一般的なものを使用することができる。IRとしては、特に限定されず、従来公知のものを使用できる。
本発明のゴム組成物がNRを含有する場合、ゴム成分100質量%中のNRの含有量は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは40質量%以上である。20質量%未満であると、混練り時、押出し時の加工性が悪化する傾向にある。上記NRの含有量は、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下である。70質量%を超えると、相対的に変性BRの比率が減少し、転がり抵抗が不利になる傾向がある。
ゴム成分100質量%中のNRと変性BRの合計含有量は、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、更に好ましくは100質量%である。80質量%未満であると、他のゴム成分が増加し、転がり抵抗が悪化する傾向がある。
BRとしては、特に限定されず、例えば、日本ゼオン(株)製のBR1220、宇部興産(株)製のBR130B、BR150B等の高シス含有量のBR、宇部興産(株)製のVCR412、VCR617等のシンジオタクチックポリブタジエン結晶を含有するBR等を使用できる。加工性、ゴム強度に有利という理由から、BRのシス含量は95質量%以上が好ましい。
ゴム成分としては、上記NR、IR、BR、変性BR以外にも、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)等のジエン系ゴムを使用してもよい。これらジエン系ゴムは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明では、窒素吸着比表面積が15〜100m/gのカーボンブラックが使用される。特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラックを配合することにより、転がり抵抗を低減できる。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は15m/g以上、好ましくは30m/g以上である。NSAが15m/g未満では、充分な補強性が得られない傾向がある。また、カーボンブラックのNSAは100m/g以下、好ましくは90m/g以下、より好ましくは80m/g以下、更に好ましくは70m/g以下、特に好ましくは60m/g以下である。NSAが100m/gを超えると、tanδ(転がり抵抗)が大きくなる傾向がある。
なお、カーボンブラックのチッ素吸着比表面積は、JIS K6217のA法によって求められる。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、3質量部以上、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上である。3質量部未満では、充分な補強性が得られない傾向がある。また、カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、40質量部以下、好ましくは35質量部以下、より好ましくは30質量部以下、更に好ましくは25質量部以下である。40質量部を超えると、tanδ(転がり抵抗)が大きくなる傾向がある。
本発明では、下記式(I)で表される化合物が使用される。
Figure 2011057796
(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R及びRは、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
アルキレン基としては、特に限定されず、直鎖状、分岐状、環状のものがあげられるが、なかでも、直鎖状のアルキレン基が好ましい。
アルキレン基の炭素数は2〜10が好ましく、4〜8がより好ましい。アルキレン基の炭素数が1では、熱的な安定性が悪く、S−S結合から得られるメリットが得られない傾向があり、アルキレン基の炭素数が11以上では、S架橋鎖以上の長さとなってしまい、−S−に置換して、置き換わることが困難となる傾向がある。
上記条件を満たすアルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレン基などがあげられる。なかでも、ポリマー/ポリマー間の硫黄架橋にスムーズに置換し、熱的にも安定であるという理由から、ヘキサメチレン基が好ましい。
及びRとしては、チッ素原子を含む1価の有機基であれば特に限定されず、芳香環を少なくとも1つ含むものが好ましく、炭素原子がジチオ基に結合したN−C(=S)−で表される結合基を含むものがより好ましい。
及びRは、それぞれ同一でも、異なっていてもよいが、製造の容易さなどの理由から、同一であることが好ましい。
上記条件を満たす化合物としては、例えば、1,2−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)エタン、1,3−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)プロパン、1,4−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ブタン、1,5−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ペンタン、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン、1,7−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘプタン、1,8−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)オクタン、1,9−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ノナン、1,10−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)デカンなどがあげられる。なかでも、熱的に安定であり、分極性に優れるという理由から、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンが好ましい。
式(I)で表される化合物の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、5質量部以上、より好ましくは7質量部以上、更に好ましくは10質量部以上である。5質量部未満であると、転がり抵抗、ゴム強度の向上について効果が見られないおそれがある。式(I)で表される化合物の含有量は、23質量部以下、より好ましくは20質量部以下、更に好ましくは18質量部以下、特に好ましくは15質量部以下である。23質量部を超えると、ゴム強度が悪化するおそれがある。
本発明のゴム組成物は、シリカを配合してもよい。
シリカとしては特に限定されず、例えば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)等が挙げられるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
カーボンブラック及びシリカの合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは15質量部以上である。一方、該合計含有量は、好ましくは60質量部以下、より好ましくは40質量部以下、更に好ましくは30質量部以下、特に好ましくは25質量部以下である。カーボンブラック及びシリカの合計含有量がこの範囲内であると、ゴム強度と転がり抵抗のバランスを充分に改善できる。
本発明のゴム組成物は、転がり抵抗を低減するために、カーボンブラック及びシリカの合計含有量を従来の同用途のゴム組成物よりも減量した場合であっても、上記式(I)で表される化合物を特定量含むため、ゴム強度の低下を緩和できる。そのため、ゴム強度と転がり抵抗のバランスを改善できる。
本発明のゴム組成物には、前記成分以外にも、ゴム組成物の製造に一般に使用される配合剤、例えば、クレー等の補強用充填剤、シランカップリング剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、各種老化防止剤、オイル、ワックス、加硫剤、加硫促進剤などを適宜配合することができる。
オイルとしては、例えば、プロセスオイル、植物油脂、又はその混合物を用いても良い。プロセスオイルとしては、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル(アロマオイル)などが挙げられる。植物油脂としては、ひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花生油、ロジン、パインオイル、パインタール、トール油、コーン油、こめ油、べに花油、ごま油、オリーブ油、ひまわり油、パーム核油、椿油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、サフラワー油、桐油などが挙げられる。なかでも、コスト、工程通過性の点から、芳香族系プロセスオイルが好ましい。
オイルの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは2質量部以上、より好ましくは5質量部以上である。2質量部未満であると、加工性が悪化するおそれがある。オイルの含有量は、好ましくは25質量部以下、より好ましくは20質量部以下、更に好ましくは15質量部以下、特に好ましくは10質量部以下である。25質量部を超えると、ゴムが柔らかくなりすぎ、フィラーの分散が悪化したり、ミキサーやロールへ密着するという問題がある。
加硫剤としては、硫黄又は硫黄化合物が挙げられる。
硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などが挙げられ、例えば、オイル処理した不溶性硫黄が好適に用いられる。
硫黄の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.3質量部以上である。0.1質量部未満であると、ゴム強度が悪化する傾向がある。硫黄の含有量は、好ましくは7質量部以下、より好ましくは0.9質量部以下、更に好ましくは0.4質量部以下である。7質量部を超えると、ゴムが脆くなり、強度が大幅に低下する傾向がある。
加硫促進剤としては、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DZ)、メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジベンゾチアゾリルジスルフィド(MBTS)、ジフェニルグアニジン(DPG)などが挙げられる。なかでも、加硫特性に優れ、加硫後のゴムの物性において、低発熱性に優れ、機械的強度向上の効果も大きいという理由から、TBBS、CBS、DZなどのスルフェンアミド系加硫促進剤が好ましい。
本発明のゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで前記各成分を混練りし、その後加硫する方法等により製造できる。該ゴム組成物は、タイヤの各部材に使用でき、なかでも、トレッド、サイドウォール、ブレーカー、プライ、クリンチなどに好適に使用できる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。
すなわち、前記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドなどの各タイヤ部材の形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤ、競技用タイヤ等として好適に用いられ、特に乗用車用タイヤとして好適に用いられる。本発明により得られる空気入りタイヤは、ゴム強度と転がり抵抗のバランスに非常に優れている。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
NR:RSS#3
BR:宇部興産(株)製BR150B(シス含量:98質量%)
変性BR:日本ゼオン(株)製のBR1250H(開始剤としてリチウムを用いて重合、ビニル結合量:10〜13質量%、Mw/Mn:1.5、スズ原子の含有量:250ppm)
カーボンブラックN220:三菱化学(株)製ダイアブラックI(N220、NSA:114m/g)
カーボンブラックN330:三菱化学(株)製ダイアブラックH(N330、NSA:79m/g)
カーボンブラックN550:三菱化学(株)製ダイアブラックFEF(N550、NSA:41m/g)
ワックス:大内新興化学工業(株)製サンノックワックス
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製ノクラック224(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体)
ステアリン酸:日油(株)製の椿
酸化亜鉛:三井金属工業(株)酸化亜鉛1号
アロマオイル:(株)ジャパンエナジー製プロセスX−140
硫黄:日本乾溜工業(株)製のセイミサルファー(2硫化炭素による不溶分60%、オイル分10質量%含む不溶性硫黄)
加硫促進剤CZ:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
架橋剤:ランクセス社製Vulcuren VP KA9188(1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン)
実施例1〜10及び比較例1〜12
表1、2に示す配合内容(硫黄量は、セイミサルファー中に含まれる硫黄量を示す)に従い、1.7Lバンバリーミキサーを用いて、配合材料のうち、工程1に示す材料を150℃の条件下で3分間混練りし、混練り物を得た。次に、得られた混練り物に工程2に示す材料を添加し、オープンロールを用いて、80℃の条件下で3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を150℃で20分間プレス加硫し、加硫ゴムシートを得た。
得られた加硫ゴムシートを使用して、下記の評価を行った。それぞれの試験結果を表1、2に示す。
(粘弾性試験)
得られた加硫ゴムシートについて、(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターVES−F−3を用いて、周波数10Hz、初期歪10%、動歪2%の条件下で60℃におけるtanδ(損失正接)を測定した。
tanδ値が小さいほど転がり抵抗が低く、低燃費性に優れている。
(ゴム強度)
JIS K 6251「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて、加硫ゴムシートからなる3号ダンベル型ゴム試験片を用いて引張試験を実施した。破断時のモジュラス(TB)(MPa)、破断時の伸び(EB)(%)を測定し、ゴム強度の指標としてTB×EBの値を算出した。
TB×EBの値が高い方がゴム強度(引張強度)が高い。
Figure 2011057796
Figure 2011057796
比較例1に対して、変性BRを用いた比較例2、補強剤(カーボンブラック)の充填量を減らした比較例3、比較例1よりも大粒径のカーボンブラックを用いた比較例4では、tanδが低減したものの、満足のいくレベルではなかった。
天然ゴムと特定量の変性BRを含むゴム成分に対して、特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラックを特定量含むものの、特定量よりも少ない量しか上記式(I)で表される化合物である架橋剤を含まない比較例5〜7は、実施例に比べてゴム強度と転がり抵抗のバランスに劣っていた。
変性BRを使用せず、特定量よりも少ない量しか上記式(I)で表される化合物である架橋剤を含まない比較例8は、TB×EBが著しく低下し、実施例に比べてゴム強度と転がり抵抗のバランスに劣っていた。
変性BRを使用せず、特定量よりも多い量の上記式(I)で表される化合物である架橋剤を含む比較例9は、TB×EBが著しく低下し、実施例に比べてゴム強度と転がり抵抗のバランスに劣っていた。
変性BRを未配合の比較例10、特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラックを未配合の比較例11は、実施例2よりもtanδが高く、ゴム強度と転がり抵抗のバランスが悪かった。
特定量よりも多い量の特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラックを配合した比較例12は、実施例2よりもtanδが高く、TB×EBも低く、ゴム強度と転がり抵抗のバランスが悪かった。
一方、天然ゴムと特定量の変性BRを含むゴム成分に対して、特定の窒素吸着比表面積を有するカーボンブラック、及び、上記式(I)で表される化合物である架橋剤をそれぞれ特定量含む実施例では、比較例よりもゴム強度と転がり抵抗のバランスを改善できた。

Claims (5)

  1. 変性ブタジエンゴムと、天然ゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムとを含むゴム成分100質量部に対して、
    窒素吸着比表面積が15〜100m/gのカーボンブラックを3〜40質量部、
    下記式(I)で表される化合物を5〜23質量部含み、
    ゴム成分100質量%中の変性ブタジエンゴムの含有量が5〜80質量%であるタイヤ用ゴム組成物。
    Figure 2011057796
    (式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R及びRは、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
  2. 前記ゴム成分が天然ゴム又はイソプレンゴムを含む請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. カーボンブラック及びシリカの合計含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、5〜60質量部である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 前記ゴム成分100質量部に対して、硫黄を0.1〜7質量部含む請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ。
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