JP2011055978A - 洗濯機 - Google Patents

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Toshihiko Yasui
利彦 安井
Junichi Nawama
潤一 縄間
Makoto Oyama
眞 大山
Yasuyuki Horibe
泰之 堀部
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Abstract

【課題】給水経路等の構造を変えることなく、容易に洗濯液状態検知の基準設定を行うこと。
【解決手段】洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検出手段10と、柔軟剤を投入する柔軟剤収容容器17と、洗濯液状態検出手段10の出力値に応じて給水、洗い、すすぎ運転を制御する制御手段12を備え、制御手段12は、すすぎ運転時において、水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段10の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器17を経由して通過して外槽2内、内槽3内および洗濯液状態検出手段10に供給されるようにしたので、給水経路等の構造を変えることなく、容易に洗濯液状態検知の基準設定を行うことができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯液の状態に応じて洗濯運転を制御する洗濯機に関するものである。
従来、洗濯機のよごれ検知装置として、外槽の最下部付近に濁度センサ等の洗濯液の状態を検知する汚れセンサを設置し、洗濯液の汚れ等の状態を検知することで洗濯工程の制御を行うことが考えられている。
汚れセンサは、洗濯に使用する水やセンサの劣化によって汚れのない状態を示す基準値や値の変化割合が異なってくる場合がある。このため、すすぎ工程の給水中あるいは洗剤投入前の給水中に汚れセンサの出力値を初期値に設定する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、すすぎ撹拌前の給水中または洗剤投入前の給水中に汚れセンサの感度調整を行うことや、すすぎ撹拌前の給水中または洗剤投入前の給水中に一旦排水を行い、センサ部の洗浄を行ってセンサ部の泡等を取り除くことが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−277498号公報 特開平3−182295号公報
しかしながら上記の洗濯機の構成では、センサを槽の底面付近や循環経路に設置した場合、洗濯開始時の給水では、洗剤と同時に給水するため、清水によるセンサ出力とならない。また、すすぎ時には柔軟剤を投入することがあるため、清水とならないことがある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、給水経路等の構造を大きく変えることなく、容易に洗濯液状態検知の基準設定を行える洗濯機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の洗濯機は、すすぎ運転時の水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後に給水が前記柔軟剤収容容器を経由して通過して供給されるようにしたものである。これによって、洗濯液状態検知手段で水のみによって測定した値を取得することができる。
本発明の洗濯機の汚れ検出装置は、すすぎ運転時の水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段の初期値を取得できるので、洗濯液状態検知手段で清水を測定した値を取得することができるので、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの基準値を初期値として正確に設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成図 本発明の実施の形態2における洗濯機の概略構成図
第1の発明は、洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検出手段と、柔軟剤を投入する柔軟剤収容容器と、前記洗濯液状態検出手段の出力値に応じて給水、洗い、すすぎ運転を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、すすぎ運転時において、水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が前記柔軟剤収容容器を経由して通過して供給されるようにした洗濯機とすることにより、洗濯液状態検知手段で水のみによって測定した値を取得することができるので、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの基準値を初期値として正確に設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
第2の発明は、周面に通水孔を有する有底円筒状のドラムと、前記ドラムを回転自在に収容する外槽と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記外槽の下部に接続して洗濯液が入り込む取水口と、前記取水口と一端が連通する循環経路と、前記循環経路の他端と連通し前記外槽内に洗濯液を戻す吐出口と、前記循環経路に洗濯液を取り込んで前記外槽内へ戻す循環ポンプと、前記循環経路を通過する洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検出手段と、柔軟剤を投入する柔軟剤収容容器と、前記洗濯液状態検出手段の出力値に応じて給水、洗い、すすぎ運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、すすぎ運転時において、水のみの給水開始よりあらかじめ定めた第1の状態に達した後、前記循環ポンプの運転を所定時間行い前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が前記柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした洗濯機とすることにより、洗い工程後の脱水時に洗濯液状態検出手段付近に残った泡等の遮蔽物を循環ポンプによる水流で除去できるので、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの基準値を初期値として正確に設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、制御手段は、すすぎ運転の給水開始よりあらかじめ定めた第1の状態に達すると循環ポンプの運転を所定時間行った後に一旦排水を行い、再度給水してあらかじめ定めた第2の状態に達した時における前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした洗濯機とすることにより、洗い工程後の脱水時に洗濯液状態検出手段付近に残った泡等の遮蔽物を除去できるので、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの基準値を初期値として正確に設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、制御手段は、すすぎ運転の給水開始よりあらかじめ定めた所定水位に達した時における前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした洗濯機とすることにより、給水の水圧にかかわらず一定の水量によって洗濯液状態検出手段の初期値を取得できるため、安定した基準値を設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、制御手段は、すすぎ運転の給水開始よりあらかじめ定めた所定時間における前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした洗濯機とすることにより、給水の水圧にかかわらず一定の時間によって洗濯液状態検出手段の初期値を取得できるため、決まった時間で初期値を設定することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、洗剤を投入する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器を経由して水を供給する第1の給水弁と、柔軟剤収容容器を経由して水を供給する第2の給水弁とを備え、制御手段は、すすぎ運転開始時は第1の給
水弁を開いてあらかじめ定めた状態に達したときに洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、第2の給水弁を開いて水が供給されるようにした洗濯機とすることにより、洗剤のない状態で給水されるすすぎ時には、第1の給水弁を開くことで清水が供給されるため、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの初期値を正確に設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
第7の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、水を直接洗濯液状態検出手段に供給する第3の給水弁と、柔軟剤収容容器を経由して水を供給する第2の給水弁とを備え、制御手段は、すすぎ運転開始時は第3の給水弁を開いてあらかじめ定めた状態に達したときに洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、第2の給水弁を開いて水が供給されるようにした洗濯機とすることにより、すすぎ運転開始時は第3の給水弁を開くことで、清水が洗濯液状態検出手段に直接供給されるため、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの初期値を正確に設定することができ、洗濯液の状態を正確に検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成図を示すものである。
図1において、洗濯機全体の外箱1の内部に外槽2が配設され、さらに外槽2の内側には通水孔3aを周壁に多数有する内槽3が回転自在に配設されており、さらに内槽3の内底部には、撹拌体11が回転自在に配設されている。
また、外槽2の外側底部にはモータ4が接続されて、このモータ4によって洗濯時には撹拌体11を低速で回転させ、脱水時には撹拌体11および内槽3を高速で回転させるようにしている。
外槽2の最低部には、取水口5が接続されており、排水弁6につながっており、排水弁6は、洗濯液を機外に排水するための排水管7につながっている。
さらに、外槽2の底部、具体的には、取水口5と排水弁6の間の部分には、洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検知手段10が設置されている。洗濯液状態検知手段10は、例えば、LED等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子で構成された透過度センサ(図示せず)が設置されており、これらの素子に挟まれた部分の経路は透光性の材料でできており、発光素子から発光した光を洗濯液を通して受光素子で受光して電圧に変換して出力する。
洗濯液状態検知手段10の出力の取り込みはマイコン等の制御回路12によって行われ、受光素子からの出力値を洗濯液の透過度として処理を行い、この透過度をもとにして洗い工程やすすぎ工程の制御を行う。
洗い工程における洗濯液は、洗剤や撹拌によって洗濯物からの汚れが溶け出して徐々に濁ってくる。このため、洗剤液の透過度や時間による透過度の変化を見ることにより、汚れの量や洗浄の完了を判定することができる。
給水口13は水道に接続され、洗い工程時の給水は、第1の給水弁14を介して洗剤収容容器15に給水を行う。最終すすぎ時の給水は、第2の給水弁16を介して柔軟剤収容容器17に給水を行う。洗剤収容容器15や柔軟剤収容容器17に入った水は、外槽2や
内槽3を順次水で満たしていく。
制御手段12は、排水弁6、第1の給水弁14や第2の給水弁16の開閉、モータ4の制御等を行うことによって、すべての洗濯の工程(洗い工程、すすぎ工程、脱水工程等)の制御を行う。
次に、本実施の形態の洗濯機の動作について説明する。
洗い工程の開始時は、制御手段12によって第1の給水弁14が開かれ、水道水が洗剤収容容器15を介して外槽2に流し込まれる。洗剤収容容器17には、洗剤を事前に投入しているため、洗剤が水道水に溶け込んだ状態で外槽2や内槽3を満たしていく。
洗濯液状態検知手段10は、洗い工程が開始されると、例えば1分毎に発光素子より発光を行って、受光素子で受光した出力を、制御手段12によって、その時点の洗濯液の透過度として処理し、水量、洗濯時間、撹拌間隔や撹拌力などの洗い工程の制御に用いられる。
すすぎ工程時も同様に、制御手段12によって第1の給水弁14が開かれ、水道水が洗剤収容容器15を介して外槽2に流し込まれ、洗濯液状態検知手段10は、すすぎ工程が開始されると、例えば1分毎に発光素子より発光を行って、受光素子で受光した出力は、制御手段12によって、その時点の洗濯液の透過度として処理され、水量、すすぎ時間、すすぎ回数、撹拌間隔や撹拌力などのすすぎ工程の制御に用いられる。
また、最終のすすぎ工程時には、制御手段12によってまず第1の給水弁14が開かれ、水道水が洗剤収容容器15を介して外槽2に流し込まれる。この最終のすすぎ工程時には、すでに洗剤収容容器15の洗剤はなくなっているので、取水口5から洗濯液状態検知手段10の設置された経路は清水で満たされることになる。給水により外槽2内の水位が洗濯液状態検知手段10の設置された位置より高い所定水位になると、洗濯液状態検知手段10では、受光素子で受光した出力を制御手段12によってその時点の洗濯液の透過度として処理し、水のみの値としての基準値として記憶する。その後、第2の給水弁16が開かれ、水道水が柔軟剤収容容器17を介して外槽2に流し込まれる。柔軟剤を使用する場合には、柔軟剤収容容器17に投入していることで柔軟剤が水道水と一緒に外槽2および内槽3を順次満たし、衣類に柔軟剤を付着させることができる。
以上のように、すすぎ工程の運転時に水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段10の初期値を取得し、その後に柔軟剤を投入するように第2の給水弁16に切り替えるようにすることによって、洗濯液状態検知手段10で水のみによって測定した値を取得することができる。
なお、第2の給水弁16に切り替える水位は、少なくとも洗濯液状態検知手段10の設置された経路が水で満たされた状態になる水位とすればよい。
また、水位で給水弁を切り替えることとしたが、少なくとも洗濯液状態検知手段10の設置された経路が水で満たされた状態になる時間以上経た後に給水弁を切り替えることとしてもよい。この場合は、給水開始からの時間のみを管理すればよいため、水位を検知する手段が必要なくなる。
また、洗剤収容容器15を経由する第1の給水弁14の代わりに、給水が洗剤収容容器15を経由せずに直接洗濯液状態検知手段10が取り付けてある部分に供給される第3の給水弁(図示せず)を用いると、洗剤が洗剤収容容器15に残っていた場合でも洗濯液状
態検知手段10には清水が供給されるので、確実に水のみの初期値が測定できる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における洗濯機の概略構成図を示すものである。
図2において、洗濯機全体の外箱21の内部に外槽22が配設され、さらに外槽22の内側には、内槽(ドラム)23が水平方向から前上がりに傾斜した回転軸によって回転可能な状態で配設されている。内槽23は、背面に接続されたモータ24により回転するように構成されている。また、内槽23は外周面に多数の通水孔23aが設けられており、洗濯槽、脱水槽、乾燥槽としても機能するものである。
外槽22の最低部には、取水口25が接続されており、排水弁26につながっており、排水弁26は、洗濯液を機外に排水するための排水管27につながっている。
また、取水口25と排水弁26の間の部分には、取水口25から取り込んだ洗濯液を内槽23の前面開口部より内槽23内に吐出する吐出口28につながった循環経路29が連通しており、外槽22の洗濯液やすすぎ液を循環できるようにしている。
循環経路29には、洗濯液を循環経路29に取り込んで外槽22内へ戻すための循環ポンプ38が設けられている。循環ポンプ38の上流側には、洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検知手段30が設置され、外槽22内の洗濯液を循環経路29に循環させて洗濯液状態検出手段30を通過させるようにしている。
洗濯液状態検知手段30は、LED等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子で構成された透過度センサ(図示せず)が循環経路29を挟んで対峙して設置されており、これらの素子に挟まれた部分の循環経路29は透光性の材料でできており、発光素子から発光した光を循環経路29中の洗濯液を通して受光素子で受光して電圧に変換して出力する。このため、洗濯液状態検知手段30は受光素子が外部からの光を受光しないように、遮光された密閉構造としている。
発光素子の発光制御や受光素子の出力の取り込みはマイコン等の制御手段32によって行われ、受光素子からの出力値を循環経路29中を通過する洗濯液の透過度として処理を行い、この透過度をもとにして洗い工程やすすぎ工程の制御を行う。
洗い工程における洗濯液は、洗剤や撹拌によって洗濯物からの汚れが溶け出して徐々に濁ってくる。このため、洗剤液の透過度や時間による透過度の変化を見ることにより、汚れの量や洗浄の完了を判定することができる。
給水口33は水道に接続され、洗い工程時には、第1の給水弁34を介して洗剤収容容器35に給水が行われ、最終のすすぎ工程時は、第2の給水弁36を介して柔軟剤収容容器37に給水が行われる。洗剤収容容器35や柔軟剤収容容器37に入った水は、外槽22や内槽23を順次水で満たしていく。
制御手段32は、排水弁26、第1の給水弁34や第2の給水弁36の開閉、モータ24の制御等を行うことによって、すべての洗濯の工程の制御を行う。
次に、本実施の形態の洗濯機の動作について説明する。
洗い工程の開始時は、制御手段32によって第1の給水弁34が開かれ、水道水が洗剤収容容器35を介して外槽22に流し込まれる。洗剤収容容器37には、洗剤を事前に投
入しておくため、洗剤が水道水に溶け込んだ状態で外槽22や内槽23を満たしていく。
給水が開始されると、洗剤液が取水口25を介して循環経路29に流れ込んでくるので、循環ポンプ38を運転することで外槽2内の洗濯液が循環経路9を循環して洗濯液状態検出手段30を通過させることができ、洗濯液状態検出手段30付近では外槽22の洗濯液と同じ状態を保つことができる。
洗濯液状態検知手段30は、洗い工程が開始されると、例えば1分毎に発光素子より発光を行って、受光素子で受光した出力は、制御手段32によって、その時点の洗濯液の透過度として処理され、水量、洗濯時間、撹拌間隔や撹拌力などの洗い工程の制御に用いられる。
すすぎ工程時も同様に、制御手段32によって第1の給水弁34が開かれ、水道水が洗剤収容容器35を介して外槽22に流し込まれ、洗濯液状態検知手段30は、すすぎ工程が開始されると、例えば1分毎に発光素子より発光を行って、受光素子で受光した出力は、制御手段32によって、その時点の洗濯液の透過度として処理され、水量、すすぎ時間、すすぎ回数、撹拌間隔や撹拌力などのすすぎ工程の制御に用いられる。
また、最終のすすぎ工程時には、制御手段32によってまず第1の給水弁34が開かれ、水道水が洗剤収容容器35を介して外槽22に流し込まれる。この最終のすすぎ工程時には、すでに洗剤収容容器35の洗剤はなくなっているので、最終のすすぎ工程の給水開始よりあらかじめ定めた所定水位に達した後に循環ポンプ38の運転を一定時間(例えば、10秒間)行った後は、洗濯液状態検知手段30の設置された付近では清水で満たされることになるので、このときの洗濯液状態検出手段30の出力値を初期値として取得するようにすればよい。このため、洗濯液状態検知手段30では、受光素子で受光した出力を制御手段32によってその時点の洗濯液の透過度として処理し、水のみの値としての基準値として記憶する。その後、第2の給水弁36が開かれ、水道水が柔軟剤収容容器37を介して外槽22に流し込まれる。柔軟剤を使用する場合には、柔軟剤収容容器37に投入していることで柔軟剤が水道水と一緒に外槽22および内槽23を順次満たし、衣類に柔軟剤を付着させることができる。
ここで、循環ポンプ38の運転を開始するあらかじめ定めた所定水位は、循環ポンプ38の取水側が水に十分浸かった状態とすれば、循環ポンプ38を運転したときにエア噛みすることなく水の循環をさせることができるので、泡等の影響を受けることなく、洗濯液状態検知手段30で水のみの状態での値を取得することができる。
以上のように、すすぎ工程時の水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段30の初期値を取得し、その後に柔軟剤を投入するように第2の給水弁36に切り替えるようにすることによって、洗濯液状態検知手段30で水のみによって測定した値を取得することができる。
また、以上のように、すすぎ工程時の給水開始よりあらかじめ定めた所定水位に達した後に循環ポンプ38の運転を一定時間行った後に洗濯液状態検出手段30の初期値を取得するようにしたことで、洗い工程後の脱水時に洗濯液状態検出手段30付近に残った泡等の遮蔽物を循環ポンプ38による水流で除去できるので、洗濯液状態検知手段30の洗濯液の汚れのないときの基準値を正確に設定することができる。
なお、すすぎ工程時の給水開始よりあらかじめ定めた第1の所定水位に達して循環ポンプ38の運転を所定時間行った後に一旦排水を行い、再度給水して洗濯液状態検出手段30が水没する第2の所定水位に達した時における前記洗濯液状態検出手段30の初期値を
取得することとすれば、洗い工程後の脱水時に洗濯液状態検出手段30付近に残った泡等の遮蔽物を排水して完全に除去できるので、洗濯液状態検知手段30の洗濯液の汚れのないときの基準値を正確に設定することができる。
また、循環ポンプ32の動作は、例えば1分間駆動し、その後1分間停止を繰り返すこととし、1分停止後の導通管内の洗濯液の状態が安定した時点で洗濯液状態検知手段30での測定を行い、その出力をその時点の洗濯液の状態としてもよい。循環ポンプ32が停止すると、循環経路29内に流れ込んできた気泡は、より循環経路29の上方に集まるが、洗濯液状態検知手段30を循環経路29の断面における鉛直方向に対して中央付近に設置することとすれば、気泡に影響されず洗濯液の透過度を測定することができる。
また、上記の実施の形態2における洗濯機の構成は、洗濯槽が水平方向から傾斜した回転軸を有するドラム式洗濯機で説明したが、洗濯槽が水平方向に回転軸を有するように横向きに配置されている場合でも同様で、洗濯液状態検出手段10は循環経路9が循環ポンプ18によって流水するドラム式洗濯機では特に有効である。ただし、洗濯槽が鉛直方向の回転軸を有する縦型洗濯機であっても、循環経路に洗濯液状態検出手段10を設置すれば、上記の内容と同様の効果を得ることができる。
なお、以上の実施の形態1、2では、洗濯液の状態の洗濯液状態検出手段10(30)の検知内容として透過度を用いたが、循環経路9(29)に1対の電極を挿入した形状からなる導電率センサによって導電率を測定する方法を用いることとすれば、ここまでの実施の形態1、2と同様のタイミングで導電率を測定することで、その時点の洗濯液の導電率として洗い工程やすすぎ工程の制御に用いることができる。導電率の測定は、例えば、電極間の洗濯液のインピーダンスと制御回路(図示せず)上のコンデンサでRC発振回路を構成し、洗濯液のインピーダンスの変化を周波数変化として出力し、さらにこれを電圧値に変換すればよい。このように洗濯液の導電率を測定すると、洗濯液中の洗剤種別や洗剤量を判定したり、洗濯物から溶け出した汗を主とした導電成分の汚れの量を判定できるので、洗い工程およびすすぎ工程の制御を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯液状態検知手段で水のみによって測定した値を取得して、洗濯液状態検知手段の洗濯液の汚れのないときの基準値を正確に設定して、汚れ量による洗浄制御を正確に行うことができるので、繊維などの洗浄装置等の用途にも適用できる。
2 外槽
3 内槽
10 洗濯液状態検知手段
12 制御手段
17 柔軟剤収容容器

Claims (7)

  1. 洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検出手段と、柔軟剤を投入する柔軟剤収容容器と、前記洗濯液状態検出手段の出力値に応じて給水、洗い、すすぎ運転を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、すすぎ運転時において、水のみを給水した時に洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が前記柔軟剤収容容器を経由して通過して供給されるようにした洗濯機。
  2. 周面に通水孔を有する有底円筒状のドラムと、前記ドラムを回転自在に収容する外槽と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記外槽の下部に接続して洗濯液が入り込む取水口と、前記取水口と一端が連通する循環経路と、前記循環経路の他端と連通し前記外槽内に洗濯液を戻す吐出口と、前記循環経路に洗濯液を取り込んで前記外槽内へ戻す循環ポンプと、前記循環経路を通過する洗濯液の状態を検知する洗濯液状態検出手段と、柔軟剤を投入する柔軟剤収容容器と、前記洗濯液状態検出手段の出力値に応じて給水、洗い、すすぎ運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、すすぎ運転時において、水のみの給水開始よりあらかじめ定めた第1の状態に達した後、前記循環ポンプの運転を所定時間行い前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が前記柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした洗濯機。
  3. 制御手段は、すすぎ運転の給水開始よりあらかじめ定めた第1の状態に達すると循環ポンプの運転を所定時間行った後に一旦排水を行い、再度給水してあらかじめ定めた第2の状態に達した時における前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした請求項2記載の洗濯機。
  4. 制御手段は、すすぎ運転の給水開始よりあらかじめ定めた所定水位に達した時における前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 制御手段は、すすぎ運転の給水開始よりあらかじめ定めた所定時間における前記洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、給水が柔軟剤収容容器を経由して供給されるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 洗剤を投入する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器を経由して水を供給する第1の給水弁と、柔軟剤収容容器を経由して水を供給する第2の給水弁とを備え、制御手段は、すすぎ運転開始時は第1の給水弁を開いてあらかじめ定めた状態に達したときに洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、第2の給水弁を開いて水が供給されるようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 水を直接洗濯液状態検出手段に供給する第3の給水弁と、柔軟剤収容容器を経由して水を供給する第2の給水弁とを備え、制御手段は、すすぎ運転開始時は第3の給水弁を開いてあらかじめ定めた状態に達したときに洗濯液状態検出手段の初期値を取得し、その後、第2の給水弁を開いて水が供給されるようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
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