JP2011055637A - 直流電源装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流電力を直流電力に変換する複数整流器ユニットを搭載する直流電源装置が非効率的な負荷率の運転である場合、整流器ユニットの台数を制御し、高電力変換効率で整流器ユニットを運転し、従来と比して電力損失低減が可能な直流電源装置を提供する。
【解決手段】本発明の直流電源装置は、直流電力を出力する出力端子に対し並列に接続された複数の整流器ユニットと、整流器ユニット毎に、整流器ユニットと交流電力源との間に設けられた配線用遮断器と、直流出力電力の電流値を測定し、測定した電流値を出力する電流センサと、電流値により整流器ユニット各々の交流から直流への変換する損失が最小となる整流器ユニットの稼働台数を求め、稼働台数の整流器ユニットから直流電力が出力されるよう制御する稼働台数制御部とを有し、稼働台数制御部が、稼働台数に対応するように、整流器ユニットに接続されている配線用遮断器の開閉制御行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ビルやデータセンタなどで用いられる直流電源装置及びその制御方法に関する。
直流電源装置は通常複数台の整流器ユニットを、負荷に対して並列に接続して構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
各整流器ユニットは、負荷に対して並列に接続されているため、負荷への負荷電流を並列に接続しているそれぞれが均一に供給している。例えば、負荷に対して100Aを供給する場合、並列に5台の整流器ユニットが設けられていると、それぞれの整流器ユニットが20Aずつ電源を供給することとなる。
特開2006−311736号公報 特開2007−318949号公報
しかしながら、実際に直流電源装置を運用していくうえでは、常に、負荷電流が最大になる場合を想定し、直流電源装置内の全ての整流器ユニットを稼働させておく必要があり、整流器ユニットが低い負荷率(出力電流/定格電流)で運転せざるを得ない場合がある。一般的に、整流器ユニットが低負荷率で運転する場合、電力変換効率は低く、整流器ユニット内の電力変換において余分な電力損失が発生していることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、交流電力を直流電力に変換する複数整流器ユニットを搭載する直流電源装置が非効率的な負荷率で運転している場合において、負荷電流を出力する整流器ユニットの台数を制御することにより、高い電力変換効率で整流器ユニットを運転でき、電力損失の低減を可能とする直流電源装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の直流電源装置は、直流電力を出力する出力端子に対し並列に接続された複数の整流器ユニットと、前記直流出力電力の電流値を測定し、当該直流出力電力の電流値を出力する電流センサと、前記整流器ユニット毎に、当該整流器ユニットと、前記出力端子との間に設けられた配線用遮断器と、前記電流値により、前記整流器ユニット各々の交流から直流へ変換する際の損失が最小となる前記整流器ユニットの稼働台数を求め、当該稼働台数の整流器ユニットから直流電力が出力されるよう前記配線用遮断器を開閉制御する稼働台数制御部とを有ることを特徴とする。
本発明の直流電源装置は、前記稼働台数制御部が予め設定された周期にて、前記電流値を入力し、前記整流器ユニットの稼働台数の算出を行うことを特徴とする。
本発明の直流電源装置は、前記出力端子に設けられ、当該出力端子の電圧値を測定し、電圧値を出力する電圧センサがさらに設けられ、前記稼働台数制御部が、予め設定された閾値電圧と、前記電圧値とを比較し、前記電圧値が前記閾値電圧を逸脱した場合、全ての整流器ユニットを稼働状態とすることを特徴とする。
本発明の直流電源装置は、前記出力端子に設けられ、当該出力端子の電圧値を測定し、電圧値を出力する電圧センサがさらに設けられ、前記稼働台数制御部が、予め設定された閾値電圧と、前記電圧値とを比較し、前記電圧値が前記閾値電圧を逸脱した場合、一つあるいは予め設定した数の整流器ユニットを、前記電圧値が前記閾値電圧を超えるまで、順次稼働状態としていくことを特徴とする。
本発明の直流電源装置は、前記直流出力電力の電流値と、当該電流値において変換直流へ変換する際の損失が最小となる整流器ユニットの稼働台数とが対応して設定されている稼働台数テーブルと、前記電流センサからの前記電流値に対応する前記整流器ユニットの稼働台数を、前記稼働台数テーブルから読み出し、整流器ユニットの稼働台数を求める算出部と、前記算出部が求めた稼働台数に対応させて、前記配線用遮断器を制御する制御部とを有していることを特徴とする。
本発明の直流電源装置は、前記稼働台数制御部が、前記整流器ユニット1台当たりの出力する電流値と、当該電流値の場合の電力損失とを対応付けた損失テーブルと、前記電流センサからの前記電流値を、現在稼働している整流器ユニットの稼働台数により除算し、1台当たりの出力電流の第1の電流値を求めて、この第1の電流値に対応する電力損失を前記損失テーブルから読み出すとともに、現在の稼働台数を1台ずつ増減した台数により、前記電流センサからの前記電流値を除算し、それぞれ第2及び第3の電流値を求め、当該第2及び第3の電流値各々に対応する電力損失を前記損失テーブルから読み出し、第1の電流値における電力損失が第2及び第3の電流値における電力損失より小さい場合、現在の稼働台数を算出結果として出力し、また、減らした台数における電力損失が小さい場合、最も小さい電力損失となる台数まで減算し、一方、増加した台数における電力損失が小さい場合、最も小さい電力損失となる台数まで増加し、最も小さな電力損失を得た台数を前記整流器ユニットの稼働台数として出力する算出部と、前記算出部が求めた稼働台数に対応させて、前記配線用遮断器を制御する制御部とを有していることを特徴とする。
本発明の直流電源装置の制御方法は、並列に接続された複数の整流器ユニット各々が交流電力を直流電力へ変換し、当該直流電力を同一の出力端子へ出力する過程と、電流センサが、前記直流電力の電流値を測定し、当該直流電力の電流値を出力する過程と、稼働台数制御部が、前記電流値により、前記整流器ユニット各々の交流から直流へ変換する際の損失が最小となる前記整流器ユニットの稼働台数を求め、当該稼働台数の整流器ユニットから直流電力が出力されるように、前記整流器ユニットと前記出力端子との間に設けられた配線用遮断器を開閉制御する過程とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、負荷電力が変動し、負荷に流れる負荷電流(直流電源装置が出力する出力電流)が低下しても、低下した出力電流において最も変換の際の損失が小さくなる整流器ユニットの稼働台数を求める。
また、本発明によれば、稼動状態とする整流器ユニットを上述して求めた稼働台数とするように、交流電力源と整流器ユニットとの間に介挿されている遮断器の開閉制御を行い、容易に変換の際の損失が小さい稼働台数にて整流器ユニットを稼働させることができ、適正な稼働台数の整流器ユニットから負荷電流を供給するため、効率の良い負荷電力の供給を行うことが可能となり、従来に比較して余分なエネルギー消費を抑制することができる。
また、本発明によれば、測定周期を挟んで電圧が低下した場合、稼働台数制御部が稼働していない整流器ユニットを無条件に稼働させることができるため、負荷電力が増加することで、負荷電流が急激に上昇しても、出力する電圧を負荷が必要な電圧値のレベルに維持することができる。
本発明の第1の実施形態による直流電源装置の構成例を示すブロック図である。 図1の稼働台数制御部8の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態において、演算部12が整流器ユニットの稼働台数の算出処理に用いる稼働台数テーブルの構成を示す概念図である。 直流電源装置の出力電圧が急激に増加した場合の制御部15の処理を説明する波形図である。 第2の実施形態において、記憶部14に記憶される、演算部12が稼働台数の算出に用いる損失テーブルの構成を示す概念図である。 第2の実施形態における演算部12が整流器ユニットの稼働台数の算出処理の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における演算部12が整流器ユニットの稼働台数の算出処理の動作例を示す他のフローチャートである。 第2の実施形態における演算部12が整流器ユニットの稼働台数の算出処理の動作例を示す他のフローチャートである。 第2の実施形態における演算部12が整流器ユニットの稼働台数の算出処理の動作例を示す他のフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、図を用いて本発明の第1の実施形態の直流電源装置の説明を行う。図1は本発明の第1の実施形態による直流電源装置の構成例を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施形態による直流電源装置1は、商用系統電力源(交流電力源)100から交流電力を入力し、負荷設備200に対して定電圧にて直流電力を供給している。
直流電源装置1は、開閉器2−1、開閉器2−2、開閉器2−3、…、開閉器2−nと、整流器ユニット3−1、整流器ユニット3−2、整流器ユニット3−3、…、整流器ユニット3−nと、電流センサ4と、電流計測部5と、電圧センサ6と、電圧計測部7と及び稼働台数制御部8とを有している。ここで、開閉器2−1から開閉器2−nは、遮断器(配線用遮断器)に置き換えても良い。
整流器ユニット3−1〜整流器ユニット3−nの各々は、商用系統電力源100と負荷設備200との間に並列に設けられ、それぞれの入力が商用系統電力源100に接続点Bにおいて接続され、またそれぞれの出力が開閉器2−1〜開閉器2−nの各々を介して接続点Aにおいて接続されている。
電流センサ4は、上記開閉器2−1〜開閉器2−nの出力が共通に接続されている上記接続点Aと、出力端子9との間に設けられている。
電圧センサ6は、上記開閉器2−1〜開閉器2−nの出力が共通に接続されている上記接続点Aと、出力端子9との間に設けられている。
本実施形態において、電流センサ4と電圧センサ6とが、接続点Aと出力端子9との間に直列に接続されている。しかしながら、電流センサ4は。直流電源装置1から負荷設備200に供給する負荷電流が測定できる箇所であればいずれの位置でも良い。また、電圧センサ6は、出力端子9から出力される出力電圧の電圧値を測定するため直流電源装置1から負荷設備200との間のいずれの位置に設けても良い。
次に、各部の機能について説明する。
上記電流センサ4は、出力端子9から出力される負荷電力(直流出力電力)の電流値を測定し、測定した電流値を電流計測部5へ出力する。
電流計測部5は、入力される電流値を、予め設定された一定の測定周期により読み込み、電流値データとして稼働台数制御部8へ出力する。
電圧センサ6は、例えば、上記電流センサ4の出力端の電圧値を測定し、測定した電圧値を電圧計測部7へ出力する。
電圧計測部7は、入力される電圧値を、予め設定された一定の測定周期により読み込み、電圧値データとして稼働台数制御部8へ出力する。
稼働台数制御部8は、電流計測部5から入力される電流値データにより、整流器ユニット3−1〜整流器ユニット3−n各々の交流から直流への変換する際の損失が最小となる整流器の稼働台数を求め、求められた稼働台数の整流器から直流出力電力が出力されるように、各整流器ユニットの稼動状態及び待機状態を制御する。ここで、稼動状態とは、整流器ユニットが稼動しており、開閉器が閉状態となっており、負荷への直流電力出力を行っている状態であり、一方、停止状態とは、整流器ユニットは稼動しているが、開閉器が開状態となっており、負荷への直流電力の出力を行っていない状態を示す。
次に、図2を用いて図1における稼働台数制御部8の説明を行う。図2は、図1における稼働台数制御部8の構成を示す概念図である。
稼働台数制御部8は、入力部11、演算部12、タイマー13、記憶部14及び制御部15から構成されている。
制御部15は、負荷電流の電流値と、この電流値において交流から直流への変換の効率が最小となる稼働台数とが対応して示された稼働台数テーブルを、上記入力部11を介して読み込み、上記記憶部14に直流電源装置の稼働前、すなわち直流電源装置が最初に起動される時点より前に予め記憶させる。
また、制御部15は、電流計測部5から入力される負荷電力の電流値を、予め設定された測定周期毎に読み込み、読み込んだ時刻と、この時刻に読み込んだ電流値とを対応させて対応して記憶部14に書き込んで記憶させる。
そして、制御部15は、制御周期となったことを示す周期通知信号により通知される制御周期において稼働台数の演算を行う際、記憶部14に記憶されている中で最新の時刻を検出し、この検出した最新の時刻に対応した負荷電力の電流値を記憶部14から読み出し、演算部12に対して出力する。
タイマー13は、稼働台数制御部8が整流器ユニットの稼働台数を制御する上記制御周期をカウントするタイマーであり、時間をカウントし、カウントしたカウント値と、予め制御周期として設定した設定値とを比較し、カウント値がこの設定値を超えた時点において、上記制御周期となったことを検出し、制御周期であることを示す周期通知信号を制御部15へ出力するとともに、上記カウント値をリセットし、新たなカウント動作を行う。
演算部12は、上記制御周期において制御部15から入力される負荷電力の電流値に対応する稼働台数を、記憶部14の稼働台数テーブルから読み出す。
上記稼働台数テーブルは、すでに説明したように、図3に示すように、負荷電流の電流値と、この負荷電力の電流値のときに最も電力損失の小さい稼働台数とするために待機状態とする整流器ユニットの台数(待機台数)との対応を示すテーブルであり、図4に記憶されている。この図3の稼働台数テーブルは、負荷に供給する負荷電流と、この負荷電流における最も電力損失が少なく効率の良い稼働台数とするために、待機状態とする台数である待機台数とが対応したテーブルとして、記憶部14に記憶されている。また、図3の稼働台数テーブルは、直流電源装置の有する整流器ユニットがn=8台として示してある。この図においては、待機台数を示しているが、負荷電流における最も電力損失が少なく効率の良い稼働台数を示すように形成してもよい。
以下に、このテーブルの作成方法を説明する。
整流器ユニット3−1〜3−nの各々は、自身の出力している電圧をサンプリングし、、このサンプリングした電圧をフィードバックし、この電圧が設定電圧となるよう、一定かつ同一電圧を目標とした定電圧制御(CV)を行っている。
また、整流器ユニット3−1〜3−n各々は、商用系統電力源100とA点との間において並列に接続され、すなわち出力が全て共通にA点に接続されている。このため、各整流器ユニットは、直流電源装置から出力される負荷電流を、稼働台数で除算した電流値を均等に出力されることになる。
直流電源装置の出力する負荷電流ILを、その負荷電流ILを合計して供給できる最低の稼働台数以上の台数にて除算し、異なる稼働台数毎における各整流器ユニット単位の出力電流を算出する。
例えば、1台で供給できる最大の負荷電流ILの場合、以下に示す式により、各整流器ユニットの出力する出力電流がIun’として求められる。
un’=IL/n’、Iun’=IL/(n’−1)、…、Iun’=IL
ここで、出力電流Iun’は整流器ユニットn’台にて運転した場合における各整流器ユニットの出力電流を示している。
そして、算出した各出力電流に対応した電力損失Pを、整流器ユニットの「負荷電流−損失電力」特性テーブル(例えば、後述する図5に示す負荷電流に対応した損失が示されたテーブル)から上記算出した出力電流(負荷電流)に対応する損失電力を読み出す。そして、それぞれに除算した際の整流器ユニットの台数を乗算し、各台数毎の総電力損失を算出する。すなわち、出力電流がIun’の場合、求められた電力損失Pun’に対してn’を乗算し、直流電源装置における総電力損失を計算する。そして、最も小さな総電力損失の台数を、負荷電流ILの稼働台数とし、全体の整流器ユニットの台数からこの稼働台数を減算し、待機台数を求める。この処理を1台の整流器ユニットにて出力できる負荷電流ILから、直流電源装置に設けられている全整流器ユニットの台数で、出力できる最大の負荷電流ILunitまで、所定の負荷電流の範囲毎に行い、負荷電流ILの際に待機状態とする整流器ユニットの待機台数とを示した、図3のテーブル構成の稼働台数テーブルを作成する。
また、上述した処理においては、負荷電流値とこの負荷電流値に対応した待機状態とする待機台数を示す図3のテーブルの構成を示したが、負荷電流値とこの負荷電流値に対応して稼動する稼動台数とが対応して記憶された稼働台数テーブルを作成しても良い。ここで、この稼働台数テーブルは、負荷電流と、この負荷電流における総電力損失を最小とする最適な稼働台数とが示されることになる。
次に、図1から図3を用い、第1の実施形態による直流電源装置の動作例を説明する。
記憶部14には、すでに図3に示す稼働台数テーブルが読み込まれている状態にて説明する。
a.電流計測部5は、予め設定された測定周期毎に電流センサ4の出力する負荷電力の電流値を読み込み、稼働台数制御部8へ出力する。
制御部15は、入力される負荷電力の電流値を、入力された時刻に対応して記憶部14に書き込む。
b.タイマー13から制御周期を示す周期通知信号が入力されると、制御部15は、現在の時刻に最も近い時刻に対応し、記憶部14に記憶されている負荷電力の電流値、すなわち最新の電流値を読み出し、演算部12へ出力する。
c.演算部12は、入力される負荷電力の電流値に対応した停止台数を記憶部14の稼働台数テーブルから読み出し、制御部15へ出力する。
d.制御部15は、現時点の直流電源装置において、遮断器が開となっている(非導通状態)整流器ユニットの数、すなわち停止台数が、演算部12から入力される停止台数と同一とするため、各遮断器の開(非導通状態)閉(導通状態)制御を行う。このとき、制御部15は、開閉制御した開閉器の番号を記憶する。
上述したb.〜d.の処理が各周期及び制御周期毎にて行われる。a.については予め設定された、制御周期より短い測定周期にて行われる。
上記dにおいて、例えば、直流電源装置に3−1〜3−8の8台の整流器ユニットがあり、現在待機状態にある待機台数が3台(3−1〜3−3)である場合、停止台数が4台として演算部12から入力されると、制御部15は番号順に整流器ユニット3−4の遮断器2−4を開とし、整流器ユニット3−4を待機状態とし、すなわち整流器ユニット3−1〜3−4までの4台を待機状態とし、整流器ユニット3−5〜3−8までの4台を稼動状態とする。
一方、現在待機状態にある待機台数が3台(3−1〜3−3)である場合、待機台数が2台として演算部12から入力されると、制御部15は番号順に整流器ユニット3−3の遮断器2−3を閉とし、整流器ユニット3−3を稼働させ、整流器ユニット3−1〜3−3までの3台を稼働状態とし、整流器ユニット3−4及び3−8の5台を待機状態とする制御を行う。
上述したように、本実施形態によれば、負荷設備200に供給する負荷電力を、直流電源装置に設けられた整流器ユニットの損失合計の最も小さい状態、すなわち直流電源装置が出力する負荷電力に対し、最も電力変換効率の高い状態の稼働台数にて整流器ユニットを動作させることができ、無駄な電機エネルギーの消費を抑制することができる。
また、本実施形態においては、図3のテーブルにあるように、負荷電流の電流値が0の場合、稼働台数が1台において整流器ユニットの損失合計が最も小さくなる場合に含めるようにして、7台の整流器ユニットに対応した遮断器を開とし、1台の整流器ユニットに対応した遮断器を閉として、負荷電流の電流値が0の際にも、最低1台の整流器ユニットを稼働状態とするように構成している。
また、制御周期における運転台数制御の処理を行う時点以外において、急激に負荷電力が増加し、負荷電流が増大すると、現在の稼働台数では供給電力が不足し、図4のように直流電源装置の出力端子における出力電圧の電圧値が定電圧値Vnから低下する。図4は横軸が時間を示し、縦軸が出力端子9における出力電圧の電圧値を示している。
制御部15は、電圧計測部7から入力される電圧値データを常時検知しており、この電圧値データが定電圧値Vnから低下し、予め設定した閾値電圧の電圧値である電圧値VL未満となったことを検出すると、予め設定した台数(1台、あるいは全台を含めた複数台)の整流器ユニットを稼働させるため、対応する整流器ユニットに接続されている遮断器を閉とする。以下の説明において、直流電源装置に設けられている整流器ユニットは、2−1〜2−8の8台とする。
例えば、整流器ユニットを1台ずつ稼働させる場合、整流器ユニット3−1〜3−3が稼働している際、制御部15は、出力電圧が上記電圧値VL未満となったことを検出すると、開となっている遮断器を番号順に、すなわち遮断器2−4を閉とする。
これにより、整流器ユニット3−4が稼働することにより、整流器ユニット3−1〜3−4にて負荷設備200に負荷電力を供給することになる。
また、上述した処理により、4台の整流器ユニットで負荷電力を負荷設備200に供給した結果において、出力電圧が電圧値VL未満である場合、制御部15は、出力電圧が上記電圧値VL未満となったことを検出すると、開となっている遮断器を番号順に、すなわち遮断器2−5を閉とする。このように、出力電圧が電圧値VL以上となるまで、制御部15が順次、整流器ユニットを稼働させることになる。
また、整流器ユニットを複数台ずつ、例えば、2台ずつ稼働させる場合、整流器ユニット3−1〜3−3が稼働している際、制御部15は、出力電圧が上記電圧値VL未満となったことを検出すると、開となっている遮断器を番号順に、すなわち遮断器2−4、及び2−5を閉とする。
これにより、整流器ユニット3−4及び3−5が稼働することにより、整流器ユニット3−1〜3−5にて負荷設備200に負荷電力を供給することになる。
また、上述した処理により、5台の整流器ユニットで負荷電力を負荷設備200に供給した結果において、出力電圧が電圧値VL未満である場合、制御部15は、出力電圧が上記電圧値VL未満となったことを検出すると、開となっている遮断器を番号順に、すなわち遮断器2−6及び2−7を閉とする。このように、出力電圧が電圧値VL以上となるまで、制御部15が順次、整流器ユニットを稼働させることになる。
また、整流器ユニットを全台稼働させる場合、整流器ユニット3−1〜3−3が稼働している際、制御部15は、出力電圧が上記電圧値VL未満となったことを検出すると、開となっている遮断器を全て閉に、すなわち遮断器2−4〜2−8を閉とする。
これにより、整流器ユニット3−4〜3−8が稼働することにより、整流器ユニット3−1〜3−8の全ての整流器ユニットにて負荷設備200に負荷電力を供給することになる。
上述したように、制御周期における稼働台数制御が行われる時点(すなわち、b.〜d.の制御が行われる時点)以外において負荷電力が増加し、負荷電流が増大することにより、出力電圧が電圧値VL未満となった場合、制御部15は出力電圧を電圧値VL以上となるように、上記b.〜d.における稼働台数制御の処理とは無関係に、出力電圧の電圧値により遮断器を閉とする制御を行う。
しかしながら、制御周期となると、b.〜d.の制御、すなわち稼働台数制御の処理が新たに行われ、b.〜d.の処理が繰り返されることになる。
上述した出力電圧の電圧値の変動を検知し、整流器ユニットの稼働台数を制御する処理を付加することにより、制御周期にて稼働台数制御を行う時点以外にて、負荷電力が急激に変化しても、負荷設備200の動作を制限する電圧値VL未満まで、出力電圧を大幅に低下させることなく、負荷設備200に対して定格の電力を供給することができる。
<第2の実施形態>
以下、図を用いて本発明の第2の実施形態の直流電源装置の説明を行う。第2の実施形態は、図1に示す第1の実施形態と構成は同様であり、異なる点は演算部12で行われる稼働台数の算出と、記憶部14に記憶されている演算部12が稼働台数の算出に用いるテーブルとが異なるのみである。
以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
記憶部14に記憶されているテーブルは、図5に示すように、1台の整流器ユニットの出力電流(定格電流に対し0%〜100%の出力電流)ILSと、この出力電流ILSを出力する際の電力損失Plossとが対応付けられている損失テーブルである。
上記損失テーブルも、制御部15は、外部から入力部11を介して入力し、直流電源装置が最初に起動する前に、予め記憶部14に書き込んで記憶させておく。この図5は、第2の実施形態において、記憶部14に記憶される、演算部12が稼働台数の算出に用いる損失テーブルの構成を示す概念図である。
制御部15は、閉となっている開閉器(2−1〜2−n)の数から稼働している整流器ユニットの数を検出し、現在の整流器ユニットの稼働台数nとして演算部12へ出力し、また同時に電流計測部4から入力される負荷電力の電流値を、電流値データの総合電流ILtとして演算部12へ出力する。
・演算部12における稼働台数の算出処理の動作例
以下、演算部12が行う上記電流値データの総合電流ILtを用いた稼働台数の算出処理の動作例について、図6及び図7のフローチャートを用いて説明する。図6及び図7は、第2の実施形態における直流電源装置の動作例を示すフローチャートである。以下の処理において、直流電源装置に設けられている整流器ユニットの全台数がnallとする。
演算部12は、制御部15から上記総合電流ILtが入力されると、制御部15から現在の稼働台数nと、総合電流ILtとを入力し(ステップST1)、入力される総合電流ILtを稼働台数nにより除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニットの1台当たりの単位負荷電流ILtnを算出する(ステップST2)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtnに対応して記憶されている電力損失Plossnを、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST3)。
次に、演算部12は、現在の稼動台数が1であるか否か、すなわちn=1であるか否かの判定を行う(ステップST13)。ここで、演算部12は、n=1の場合に処理をステップST15へ進め、一方、n≠1の場合に処理をステップST14へ進める。
ステップST13における判定がn≠1の場合、演算部12は、現在すべての整流器ユニットが稼動状態にあるか否か、すなわちn=nallであるか否かの判定を行う(ステップST14)。ここで、演算部12は、n=nallの場合に処理をステップST18へ進め、一方、n≠nallの場合に処理をステップST4へ進める。
次に、演算部12は、現在の稼働台数nに1を加算した、台数n(=n+1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn+1を算出する(ステップST4)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn+1に対応して記憶されている電力損失Plossn+1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST5)。
次に、演算部12は、読み出した電力損失Plossn+1が、現在の電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST8)、大きい場合に処理をステップST6へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST10へ進める。
そして、電力損失Plossn+1が電力損失Plossnより大きい場合、演算部12は、現在の稼働台数nから1を減算した、台数n(=n−1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn−1を算出する(ステップST6)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn−1に対応して記憶されている電力損失Plossn−1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST7)。
次に、演算部12は、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST9)、大きい場合に処理をステップST12へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST11へ進める。
そして、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより大きいとき、演算部12は、最も小さい電力損失Pに対応する稼働台数を、制御部15に対して出力する(ステップST12)。
また、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより小さいとき、演算部12は、n−1が1であるか否かの判定を行い(ステップST11)、n−1が1である場合、n=1より稼働台数を減少させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n−1が1でない場合、稼動台数nをn−1に変更する処理を行った後、処理をステップST6へ進める。
また、ステップST8において、電力損失Plossn+1が電力損失Plossnより小さいとき、演算部12は、n+1がnallであるか否かの判定を行い(ステップS10)、n+1がnallである場合、nallを超えて稼働台数を増加させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n+1がnallでない場合、稼動台数nをn+1に変更する処理を行った後、処理をステップST4へ進める。
また、ステップST14において、n=nallの場合、演算部12は、現在の稼働台数nから1を減算した、台数n(=n−1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn−1を算出する(ステップST18)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn−1に対応して記憶されている電力損失Plossn−1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST19)。
次に、演算部12は、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST20)、大きい場合に処理をステップST12へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST21へ進める。
そして、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより小さいとき、演算部12は、n−1が1であるか否かの判定を行い(ステップST21)、n−1が1である場合、n=1より稼働台数を減少させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n−1が1でない場合、稼動台数nをn−1に変更する処理を行った後、処理をステップST18へ進める。
また、ステップST13において、現在の稼動台数nが1の場合、演算部12は、現在の稼働台数nに1を加算した、台数n(=n+1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn+1を算出する(ステップST15)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn+1に対応して記憶されている電力損失Plossn+1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST16)。
次に、演算部12は、読み出した電力損失Plossn+1が、現在の電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST17)、大きい場合に処理をステップST12へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST22へ進める。
そして、電力損失Plossn+1が電力損失Plossnより小さいとき、演算部12は、n+1がnallであるか否かの判定を行い(ステップST22)、n+1がnallである場合、nallを超えて稼働台数を増加させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n+1がnallでない場合、稼動台数nをn+1に変更する処理を行った後、処理をステップST15へ進める。
上述の処理により、ステップST12において、演算部12は、負荷の運転状態に対応して、最も小さい電力損失Pに対応する新たな稼働台数を、制御部15に対して出力する。
例えば、演算部12は、電力損失Plossnが最も小さい場合、現在の稼働台数nを、演算結果の稼働台数として制御部15へ出力し、電力損失Plossn+1が最も小さい場合、現在の稼働台数n+m台(mはステップST4またはST15を処理した回数)を、演算結果の稼働台数として制御部15へ出力し、電力損失Plossn−1が最も小さい場合、現在の稼働台数n−m台(mはステップST6またはST18を処理した回数)を、演算結果の稼働台数として制御部15へ出力する。
これにより、制御部15は、第1の実施形態と同様に、演算部12から入力される稼働台数となるように、整流器ユニットにおける開閉器の開閉制御及び半導体スイッチ2−1g2のオンオフ制御を行う。すなわち、制御部15は、可動させる整流器ユニットにおける開閉器を閉とするとともに、半導体スイッチ2−1g2をオン状態とし、一方、非可動とする整流器ユニットにおける開閉器を開とするとともに、半導体スイッチ2−1g2をオフ状態とする。この結果、直流電源装置は、負荷の運転状態に対応し、最も電力損失が少なくなる稼働台数だけ整流器ユニットを稼動状態とし、負荷に直流電力を供給する。
・演算部12における稼働台数の算出処理の他の動作例
次に、上記演算部12が行う上記電流値データの総合電流ILtを用いた稼働台数の算出処理の他の動作例について、図8及び図9のフローチャートを用いて説明する。図8及び図9は、第2の実施形態における直流電源装置の他の動作例を示すフローチャートである。以下の処理において、図6及び図7のフローチャートにおける動作説明と同様に、直流電源装置に設けられている整流器ユニットの全台数がnallとする。この他の動作例のフローチャートは、図8及び図9に示すように、図6及び図7のフローチャートにおけるステップST13とST14とのフローにおける順番、及びステップST4、ST5、ST8とステップST6、ST7、ST9のフローにおける順番を入れ替えたものである。
演算部12は、制御部15から上記総合電流ILtが入力されると、制御部15から現在の稼働台数nと、総合電流ILtとを入力し(ステップST1)、入力される総合電流ILtを稼働台数nにより除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニットの1台当たりの単位負荷電流ILtnを算出する(ステップST2)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtnに対応して記憶されている電力損失Plossnを、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST3)。
次に、演算部12は、現在すべての整流器ユニットが稼動状態にあるか否か、すなわちn=nallであるか否かの判定を行う(ステップST14)。ここで、演算部12は、n=nallの場合に処理をステップST18へ進め、一方、n≠nallの場合に処理をステップST13へ進める。
そして、n≠nallの場合、演算部12は、現在の稼動台数が1であるか否か、すなわちn=1であるか否かの判定を行う(ステップST13)。ここで、演算部12は、n=1の場合に処理をステップST15へ進め、一方、n≠1の場合に処理をステップST6へ進める。
次に、ステップST13においてn≠1の場合、演算部12は、現在の稼働台数nから1を減算した、台数n(=n−1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn−1を算出する(ステップST6)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn−1に対応して記憶されている電力損失Plossn−1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST7)。
次に、演算部12は、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST9)、大きい場合に処理をステップST4へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST11へ進める。
このとき、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより小さいとき、演算部12は、n−1が1であるか否かの判定を行い(ステップST11)、n−1が1である場合、n=1より稼働台数を減少させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n−1が1でない場合、稼動台数nをn−1に変更する処理を行った後、処理をステップST6へ進める。
ここで、電力損失Plossn+1が電力損失Plossnより大きいとき、演算部12は、最も小さい電力損失Pに対応する稼働台数を、制御部15に対して出力する(ステップST12)。
そして、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより大きいかまたは等しいとき、演算部12は、現在の稼働台数nに1を加算した、台数n(=n+1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn+1を算出し、処理をステップST5へ進める(ステップST4)。
次に、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn+1に対応して記憶されている電力損失Plossn+1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST5)。
そして、演算部12は、読み出した電力損失Plossn+1が、現在の電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST8)、大きい場合に処理をステップST12へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST10へ進める。
このとき、ステップST8において、電力損失Plossn+1が電力損失Plossnより大きくないとき、演算部12は、n+1がnallであるか否かの判定を行い(ステップS10)、n+1がnallである場合、nallを超えて稼働台数を増加させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n+1がnallでない場合、稼動台数nをn+1に変更する処理を行った後、処理をステップST4へ進める。
また、ステップST13において、現在の稼動台数nが1の場合、演算部12は、現在の稼働台数nに1を加算した、台数n(=n+1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn+1を算出する(ステップST15)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn+1に対応して記憶されている電力損失Plossn+1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST16)。
次に、演算部12は、読み出した電力損失Plossn+1が、現在の電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST17)、大きい場合に処理をステップST12へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST22へ進める。
そして、電力損失Plossn+1が電力損失Plossnより大きくないとき、演算部12は、n+1がnallであるか否かの判定を行い(ステップST22)、n+1がnallである場合、nallを超えて稼働台数を増加させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n+1がnallでない場合、稼動台数nをn+1に変更する処理を行った後、処理をステップST15へ進める。
また、ステップST14において、n=nallの場合、演算部12は、現在の稼働台数nから1を減算した、台数n(=n−1)により上記総合電流ILtを除算し、予め設定した桁数処理(例えば、四捨五入など)を行い、整流器ユニット1台当たりの単位負荷電流ILtn−1を算出する(ステップST18)。
そして、演算部12は、算出した単位負荷電流ILtn−1に対応して記憶されている電力損失Plossn−1を、記憶部14の損失テーブルから読み出す(ステップST19)。
次に、演算部12は、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより大きいか否かの判定を行い(ステップST20)、大きい場合に処理をステップST12へ進め、一方、小さい場合に処理をステップST21へ進める。
そして、電力損失Plossn−1が電力損失Plossnより小さいとき、演算部12は、n−1が1であるか否かの判定を行い(ステップST21)、n−1が1である場合、n=1より稼働台数を減少させられないため、処理をステップST12へ進め、一方、n−1が1でない場合、稼動台数nをn−1に変更する処理を行った後、処理をステップST18へ進める。
上述の処理により、図6及び図7のフローチャートと同様に、ステップST12において、演算部12は、負荷の運転状態に対応して、最も小さい電力損失Pに対応する新たな稼働台数を、制御部15に対して出力する。
例えば、演算部12は、電力損失Plossnが最も小さい場合、現在の稼働台数nを、演算結果の稼働台数として制御部15へ出力し、電力損失Plossn+1が最も小さい場合、現在の稼働台数n+m台(mはステップST4またはST15を処理した回数)を、演算結果の稼働台数として制御部15へ出力し、電力損失Plossn−1が最も小さい場合、現在の稼働台数n−m台(mはステップST6またはST18を処理した回数)を、演算結果の稼働台数として制御部15へ出力する。
これにより、制御部15は、図6及び図7のフローチャートと同様に、直流電源装置は、負荷の運転状態に対応し、電力損失が最も小さい整流器ユニットの稼働台数を求め、この最も電力損失が少なくなる稼働台数だけ整流器ユニットを稼動状態とし、負荷に直流電力を供給する。
上述したように、第2の実施形態においては、各整流器ユニットの電力損失が最も小さくなるように、負荷電力に対応して稼働する整流器ユニットの稼動台数を求める際、負荷設備200に対して稼動状態にある整流器ユニットの全負荷電流である総合電流ILiを求め、この総合電流を現在の稼動台数で除算する。そして、この除算結果として得られる1台当たりの単位負荷電流ILinに対応する電力損失Piosanを、損失テーブルから読み出す。そして、整流器ユニットの稼動台数を増減させて、増減した稼動台数それぞれの電力損失Piosanを、それぞれ比較して最も電力損失の少ない稼動台数を求め、この稼動台数の整流器ユニットを稼動状態とする制御を行う。
このため、本実施形態においては、負荷設備200に供給する負荷電流に対応し、最も少ない電力損失の整流器ユニットの稼働台数にて直流負荷電力を供給することができ、従来に比較して電力損失を低減することができる。
第2の実施形態においては、各整流器ユニットの電力損失が最も小さくなるように、負荷電力に対応して稼働する整流器ユニットの数を制御するため、従来に比較して電力損失を抑制することができる。
また、第1及び第2の実施形態において、遮断器2−1〜2−nの各々を、整流器ユニット3−1〜3−nのそれぞれと接続点Aとの間に介挿するのではなく、接続点Bと整流器ユニット3−1〜3−nのそれぞれとの間に設ける構成としても良い。すなわち、接続点Bと整流器ユニット3−1の入力との間に遮断器2−1を設け、接続点Bと整流器ユニット3−2の入力との間に遮断器2−2を設け、接続点Bと整流器ユニット3−3の入力との間に遮断器2−3を設け、…、接続点Bと整流器ユニット3−nの入力との間に遮断器2−nを設け、整流器ユニット3−1〜3−nの出力を直接に接続点Aに接続する。
なお、図1における稼働台数制御部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより稼働台数の算出処理及び整流器ユニットの稼働制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…直流電源装置
2−1,2−2,2−3,2−n…遮断器
3−1,3−2,3−3,3−n…整流器ユニット
4…電流センサ
5…電流計測部
6…電圧センサ
7…電圧計測部
8…稼働台数制御部
9…出力端子
11…入力部
12…演算部
13…タイマー
14…記憶部
15…制御部
100…商用系統電力源
200…負荷設備

Claims (7)

  1. 直流電力を出力する出力端子に対し並列に接続された複数の整流器ユニットと、
    前記直流出力電力の電流値を測定し、当該直流出力電力の電流値を出力する電流センサと、
    前記整流器ユニット毎に、当該整流器ユニットと、前記出力端子との間に設けられた配線用遮断器と、
    前記電流値により、前記整流器ユニット各々の交流から直流へ変換する際の損失が最小となる前記整流器ユニットの稼働台数を求め、当該稼働台数の整流器ユニットから直流電力が出力されるよう前記配線用遮断器を開閉制御する稼働台数制御部と
    を有ることを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記稼働台数制御部が予め設定された周期にて、前記電流値を入力し、前記整流器ユニットの稼働台数の算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記出力端子に設けられ、当該出力端子の電圧値を測定し、電圧値を出力する電圧センサがさらに設けられ、
    前記稼働台数制御部が、予め設定された閾値電圧と、前記電圧値とを比較し、前記電圧値が前記閾値電圧を逸脱した場合、全ての整流器ユニットを稼働状態とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直流電源装置。
  4. 前記出力端子に設けられ、当該出力端子の電圧値を測定し、電圧値を出力する電圧センサがさらに設けられ、
    前記稼働台数制御部が、予め設定された閾値電圧と、前記電圧値とを比較し、前記電圧値が前記閾値電圧を逸脱した場合、一つあるいは予め設定した数の整流器ユニットを、前記電圧値が前記閾値電圧を超えるまで、順次稼働状態としていくことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直流電源装置。
  5. 前記稼働台数制御部が、
    前記直流出力電力の電流値と、当該電流値において直流へ変換する際の損失が最小となる整流器ユニットの稼働台数とが対応して設定されている稼働台数テーブルと、
    前記電流センサからの前記電流値に対応する前記整流器ユニットの稼働台数を、前記稼働台数テーブルから読み出し、整流器ユニットの稼働台数を求める算出部と、
    前記算出部が求めた稼働台数に対応させて、前記配線用遮断器を制御する制御部と
    を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の直流電源装置。
  6. 前記稼働台数制御部が、
    前記整流器ユニット1台当たりの出力する電流値と、当該電流値の場合の電力損失とを対応付けた損失テーブルと、
    前記電流センサからの前記電流値を、現在稼働している整流器ユニットの稼働台数により除算し、1台当たりの出力電流の第1の電流値を求めて、この第1の電流値に対応する電力損失を前記損失テーブルから読み出すとともに、現在の稼働台数を1台ずつ増減した台数により、前記電流センサからの前記電流値を除算し、それぞれ第2及び第3の電流値を求め、当該第2及び第3の電流値各々に対応する電力損失を前記損失テーブルから読み出し、第1の電流値における電力損失が第2及び第3の電流値における電力損失より小さい場合、現在の稼働台数を算出結果として出力し、また、減らした台数における電力損失が小さい場合、最も小さい電力損失となる台数まで減算し、一方、増加した台数における電力損失が小さい場合、最も小さい電力損失となる台数まで増加し、最も小さな電力損失を得た台数を前記整流器ユニットの稼働台数として出力する算出部と、
    前記算出部が求めた稼働台数に対応させて、前記配線用遮断器を制御する制御部と
    を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の直流電源装置。
  7. 並列に接続された複数の整流器ユニット各々が交流電力を直流電力へ変換し、当該直流電力を同一の出力端子へ出力する過程と、
    電流センサが、前記直流電力の電流値を測定し、当該直流電力の電流値を出力する過程と、
    稼働台数制御部が、前記電流値により、前記整流器ユニット各々の交流から直流へ変換する際の損失が最小となる前記整流器ユニットの稼働台数を求め、当該稼働台数の整流器ユニットから直流電力が出力されるように、前記整流器ユニットと前記出力端子との間に設けられた配線用遮断器を開閉制御する過程と
    を有することを特徴とする直流電源装置の制御方法。
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