JP2011053551A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品位の良好な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、第1画素電極及び第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、アレイ基板と対向基板との間に保持された液晶層と、第1画素電極及び第2画素電極の各々の中間部に跨って対向し第1方向に延出する第1セグメントと、第1方向に直交する第2方向に延出するとともに第1セグメントと直交し第1画素電極と第2画素電極との間に対向する第2セグメントと、第2セグメントと同一直線上に延出するとともに第2セグメントから離間し第1画素電極及び第2画素電極の各々の上部の間に対向する第3セグメントと、第2セグメントと同一直線上に延出するとともに第2セグメントから離間し第1画素電極及び第2画素電極の各々の下部の間に対向する第4セグメントと、を含む配向制御手段と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】 図5

Description

この発明は、液晶表示装置に係り、例えば垂直配向(VA)モードを利用した液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力などの特徴を生かして、パーソナルコンピュータなどのOA機器やテレビなどの表示装置として各種分野で利用されている。近年では、液晶表示装置は、携帯電話などの携帯端末機器や、カーナビゲーション装置、ゲーム機などの表示装置としても利用されている。
このような液晶表示装置においては、視野角の拡大、コントラスト比の向上といった表示品位の向上が求められている。1画素内に配向方向が異なる複数のドメインを有するマルチドメイン型VA(Multi−domain Vertical Alignment;MVA)モードの液晶表示装置は、複数のドメインによって視野角が補償され、しかも、垂直配向処理の採用により配向膜表面付近の液晶分子が基板主面に対して略垂直に配向し液晶層の複屈折率がほぼゼロとなるため十分な黒が表示でき高いコントラスト比が得られるといった特性を有している。
このようなMVAモードは、配向膜が液晶分子の傾斜方向を規制する訳ではない。したがって、このMVAモードでは、ツイステッド・ネマティック(TN)を代表とする水平配向方式では必ずといっていいほど必要である、ラビング処理に代表される配向処理工程を必要としない。このため、プロセス的にはラビング処理による静電気やゴミの発生といった問題を解消し、配向処理後の洗浄工程も不要である。また、配向的にもプレティルトのバラツキによる表示ムラの問題も無く、プロセスの簡便化、歩留まりの向上により、低コスト化が可能という利点もある。
MVAモードの液晶表示装置として、例えば、特許文献1によれば、各画素が透過表示部と反射表示部とから構成される半透過型の液晶表示装置について、行方向または列方向に隣接する画素の透過表示部及び反射表示部の配置が互いに逆であり、視野角補償効果を得る技術が開示されている。
特開2008−129325号公報
この発明の目的は、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することにある。
この発明の一態様によれば、
第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の中間部に跨って対向し第1方向に延出する第1セグメントと、第1方向に直交する第2方向に延出するとともに前記第1セグメントと直交し前記第1画素電極と前記第2画素電極との間に対向する第2セグメントと、前記第2セグメントと同一直線上に延出するとともに前記第2セグメントから離間し前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の上部の間に対向する第3セグメントと、前記第2セグメントと同一直線上に延出するとともに前記第2セグメントから離間し前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の下部の間に対向する第4セグメントと、を含む配向制御手段と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
また、この発明の他の態様によれば、
互いに直交する第1方向及び第2方向にマトリクス状に配置され、第1画素電極、前記第1画素電極の第1方向に隣接する第2画素電極、及び、前記第1画素電極の第2方向に並んだ第3画素電極を含む画素電極を備えたアレイ基板と、
前記画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
前記第1画素電極の一端側に形成されることなく前記第1画素電極の他端側と前記第2画素電極の一端側との間に跨って対向するとともに第2方向に延出し、前記第3画素電極の他端側に形成されることなく前記第3画素電極の一端側に対向するとともに第2方向に延出した配向制御手段と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
また、この発明の他の態様によれば、
第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
前記第1画素電極の上部において一端側に形成されることなく他端側と前記第2画素電極の上部における一端側との間に対向するとともに第1方向に直交する第2方向に延出し、前記第1画素電極の下部において他端側に形成されることなく一端側に対向するとともに第2方向に延出し、前記第2画素電極の下部において一端側に形成されることなく他端側に対向するとともに第2方向に延出した配向制御手段と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
また、この発明の他の態様によれば、
第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
前記第1画素電極及び前記第2画素電極に跨って対向し第1方向に延出する第1セグメントと、前記第1セグメントから離間するとともに前記第1画素電極に対向し第1方向及びこの第1方向に直交する第2方向に延出する十字形状の第2セグメントと、前記第1セグメントから離間するとともに前記第2画素電極に対向し第1方向及び第2方向に延出する十字形状の第3セグメントと、を備えた配向制御手段と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
この発明によれば、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
図1は、この発明の一実施の形態に係るMVAモードの液晶表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した液晶表示装置に適用されるアレイ基板及び対向基板の構造を概略的に示す断面図である。 図3は、本実施形態における配向制御手段として適用可能な構成例を概略的に示す断面図である。 図4は、本実施形態における配向制御手段として適用可能な他の構成例を概略的に示す断面図である。 図5は、第1実施形態の液晶表示装置におけるアクティブエリアの一部の画素構成を概略的に示す図である。 図6は、図5に示したアクティブエリアの一部の画素における液晶分子の配向方向を示す図である。 図7は、第2実施形態の液晶表示装置におけるアクティブエリアの一部の画素構成を概略的に示す図である。 図8は、第2実施形態の液晶表示装置におけるアクティブエリアの一部の他の画素構成を概略的に示す図である。 図9は、第3実施形態の液晶表示装置におけるアクティブエリアの一部の画素構成を概略的に示す図である。 図10は、第4実施形態の液晶表示装置におけるアクティブエリアの一部の画素構成を概略的に示す図である。 図11は、第4実施形態の液晶表示装置におけるアクティブエリアの一部の他の画素構成を概略的に示す図である。
以下、この発明の一実施の形態に係る液晶表示装置について図面を参照して説明する。ここでは、各画素がバックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過表示部として構成された透過型の液晶表示装置を例に説明する。
図1に示すように、液晶表示装置は、アクティブマトリクスタイプの液晶表示装置であって、液晶表示パネルLPNを備えている。この液晶表示パネルLPNは、一対の基板、すなわち第1基板としてのアレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向して配置された第2基板としての対向基板CTと、を備えている。これらのアレイ基板ARと対向基板CTとは、図示しないシール材によって貼り合わせられている。また、液晶表示パネルLPNは、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持された液晶層LQを備えている。
このような液晶表示パネルLPNは、画像を表示する表示エリアすなわちアクティブエリアDSPを備えている。このアクティブエリアDSPは、m×n個のマトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている(但し、m及びnは正の整数である)。つまり、アクティブエリアDSPでは、m個の画素PXが第1方向D1に並んで行Hを形成し、n個の画素PXが第2方向D2に並んで列Vを成すように配置されている。
アレイ基板ARは、アクティブエリアDSPにおいて、第1方向D1に沿ってそれぞれ延出したn本のゲート線Y(Y1〜Yn)、第2方向D2に沿ってそれぞれ延出したm本のソース線X(X1〜Xm)、各画素PXにおいてゲート線Yとソース線Xとの交差部を含む領域に配置されたm×n個のスイッチング素子W、各画素PXに配置されスイッチング素子Wに接続されたm×n個の画素電極EP、ゲート線Yと同様に第1方向D1に沿って延出し補助容量CSを構成するよう画素電極EPに容量結合する補助容量線AYなどを備えている。
ゲート線Y、ソース線X、及び、補助容量線AYは、例えばアルミニウム、モリブデン、タングステン、チタンなどの低抵抗な導電材料によって形成されている。
各スイッチング素子Wは、例えば、nチャネル薄膜トランジスタによって構成されている。スイッチング素子Wのゲート電極WGは、ゲート線Yに電気的に接続されている(あるいは、ゲート電極WGはゲート線Yと一体的に形成されている)。スイッチング素子Wのソース電極WSは、ソース線Xに電気的に接続されている(あるいは、ソース電極WSはソース線Xと一体に形成されている)。スイッチング素子Wのドレイン電極WDは、画素電極EPに電気的に接続されている。
画素電極EPは、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。
n本のゲート線Yは、それぞれアクティブエリアDSPの外側に引き出され、ゲートドライバYDに接続されている。なお、ゲートドライバYDを構成する少なくとも一部は、アレイ基板ARに備えられていても良い。ゲートドライバYDは、コントローラCNTによる制御に基づいてn本のゲート線Yに順次走査信号(駆動信号)を供給する。
また、m本のソース線Xは、それぞれアクティブエリアDSPの外側に引き出され、ソースドライバXDに接続されている。なお、ソースドライバXDを構成する少なくとも一部は、アレイ基板ARに備えられていても良い。ソースドライバXDは、コントローラCNTによる制御に基づいて各行のスイッチング素子Wが走査信号によってオンするタイミングでm本のソース線Xに映像信号(駆動信号)を供給する。これにより、各行の画素電極EPは、対応するスイッチング素子Wを介して供給される映像信号に応じた画素電位にそれぞれ設定される。
一方、対向基板CTは、アクティブエリアDSPにおいて、対向電極ETなどを備えている。この対向電極ETは、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電材料によって形成されている。この対向電極ETは、複数の画素PXに共通である。つまり、対向電極ETは、各画素PXの画素電極EPと対向し、コモン電位のコモン端子COMに電気的に接続されている。
図2に示すように、液晶表示パネルLPNのアレイ基板ARは、ガラス板や石英板などの光透過性を有する絶縁基板10を用いて形成されている。このアレイ基板ARは、絶縁基板10の対向基板CTに対向する側に、スイッチング素子W、画素電極EPなどを備えている。
スイッチング素子Wは、絶縁基板10の上に配置された半導体層12を備えている。この半導体層12は、例えば、ポリシリコンやアモルファスシリコンなどによって形成可能であり、ここではポリシリコンによって形成されている。半導体層12は、チャネル領域12Cを挟んだ両側にそれぞれソース領域12S及びドレイン領域12Dを有している。この半導体層12は、ゲート絶縁膜14によって覆われている。このゲート絶縁膜14は、絶縁基板10の上にも配置されている。ゲート絶縁膜14は、例えば、酸化シリコン及び窒化シリコンなどの無機系材料によって形成されている。
スイッチング素子Wのゲート電極WGは、ゲート絶縁膜14の上に配置され、半導体層12のチャネル領域12Cの直上に位置している。このゲート電極WGは、例えば、上述したゲート線と同一材料を用いて同一工程で形成可能であり、ゲート線と一体的に形成可能である。このようなゲート電極WGは、ゲート線などとともに層間絶縁膜16によって覆われている。この層間絶縁膜16は、ゲート絶縁膜14の上にも配置されている。層間絶縁膜16は、例えば、酸化シリコン及び窒化シリコンなどの無機系材料によって形成されている。
スイッチング素子Wのソース電極WS及びドレイン電極WDは、層間絶縁膜16の上に配置されている。ソース電極WSは、ゲート絶縁膜14及び層間絶縁膜16を貫通するコンタクトホールを通して半導体層12のソース領域12Sにコンタクトしている。ドレイン電極WDは、ゲート絶縁膜14及び層間絶縁膜16を貫通するコンタクトホールを通して半導体層12のドレイン領域12Dにコンタクトしている。これらのソース電極WS及びドレイン電極WDは、例えば、上述したソース線と同一材料を用いて同一工程で形成可能である。また、ソース電極WSは、ソース線と一体的に形成可能である。これらのソース電極WS及びドレイン電極WDは、ソース線などとともに絶縁膜18によって覆われている。
この絶縁膜18は、例えば、光透過性を有する有機系材料によって形成されている。このような絶縁膜18は、例えば、スピンコートなどの手法によって塗布された後に硬化処理されることにより形成されている。このため、絶縁膜18は、下地の凹凸を吸収し、その表面が概ね平坦に形成されている。これにより、垂直配向モードを実現する電界への影響が緩和される。
画素電極EPは、アクティブエリアDSPにおいて各画素PXに配置されている。すなわち、この画素電極EPは、絶縁膜18の上に配置され、絶縁膜18に形成されたコンタクトホールを通してドレイン電極WDと電気的に接続されている。
このようなアレイ基板ARの対向基板CTと対向する表面、つまり、液晶層LQに接する面は、第1配向膜20によって覆われている。この第1配向膜20は、画素電極EPを覆っている。
一方、液晶表示パネルLPNの対向基板CTは、ガラス板や石英板などの光透過性を有する絶縁基板30を用いて形成されている。この対向基板CTは、絶縁基板30のアレイ基板ARに対向する側に、カラーフィルタ層34、対向電極ETなどを備えている。
カラーフィルタ層34は、各画素PXに配置されている。このようなカラーフィルタ層34は、絶縁基板30の上に配置されている。これらのカラーフィルタ層34は、互いに異なる複数の色、例えば赤色、青色、緑色といった3原色にそれぞれ着色された樹脂材料によって形成されている。すなわち、赤色に着色された樹脂材料、緑色に着色された樹脂材料、青色に着色された樹脂材料は、それぞれ赤色を表示する画素、緑色を表示する画素、青色を表示する画素PXに配置されている。
対向電極ETは、カラーフィルタ層34の上に配置されている。このような対向電極ETは、各画素PXの画素電極EPと対向している。
なお、カラーフィルタ層34は、対向基板CT側に配置されているが、アレイ基板AR側に配置しても良い。この場合、アレイ基板ARにおける絶縁膜18などをカラーフィルタ層34に置き換えることが可能である。また、対向基板CTには、カラーフィルタ層34の表面の凹凸の影響を緩和するために、カラーフィルタ層34と対向電極ETとの間に、透明な樹脂材料からなるオーバーコート層を配置しても良い。
このような対向基板CTのアレイ基板ARと対向する表面、つまり液晶層LQに接する面は、第2配向膜36によって覆われている。この第2配向膜36は、対向電極ETを覆っている。
上述したようなアレイ基板ARと対向基板CTとは、それぞれの第1配向膜20及び第2配向膜36が対向するように配置されている。このとき、アレイ基板ARの第1配向膜20と対向基板CTの第2配向膜36との間には、図示しないスペーサ(例えば、樹脂材料によって一方の基板と一体的に形成された柱状スペーサ)により、所定のセルギャップが形成されている。
液晶層LQは、上述したセルギャップに封入されている。すなわち、液晶層LQは、アレイ基板ARの画素電極EPと対向基板CTの対向電極ETとの間に保持された液晶分子40を含む液晶組成物によって構成されている。この液晶分子40は、例えば、負の誘電率異方性を有している。液晶層LQと画素電極EPとの間には、第1配向膜20が介在している。液晶層LQと対向電極ETとの間には、第2配向膜36が介在している。
第1配向膜20及び第2配向膜36は、画素電極EPと対向電極ETとの間に電位差が形成されていない状態、つまり、画素電極EPと対向電極ETとの間に電界が形成されていない無電界時には、それぞれ液晶分子40を絶縁基板10(あるいは、アレイ基板AR)の主面及び絶縁基板30(あるいは、対向基板CT)の主面に対して略垂直に配向する特性を有している。このような第1配向膜20及び第2配向膜36を形成するための材料としては、基本的には垂直配向性を示す光透過性を有する薄膜であれば特に限定されない。
これらの第1配向膜20及び第2配向膜36については、ラビングに代表される配向処理工程を必要としない。このため、プロセス的にはラビングによる静電気やゴミが発生するといった問題が無く、配向処理後の洗浄工程も不要である。また、配向的にもプレティルトのバラツキによるムラの問題が無い。したがって、プロセスの簡便化、歩留まりの向上により、低コスト化が可能という利点がある。
また、図2に示すように、液晶表示パネルLPNを照明するバックライトBLは、液晶表示パネルLPNのアレイ基板ARと対向する側に配置されている。このようなバックライトBLとしては、種々の形態が適用可能であり、また、光源として発光ダイオードを利用したものや冷陰極管を利用したものなどのいずれでも適用可能であり、詳細な構造については説明を省略する。
液晶表示パネルLPNの一方の外面、つまり、アレイ基板ARの外面には、第1偏光板PL1を有する第1光学素子OD1が配置されている。また、液晶表示パネルLPNの他方の外面、つまり、対向基板CTの外面には、第2偏光板PL2を有する第2光学素子OD2が配置されている。
これらの第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2は、それぞれの吸収軸が互いに直交するように配置されている。なお、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、液晶層LQを通過する光が直線偏光でありこの直線偏光を選択的に透過して画像を表示する直線偏光モードにおいては位相差板を必要としないが、液晶層LQを通過する光が円偏光でありこの円偏光を選択的に透過して画像を表示する円偏光モードにおいては偏光板と絶縁基板との間に位相差板を備えている。
この実施の形態では、液晶層LQに含まれる液晶分子40は、無電界時には、第1配向膜20及び第2配向膜36による配向制御によって、それぞれの長軸が基板主面に対して略垂直な方向(あるいは、液晶表示パネルLPNの法線方向)に略平行に配向している。このような状態においては、第1光学素子OD1を透過したバックライト光(例えば、直線偏光)は、液晶層LQを透過した後、第2光学素子OD2に吸収される。したがって、液晶表示パネルLPNの透過率が最低となる。つまり、黒色画面が表示される。
一方、画素電極EPと対向電極ETとの間に電界が形成された状態では、負の誘電率異方性を有する液晶分子40は、電界に対して略直交する方向に配向する。液晶表示パネルLPNの法線に対して傾斜した電界に対しては、液晶分子40は、その長軸が基板主面に対して略平行な方向あるいは傾斜した方向に配向している。
このような状態においては、第1光学素子OD1を透過したバックライト光は、直線偏光となり、液晶層LQを透過した際に適当な位相差が付与された後、少なくとも一部が第2光学素子OD2を透過可能となる。したがって、白色画面が表示される。
このようにして、直線偏光を利用したノーマリーブラックの垂直配向モードが実現される。直線偏光を利用した場合、円偏光を利用する場合と比較して、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2の構成が簡素化されるため(位相差板が省略可能)、コストの削減が可能である。また、直線偏光を利用した場合、円偏光を利用した場合と比較して、広視野角化及び高コントラスト化が可能であるといった利点がある。一方で、直線偏光を利用した場合には、第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2の吸収軸と略平行な方向に配向した液晶分子の存在によって暗線が発生し、透過率の低下を招くおそれがある。
この実施の形態においては、液晶表示パネルLPNは、液晶分子40の配向を制御する配向制御手段を備えている。このような配向制御手段について、図3及び図4を参照して具体的に説明する。なお、図3及び図4においては、説明に必要な構成のみを図示している。
図3に示した例では、配向制御手段ALCは、対向電極ETに形成されたスリットSLによって構成されている。このスリットSLは、隣接する2つの画素PXの間に配置されている。つまり、スリットSLは、一方の画素PXに配置された第1画素電極EP1と、これに隣接する他方の画素PXに配置された第2画素電極EP2との間に対向している。
そして、このスリットSLは、第1画素電極EP1と第2画素電極EP2との間の間隔EPWよりも大きな幅SLWを有するように形成されている。このため、スリットSLの一部は、液晶層LQを挟んで第1画素電極EP1の周縁部E1及び第2画素電極EP2の周縁部E2と向かい合っている。
第1画素電極EP1及び第2画素電極EP2と対向電極ETとの間に電位差が形成された場合には、スリットSLを避けるように電界が形成される。つまり、第1画素電極EP1の周縁部E1付近と対向電極ETとの間、及び、第2画素電極EP2の周縁部E2付近と対向電極ETとの間には、基板主面PLの法線に対して傾斜した傾斜電界が形成可能となる。
無電界時に基板主面PLの法線に略平行に配向していたスリットSL付近の液晶分子40は、このような傾斜電界に略直交する所定の方向に配向する。つまり、スリットSLを挟んで隣接する画素PXにおいて、スリットSLについて互いに逆方向に傾斜した電界が形成されるため、それぞれの画素PXの液晶分子40も互いに逆方向に配向する。このような傾斜電界による液晶分子40の配向状態は、スリットSL付近に限らず、画素PXの中央部にも伝播する。このため、各画素PXの略全体の液晶分子40が略同一方向に配向する。
図4に示した例では、配向制御手段ALCは、対向基板CTに設けられた突起CPによって構成されている。この突起CPは、対向基板CTのアレイ基板ARと向かい合う面、ここでは、対向電極ETの上に形成されている。このような突起CPは、図3に示した例と同様に、隣接する2つの画素PXの間に配置され、一方の画素PXに配置された第1画素電極EP1と、これに隣接する他方の画素PXに配置された第2画素電極EP2との間に対向している。
そして、この突起CPは、第1画素電極EP1と第2画素電極EP2との間の間隔EPWよりも大きな幅CPWを有するように形成されている。このため、突起CPの一部は、液晶層LQを挟んで、第1画素電極EP1の周縁部E1及び第2画素電極EP2の周縁部E2と向かい合っている。このような構成の配向制御手段ALCにおいても、図3に示した例と同様の傾斜電界が形成可能である。
配向制御手段ALCとして突起CPを適用する場合には、この突起CPは、絶縁膜によって形成される。絶縁膜としては、例えばSiO、SiN、Alなどの無機系材料、ポリイミド、フォトレジスト樹脂、高分子液晶など有機系材料などを用いることができる。突起CPが無機系材料の場合には、蒸着法、スパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、あるいは溶液塗布法などによって形成可能である。また、突起CPが有機系材料の場合には、有機物質を溶かした溶液またはその前駆体溶液を用いて、スピンナー塗布法、スクリーン印刷塗布法、ロール塗布法などで塗布し、所定の硬化条件(加熱、光照射など)で硬化させ形成する方法、あるいは蒸着法、スパッタ法、CVD法、LB(Langumuir−Blodgett)法などによって形成可能である。
≪第1実施形態≫
この第1実施形態は、直線偏光を利用したノーマリーブラックの垂直配向モードに適用される構成である。
図5は、アクティブエリアDSPの一部の画素構成を図示している。なお、各画素PXは、少なくとも画素電極EP、液晶層LQ、及び、対向電極ETによって構成されるが、ここでは、画素電極EPのみを図示している。ゲート線Y1、補助容量線AY1、ゲート線Y2、及び、補助容量線AY2は、それぞれ第1方向D1に沿って延出している。ソース線X1乃至X5は、それぞれ第2方向D2に沿って延出している。
このようなアクティブエリアDSPにおいては、画素PX11、画素PX12、画素PX13、及び、画素PX14が第1方向D1に沿ってこの順に並んで配置されている。また、これらの画素PX11、画素PX12、画素PX13、及び、画素PX14の第2方向D2には、それぞれ画素PX21、画素PX22、画素PX23、及び、画素PX24が並んで配置されている。つまり、ここに示したアクティブエリアDSPにおいては、4×2のマトリクス状に配置された画素PXが図示されている。
カラー表示タイプの液晶表示装置の場合、たとえば、画素PX11は赤色画素に対応し、画素PX12は緑色画素に対応し、画素PX13は青色画素に対応し、画素PX14は再び赤色画素に対応するといったように、第1方向D1に並んだ赤色画素、緑色画素、及び、青色画素の組み合わせが第1方向D1に繰り返し配置されている。
当然、画素PX11及び画素PX14が緑色画素に対応する場合に、画素PX12及び画素PX13がそれぞれ青色画素及び赤色画素に対応しても良いし、画素PX11及び画素PX14が青色画素に対応する場合に、画素PX12及び画素PX13がそれぞれ緑色画素及び赤色画素に対応しても良い。なお、第2方向D2に沿っては同一色の画素が並んで配置される。
各画素PXには、画素電極EPが配置されている。画素PX11及び画素PX21の各画素電極EPは、ソース線X1とソース線X2との間に配置されている。画素PX12及び画素PX22の各画素電極EPは、ソース線X2とソース線X3との間に配置されている。画素PX13及び画素PX23の各画素電極EPは、ソース線X3とソース線X4との間に配置されている。画素PX14及び画素PX24の各画素電極EPは、ソース線X4とソース線X5との間に配置されている。
各画素電極EPは、略長方形状に形成されており、第1方向D1に略平行な一対の短辺SSを有するとともに第2方向D2に略平行な一対の長辺LSを有している。画素電極EPの中間部MDは、長辺LSの中点LMを含む領域である。画素電極EPの上部UPは、図中の上側の短辺SSから第2方向D2に沿った所定距離までの領域であり、中間部MDから離間している。画素電極EPの下部LWは、図中の下側の短辺SSから第2方向D2に沿った所定距離までの領域であり、中間部MDから離間している。ここで、所定距離とは、短辺SSから中間部MDまでの距離より短い距離に相当する。
配向制御手段ALCは、第1セグメントSG1、第2セグメントSG2、第3セグメントSG3、及び、第4セグメントによって構成されている。
第1セグメントSG1は、隣接する2つの画素電極EPの各々の中間部MDに跨って対向し、第1方向D1に延出している。この第1セグメントSG1は、第1方向D1に沿って不連続に形成されている。ここでは、第1セグメントSG1は、ソース線X2を挟んで隣接する画素PX11の画素電極EPと画素PX12の画素電極EPとに跨って対向している。また、第1セグメントSG1は、ソース線X4を挟んで隣接する画素PX13の画素電極EPと画素PX14の画素電極EPとに跨って対向している。つまり、この第1セグメントSG1は、偶数番のソース線(X2、X4、X6、…)に対して交差するように配置されている一方で、奇数番のソース線(X1、X3、X5、…)とは交差していない。
また、この第1セグメントSG1は、隣接する2つの画素電極EPの向かい合う長辺LSの各々の中点LMに跨って配置されている。一方で、この第1セグメントSG1は、上述した通り、第1方向D1に沿って不連続に形成されており、各画素電極EPの全体を横切っているわけではない。つまり、第1セグメントSG1の第1方向D1に沿った延長線上(例えば図5中の破線AXで囲んだ領域)においては、各画素電極EPと図示しない対向電極ETとは、第1セグメントSG1を介することなく対向している。
なお、各第1セグメントSG1は、補助容量線AY1及びAY2の各々の直上に位置している。これらの補助容量線AY1及びAY2は、各画素電極EPの中間部MDを通り、各画素電極EPの全体を横切り、第1方向D1に沿って延出している。このような補助容量線AY1及びAY2の各々の第2方向D2に沿った幅は、第1セグメントSG1の第2方向D2に沿った幅よりも大きく形成されている。つまり、第1セグメントSG1の全体が補助容量線AY1またはAY2の直上に位置している。
第2セグメントSG2、第3セグメントSG3、及び、第4セグメントSG4は、隣接する2つの画素電極EPの間に対向し、第2方向D2に沿った同一直線上に延出している。これらの第2セグメントSG2、第3セグメントSG3、及び、第4セグメントSG4は、第2方向D2に沿って不連続に形成されている。ここでは、第2セグメントSG2、第3セグメントSG3、及び、第4セグメントSG4は、偶数番のソース線(X2、X4、X6、…)に対向するように配置されている一方で、奇数番のソース線(X1、X3、X5、…)とは対向していない。
第2セグメントSG2は、第1セグメントSG1と直交する。第3セグメントSG3は、この第2セグメントSG2と同一直線上に延出するとともに第2セグメントSG2から離間し、隣接する2つの画素電極EPの各々の上部UPの間に対向する。第4セグメントSG4は、第2セグメントSG2と同一直線上に延出するとともに第2セグメントSG2から離間し、隣接する2つの画素電極EPの各々の下部LWの間に対向する。
このような第2乃至第4セグメントSG2至SG4の第1方向D1に沿った幅は、隣接する2つの画素電極EPの間隔よりも大きい。このため、第2セグメントSG2、第3セグメントSG3、及び、第4セグメントSG4の一部は、隣接する2つの画素電極EP(例えば、画素PX11の画素電極EP及び画素PX12の画素電極EP)の周縁部と向かい合っている。
例えば、第2セグメントSG2は、画素PX11の画素電極EPの中間部MDと画素PX12の画素電極EPの中間部MDとの間に対向し、第1セグメントSG1と直交している。第3セグメントSG3は、画素PX11の画素電極EPの上部UPと画素PX12の画素電極EPの上部UPとの間に対向している。第4セグメントSG4は、画素PX11の画素電極EPの下部LWと画素PX12の画素電極EPの下部LWとの間に対向している。
このような第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4は、第2方向D2に沿って繰り返し配置されている。つまり、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4は、画素PX11の画素電極EPと画素PX12の画素電極EPとの間に配置されるとともに、画素PX21の画素電極EPと画素PX22の画素電極EPとの間にも配置されている。
このため、画素PX11及び画素PX12の各々の画素電極EPの下部LWの間に配置された第4セグメントSG4は、図5に示しように、画素PX21及び画素PX22の各々の画素電極EPの上部UPの間に配置された第3セグメントSG3と繋がっているが、これらが離間していても良い。
図6は、上述した構成の画素PX11、画素PX12、画素PX13、及び、画素PX14における液晶分子の配向方向を図示したものである。すなわち、各画素PXにおいては、主として、配向制御手段ALCを配置したことによって形成された傾斜電界、及び、各画素電極EPの長辺LS及び短辺SSの付近と対向電極ETとの間に形成される傾斜電界の相互作用により、基板主面内において、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んで隣接する2つの画素PXのそれぞれの液晶分子は、図中の矢印で示したように、互いに線対称な方向に配向する。また、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んだ2つの画素PXにおいて、それぞれの液晶分子は、第1セグメントSG1と第2セグメントSG2とが交差する交点に向かって配向している。なお、図中の矢印は、各画素PXにおいて配向している液晶分子の長軸が向いている基板主面内の平均的な方位角方向(主たる配向方向)に相当し、液晶分子のすべてが矢印方向に配向しているとは限らない。
より具体的には、画素PX11及び画素PX13の上側半分においては、液晶分子の主たる配向方向は、第1方向D1に対して315度の方位となる。画素PX11及び画素PX13の下側半分においては、液晶分子の主たる配向方向は、第1方向D1に対して45度の方位となる。画素PX12及び画素PX14の上側半分においては、液晶分子の主たる配向方向は、第1方向D1に対して225度の方位となる。画素PX12及び画素PX14の下側半分においては、液晶分子の主たる配向方向は、第1方向D1に対して135度の方位となる。
第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んだ2つの画素PXにおける液晶分子の配向方向は、概ね第1方向D1に対して45度−225度の方位及び135度−315度の方位である一方で、適用される第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2のそれぞれの吸収軸A1及びA2は、第1方向(0度−180度の方位)D1及び第2方向(90度−270度の方位)D2に略平行に設定されている。このため、直線偏光を利用したことに起因する暗線の発生が抑制できる。
特に、第2セグメントSG2を挟んだ2つの画素PXの上部UP及び下部LWの付近には、第3セグメントSG3及び第4セグメントSG4がそれぞれ配置されているため、液晶分子の主たる配向方向と直交する方向のドメインの形成が抑制される。
第3セグメントSG3及び第4セグメントSG4を配置しなかった場合には、1領域内(例えば、画素の上半分の領域または下半分の領域)に配向方向が互いに直交する2つのドメインが形成される(例えば、主たる配向方向が45度−225度の方位のドメインと、主たる配向方向が135度−315度の方位のドメインとが形成される)。
1領域内の液晶分子の配向方向は連続的に変化しているため、ドメインの境界付近では、液晶分子が0度−180度の方位あるいは90度−270度の方位に配向している。これらの方位は、第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2のそれぞれの吸収軸A1及びA2の方位と平行である。このため、ドメインの境界付近を通る光は、偏光板に吸収されてしまい、表示に寄与しない暗線となる。
一方、本実施形態のように、第2方向D2に沿って第2セグメントSG2に加えて、第3セグメントSG3及び第4セグメントSG4を配置した場合には、1領域内に不所望な複数のドメインの形成が抑制されるため、暗線の発生が抑制され、透過率を向上することが可能となる。
また、本実施形態においては、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んだ2つの画素PXにおいて、液晶分子を駆動するための液晶駆動電圧が互いに同極性である。つまり、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んだ2つの画素PXの各々の画素電極EPに対して対向電極電位を基準として同極性の電圧が印加されている。
このため、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んだ2つの画素PXの液晶駆動電圧が同一である場合、各画素電極EPには同一レベルの電圧が印加されるため、これらの間に不所望な横電界が形成されず、配向不良の発生を抑制できる。また、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4を挟んだ2つの画素PXの液晶駆動電圧が異なる場合であっても、画素電極電位が同極性であるため、これらの間に形成される電界は極めて微弱であり、液晶分子40に対して、所望の電界が作用するため、良好な表示品位を実現できる。本実施形態においては、第1セグメントSG1は同極性となる2つの画素PXに跨って配置されるとともに、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4は同極性となる2つの画素PXの間に対向している。
さらに、本実施形態によれば、画素PX11及び画素PX14は、同一色の画素である。このため、画素PX11の一端側に第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4が配置される一方で、画素PX14の他端側に第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4が配置される。
このような構成によれば、電界が形成された状態では、画素PX11の液晶分子は、画素PX12との間の配向制御手段ALCの影響を受けて平均的に第1方向D1に対して45度方位に配向したドメインと、315度方位に配向したドメインとを形成する。また、画素PX12の液晶分子は、135度方位に配向したドメインと225度方位に配向したドメインとを形成する。つまり、画素PX11と画素PX12とでは、互いに逆向きの方位に配向する。同様にして、画素PX13の液晶分子は、45度方位に配向したドメインと、315度方位に配向したドメインとを形成し、画素PX14は、135度方位に配向したドメインと225度方位に配向したドメインとを形成する。つまり、画素PX11と画素PX14とでは、互いに逆向きに方位に配向する。
このように、配向制御手段ALCを2画素置きに配置したことにより、同一色の最近接画素におけるそれぞれの液晶分子は、電界が形成された状態で、基板主面内において互いに線対称な方向に配向する。ここで、最近接画素とは、基準画素(例えば画素PX11)と、この基準画素に対して第1方向D1に沿って並んだ基準画素と同一色の最も近い画素(例えば画素PX14)との関係に相当する。これらの画素PX11と画素PX14との関係は、赤色画素、緑色画素、及び、青色画素のいずれにも適用可能である。
上述したような第1方向D1に沿って並んだ同一色の最近接画素については、略同一階調を表示するため、実質的には同一色を表示する2つの画素を用いて視野角補償が可能なマルチドメイン構造を実現したことになる。
なお、図5に示した例では、第1セグメントSG1が偶数番のソース線Xと交差し、且つ、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4が偶数番のソース線Xと対向する場合について説明したが、第1セグメントSG1が奇数番のソース線Xと交差し、且つ、第2乃至第4セグメントSG2乃至SG4が奇数番のソース線Xと対向するように配置されても良い。
(実施例1)
この実施例1においては、配向制御手段ALCとして対向電極ETに形成した幅10μmのスリットSLを適用する。特に、このスリットSLは、図5に示したようなパターンに形成する。アレイ基板AR及び対向基板CTの上には、垂直性を示す配向膜を70nm厚さで塗布した。アレイ基板ARと対向基板CTとの間のセルギャップは3.8μmとした。セルギャップには、メルク社製ネガ型液晶材料を注入して液晶表示パネルを作製した。
このような構成の液晶表示パネルによれば、アクティブエリアにおいて、第1方向D1にある同一色を表示する最近接画素の平均的な方位角方向の液晶分子の配向状態が異なり、かつ、点対称となった。
(比較例1)
配向制御手段ALCとして、第3セグメント及び第4セグメントを省略した以外は、実施例1と同一構成の液晶表示パネルを作製した。
これらの実施例1及び比較例1について、透過率を測定した。比較例1において、最大電圧を印加した際(つまり白色画面を表示する際)の透過率を100としたとき、実施例1において、同一電圧を印加した際の透過率は、107.5であり、透過率の向上が確認できた。
≪第2実施形態≫
この第2実施形態は、第1実施形態と同様に、直線偏光を利用したノーマリーブラックの垂直配向モードに適用される構成である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
図7は、アクティブエリアDSPの一部の画素構成を図示している。なお、各画素PXの構成として、図5に示した例と同様に画素電極EPのみを図示している。ゲート線Y1乃至Y4、及び、補助容量線AY1乃至AY5は、それぞれ第1方向D1に沿って延出している。ソース線X1乃至X7は、それぞれ第2方向D2に沿って延出している。
このようなアクティブエリアDSPにおいては、画素PX11、画素PX12、画素PX13、画素PX14、画素PX15、及び、画素PX16が第1方向D1に沿ってこの順に並んで配置されている。また、画素PX11の第2方向D2には、画素PX21、画素PX31、及び、画素PX41がこの順に並んで配置されている。つまり、ここに示したアクティブエリアDSPにおいては、6×4のマトリクス状に配置された画素PXが図示されている。
また、ここではカラー表示タイプの液晶表示装置を図示しており、たとえば、画素PX11及び画素PX14は赤色画素(R)に対応し、また、これらの画素の第2方向D2に並んだ全ての画素も赤色画素に対応している。画素PX12及び画素PX15は緑色画素(G)に対応し、また、これらの画素の第2方向D2に並んだ全ての画素も緑色画素に対応している。画素PX13及び画素PX16は青色画素(B)に対応し、また、これらの画素の第2方向D2に並んだ全ての画素も青色画素に対応している。
各画素PXには、画素電極EPが配置されている。各画素電極EPは、第2方向に延びた略長方形状に形成されている。ここでは、画素電極EPの一端側とは図中の左側に対応し、画素電極EPの他端側とは図中の右側に対応するものとする。
この第2実施形態に適用される配向制御手段ALCは、画素PX11に配置された画素電極(第1画素電極)EPの一端側には形成されていない。この配向制御手段ALCは、画素PX11に配置された画素電極EPの他端側と、この画素PX11に隣接する画素PX12に配置された画素電極(第2画素電極)EPの一端側との間に跨って対向し、第2方向D2に延出している。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11と画素PX12との間に配置されたソース線X2に対向している。なお、画素PX12の画素電極EPにおける他端側には配向制御手段は形成されていない。
また、この配向制御手段ALCは、第2方向D2に沿って不連続的に形成されている。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11の第2方向D2に並んだ画素PX21に配置された画素電極(第3画素電極)EPの他端側には形成されていない。この配向制御手段ALCは、画素PX21の画素電極EPの一端側に対向するとともに第2方向D2に延出している。つまり、この配向制御手段ALCは、ソース線X1に対向している。
同様にして、配向制御手段ALCは、画素PX31の画素電極EPの一端側には形成されることなく当該画素電極EPの他端側に対向し、また、画素PX41の画素電極EPの他端側には形成されることなく当該画素電極EPの一端側に対向している。
このように、配向制御手段ALCは、奇数行(1行、3行)目、つまり、画素PX11を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行、及び、画素PX31を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行については、偶数番のソース線(X2、X4、X6)に対向するように配置されている。また、配向制御手段ALCは、偶数行(2行、4行)目、つまり、画素PX21を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行、及び、画素PX41を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行については、奇数番のソース線(X1、X3、X5、X7)に対向するように配置されている。つまり、配向制御手段ALCは、隣接する2本のソース線Xに対して2列に千鳥配列されている。
このような配向制御手段ALCの第1方向D1に沿った幅は、隣接する2つの画素電極EPの間隔よりも大きい。このため、配向制御手段ALCの一部は、隣接する2つの画素電極EP(例えば、画素PX11の画素電極EP及び画素PX12の画素電極EP)の周縁部と向かい合っている。
このような第2実施形態によれば、電界が形成された状態では、配向制御手段ALCを挟んで隣接する2つの画素の液晶分子は、それぞれ配向制御手段ALCに向かって配向するため、各画素の液晶分子の配向方向は、互いに逆向きとなる。たとえば、画素PX11の液晶分子は、図中の矢印H1で示したように、配向制御手段ALCに向かって図中の右側を向くように配向し、画素PX11と配向制御手段ALCを挟んで隣接する画素PX12の液晶分子は、図中の矢印H2で示したように、配向制御手段ALCに向かって図中の左側を向くように配向する。
同様にして、画素PX13の液晶分子は矢印H1の方向に配向し、画素PX14の液晶分子は矢印H2の方向に配向し、画素PX15の液晶分子は矢印H1の方向に配向し、画素PX16の液晶分子は矢印H2の方向に配向する。また、画素PX21の液晶分子は矢印H2の方向に配向し、画素PX31の液晶分子は矢印H1の方向に配向し、画素PX41の液晶分子は矢印H2の方向に配向する。
一方で、第1方向D1に並んだ同一色の最近接画素については、赤色画素である画素PX11の液晶分子が矢印H1の方向に配向するのに対して、画素PX14の液晶分子は矢印H2の方向に配向する。同様に、緑色画素である画素PX12の液晶分子が矢印H2の方向に配向するのに対して、画素PX15の液晶分子は矢印H1の方向に配向する。また、青色画素である画素PX13の液晶分子が矢印H1の方向に配向するのに対して、画素PX16の液晶分子は矢印H2の方向に配向する。
また、第2方向D2に並んだ同一色の最近接画素についても同様である。例えば、赤色画素である画素PX11の液晶分子が矢印H1の方向に配向するのに対して、画素PX21の液晶分子は矢印H2の方向に配向する。
上述したように、第1方向D1または第2方向D2に並んだ同一色の最近接画素については、略同一階調を表示するため、実質的にマルチドメイン構造を2画素に分配したことになり、広い視野角特性を確保することが可能となる。
更に、この第2実施形態によれば、上述したように第1方向D1に並んだ同一色の最近接画素についてマルチドメインを構成することもできれば、第2方向D2に並んだ同一色の最近接画素についてマルチドメインを構成することも可能となる。すなわち、この第2実施形態によれば、配向分割が第1方向D1の2画素あるいは第2方向D2の2画素で実現出来るため、配向分割に利用できる画素が増える。このため、配向分割の仕方の自由度が増し多様な配向分割の構成が可能となる。
例えば、第2方向D2に並んだ画素PXからなる列において、1列おきにOFFした状態の画像を表示する場合を考える。この場合、画素PX11、画素PX13、及び、画素PX15がONしている一方で、画素PX12、画素PX14、及び、画素PX16がOFFしている。このため、第1方向D1に並んだ同一色の最近接画素について、マルチドメインを構成することができない。例えば、赤色画素である画素PX11がONしている一方で、画素PX11の第1方向D1に並んだ最近接画素PX14がOFFしているため、視野角補償がなされない。
この第2実施形態によれば、このような場合であっても、第2方向D2に並んだ同一色の最近接画素について、マルチドメインを構成することができる。例えば、赤色画素である画素PX11がONしている場合、画素PX11の第2方向D2に並んだ最近接画素PX21がONしているため、これらの2画素によって視野角補償が実現できる。
また、この第2実施形態によれば、配向制御手段ALCを挟んだ2つの画素PXにおける液晶分子の配向方向は、第1方向D1に略平行な0度−180度の方位である一方で、適用される第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2のそれぞれの吸収軸A1及びA2は、第1方向に対して45度−225度の方位及び135度−315度の方位に設定されている。このため、直線偏光を利用したことに起因する暗線の発生が抑制できる。
さらに、この第2実施形態によれば、補助容量線AYの一部は、各画素PXに配置された画素電極EPの短辺付近に重なっている。このため、画素電極EPの短辺付近でドメインの境界が発生しても、補助容量線AYによって遮光されるため、暗線として視認されることはなく、実質的な透過率の低減を抑制することができる。
なお、図7に示した例では、配向制御手段ALCは、奇数行目については偶数番のソース線に対向するように配置され、また、偶数行目については奇数番のソース線に対向するように配置されているが場合について説明したが、この配向制御手段ALCは、奇数行目については奇数番のソース線に対向するように配置され、また、偶数行目については偶数番のソース線に対向するように配置されても良い。
また、この第2実施形態において、配向制御手段ALCは、不規則に配置されても良い。しかしながら、この場合においても、第2方向D2に並んだ最近接画素間で視野角補償を実現するために、第2方向D2に並んだ画素PXからなる列の画素電極EPについて、配向制御手段ALCが一端側に対向する画素電極EPの数と、配向制御手段ALCが他端側に対向する画素電極EPの数とが同数であることが望ましい。つまり、1列を構成する画素は、液晶分子が矢印H1の方向に配向する画素PXの数と、液晶分子が矢印H2の方向に配向する画素PXの数とが同数となるように構成されることが望ましい。
例えば、図8に示した例では、配向制御手段ALCは、画素PX11及び画素PX41に配置された画素電極(第1画素電極)EPの一端側には形成されず、これらの画素PX11及び画素PX41に配置された画素電極EPの他端側に対向するとともに第2方向D2に延出している。また、この配向制御手段ALCは、画素PX11の第2方向D2に並んだ画素PX21及び画素PX31に配置された画素電極(第3画素電極)EPの他端側には形成されず、これらの画素PX21及び画素PX31の画素電極EPの一端側に対向するとともに第2方向D2に延出している。
つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行、及び、画素PX41を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行については、偶数番のソース線(X2、X4、X6)に対向するように配置されている。また、この配向制御手段ALCは、画素PX21を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行、及び、画素PX31を含む第1方向D1に並んだ画素からなる行については、奇数番のソース線(X1、X3、X5、X7)に対向するように配置されている。
このような構成においても、図7に示した例と同様の効果が得られる。
(実施例2)
この実施例2においては、配向制御手段ALCとして対向電極ETに形成した幅10μmのスリットSLを適用する。特に、このスリットSLは、図7に示したようなパターンに形成する。その他は、実施例1と同一構成の液晶表示パネルを作製した。
(比較例2)
この比較例2においては、配向制御手段ALCとして対向電極ETに形成した幅10μmのスリットSLを適用する。特に、このスリットSLは、偶数番のソース線に対向するように第2方向D2に連続的に延出した以外は、実施例2と同一構成の液晶表示パネルを作製した。
これらの実施例2及び比較例2について、種々の画像を表示させて視野角補償効果を確認した。比較例2においては、画像によっては視野角補償が十分に行われず、特に、斜め方向から観察したときに違和感が生じた。これに対して、実施例2においては、表示する画像に関わらず視野角補償が十分になされ、斜め方向から観察したときでも違和感を改善することができた。なお、実施例2の変形例として、配向制御手段ALCであるスリットSLを図8に示したようなパターンに形成した場合であっても、同様に、視野角補償が十分になされることが確認できた。
≪第3実施形態≫
この第3実施形態は、直線偏光、あるいは、円偏光を利用したノーマリーブラックの垂直配向モードに適用される構成である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は、アクティブエリアDSPの一部の画素構成を図示している。なお、各画素PXの構成として、図5に示した例と同様に画素電極EPのみを図示している。ゲート線Y1乃至Y5、及び、補助容量線AY1乃至AY4は、それぞれ第1方向D1に沿って延出している。ソース線X1乃至X7は、それぞれ第2方向D2に沿って延出している。
このようなアクティブエリアDSPにおいては、画素PX11、画素PX12、画素PX13、画素PX14、画素PX15、及び、画素PX16が第1方向D1に沿ってこの順に並んで配置されている。また、画素PX11の第2方向D2には、画素PX21、画素PX31、及び、画素PX41がこの順に並んで配置されている。つまり、ここに示したアクティブエリアDSPにおいては、6×4のマトリクス状に配置された画素PXが図示されている。
また、ここではカラー表示タイプの液晶表示装置を図示しており、たとえば、画素PX11及び画素PX14は赤色画素(R)に対応し、また、これらの画素の第2方向D2に並んだ全ての画素も赤色画素に対応している。画素PX12及び画素PX15は緑色画素(G)に対応し、また、これらの画素の第2方向D2に並んだ全ての画素も緑色画素に対応している。画素PX13及び画素PX16は青色画素(B)に対応し、また、これらの画素の第2方向D2に並んだ全ての画素も青色画素に対応している。
各画素PXには、画素電極EPが配置されている。各画素電極EPは、略長方形状に形成されており、第1方向D1に略平行な一対の短辺SSを有するとともに第2方向D2に略平行な一対の長辺LSを有している。画素電極EPは、長辺LSの中点LMを通る境界(図中の破線)BDを挟んで2つのドメインを形成する。すなわち、画素電極EPの上部UPは、図中の上側の短辺SSから境界BDまでの領域である。画素電極EPの下部LWは、図中の下側の短辺SSから境界BDまでの領域である。なお、ここでは、画素電極EPの一端側とは図中の左側に対応し、画素電極EPの他端側とは図中の右側に対応するものとする。
この第3実施形態に適用される配向制御手段ALCは、画素PX11の画素電極(第1画素電極)EPの上部UPにおいて一端側には形成されていない。この配向制御手段ALCは、画素PX11の画素電極EPの上部UPにおける他端側と、この画素PX11に隣接する画素PX12の画素電極(第2画素電極)EPの上部UPにおける一端側との間に跨って対向し、第2方向D2に延出している。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11の上側半分と画素PX12の上側半分との間に配置されたソース線X2に対向している。なお、画素PX12の画素電極EPの上部UPにおける他端側には配向制御手段は形成されていない。
また、この配向制御手段ALCは、第2方向D2に沿って不連続的に形成されている。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11の画素電極EPの下部LWにおける他端側と、画素PX12の画素電極EPの下部LWにおける一端側との間には延出していない。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11の下側半分と画素PX12の下側半分との間に配置されたソース線X2には対向していない。
一方、配向制御手段ALCは、画素PX11の画素電極EPの下部LWにおける一端側に対向し、第2方向D2に延出している。この配向制御手段ALCは、さらに第2方向D2に延出し、画素PX11の第2方向D2に並んだ画素PX21に配置された画素電極EPの上部UPにおける一端側に対向している。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX11の下側半分及び画素PX21の上側半分ではソース線X1に対向している。なお、画素PX21の画素電極EPの上部UPにおける他端側には配向制御手段は形成されていない。
また、配向制御手段ALCは、画素PX12の画素電極EPの下部LWにおける他端側に対向し、第2方向D2に延出している。この配向制御手段ALCは、さらに第2方向D2に延出し、画素PX12の第2方向D2に並んだ画素PX22に配置された画素電極EPの下部LWにおける他端側に対向している。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX12の下側半分及び画素PX22の上側半分ではソース線X3に対向している。なお、画素PX22の画素電極EPの上部UPにおける一端側には配向制御手段は形成されていない。
同様にして、配向制御手段ALCは、画素PX21の画素電極EPの下部LWにおいて一端側には形成されていないが当該画素電極EPの下部LWにおける他端側と、画素PX22の画素電極EPの下部LWにおける一端側との間に跨って対向し、第2方向D2に延出している。つまり、この配向制御手段ALCは、画素PX21の下側半分と画素PX22の下側半分との間に配置されたソース線X2に対向している。なお、画素PX22の画素電極EPの下部LWにおける他端側には配向制御手段は形成されていない。
このような配向制御手段ALCの第1方向D1に沿った幅は、隣接する2つの画素電極EPの間隔よりも大きい。このため、配向制御手段ALCの一部は、隣接する2つの画素電極EP(例えば、画素PX11の画素電極EP及び画素PX12の画素電極EP)の周縁部と向かい合っている。
このような第3実施形態によれば、電界が形成された状態では、配向制御手段ALCを挟んで隣接する2つの画素の液晶分子は、それぞれ配向制御手段ALCに向かって配向するため、各画素の液晶分子の配向方向は、互いに逆向きとなる。たとえば、画素PX11の上側半分の液晶分子は、図中の矢印H1で示したように、配向制御手段ALCに向かって図中の右側を向くように配向し、画素PX11と当該配向制御手段ALCを挟んで隣接する画素PX12の上側半分の液晶分子は、図中の矢印H2で示したように、配向制御手段ALCに向かって図中の左側を向くように配向する。また、画素PX11の下側半分の液晶分子は矢印H2の方向に配向し、画素PX21の下側半分の液晶分子は矢印H1の方向に配向する。
一方、画素PX21の上側半分の液晶分子は矢印H2の方向に配向し、画素PX22の上側半分の液晶分子は矢印H1の方向に配向する。また、画素PX21の下側半分の液晶分子は矢印H1の方向に配向し、画素PX22の下側半分の液晶分子は矢印H2の方向に配向する。
上述したように、配向制御手段ALCは、各画素PXの左上と右下、もしくは、右上と左下に配置されるため、1画素内に液晶分子の配向方向が互いに逆向きのドメインが形成される。このため、広い視野角特性を確保することが可能となる。
また、この第3実施形態によれば、補助容量線AYの一部は、各画素PXのドメインの境界BDに重なっている。このため、ドメインの境界BDが補助容量線AYによって遮光されるため、暗線として視認されることはなく、実質的な透過率の低減を抑制することができる。なお、ここでは、ドメインの境界BDと補助容量線AYとが重なる場合を図示したが、境界BDとゲート線Yとが重なっていても良い。
(実施例3)
この実施例3においては、配向制御手段ALCとして対向電極ETに形成した幅10μmのスリットSLを適用する。特に、このスリットSLは、図9に示したようなパターンに形成する。その他は、実施例1と同一構成の液晶表示パネルを作製した。
この実施例3について、種々の画像を表示させて視野角補償効果を確認したところ、表示する画像に関わらず視野角補償が十分になされ、斜め方向から観察したときでも違和感を改善することができた。
≪第4実施形態≫
図10は、アクティブエリアDSPの一部の画素構成を図示している。なお、この図10では、説明に必要な構成のみを図示している。
このようなアクティブエリアDSPにおいては、画素PX1及び画素PX2が第1方向D1に並んで配置されている。画素PX1には、第1画素電極EP1が配置されている。画素PX2には、第2画素電極EP2が配置されている。第1画素電極EP1と第2画素電極EP2との間は、第2方向D2に延出したソース線Xが配置されている。
配向制御手段ALCは、第1セグメントSG1、第2セグメントSG2、及び、第3セグメントSG3によって構成されている。
第1セグメントSG1は、画素PX1に配置された第1画素電極EP1及び画素PX2に配置された第2画素電極EP2に跨って対向し、第1方向D1に延出している。つまり、この第1セグメントSG1は、画素PX1と画素PX2との間に配置されたソース線Xと略直交している。
この第1セグメントSG1は、第1方向D1に沿って不連続に形成されており、第1画素電極EP1及び第2画素電極EP2の全体にわたって横切っているわけではない。つまり、第1セグメントSG1の第1方向D1に沿った延長線上においては、各画素電極EPと図示しない対向電極ETとが第1セグメントSG1を介することなく対向する領域が存在する。
第2セグメントSG2は、第1画素電極EP1に対向している。第3セグメントSG3は、第2画素電極EP2に対向している。図示した例では、第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3の各々は、第1画素電極EP1及び第2画素電極EP2の略中央部に対向している。
これらの第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3は、第1セグメントSG1から離間しているとともに、第1方向D1及び第2方向D2に延出する十字形状に形成されている。第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3の第1方向D1に沿って延出した部分については、第1セグメントSG1から離間し、且つ、第1セグメントSG1と同一直線上に位置している。
このような第4実施形態によれば、ソース線Xを挟んで隣接する画素PX1及び画素PX2において、それぞれの液晶分子は、十字形状の第2セグメントSG2または第3セグメントSG3の交点に向かって配向する。このため、1画素内に液晶分子の配向方向が互いに逆向きの複数のドメインが形成される。このため、広い視野角特性を確保することが可能となる。
また、この第4実施形態においては、互いに隣接する画素PX1及び画素PX2において、液晶分子を駆動するための液晶駆動電圧が同極性であっても良いし異極性であっても良い。
例えば、第1画素電極EP1及び第2画素電極EP2の各々に対して、対向電極電位を基準として同極性の電圧が印加される場合、これらの画素電極間に形成される電位差は微弱であり、液晶分子を不所望な方向に配向する電界の形成が避けられる。
ところが、第1画素電極EP1及び第2画素電極EP2の各々に対して、対向電極電位を基準として異極性の電圧が印加される場合(例えば、ドット反転駆動などの場合)、第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3の第1方向D1に沿って延出した部分と同一直線上の付近において、画素電極間に形成される強い電位差によって液晶分子が不所望な方向に配向し、暗線の発生原因となり得る。
そこで、この第4実施形態においては、第2セグメントSG2と第3セグメントSG3との間であって、第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3の第1方向に沿って延出した部分と同一直線上に第1セグメントSG1が配置されている。このため、たとえ第1画素電極EP1及び第2画素電極EP2の各々に対して異極性の電圧が印加され、これらの画素電極間に大きな電位差が形成されたとしても、第1セグメントSG1により不所望な電界の形成が抑制される。これにより、暗線の発生を抑制することができ、良好な表示品位を実現できる。この第4実施形態においては、第1セグメントSG1は異極性となる画素PX1及び画素PX2に跨って配置されている。
なお、図10に示した例では、第1セグメントSG1、第2セグメントSG2、及び、第3セグメントSG3が各々1つずつの場合について説明したが、第1画素電極EP1に対向する第2セグメントSG2が複数個配置されても良いし、第2画素電極EP2に対向する第3セグメントSG3が複数個配置されても良い。例えば、各画素電極EPが第2方向D2に延びた長方形状である場合には、複数の第2セグメントSG2は第2方向D2に並んで配置され、また、複数の第3セグメントSG3も同様に第2方向D2に並んで配置される。この場合、第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3は、同一個数である。なお、第2セグメントSG2及び第3セグメントSG3の各々が複数個配置される場合には、第1セグメントSG1は、第2セグメントSG2あるいは第3セグメントSG3と同一個数配置されることが望ましい。
次に、変形例について説明する。
図11は、アクティブエリアDSPの一部の画素構成を図示している。なお、この図11では、説明に必要な構成のみを図示している。
このようなアクティブエリアDSPにおいては、画素PX1及び画素PX2が第1方向D1に並んで配置され、画素PX3及び画素PX4が第1方向D1に並んで配置されている。画素PX1及び画素PX3は第2方向D2に並んで配置され、画素PX2及び画素PX4は第2方向D2に並んで配置されている。画素PX1乃至画素PX4には、それぞれ第1画素電極EP1乃至第4画素電極EP4が配置されている。
画素PX1及び画素PX2には、第1セグメントSG1、第2セグメントSG2、及び、第3セグメントSG3によって構成された配向制御手段ALCが配置されている。これらの第1セグメントSG1乃至第3セグメントSG3については図10に示した例と同一構造であり、説明を省略する。
画素PX3及び画素PX4には、第1セグメントSG1と実質的に同一の第4セグメントSG4、第2セグメントSG2と実質的に同一の第5セグメントSG5、及び、第3セグメントSG3と実質的に同一の第6セグメントSG6によって構成された配向制御手段ALCが配置されている。すなわち、第4セグメントSG4は、画素PX3に配置された第3画素電極EP3及び画素PX4に配置された第4画素電極EP4に跨って対向し、第1方向D1に延出している。第5セグメントSG5は、第3画素電極EP3に対向している。第6セグメントSG6は、第4画素電極EP4に対向している。
これらの第5セグメントSG5及び第6セグメントSG6は、第4セグメントSG4から離間しているとともに、第1方向D1及び第2方向D2に延出する十字形状に形成されている。第5セグメントSG5及び第6セグメントSG6の第1方向D1に沿って延出した部分については、第4セグメントSG4から離間し、且つ、第4セグメントSG4と同一直線上に位置している。
さらに、配向制御手段ALCとして、画素PX1に配置された第1画素電極EP1及び画素PX3に配置された第3画素電極EP3に跨って対向するとともに第2方向D2に延出した第7セグメントSG7が配置されている。第2セグメントSG2及び第5セグメントSG5の第2方向D2に沿って延出した部分については、第7セグメントSG7から離間し、且つ、第7セグメントSG7と同一直線上に位置している。
さらに、配向制御手段ALCとして、画素PX2に配置された第2画素電極EP2及び画素PX4に配置された第4画素電極EP4に跨って対向するとともに第2方向D2に延出した第8セグメントSG8が配置されている。第3セグメントSG3及び第6セグメントSG6の第2方向D2に沿って延出した部分については、第8セグメントSG8から離間し、且つ、第8セグメントSG8と同一直線上に位置している。
このような変形例においても、図10に示した例と同様に、1画素内に液晶分子の配向方向が互いに逆向きの複数のドメインが形成されるため、広い視野角特性を確保することが可能となる。
また、この変形例においても、互いに隣接する画素PX1及び画素PX2、あるいは、互いに隣接する画素PX1及び画素PX3などにおいて、液晶分子を駆動するための液晶駆動電圧が同極性であっても良いし異極性であっても良い。
例えば、ドット反転駆動などの場合においても、画素PX1と画素PX2との間に跨る第1セグメントSG1、画素PX3と画素PX4との間に跨る第4セグメントSG4、画素PX1と画素PX3との間に跨る第7セグメントSG7、及び、画素PX2と画素PX4との間に跨る第8セグメントSG8により、不所望な電界の形成が抑制される。これにより、暗線の発生を抑制することができ、良好な表示品位を実現できる。
(実施例2)
この実施例2においては、配向制御手段ALCとして対向電極ETに形成した幅10μmのスリットSLを適用する。特に、このスリットSLは、図10に示したような第1セグメントSG1、第2セグメントSG2、及び、第3セグメントSG3を有したパターンに形成する。その他は、実施例1と同一構成の液晶表示パネルを作製した。
(比較例2)
配向制御手段ALCとして、第1セグメントを省略した以外は、実施例2と同一構成の液晶表示パネルを作製した。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
例えば、上述した実施の形態では、透過型の液晶表示装置を例に説明したが、各画素が透過表示部に加えて外光を選択的に反射して画像を表示する反射表示部を有する半透過型の液晶表示装置についても、同様の構成が適用可能である。
また、第1方向D1がゲート線Yの延出方向であって第2方向D2がソース線Xの延出方向である場合について説明したが、第1方向D1がソース線Xの延出方向であって第2方向D2がゲート線Yの延出方向であっても良い。
LPN…液晶表示パネル AR…アレイ基板 CT…対向基板
LQ…液晶層 BL…バックライトユニット PX…画素
Y…ゲート線 X…ソース線 AY…補助容量線 W…スイッチング素子
EP…画素電極 ET…対向電極 40…液晶分子
ALC…配向制御手段(SL…スリット、CP…突起)
SG1…第1セグメント SG2…第2セグメント
SG3…第3セグメント SG4…第4セグメント
SG5…第5セグメント SG6…第6セグメント
SG7…第7セグメント SG8…第8セグメント

Claims (9)

  1. 第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、
    前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
    前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の中間部に跨って対向し第1方向に延出する第1セグメントと、第1方向に直交する第2方向に延出するとともに前記第1セグメントと直交し前記第1画素電極と前記第2画素電極との間に対向する第2セグメントと、前記第2セグメントと同一直線上に延出するとともに前記第2セグメントから離間し前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の上部の間に対向する第3セグメントと、前記第2セグメントと同一直線上に延出するとともに前記第2セグメントから離間し前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の下部の間に対向する第4セグメントと、を含む配向制御手段と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1セグメントの第1方向に沿った延長線上において、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極とは、前記第1セグメントを介することなく対向することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 互いに直交する第1方向及び第2方向にマトリクス状に配置され、第1画素電極、前記第1画素電極の第1方向に隣接する第2画素電極、及び、前記第1画素電極の第2方向に並んだ第3画素電極を含む画素電極を備えたアレイ基板と、
    前記画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
    前記第1画素電極の一端側に形成されることなく前記第1画素電極の他端側と前記第2画素電極の一端側との間に跨って対向するとともに第2方向に延出し、前記第3画素電極の他端側に形成されることなく前記第3画素電極の一端側に対向するとともに第2方向に延出した配向制御手段と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 前記第1画素電極及び前記第3画素電極を含む第2方向に並んだ画素電極について、前記配向制御手段が一端側に対向する画素電極の数と、前記配向制御手段が他端側に対向する画素電極の数とが同数であることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、
    前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
    前記第1画素電極の上部において一端側に形成されることなく他端側と前記第2画素電極の上部における一端側との間に対向するとともに第1方向に直交する第2方向に延出し、前記第1画素電極の下部において他端側に形成されることなく一端側に対向するとともに第2方向に延出し、前記第2画素電極の下部において一端側に形成されることなく他端側に対向するとともに第2方向に延出した配向制御手段と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  6. さらに、前記第1画素電極及び前記第2画素電極の各々の上部と下部との境界に重なる配線を備えたことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 第1方向に並んだ第1画素電極及び第2画素電極を備えたアレイ基板と、
    前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極を備えた対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に保持され、前記第1画素電極及び前記第2画素電極と前記対向電極との間に電界が形成されていない状態では基板主面に対して略垂直に配向する液晶分子を含む液晶層と、
    前記第1画素電極及び前記第2画素電極に跨って対向し第1方向に延出する第1セグメントと、前記第1セグメントから離間するとともに前記第1画素電極に対向し第1方向及びこの第1方向に直交する第2方向に延出する十字形状の第2セグメントと、前記第1セグメントから離間するとともに前記第2画素電極に対向し第1方向及び第2方向に延出する十字形状の第3セグメントと、を備えた配向制御手段と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 前記第2セグメント及び前記第3セグメントの第1方向に沿って延出した部分は、第1セグメントと同一直線上に位置していることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記配向制御手段は、前記対向電極に形成されたスリット、または、前記対向基板の前記アレイ基板と対向する面に配置された突起のいずれかであることを特徴とする請求項1、3、5、7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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