JP2011052920A - 復水器洗浄システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の復水器のそれぞれの冷却管が直列に接続されている場合に、この冷却管に引っ掛かった異物を良好に除去できること。
【解決手段】復水器1に、冷却水7a、7bをそれぞれ流す冷却管4a、4bが、復水器2に、冷却水8a、8bをそれぞれ流す冷却管5a、5bが、復水器3に、冷却水9a、9bをそれぞれ流す冷却管6a、6bが設けられ、冷却管4a、5a及び6aと、冷却管4b、5b及び6bとがそれぞれ直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄システムAであって、冷却水の流れの最上流に位置する復水器1の少なくとも1本の冷却管4aまたは4b内に冷却水7aまたは7bを逆流させることで、これらの冷却管4a、4bを洗浄するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、各復水器の各系統の冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄システム及び方法に関する。
通常、発電出力1000MW級の大容量の原子力発電所において、発電機を回転させる蒸気タービンとしては、原子炉で発生した蒸気にて駆動する高圧タービンと、この高圧タービンで仕事をしたあとの蒸気にて駆動する低圧タービンにより構成されるのが一般的である。
この低圧タービンは、2台あるいは3台の複数台が設置され、この複数台の低圧タービンで仕事をして排出される蒸気は、2胴あるいは3胴の複数の復水器に導かれるのが一般的である。
以下、図7において、3胴の復水器を有する場合について説明する。
3胴の復水器1、2、3の内部にはそれぞれ冷却管4、5、6が設置され、これらの冷却管4、5、6の内側に冷却水7、8、9が流される。3台の低圧タービン10、11、12で仕事をして排出され復水器1、2、3に導かれた蒸気13、14、15は、復水器1、2、3のそれぞれの内部で各冷却管4、5、6の外側を通過する際に、冷却管4、5、6の内部を流れる冷却水7、8、9と熱交換することにより蒸気から復水に凝縮されて、復水器1、2、3のそれぞれの下部のホットウェル16、17、18に溜まる。これらのホットウェル16、17、18に溜まった復水19、20、21は、復水器1、2、3の近傍に設置された復水ポンプ22により排出され、更には給水ポンプ23により昇圧されて原子炉24に導かれる。
尚、復水ポンプ22は低圧復水ポンプと称する場合があり、この場合には、更にその下流側に高圧復水ポンプと称するポンプが設置されることがある。
上述した復水器1、2、3のそれぞれの冷却管4、5、6の内部を流れる冷却水7、8、9は、複数の復水器1、2、3に並列的に導入される場合と、直列的に導入される場合とがある。
即ち、前者(並列的な導入)の場合には、図7に示すように、循環水配管27、分岐流入配管28、29、30、分岐流出配管31、32、33及び循環水配管34を経て、複数の復水器1、2、3にそれぞれ同一温度かつ同一流量の冷却水が導入される。従って、低圧タービン10、11、12で仕事をして排出され復水器1、2、3に導かれた蒸気13、14、15は、複数の復水器1、2、3においてそれぞれ同一の条件で熱交換が行われる。
一方、後者(直列的な導入)の場合には、図8に示すように、循環水配管27、35、36、34を経て、複数の復水器1、2、3に順次冷却水7、8、9が導入されるので、先に冷却水が導入される復水器(例えば復水器1)においては冷却水の温度が低く、あとに冷却水が導入される復水器(例えば復水器3)においては冷却水の温度が高くなる。従って、低圧タービン10、11、12で仕事をして排出され復水器1、2、3に導かれた蒸気13、14、15は、複数の復水器1、2、3においてそれぞれ異なる条件で熱交換が行われる。復水器1、2、3のそれぞれの内部の冷却管4、5、6の外側で蒸気13、14、15が復水に凝縮される際には、これらの蒸気13、14、15が飽和状態になるため、複数の復水器1、2、3において冷却水7、8、9の温度が異なる場合、復水器1、2、3のそれぞれの内部の冷却管4、5、6の外側の圧力が異なることになる。このように器内圧力が異なる複数の復水器を、一般的に「複圧式復水器」と呼んでいる。
ここで、図7及び図8において、符号25は高圧タービン、符号26は発電機であり、原子炉24で発生した蒸気が高圧タービン25で仕事をし、低圧タービン10、11、12で仕事をして発電機26を回転させる。
ところで、特許文献1では、復水器の上流側に異物除去装置を設置し、この異物除去装置において、バタフライ弁を入口管の入口部に接続し、バタフライ弁の開度を変えることにより流体を渦流にして異物を異物除去装置から排出、つまり復水器冷却水系から除去するものである。また、特許文献2は、復水器の冷却管内にボールを流して冷却管内を洗浄するボール洗浄装置に関するものが提案されている。
特開昭59−82984号公報 特開2000−39295号公報
復水器1、特に図8に示す複圧式復水器のうちの、復水器1に冷却水を導入する循環水配管27は、外径寸法が例えば約3mの大口径であるのに対し、復水器1内部の冷却管4の外径寸法は例えば3cm程度であるのが一般的である。このため、循環水配管27から導入される冷却水にゴミや海棲生物等の異物が混入していた場合、この異物が冷却管4の入口部分に引っ掛かる恐れがあり、これにより冷却管4が詰まってしまい、冷却水7が正常に流れなくなるという恐れがあった。
また、複圧式復水器の場合には、冷却水が復水器1→復水器2→復水器3の順に流れるため、配管口径の大きな循環水配管27から流れ込んだゴミ等の異物が引っ掛かるのは最上流の復水器1における冷却管4の入口部分であり、その下流側の復水器2の冷却管5の入口部分、および復水器3の冷却管6の入口部分に引っ掛かるゴミ等の異物は少ないと考えられる。しかしながら、例えば楕円形状のような異物の場合、たまたま復水器1の冷却管4の入口部分に引っ掛からずに通過し、下流側の復水器2の冷却管5の入口部分、または復水器3の冷却管6の入口部分に引っ掛かることもあり得る。
また、特許文献1及び2には、複数の復水器のそれぞれの冷却管が直列に接続されて、各復水器の器内圧力が異なる複圧式の復水器についての記載はなく、従って、これらの復水器の冷却管を洗浄することについても開示されていない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、複数の復水器のそれぞれの冷却管が直列に接続されている場合に、この冷却管に引っ掛かった異物を良好に除去できる復水器洗浄システム及び方法を提供することにある。
本発明に係る復水器洗浄システムは、複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄システムであって、冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれに冷却水を流入させる複数の流入配管のそれぞれに入口弁が配設され、冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれから冷却水を流出させる複数の流出配管のそれぞれに出口弁が配設され、複数の前記流入配管には、前記入口弁の上流側を接続可能な入口側連絡弁を備えた入口側接続管が設けられ、複数の前記流出配管には、前記出口弁の下流側を接続可能な出口側連絡弁を備えた出口側接続管が設けられ、複数の前記流入配管には、前記入口弁の下流側から、排出弁を備えた排出管が分岐して設けられ、前記入口弁、前記出口弁、前記入口側連絡弁、前記出口側連絡弁及び前記排出弁の開閉を切り替えることで、冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水が逆流し得るよう構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る復水器洗浄方法は、複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄方法であって、冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水を逆流させることで、この冷却管を洗浄することを特徴とするものである。
更に、本発明に係る復水器洗浄システムは、複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄システムであって、前記各復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれに冷却水を流入させる複数の流入配管のそれぞれに入口弁が配設され、前記各復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれから冷却水を流出させる複数の流出配管のそれぞれに出口弁が配設され、前記各復水器の複数の前記流入配管には、前記入口弁の上流側を接続可能な入口側連絡弁を備えた入口側接続管が設けられ、前記各復水器の複数の前記流出配管には、前記出口弁の下流側を接続可能な出口側連絡弁を備えた出口側接続管が設けられ、前記各復水器の複数の前記流入配管には、前記入口弁の下流側から、排出弁を備えた排出管が分岐して設けられ、前記入口弁、前記出口弁、前記入口側連絡弁、前記出口側連絡弁及び前記排出弁の開閉を切り替えることで、前記各復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水が逆流し得るよう構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る復水器洗浄方法は、複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄方法であって、前記各復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水を逆流させることで、この冷却管を洗浄することを特徴とするものである。
本発明に係る復水器洗浄システム及び方法によれば、冷却水の流れの最上流に位置する復水器の冷却管には、入口部分に冷却水中の異物が引っ掛かる可能性があるが、この復水器の少なくとも1本の冷却管内で冷却水を逆流させてこの冷却管を洗浄することにより、この冷却管の入口部分に引っ掛かった異物を良好に除去できる。
本発明に係る復水器洗浄システム及び方法によれば、冷却水の流れの最上流に位置する復水器の冷却管には、入口部分に冷却水中の異物が引っ掛かる可能性が高いが、異物の形状(例えば楕円形状)によっては下流側の復水器の冷却管に異物が引っ掛かる場合がある。そこで、複数の各復水器の少なくとも1本の冷却管内で冷却水を逆流させてこの冷却管を洗浄することにより、各復水器の冷却管の入口部分に引っ掛かった異物を良好に除去できる。
本発明に係る復水器洗浄システムにおける第1の実施の形態を示す平面視系統図。 図1の復水器洗浄システムにおける洗浄時の冷却水の流れを示す平面視系統図。 図1の復水器洗浄システムにおける他の洗浄時の冷却水の流れを示す平面視系統図。 本発明に係る復水器洗浄システムにおける第2の実施の形態を示す平面視系統図。 図4の復水器洗浄システムにおける洗浄時の冷却水の流れを示す平面視系統図。 図4の復水器洗浄システムにおける他の洗浄時の冷却水の流れを示す平面視系統図。 従来の蒸気タービンを用いた一般的な発電系統を示す側面視系統図。 従来の蒸気タービンを用い、複圧式復水器を備えた発電系統を示す側面視系統図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1実施の形態(図1〜図3)
蒸気タービンを用いた複圧式復水器を備えた発電系統では、図1に示す復水器洗浄システムAが採用される。本実施の形態において、前記背景技術と同様な部分については、同一の符号を用いる。図1の復水器1、2、3の上方に低圧タービン10、11、12がそれぞれ設置され、この低圧タービン10、11、12でそれぞれ仕事した蒸気13、14、15が復水器1、2、3のそれぞれの内部を下方へ流れる間に、後述の冷却水7a、7b、8a、8b、9a、9bにより凝縮されて復水19、20、21となる。
これらの復水器1、2、3のそれぞれには、冷却水を流す冷却管が複数系統、本実施の形態では2系統設置されている。つまり、復水器1には、冷却水7aが流れる冷却管4aと、冷却水7bが流れる冷却管4bとが設置される。また、復水器2には、冷却水8aが流れる冷却管5aと、冷却水8bが流れる冷却管5bとが設置される。更に復水器3には、冷却水9aが流れる冷却管6aと、冷却水9bが流れる冷却管6bとが設置される。
そして、復水器1の冷却管4aは、入口水室37aを経て循環水配管27aに接続されると共に、入口水室38aを経て循環水配管35aに接続される。復水器2の冷却管5aは、入口水室39aを経て前記循環水配管35aに接続されると共に、出口水室40aを経て循環水配管36aに接続される。復水器3の冷却管6aは、入口水室41aを経て前記循環水配管36aに接続されると共に、出口水室42aを経て循環水配管34aに接続される。
また、復水器1の冷却管4bは、入口水室37bを経て循環水配管27bに接続されると共に、出口水室38bを経て循環水配管35bに接続される。復水器2の冷却管5bは、入口水室39bを経て前記循環水配管35bに接続されると共に、出口水室40bを経て循環水配管36bに接続される。復水器3の冷却管6bは、入口水室41bを経て前記循環水配管36bに接続されると共に、出口水室42bを経て循環水配管34bに接続される。
このように、循環水配管27a、復水器1の冷却管4a、循環水配管35a、復水器2の冷却管5a、循環水配管36a、復水器3の冷却管6a及び循環水配管34aが直列に接続されている。さらに、循環水配管27b、復水器1の冷却管4b、循環水配管35b、復水器2の冷却管5b、循環水配管36b、復水器3の冷却管6b及び循環水配管34bが直列に接続されている。これにより、復水器1の冷却管4a、4b内をそれぞれ流れる冷却水7a、7bの温度が最も低くなり、従って、復水器1の器内圧力は真空に最も近い圧力になる。これに対し、復水器2の冷却管5a、5b内をそれぞれ流れる冷却水8a、8bの温度は冷却水7a、7bよりも高く、従って、復水器2の器内圧力は復水器1の器内圧力よりも高くなる。更に、復水器3の冷却管6a、6b内をそれぞれ流れる冷却水9a、9bの温度は冷却水8a、8bよりも高く、従って、復水器3の器内圧力は復水器2の器内圧力よりも高くなる。
このため、これらの復水器1、2、3は、器内圧力が異なる複圧式の復水器となっている。この複圧式復水器では、器内圧力が最も真空に近く真空度の高い復水器1が熱交換効率が最も高く、次に復水器2の熱交換効率が高く、復水器3の熱交換効率が最も低くなっている。
さて、本実施の形態において、冷却水の流れの最上流に位置する復水器1における冷却管4a、4bのそれぞれに冷却水7a、7bを流入させる流入配管としての循環水配管27a、27bのそれぞれには、復水器1の入口水室37a、37bの近傍に入口弁V1、V2がそれぞれ配設されている。更に、復水器1の冷却管4a、4bのそれぞれから冷却水7a、7bを流出させる流出配管としての循環水配管35a、35bのそれぞれには、復水器1の出口水室38a、38bの近傍に出口弁V3、V4がそれぞれ配設されている。
循環水配管27a、27bには、それぞれの入口弁V1、V2の上流側を接続可能な入口側連絡弁V5を備えた入口側接続管43が連結されている。更に、循環水配管35a、35bには、それぞれの出口弁V3、V4の下流側を接続可能な出口側連絡弁46を備えた出口側接続管44が連結されている。
循環水配管27aには、復水器1の入口水室37aの近傍で入口弁V1の下流側から、出口弁V7を備えた出口管45が分岐して接続されている。また、循環水配管27bには、復水器1の入口水室37bの近傍で入口弁V2の下流側から、排出弁V8を備えた排出管46が分岐して接続されている。
これらの入口弁V1、V2、出口弁V3、V4、入口側連絡弁V5、出口側連絡弁V6、排出弁V7、V8の開閉の切替(後に詳説)を制御装置47が実行することで、復水器1の少なくとも1本の冷却管4aまたは4b内で冷却水を逆流させてこの冷却管4aまたは4bを洗浄する。つまり、図2に示すように、冷却管4a内で冷却水7aを逆流させてこの冷却管4a内を洗浄し、冷却管4aの入口部分に引っ掛かったゴミや海棲生物等の異物を排出管45から排出する。また、図3に示すように、冷却管4b内で冷却水7bを逆流させてこの冷却管4b内を洗浄し、冷却管4bの入口部分に引っ掛かった上記異物を排出管46から排出する。
図1に示す制御装置47は、各弁V1〜V8の開閉の切替を、異物検出信号に基づいて適宜実行し、またはタイマー(例えば内蔵タイマー48)によって定期的に実行する。前記異物検出信号は、復水器1の冷却管4aにおける入口圧力P1(つまり入口水室37a内の圧力)と出口圧力P2(つまり出口水室38a内の圧力)との圧力差が所定値以上に増加したとき(P2≪P1)に、冷却管4aの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して制御装置47が出力するものである。また、この異物検出信号は、復水器1の冷却管4bにおける入口圧力P3(つまり入口水室37b内の圧力)と出口圧力P4(つまり出口水室38b内の圧力)との圧力差が所定値以上に増加したとき(P4≪P3)に、冷却管4bの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して制御装置47が出力するものである。
尚、前記異物検出信号は、復水器1の器内圧力が所定値以上に増加したときに、制御装置47が、冷却管4aまたは4bの入口部分に異物が引っ掛かって、冷却水7aまたは7bの流れが不十分になったと判断して出力されるものでもよい。
次に、作用を説明する。
通常運転中には、制御装置47によって、図1のように、入口弁V1、V2、出口弁V3、V4の各弁が開の状態で、入口側連絡弁V5、出口側連絡弁V6、排出弁V7、V8の各弁が閉の状態となっており、復水器1の冷却管4a、4b内の冷却水7a、7bは、図1の矢印で示すように正方向に流れる。
即ち、冷却水は、まず循環水配管27a、27bにより復水器1に導かれる。この復水器1の冷却管4a、4b内を流れる冷却水7a、7bは、復水器1内で冷却管4a、4bの外側を通過する低圧タービン10からの蒸気13との熱交換により温度を上昇させ、その後に復水器1から排出され、循環水配管35a、35bを通って復水器2に導かれる。復水器2に導かれた冷却水8a、8bは、この復水器2の冷却管5a、5b内を流れ、復水器2内で冷却管5a、5bの外側を通過する低圧タービン11からの蒸気14との熱交換により温度を上昇させ、その後に復水器2から排出され、循環水配管36a、36bを通って復水器3に導かれる。復水器3に導かれた冷却水9a、9bは、この復水器3の冷却管6a、6b内を流れ、復水器3内で冷却管6a、6bの外側を通過する低圧タービン12からの蒸気15との熱交換により温度を上昇させ、その後に復水器3から排出され、循環水配管34a、34bを通って排出される。
一方、復水器1の冷却管4aの入口部分を洗浄する場合には、制御装置47は、図2に示すように、入口弁V1を開→閉、入口側連絡弁V5を閉→開、出口側連絡弁V6を閉→開、排出弁V7を閉→開に各弁の切り替えを行う。
このように各弁V1、V5、V6、V7を切り替えることにより、循環水配管27a内を流れてきた冷却水は、入口側連絡弁V5を通り循環水配管27bに合流し、冷却管4b内を通って復水器1から排出される。そして、出口弁V4を通過した冷却水は、循環水配管35bと出口側連絡弁V6側とへ分流される。出口側連絡弁V6を通過した冷却水は、更に循環水配管35aと出口弁V3に分流される。出口弁V3を通過した冷却水7aは、復水器1の冷却管4a内を図3の矢印の方向に逆流し、排出弁V7を通り排出管45から排出される。
このように復水器1の冷却管4a内を冷却水7aが逆流することにより、この冷却管4aの入口部分に引っ掛かったゴミ等の異物が、冷却水7aと共に、排出弁V7を経て排出管45から排出されて冷却管4aを洗浄することができる。
他方、復水器1の冷却管4bの入口部分を洗浄する場合には、制御装置47は、図3に示すように、入口弁V2を開→閉、入口側連絡弁V5を閉→開、出口側連絡弁V6を閉→開、排出弁V8を閉→開に各弁の切り替えを行う。
このように各弁V2、V5、V6、V8を切り替えることにより、循環水配管27b内を流れてきた冷却水は、入口側連絡弁V5を通って循環水配管27aに合流し、冷却管4a内を通って復水器1から排出される。そして、出口弁V3を通過した冷却水は、循環水配管35aと出口側連絡弁V6側とに分流される。出口側連絡弁V6を通過した冷却水は、更に循環水配管35bと出口弁V4に分流される。出口弁V4を通過した冷却水7bは、復水器1の冷却管4b内を矢印の方向に逆流し、排出弁V8を通り排出管46から排出される。
このように復水器1の冷却管4b内を冷却水7bが逆流することにより、この冷却管4bの入口部分に引っ掛かったゴミ等の異物が、冷却水7bと共に、排出弁V8を経て排出管46から排出されて冷却管4bを洗浄することができる。
従って、本実施の形態によれば、次の効果を奏する。
冷却水の流れの最上流に位置する復水器1の冷却管4a、4bには、入口部分に冷却水7a、7b中の異物が引っ掛かる可能性があるが、この復水器1の冷却管4aまたは4b内で冷却水7aまたは7bをそれぞれ逆流させてこの冷却管4aまたは4bを洗浄することにより、この冷却管4aまたは4bの入口部分に引っ掛かった異物を良好に除去できる。
[B]第2の実施の形態(図4〜図6)
図4は、本発明に係る復水器洗浄システムの第2の実施の形態を示す平面視系統図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態及び背景技術と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の復水器洗浄システムBが前記実施の形態の復水器洗浄システムAと異なる点は、復水器1に接続される循環水配管等に入口弁V1、V2、出口弁V3、V4、入口側連絡弁V5、出口側連絡弁V6、排出弁V7、V8を配設するだけでなく、復水器2に接続される循環水配管等に入口弁V11、V12、出口弁V13、V14、入口側連絡弁V15、出口側連絡弁V16、出口弁V17、V18を配設し、更に、復水器3に接続される循環水配管等に入口弁V21、V22、出口弁V23、V24、入口側連絡弁V25、出口側連絡弁V26、排出弁V27、V28を配設し、これらの弁V1〜V8、V11〜V18、V21〜V28の開閉の切替を制御装置49により実行する点である。
つまり、復水器2における冷却管5a、5bのそれぞれに冷却水8a、8bを流入させる流入配管としての循環水配管35a、35bのそれぞれには、復水器2の入口水室50a、50bの近傍に入口弁V11、V12が配設されている。更に、復水器2の冷却管5a、5bのそれぞれから冷却水8a、8bを流出させる流出配管としての循環水配管36a、36bのそれぞれには、復水器2の出口水室51a、51bの近傍に出口弁V13、V14が配設されている。
循環水配管35a、35bには、それぞれの入口弁V11、V12の上流側を接続可能な入口側連絡弁V15を備えた入口側接続管52が連結されている。更に、循環水配管36a、36bには、それぞれの出口弁V13、V14の下流側を接続可能な出口側連絡弁V16を備えた出口側接続管53が連結されている。
循環水配管35aには、復水器2の入口水室50aの近傍で入口弁V11の下流側から、排出弁V17を備えた排出管54が分岐して接続されている。また、循環水配管35bには、復水器2の入口水室50bの近傍で入口弁V12の下流側から、排出弁V18を備えた排出管55が分岐して接続されている。
また、復水器3における冷却管6a、6bのそれぞれに冷却水9a、9bを流入させる流入配管としての循環水配管36a、36bのそれぞれには、復水器3の入口水室56a、56bの近傍に入口弁V21、V22が配設されている。更に、復水器3の冷却管6a、6bのそれぞれから冷却水9a、9bを流出させる流出配管としての循環水配管34a、34bのそれぞれには、復水器3の出口水室57a、57bの近傍に出口弁V23、V24が配設されている。
循環水配管36a、36bには、それぞれの入口弁V21、V22の上流側を接続可能な入口側連絡弁V25を備えた入口側接続管58が連結されている。更に、循環水配管34a、34bには、それぞれの出口弁V23、V24の下流側を接続可能な出口側連絡弁V26を備えた出口側接続管59が連結されている。
循環水配管36aには、復水器3の入口水室56aの近傍で入口弁V21の下流側から、排出弁V27を備えた排出管60が分岐して接続されている。また、循環水配管36bには、復水器3の入口水室56bの近傍で入口弁V22の下流側から、排出弁V28を備えた排出管61が分岐して接続されている。
制御装置49は、復水器1についての各弁V1〜V8の開閉の切替を制御装置47と同様に実行する。更に制御装置49は、復水器2についての各弁V11〜V18の開閉の切替を実行することで、復水器2の少なくとも1本の冷却管5aまたは5b内で冷却水を逆流させてこの冷却管5aまたは5bを洗浄する。つまり、図5に示すように、冷却管5a内で冷却水8aを逆流させてこの冷却管5aを洗浄し、冷却管5aの入口側に引っ掛かった異物を排出管54から排出する。また、図6に示すように、冷却管5b内で冷却水8bを逆流させてこの冷却管5bを洗浄し、冷却管5bの入口部分に引っ掛かった異物を排出管55から排出する。
そして、図4に示す制御装置49は、各弁V11〜V18の開閉の切替を、異物検出信号に基づいて適宜実行し、またはタイマー(例えば内蔵タイマー48)によって定期的に実行する。この異物検出信号は、例えば、復水器2の冷却管5aにおける入口圧力P11(つまり入口水室50a内の圧力)と出口圧力P12(出口水室51a内の圧力)との圧力差が所定値以上に増加したとき(P12≪P11)に、冷却管5aの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して制御装置49が出力するものである。また、この異物検出信号は、復水器2の冷却管5bにおける入口圧力P13(つまり入口水室50b内の圧力)と出口圧力P14(つまり出口水室51b内の圧力)との圧力差が所定値以上に増加したとき(P14≪P13)に、冷却管5bの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して制御装置49が出力するものである。
尚、前記異物検出信号は、復水器2の器内圧力が所定値以上に増加したときに、制御装置49が、冷却管5aまたは5bの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して出力されるものでもよい。
また、制御装置49は、復水器3についての各弁V21〜V28の開閉の切替を実行することで、復水器3の少なくとも1本の冷却管6aまたは6b内で冷却水を逆流させてこの冷却管6aまたは6bを洗浄する。つまり、図示しないが、冷却管6a内で冷却水9aを逆流させてこの冷却管6aを洗浄し、冷却管6aの入口側に引っ掛かった異物を排出管60から排出する。また、冷却管6b内で冷却水9bを逆流させてこの冷却管6bを洗浄し、冷却管6bの入口部分に引っ掛かった異物を排出管61から排出する。
そして、制御装置49は、各弁V21〜V28の開閉の切替を、異物検出信号に基づいて適宜実行し、またはタイマー(例えば内蔵タイマー48)によって定期的に実行する。この異物検出信号は、例えば、復水器3の冷却管6aにおける入口圧力P21(つまり入口水室56a内の圧力)と出口圧力P22(出口水室57a内の圧力)との圧力差が所定値以上に増加したとき(P22≪P21)に、冷却管6aの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して制御装置49が出力するものである。また、この異物検出信号は、復水器3の冷却管6bにおける入口圧力P23(つまり入口水室56b内の圧力)と出口圧力P24(つまり出口水室57b内の圧力)との圧力差が所定値以上に増加したとき(P24≪P23)に、冷却管6bの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して制御装置49が出力するものである。
尚、前記異物検出信号は、復水器3の器内圧力が所定値以上に増加したときに、制御装置49が、冷却管6aまたは6bの入口部分に異物が引っ掛かっていると判断して出力されるものでもよい。
次に、作用を説明する。
通常運転中には、制御装置49によって、図4に示すように、入口弁V1、V2、出口弁V3、V4の各弁が開の状態で、入口側連絡弁V5、出口側連絡弁V6、排出弁V7、V8の各弁が閉の状態となっており、復水器1の冷却管4a、4b内の冷却水7a、7bは、図4の矢印で示すように正方向に流れる。
また、制御装置49によって、入口弁V11、V12、出口弁V13、V14の各弁が開の状態で、入口側連絡弁V15、出口側連絡弁V16、排出弁V17、V18の各弁が閉の状態となっており、復水器2の冷却管5a、5b内の冷却水8a、8bは図4の矢印で示すように正方向に流れている。
更に、制御装置49によって、入口弁V21、V22、出口弁V23、V24の各弁が開の状態で、入口側連絡弁V25、出口側連絡弁V26、排出弁V27、V28の各弁が閉の状態となっており、復水器3の冷却管6a、6b内の冷却水9a、9bは図4の矢印で示すように正方向に流れている。
一方、復水器2の冷却管5aを洗浄する場合には、制御装置49は、図5に示すように、入口弁V11を開→閉、入口側連絡弁V15を閉→開、出口側連絡弁V16を閉→開、排出弁V17を閉→開に各弁の切り替えを行う。
このように各弁V11、V15、V16、V17を切り替えることにより、循環水配管35a内を流れてきた冷却水は、入口側連絡弁V15を通って循環水配管35bに合流し、冷却管5b内を通り復水器2から排出される。そして、出口弁V14を通過した冷却水は、循環水配管36bと出口側連絡弁V16側とに分流する。出口側連絡弁V16を通過した冷却水は、更に循環水配管36aと出口弁V13に分流する。出口弁V13を通過した冷却水8aは、復水器2の冷却管5a内を図5の矢印の方向に逆流し、排出弁V17を通り排出管54から排出される。
このように復水器2の冷却管5a内を冷却水8aが逆流することにより、この冷却管5aの入口部分に引っ掛かったゴミ等の異物を、冷却水8aと共に、排出弁V17を経て排出管54から排出して冷却管5aを洗浄することができる。
他方、復水器2の冷却管5bを洗浄する場合には、制御装置49は、図6に示すように、入口弁V12を開→閉、入口側連絡弁V15を閉→開、出口側連絡弁V16を閉→開、排出弁V18を閉→開に各弁の切り替えを行う。
このように各弁V12、V15、V16、V18を切り替えることにより、循環水配管35b内を流れてきた冷却水は、入口側連絡弁V15を通って循環水配管35aに合流し、冷却管5a内を通り復水器2から排出される。そして、出口弁V13を通過した冷却水は、循環水配管36aと出口側連絡弁V16側とに分流する。出口側連絡弁V16を通過した冷却水は、更に循環水配管36bと出口弁V14に分流する。出口弁V14を通過した冷却水8bは、復水器2の冷却管5b内を図6の矢印の方向に逆流し、排出弁V18を通り排出管55から排出される。
このように復水器2の冷却管5b内を冷却水8bが逆流することにより、この冷却管5bの入口部分に引っ掛かったゴミ等の異物を、冷却水8bと共に、排出弁V18を経て排出管55から排出して冷却管5bを洗浄することができる。
尚、この作用において、復水器1の冷却管4aまたは4bの洗浄については第1の実施の形態と同様であり、同様の効果を奏する。また、復水器3の冷却管6aまたは6bの洗浄については説明を省略するが、復水器2の冷却管5aまたは5bの洗浄の場合と同様である。
復水器3の冷却管6a内を冷却水9aが逆流することにより、この冷却管6aの入口部分に引っ掛かったゴミ等の異物を、冷却水9aと共に、排出弁V27を経て排出管60から排出して冷却管6aを洗浄することができる。また、復水器3の冷却管6b内を冷却水9bが逆流することにより、この冷却管6bの入口部分に引っ掛かったゴミ等の異物を、冷却水9bと共に、排出弁V28を経て排出管61から排出して冷却管6bを洗浄することができる。
従って、本実施の形態によれば、次の効果を奏する。
冷却水の流れの最上流に位置する復水器1の冷却管4a、4bには、入口部分に冷却水7a、7b中の異物が引っ掛かる可能性が高いが、異物の形状(例えば楕円形状)によっては下流側の復水器2の冷却管5a、5bまたは復水器3の冷却管6a、6bに異物が引っ掛かる場合がある。そこで、各復水器1、2、3のそれぞれ1本の冷却管4a(または冷却管4b)、冷却管5a(または冷却管5b)、冷却管6a(または冷却管6b)内で冷却水を逆流させてこの冷却管を洗浄することにより、各復水器1、2、3の冷却管4a、4b、5a、5b、6a、6bの入口部分に引っ掛かった異物を良好に除去できる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、復水器1、2、3の冷却管が2系統の場合を述べたが、3系統以上であってもよい。更に、復水器は4胴以上が配置されていてもよい。
1、2、3 復水器
4a、4b 冷却管
5a、5b 冷却管
6a、6b 冷却管
7a、7b 冷却水
8a、8b 冷却水
9a、9b 冷却水
27a、27b 循環水配管(流入配管)
34a、34b 循環水配管(流出配管)
35a、35b 循環水配管(流出配管、流入配管)
36a、36b 循環水配管(流出配管、流入配管)
43 入口側接続管
44 出口側接続管
45、46 排出管
47 制御装置
48 内蔵タイマー
49 制御装置
52 入口側接続管
53 出口側接続管
54、55 排出管
58 入口側接続管
59 出口側接続管
60、61 排出管
A、B 復水洗浄システム
V1、V2 入口弁
V3、V4 出口弁
V5 入口側連絡弁
V6 出口側連絡弁
V7、V8 排出弁
V11、V12 入口弁
V13、V14 出口弁
V15 入口側連絡弁
V16 出口側連絡弁
V17、V18 排出弁
V21、V12 入口弁
V23、V24 出口弁
V25 入口側連絡弁
V26 出口側連絡弁
V27、V28 排出弁
P1、P3 入口圧力
P2、P4 出口圧力
P11、P13 入口圧力
P12、P14 出口圧力
P21、P23 入口圧力
P22、P24 出口圧力

Claims (10)

  1. 複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄システムであって、
    冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれに冷却水を流入させる複数の流入配管のそれぞれに入口弁が配設され、
    冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれから冷却水を流出させる複数の流出配管のそれぞれに出口弁が配設され、
    複数の前記流入配管には、前記入口弁の上流側を接続可能な入口側連絡弁を備えた入口側接続管が設けられ、
    複数の前記流出配管には、前記出口弁の下流側を接続可能な出口側連絡弁を備えた出口側接続管が設けられ、
    複数の前記流入配管には、前記入口弁の下流側から、排出弁を備えた排出管が分岐して設けられ、
    前記入口弁、前記出口弁、前記入口側連絡弁、前記出口側連絡弁及び前記排出弁の開閉を切り替えることで、冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水が逆流し得るよう構成されたことを特徴とする復水器洗浄システム。
  2. 複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄システムであって、
    前記各復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれに冷却水を流入させる複数の流入配管のそれぞれに入口弁が配設され、
    前記各復水器における複数系統の前記冷却管のそれぞれから冷却水を流出させる複数の流出配管のそれぞれに出口弁が配設され、
    前記各復水器の複数の前記流入配管には、前記入口弁の上流側を接続可能な入口側連絡弁を備えた入口側接続管が設けられ、
    前記各復水器の複数の前記流出配管には、前記出口弁の下流側を接続可能な出口側連絡弁を備えた出口側接続管が設けられ、
    前記各復水器の複数の前記流入配管には、前記入口弁の下流側から、排出弁を備えた排出管が分岐して設けられ、
    前記入口弁、前記出口弁、前記入口側連絡弁、前記出口側連絡弁及び前記排出弁の開閉を切り替えることで、前記各復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水が逆流し得るよう構成されたことを特徴とする復水器洗浄システム。
  3. 前記復水器の冷却管内に冷却水を逆流させるべく入口弁、出口弁、入口側連絡弁、出口側連絡弁及び排出弁の開閉を切り替える切替動作は、異物検出信号に基づいて制御装置が実行することを特徴とする請求項1または2に記載の復水器洗浄システム。
  4. 前記復水器の冷却管内に冷却水を逆流させるべく入口弁、出口弁、入口側連絡弁、出口側連絡弁及び排出弁の開閉を切り替える切替動作は、制御装置がタイマーに基づいて定期的に実行することを特徴とする請求項1または2に記載の復水器洗浄システム。
  5. 前記異物検出信号は、復水器の各系統の冷却管における入口圧力と出口圧力の圧力差が所定値以上に増加したときに出力されることを特徴とする請求項3に記載の復水器洗浄システム。
  6. 前記異物検出信号は、復水器の器内圧力が所定値以上に増加したときに出力されることを特徴とする請求項3に記載の復水器洗浄システム。
  7. 前記各復水器において冷却管が2系統設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の復水器洗浄システム。
  8. 複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄方法であって、
    冷却水の流れの最上流に位置する前記復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水を逆流させることで、この冷却管を洗浄することを特徴とする復水器洗浄方法。
  9. 複数の復水器のそれぞれに、冷却水を流す冷却管が複数系統設けられ、前記各復水器の各系統の前記冷却管が直列に接続され、これらの冷却管を洗浄する復水器洗浄方法であって、
    前記各復水器の少なくとも1本の前記冷却管内に冷却水を逆流させることで、この冷却管を洗浄することを特徴とする復水器洗浄方法。
  10. 前記各復水器において冷却管が2系統設けられたことを特徴とする請求項8または9に記載の復水器洗浄方法。
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