JP2011052615A - 可変動弁機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速に作動油温度を上昇させ、エンジン始動直後から安定した可変動作が得られ、しかも過度な温度上昇を防ぐようにした可変動弁機構を提供する。
【解決手段】吸気弁又は排気弁をなすバルブ10を閉弁方向に付勢するスプリング11と、スプリングの付勢力に抗してバルブを開弁方向に押圧するカム12と、バルブに連結されたピストン19及びピストンが挿入される制御室21と、制御室の作動油の導入排出を制御することでバルブの閉弁時期を変更する制御部24とを備えた可変動弁機構1において、制御室から作動油を排出する排出ライン25bの途中と制御室に作動油を導入する導入ライン25aの途中とを短絡ライン3で接続し、短絡ラインと排出ラインとの接続点3bより下流側の排出ラインに所定温度以上で開き、所定温度未満で閉じるサーモスタット4を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変動弁機構に関し、特にエンジンの吸気弁又は排気弁の閉弁時期を可変制御可能な可変動弁機構に関する。
エンジンの燃費を改善する技術として、吸気弁又は排気弁の閉弁時期を変化させて吸入空気量などを制御する可変動弁機構が知られている(特許文献1)。
図7に示すように、可変動弁機構1は、エンジンの吸気弁又は排気弁をなすバルブ10と、バルブ10を閉弁方向に付勢するスプリング11と、スプリング11の付勢力に抗してロッカーアーム17を介してバルブ10を開弁方向に押圧するカム12と、バルブ10に略T字形のブリッジ16及び門形の補助部材22を介して連結されたピストン19と、ピストン19が挿入されるピストン挿入孔20から構成される制御室21と、制御室21の作動油の導入・排出を制御することで、バルブ10の閉弁時期を変更する制御部24とを備えている。
制御部24は、導入ライン25a及び排出ライン25bを介して制御室21に接続された作動油タンク26と、導入ライン25aの途中に設けられ作動油タンク26の作動油を制御室21に導入するチェック弁27と、排出ライン25bの途中に設けられ制御室21の作動油を排出するための切替弁28とを有している。なお、14はシリンダヘッドで、9はシリンダヘッド14に形成された吸気ポート又は排気ポートである。
そしてバルブ10がカム12によりブリッジ16を介してスプリング11を圧縮しながら開弁方向に押圧され、チェック弁27を介して作動油タンク26からの作動油が制御室21に導入される。このとき、バルブ10をカム12のカムプロファイルに応じた閉弁時期よりも遅く閉弁させる場合には、図7に示すように切替弁28を閉弁したままにしておく。
カム12が回転してピーク位置に達し(図8(A)参照)、さらにピーク位置を過ぎると、スプリング11の付勢力と制御室21の圧力とが平衡状態となるまで作動油の圧力が高まる。そして所望のタイミングで切替弁28を切り替えて開弁すると(図8(B)参照)、制御室21の作動油が開放されて排出ライン25bを通して作動油タンク26に排出され、これによってバルブ10をカム12のカムプロファイルに応じた閉弁時期よりも遅く閉弁させることができる。
特開2007−303438号公報
ところで、作動油の逃げ流量は作動油の粘度に大きく依存しており、普通、自動車のエンジンは作動油の温度が80℃前後で安定している。このため作動油の温度が80℃程度であれば、切替弁28を開弁したとき作動油は制御室21から適確に逃げてくれる。しかしながら、冷間時の始動直後など作動油温度の低いケースでは、動粘度が高く、切替弁28からの流量が十分に高まらず、閉弁速度が極めて低い。この結果、切替弁28の通常の開弁期間内でバルブ10は完全に閉弁することができず、常に開弁した状態となっており、このようなケースでは、可変動弁機構1を動作させることが事実上不可能となっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、迅速に作動油温度を上昇させ、エンジン始動直後から安定した可変動作が得られ、しかも作動油の過度な温度上昇を防ぐようにした可変動弁機構を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、エンジンの吸気弁又は排気弁をなすバルブと、該バルブを閉弁方向に付勢するスプリングと、該スプリングの付勢力に抗して上記バルブを開弁方向に押圧するカムと、上記バルブに連結されたピストン及び該ピストンが挿入されるピストン挿入孔から構成される制御室と、該制御室の作動油の導入排出を制御することで、上記バルブの閉弁時期を変更する制御部とを備えた可変動弁機構において、前記制御室から排出された作動油を再び該制御室に還流させるために該制御室に作動油を導入する導入ラインの途中と該制御室から作動油を排出する排出ラインの途中とを短絡ラインで接続し、該短絡ラインと前記排出ラインとの接続点より下流側の排出ラインに所定温度以上で開き、所定温度未満で閉じるサーモスタットを設けたことを特徴とする。
また前記制御部は、前記導入ラインと前記短絡ラインとの接続点より下流側の該導入ラインに設けられ前記制御室への流れのみを許容するチェック弁と、前記排出ラインと前記短絡ラインとの接続点より上流側の該排出ラインに設けられ閉から開となることで前記バルブの閉弁時期を制御するための切替弁とを備えるのが好ましい。
上記構成によれば、作動油が所定温度未満の場合は、サーモスタットが閉弁して制御室から排出される作動油は、短絡ラインを経由して可変動弁機構を循環する。作動油が制御室から排出されるとき、圧縮されたスプリングのエネルギが作動油を通して開放され、熱エネルギに変換されて作動油の温度が上昇する。作動油は短絡ラインによる短いラインを循環するため短時間で作動油の温度が上昇する。作動油が所定温度以上上昇すると、サーモスタットが開弁して作動油は通常の作動油ラインを流れ、作動油の過度な温度上昇を防ぐ。
本発明の可変動弁機構によれば、迅速に作動油温度を上昇させ、エンジン始動直後から安定した可変動作が得られ、しかも作動油の過度な温度上昇を防ぐことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る可変動弁機構の概略図であり、バルブが閉弁された状態を示す。 図2(A)は、図1の実施形態に係る可変動弁機構の概略図であり、バルブが開弁状態に保持された状態を示し、(B)はバルブを閉弁させるため切替弁を開弁状態とした図である。 図3は、図1の実施形態に係る可変動弁機構の作動油温度が所定温度未満の場合における作動油の流れを説明する概略図である。 図4は、図1の実施形態に係る可変動弁機構の作動油温度が所定温度以上の場合における作動油の流れを説明する概略図である。 図5は、サーモスタットの一例を示す図で、(A)は閉弁時の断面図で、(B)は開弁時の断面図である。 図6は、可変動弁機構でのバルブリフトカーブの実測値を示す図であり、Aは作動油温度が低い場合を示し、Bは作動油温度が高い場合を示す。 図7は、従来の可変動弁機構の概略図であり、バルブが閉弁された状態を示す。 図8(A)は、従来の可変動弁装置の概略図であり、バルブが開弁状態に保持された状態を示し、(B)はバルブを閉弁させるため切替弁を開弁状態とした図である。
本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、図1〜図5の実施形態において、図7及び図8の従来例で示した部材と同等の機能を有する部材については同一の符号を付して説明する。
可変動弁機構1は、バルブ10を閉弁方向に付勢するスプリング11と、スプリング11の付勢力に抗してバルブ10を開弁方向に押圧するカム12と、バルブ10に連結されたピストン19及びピストン19が挿入されるピストン挿入孔20から構成される制御室21と、制御室21の作動油の導入排出を制御することで、バルブ10の閉弁時期を変更する制御部24とを備えている。
バルブ10は、そのバルブステム13にてシリンダヘッド14に昇降自在に支持されている。バルブ10には、リテーナ15が取り付けられており、リテーナ15とシリンダヘッド14との間に、スプリング11が圧縮状態に配設されている。二つのバルブ10の上端部には、両者に跨るようにブリッジ16が取り付けられ、このブリッジ16の上部にロッカーアーム17が当接されるようになっている。ブリッジ16は、シリンダヘッド14に固着されたガイドピン18に昇降自在に支持されている。カム12は、ロッカーアーム17を介してバルブ10を押圧するようになっている。ブリッジ16の上端部には、ロッカーアーム17が挿通する門型の補助部材22が取り付けられ、この補助部材22の上部にピストン19が取り付けられている。制御室21は、例えばシリンダヘッド14に形成されたピストン挿入孔20と、ピストン挿入孔20に挿入されたピストン19の上面とにより区画形成される。
可変動弁機構1は、制御室21の作動油の導入排出を制御することで、バルブ10の閉弁時期を変更するための油圧ライン25及びこれを制御する制御部24を備えている。油圧ライン25は、作動油タンク26からの作動油を制御室21に導入する導入ライン25aと、制御室21から作動油を排出する排出ライン25bと、この排出ライン25bの途中と導入ライン25aの途中とを接続する短絡ライン3とを備えている。短絡ライン3は、制御室21から排出された作動油を再び制御室21に還流させるためのものである。制御部24は、導入ライン25aと短絡ライン3との接続点3aより下流側の導入ライン25aに設けられたチェック弁27と、排出ライン25bと短絡ライン3との接続点3bより上流側の排出ライン25bに設けられた切替弁28と、排出ライン25bと短絡ライン3との接続点3bより下流側の排出ライン25bに設けられたサーモスタット4とを有している。なお、5はオイルギャラリであり、6はオイルポンプである。
チェック弁27は、作動油の制御室21への流れのみを許容するもので、開弁時に作動油タンク26の作動油を制御室21に導入する。切替弁28は電磁弁等からなり、コントローラ(図示せず)によって開閉が制御され、開弁時に作動油を制御室21から排出する。切替弁28が閉から開となることでバルブ10の閉弁時期を制御することができる。切替弁28は、NO(ノーマルオープン)型及びNC(ノーマルクローズ)型のいずれであってもよい。
サーモスタット4は所定温度以上で開き、所定温度未満で閉じるもので、その一例を図5に示す。
サーモスタット4は、周囲に適宜開口部40a,40bを有するケース40と、穴42が開口された板体41と、穴42を開閉する弁体43と、ワックス44aを充填したワックス充填部44と、一端がケース40に固定され他端がワックス充填部44に挿入されるピン45と、スプリング46とを備えている。板体41を排出ライン25bに固定して、サーモスタット4が取り付けられている。
かかる構成のサーモスタット4は、ワックス44aが封入されている弁体43の周囲の温度が所定温度未満の場合、図5(A)に示すようにワックス44aが収縮し、スプリング46の弾性力によって穴42に弁体43が当接して閉弁する。また所定温度以上の場合、図5(B)に示すようにワックス44aが溶融されて体積が膨張し、ワックス充填部44がスプリング46の押圧力に抗してピン45から抜けるように移動し、弁体43が穴42から離隔して開弁し、作動油が矢印のごとく排出ライン25b内を流れる。作動油温度に応じたワックス44aの膨張力とスプリング46による押圧力とを任意に設定することができ、本実施形態では作動油温度が略60℃で弁体43が開き始め、略80℃で全開となるようにしている。
これによって可変動弁機構1には、作動油が60℃未満のときは、作動油が図3に示すように制御室21から排出ライン25b、切替弁28、排出ライン25b、短絡ライン3、導入ライン25a、チェック弁27を介して再び制御室21に還流するショートラインSが形成される。ここでチェック弁27と切替弁28は同一経路であるショートラインSに接続されているので、例えば本出願人がすでに出願した明細書(特願2002−140438号)に記載したようなチェック弁27と切替弁28の両機能を併せ持つ弁を設置すれば、ショートラインSが簡素化できる。
また可変動弁機構1は、作動油温度が略60℃以上のときは、図4に示すように作動油が導入ライン25a、チェック弁27、制御室21、排出ライン25b、切替弁28、排出ライン25b、サーモスタット4、排出ライン25b、オイルギャラリ5を経て図示しない潤滑系統へ流れる通常のラインLをも形成する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
バルブ10を開弁する際、切替弁28を閉弁しておく(図1参照)。バルブ10は、カム12のカムプロファイルに従って開弁され、ピストン19もバルブ10の開弁方向に移動される。また作動油タンク26の作動油がチェック弁27を介して制御室21に導入される。
バルブ10をカム12のカムプロファイルに応じた閉弁時期よりも遅く閉弁させる場合には、図2(A)に示すように切替弁28を閉弁したままにしておく。カム12が回転してピーク位置に達し、さらにピーク位置を過ぎると、スプリング11の付勢力と制御室21の圧力とが平衡状態になるまで作動油の圧力が高まる。そして所望のタイミングで切替弁28を開弁すれば(図2(B)参照)、制御室21の作動油が開放されて排出ライン25bに排出され、バルブ10をカム12のカムプロファイルに応じた閉弁時期よりも遅く閉弁させることができる。
ところが冷間時の始動直後など作動油温度が低く、作動油の粘度が高いケースでは、前述したようにバルブ10を完全に閉弁することができない。すなわち図6に示すようにカム12のピーク位置から所定時間Tだけ保持した後、切替弁28を開いて制御室21の作動油を開放させたとしても、作動油温度が40℃とすると作動油の動粘度が高く、切替弁28からの流量が十分に高まらず、閉弁速度が極めて低く、緩やかに下がって図6のバルブリフトカーブAのようになる。この結果、通常の切替弁28の開弁期間内でバルブ10は適確に閉弁することができず、バルブ10は常に開弁した状態となってしまい、従来の可変動弁機構1はこのようなケースでは動作させることが事実上不可能となっていた。
本実施形態によれば短絡ライン3によるショートラインSが形成され、またサーモスタット4が設けられているので、制御室21で開放された作動油は、図3に示すように次以降のサイクルで再びチェック弁27から吸引され動作に供される。制御室21とピストン19とのクリアランス部から漏れる若干量の作動油のみがオイルポンプ6、オイルギャラリ5から供給されることとなるが、無視しうる程度の量である。したがって、極少量の同じ作動油がショートラインSを常に循環していることとなる。
ここで、制御室21で開放される作動油のエネルギは、フリクションなどを無視すればカム12がスプリング11を圧縮し、スプリング11に蓄えられたエネルギに等しく、1バルブ当り約1.4Jである。吸気弁10が2バルブとすると、約2.8Jとなる。このエネルギは制御室21からの圧力開放時に熱エネルギに変換され作動油を昇温させることとなる。ピストン径φ8.5mm、ストローク12mmとすると、ショートラインSで吸引〜排出を繰り返す作動油の量は約680mm3となり、これを前述の開放されたエネルギで昇温する場合、作動油の比熱を0.5kcal/kg/Kとすると、約2.4℃温度上昇することとなる。これはアイドル回転数500rpmでも約8秒程度であり、非常に迅速に昇温可能であることが分かる。作動油温度の上昇に伴い動粘度が低下し、この結果、所定の閉弁速度が得られるようになる。
すなわち、図6に示すようにカム12のピーク位置から所定時間Tだけ保持した後、切替弁28を開いて制御室21の作動油を開放させた場合、作動油の温度が上昇しているため動粘度が低く、切替弁28からの流量が高まって閉弁速度が極めて高い。したがって制御室21の作動油が開放されると、バルブ10はスプリング11の付勢力により図6のバルブリフトカーブBのごとく適確に閉弁する。
次に、作動油の温度が所定温度(略60℃)まで達すると、サーモスタット4が図5(B)に示すように開弁し、図4に示す通常のラインLが形成される。この場合、開放された作動油はオイルギャラリ5を経て他の潤滑系統(図示せず)へ流れ、また一部が可変動弁機構1へ循環する。作動油は最終的には作動油タンク26に戻り、再びオイルポンプ6で加圧されて通常のラインLを循環する。したがって、局所的な作動油温度の昇温がなくなり、過度な温度上昇を防ぐことが可能となる。
以上の結果、本実施形態による可変動弁機構1は、始動直後に迅速に作動油温度を昇温させ、その後過度な昇温を防ぐことが可能となり、常に略一定の温度で動作させることが可能となる。
このように本発明によれば、排出ライン25bの途中と導入ライン25aの途中とを短絡ライン3で接続してショートラインSを形成し、本可変動弁機構1で開放されたエネルギを利用することで迅速に作動油温度を上昇させ、且つ短絡ライン3と排出ライン25bとの接続点3bより下流側の排出ライン25bに所定温度以上で開き、所定温度未満で閉じるサーモスタット4を設けることで作動油の過度な温度上昇を防ぎ、安定した可変動弁機構1を得ることができる。
1 可変動弁機構
3 短絡ライン
3a,3b 接続点
4 サーモスタット
5 オイルギャラリ
6 オイルポンプ
10 バルブ
11 スプリング
12 カム
17 ロッカーアーム
19 ピストン
20 ピストン挿入孔
21 制御室
24 制御部
25a 導入ライン
25b 排出ライン
26 作動油タンク
27 チェック弁
28 切替弁
43 弁体
44a ワックス
46 スプリング
S ショートライン

Claims (2)

  1. エンジンの吸気弁又は排気弁をなすバルブと、該バルブを閉弁方向に付勢するスプリングと、該スプリングの付勢力に抗して上記バルブを開弁方向に押圧するカムと、上記バルブに連結されたピストン及び該ピストンが挿入されるピストン挿入孔から構成される制御室と、該制御室の作動油の導入排出を制御することで、上記バルブの閉弁時期を変更する制御部とを備えた可変動弁機構において、
    前記制御室から排出された作動油を再び該制御室に還流させるために該制御室に作動油を導入する導入ラインの途中と該制御室から作動油を排出する排出ラインの途中とを短絡ラインで接続し、
    該短絡ラインと前記排出ラインとの接続点より下流側の排出ラインに所定温度以上で開き、所定温度未満で閉じるサーモスタットを設けたことを特徴とする可変動弁機構。
  2. 前記制御部は、前記導入ラインと前記短絡ラインとの接続点より下流側の該導入ラインに設けられ前記制御室への流れのみを許容するチェック弁と、前記排出ラインと前記短絡ラインとの接続点より上流側の該排出ラインに設けられ閉から開となることで前記バルブの閉弁時期を制御するための切替弁とを備えた請求項1記載の可変動弁機構。
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JP2012241563A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Nippon Soken Inc 流体ブレーキ装置及びバルブタイミング調整装置

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