JP2011049839A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体の取り外し操作を行う際、蓋体の係合部が破損するおそれがなく、しかも簡易かつ高品位に蓋体を保持することができる電子機器を提供する。
【解決手段】蓋体2を筐体外装11から取り外す際、突起部2bを支点にして、突起部2a側の蓋体2が筐体開口部12の内壁よりも高くなる位置まで、蓋体2を回転させるように持ち上げることによって、突起部2bは突起保持穴1bの中で垂直方向に傾く。この時、穴内壁構成部31は突起部2bから挿入方向とは反対方向の力を受けて、突起保持穴1bから押し出される。穴内壁構成部31が突起保持穴1bから退避して、突起保持穴1bは縦長に広がる。したがって、突起部2bは、突起保持穴1bの内壁から過剰な力を受けず、突起部2bと突起保持穴1bの係合が解除される。
【選択図】図4

Description

本発明は、蓋体と外装部材を有する電子機器に関する。
従来、電子機器では、筐体内の電池収納部の開口を塞ぐための電池蓋のように、ユーザによって開閉操作が可能な蓋体を持つものが一般的である。
蓋体の構造には、様々な方式がある。蓋体が小さい電子機器の場合、その紛失を防ぐことを目的として、蓋を開いた状態でも蓋体の一部と筐体がつながっており、蓋の開閉を行っても、蓋体が完全に筐体から離脱されないものが多い。この方式を有するものとして、蓋と筐体とがゴムなどの柔らかい部材によって橋渡しされているもの、蓋と筐体の嵌合部をヒンジで構成した回転蓋となっているものなどがある。
また、これら電子機器の筐体の蓋の中には、通常の開閉動作とは別に、特別な操作で筐体からの取り外しが可能になっているものがある。例えば、電池収納部に通常使用の電池より大型の外部電源装置を挿入することが可能である電子機器の場合、電池蓋を開き、外部電源装置を装着した際にその一部が電池収納部から突出する。このため、電池蓋と外部電源装置とが干渉を起こすといった問題が起こる。
これを避けるために、外部電源装置の装着時に電池蓋の取り外し操作を行うことで、電池蓋を筐体から取り外せるような蓋体の保持構造を有する電子機器が知られている。
つぎに、取り外し可能な蓋体を有する電子機器の筐体における、一般的な蓋体とその保持機構について説明する。特許文献1に記載の筐体には、蓋体の嵌まり込む開口部が設けられている。また、開口部の内壁には、少なくとも一対の穴部が形成されている。
一方、蓋体の側面には、開口部の内壁に形成された穴部と係合可能な突起部が設けられている。この突起部が穴部と係合することで、蓋体は筐体に係止される。
また、蓋体の片方の突起部は、使用者の操作により穴部との係合の解除が可能である。この係合が解除された状態で、もう一方の突起部の係合部を支点として蓋体を回転させながら持ち上げることにより、蓋体の片側が筐体の開口部から浮いた状態になる。そして、突起部が残っていたもう一方の係合部の穴部から突起部を抜くことで、蓋体が取り外される。また、蓋体の筐体への取り付けを行う場合、上記取り外し作業とは逆の手順で作業が行われる。
つぎに、電子機器の筐体において、筐体と蓋体との係合部が蓋体の回動による開閉のために回転軸となっている場合の蓋体の保持構造について説明する。図6は従来の電子機器の筐体における蓋体の保持構造を示す斜視図である。
蓋体105の側面には、突起部105a、105bが設けられている。また、電子機器の筐体に取り付けられる蓋保持部材106には、突起部105a、105bと嵌合し、蓋体105を電子機器の筐体に取り付けるための突起保持穴106a、106bがそれぞれ設けられている。
突起部105a、105bは、円柱の形状を有し、対向する位置に配置されている。これにより、蓋体105は、突起部105a、105bを結ぶ線をシャフト(軸)として回動可能である。
また、突起部105aは、シャフト操作部材105cと連動している。シャフト操作部材105cを横方向にスライドさせることで、突起部105aを蓋体105の内部に退避させることが可能である。この操作により、突起部105aと突起保持穴106aとの係合が解除される。
図7は蓋体105を蓋保持部材106から取り外す様子を示す斜視図である。上記操作で突起部105aと突起保持穴106aの係合が解除した状態で、突起部105bを支点にして蓋体105の端部が蓋保持部材106よりも高くなる位置まで蓋体105を持ち上げることで、突起保持穴106bから突起部105bが抜き取り可能となる。このように、この筐体は、蓋体105を蓋保持部材106から取り外すことが可能な構造である。
特開2008−167374号公報
しかしながら、上記従来の電子機器は、つぎのような問題があった。前述した蓋体を保持する構造では、片方の係合を解除して蓋体を持ち上げる際、もう一方の係合部では蓋体の突起部が筐体の突起保持穴(穴部)に残っている。このため、突起部は穴部の中で傾き、内壁から力を受けることで、突起部および穴部が破損するおそれがあった。
このような蓋体の突起部の破損を防ぐ方法として、主に2つの方法が行われている。その1つは、蓋体の突起部と筐体の穴部の周りに金属材料を用いて、これらの強度を上げ、蓋体を持ち上げると、突起部が穴部から自然に抜け出るように構成する方法である。
もう1つは、突起部の退避操作が行われない方の係合部の穴部を、蓋体を持ち上げた際に突起部が傾く方向に長い長穴に形成しておく方法である。
しかし、前者のように、蓋本体が樹脂材料で成型されている場合、突起部に金属材料を用いると、蓋本体と突起部を別体で構成しなければならなかった。また、後者のように、筐体の穴部を長穴に形成すると、突起部の保持が不十分になり、通常の開閉動作において、回転軸がぶれ、品位が損なわれるおそれがあった。
そこで、本発明は、蓋体の取り外し操作を行う際、蓋体の係合部が破損するおそれがなく、しかも簡易かつ高品位に蓋体を保持することができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、突出状態と退避状態とに変位可能な第1の突起部と、前記第1の突起部の突出方向とは反対方向に突出する第2の突起部とが形成される蓋体と、前記第1の突起部が挿通される第1の突起保持穴と、前記第2の突起部が挿通される第2の突起保持穴とが形成される外装部材と、前記第2の突起保持穴に挿入される穴内壁構成部が形成される突起支持部材とを有し、前記突起支持部材は、前記第2の突起保持穴に挿通される第2の突起部によって前記穴内壁構成部が前記挿入の方向とは反対方向に押圧される際に、前記穴内壁構成部が前記第2の突起保持穴から退避するように、前記外装部材に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、蓋体を外装部材から取り外す際、第2の突起部は第2の突起保持穴の内壁から過剰な力を受けず、これら突起部と穴部からなる係合部が破損するおそれがなくなる。また、突起部を金属材料で成形することなく、また、穴部を長穴に形成する必要がないので、簡易かつ高品位に蓋体を保持することができる。
第1の実施形態における電子機器の筐体を示す斜視図である。 筐体外装11に対して転回した状態における蓋体2の構成を示す分解斜視図である。 シャフト支持部材3および突起保持穴1a、1bの形状を示す斜視図である。 蓋体2の取り外し操作を示す図である。 第2の実施形態の電子機器の筐体におけるシャフト支持部材4および突起保持穴1a、1bの形状を示す斜視図である。 従来の電子機器の筐体における蓋体の保持構造を示す斜視図である。 蓋体105を蓋保持部材106から取り外す様子を示す斜視図である。
本発明における電子機器の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の電子機器はデジタルカメラに適用される。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態における電子機器の筐体を示す斜視図である。図1には、電子機器の筐体の一部として、電池収納部の近傍が示されている。本実施形態の電子機器の筐体1は、各種の部品を収容する筐体外装11、およびこの筐体外装11に形成された筐体開口部12を塞ぐ蓋体2を有する。筐体開口部12は電池収納部の電池挿入口である。また、蓋体2は電池蓋である。
蓋体2の対向する側面には、突出方向が相反する円柱状の突起部2a、2bが配置されている。突起部2aが第1の突起部に相当し、突起部2bが第2の突起部に相当する。また、筐体開口部12の内壁には、突起部2a、2bがそれぞれ挿通(嵌合)されることで、突起部2a、2bと係合する突起保持穴1a、1bが設けられている。突起保持穴1aが第1の突起保持穴に相当し、突起保持穴1bが第2の突起保持穴に相当する。
このように、突起部2a、2bが筐体外装11の内側に形成された突起保持穴1a、1bとそれぞれ嵌合することで、ヒンジが構成される。そして、蓋体2は、突起部2a、2bがシャフトの役割を果たす回動可能な回転蓋となる。
図2は筐体外装11に対して転回した状態における蓋体2の構成を示す分解斜視図である。蓋体2は、蓋本体21および金属プレート24によって、蓋ロック爪22およびスライドシャフト23を挟み込んだ構成を有する。蓋本体21は、ガラス繊維入りのポリカーボネート(PC)材で成型されている。一方、スライドシャフト23は、蓋本体21よりも剛性の低い、ガラス繊維無添加のPC材で成型されている。
蓋ロック爪22は、蓋体2の水平方向にスライド可能であり、蓋ロック爪付勢部222によって爪先端221が蓋本体21から突出するように付勢されている。ユーザは、蓋ロック爪操作部(図示せず)をスライド操作することで、爪先端221を蓋体2の内部に退避させることができる。なお、蓋ロック爪操作部(図示せず)は、蓋ロック爪22の裏側(図2参照)に形成されるとともに、蓋体2の上面に配置される。
スライドシャフト23には、突起部2aとシャフト操作部231が一体成型されている。スライドシャフト付勢バネ25によって、突起部2aが蓋本体21の側面より突出するように付勢されている。ユーザは、シャフト操作部231をスライド操作させることで、突起部2aを蓋体2の内部に退避させることができる。すなわち、突起部2aは突出状態と退避状態とに変位可能に構成されている。
また、蓋ロック爪22の爪先端221が外装部材である筐体外装11の係止部(図示せず)に嵌まることによって、蓋体2の回動が規制される。つまり、爪先端221が筐体外装11に係止された状態は蓋を閉じた状態である。ユーザが蓋ロック爪操作部(図示せず)を操作し、蓋ロック爪22を筐体外装11の係止部から退避させ、筐体開口部12が露出するように蓋体2を転回させた状態が蓋を開いた状態である。
図3はシャフト支持部材3および突起保持穴1a、1bの形状を示す斜視図である。突起保持穴1a、1bは、蓋体2が筐体開口部12に適正に嵌まった状態で、それぞれ突起部2a、2bが挿通されるように、筐体外装11の所定の位置に形成されている。
ここで、突起保持穴1aは単純な丸穴である。一方、突起保持穴1bは、筐体外装11の筐体開口部12の内壁に垂直方向に切り欠かれたU字形の穴13bと、筐体外装11に取り付けられたシャフト支持部材3の端部に設けられ、U字形の穴13bに挿入される穴内壁構成部31とによって形成されている。
シャフト支持部材3(突起支持部材)は、穴内壁構成部31がU字形の穴13bに挿入される方向とは反対方向の力を受けたときに、弾性変形するものであればよい。本実施形態のシャフト支持部材3は、ガラス繊維無添加のPC材で筐体外装11に平行な板状に成型されている。また、シャフト支持部材3の片端部には、前述した穴内壁構成部31が設けられ、その反対側の端部付近には、筐体外装11との締結部32が設けられている。締結部32は、ビス32aが挿通される穴部に形成され、シャフト支持部材3を固定するために、筐体外装11に取り付けられる。
上記構造を有する電子機器の筐体における蓋体2の取り外し操作について説明する。図4は蓋体2の取り外し操作を示す図である。ユーザは、蓋体2を筐体外装11に対して垂直になる角度に開き(同図(a)参照)、シャフト操作部231をスライド操作し、突起部2aを蓋体2の内部に退避させて突起保持穴1aとの嵌合を解除する(同図(b)参照)。
ユーザは、突起部2bを支点にして、突起部2a側の蓋体2が筐体開口部12の内壁よりも高くなる位置まで、蓋体2を回転させるように持ち上げ、突起保持穴1bから突起部2bを抜き取るように蓋体2を動かす(同図(c)参照)。そして、ユーザは蓋体2を筐体外装11から取り外す。
このように、蓋体2を回転させるように持ち上げることによって、突起部2bは突起保持穴1bの中で垂直方向に傾く。この時、穴内壁構成部31は突起部2bから挿入方向とは反対方向の力を受けて、突起保持穴1bから押し出される。したがって、穴内壁構成部31が突起保持穴1bから退避して、突起保持穴1bは縦長に広がる。すなわち、突起部2bによって穴内壁構成部31が挿入の方向とは反対方向に押圧されることで、穴内壁構成部31が突起保持穴1bから退避することで、突起保持穴1bは突起部2bに対して、長孔形状となる。これにより、突起部2bは、突起部2bと突起保持穴1bからなる係合部が破損することは無くなり、蓋体2の取り外し操作が容易になる。なお、突起部2bによって穴内壁構成部31が挿入の方向とは反対方向に押圧されることで、穴内壁構成部31そのものが弾性変形して、突起保持穴1bが突起部2bに対して、長孔形状となることも考えられる。この場合には、穴内壁構成部31の剛性を十分に考慮する必要がある。すなわち、穴内壁構成部31の剛性を下げすぎると、蓋体2を開閉するために回動させたときに、突起部2bを十分に軸支できなくなることが考えられる。本実施形態では、シャフト支持部材3が筐体外装11に固定される締結部32と穴内壁構成部31との間を弾性変形させることで、穴内壁構成部31の剛性は突起部2bを十分に軸支しうる程度に設定している。
第1の実施形態の電子機器の筐体は、筐体外装11と、この筐体外装11に形成された筐体開口部12を塞ぐ蓋体2とを有し、蓋体2が筐体外装11から取り外し自在である。また、この電子機器の筐体は、蓋体2の対向する側面にそれぞれ設けられた突起部2a、2bと、突起部2aを蓋体2の内側に退避させるためのシャフト操作部231とを有する。また、この電子機器の筐体は、筐体開口部12の内壁に設けられ、突起部2a、2bがそれぞれ挿通されることで、突起部2a、2bとそれぞれ係合する突起保持穴1a、1bを有する。また、この電子機器の筐体は、筐体外装11に設けられ、突起保持穴1bの一部を形成するとともに、この突起保持穴1bが広がる方向に退避自在である穴内壁構成部31とを有する。
そして、この電子機器の筐体では、蓋体2を筐体外装11から取り外す際、シャフト操作部231を用いて突起部2aを蓋体2の内側に退避させることで、突起部2aと突起保持穴1aとの係合が解除される。また、蓋体2とともに傾く突起部2bの傾きによる力を受けて穴内壁構成部31が突起保持穴1bを広げる方向に退避し、突起部2aと突起保持穴1bとの係合が解除される。
また、穴内壁構成部31は、筐体外装11に締結部32(固定部)で固定されたシャフト支持部材3の端部に形成され、このシャフト支持部材3は締結部32を支点として突起保持穴1bが広がる方向に弾性変形する弾性部材で形成されている。
また、突起部2bは穴内壁構成部31に比べて高い剛性を有する。また、突起部2aと突起部2bとが別の部材で形成され、突起部2bは突起部2aに比べて高い剛性を有する。また、突起部2a、2bを軸として、蓋体2は筐体外装11に対して回動自在である。
従って、第1の実施形態の電子機器の筐体によれば、蓋体2を筐体外装11から取り外す際、突起部2bは突起保持穴1bの内壁から過剰な力を受けず、これら突起部2bと突起保持穴1bからなる係合部が破損するおそれがなくなる。また、突起部2bを金属材料で成形することなく、また、突起保持穴1bを長穴に形成する必要がないので、簡易かつ高品位に蓋体を保持することができる。このように、蓋体の取り外し操作を行う際、蓋体の係合部が破損するおそれがなく、しかも簡易かつ高品位に蓋体を保持することができる。
また、シャフト支持部材3を蓋体2よりも剛性の低い素材で成型しているので、同じ素材で成型した場合よりも、力を受けた時の変形がよりシャフト支持部材3側に生じるようになっている。これにより、穴内壁構成部31を容易に退避させることができる。
また、穴内壁構成部31が端部に形成されたシャフト支持部材3は、締結部32を支点として撓む弾性部材から形成されているので、退避自在な穴内壁構成部31を簡易に構成することができる。
また、蓋の取り外し操作では、突起部2aは力を受けないので、破損することが無い。また、スライドシャフト23を蓋体2よりも剛性の低いガラス繊維無添加のPC材で成型したので、スライドシャフト23の成型コストを抑えることができる。また、筐体外装に対して回動自在な蓋体を用いた多くの電子機器の筐体に適用することができる。
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、シャフト支持部材3の一方の端部に穴内壁構成部31が設けられていたが、第2の実施形態では、シャフト支持部材の両方の端部に穴内壁構成部が設けられている場合を示す。
シャフト支持部材および突起保持穴を除く構成部材は、前記第1の実施形態と同じであるので、同一の符号を用いることにより、それらの説明を省略する。
図5は第2の実施形態の電子機器の筐体におけるシャフト支持部材4および突起保持穴1a、1bの形状を示す斜視図である。前記第1の実施形態と同様、突起保持穴1a、1bは、蓋体2が筐体開口部12に適正に嵌まった状態で、それぞれ突起部2a、2bが挿通されるように、筐体外装11の所定の位置に形成されている。
両方の突起保持穴1a、1bは、筐体外装11の筐体開口部12の内壁に垂直方向に切り欠かれたU字形の穴13a、13bと、シャフト支持部材4に設けられ、穴13a、13bに嵌まり込む穴内壁構成部41a、41bとによってそれぞれ形成される。穴内壁構成部41aが第1の穴内壁構成部に相当し、穴内壁構成部41bが第2の穴内壁構成部に相当する。
シャフト支持部材(突起支持部材)4は、U字形の穴13a、13bに蓋をするように配置され、ガラス繊維無添加のPC材で成型されている。筐体外装の成型方法を考えた場合、横方向に開けられた穴よりも、U字形の穴である方が固定型および可動型を用いた型の固可動で作製できるという利点がある。
また、シャフト支持部材4において、穴内壁構成部41aからの距離よりも、穴内壁構成部41bからの距離が長くなるような位置に、シャフト支持部材4の締結部42(固定部)が配置されている。締結部42は、ビス42aが挿通される穴部に形成され、シャフト支持部材4を固定するために、筐体外装11に取り付けられる。これにより、シャフト支持部材4の突起保持穴1b側に十分な可撓性を持たせることができる。
このように、第2の実施形態の電子機器の筐体では、穴内壁構成部41a、41bは、突起保持穴1a、1bの一部をそれぞれ形成するように、シャフト支持部材4の両端部に形成されている。また、締結部42から突起部2bまでの距離が締結部42から突起部2aまでの距離よりも長くなるように、シャフト支持部材4は締結部42で筐体外装11に固定されている。
従って、第2の実施形態の電子機器の筐体によれば、前述した効果の他、前記第1の実施形態と同様、シャフト支持部材4を蓋体2よりも剛性の低い素材で成型しているので、同じ素材で成型した場合よりも、力を受けた時の変形がよりシャフト支持部材4側に生じる。さらに、蓋の取り外し操作では、突起部2aは力を受けないので、破損することが無い。また、スライドシャフト23を蓋体2よりも剛性の低いガラス繊維無添加のPC材で成型したので、スライドシャフト23の成型コストを抑えることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、筐体外装に対して蓋体を開閉する際、スライドシャフトを軸とする回動自在なヒンジ機構を有していたが、このようなヒンジ機構を有することなく、蓋体が筐体外装に着脱されるものであってもよい。
また、上記実施形態では、突起部2aはスライドシャフト23と一体に成型されており、突起部2bとは別の部材で構成されているが、これらは同一の部材として一体に成型されるようにしてもよい。上記実施形態では、突起部2bは、蓋本体21と一体で成型され、突起部2aに比べて高い剛性を有するので、突起保持穴1bにおける穴内壁構成部31の退避が容易になる。
また、上記実施形態では、電子機器として、デジタルカメラに適用された場合を示したが、本発明はファクシミリ装置、携帯情報端末、印刷装置などの種々の電子機器に適用可能である。
1 筐体
1a、1b 突起保持穴
2 蓋体
2a、2b 突起部
3、4 シャフト支持部材
11 筐体外装
12 筐体開口部
31、41a、41b 穴内壁構成部
231 シャフト操作部

Claims (4)

  1. 突出状態と退避状態とに変位可能な第1の突起部と、前記第1の突起部の突出方向とは反対方向に突出する第2の突起部とが形成される蓋体と、
    前記第1の突起部が挿通される第1の突起保持穴と、前記第2の突起部が挿通される第2の突起保持穴とが形成される外装部材と、
    前記第2の突起保持穴に挿入される穴内壁構成部が形成される突起支持部材とを有し、
    前記突起支持部材は、前記第2の突起保持穴に挿通される第2の突起部によって前記穴内壁構成部が前記挿入の方向とは反対方向に押圧される際に、前記穴内壁構成部が前記第2の突起保持穴から退避するように、前記外装部材に固定されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記突起支持部材は、少なくとも前記外装部材との固定部と前記穴内壁構成部との間が弾性変形することで、前記穴内壁構成部が前記第2の突起保持穴から退避することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 突出状態と退避状態とに変位可能な第1の突起部と、前記第1の突起部の突出方向とは反対方向に突出する第2の突起部とが形成される蓋体と、
    前記第1の突起部が挿通される第1の突起保持穴と、前記第2の突起部が挿通される第2の突起保持穴とが形成される外装部材と、
    前記第1の突起保持穴に挿入される第1の穴内壁構成部および前記第2の突起保持穴に挿入される第2の穴内壁構成部が形成される突起支持部材とを有し、
    前記突起支持部材は、前記第2の突起保持穴に挿通される第2の突起部によって前記第2の穴内壁構成部が前記挿入の方向とは反対方向に押圧される際に、前記第2の穴内壁構成部が前記第2の突起保持穴から退避するように、前記外装部材に固定されていることを特徴とする電子機器。
  4. 前記突起支持部材が前記外装部材と固定される固定部は、前記固定部から前記第2の穴内壁構成部までの距離が前記固定部から前記第1の穴内壁構成部までの距離よりも長くなる位置に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
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