JP2011049099A - ケーブルコネクタの実装構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピンヘッダー3から突出するピンコンタクト4とケーブル5に装着されたソケットコンタクト2とがピンヘッダー3の上部に配設されるハウジング1に形成された勘合口(貫通部)1aに両側から挿入されて接続される。勘合口1aはソケットコンタクト2が挿入されるソケットコンタクト挿入部8と、ピンコンタクト4が挿入されるピンコンタクト挿入部8とを備えている。ピンコンタクト挿入部8には、水平方向に伸びてハウジング1の側方に連通する開口部8aが形成されている。この開口部8aはハウジング1の側方から連続して下方にも連通していて、ハウジング1の底部1cと側部1dが開口されている。
【選択図】図1
Description
ケーブルコネクタには、電気部品,電気装置あるいは電子機器の実装形態や、配線ルーティングによって、任意のピンヘッダーを選択されている。
例えば、図7に示すようなピン13aが直線状のストレートピンヘッダー13を使用することで、ハウジング12をストレートピンヘッダー13の上方から装着することができ、また、図8に示すようなピン14aが所定の角度で曲がったアングルピンヘッダー14を使用することでハウジング12をアングルピンヘッダー14の側方から装着することができる。
また、特許文献1には、一つの方向に突出する出力端子(ピン)とその方向に直交する方向に突出する出力端子とを備えるコネクタ(ピンヘッダー)が開示されている。
また、特許文献1によるピンヘッダーでは、装着されているケーブルコネクタの装着方向を変更する場合には、ケーブルを一方のピンからそのピンに直交する方向のピンに付け替える作業が必要となり、容易に行うことができなかった。また、2方向のピンを備えるため、使用されないピンが生じることになり不経済である。
図1に示すように、本実施の形態によるケーブルコネクタの実装構造では、ピンヘッダー3から突出するピンコンタクト4とケーブル5に装着されたソケットコンタクト2とがピンヘッダー3の上部に配設されるハウジング1に形成された勘合口(貫通部)1aに両側から挿入されて電気的に接続されている。本実施の形態では、図における矢印Aの方向を上下方向または鉛直方向とし、これに直交する方向を水平方向として以下説明する。
ピンコンタクト挿入部8には、水平方向に伸びてハウジング1の側方に連通する開口部8aが形成されている。この開口部8aはハウジング1の側方から連続して下方にも連通していて、ハウジング1の底部1cと側部1dが開口されている。
湾曲部3bはハウジング1の底部1cの半円筒面と同じまたは略同じ半径の円弧状に形成されており、下側に凹に湾曲している。
ピンコンタクト4には、両面にそれぞれ第一の凹部4aおよび第二の凹部4bが形成されている。この第一の凹部4a、第二の凹部4bのいずれかに、ソケットコンタクト2の突起部2aが挿入される。
また、図2および図3に示す向き配設されたハウジング1を90°回転させ、図4および図5に示すように、ピンコンタクト挿入部8の開口部8a(図5参照)が下側となる向きでピンヘッダー3の上面に配設することもできる。
ここで、ハウジング1は、図2および図3のように配設された状態を鉛直状態とし、図4および図5のように配設された状態を水平状態として以下説明する。
ハウジング1は、底部1cの一部がピンヘッダー3の湾曲部3bと接している。
このとき、図6に示すように、ソケットコンタクト2はピンコンタクト4を挟持しており、突起部2aは第一の凹部4aに挿入されている。第一の凹部4aに突起部2aが挿入されると、ソケットコンタクト2とピンコンタクト4とは、ロックされた状態となり相対的に変位することが抑制される。
ハウジング1は、鉛直状態において下側に位置していた底部1cが側方に位置し、この底部1cの一部がピンヘッダー3の湾曲部3bと接し、側部1dがピンヘッダー3の平板部3aと接している。
ている。
このとき、ソケットコンタクト2はピンコンタクト4を挟持しており、突起部2aは第二の凹部4bに挿入されている。第二の凹部4bに突起部2aが挿入された場合も同様にソケットコンタクト2とピンコンタクト4とは相対的に変位することが抑制される。
図2および図3に示す鉛直状態のハウジング1を仮想回転軸6を中心として矢印Dの方向に90°回転させる。このときハウジング1の底部1cはピンヘッダー3の湾曲部3bに沿って回転する。
ハウジング1の底部1cとピンヘッダー3の湾曲部3bとは接触していて、互いに回転可能な同じまたは略同じ半径の円弧状に形成されていることにより、ピンヘッダー3上でハウジング1の回転が行い易い。
そして、図4および図5に示すように、水平状態となったハウジング1は、側部1dがピンヘッダー3の上面に接し、開口部8a(図5参照)が下部側となる。ピンコンタクト4は、開口部8aからピンコンタクト挿入部8に挿入されソケットコンタクト2と接続される。
そして、突起部2aおよび第一、第二の凹部4a、4bを仮想回転軸6上に設けないことにより、ソケットコンタクト2とピンコンタクト4とが接続された状態で矢印Dの方向に互いに回転することを防ぐことができる。
水平状態のハウジング1を鉛直状態にする場合には、矢印Dと逆方向に回転させることで鉛直状態とすることができる。
図2および図3に示すように、ハウジング1が鉛直状態となるように実装する場合には、まず、ソケットコンタクト挿入部7にソケットコンタクト2を挿入する。
そして、ハウジング1を底部1cが下側となる向きでピンヘッダー3の上部に配設し、ピンコンタクト挿入部8にハウジング1の底部1c側からピンコンタクト4を挿入させ、ソケットコンタクト2がピンコンタクト4を挟持する状態とする。
このとき、ソケットコンタクト2の突起部2aをピンコンタクト4の第一の凹部4aに挿入させて、ソケットコンタクト2とピンコンタクト4とを電気的に接続させる。また、ハウジング1の底部1cの一部をピンヘッダー3の湾曲部3bに接触させる。
そして、ハウジング1を側部1dが下側となる向きでピンヘッダー3の上部に配設し、ピンコンタクト挿入部8に開口部8aからピンコンタクト4を挿入させ、ソケットコンタクト2がピンコンタクト4を挟持する状態とする。
このとき、ソケットコンタクト2の突起部2aをピンコンタクト4の第二の凹部4bに挿入させて、ソケットコンタクト2とピンコンタクト4とを電気的に接続させる。また、ハウジング1の底部1cの一部をピンヘッダー3の湾曲部3bに接触させ、ハウジング1の側部1dをピンヘッダー3の平板部3aに接触させる。
また、ソケットコンタクト2に突起部2aが設けられていると共に、ピンコンタクト4に第一および第二の凹部4a、4bが設けられていて、ハウジング1が水平状態および鉛直状態の各状態の場合に、突起部2aが第一の凹部4aまたは第二の凹部4bに択一的にはめ込まれることにより、ソケットコンタクト2とピンコンタクト4とを確実に電気的に接続できると共に、ソケットコンタクト2とピンコンタクト4とがロックされ互いに変位しにくい構造とすることができる。
例えば、上述した実施の形態では、ソケットコンタクト2に突起部2aが設けられて、ピンコンタクト4に第一及び第二の凹部4a、4bが設けられているが、突起部2aを備えないソケットコンタクトと、第一および第二の凹部4a、4bを備えないピンコンタクトとを接続する構成としてもよい。
また、例えば、ピンコンタクト4に第一及び第二の凹部4a、4bに代わって第一及び第二の孔部を設けて、突起部2aがこの第一および第二の孔部に択一的に挿入される構成としてもよい。
また、例えば、突起部2aを仮想回転軸6上に形成し、第一及び第二の凹部4a、4bが同一の凹部となるようにしてもよい。
また、例えば、ピンコンタクト4に3以上の凹部を設けて、突起部2aをこれらの凹部に択一的に挿入し、3以上の方向からソケットコンタクト2を接続できる構成としてもよい。
1a 勘合口(貫通部)
1c 底部
2 ソケットコンタクト
2a 突起部
3 ピンヘッダー
4 ピンコンタクト
4a 第一の凹部
4b 第二の凹部
5 ケーブル
8 ピンコンタクト挿入部
8a 開口部
Claims (4)
- ピンヘッダーから突出するピンコンタクトとケーブルに装着されたソケットコンタクトとが前記ピンヘッダーの上部に配設されるハウジングに形成された貫通部に両側から挿入されて接続されるケーブルコネクタの実装構造であって、
前記貫通部は前記ピンコンタクトが挿入されるピンコンタクト挿入部を備え、前記ピンコンタクト挿入部は、互いに直交する2方向に連続する空間であって前記ハウジングの外部に連通しており、前記ピンコンタクトは前記2方向間のいずれの方向からでも前記ハウジングに挿入可能であることを特徴とするケーブルコネクタの実装構造。 - 前記ソケットコンタクトは、前記ピンコンタクトを挟持する二枚バネ部材を備えており、前記二枚バネ部材は前記ピンコンタクトとの接触面からバネの変形方向へ突出する突起部を備え、前記ピンコンタクトは前記突起部が択一的に挿入される複数の凹部または孔部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルコネクタの実装構造。
- 前記ハウジングは、前記ピンヘッダーとの接触面が円弧状の凸部に形成されていて、前記ハウジングと前記ピンヘッダーとは前記接触面に沿って互いに回転可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のケーブルコネクタの実装構造。
- 前記ピンヘッダーは、前記ハウジングが接触して回転する円弧状の凹部を備えていることを特徴とする請求項3に記載のケーブルコネクタの実装構造。
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