JP2011048613A - デバッグ仲介装置、デバッグシステム及びそのデバッグ方法 - Google Patents

デバッグ仲介装置、デバッグシステム及びそのデバッグ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】分散するアプリケーション群をメッセージが処理される順番で横断的にデバッグすることができる新しいデバッグ仲介装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つのアプリケーション装置10a,10bに含まれるアプリケーションに対してリモートデバッグを実行するデバッグ装置13からリモートデバッグ接続要求を受信し、アプリケーションを利用するクライアント装置11とアプリケーション装置10a,10bとを接続するサービスバス装置122から、クライアント装置11が送信したメッセージの宛先であるアプリケーション装置10a,10bの識別情報を受信し、リモートデバッグ接続要求を、識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、デバッグ装置13とアプリケーション装置10a,10bの1つとの接続を仲介することを特徴とするデバッグ仲介装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、デバッグ仲介装置、デバッグシステム及びそのデバッグ方法に関する。
一般に、アプリケーション装置(コンピュータ)に含まれるアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」と称する)をデバッグする方法の1つとして、デバッグ対象のアプリケーションを実行するアプリケーション装置にデバッグ作業を実行するデバッグ装置をネットワークを介して接続し、該デバッグ装置を用いて行うリモートデバッグがある(たとえば、特許文献1,2参照)。
また、SOA(Service Oriented Architecture)システムのように、分散環境の各アプリケーション装置上に分散アプリケーションが配置され、個々の分散アプリケーション同士でメッセージの受け渡しを行いながら各分散アプリケーションを順に実行するシステムにおいても、リモートデバッグする方法が知られている(たとえば、非特許文献1参照)。なお、SOAとは、サービス単位にアプリケーションをコンポーネント化し、これらコンポーネント化したアプリケーション(分散アプリケーション)を組み合わせることで、システムを構築可能にしたアーキテクチャである。
特開2000−293498号公報 特開平08−272644号公報
「WebOTX」、[online]、[平成21年8月19日検索]、インターネット<URL:http://www.nec.co.jp/WebOTX/appserver/function/devtool.html>
特許文献1や2に開示されるデバッグ技術は、実行されるアプリケーションの順序が固定的であったり、デバッグ対象であるアプリケーションを直接リモートデバッグするものであって、メッセージの宛先が予め決定されていることを前提としている。そのため、SOAシステムのように、メッセージの宛先が動的に決定されるものに関しては、分散するアプリケーション群をメッセージが処理される順番で横断的にデバッグすることができないという問題点を有している。
一方、非特許文献1には、SOAアプリケーション開発ツールの一例として、図1に示すような、リモートデバッグシステム1が開示されている。
リモートデバッグシステム1の動作例を簡単に説明すると、まず、デバッグ装置は、デバッグ実施者(利用者)の操作を受け付けて、アプリケーションAに対してリモートデバッグ接続を行う。次いで、クライアント装置は、プロセスエンジン装置にアプリケーションを利用するためのメッセージを送信する。そして、プロセスエンジン装置からサービスバス装置経由でアプリケーションAへメッセージが送達された時点でアプリケーションAのデバッグが開始される。アプリケーションAのデバッグが終了した後、デバッグ装置は、利用者の操作を受け付けて、アプリケーションBへリモートデバッグ接続を切り替える。アプリケーションAと同様に、アプリケーションBへメッセージが送達された時点でアプリケーションBのデバッグを開始する。
そのため、上記リモートデバッグシステム1では、分散するアプリケーション群をメッセージの処理順で横断的にデバッグするために、利用者がメッセージの処理順を把握し、かつ、利用者自身の操作によってデバッグ対象となる分散アプリケーションを切り替えなければならない。
しかしながら、SOAシステムのように、分散アプリケーション同士が疎結合で結ばれてメッセージの宛先が動的に決定されたり、デバッグ対象とする分散アプリケーションを実行するアプリケーション装置をクライアント装置からは知ることができない場合など、利用者はメッセージの処理順を把握することができないため、分散するアプリケーション群をメッセージが処理される順番で横断的にデバッグすることはできないという問題点を有している。また同時に、SOAシステムのように、複数のメッセージが並列で処理される中で、ある特定のメッセージに着目したデバッグも困難であるという問題点も有している。
したがって、本発明は、上記問題点を解決し、分散するアプリケーション群をメッセージが処理される順番で横断的にデバッグすることができる新しいデバッグ仲介装置、デバッグシステム及びそのデバッグ方法を提供する。
本発明によるデバッグ仲介装置は、少なくとも1つのアプリケーション装置に含まれるアプリケーションに対してリモートデバッグを実行するデバッグ装置からリモートデバッグ接続要求を受信し、前記アプリケーションを利用するクライアント装置と前記アプリケーション装置とを接続するサービスバス装置から、前記クライアント装置が送信したメッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を受信し、前記リモートデバッグ接続要求を、前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、前記デバッグ装置と前記識別情報で特定されるアプリケーション装置との接続を仲介する。
本発明によるデバッグシステムは、アプリケーションを実行する少なくとも1つのアプリケーション装置と、該アプリケーションを利用するクライアント装置と、前記アプリケーション装置と前記クライアント装置とを接続するサービスバス装置と、前記アプリケーションのリモートデバッグを実行するデバッグ装置を含むデバッグシステムであって、前記デバッグ装置と前記アプリケーション装置の1つとを接続するデバッグ仲介装置を含み、前記デバッグ装置は、前記デバッグ仲介装置に対してリモートデバッグ接続要求を送信し、前記クライアント装置は、アプリケーションを利用するためのメッセージを前記サービスバス装置に向けて送信し、前記サービスバス装置は、前記メッセージを受信すると、該メッセージに応じたアプリケーションを実行するアプリケーション装置に向けてメッセージを送信するとともに、該メッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を前記デバッグ仲介装置に送信し、前記デバッグ仲介装置は、前記識別情報を受信すると、前記リモートデバッグ接続要求を前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、前記デバッグ装置と前記識別情報で特定されるアプリケーション装置との接続を仲介する。
本発明によるデバッグ方法は、前記アプリケーションのリモートデバッグを実行するデバッグ装置が、該デバッグ装置と前記アプリケーション装置の1つとを接続するデバッグ仲介装置に対してリモートデバッグ接続要求を送信する段階と、前記アプリケーションを利用するクライアント装置が、アプリケーションを利用するためのメッセージを前記クライアント装置と前記アプリケーション装置とを接続するサービスバス装置に向けて送信する段階と、前記サービスバス装置が、前記メッセージを受信すると、該受信したメッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を前記デバッグ仲介装置に送信する段階と、前記デバッグ仲介装置が、前記識別情報を受信すると、前記リモートデバッグ接続要求を前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、前記デバッグ装置と前記識別情報で特定されるアプリケーション装置との接続を確立する段階と、を含む。
以上のように構成された本発明によれば、デバッグ装置からアプリケーションを実行するアプリケーション装置へのリモートデバッグ接続を、該アプリケーションを利用するクライアント装置から送信されるメッセージに追従させることで、分散するアプリケーション群をメッセージが処理される順番で横断的にデバッグすることができる。
非特許文献1に記載のリモートデバッグシステム1の概略構成図を示す。 本実施形態のデバッグシステム100の概略構成を例示する図である。 本実施形態のデバッグシステム100を構成する各装置のハードウウェア構成を示す概略図である。 デバッグフラグを付与したメッセージの一例を示す。 本実施形態に係るデバッグシステム100におけるデバッグ方法を実行する処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例のデバッグシステム200の概略構成を例示する図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の本実施形態では、SOAシステムを用いる場合を例にとって説明する。
図2は、本実施形態のデバッグシステム100の概略構成を例示する図である。
デバッグシステム100は、図2に示すとおり、アプリケーション装置(コンピュータ)10と、クライアント装置11と、SOAシステム12と、デバッグ装置13とを含んで構成され、各装置およびSOAシステムは通信ネットワーク(たとえば、Layer3スイッチおよびLANケーブルなど)を介して相互に通信可能に接続されている。なお、アプリケーション装置10、クライアント装置11、SOAシステム12に含まれる各装置、およびデバッグ装置13は、ハードウェアとして、図3に示すように、たとえば、CPU、CPUにバス結合されたROM、RAM、記憶部、入力部、表示部、および入出力インタフェースなど、通常のコンピュータ装置と同様のハードウェアを備える。これら各装置は、物理的には、専用化したシステム、あるいは汎用の情報処理装置のいずれであってもよい。たとえば、一般的な構成の情報処理装置において、本発明のデバッグ方法における各処理を規定したソフトウェアを起動することにより、デバッグシステム100を実現することもできる。
アプリケーション装置10a,10bは、分散アプリケーションの実行環境である外部システムである。アプリケーション装置10a,10bは、リモートデバッグ待ち受けソフトウェア(以下、「リモートデバッグ待ち受け」と称する)101a,101b、および分散アプリケーションソフトウェア(以下、「分散アプリケーション」と称する)102a,102bの各ソフトウェア(プログラム)を有して構成される装置である。なお、アプリケーション装置10a,10bにおいて、上記各ソフトウェアは、たとえば、ROMまたはHDDなどの記憶媒体に記憶され、該記憶されたソフトウェアをCPUによって実行される。アプリケーション装置10a,10b自体は、原則として、従来のアプリケーション装置と同様の機能を有することができるので、その詳細な説明は省略する。
リモートデバッグ待ち受け101a,101bは、後述するように、デバッグ装置13からデバッグ仲介装置123を介してリモートデバッグ接続要求を受信すると、分散アプリケーション102a,102bをデバッグし、デバッグ結果をデバッグ装置13に返却するプログラムにより構築される。
分散アプリケーション102a,102bは、SOAシステム上のアプリケーションの処理機能を分割したブログラムにより構築される。分散アプリケーション102a,102bは、個々の分散アプリケーション同士でメッセージの受け渡しを行いながらその分割された処理機能を実行する。
クライアント装置11は、SOAシステム上のアプリケーションを利用するためのコンピュータであって、所望のアプリケーションを利用するためのメッセージをSOAシステム12に送信し、SOAシステム12を介して、アプリケーション装置10a,10bの分散アプリケーションを利用する装置である。クライアント装置11は、アプリケーションを利用するためのメッセージにデバッグフラグを付与し、該デバッグフラグを付与したメッセージをSOAシステム12のプロセスエンジン装置121に対して送信することができる。デバッグフラグは、特定のメッセージに着目し、そのメッセージにより利用されるアプリケーションのリモートデバッグを実行するためのフラグである。図4に、デバッグフラグを付与したメッセージの一例を示す。なお、クライアント装置11は、メッセージにデバッグフラグを付与する点以外は、原則として、従来のSOAシステムを利用するクライアント装置と同様の構成および機能とすることができるので、ここではその詳細な説明は省略する。
SOAシステム12は、クライアント装置11とアプリケーション装置10との間を仲介するシステムであって、プロセスエンジン装置121と、サービスバス装置122と、デバッグ仲介装置123とを含んでなる。
プロセスエンジン装置121は、クライアント装置11からのメッセージを受信して、該メッセージに応じて呼び出すべき分散アプリケーションを選択し、該選択した分散アプリケーションに向けてサービスバス装置122経由でメッセージを送信する。なお、SOAシステム12で構築された分散アプリケーションは、プロセスエンジン装置121によって分散アプリケーション102a(102b)を単体で呼び出す構成となっている。たとえば、図2に示すように、分散アプリケーションAを呼び出した後、分散アプリケーションBを呼び出すように選択することができる。なお、分散アプリケーションを呼び出す順序は、アプリケーションの内容に応じて変わる場合があり、たとえば、分散アプリケーションBを読み出した後、分散アプリケーションAを呼び出す場合もありうる。プロセスエンジン121自体は、原則として、従来のプロセスエンジン装置と同様の機能を有することができるので、その詳細な説明は省略する。
サービスバス装置122は、プロセスエンジン装置121において選択された分散アプリケーションを実行するアプリケーション装置10a(10b)に向けてメッセージを送信する。また、サービスバス装置122は、プロセスエンジン装置121から送信されてきたメッセージにデバッグフラグが付与されているか否かを判断し、メッセージにデバッグフラグが付与されていると判断した場合、該メッセージの宛先であるアプリケーション装置10a(10b)の識別情報をデバッグ仲介装置123のコントローラ1232に送信する。また、サービスバス装置122は、アプリケーション装置10a(10b)からメッセージが返却され、該返却されたメッセージ(返却メッセージ)を受信すると、該返却メッセージの受信情報をデバッグ仲介装置123のコントローラ1232に送信する。ここで、識別情報は、アプリケーション装置ごとに対応付けた識別番号であって、たとえば、アプリケーション装置ごとに固有のネットワークアドレスを用いることができる。
デバッグ仲介装置123は、デバッグ装置13とアプリケーション装置10a(10b)との間を仲介し、分散アプリケーションを実行するアプリケーション装置に対するリモートデバッグ接続を、SOAシステム12上のメッセージの配送に追従して切り替える装置である。
デバッグ仲介装置123は、接続先切り替えモジュール1231と、コントローラ1232と、デバッグアドレス蓄積装置1233とを含んでなる。
接続先切り替えモジュール1231は、デバッグ装置13からデバッグ接続要求を受信し、該受信したリモートデバッグ接続要求をコントローラ1232から通知されたリモートデバッグ待受け用アドレスに送信し、デバッグ装置13と識別情報によって特定されるアプリケーション装置10a(10b)との接続を仲介する機能を有する。また、接続先切り替えモジュール1231は、デバッグ装置13とアプリケーション装置10a(10b)との接続時に、コントローラ1232から上記接続を切断する旨の信号が通知されると、上記接続を切断する機能を有する。
コントローラ1232は、サービスバス装置122から通知されたアプリケーション装置10a(10b)の識別情報を受信すると、該識別情報に対応するリモートデバッグ待ち受け101a(101b)のアドレスをデバッグアドレス蓄積装置1233から参照して取得する。該取得したリモートデバッグ待ち受け101a(101b)のアドレスを接続先切り替えモジュール1231に通知する。また、コントローラ1232は、デバッグ装置13とアプリケーション装置10a(10b)の1つとの接続時に、サービスバス装置122から返却メッセージの受信情報を受信すると、デバッグ装置13とアプリケーション装置10a(10b)の1つとの接続を切断する旨の信号を接続先切り替えモジュール1231に通知する。
デバッグアドレス蓄積装置1233は、分散環境上に存在するアプリケーション装置10a(10b)の識別情報と、そのアプリケーション装置10a(10b)のリモートデバッグ待ち受け101a(101b)とが予め対応づけて記憶されたデータベースである。
デバッグ装置13は、分散アプリケーションをリモートデバッグするための操作端末であって、SOAシステム12のデバッグ仲介装置123に対してリモートデバッグ接続要求を送信し、デバッグ結果を受信することができる。なお、デバッグ装置13は、リモートデバッグ接続要求の送信先のアドレスを、デバッグ仲介装置123の宛先アドレスに固定して送信する以外は、原則として、一般的なデバッグ装置と同様の機能および構成を有することができるので、その詳細な説明は省略する。
以下、図5に示すフローチャートを参照して、デバッグシステム100を用いて実施される本実施形態のデバッグ方法を説明する。以下の処理では、プロセスエンジン装置121において分散アプリケーションA、分散アプリケーションBと順に各分散アプリケーションが呼び出される場合に、分散アプリケーションA,Bをリモートデバッグする例を説明する。なお、各処理は、処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
まず、デバッグ装置13が、デバッグ仲介装置123に対してリモートデバッグ接続要求を送信する(ステップS100)。デバッグ装置13は、リモートデバッグ接続要求の送信先のアドレスを、デバッグ仲介装置123の宛先アドレスとすることができる。
次いで、クライアント装置11が、アプリケーションを利用するためのメッセージにデバッグフラグを付与し、該デバッグフラグを付与したメッセージをプロセスエンジン装置121に対して送信する(ステップS101)。
次いで、プロセスエンジン装置121は、サービスバス装置122経由で分散アプリケーションAを有するアプリケーション装置10aにメッセージを送信する(ステップS102)。すなわち、プロセスエンジン装置121は、クライアント装置から受信したメッセージから、分散アプリケーションAおよび分散アプリケーションBを順に呼び出すものと判断し、まず、サービスバス装置122経由で分散アプリケーションAを有するアプリケーション装置10aにメッセージを送信する。
サービスバス装置122が、プロセスエンジン装置121から送信されたメッセージにデバッグフラグが付与されていると判断した場合(ステップS103:Yes)、メッセージの宛先であるアプリケーション装置10aの識別情報をデバッグ仲介装置123内のコントローラ1232に通知する(ステップS104)。同時に、プロセスエンジン装置121において選択された分散アプリケーションを実行するアプリケーション装置10aのネットワークアドレスに向けてメッセージを送信する。なお、メッセージにデバッグフラグが付与されていないと判断した場合(ステップS103:No)、リモートデバッグは行われず、サービスバス装置122は、プロセスエンジン装置121において選択された分散アプリケーションを実行するアプリケーション装置10aのネットワークアドレスに向けてメッセージを送信するのみとなる。
次いで、コントローラ1232が、デバッグアドレス蓄積装置1233からアプリケーション装置10aのリモートデバッグ待ち受け101aのアドレスを取得し、そのアドレスを接続切り替えモジュール1231へ通知する(ステップS105)。
次いで、接続先切り替えモジュール1231が、デバッグ装置13からのリモートデバッグ接続要求をリモートデバッグ待ち受け101aへフォワード(転送)し、デバッグ装置13とアプリケーション装置10aとの接続を確立する(ステップS106)。接続が確立されることによって、アプリケーション装置10aは、アプリケーションAのデバッグを実行し、そのデバッグ結果をデバッグ仲介装置121を介してデバッグ装置13に向けて送信する。
次いで、サービスバス装置122が、アプリケーション装置10aからメッセージが返却され、該返却されたメッセージ(返却メッセージ)を受信すると、該返却メッセージの受信情報をデバッグ仲介装置123のコントローラ1232に送信する(ステップS107)。コントローラ1232は、デバッグ装置13とアプリケーション装置10aとの接続時に、サービスバス装置122から返却メッセージの受信情報を受信すると、デバッグ装置13とアプリケーション装置10aとの接続を切断する旨の信号を接続先切り替えモジュール1231に通知し、接続先切り替えモジュール1231が、デバッグ装置13とアプリケーション装置10aとの接続を切断する(ステップS108)。
次いで、プロセスエンジン装置121が、次に呼び出す分散アプリケーションが有る場合(ステップS109:Yes)、ステップS102の処理に戻る。すなわち、プロセスエンジン装置121は、分散アプリケーションAに次いで、分散アプリケーションBを呼び出すため、上記ステップS102の処理に戻り、アプリケーション装置10aと同様に、アプリケーション装置10bにおいて、分散アプリケーションBのデバッグする処理が繰り返される。なお、次に呼び出す分散アプリケーションが無い場合(ステップS109:No)、本フロー処理は終了する。
本実施形態のデバッグシステム100によれば、分散アプリケーションのデバッグをメッセージが処理される順番に順序立てて行うことができる。その理由は、一般のSOAシステム上の分散アプリケーションでは、メッセージを処理するタイミングや内容によってメッセージの処理順が異なるため、デバッグ実施者はメッセージ処理の順序でリモートデバッグを実施することは困難であったが、本発明は、デバッグ装置からアプリケーションを実行するアプリケーション装置へのリモートデバッグ接続を、該アプリケーションを利用するクライアント装置から送信されるメッセージに追従させて行うことができるからである。
また、本実施形態によれば、疎結合で動作するSOAシステムのプログラムを横断的にデバッグすることができる。すなわち、疎結合で動作するプログラムは、通常、メッセージの宛先が動的に決定されることと、特にSOAシステムではサービスバス装置が仲介するので、アプリケーションクライアントからはデバッグするべきプログラムを知ることができないが、本実施形態のSOAシステムは、メッセージと同時にリモートデバッグも仲介することでこの問題を解決し、動的に配信されたメッセージの宛先を気にすることなくプログラムをデバッグすることが可能である。
さらに、デバッグ実施者が、SOAシステムが公開する1つのリモートデバッグ用のアドレス、たとえばデバッグ仲介装置の宛先アドレスで分散アプリケーションのリモートデバッグを行うことができる。分散アプリケーションは、通常、複数のアプリケーション装置(サーバ)それぞれで動作するため、デバッグ実施者がリモートデバッグ用のアドレスを切り替えながらデバッグを行わなければならないが、本実施形態のデバッグ仲介装置を用いることにより、その手間がなくなる。
さらに、クライアント装置においてアプリケーションを利用するメッセージにデバッグフラグを付与し、サービスバス装置がデバッグフラグが付与されたメッセージを受信した場合にのみ、メッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報をデバッグ仲介装置が受信することで、特定のメッセージのみに着目したリモートデバッグを行うことができる。
<変形例>
以上のように本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲に表現された思想および範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、および省略が当業者によって可能である。
たとえば、上記実施形態では、SOAシステムを前提に説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、SOAシステム以外に、単に、プロセスエンジン装置を用いずに、サービスバス装置を利用する場合においても適用可能である。図6は、本実施形態の変形例であるデバッグシステム200を示す。デバッグシステム200は、プロセスエンジン装置121の機能を除き、また、クライアント装置11'が利用するアプリケーションを予め指定してサービスバス装置122にメッセージを送信する必要がある以外は、上記実施形態のデバッグシステム100と同様の構成および機能とすることができるので、その詳細な機能および構成の説明は省略する。
また、上記実施形態では、アプリケーション装置を2つの場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られず、アプリケーション装置は少なくとも1つ以上とすることができ、たとえば、アプリケーション装置の数を1つ、3つとその数を適宜変更することができることはもちろんである。なお、アプリケーション装置の数が1つであっても、クライアント装置からデバッグ対象とするアプリケーションを知ることができないときに、該アプリケーションをデバッグすることができる点で本発明は有効である。
さらに、上記実施形態では、クライアント装置においてデバッグフラグを付与した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、デバッグフラグを付与しない構成とすることもできる。たとえば、サービスバス装置がクライアント装置からメッセージを受信すれば、該メッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を常にデバッグ仲介装置に送信し、アプリケーションのリモートデバッグを行うこともできる。
本発明によれば、SOAシステムの開発時に適用することができる。また、SOAシステム運用時において発生した障害の解析時にも適用することができる。
10a,10b アプリケーション装置、
11 クライアント装置、
12 SOAシステム、
13 デバッグ装置、
101a,101b リモートデバッグ待ち受け、
101b,102b アプリケーションA,B、
121 プロセスエンジン装置、
122 サービスバス装置、
123 デバッグ仲介装置、
1231 接続先切り替えモジュール、
1232 コントローラ、
1233 デバッグアドレス蓄積装置。

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのアプリケーション装置に含まれるアプリケーションに対してリモートデバッグを実行するデバッグ装置からリモートデバッグ接続要求を受信し、
    前記アプリケーションを利用するクライアント装置と前記アプリケーション装置とを接続するサービスバス装置から、前記クライアント装置が送信したメッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を受信し、
    前記リモートデバッグ接続要求を、前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、前記デバッグ装置と前記識別情報で特定されるアプリケーション装置との接続を仲介することを特徴とするデバッグ仲介装置。
  2. 前記アプリケーション装置から前記サービスバス装置にメッセージが返却された場合、前記接続を切断することを特徴とする請求項1に記載のデバッグ仲介装置。
  3. 前記クライアント装置が送信したメッセージにデバッグフラグが付与されている場合に、前記リモートデバッグ接続要求を、前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデバッグ仲介装置。
  4. アプリケーションを実行する少なくとも1つのアプリケーション装置と、該アプリケーションを利用するクライアント装置と、前記アプリケーション装置と前記クライアント装置とを接続するサービスバス装置と、前記アプリケーションのリモートデバッグを実行するデバッグ装置を含むデバッグシステムであって、
    前記デバッグ装置と前記アプリケーション装置の1つとを接続するデバッグ仲介装置を含み、
    前記デバッグ装置は、前記デバッグ仲介装置に対してリモートデバッグ接続要求を送信し、
    前記クライアント装置は、アプリケーションを利用するためのメッセージを前記サービスバス装置に向けて送信し、
    前記サービスバス装置は、前記メッセージを受信すると、該メッセージに応じたアプリケーションを実行するアプリケーション装置に向けてメッセージを送信するとともに、該メッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を前記デバッグ仲介装置に送信し、
    前記デバッグ仲介装置は、前記識別情報を受信すると、前記リモートデバッグ接続要求を前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、前記デバッグ装置と前記識別情報で特定されるアプリケーション装置との接続を仲介することを特徴とするデバッグシステム。
  5. 前記クライアント装置と前記サービスバス装置との間を仲介し、前記クライアント装置から送信された前記メッセージに応じて、前記クライアント装置が利用するアプリケーションを選択するプロセスエンジン装置をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のデバッグシステム。
  6. 少なくとも1つのアプリケーション装置に含まれるアプリケーションをリモートデバッグするデバッグ方法であって、
    前記アプリケーションのリモートデバッグを実行するデバッグ装置が、該デバッグ装置と前記アプリケーション装置の1つとを接続するデバッグ仲介装置に対してリモートデバッグ接続要求を送信する段階と、
    前記アプリケーションを利用するクライアント装置が、アプリケーションを利用するためのメッセージを前記クライアント装置と前記アプリケーション装置とを接続するサービスバス装置に向けて送信する段階と、
    前記サービスバス装置が、前記メッセージを受信すると、該受信したメッセージの宛先であるアプリケーション装置の識別情報を前記デバッグ仲介装置に送信する段階と、
    前記デバッグ仲介装置が、前記識別情報を受信すると、前記リモートデバッグ接続要求を前記識別情報で特定されるアプリケーション装置へ送信し、前記デバッグ装置と前記識別情報で特定されるアプリケーション装置との接続を確立する段階と、
    を含むデバッグ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018079440A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 日本電気株式会社 チェイン構築装置、試験装置、試験システム、方法および記録媒体

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