JP2011047822A - 製剤の溶出試験用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成の溶出試験用容器を提案するものである。
【解決手段】容器本体2の円筒部2Aに、透明な円環状シート部材でなる発熱部3を取りはずし自在に巻付け保持するようにしたことにより、必要に応じて容器本体2を残して発熱部3を交換できることによって容器本体2を効率良く利用することができ、また、上側領域及び下側領域間に観察窓4Cを設けたことにより容器本体2の内部における製剤の溶出経過を外部から簡便に観察できる。
【選択図】図1

Description

本発明は製剤の溶出試験用容器に関し、特に恒温浴槽を持たない溶出試験装置に適用して好適なものである。
口経製剤について、日本薬局方において溶出試験方法が規定されており、この溶出試験方法に適用できる溶出試験装置として、溶出容器を加熱するための浴槽を持たない構成のものが、従来から提案されている(特許文献1及び2参照)。
この手法の溶出試験装置は、溶出容器の周囲に円筒状の加熱手段を設けることにより、恒温水槽の掃除等のメンテナンスを不要とすると共に、溶出試験を開始までの準備操作として恒温水槽内の加熱用水を恒温温度にまで加熱するに要する時間を不要にでき、さらに恒温水槽内の恒温水の環流に必要なモータ等の振動発生源を除去することにより溶出条件の改善を行える、といった利点がある。
特許第2955365号公報 特許第3863877号公報
ところで、この溶出試験は、試料である製剤が身体に入って行く経過を確認するといった製剤についての最後の試験であるから、溶出容器内の溶出水の温度を安定に体温近傍の基準の溶出試験温度37[℃]近傍の溶出試験温度37±0.5[℃]に安定に制御しながら、試験の溶出変化状態を溶出容器の外側から、できる限り支障なくかつ分りやすく観察できることが望ましい。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、かかる要求を簡便に充足することができるようにした製剤の溶出試験用容器を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、円筒部2Aと、円筒部2Aの下端に連接するドーム状底部2Bと、円筒部2Aの上端縁から放射状に外方に突出する円環状鍔部2Cとを有する透明な容器本体2と、円筒部2Aの外周面に取りはずし自在に巻き付け保持された透明な円環状シート部材4Aでなる発熱部3とを有し、円環状シート部材4Aは、透明な、発熱材料でなり、上側領域及び下側領域に、容器本体2の円筒部2Aの外周面に沿って延長する上側給電帯4B1及び下側給電帯4B2を配設すると共に、上側領域及び下側領域間に観察窓4Cを形成する発熱シート部材を有する。
本発明によれば、容器本体の円筒部に、上側領域及び下側領域間に観察窓を設けた透明な円環状シート部材でなる発熱部を取りはずし自在に巻付け保持するようにしたことにより、容器本体の内部における製剤の溶出経過を外部から簡便に観察できると共に、必要に応じて発熱部を容器本体から取りはずして交換できることによって、容器本体を効率良く利用することができる。
本発明による溶出試験用容器の一実施の形態を示す斜視図である。 図1の発熱部の説明に供する略線的斜視図である。 図1の加熱制御ブロックの詳細構成を示す略線的電気接続図である。 図3のシステム制御ユニットによる通電位相制御素子の加熱制御動作の説明に供する信号波形図である。 水温検出器の設置の仕方の説明に供する略線的断面図である。 図1の溶出試験用容器を6個用いた溶出試験装置を示す斜視図である。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
図1において、1は全体として溶出試験用容器を示し、日本薬局方で規定されているガラス又は透明で科学的に不活性な材質の材料でなる容器本体2が、円筒部2Aの下端面を半球状ドーム形状の底部2Bで閉塞すると共に、円筒部2Aの上端面の周縁に円環状の鍔部2Cを放射状に外方に突出させるように形成した構成を有する。
容器本体2の円筒部2Aの外周面にはその全周に亘って帯状の発熱部3が巻き付けられている。
発熱部3は、図2(A)に示すように、透明で、かつ円環状に折り曲げられた長方形状の、シート状、透明な、発熱合成樹脂材料でなる発熱シート部材4Aを有し、当該発熱シート部材4Aの上端縁部領域及び下端縁部領域にそれぞれ上側給電帯4B1及び下側給電帯4B2を埋め込んだ構成を有し、これにより発熱シート部材4Aの上側給電帯4B1及び下側給電帯4B2間の透明なシート材部分でなる中間領域に発熱電流を流すことにより当該中間領域が面発熱するようになされている。
上側給電帯4B1及び下側給電帯4B2はそれぞれ給電線4D1及び4D2を介して容器本体2の外周面の上部位置に設けられた給電端子4E1及び4E2に接続されている。
上側給電帯4B1は発熱シート部材4Aの一端縁の上端部に導出されてクール側の給電線4D1に接続され、また下側給電帯4B2は発熱シート部材4Aの他端縁に沿って下側部から上端部に導出されてホット側の給電線4D2に接続される。
かくして、給電線4D1及び4D2間に供給された加熱電流は、発熱シート部材4Aの上側縁及び下側縁に設けられた上側給電線4B1及び下側給電線4B2を通って発熱シート部材4Aの円環状の長さ方向の各部に分配されて、上側給電線4B1及び下側給電線4B2間の中間面領域に分散されて流れることにより、当該中間面領域を全体として発熱動作させる。
この結果、発熱シート部材4Aは、容器本体2の円筒部2Aの外周面に対する面発熱源としてほぼ均等に加熱できると共に、当該面加熱する中間領域部分が透明であることにより発熱シート部材4Aの外方から容器本体2の内部の製剤の溶出変化を観察するための観察窓4Cを形成する。
この実施の形態の場合、容器本体2の円筒部2Aの外表面に配設された発熱シート部材4Aの外側周囲には、当該発熱シート部材4Aを覆うように、図2(B)に示すように、円筒形状の、透明な、熱収縮性合成樹脂材料でなる圧接シート部材5が設けられている。
この圧接シート部材5は、容器本体2の円筒部2Aに発熱シート部材4Aを巻き付けた状態において、その外側に容器本体2の底部2B側から挿入して、発熱シート部材4A上に重ね合わせられる。
この状態において、圧接シート部材5は、外側から加熱加工され、その結果熱収縮して円周方向に沿う方向に収縮力が生ずることにより発熱シート部材4Aに対して全体的に放射状に内方に向う圧接力を付与する。
かくして発熱シート部材4Aは、圧接シート部材5によって、全体として、容器本体2の円筒部2Aの外表面に巻き付くように、圧接保持される。
この圧接シート部材5としては、株式会社パッキンランドの「テフロン(登録商標)PFA熱収縮チューブ」PKF−200−110Bを適用できる。
給電端子4E1及び4E2は、円筒部2Aの上部外周面に外方から固着された加熱制御ブロック10に対して、図3に示すように、その円筒部2Aと対向する内側面に設けられた接続端子10A1及び10A2に接続される。
加熱制御ブロック10はマイクロコンピュータでなるシステム制御ユニット11を有し、このシステム制御ユニット11から送出される位相制御信号S1によってトライアックでなる通電位相制御素子12の通電角を制御することにより、電源プラグ13によって商用電源コンセントから取り込んだ交流電流を通電位相制御素子12並びに接続端子10A1及び10A2を介して発熱部3の給電端子4E1及び4E2に供給するようになされている。
この実施の形態の場合、電源プラグ13は、アース端子を有する三端子プラグで構成され、これにより交流電圧V0(この実施の形態の場合100[V])の商用電源を取込端子14を介して加熱制御ブロック10内に取り込む。
この商用電源電圧V0は、図4(A)に示すように、電源位相が0[°]及び180[°]の時点t0において周期的にゼロクロスを生じ、このゼロクロスの発生を電源周期検出回路21(図3)が検出してゼロクロス検出パルスPXをゼロクロス検出信号S2としてシステム制御ユニット11に送出する。
この実施の形態の場合、システム制御ユニット11は、水温検出信号S4が基準の溶出試験温度37[℃]より極端に低い常温であることを表しているとき、トリガパルスPXの発生時点においてトライアックでなる通電位相制御素子12トリガ動作させることにより、図4(B)に示すように、商用電源電圧V0の位相0〜180[°]若しくは180〜360[°]の位相範囲で加熱電流I0を発熱部3に供給する。
このとき発熱部3は最大限の熱エネルギーを発生することにより、容器本体2内の溶出水を急速に加熱する。
この結果、溶出水の温度が基準の溶出試験温度37[℃]に近づいて来たとき、システム制御ユニット11は、水温検出信号S4に基づいて、溶出水の温度の上昇に従って、図4(C)、(D)又は(E)に示すように、通電位相制御素子12に対するトリガパルスP1、P2若しくはP3のトリガ位相を遅らせて行くことにより、電流値が次第に小さくなる加熱電流I1、I2若しくはI3を発熱部3に供給する。
このとき発熱部3は発生する熱エネルギーが小さくなって行くことにより、容器本体2内の溶出水の温度の上昇率を少しずつ低下させて行き、やがて基準の溶出試験温度37[℃]に到達させる。
これに対して容器本体2の溶出水の温度が基準の溶出試験温度37[℃]を越える状態になると、システム制御ユニット11は、水温検出信号S4に基づいて、通電位相制御素子12に対するトリガパルスを与えない状態に制御することにより、発熱部3に対して加熱電流を供給させない状態にする。
この結果、容器本体2内の溶出水の温度が基準の溶出試験温度37[℃]を越えたとき、溶出水が加熱されずに自然放熱する状態になることにより温度は基準の溶出試験温度37[℃]以下に低下して、システム制御ユニット11は、図4(B)〜(E)について上述した制御状態に戻る。
かくしてシステム制御ユニット11は、容器本体2内の溶出水の温度を、日本薬局方で規定されている溶出試験温度37±0.5[℃]の範囲で温度制御できるようになされている。
図4(B)、(C)、(D)又は(E)においては、トライアックでなる通電位相制御素子12が、それぞれ電源電圧V0の位相0[°]若しくは180[°]、30[°]若しくは210[°]、90[°]若しくは270[°]、又は150[°]若しくは330[°]でトリガされた場合に、加熱電流I0、I1、I2又はI3を発熱部3の給電端子4E1及び4E2に供給することを例示している。
容器本体2内に入れられた溶出水の温度は、容器本体2の円筒部2Aの内側面に配設された水温検出器25によって検出され、当該水温検出出力S5が水温検出信号線26及び検出出力端子27を順次介して加熱制御ブロック10の温度検出端子28に与えられる。
当該温度検出端子28に与えられた水温検出出力S5はブリッジ入力差動構成のバッファ増幅器29によって増幅されて水温検出信号S4としてシステム制御ユニット11に供給される。
この実施の形態の場合、水温検出器25は、図5(A)に示すように、円筒部2Aの外側面に接着された接着材層25A1及び25A2に固着された取付用永久磁石25B1及び25B2によって、円筒部2Aの内側面において吸着保持される吸着用永久磁石25C上に固着されている。
取付用永久磁石25B1及び25B2は、容器本体2に対する溶出水の注入量に応じて、注入量が900[ml]のときこれに応じて上水位レベルLV2の位置に設けられているのに対して、下水位用の取付用永久磁石25B2は溶出液が500[ml]の場合に対応した下水位レベルLV1の位置に設けられている。
かくして水温検出器25は、容器本体2内に注入された溶出水が高水位であるときユーザが図5(A)に示す上水位レベルLV2の取付用永久磁石25B1に吸着用永久磁石25Cを吸着させることにより高い水位における溶出水の温度を検出できるようにする。
これに対して、容器本体2内の溶出水の水位が低い場合には、図5(B)に示すように、ユーザは、水温検出器25の吸着用永久磁石25Cを、下水位レベルLV1に設けられている取付用永久磁石25B2に吸着させることにより、低水位の溶出水の温度を適正に検出できるようになされている。
この実施の形態の場合、加熱制御ブロック10には液晶で構成された温度表示部30が設けられ、システム制御ユニット11は水温検出信号S4によって検出した容器本体2内の溶出水の温度を表示することにより、ユーザが簡便に確認できるようになされている。
これに加えて、加熱制御ブロック10の表面にはLED素子で構成された加熱動作表示部31が設けられており、溶出試験動作準備時に、容器本体2の溶出水の温度が常温から基準の溶出試験温度37[℃]に加熱しているとき、赤色LEDでなる加熱中表示子31Aを発光させることにより加熱動作中であることをユーザに知らせる。
これに対して容器本体2の溶出水が溶出試験温度37±0.5[℃]の安定状態にあるとき緑色LEDでなる安定中表示子31Bを発光させることにより安定加熱動作状態にあることをユーザに知らせるようになされている。
また、発熱部3の外周面上には、サーミスタでなる空焚検出器35(図1及び図3)が設けられ、その空焚検出出力S6が、検出出力端子36及び温度検出端子37並びにブリッジ入力差動構成のバッファ増幅器38を介して空焚検出信号S7としてシステム制御ユニット11に入力される。
これによりシステム制御ユニット11は容器本体2が異常に高温になったとき、これを空焚と判断して、空焚警報器39から警報音を発生することによりユーザに知らせるようになされていると共に、位相制御信号S1の出力を中断することにより発熱部3の発熱動作を中断させるようになされている。
図3において、22は加熱制御ブロック10内の各部分に直流電源を供給する直流電源である。
以上の構成の溶出試験用容器1は、図6に示すように、溶出試験装置41の取付基板42に取付られる。
溶出試験装置41は、架台43に水平方向に延長するように固着された取付基板42に穿設された6個の取付孔44に、容器本体2の円筒部2Aを、上方から、鍔部2Cが取付基板42に当接させるように挿入保持させ、これにより一回の溶出試験操作において6個の溶出試験用容器1を用いて同時に溶出試験を行い得るようになされている。
溶出試験装置41によって6個の溶出試験用容器1を用いて溶出試験を開始する際に、ユーザは、架台43の案内レール45に沿って溶出試験器本体46を上方に移動させた状態で、取付基板42の取付孔44に装着された溶出試験用容器1に試験用の溶出水を注水する。
この実施の形態の場合、溶出試験用容器1の容器本体には、900[ml]又は500[ml]の溶出水が注水され、その後ユーザは溶出試験器本体46を所定位置にまで下降させることにより、各溶出試験用容器1に上方から撹拌パドル47を挿入させて発熱部3に対する加熱を開始させる。
このとき各溶出試験用容器1の容器本体に設けられた加熱制御ブロック10は、溶出試験器本体46からの指令に基づいて、通電位相制御素子12を用いて、上側給電帯4B1及び下側給電帯4B2に対して通電位相0[°]若しくは180[°]の加熱電流I0(図4(B))を流すことにより、容器本体2内の溶出水を急速に加熱開始し、これにより水温検出器25からの水温検出信号S4に基づいて溶出水の温度が基準の溶出試験温度37±0.5[℃]になるように発熱部3に対する通電電流を位相制御する。
かくして溶出試験装置41に装着された6つの溶出試験用容器1は、容器本体2内の溶出水の温度をそれぞれ基準の溶出試験温度の37±0.5[℃]に制御しながら、撹拌パドル47によって溶出水を撹拌しながら、溶出試験開始時に、溶出試験器本体46から容器本体2に投入される試料製剤を溶出水に溶出して行く。
このとき各溶出試験用容器1における溶出状態の経過は、発熱部3が透明な材料で構成されていることに加えて、上側給電帯4B1及び下側給電帯4B2間に観察窓4Cが設けられていることにより、ユーザが、外側から簡便に、容器本体2内の製剤が破壊から溶出水に溶出して行く溶出経過状態を観察することができる。
当該溶出状態の観察時に、溶出試験器本体46は、各溶出試験用容器1に挿入した採水管48を介して所定の時間間隔で自動的に溶出水を採取することにより、容器本体2内に溶出した製剤の濃度の変化を確認することができる。
かくして1回分の製剤についての溶出試験が終了すると、溶出試験装置41に装着された6個の溶出試験用容器1は取付基板42から取り外されて洗浄された後、次の溶出試験のために再度取付基板42の取付孔44に装着される。
かくして同じ容器本体2を用いて多数の製剤についての溶出試験が繰り返されるが、その間において6個の溶出試験用容器1の1つに発熱部3に関する不具合が発生した場合には、ユーザは当該不具合が発生した溶出試験用容器1について、発熱部3を円筒部2Aから取り外して新しい発熱部3を円筒部2Aに巻き付け直すことにより、容器本体2としては同じものを用いて、溶出試験をすることができる。
この発熱部3の交換は、発熱部3が図2(A)及び(B)に示すように、円環状に折り曲げられた発熱シート部材4Aを容器本体2の円筒部2Aに巻き付け配置した状態で、その周囲を覆うように、熱収縮性の圧接シート部材5を設けることによって、容器本体2の外周面上から取りはずしができるように、発熱部3を円筒部2Aに圧接保持させる構成を有することにより、一旦当該不具合の円環状の発熱部3を例えば上下方向に切り分けるだけの簡易な作業をするだけで、圧接保持状態から容易に取りはずすことができる。
その後、今まで使用していた容器本体2に対して新しい発熱部3を、底部2B側から挿入して加熱加工をするだけで、当該新しい発熱部3を容易かつ安全に円筒部2Aの外側に巻付け設置することができる。
かくするにつき、不具合が発生した発熱部3を装着していた容器本体2をそのまま用いることができることにより、容器本体2の利用効率を格段的に改善できる。
因みに、容器本体2を全体として入れ換えるためには日本薬局方に基づきその都度新たな承認を得る必要があるので、発熱部3を簡易に交換することができなければ、発熱部3の不具合の発生と共にそのとき使用されていた容器本体2も一緒に廃棄しなければならないのに対して、上述の構成によれば不具合が発生した発熱部3だけを交換するだけで、容器本体2を入れ換えないですむ分、利用効率を格段的に改善できる。
なお、上述の実施の形態においては、図1の構成の溶出試験用容器1を、図6の構成の6個の取付孔44を有する溶出試験装置41に取り付けるようにした場合について述べたが、溶出試験用容器1の適用の仕方はこれに限らず、6個以上例えば12個にしたり、6個以下例えば1個にしたりしても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施の形態においては、図2に示すように、発熱シート部材4Aを覆うように熱収縮性合成樹脂材料でなる圧接シート部材5を設けて加熱加工をすることにより、発熱部3を容器本体2の円筒部2Aに圧接保持させるようにしたが、発熱部3の構成はこれに限らず、要は、円筒部2Aの周囲に設けた発熱部3が、全体として、円周方向に沿う方向に収縮力を有することにより円筒部2Aに圧接保持できる円環状シート部材の構成を有するものであれば良い。
さらに、上述の実施の形態においては、日本薬局方の規定に基づいて溶出試験用容器1を構成したが、その他の薬局方、例えば米国薬局方の規定に基づいて構成するようにしても良い。
薬局方に基づく錠剤の溶出試験に利用できる。
1……溶出試験用容器、2……容器本体、2A……円筒部、2B……底部、2C……鍔部、3……発熱部、4A……発熱シート部材、4B1、4B2……上側、下側給電帯、4C……観察窓、4D1、4D2……給電線、4E1、4E2……給電端子、5……圧接シート部材、10……加熱制御ブロック、11……システム制御ユニット、12……通電位相制御素子、13……電源プラグ、14……取込端子、21……電源周期検出回路、22……直流電源、25……水温検出器、25A1、25A2……接着材層、25B1、25B2……取付用永久磁石、25C……吸着用永久磁石、26……水温検出信号線、27……検出出力端子、28……温度検出端子、29……バッファ増幅器、30……温度表示部、31……加熱動作表示部、35……空焚検出器、39……空焚警報器、41……溶出試験装置、42……取付基板、43……架台、44……取付孔、45……案内レール、46……溶出試験器本体、47……撹拌パドル、48……採水管。

Claims (3)

  1. 円筒部と、上記円筒部の下端に連接するドーム状底部と、上記円筒部の上端縁から放射状に外方に突出する円環状鍔部とを有する透明な容器本体と、
    上記円筒部の外周面に取りはずし自在に巻き付け保持された透明な円環状シート部材でなる発熱部と
    を有し、
    上記円環状シート部材は、透明な、発熱材料でなり、上側領域及び下側領域に、上記容器本体の上記円筒部の外周面に沿って延長する上側給電帯及び下側給電帯を配設すると共に、上記上側領域及び下側領域間に観察窓を形成する発熱シート部材
    を有することを特徴とする製剤の溶出試験用容器。
  2. 上記発熱部は上記容器本体の上記円筒部の上記外周面上に圧接保持され、これにより上記発熱部を当該円筒部の上記外周面から取りはずして新しい上記発熱部を上記外周面上に圧接保持させることにより交換できる
    ことを特徴とする請求項1に記載の製剤の溶出試験用容器。
  3. 上記発熱部は、上記シート部材であって、円周方向に沿う方向に収縮力を有することにより上記円筒部に圧接保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の製剤の溶出試験用容器。
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