JP2011047435A - 車両空調用コンプレッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンプレッサを駆動する方向とは逆方向のトルクが作用した場合でも、センターボルトがシャフトに対して緩んでしまうことを防止できる車両空調用コンプレッサの提供。
【解決手段】プーリーベルト(2)を介してエンジン(1)の動力の一部が伝達されるプーリー(3C)と、当該プーリー(3C)が通電されると当接して通電が解除されると離隔するクラッチ板(5)と、クラッチ板(5)に取り付けられたシャフト(4)と、クラッチ板(5)を挟み込む様にシャフト(4)に締結されるセンターボルト(7)を備え、コンプレッサ(101)を駆動するのとは反対方向のトルクが作用した際にセンターボルト(7)が緩むことを防止する緩み防止機構(M1)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両空調用コンプレッサ、詳細には車両空調用コンプレッサの電磁クラッチ固定構造に関する。
図3は、車両空調用コンプレッサの搭載位置と駆動方法を簡略に示しており、図4は、従来技術において、図3における駆動源であるエンジンからコンプレッサへの回転力伝達機構の要部を示している。
図3の例では、車両空調用コンプレッサ100の回転は、エンジン1の回転が、エンジン側のプーリー3E、コンプレッサ100側のプーリー3C及びVベルト2によってコンプレッサ100のシャフト4に伝達されることによって行われる。
図4において、コンプレッサ100のシャフト4にはクラッチ部材5が係合している。
クラッチ部材5は、第1のクラッチ部材51、第2のクラッチ部材52、複数のリベット53、磁性部材(クラッチ側磁性部材)55を有している。磁性部材55は、第1のクラッチ部材51と第2のクラッチ部材52との間に、隙間調整部材Sを介して挟持されている。
クラッチ部材5の部材52は、円盤部521と円筒軸522とを有している。円筒軸522の内周側には、雌スプライン523が形成され、シャフト4先端(図4では左端)に形成された雄スプライン41と噛み合っている。
クラッチ部材5の第1のクラッチ部材51は円盤状で、その中心にはセンターボルト7を貫通する貫通孔511が形成されている。
シャフト4の先端(図4では左端)中央には盲孔4Hが形成され、盲孔4Hには雌ねじ42が形成されている。
センターボルト7の雄ねじ71は、盲孔4Hに形成された雌ねじ42と螺合することによって、クラッチ部材5とシャフト4とを相対動きがないように一体化している。
コンプレッサ100のハウジング先端部10Hとプーリー3Cとの間には、転がり軸受6が介装されている。
転がり軸受6により、プーリー3Cは、ハウジング先端部10Hに対して相対的に回転する。
隙間調整部材Sが設けられているので、クラッチ側磁性部材55とプーリー側磁性部材3Ceとの間には微小な隙間δが存在する。
係る微小な隙間δが存在するため、車両の空調運転を行なっていない場合には、プーリー3Cに回転が伝達されても、プーリー3Cの回転はクラッチ側磁性部材55には伝達されず、プーリー3Cは「空回り」をし続ける。
プーリー3Cには、図示しない電磁コイルが内蔵されており、車両の空調運転を行う際には、当該電磁コイルに通電して、磁性部材(プーリー側磁性部材)3Ceから磁力を発生して、クラッチ側磁性部材55を吸引する。これにより、クラッチ側磁性部材55とプーリー側磁性部材3Ceとが接合し、プーリー3Cの回転は、円盤状の第1のクラッチ部材51、センターボルト7を介して、シャフト4に伝達され、コンプレッサ101が作動する。
ここで、コンプレッサのシャフト4とクラッチ部材5との接続は、上述したように、スプライン(シャフト4側の雄スプライン41、クラッチ部材52側の雌スプライン523)の噛み合いによって行われる。或いは、コンプレッサシャフトのクラッチ部材への圧入という方法もある。
スプラインによる接続は、組み立ての際の工数が少なく生産性に優れている。しかし、センターボルト7の軸力のみで固定するので、図5及び図6を参照して説明する様に、コンプレッサ100に回転変動が生じた場合に、スプラインの摩耗やセンターボルト7の緩みによるセンターボルト7、クラッチ部材5の脱落が懸念される。
ここで、図5を参照して、コンプレッサ100の回転変動について説明する。
図5において、コンプレッサ100稼働中のシャフト4に発生するトルク変動とコンプレッサ100の回転数の関係を示している。
発明者の研究の結果、図5で示すように、コンプレッサ100の特定の回転数域では、コンプレッサを駆動する方向とは逆方向のトルク(本明細書では、「マイナス(−)のトルク」と記載する)が発生することが明らかとなった。係る「マイナスのトルク」が上述した回転変動である。
図5の例では、コンプレッサ回転数が3750rpmで、マイナスのトルクの値が最大の−13.6Nmとなり、コンプレッサに看過できない「ガタ(がたつき)」が発生している。
なお、図5の例では、マイナスのトルクの許容値は、−6Nmである。マイナスのトルクが、−6Nm以上となるとセンターボルトが緩む可能性がある。
次に、図6を参照して、上記マイナスのトルクが作用した場合の不都合を説明する。
図6で示す雄スプラインの歯Tmと雌スプライン(溝)Tfとの係合において、コンプレッサを駆動する方向に作用するトルクを伝達している場合(トルクが正常に伝達されている場合)には、雄スプラインの歯Tmと雌スプライン(溝)Tfとは、溝Tfの符号Tf−αで示す領域において当接する。
これに対して、上述したマイナスのトルクが作用する場合には、雄スプラインの歯Tmと溝Tfとは、符号Tf−βで示す領域において当接することになる。そして、マイナスのトルクが作用する初期の段階で、領域Tf−αで当接していた雄スプラインの歯Tmと溝Tfとは、歯幅方向の符号γで示す距離だけ移動して、溝Tfの領域Tf−βで当接(衝突)することになり、係る衝突(歯幅方向に距離γだけ移動して当接すること)により、いわゆる「ガタ」が生じる。
発明者の研究によれば、この様な「ガタ」が発生すると、センターボルト7がシャフト4から脱落してしまう恐れがある。そして、スプライン構造の場合、センターボルト7をシャフトの軸方向に移動するのを規制していないため、センターボルト7が緩んでしまった場合に、シャフト4から脱落することを防止できない。
シャフトをクラッチ部材に圧入する方式では、係る「ガタ」及びセンターボルト7の脱落の問題は確認されてはいない。
しかし、クラッチ部材(部材52に相当)をシャフト(シャフト4に相当)に圧入する際には、組み立ての際に、クラッチ部材5を押さえつける装置及び当該装置によって押さえつける工程が必要であり、生産性が劣る。
また、圧入する方式に変更するのであれば、車両空調用コンプレッサ10の製造ラインそのものを変えなければならず、導入コストが多大になるという問題を有している。
その他の従来技術として、例えば、波型座金の着座面での早期摩耗を防止して、調速レバーを長期に亘って軽く操作出来る様に構成されたエンジン調速レバーの摩擦固定装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術(特許文献1)は、上述したマイナスのトルクに係る問題を解決するものではない。
実公平7−30920号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、コンプレッサを駆動する方向とは逆方向のトルク(マイナスのトルク)が作用した場合でも、センターボルトがシャフトに対して緩んでしまうことを防止できる車両空調用コンプレッサの提供を目的とする。
本発明の車両空調用コンプレッサ(101或いは102)は、プーリーベルト(2)を介してエンジン(1)の動力の一部が伝達されるプーリー(3C)と、当該プーリー(3C)が通電されると当接して通電が解除されると離隔するクラッチ板(5)と、クラッチ板(5)に(相対回転しないように)取り付けられたシャフト(4)と、クラッチ板(5)を挟み込む様にシャフト(4)に締結されるセンターボルト(7)を備え、コンプレッサ(101)を駆動するのとは反対方向のトルク(マイナスのトルク)が作用した際にセンターボルト(7)が緩むことを防止する緩み防止機構を有することを特徴としている。
本発明において、前記緩み防止機構は、センターボルト(7)がシャフト(4)から緩むことを防止する緩み止め材(M1)を有するのが好ましい。
係る緩み止め材は接着剤(例えば、日本ナイロック株式会社製の商品名「ロックコート」)で構成されており、センターボルト(7)の雄ねじ(71)とシャフト(4)の盲孔(4H)における雌ねじ(42)との螺合する領域に塗付或いは充填されることが好ましい。
そして本発明において、センターボルト(7)の座面(7f)とクラッチ板(51)との間を潤滑するのが好ましい。
係る潤滑の手段としては、例えば、センターボルト(7)の座面(7f)とクラッチ板(51)との間に油脂(M2)を塗付するのが好ましい。
また本発明において、前記緩み防止機構を、センターボルト(7)がシャフト(4)に対して緩んでしまうのを防止する緩み止め材(M1)で構成すると共に、センターボルト(7)の座面(7f)とクラッチ板(51)との間を潤滑(油脂M2を塗付)して構成するのが好ましい。
この場合も、前記緩み止め材(M1)を接着剤(例えば、日本ナイロック株式会社製の商品名「ロックコート」)で構成し、当該緩み止め材(M1)をセンターボルト(7)の雄ねじ(71)とシャフト(4)の盲孔(4H)における雌ねじ(42)との螺合する領域に塗付或いは充填すると共に、センターボルト(7)の座面(7f)とクラッチ板(51)との間に油脂(M2)を塗付するのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明によれば、上述したような緩み防止機構(M1、M2)を設けているので、コンプレッサ(101)を駆動するのとは反対方向のトルク(マイナスのトルク)が作用した際に、センターボルト(7)が緩むことが防止される。そして、センターボルト(7)が脱落したり、その結果として、クラッチ板(5)が脱落したりしてしまうことが防止される。
本発明において、前記緩み防止機構として、センターボルト(7)をシャフト(4)へ固定するための緩み止め材を接着剤(例えば、日本ナイロック株式会社製の商品名「ロックコート」:M1)で構成し、当該接着剤(M1)を、センターボルト(7)の雄ねじ(71)とシャフト(4)の盲孔(4H)における雌ねじ(42)との螺合する領域に塗付或いは充填すれば、上述の反対方向のトルク(マイナスのトルク)が作用しても、センターボルト(7)がシャフト(4)から緩んでしまうことはない。
及び/又は、前記緩み防止機構において、センターボルト(7)の座面(7f)とクラッチ板(51)との間を潤滑すれば(例えば、センターボルト7の座面7fとクラッチ板51との間に油脂M2を塗付すれば)、クラッチ板(51)とセンターボルト(7)の間における潤滑剤(M2)の作用により、クラッチ板(51)とセンターボルト(7)の相対回転を許容する。
従って、上述の反対方向のトルク(マイナスのトルク)が作用して、クラッチ板(5)がエアコンプレッサ(102)を駆動するのとは反対方向に回動しても、センターボルト(7)はコンプレッサ(102)を駆動するのとは反対方向には回動せず、そのため、センターボルト(7)がシャフト(4)から緩んでしまうこともない。
本発明の第1実施形態に係るコンプレッサの要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコンプレッサの要部断面図である。 車両空調用コンプレッサのエンジンへの搭載位置を示すエンジン側面図である。 従来技術のコンプレッサの要部断面図である。 コンプレッサの回転数とコンプレッサのトルクとの関係を示すコンプレッサのトルク特性図である。 コンプレッサのシャフトとクラッチ部材の係合部であるスプラインの断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、従来技術と同じ部位、同様部材に対しては同様の符号を付している。
先ず、図1及び図3を参照して、第1実施形態の車両空調用コンプレッサ101を説明する。
第1実施形態の車両空調用コンプレッサ(以下、コンプレッサと言う)は、全体を符号101で示している(図3参照)。
図4を参照して説明した従来技術と同様に、コンプレッサ101は、プーリー3Cと、シャフト4と、クラッチ部材5とを備えている。プーリー3Cには、Vベルト2を介して、エンジン1のプーリー3Eから回転が伝達される。
図1において、クラッチ部材5は、第1のクラッチ部材51、第2のクラッチ部材52、複数のリベット53、磁性部材(クラッチ側磁性部材)55を有している。なお符号Sは隙間調整部材である。
第1のクラッチ部材51は円盤状で、その中心にはセンターボルト7を貫通する貫通孔511が形成されている。
第2のクラッチ部材52は、円盤部521と円筒軸522とを有している。円筒軸522の内周側には雌スプライン523が形成されており、雌スプライン523はシャフト4先端に形成された雄スプライン41と噛み合っている。
クラッチ側磁性部材55は、第1のクラッチ部材51と第2のクラッチ部材52の円盤部521との間に、隙間調整部材Sを介して挟持されている。
シャフト4の先端中央には盲孔4Hが形成され、当該盲孔4Hには雌ねじ42が形成されている。
センターボルト7の雄ねじ71は、盲孔4Hに形成されている雌ねじ42と螺合している。センターボルト7がシャフト4に螺合することにより、円盤状の第1のクラッチ部材51とシャフト4とは、相対的に移動しないように一体化され固定されている。
ここで、センターボルト7の雄ねじ71と、盲孔4Hの雌ねじ42との噛み合い部には、緩み止め機構として、緩み止め材M1が塗付(或いは充填)されている。
緩み止め材M1は、雄ねじ71と雌ねじ42の一方に、或いは、双方に塗付(或いは充填)されている。
緩み止め材M1は、接着剤(例えば、日本ナイロック株式会社製の商品名「ロックコート」)で構成されている。そして、緩み止め材M1は、雄ねじ71と雌ねじ42とが螺合される前に、或いは、雄ねじ71と雌ねじ42とが螺合された後に、双方の歯の隙間に塗付(或いは充填)される。
図1において、緩み止め材M1が塗付(或いは充填)される領域、或いは、雄ねじ71と雌ねじ42とが螺合している領域は、ハッチングで示されている。
コンプレッサ101のハウジング先端部10Hとプーリー3Cとの間には、転がり軸受6が介装されている。
エンジン1のプーリー3EからVベルト2を介してプーリー3Cに回転が伝達されると、転がり軸受6により、プーリー3Cはハウジング先端部10Hに対して相対的に回転する。
隙間調整部材Sが設けられているので、クラッチ側磁性部材55とプーリー側磁性部材3Ceとの間には微小な隙間δ(例えば0.5mm)が存在する。
係る微小な隙間δが存在するため、車両の空調運転を行なっていない場合には、エンジン1のプーリー3Eからプーリー3Cに回転が伝達されても、プーリー3Cの回転は、クラッチ側磁性部材55には伝達されない。換言すれば、プーリー3Cは転がり軸受6により、いわゆる「空回り」をし続ける。
ここで、プーリー3Cには、図示しない電磁コイルが内蔵され、車両の空調運転を行う際には、コンプレッサ101を作動するべく、当該図示しない電磁コイルに通電する。
当該電磁コイルに通電すると、プーリー3Cの前端部に取り付けられた磁性部材(プーリー側磁性部材)3Ceに磁力が発生し、クラッチ側磁性部材55を吸引する。これにより、クラッチ側磁性部材55とプーリー側磁性部材3Ceとが、前記間隔δ以上に近接して接合する。その結果、プーリー3Cの回転は、円盤状の第1のクラッチ部材51、センターボルト7を介して、シャフト4に伝達される。
そしてプーリー3Cの回転がシャフト4に伝達されることにより、コンプレッサ101が作動して、自動車の空調運転が実行される。
ここで、図1で示す第1実施形態に係る車両空調用コンプレッサ101では、センターボルト7の雄ねじ71及び/又は盲孔4Hの雌ねじ42には、緩み止め機構として、緩み止め材M1が塗付(或いは充填)されている。
係る緩み止め材M1により、コンプレッサ101が駆動する方向とは反対方向のトルク(マイナスのトルク)が作用した場合であっても、センターボルト7の雄ねじ71が盲孔4Hの雌ねじ42との螺合が緩んでしまうことが防止される。したがって、センターボルト7がシャフト4から外れてしまい、その結果として、クラッチ部材5が脱落することが防止できる。
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る空調用コンプレッサは、図2において、符号102で示されている。
図2の空調用コンプレッサ102は、その緩み止め機構が、図1の第1実施形態とは異なっている。
以下、図2の空調用コンプレッサ102における緩み止め機構について、主に説明する。
図2において、第2実施形態のコンプレッサ102は、緩み防止機構として、センターボルト7の座面7f、或いはセンターボルト7の座面7fと接触する第1のクラッチ部材51に、潤滑剤として、油脂M2を塗付している。
センターボルト7の座面7f、或いは、第1のクラッチ部材51におけるセンターボルト7の座面7fと当接する部分に、潤滑剤である油脂M2を塗付することにより、図2の第2実施形態では、油脂M2の潤滑作用によって、第1のクラッチ部材51とセンターボルト7の相対回転が許容される。
従って、上述した反対方向のトルク(マイナスのトルク)が作用して、クラッチ部材5がコンプレッサ102を駆動するのとは反対方向に回動しても、センターボルト7はコンプレッサ102を駆動するのとは反対方向には回動せず、そのため、センターボルト7がシャフト4から緩んでしまうことが防止される。
図示は省略するが、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて実施することも可能である。
すなわち、センターボルト7の雄ねじ71と盲孔4Hの雌ねじ42との噛み合い部に、緩み止め材M1が塗付(或いは充填)すると共に、センターボルト7の座面7f、或いは、第1のクラッチ部材51におけるセンターボルト7の座面7fと当接する部分に、潤滑剤である油脂M2を塗付することが可能である。
その場合は、さらに確実に、センターボルト7がシャフト4に対して緩んでしまうことが防止できる。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・エンジン
2・・・Vベルト
3C・・・コンプレッサ側のプーリー
4・・・シャフト
4H・・・盲孔
5・・・クラッチ部材
6・・・転がり軸受
7・・・センターボルト
41・・・雄スプライン
42・・・盲孔の雌ねじ
51・・・第1のクラッチ部材
52・・・第2のクラッチ部材
71・・・センターボルトの雄ねじ
M1・・・緩み止め材
M2・・・油脂

Claims (7)

  1. プーリーベルトを介してエンジンの動力の一部が伝達されるプーリーと、当該プーリーが通電されると当接して通電が解除されると離隔するクラッチ板と、クラッチ板に取り付けられたシャフトと、クラッチ板を挟み込む様にシャフトに締結されるセンターボルトを備え、コンプレッサを駆動するのとは反対方向のトルクが作用した際にセンターボルトが緩むことを防止する緩み防止機構を有することを特徴とする車両空調用コンプレッサ。
  2. 前記緩み防止機構は、センターボルトをシャフトから緩むことを防止する緩み止め材である請求項1の車両空調用コンプレッサ。
  3. 前記緩み止め材は接着剤で構成され、センターボルトの雄ねじとシャフトの雌ねじとの螺合する領域に塗付或いは充填される請求項2の車両空調用コンプレッサ。
  4. センターボルトの座面とクラッチ板との間を潤滑する請求項2、3の何れか1項の車両空調用コンプレッサ。
  5. センターボルトの座面とクラッチ板との間に油脂を塗付する請求項4の車両空調用コンプレッサ。
  6. 前記緩み防止機構は、センターボルトの座面とクラッチ板との間を潤滑して構成されている請求項1の車両空調用コンプレッサ。
  7. センターボルトの座面とクラッチ板との間に油脂を塗付する請求項6の車両空調用コンプレッサ。
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