JP2011041653A - 爪研磨のための箱型器具 - Google Patents
爪研磨のための箱型器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011041653A JP2011041653A JP2009191136A JP2009191136A JP2011041653A JP 2011041653 A JP2011041653 A JP 2011041653A JP 2009191136 A JP2009191136 A JP 2009191136A JP 2009191136 A JP2009191136 A JP 2009191136A JP 2011041653 A JP2011041653 A JP 2011041653A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- practitioner
- type instrument
- hole
- nail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
【課題】爪の研磨により生じる粉塵が空気中に飛散してしまうことを防ぐことができる箱型器具を提供する。
【解決手段】爪研磨用箱型器具100の施術者側側面110には右用施術者側孔部111,左用施術者側孔部114が、施術者側側面110に対面する被施術者側側面120には、右用施術者側孔部,左用施術者側孔部がそれぞれ形成されている。また、上面160は、透明なアクリル板により構成されている。そして、施術者側側面110に向かって左側のフィルタ側側面130にはフィルタ135aが設けられていると共に、フィルタ側側面130に対面するファン側側面140の上方には、フィルタ135aの中央に向けて風圧を生成するファン145aが設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】爪研磨用箱型器具100の施術者側側面110には右用施術者側孔部111,左用施術者側孔部114が、施術者側側面110に対面する被施術者側側面120には、右用施術者側孔部,左用施術者側孔部がそれぞれ形成されている。また、上面160は、透明なアクリル板により構成されている。そして、施術者側側面110に向かって左側のフィルタ側側面130にはフィルタ135aが設けられていると共に、フィルタ側側面130に対面するファン側側面140の上方には、フィルタ135aの中央に向けて風圧を生成するファン145aが設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、内部空間にて爪研磨を行う箱型器具に関する。
爪の装飾や手入れを行うネイルサロン等では、専用の研磨装置を用いて爪の研磨が行われるが、この研磨により生じた粉塵が飛散し、空気中に浮遊した状態となる。このため、空気を吸引してフィルタ等で濾過することにより空気中の粉塵を取り除く吸引装置を稼動させながら爪の研磨が行われていた。尚、特許文献1には、このような吸引装置が内蔵された作業台が記載されている。
しかしながら、吸引装置を稼動させているにも関らず、店内に設置されたパソコンの冷却ファンに、爪の研磨により生じた粉塵が大量に付着していたという事例が存在する。つまり、吸引装置を稼動させたとしても、空気中に飛散してしまった粉塵を十分に取り除くことは困難であり、また、吸引装置の集塵効率は、店内の空気の流れの状態、ひいては、店内に設けられた空調設備の稼動状態や、窓,扉の開閉状態によって変化するため、かなりの量の粉塵が空気中に残ったままとなっていると考えられる。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、爪の研磨により生じる粉塵が空気中に飛散してしまうことを防ぐことができる箱型器具を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に記載の発明は、爪研磨を行うための内部空間を形成しており、内部空間を取り囲む板状部材には、爪研磨の施術者の手を内部空間に入れるための施術者側孔部と、爪研磨の被施術者の手或いは足を内部空間に入れるための被施術者側孔部とが形成されている箱型器具に関するものである。この箱型器具は、内部空間で行われる爪研磨を当該箱型器具の外側から視認するために、板状部材により形成された当該箱型器具の上面或いは側面に、該板状部材の一部として設けられた透明部材と、爪研磨において生じた粉塵を付着させる付着手段を設置する設置場所に対して、内部空間を隔てて対向する位置に配置され、付着手段に向けて風圧を生成し、粉塵を付着手段に付着させる風圧生成手段と、を備えることを特徴とする。
こうすることにより、施術者は、箱型器具の内部空間で被施術者の手或いは足の爪の研磨を行うことができる。そして、このような箱型器具の内部空間で爪研磨を行うと、風圧生成手段により生成された風圧により爪研磨にて生じた粉塵が付着手段に向けて飛ばされるため、粉塵を効率良く付着手段に付着させることができる。したがって、粉塵が箱型器具の外部の空気中に飛散してしまうことを防ぐことができる。
また、請求項1に記載の箱型機器では、例えば、ファンを風圧生成手段として用いて風圧を生成させることが考えられるが、ファンを用いる場合には、粉塵を吸引する吸引装置を用いる場合に比べて騒音を抑えることができる。
また、付着手段として次のようなものを用いても良い。
すなわち、請求項2に記載されているように、付着手段は、粉塵を吸着可能なフィルタとして構成されており、側面には、付着手段の設置場所となる付着手段用孔部が形成されていても良い。
すなわち、請求項2に記載されているように、付着手段は、粉塵を吸着可能なフィルタとして構成されており、側面には、付着手段の設置場所となる付着手段用孔部が形成されていても良い。
こうすることにより、付着手段用孔部に付着手段としてのフィルタを装着することが可能となり、付着手段用孔部にフィルタを装着した状態で内部空間にて爪研磨を行うことにより、爪研磨により生じた粉塵の飛散を防ぐことができる。
また、付着手段用孔部に装着されたフィルタに向けて風圧が生成されることにより、内部空間の換気が行われるため、内部空間の温度や湿度の上昇を抑えることができる。このため、箱型器具の内部空間を施術者や被施術者にとって快適な状態に保つことができると共に、透明部材が曇ってしまう等といった事態の発生を防ぐことができる。
また、爪研磨の施術者や被施術者が孔部から箱型器具の内部に手等を入れると、手と孔部の縁部との間に隙間ができてしまう。
そこで、請求項3に記載の箱型器具は、施術者側孔部の縁部と、該孔部を通過する施術者の手との隙間を塞ぐ施術者側遮蔽手段をさらに備えている。
そこで、請求項3に記載の箱型器具は、施術者側孔部の縁部と、該孔部を通過する施術者の手との隙間を塞ぐ施術者側遮蔽手段をさらに備えている。
また、請求項4に記載の箱型器具は、被施術者側孔部の縁部と、該孔部を通過する被施術者の手或いは足との隙間を塞ぐ被施術者側遮蔽手段をさらに備えている。
こうすることにより、箱型器具の内部空間で行われた爪研磨により生じた粉塵が箱型器具の外部の空気中に飛散してしまうことをより確実に防ぐことができる。
こうすることにより、箱型器具の内部空間で行われた爪研磨により生じた粉塵が箱型器具の外部の空気中に飛散してしまうことをより確実に防ぐことができる。
また、爪研磨は緻密な作業であるため、施術者は、自分の手元で爪研磨の作業を行ったほうが作業をやり易くなり、作業効率や作業の質を向上させることができると考えられる。このため、爪研磨の対象となる被施術者の爪が施術者により近い位置、つまり、施術者側孔部寄りの位置に存在する状態で爪研磨の作業が行われるほうが望ましいと考えられる。
そこで、請求項5に記載の箱型器具は、施術者側孔部と被施術者側孔部とは、互いに対面した状態で側面に形成されており、上面は、施術者側孔部の正面に位置する施術者に対面する施術者側傾斜面と、被施術者側孔部の正面に位置する被施術者に対面する施術者側傾斜面との少なくとも二つの傾斜面により山型に形成されており、その頂部は、施術者側孔部と被施術者側孔部との間の中央から施術者側孔部寄りに設けられている。
こうすることにより、箱型器具の内部空間において、施術者側孔部寄りの空間をより広く確保することができる。したがって、施術者は、自分の手元で爪研磨の作業を行い易くなり、作業効率や作業の質を向上させることが可能となる。
さらに、請求項6に記載の箱型器具では、上面は、施術者側傾斜面の傾斜角度が、被施術者側傾斜面の傾斜角度よりも大きくなるよう形成されている。
こうすることにより、施術者は、施術者側孔部寄りの位置に存在する被施術者の爪を視認し易くなると共に、該被施術者は、爪研磨が行われる自身の爪を視認し易くなる。
こうすることにより、施術者は、施術者側孔部寄りの位置に存在する被施術者の爪を視認し易くなると共に、該被施術者は、爪研磨が行われる自身の爪を視認し易くなる。
また、請求項7に記載されているように、箱型器具は、内部空間を照らす発光手段をさらに備えていても良い。
こうすることにより、箱型器具の内部空間を視認することが容易となり、爪研磨の作業効率や作業の質を向上させることができる。
こうすることにより、箱型器具の内部空間を視認することが容易となり、爪研磨の作業効率や作業の質を向上させることができる。
また、風圧生成手段と付着手段の設置場所は、次のように配置されていても良い。
すなわち、請求項8に記載されているように、風圧生成手段と設置場所とは、該風圧生成手段により生成された該設置場所に向けての風圧の方向が、板状部材により形成される当該箱型器具の底面を基準とする水平方向に対し、該底面側に予め定められた角度分傾いた方向となる位置に配置されていても良い。
すなわち、請求項8に記載されているように、風圧生成手段と設置場所とは、該風圧生成手段により生成された該設置場所に向けての風圧の方向が、板状部材により形成される当該箱型器具の底面を基準とする水平方向に対し、該底面側に予め定められた角度分傾いた方向となる位置に配置されていても良い。
こうすることにより、箱型器具の底面寄りの方向に向けて風圧を生成することができる。このため、例えば、底面に濡れたタオル等を配置しておくことにより、この濡れたタオル等に向けて爪研磨により生じた粉塵を飛ばすことができ、粉塵を濡れたタオル等に吸着させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
本実施形態の爪研磨用箱型器具の構成について説明する。図1(a)には爪研磨用箱型器具100の平面図が、(b)には正面図が、図2(a)には背面図が、(b)には左側面図が、図3には右側面図がそれぞれ記載されている。
本実施形態の爪研磨用箱型器具の構成について説明する。図1(a)には爪研磨用箱型器具100の平面図が、(b)には正面図が、図2(a)には背面図が、(b)には左側面図が、図3には右側面図がそれぞれ記載されている。
爪研磨用箱型器具100は、板状の部材により箱状に形成された機器であり、図4に記載されているように、該機器を挟んで爪研磨の施術者と被施術者とが対面する位置に配置され、その内部空間で爪研磨が行われる。図1〜3に記載されているように、爪研磨用箱型器具100は、施術者に対面する施術者側側面110と、被施術者に対面すると共に、内部空間を挟んで施術者側側面110と対面する被施術者側側面120と、施術者側側面に向かって左側の側面であり、フィルタを装着するフィルタ用孔部135が設けられているフィルタ側側面130と、施術者側側面に向かって右側の側面であり、上下方向における中央から上端寄りの位置にファンを設置するためのファン用孔部145が設けられているファン側側面140と、底面150と、例えば透明なアクリル板により山型に形成されており、施術者側側面110,被施術者側側面120,フィルタ側側面130,ファン側側面140,底面150とからなる本体から取り外し可能に構成されている上面160とを有している。
そして、施術者側側面110には、施術者の手を通すことが可能な大きさの二つの孔であり、該面に向かって右側に配置された右用施術者側孔部111、及び、該面に向かって左側に配置された左用施術者側孔部114と、右用施術者側孔部111と左用施術者側孔部114との間に設けられ、内部空間での爪研磨に用いられる研磨装置の電源コード等を通すための装置用孔部117と、が形成されている。尚、右用施術者側孔部111及び左用施術者側孔部114は、長手方向が底面に対し水平な楕円形の孔として形成されている。
さらに、施術者側側面110には、施術者の手がその内部を通過できるよう筒状に形成された布状の部材であって、一方の開口縁が右用施術者側孔部111の縁部に着脱可能に取り付けられていると共に、他方の開口縁112aに沿ってゴムが取り付けられており、他方の開口縁112aが内部を通過する施術者の手に密着するよう構成されている右用施術者側遮断部材112と、左用施術者側孔部114に対して設けられた右用施術者側遮断部材112と同様の左用施術者側遮断部材115と、装置用孔部117を塞ぐようにして取り付けられた板状のゴムであり、自身を貫通する十字状の切り込み118aが設けられた装置用遮断部材118と、右用施術者側孔部111及び左用施術者側孔部114の上方に設けられ、施術者側側面110から内部空間を照らすLED照明170と、が設けられている。
また、被施術者側側面120には、被施術者の手或いは足を通すことが可能な大きさの二つの孔であり、該面に向かって右側に配置された右用被施術者側孔部121、及び、該面に向かって左側に配置された左用被施術者側孔部124が形成されている。尚、右用被施術者側孔部121及び左用被施術者側孔部124は、長手方向が底面に対し水平な楕円形の孔として形成されている。
さらに、被施術者側側面120には、被施術者の手或いは足がその内部を通過できるよう筒状に形成された布状の部材であって、一方の開口縁が右用被施術者側孔部121の縁部に着脱可能に取り付けられていると共に、他方の開口縁122aに沿ってゴムが取り付けられており、他方の開口縁122aが内部を通過する施術者の手等に密着するよう構成されている右用被施術者側遮断部材122と、左用被施術者側孔部124に対して設けられた、右用被施術者側遮断部材122と同様の左用被施術者側遮断部材125と、が設けられている。
また、フィルタ側側面130には、フィルタ用孔部135に着脱可能に装着された、爪研磨により生じた粉塵を除去可能なフィルタ135aが設けられている。
また、ファン側側面140には、ファン用孔部145に着脱可能に装着されたファン145aが設けられている。尚、ファン145aは、その向きが、爪研磨用箱型器具100の底面を基準とする水平方向に対し例えば20°分底面側に傾いた状態に設定されており、フィルタ側側面130に装着されたフィルタ用孔部135の略中央に向けて風圧を生成するようにその向きが調整されている。また、ファン145aは、風量調整が可能に構成されていても良い。
また、ファン側側面140には、ファン用孔部145に着脱可能に装着されたファン145aが設けられている。尚、ファン145aは、その向きが、爪研磨用箱型器具100の底面を基準とする水平方向に対し例えば20°分底面側に傾いた状態に設定されており、フィルタ側側面130に装着されたフィルタ用孔部135の略中央に向けて風圧を生成するようにその向きが調整されている。また、ファン145aは、風量調整が可能に構成されていても良い。
また、上面160は、施術者側側面110の正面に存在する施術者に対面する施術者側傾斜面161と、被施術者側側面120の正面に存在する被施術者に対面する被施術者側傾斜面162との二枚の傾斜面により山型に形成されている。そして、施術者側傾斜面161と被施術者側傾斜面162との接線により形成される頂部が、施術者側側面110と被施術者側側面120との間の中央から施術者側側面110側寄りに位置するよう、施術者側傾斜面161の傾斜角度は、被施術者側傾斜面162の傾斜角度よりも大きく設定されている。
[効果]
本実施形態の爪研磨用箱型器具100によれば、図4に記載されているようにして、その内部空間で爪研磨を行うことができる。そして、爪研磨用箱型器具100の内部空間で爪研磨を行うと、ファン145aにより生成された風圧により爪研磨にて生じた粉塵がフィルタ135aに向けて飛ばされるため、粉塵を効率良くフィルタ135aに付着させることができる。したがって、粉塵が爪研磨用箱型器具100の外部の空気中に飛散してしまうことを防ぐことができる。
本実施形態の爪研磨用箱型器具100によれば、図4に記載されているようにして、その内部空間で爪研磨を行うことができる。そして、爪研磨用箱型器具100の内部空間で爪研磨を行うと、ファン145aにより生成された風圧により爪研磨にて生じた粉塵がフィルタ135aに向けて飛ばされるため、粉塵を効率良くフィルタ135aに付着させることができる。したがって、粉塵が爪研磨用箱型器具100の外部の空気中に飛散してしまうことを防ぐことができる。
また、フィルタ用孔部135に設けられたフィルタ135aに向けて風圧を生成することにより内部空間の換気が行われるため、内部空間の温度や湿度の上昇を抑えることができる。このため、爪研磨用箱型器具100の内部を施術者や被施術者にとって快適な状態に保つことができると共に、アクリル板で構成された上面160が曇ってしまう等といった事態の発生を防ぐことができる。
また、施術者側孔部や被施術者側孔部には、この孔部を通過する施術者或いは被施術者の手等と孔部の縁部との間の隙間をふさぐための遮断部材が設けられている。このため、爪研磨用箱型器具100の内部空間で行われた爪研磨により生じた粉塵が爪研磨用箱型器具100の外部の空気中に飛散してしまうことをより確実に防ぐことができる。
また、フィルタ135aや施術者側孔部や被施術者側孔部に設けられた遮断部材は取り外し可能に構成されている。このため、フィルタ135aや遮断部材が汚れた場合に取り替えることや、被施術者毎に被施術者側孔部に設けられた遮断部材を取り替えることが可能となり、清潔さを保つことが可能となる。
また、上面160は取り外し可能に構成されている。このため、爪研磨に必要な器具を爪研磨用箱型器具100の内部空間に設置することが容易となり、爪研磨用箱型器具100の利便性を高めることができる。
[他の実施形態]
(1)本実施形態では、爪研磨により生じた粉塵を吸着させるための部材として、フィルタ側側面130に設けられたフィルタ135aが用いられている。しかしながら、このフィルタ135aに替えて、上記粉塵を除去可能なスポンジ等の多孔質の物体を、フィルタ側側面130の付近に配置しても良い。このような構成を有する場合であっても、爪研磨の作業用スペースを挟んで上述した多孔質の物体とファン145aとを対面させることができるため、爪研磨により生じた粉塵を効率良く除去することができる。
(1)本実施形態では、爪研磨により生じた粉塵を吸着させるための部材として、フィルタ側側面130に設けられたフィルタ135aが用いられている。しかしながら、このフィルタ135aに替えて、上記粉塵を除去可能なスポンジ等の多孔質の物体を、フィルタ側側面130の付近に配置しても良い。このような構成を有する場合であっても、爪研磨の作業用スペースを挟んで上述した多孔質の物体とファン145aとを対面させることができるため、爪研磨により生じた粉塵を効率良く除去することができる。
(2)また、右用施術者側孔部111,左用施術者側孔部114,右用被施術者側孔部121,左用被施術者側孔部124には、それぞれ、これらの孔部を通過する手や足との隙間を塞ぐ布状の遮断部材が取り付けられているが、これらの部材は必ずしも必要というわけではなく、これらの遮断部材が取り付けられていなくても、爪研磨により生じた粉塵の飛散を抑えることができる。
また、右用施術者側遮断部材112等の形態としては、本実施形態で例示したもの以外にも様々なものが考えられる。具体的には、これらの遮断部材は、例えば、十字状の切り込みにより貫通されている板状のゴムやスポンジであっても良いし、中央に穴部が設けられている伸縮性を有する布状の部材であっても良い。このような場合であっても、右用施術者側孔部111等を通過する手や足と該孔部の開口縁との隙間を塞ぐことができるため、同様の効果を得ることができる。
(3)また、本実施形態では、施術者側孔部と被施術者側孔部とが対面する二つの側面にそれぞれ形成されている。しかしながら、これらの孔部は、必ずしも対面する二つの側面に形成されている必要は無く、例えば、これらの孔部は、直交する二つの側面にそれぞれ形成されていても良いし、一方が側面に、他方が上面に形成されていても良い。施術者側孔部と被施術者側孔部とがこのように形成されている場合であっても、爪研磨用箱型器具100の内部空間で爪研磨を行うことができる。
(4)また、本実施形態では、上面160は、全体が透明なアクリル板で構成されているが、例えば、縁部から数cm以上離れた領域のみを、透明なアクリル板で構成しても良い。また、施術者側側面110や被施術者側側面120の全部、或いは上面160との境界線から例えば数cm以内の領域を、透明なアクリル板で構成しても良い。このような構成を有する場合であっても、爪研磨用箱型器具100の内部空間で行われる爪研磨を外側から視認することができる。
(5)また、本実施形態では、上面160は、施術者側傾斜面161と被施術者側傾斜面162との二枚の傾斜面により山型に形成されているが、例えば、上面160は、施術者に対面する施術者側側面と、被施術者に対面する被施術者側側面との少なくとも二枚の傾斜面を含む三枚以上の傾斜面により山型に形成されていても良い。そして、その頂部が、施術者側側面と被施術者側側面との間の中央から施術者側側面側寄りに位置するよう、各傾斜面の形状や傾斜角度が設定されていても良い。
また、上面160は、例えば、施術者側傾斜面及び被施術者側傾斜面と、これらの傾斜面に接する頂面とを含む三枚以上の面により山型に形成されていても良い。そして、この頂面が、施術者側側面と被施術者側側面との間の中央から施術者側側面側寄りに位置するよう、各傾斜面及び頂面の形状や傾斜角度が設定されていても良い。
このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(6)また、爪研磨用箱型器具100の底面150に脚部を装着可能に構成されていても良い。こうすることにより、例えば、被施術者の手の爪を研磨するか、足の爪を研磨するかに応じて、爪研磨用箱型器具100を配置する高さを容易に調整することが可能となり、爪研磨用箱型器具100の利便性を高めることができる。
(6)また、爪研磨用箱型器具100の底面150に脚部を装着可能に構成されていても良い。こうすることにより、例えば、被施術者の手の爪を研磨するか、足の爪を研磨するかに応じて、爪研磨用箱型器具100を配置する高さを容易に調整することが可能となり、爪研磨用箱型器具100の利便性を高めることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
アクリル板が透明部材に、フィルタ135aが付着手段に、ファン145aが風圧生成手段に、フィルタ用孔部135が付着手段用孔部に、LED照明170が発光手段に相当する。
100…爪研磨用箱型器具、110…施術者側側面、111…右用施術者側孔部、112…右用施術者側遮断部材、112a…開口縁、114…左用施術者側孔部、115…左用施術者側遮断部材、117…装置用孔部、118…装置用遮断部材、118a…切り込み、120…被施術者側側面、121…右用被施術者側孔部、122…右用被施術者側遮断部材、122a…開口縁、124…左用被施術者側孔部、125…左用被施術者側遮断部材、130…フィルタ側側面、135…フィルタ用孔部、135a…フィルタ、140…ファン側側面、145…ファン用孔部、145a…ファン、150…底面、160…上面、161…施術者側傾斜面、162…被施術者側傾斜面、170…LED照明。
Claims (8)
- 爪研磨を行うための内部空間を形成しており、前記内部空間を取り囲む板状部材には、前記爪研磨の施術者の手を前記内部空間に入れるための施術者側孔部と、前記爪研磨の被施術者の手或いは足を前記内部空間に入れるための被施術者側孔部とが形成されている箱型器具であって、
前記内部空間で行われる前記爪研磨を当該箱型器具の外側から視認するために、前記板状部材により形成された当該箱型器具の上面或いは側面に、該板状部材の一部として設けられた透明部材と、
前記爪研磨において生じた粉塵を付着させる付着手段を設置する設置場所に対して、前記内部空間を隔てて対向する位置に配置され、前記付着手段に向けて風圧を生成し、前記粉塵を前記付着手段に付着させる風圧生成手段と、
を備えることを特徴とする箱型器具。 - 請求項1に記載の箱型器具において、
前記付着手段は、前記粉塵を吸着可能なフィルタとして構成されており、
前記側面には、前記付着手段の前記設置場所となる付着手段用孔部が形成されていること、
を特徴とする箱型器具。 - 請求項1または請求項2に記載の箱型器具において、
前記施術者側孔部の縁部と、該孔部を通過する前記施術者の手との隙間を塞ぐ施術者側遮蔽手段をさらに備えること、
を特徴とする箱型器具。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の箱型器具において、
前記被施術者側孔部の縁部と、該孔部を通過する前記被施術者の手或いは足との隙間を塞ぐ被施術者側遮蔽手段をさらに備えること、
を特徴とする箱型器具。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の箱型器具において、
前記施術者側孔部と前記被施術者側孔部とは、互いに対面した状態で前記側面に形成されており、
前記上面は、前記施術者側孔部の正面に位置する前記施術者に対面する施術者側傾斜面と、前記被施術者側孔部の正面に位置する前記被施術者に対面する施術者側傾斜面との少なくとも二つの傾斜面により山型に形成されており、その頂部は、前記施術者側孔部と前記被施術者側孔部との間の中央から前記施術者側孔部寄りに設けられていること、
を特徴とする箱型器具。 - 請求項5に記載の箱型器具において、
前記上面は、前記施術者側傾斜面の傾斜角度が、前記被施術者側傾斜面の傾斜角度よりも大きくなるよう形成されていること、
を特徴とする箱型器具。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の箱型器具において、
前記内部空間を照らす発光手段をさらに備えること、
を特徴とする箱型器具。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の箱型器具において、
前記風圧生成手段と前記設置場所とは、該風圧生成手段により生成された該設置場所に向けての風圧の方向が、前記板状部材により形成される当該箱型器具の底面を基準とする水平方向に対し、該底面側に予め定められた角度分傾いた方向となる位置に配置されていること、
を特徴とする箱型器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009191136A JP2011041653A (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 爪研磨のための箱型器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009191136A JP2011041653A (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 爪研磨のための箱型器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011041653A true JP2011041653A (ja) | 2011-03-03 |
Family
ID=43829542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009191136A Pending JP2011041653A (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 爪研磨のための箱型器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011041653A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104624596A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-05-20 | 佛山市东品美业五金制品有限公司 | 修甲台抽风过滤系统 |
JPWO2017191769A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2018-05-17 | 株式会社カネカ | 光照射システム及び擬似自然光照射部材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0320907U (ja) * | 1989-07-11 | 1991-02-28 | ||
JP2009107025A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Yukio Yoshida | 集塵機能を備えた作業台 |
-
2009
- 2009-08-20 JP JP2009191136A patent/JP2011041653A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0320907U (ja) * | 1989-07-11 | 1991-02-28 | ||
JP2009107025A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Yukio Yoshida | 集塵機能を備えた作業台 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104624596A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-05-20 | 佛山市东品美业五金制品有限公司 | 修甲台抽风过滤系统 |
JPWO2017191769A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2018-05-17 | 株式会社カネカ | 光照射システム及び擬似自然光照射部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210370104A1 (en) | Personal Protection System | |
JP7083088B2 (ja) | 手乾燥装置 | |
US10039264B2 (en) | Grooming box | |
JP3154980U (ja) | 爪研磨のための箱型器具 | |
DE602006001407D1 (de) | Klimaanlage | |
KR20200072436A (ko) | 네일 관리시 발생하는 분진 흡입장치 | |
SE0600657L (sv) | Operationsduk eller operationslakan som har ett första och ett andra absorberande område | |
JP2011041653A (ja) | 爪研磨のための箱型器具 | |
JP2017532089A (ja) | 照明マット | |
KR101527318B1 (ko) | 손미용 복합장치 | |
JP5899427B2 (ja) | 電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP6087876B2 (ja) | 遊技場の空気浄化装置 | |
JP4925998B2 (ja) | 集塵機能を備えた作業台 | |
KR101986670B1 (ko) | 네일 분진 흡입기능을 갖는 자외선 경화기 | |
KR102416083B1 (ko) | 공기청정장치 | |
KR200405700Y1 (ko) | 네일 아트용 박스형 장치 | |
JP2004275507A (ja) | 手乾燥装置 | |
JP2022086442A (ja) | 安全キャビネット | |
JP2007136099A (ja) | ネイルアート装置 | |
KR100660977B1 (ko) | 기능성 책상 | |
JP2018133257A (ja) | 照明器具 | |
JP6043960B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2008207603A (ja) | 空気清浄器 | |
KR20180088267A (ko) | 분진 흡입 장치 | |
KR101824703B1 (ko) | 분진 흡입 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20120713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131001 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20140212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |