JP2007136099A - ネイルアート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自爪や付け爪に装飾を行ったり、付け爪の接着,損傷した爪の補修を行うときに、発生した微粉や異臭を効果的に除去することのできるネイルアート装置を提供する。
【解決手段】ネイルアートの作業を行うための作業領域5を備えた作業台3上の前記作業領域5の一側方に、前記作業領域5へ向って送風を行う送風手段7を備え、前記作業領域5の他側方に、前記送風手段7から送風された空気を吸引するための吸引手段9を備え、かつ前記作業領域5の上方位置に、前記作業領域5へ向って下方向に送風するための下方向送風手段11を備えており、前記下方向送風手段11は、前記作業領域5を照明するための照明手段33を備えている。そして、前記下方向送風手段11からの空気の流れは、前記送風手段7から前記吸引手段9に至る空気の流れを乱すことのないように弱い空気の流れであり、前記送風手段7から前記吸引手段9に至る空気の流れは層流である。
【選択図】図1
【解決手段】ネイルアートの作業を行うための作業領域5を備えた作業台3上の前記作業領域5の一側方に、前記作業領域5へ向って送風を行う送風手段7を備え、前記作業領域5の他側方に、前記送風手段7から送風された空気を吸引するための吸引手段9を備え、かつ前記作業領域5の上方位置に、前記作業領域5へ向って下方向に送風するための下方向送風手段11を備えており、前記下方向送風手段11は、前記作業領域5を照明するための照明手段33を備えている。そして、前記下方向送風手段11からの空気の流れは、前記送風手段7から前記吸引手段9に至る空気の流れを乱すことのないように弱い空気の流れであり、前記送風手段7から前記吸引手段9に至る空気の流れは層流である。
【選択図】図1
Description
本発明は、自爪やネイルチップ(付け爪)に装飾を行ったり、自爪に対する付け爪の接着,損傷した爪の補修を行うなどの各種の作業、すなわちネイルアートの作業を行うときに使用するネイルアート装置に係り、さらに詳細には、ネイルアートの作業を行う作業者及びネイルアートを受ける被術者の保護を図ることのできるネイルアート装置に関する。
自爪に対する装飾や自爪に対してネイルチップ(付け爪)の接着を行う場合、爪の表面をヤスリにて研磨することや、接着剤を爪の表面に塗布することが行われている。なお、本発明に関係あると思われる先行文献としては特許文献1,2,3等がある。
特開2004−33422号公報
特開平8−238121号公報
特開2004−254877号公報
従来、例えば自爪に対してネイルチップを接着する場合、爪の表面をヤスリにて研磨することや接着剤を塗布することが行われている。このようにヤスリにて爪を研磨すると、研磨によって生じた微粉が舞い上がることや、接着剤の揮発成分が周囲に漂うことがある。したがって、ネイルアートの作業を行う作業者や、ネイルアートの作業を受ける被術者が前記微粉を吸い込むことや、接着剤の異臭を吸い込むことがある。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、ネイルアートの作業を行うための作業領域を備えた作業台上の前記作業領域の一側方に、前記作業領域へ向って送風を行う送風手段を備え、前記作業領域の他側方に、前記送風手段から送風された空気を吸引するための吸引手段を備え、かつ前記作業領域の上方位置に、前記作業領域へ向って下方向に送風するための下方向送風手段を備えていることを特徴とするものである。
また、前記ネイルアート装置において、前記下方向送風手段は、前記作業領域を照明するための照明手段を備えていることを特徴とするものである。
また、前記ネイルアート装置において、前記下方向送風手段からの空気の流れは、前記送風手段から前記吸引手段に至る空気の流れを乱すことのないように弱い空気の流れであることを特徴とするものである。
また、前記ネイルアート装置において、前記送風手段から前記吸引手段に至る空気の流れは層流であることを特徴とするものである。
本発明によれば、作業領域内において、例えば爪にヤスリ掛けを行って研磨加工などのネイルアート作業を行ったときに生じた微粉は、下方向送風手段によって下方向へ送風される空気の流れによって舞い上がることが抑制され、かつ送風手段から送風される空気の流れによって吸引手段側へ流されると共に吸引手段によって吸引されるので、ネイルアート作業によって生じた微粉が前記作業領域から周囲に飛散し舞い上がることを効果的に防止できるものである。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係るネイルアート装置1は、例えばテーブル等のごとき適宜構成の作業台3を備えている。この作業台3の上面のほぼ中央部には、作業領域5(図2参照)が設けられている。この作業領域は、例えば自爪やネイルチップ(付け爪)に装飾を行ったり、自爪に対するネイルチップの接着、損傷した爪の補修などの各種のネイルアートの作業を行う領域である。
上記作業領域5の一側方(図2において左側)には、上記作業領域5へ向って送風を行うための送風手段7が配置してあり、前記作業領域5の他側方(図2において右側)には、前記送風手段7から送風された空気を吸引するための吸引手段9が配置してある。さらに、前記作業領域5の上方位置には、前記作業領域5へ向って下方向に送風するための下方向送風手段11が配置してある。
前記送風手段7は、前記作業台3の上面に沿って前記作業領域5の方向へ水平に送風を行う作用をなすものであって、この送風手段7におけるケーシング13の内部には、例えばシロッコファン等のごとき適宜の送風機15を備えている。そして、前記送風機15から送風される出口には、外部へ送風される空気の流れが層流をなすように、ハニカム構造体17が設けられている。
したがって、前記送風手段7から前記作業領域5へ指向して水平に送風される空気流は層流をなすものであり、前記作業領域5において生じた微粉等を下流側へ効果的に流し去ることができるものである。
前記吸引手段9は、前記送風手段7から前記作業領域5へ指向して送風された空気を吸引する作用をなすもので、この吸引手段9のケーシング19内には吸引作用を行うブロワ21が備えられていると共に、吸引した空気中の微粉を除去するためのフィルタ23及び空気中の異臭を吸着するための活性炭などの異臭吸着剤を備えた脱臭フィルタ25を備えている。
したがって、前記吸引手段9に吸引された空気中の微粉はフィルタ23によって除去され、かつ空気中の異臭は脱臭フィルタ25によって除去される。よって、前記作業領域5において微粉や異臭が発生した場合、前記送風手段7との協働により、前記微粉や異臭を効果的に除去することができ、周囲の環境を良好に維持することができるものである。
前記下方向送風手段11は、スタンド11Sを介して作業台3に取付けてある。この下方向送風手段11は、前記作業領域5へ向って下方向へ送風を行うと共に前記作業領域5の照明を行う作用をなすものである。より詳細には、前記下方向送風手段11におけるケーシング27内には送風ファン29が備えられており、この送風ファン29からの空気流の出口31には、空気の流れを層流にするためのハニカム構造体が備えられている。そして、前記出口31の周囲には、多数の発光素子(LED)を配置した照明領域33が設けてある。なお、上記LEDは白色発光の発光ダイオードである。
以上のごとき構成において、自爪に対してネイルチップを接着するようなときには、先ず、被術者における指先の爪を作業領域5においてヤスリ等において研磨し、かつ接着剤を塗布してネイルチップを接着するものである。前述のように爪を研磨したり、爪に接着剤を塗布すると、微粉や異臭が生じ周囲に飛散する傾向にある。
しかし、本実施形態においては、前記作業領域5に対して、送風手段7から作業台3の上面に平行に層流の空気流が送風され、吸引手段9によって空気流が吸引されて、空気流中の微粉や異臭が除去されるものである。この際、前記送風手段7からの送風はハニカム構造体17によって層流にされているので、前記作業領域5において作業者及び被術者の手に当たった場合でも、空気流は大きく乱れるようなことはないものである。
そして、前記作業領域5の下流側において、吸引手段9が前記送風手段7からの送風を積極的に吸引しているので、前記作業領域5において空気流に多少の乱れが生じた場合であっても、前記作業領域5において発生した微粉や異臭の吸引を効果的に行うことができるものである。
さらに、前記作業領域5の上方に配置した下方向送風手段11から作業領域5へ指向して下向きに送風が行われるので、作業領域5においての空気流の多少の乱れによって微粉や異臭が舞い上がる傾向にある場合であっても、前記微粉や異臭の舞い上りを効果的に抑制することができるものである。なお、前記下方向送風手段11からの下方向への送風は、前記送風手段7から前記吸引手段9側へ送風される層流を乱すことのない程度に弱い空気流であるが、前記作業領域5からの微粉や異臭の舞い上りを抑制することができるものである。
前記下方向送風手段11から下方向に送風するときには、照明手段として照明領域33に備えたLEDによって作業領域5の照明が行われる。この際、照明は白色発光のLEDによって行われるものであるから、例えば作業者又は被術者の頭が下方向送風手段11に近接した場合であっても熱くないものである。しかもネイルチップを接着するための接着剤或は爪,ネイルチップの装飾を行うための塗料等が紫外線硬化性の特性を有する場合であっても、白色発光のLEDであることにより、紫外線を照射するようなことがなく安心して使用することができるものである。
以上のごとき説明より理解されるように、作業領域5において、自爪やネイルチップに装飾を行ったり、自爪に対してネイルチップを接着し、また損傷した爪の補修を行なうなどの各種のネイルアートの作業を行うとき、前記作業領域5において発生した微粉や異臭の舞い上りを効果的に防止して吸引手段9によって効果的に吸引することができるものである。したがって、作業者やネイルアートを受ける被術者を、微粉や異臭から保護することができるものである。
なお、本発明は、前述のごとき実施形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様でも実施可能である。すなわち、作業領域5の下側又は作業領域5よりも下流側において作業台3の上面に、吸引口を開口した吸引手段を、さらに設ける構成とすることも可能である。また、前記送風手段7,吸引手段9及び下方向送風手段11を作業台3に予め一体的に組み合せた構成とすることや、ネイルアート作業を行うときに、前記送風手段7,吸引手段9及び下方向送風手段11を、作業台3上の作業領域5の周囲に個別に配置する構成とすることも可能である。さらには、作業台をテーブル上に載置自在な盤状の構成とし、この盤状の作業台に対して前記送風手段7,吸引手段9及び下方向送風手段11を予めセットした構成、或は必要に応じてセットする構成とすることも可能である。
1 ネイルアート装置
3 作業台
5 作業領域
7 送風手段
9 吸引手段
11 下方向送風手段
15 送風機
17 ハニカム構造体
21 ブロワ
23 フイルタ
25 脱臭フィルタ
29 送風ファン
31 出口
33 照明領域(照明手段)
3 作業台
5 作業領域
7 送風手段
9 吸引手段
11 下方向送風手段
15 送風機
17 ハニカム構造体
21 ブロワ
23 フイルタ
25 脱臭フィルタ
29 送風ファン
31 出口
33 照明領域(照明手段)
Claims (4)
- ネイルアートの作業を行うための作業領域を備えた作業台上の前記作業領域の一側方に、前記作業領域へ向って送風を行う送風手段を備え、前記作業領域の他側方に、前記送風手段から送風された空気を吸引するための吸引手段を備え、かつ前記作業領域の上方位置に、前記作業領域へ向って下方向に送風するための下方向送風手段を備えていることを特徴とするネイルアート装置。
- 請求項1に記載のネイルアート装置において、前記下方向送風手段は、前記作業領域を照明するための照明手段を備えていることを特徴とするネイルアート装置。
- 請求項1又は2に記載のネイルアート装置において、前記下方向送風手段からの空気の流れは、前記送風手段から前記吸引手段に至る空気の流れを乱すことのないように弱い空気の流れであることを特徴とするネイルアート装置。
- 請求項1,2又は3に記載のネイルアート装置において、前記送風手段から前記吸引手段に至る空気の流れは層流であることを特徴とするネイルアート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337762A JP2007136099A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | ネイルアート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337762A JP2007136099A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | ネイルアート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007136099A true JP2007136099A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38199637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005337762A Pending JP2007136099A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | ネイルアート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007136099A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017500983A (ja) * | 2013-12-31 | 2017-01-12 | フィネイルズ オーワイ | ネイル施術のためのシステムおよび方法 |
JPWO2017191769A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2018-05-17 | 株式会社カネカ | 光照射システム及び擬似自然光照射部材 |
JP2019130386A (ja) * | 2013-12-31 | 2019-08-08 | フィネイルズ オーワイ | ネイル施術のためのシステムおよび方法 |
JP2021065328A (ja) * | 2019-10-19 | 2021-04-30 | 株式会社 Vilinx | ネイル施術用デスク |
-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005337762A patent/JP2007136099A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10426244B2 (en) | 2013-12-31 | 2019-10-01 | Finails Oy | System and method for a nail manipulation |
JPWO2017191769A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2018-05-17 | 株式会社カネカ | 光照射システム及び擬似自然光照射部材 |
JP2021065328A (ja) * | 2019-10-19 | 2021-04-30 | 株式会社 Vilinx | ネイル施術用デスク |
JP6993634B2 (ja) | 2019-10-19 | 2022-01-13 | 株式会社 Vilinx | ネイル施術用デスク |
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