JP2011040947A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】立体映像を表示する場合に、クロストークの発生を確実に抑える。
【解決手段】立体画像を構成する右目用画像データ又は左目用画像データの画面上での垂直方向位置を検出する垂直位置検出部310と、右目用画像データ又は左目用画像データの位相を、垂直方向位置に応じて遅延させるフレームメモリ302と、を備える。
【選択図】図7
【解決手段】立体画像を構成する右目用画像データ又は左目用画像データの画面上での垂直方向位置を検出する垂直位置検出部310と、右目用画像データ又は左目用画像データの位相を、垂直方向位置に応じて遅延させるフレームメモリ302と、を備える。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
従来、例えば下記の特許文献に記載されているように、視差を有する左目用画像及び右目用画像を所定周期で交互にディスプレイに供給し、この画像を所定周期に同期して駆動される液晶シャッターを備える眼鏡で観察する方法が知られている。
しかしながら、上記従来例のように、立体映像ディスプレイをシャッター眼鏡方式で観察する場合、画像表示装置の応答速度不足や液晶シャッターのコントラスト不足など、表示装置やシャッター眼鏡の特性上の要因による問題が生じる。これらの要因により、右目用の画像の一部が左目に、左目用の画像の一部が右目に漏れ込む現象(以下、クロストークと言う)が発生する。
特に、上述した立体画像表示観察システムにおいて、ディスプレイを液晶表示ディスプレイ等から構成すると、その応答速度が問題となる。すなわち、液晶表示ディスプレイでは、画面の一方の端(画面上辺など)から他方の方の端(画面下辺など)に向けて線順次に映像信号が供給されるが、一方の端から他方の端に書き込まれるタイミングには応答遅れが生じる。
液晶の応答速度の不足により、右目用画像の書き込みにおいては、画面上辺が所望の輝度に達した時点において、画面下辺では、ようやく右目用画像の書き込みが開始される状態となる。左目用画像の書き込みにおいても、画面上辺が所望の輝度に達した時点において、画面下辺では、ようやく左目用画像の書き込みが開始される状態となる。
このため、画面上辺と画面下辺の双方で右目用画像または左目用画像の一方のみが表示されているタイミングで液晶シャッターを開くことが困難となり、右目用画像と左目用画像とが混ざってユーザに視認されるクロストークの問題が発生する。また、液晶の応答速度の不足により、液晶が完全に応答していない状態で液晶シャッターが開かれると、ユーザが所望の輝度の映像を視認できなくなるという問題も生じる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、立体映像を表示する場合に、クロストークの発生を確実に抑えることが可能な、新規かつ改良された画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、立体画像を構成する右目用画像データ又は左目用画像データの画面上での垂直方向位置を検出する垂直方向位置検出部と、前記右目用画像データ又は前記左目用画像データの位相を、前記垂直方向位置に応じて遅延させる遅延処理部と、を備える、画像処理装置が提供される。
また、前記遅延処理部は、前記垂直方向位置に応じて、前記右目用画像データ又は左目用画像データの一方に対して前記右目用画像データ又は左目用画像データの他方を加算することにより、前記遅延を行うものであってもよい。
また、前記右目用画像データ又は左目用画像データの他方のデータとして1フレーム前のデータを用いるものであってもよい。
また、画像信号の入力を受け、前記右目用画像及び左目用画像のそれぞれを2回連続して表示させるための信号へ変換する信号制御部を備え、前記遅延処理部は、2回連続する右目用画像又は左目用画像の1フレーム目に対して前記遅延を行うものであってもよい。
また、前記右目用画像と前記左目用画像の振幅差を大きくする方向に右目用画像データ又は左目用画像データを補正する補正部を更に備えるものであってもよい。
また、前記補正部は、前記垂直方向位置に応じて補正量を調整するものであってもよい。また、前記補正部は、前フレームと現フレームの各階調の組み合わせに対しての2次元マトリクスの補正量が格納されたルックアップテーブルを参照して前記補正量を調整するものであってもよい。
また、1フレームの遅延データを用いて前記右目用画像データ又は左目用画像データに対してオーバードライブ処理を行うオーバードライブ処理部を更に備えるものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、立体画像を構成する右目用画像データ又は左目用画像データの画面上での垂直方向位置を検出する手段、前記右目用画像データ又は前記左目用画像データの位相を、前記垂直方向位置に応じて遅延させる手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、立体映像を表示する場合に、クロストークの発生を確実に抑えることが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
(1)システム構成例
(2)画像表示装置の構成例
(3)本実施形態による2度書き込みの例
(4)本実施形態による位相補正の例
2.第2の実施形態
(1)第2の実施形態による液晶応答補正の例
3.第3の実施形態
(1)第3の実施形態によるオーバードライブ処理の例
1.第1の実施形態
(1)システム構成例
(2)画像表示装置の構成例
(3)本実施形態による2度書き込みの例
(4)本実施形態による位相補正の例
2.第2の実施形態
(1)第2の実施形態による液晶応答補正の例
3.第3の実施形態
(1)第3の実施形態によるオーバードライブ処理の例
1.第1の実施形態
[(1)システム構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係る立体画像表示観察システムの構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムはLCDから構成される画像表示装置100と、表示画像鑑賞用メガネ200とを備える。
[(1)システム構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係る立体画像表示観察システムの構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムはLCDから構成される画像表示装置100と、表示画像鑑賞用メガネ200とを備える。
画像表示装置100は、例えば、フィールド毎に右目用画像Rと左目用画像Lを交互に表示する。表示画像鑑賞用メガネ200には、レンズに相当する部分に一対の液晶シャッター200a,200bが設けられている。液晶シャッター200a,200bは、画像表示装置100のフィールド毎の画像切り換えに同期して交互に開閉動作を行う。すなわち、画像表示装置100に右目用画像Rが表示されるフィールドでは、左目用の液晶シャッター200bが閉鎖状態となり、右目用の液晶シャッターが開放状態200aとなる。また、左目用画像Lが表示されるフィールドでは、これと逆の動作を行う。
このような動作により、鑑賞用メガネ200を掛けて画像表示装置100を見るユーザの右目には右目用画像Rのみが、また、左目には左目用画像Lのみが入射される。このため、鑑賞者の目の内部で右目用と左目用の画像が合成され、画像表示装置100に表示される画像が立体的に認識される。また、画像表示装置100は通常の2次元画像を表示することもでき、この場合、右目用画像Rと左目用画像Lの切り換えは行われない。
[(2)画像表示装置の構成例]
次に、画像表示装置100の構成について説明する。図2は、画像表示装置100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像表示装置100は、左右映像制御部120、シャッター制御部122、エミッタ124、タイミング制御部126、バックライト制御部128、ゲートドライバ130、データドライバ132、液晶表示パネル134を備える。液晶表示パネル134の背後には、バックライト(面光源)136が配置されている。
次に、画像表示装置100の構成について説明する。図2は、画像表示装置100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像表示装置100は、左右映像制御部120、シャッター制御部122、エミッタ124、タイミング制御部126、バックライト制御部128、ゲートドライバ130、データドライバ132、液晶表示パネル134を備える。液晶表示パネル134の背後には、バックライト(面光源)136が配置されている。
液晶表示パネル134は、液晶層、液晶層を挟んで対向する透明電極、カラーフィルタ等から構成されている。バックライトを構成する蛍光体の残光特性は、4ms以下に設定されている。また、バックライト136は、残光特性の良好なLED等から構成されている。
左右映像信号制御部120には、右目用画像R及び左目用画像Lを表示するための左右映像信号が入力される。左右映像信号制御部120は、液晶表示パネル134に右目用画像Rと左目用画像Lを交互に表示させるため、左右映像信号を交互に出力する。また、左右映像信号制御部120は、入力された左右映像信号に基づいて、後述する2度書き込みを行うため、右目用映像信号と左目用映像信号のそれぞれについて、同じ信号が2つ連続するように変換を行う。なお、以下の説明において、後述する2度書きによる左右映像信号の出力をLLRRシーケンスと称する場合がある。
タイミング制御部126には、左右映像信号制御部120で変換された右目用映像信号及び左目用映像信号が入力される。タイミング制御部126は、入力された右目用映像信号及び左目用映像信号を液晶表示パネル132へ入力するための信号に変換し、ゲートドライバ130およびデータドライバ132の動作に用いられるパルス信号を生成する。
タイミング制御部126で変換された信号は、ゲートドライバ130とデータドライバ132のそれぞれに入力される。ゲートドライバ130およびデータドライバ132は、タイミング制御部126で生成されたパルス信号を受け、入力された信号に基づいて液晶表示パネル134の各画素を発光させる。これにより、液晶表示パネル134に映像が表示される。
また、左右映像信号制御部120は、2つ連続するように変換された右目用映像信号及び左目用映像信号の切り換わりのタイミングを示すタイミング信号をシャッター制御部122へ送る。シャッター制御部122は、左右映像信号制御部120から送られたタイミング信号に基づいて、エミッタ126を発光させる駆動信号をエミッタ126へ送る。エミッタ126は、左右の映像信号の切り換わりのタイミングを示す光信号を鑑賞用メガネ200に対して送信する。
表示画像鑑賞用メガネ200は、詳細は省略するが、光信号を受信するセンサを備えている。光信号を受信した鑑賞用メガネ200は、画像表示装置100の右目用映像信号と左目用映像信号の切り換わりのタイミングに同期して、液晶シャッター200a,200bの開閉動作を交互に行う。
また、シャッター制御部122が出力するタイミング信号は、バックライト制御部128へ入力される。バックライト制御部128は、入力されたタイミング信号に基づいて、バックライト136を点灯させるための制御信号を出力する。バックライト136は、バックライト制御部128から入力された制御信号に基づいて点灯を行う。
[(3)本実施形態による2度書き込みの例]
液晶の応答速度の不足に起因するクロストークの発生、及び輝度不足等を解消するため、本実施形態では、液晶パネルの駆動周波数を高め、左右の画像の1フレームを液晶表示パネル132に2度表示させる(書き込む)という手法を採用している。
液晶の応答速度の不足に起因するクロストークの発生、及び輝度不足等を解消するため、本実施形態では、液晶パネルの駆動周波数を高め、左右の画像の1フレームを液晶表示パネル132に2度表示させる(書き込む)という手法を採用している。
図3は、本実施形態による2度書き込みの原理と、液晶シャッター200a,200bの開閉を示すタイミングチャートであって、右目用画像Rと左目用画像Lのそれぞれを240[Hz]の駆動周波数で表示した場合を示している。図3において、1回の書き込みにより右目用画像R又は左目用画像Lが表示される時間は、1/240[Hz]=4.2[ms]である。
図3は、液晶表示パネル132の画面下端(H=0)から上端(H=1)に至る縦方向の各位置において、時間とともに輝度が変化している様子を示している。また、図3において、所定の時間Tの間は、液晶シャッター200a,200bが開かれる。
図3に示すように、画面上端(H=1)では、時刻t20からt21までの4.2[ms]間に右目用画像Rが書き込まれ、続けて時刻t21からのt22までの4.2[ms]間に再び右目用画像Rが書き込まれる。ここで、時刻t20からt21の間に書き込まれる右目用画像Rと時刻t21からのt22の間に書き込まれる右目用画像Rは、基本的には同一の画像であるが、オーバードライブ処理などの調整に起因して相違するものであってもよい。また、1回目に書き込まれる右目用画像Rと2回目に書き込まれる右目用画像Rとの間に所定のブランク期間を設けても良い。
そして、右目用画像Rを2回書き込んだ後に左目用画像Lが書き込まれる。左目用画像Lについても、画面上端(H=1)では、時刻t22からt23までの4.2[ms]間に左目用画像Lが書き込まれ、続けて時刻t23からのt24までの4.2[ms]間に再び左目用画像Lが書き込まれる。時刻t22からt23の間に書き込まれる左目用画像Lと時刻t23からのt24の間に書き込まれる左目用画像Lは、基本的には同一の画像であるが、オーバードライブ処理などの調整に起因して相違するものであってもよい。また、1回目に書き込まれる左目用画像Lと2回目に書き込まれる左目用画像Lとの間、または左目用画像Lと右目用画像Rの間に所定のブランク期間を設けても良い。
一般に液晶表示装置は、その応答時間が比較的遅いため、書き込み時間が短時間であると、各画素が所望の輝度に達しない。このため、駆動周波数を高くして右目用画像Rと左目用画像Lを交互に書き込むと、1回の書き込み時間(=4.2ms)が短くなり、1回目の書き込み後にしか所望の輝度に到達しないため、画面上端と下端の両方が所望の輝度に達しているタイミングが存在しない。
本実施形態では、右目用画像Rと左目用画像Lをそれぞれ2度に渡って書き込みしているため、2回目の書き込み時には、所望の輝度を保持することができ、従って、画面の上端と下端の両方で所望の輝度に達した状態を実現できる。
なお、本実施形態のような2度書きを行わない場合に、液晶が応答する程度の低い周波数で右目用画像Rと左目用画像Lとを交互に表示させた場合は、フリッカ(画面のちらつき)が発生してしまう。フリッカの発生は、例えば右目用画像R又は左目用画像Lの1フレームが表示される駆動周波数を60[Hz]以下とすると発生する。本実施形態では、液晶の駆動周波数を例えば240[Hz]とするため、フリッカの発生を確実に抑えることができる。
液晶シャッターは、図3中の例えば区間T1,T2で開かれる。区間T1では、左目用の液晶シャッター200bが閉鎖状態となり、右目用の液晶シャッター200aが開放状態となる。また、区間T2では、右目用の液晶シャッター200aが閉鎖状態となり、左目用の液晶シャッター200bが開放状態となる。
図4は、液晶の応答波形が画面垂直位置毎に異なる様子を示す特性図である。図4(A)に示す入力波形の場合、画面垂直位置に応じて図4(B)に示すような遅延が生じる。この場合において、全ての画面垂直位置において液晶が応答したタイミングでシャッターを開くことが望ましい。
本発明は、両眼視差3D画像を処理する画像処理装置であって、画面垂直位置検出手段とそれを用いて画面垂直位置に応じて書き換えの位相ズレを補正する手段とシャッター開口時間の積分輝度を所定輝度になるように画面垂直位置に応じて液晶応答を補正する手段を有する。
以上のような2度書きのシーケンスでの表示は、左目用画像Lと右目用画像Rのそれぞれについて、1フレーム目で書き換えを行い、2フレーム目でそれを保持し、2フレーム目のタイミングでシャッター200a,200bを開くことにより左目用画像Lと右目用画像Rの分離を行う。
上述したように、一般的に液晶パネルは、画面上端から下端に向けて線順次でデータの書き換えが行われる。その場合、図3に示すように、概ね表示のフレームレートにおいて、書き換えのタイミングは上端と比較して下端では1フレームの遅延が生じる。一方、図4に示すように、シャッター200a,200bの開閉は画面一括で行われる。
このため、例えば、図3に示すように、シャッターの開口比率を25%(左目用画像L、右目用画像Rのそれぞれの1フレーム期間)とし、画面下端に開口タイミングを合わせた場合(図3中の区間T3、区間T4)、画面の上端では次に表示される右目または左目用画像の1フレーム目のタイミングでシャッター200a,200bが開いてしまう。例えば、区間T3では、画面の下端で右目用画像Rにシャッター200aの開口タイミングを合わせているが、画面の上端では次に表示される左目用画像Lの1フレーム目のタイミングでシャッター200aが開いてしまう。
図5は、液晶の応答特性を指数関数で近似し、画面垂直位置に対しての液晶の応答特性を示している。図5では、画面垂直位置下端をH=0、上端をH=1としてH=0,0.2,0.4,0.6,0.8,1のそれぞれの画面垂直位置での応答特性を示している。
また、図5では、暗い背景(輝度0.2)に明るい3D対象物(輝度0.7)を表示した場合を示しており、左目用画像(輝度0.2)と右目用画像(輝度0.7)が交互に表示される場合を示している。図5において、横軸の時刻1〜2の区間は、例えば図3のT3に相当し、この区間ではシャッター200bが開かれ、シャッター200aが閉じられる。
図5に示すように、画面の上側ほど応答のタイミングが速くなり、シャッター200bが閉じるタイミング(時刻2)において、画面垂直位置がH=1の特性では、輝度が0.7に達している。一方、画面垂直位置がH=0の特性では、シャッターが閉じるタイミングにおいて、輝度は0.2である。従って、H=0の位置では、輝度0.2の左目用画像Lを適正に表示できるが、H=1の位置では輝度の高い右目用画像Rが混ざってしまう。
また、図6は、図5の特性において、シャッターの開口時間で積分した時の画面垂直位置に対しての輝度の変化を示している。図6に示すように、画面垂直位置が大きいほど、輝度の積算値が大きくなり、背景の階調レベル(輝度0.2)がクロストークによって上昇していることがわかる。
[(4)本実施形態による位相補正の例]
以上のようなクロストークの発生を抑えるため、本実施形態では、左右映像信号制御部120に位相補正部300が設けられている。位相補正部300は、空間の垂直位置に応じて書き換えの位相ズレを補正する。図7は、位相補正部300の構成を示す模式図である。図7に示すように、位相補正部300は、フレームメモリ302、乗算部304,306、加算部308、垂直位置検出部310、係数算出部312を備える。
以上のようなクロストークの発生を抑えるため、本実施形態では、左右映像信号制御部120に位相補正部300が設けられている。位相補正部300は、空間の垂直位置に応じて書き換えの位相ズレを補正する。図7は、位相補正部300の構成を示す模式図である。図7に示すように、位相補正部300は、フレームメモリ302、乗算部304,306、加算部308、垂直位置検出部310、係数算出部312を備える。
位相補正部300には、左目用信号L、及び右目用信号Rが入力される。左目用信号L及び右目用信号Rは、乗算部304にて係数(1−k)が乗算される。また、左目用信号L及び右目用信号Rは、フレームメモリ302へ入力されて1フレーム分だけ遅延されて出力される。遅延された左目用信号L及び右目用信号Rは、乗算部306にて係数kが乗算される。
図8〜図10は、位相補正部300で行われる処理を説明するための特性図である。位相補正部300で行われる具体的処理の一例として、LLRRシーケンス入力の1フレーム遅延データを画面垂直位置に応じて適切な比率で混合する。図8は、上端、中央、下端の波形が遅延する様子を示す模式図である。上述したように、書き換えのタイミングは画面上端に対して画面下端では概ね1フレームの遅延を生じる。
また、図9は、図8の上端、中央、下端の各波形に対して、1フレーム分遅延させた波形を破線で加えたものである。図9に示すように、画面下端を基準にすると、上端では1フレーム分だけ信号を遅延させることで、画面上端と画面下端の書き換えのタイミングが一致する。
また、画面中央でも位相を補正するため、以下の式(1)のように、画面垂直位置に応じて1フレームの遅延データを混合する。(1)式において、出力データDout、画面垂直位置に依存した比率k(v)、現フレームデータをDn、1フレーム遅延データをDn−1とする。
Dout=k(v)・Dn−1+(1−k(v))・Dn ・・・(1)
Dout=k(v)・Dn−1+(1−k(v))・Dn ・・・(1)
位相補正部300のフレームメモリ302は、1フレーム遅延データDn−1を出力し、乗算部306は、k(v)・Dn−1の演算を行い、演算結果を出力する。また、乗算部304は、(1−k(v))・Dnの演算を行い、演算結果を出力する。加算部308は、乗算部306,308の出力を加算する。
垂直位置検出部310は、垂直位置vを検出して出力する。垂直位置検出部310には、水平同期信号(Hsync)、垂直同期信号(Vsync)が入力され、水平同期信号をカウントして垂直位置を検出し、1フレームの終端において、垂直同期信号でカウント値をリセットする。係数算出部312は、垂直位置vに応じた係数k(v)を出力する。係数k(v)は乗算部304,306で乗算に用いられる。
図10は、(1)式により補正した、上端、中央、下端の補正波形を示す特性図である。ここでは、上端でk(v)=1、中央でk(v)=0.5、下端でk(v)=0としている。また、図10において、破線はシャッター開口タイミングを示している。
また、液晶の応答特性に応じて、混合比率を変更する場合は、垂直位置に対しての混合比率のパターンをルックアップテーブル(LUT)に格納し、LUTを参照して混合比率を変更しても良い。
図11は、図5と同様に画面垂直位置に対しての液晶の応答特性を示す特性図であって、上述した手法で位相を補正した場合の画面垂直位置と液晶の応答カーブを示している。図5と同様に、図11では、液晶の応答特性を指数関数でモデル化した特性を示している。図11に示すように、シャッター200bが閉じるタイミング(時刻2)において、画面上端での輝度は十分に低下していることが分かる。
図12は、本実施形態の手法で位相を補正した場合において、シャッター開口時間で積分した時の画面垂直位置に対しての輝度の変化を示している。図6と比較すると、クロストークの影響が明らかに低減していることがわかる。
図13は、入力信号として、左目用画像L、右目用画像Rが並列で入力され、出力信号をLLRRシーケンスに変換する場合の構成を示している。この場合、位相補正部300は、フレームメモリ320,322、係数乗算部324,326,328,330、加算部332,334、LR信号切換部336を有して構成される。
図13の構成では、LRそれぞれの信号をフレームメモリ320,322に格納し、それを交互に2回ずつ読み出すと共にその1フレーム目に他方の信号を垂直位置に応じて混合する。このように、図13の構成では、右目用画像データ又は左目用画像データの一方に対して前記右目用画像データ又は左目用画像データの他方を加算することにより、遅延処理を行う。ここで、加算するデータとしては、1フレーム前のデータを用いることができる。並列に入力された左目用信号Lと右目用信号Rのそれぞれがフレームメモリ320,322にて遅延され、係数乗算部324,330にて係数(1−k(v))が乗算され、係数乗算部326,328にて係数k(v)が乗算される。そして、係数乗算部324,326の出力は加算部332で加算され、係数乗算部328,330の出力は加算部334で加算される。加算部332,334の出力はLR信号切換部336へ入力されて、交互にLR信号切換部336から出力される。
以上説明したように第1の実施形態によれば、左右の映像信号に対して面垂直位置に応じて遅延信号を加算するようにしたため、クロストークの発生を確実に抑えることが可能となる。
2.第2の実施形態
[(1)第2の実施形態による液晶応答補正の例]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、更にクロストークを軽減するため、液晶応答補正部を有する。第1の実施形態では、上端のクロストークは低減することができるが、図12に示したように、画面垂直位置の中間点においては僅かにクロストークが残る。これは中間点ではLLRRシーケンスの本来の目的である、1フレーム目で書き換え、2フレーム目でホールドするという形にならないためである。図10に示したように、画面中間点では2フレーム目のみ所定の階調となる。この場合、シャッター開口時間の中で液晶の立ち上がり、立下りの切り替わりが起こるため、所定の階調に達しない事態が生じる。
[(1)第2の実施形態による液晶応答補正の例]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、更にクロストークを軽減するため、液晶応答補正部を有する。第1の実施形態では、上端のクロストークは低減することができるが、図12に示したように、画面垂直位置の中間点においては僅かにクロストークが残る。これは中間点ではLLRRシーケンスの本来の目的である、1フレーム目で書き換え、2フレーム目でホールドするという形にならないためである。図10に示したように、画面中間点では2フレーム目のみ所定の階調となる。この場合、シャッター開口時間の中で液晶の立ち上がり、立下りの切り替わりが起こるため、所定の階調に達しない事態が生じる。
第2の実施形態では、シャッター開口時間の積分値が所定の階調になるように、LLRRそれぞれの2フレーム目の到達点を所定の階調レベルよりLRのフレームの各画素位置の輝度差を大きくする方向に補正する。補正値は画面垂直位置の関数を係数として与え、以下の式(2)で表すことができる。
液晶応答補正値=(Dn−Dn−1)・k2(v) ・・・(2)
液晶応答補正値=(Dn−Dn−1)・k2(v) ・・・(2)
式(2)において、Dn−Dn−1は、LRのフレームの各画素位置の輝度差(振幅差)を表している。また、k2(v)は、画面垂直位置に応じた係数を示している。図14は、k2(v)の特性を示す特性図であって、LRのフレームの各画素位置の輝度振幅に対する補正値の比率の垂直位置との関係を示している。図14に示すように、係数k2(v)は、画面中央位置ほど大きくなるように設定される。
図15は、液晶応答補正を加えた場合の液晶応答カーブであって、図5と同様に、画面垂直位置に対しての液晶の応答特性を示している。また、図16は、図6と同様に、シャッター開口時間で積分した時の画面垂直位置に対しての輝度の変化を示している。
図15において、LRのフレームの各画素位置の輝度差は、Dn−Dn−1=0.7−0.2=0.5である。この輝度差に対して、画面垂直位置に応じた係数k2(v)が乗算されて、(1)式の値に対して液晶応答補正値として加算される。
従って、上述した第1の実施形態の式(1)と合わせると、第2の実施形態の出力データDoutは以下の(3)式で表すことができる。
Dout=k1(v)・Dn−1+(1−k1(v))・Dn+(Dn−Dn−1)・k2(v) ・・・(3)
Dout=k1(v)・Dn−1+(1−k1(v))・Dn+(Dn−Dn−1)・k2(v) ・・・(3)
従って、第2の実施形態によれば、図15に示すように、シャッターが閉じるタイミング(時刻2)において、画面上端での輝度は十分に低下しており、図16と図6を比較すると、クロストークの影響が更に低減できることがわかる。
ところで、実際の液晶の応答は、図15に示すような指数関数に必ずしも近似できるものではなく、また立下りの特性と立ち上がりの特性は対称ではない。図17、図18は、実際の液晶の応答カーブを示しており、図17は立ち上がり特性を、図18は立下りの特性を示している。図17及び図18において、縦軸は液晶の透過率を示している。また、図17及び図18は255階調の輝度のそれぞれに対して、図17では、0,16,64,128,216のそれぞれの階調の特性を示しており、図18では、96,128,160,192,255のそれぞれの階調の特性を示している。階調は、255に近いほど輝度が高くなる。
このため、実際の液晶の応答特性を想定した場合、入力振幅に対して垂直位置に応じた係数を乗じて補正値を求めると、実際の応答との乖離(ズレ)が大きくなる可能性がある。この場合には、2次元マトリクスのルックアップテーブルを参照して、垂直位置に応じたゲインを乗算する構成とする。図19は、この場合のゲインパターンを示す特性図である。
また、黒レベル近傍では黒レベル以下の補正値を設定できないが、液晶の応答特性で黒レベル近傍の立ち上がり特性は指数関数で近似した応答カーブと大きく異なり、位相遅れを伴って立ち上がる挙動をとるため、シャッター開口時間の積分値は所定の値から大きくはずれることはない。
図20はLLRRシーケンス入力の場合の機能ブロックを示しており、第2の実施形態に係る液晶応答補正部400の構成を示す模式図である。液晶応答補正部400は、フレームメモリ402、補正量算出部404、垂直位置検出部406、垂直位置ゲイン算出部408、乗算部410、加算部412を備える。
フレームメモリ402は、入力されたLLRRの信号に対して、1フレーム分遅延させる処理を行う。補正量算出部404は、LRのフレームの各画素位置の輝度差を求める。補正量算出部404は、2次元マトリクスのルックアップテーブルを参照して、応答特性を補正する。また、垂直位置検出部406は、入力信号の垂直位置を検出し、垂直位置ゲイン算出部408は、図19のゲインパターンから垂直位置に応じたゲインを取得する。そして、補正量算出部404の出力に対して、乗算部410にてゲインが乗算され、加算部412にて元の入力信号に対して加算される。
また、別の形態として入力信号がL、R並列で出力をLLRRシーケンスに変換する場合の液晶応答補正部の構成を図21に示す。この場合はLRそれぞれの信号をフレームメモリ420,422に格納し、LR切換部424にてそれを交互に2回ずつ読み出す。また、LRそれぞれの信号の2フレーム目に他方の信号を読み出し、補正量算出部426にてLUTを参照して補正量を出力し、乗算部410にて垂直位置に応じたゲインを乗算する。そして、加算部412にて元データに加算することで出力値を得る。
以上説明したように第2の実施形態によれば、液晶の応答を考慮した補正を加えることで、更なるクロストークの低減を実現することが可能となる。
3.第3の実施形態
[(1)第3の実施形態によるオーバードライブ処理の例]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、上述した構成に対してオーバードライブ処理を組み合わせたものである。
[(1)第3の実施形態によるオーバードライブ処理の例]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、上述した構成に対してオーバードライブ処理を組み合わせたものである。
図22は、第3の実施形態の構成を示す図であって、オーバードライブ処理を組み合わせた構成を示す模式図である。第3の実施形態は、フレームメモリ506、位相補正部300、液晶応答補正部400、垂直位置検出部310、垂直位置ゲイン算出部408、係数算出部312、オーバードライブ(OD)処理部502、予測値処理部504からなる。入力はLLRRシーケンス用にLRそれぞれ同一フレーム信号が2回づつ入力されることを想定している。
最初に、図23に基づいて、オーバードライブ処理回路について説明する。オーバードライブ処理回路500は、オーバードライブ処理部502、予測値処理部504、及びフレームメモリ506からなる。液晶の応答特性は1フレームの時間で所定の階調レベルまで到達しない場合があり、これを補正するため、オーバードライブ処理部502は、前フレームの階調より現フレームの階調の方が高い場合には、高い階調を出力し低い階調の場合には低い階調を出力する。一般的には前フレーム、現フレームの組み合わせの2次元テーブルに補正量を格納し、それを参照して補正量を求める。予測値処理部504はオーバードライブ処理した結果、所定の階調に対しての1フレーム後の到達階調との差分を2次元テーブルに補正量として格納し、これを参照して所定の階調に加算するとともに、フレームメモリに格納し、次フレームのオーバードライブ処理ではこれを参照する。
図24は、オーバードライブ処理による液晶応答波形を示す模式図である。予測値処理部504がない場合には、図24に破線で示すように、オーバードライブ処理補正量が過補償になる場合があるが、予測値処理部504により置換した値を次オーバードライブ処理に用いることで回避できる。
第3の実施形態では、1フレーム目で位相補正を行い、2フレーム目では液晶応答の補正を行う。そのため、外部より1フレーム目、2フレーム目を判別するための信号を入力する。
位相補正部300では、LLRRのそれぞれの信号に対して、1フレーム目については、第1の実施形態で説明したように、1フレームの遅延データを画面垂直位置に応じて適切な比率で混合する。2フレーム目については、フレーム検出信号により2フレーム目であることを判断し、遅延データの混合比率を0にすることで、入力信号をそのまま出力する。
液晶応答補正部400の補正量算出部404では、前フレーム、現フレームの各階調の組み合わせに対しての2次元マトリクスの補正量が格納されたルックアップテーブル(LUT)を参照し、補正量を出力する。ルックアップテーブルの大きさは、すべての階調の組み合わせが必ずしも必要ではなく、代表値のみを保存し間の値については補間値を求めることで削減できる。
垂直位置検出部310は、第1の実施形態と同様に垂直位置を出力する。ここでは水平同期信号、垂直同期信号が入力され、水平同期信号をカウントし、垂直同期信号でリセットする形態が可能である。垂直位置ゲイン算出部408には、垂直位置に対してのゲインパターンが格納された1次元ルックアップテーブル(LUT)を参照して垂直位置に対してのゲインを出力する。これについても代表値のみを格納し、間の値については補間値を求めることでテーブルの大きさを削減できる。乗算部410は、垂直位置に対応したゲインを乗算し加算部412は入力信号に加算した値を出力する。液晶応答補正部400は、フレーム検出信号により1フレーム目か2フレーム目かを判断し、2フレーム目のみに補正量を出力する。
上述した説明では、LRのフレームの階調の違いに応じた補正量を出力する構成を示したが、本実施形態では、位相補正された1フレーム目のデータを参照する。そのため画面垂直位置によって現フレームとの振幅差は異なる。位相補正は下端を基準として、上端で最大となる。つまり振幅差は下端で0、上端で最大となる。ルックアップテーブル(LUT)は、LRの階調差に応じた補正量を格納しておき、垂直位置ゲインパターンは上端を1としてLUTに格納する。この場合、下端近傍ではノイズを含む小振幅に対して過大に補正量を出力する可能性があるので、画面下端近傍ではゲインを押さえるパターンが有効となる。このゲインパターンを図25に示す。
オーバードライブ処理部502では、フレームメモリ506に保存された到達予測値とクロストーク補正された値について2次元LUTを参照して出力を得る。また、予測値処理部504ではクロストーク補正された値とフレームメモリ506に保存された前フレーム到達予測値について2次元LUTを参照して現フレーム到達予測値を出力し、フレームメモリ506に保存する。
なお、上述した実施形態では、入力信号として3次元表示をするための動作を説明したが、2次元表示用のオーバードライブ回路として兼用することが可能である。この場合には、位相補正部300における1フレーム遅延信号混合比率を0にするように設定すること、液晶応答補正部400における補正量を0にするように設定することでハイフレームレート表示におけるオーバードライブ回路として機能させることができる。
また、実施形態では、オーバードライブ処理と一体化した例を示したが、他の機能ブロックと一体化してもよい。例えば、LLRRシーケンスとは異なる3次元入力データをLLRRシーケンスに変換するブロックと一体化することが可能である。
以上説明したように第3の実施形態によれば、オーバードライブ処理部500と位相補正部300、液晶応答補正部400を一体に構成したことにより、オーバードライブ処理部500、位相補正部300、液晶応答補正部400でフレームメモリ506を共用することができ、回路構成を簡素にすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
302 フレームメモリ
304,306 乗算部
310 垂直位置検出部
304,306 乗算部
310 垂直位置検出部
Claims (9)
- 立体画像を構成する右目用画像データ又は左目用画像データの画面上での垂直方向位置を検出する垂直方向位置検出部と、
前記右目用画像データ又は前記左目用画像データの位相を、前記垂直方向位置に応じて遅延させる遅延処理部と、
を備える、画像処理装置。 - 前記遅延処理部は、前記垂直方向位置に応じて、前記右目用画像データ又は左目用画像データの一方に対して前記右目用画像データ又は左目用画像データの他方を加算することにより、前記遅延を行う、請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記右目用画像データ又は左目用画像データの他方のデータとして1フレーム前のデータを用いる、請求項2に記載の画像処理装置。
- 画像信号の入力を受け、前記右目用画像及び左目用画像のそれぞれを2回連続して表示させるための信号へ変換する信号制御部を備え、
前記遅延処理部は、2回連続する右目用画像又は左目用画像の1フレーム目に対して前記遅延を行う、請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記右目用画像と前記左目用画像の振幅差を大きくする方向に右目用画像データ又は左目用画像データを補正する補正部を更に備える、請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記補正部は、前記垂直方向位置に応じて補正量を調整する、請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記補正部は、前フレームと現フレームの各階調の組み合わせに対しての2次元マトリクスの補正量が格納されたルックアップテーブルを参照して前記補正量を調整する、請求項5に記載の画像処理装置。
- 1フレームの遅延データを用いて前記右目用画像データ又は左目用画像データに対してオーバードライブ処理を行うオーバードライブ処理部を更に備える、請求項1に記載の画像処理装置。
- 立体画像を構成する右目用画像データ又は左目用画像データの画面上での垂直方向位置を検出する手段、
前記右目用画像データ又は前記左目用画像データの位相を、前記垂直方向位置に応じて遅延させる手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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WO2012033224A1 (en) * | 2010-09-09 | 2012-03-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | System for crosstalk reduction |
KR20130035317A (ko) * | 2011-09-30 | 2013-04-09 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 패널의 구동 방법 및 이를 수행하는 표시 장치 |
US9491446B2 (en) | 2011-02-15 | 2016-11-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Image processing device, image display device, image processing method, and image processing program |
-
2009
- 2009-08-10 JP JP2009185813A patent/JP2011040947A/ja not_active Withdrawn
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