JP2011040575A - 電子デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

Abstract

【課題】基板と電子部品との接続部で生じる不要な電磁波放射を抑制できる電子デバイス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】電子デバイス100は、第2電極パッド13を有する基板11と、電位安定部21aの端部21b(外部接続端子)を有する電子部品21と、を有する。電子部品21は導電箔20により被覆され、絶縁被覆導電突起22が、導電箔20の表面から基板11に向かって突出する。第2電極パッド13は、基板11の電位安定層11a(電源又はグランド)と電気的に接続される。電位安定部21aは、電子部品21の電源又はグランドである。第2電極パッド13と電位安定部21aの端部21bとは、導電箔20及び絶縁被覆導電突起22を介して互いに電気的に接続される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子デバイス及びその製造方法に関し、特に電子部品の実装構造に関する。
近年の技術の発展に伴い、電子機器の小型化・高密度化とともに信号伝送の高速化が進んでいる。使用される半導体も急速に性能が向上し、半導体チップ内におけるクロック周波数は3〜5GHzのものが実用化されており、今後10GHz以上のものが実現されると予想される。また、チップ(電子部品)から基板への信号も1.8〜4GHzと高周波になると予想される。
しかし、このような信号伝送の高速化に伴い、新たな課題も発生した。その1つが、信号伝送時に不要な電磁波が放射し易くなることである。配線基板内のグランド又は電源のビアホールの周囲につくられる非導体領域(以下、クリアランスと称す)の存在が、不要な電磁波の主な発生原因であると考えられている。このため、不要な電磁波を抑制すべく、クリアランスを補填するための配線経路の形成やクリアランスサイズの縮小などが検討されている。また、プリント配線板においては、ストリップライン又はマイクロストリップラインを採用することで、伝送信号における不要な電磁波放射を抑制することも提案されている。例えば特許文献1(特に図1)に記載のプリント配線板では、併設されたガードグランド配線を工夫することで、高速デジタル信号に対する放射ノイズ又はクロストークノイズの抑制及び高密度配線を実現している。
特開2004−221400号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のプリント配線板では、伝送信号の不要な電磁波放射を基板単体だけでしか抑制することができず、電子部品と基板(実装基板)との接続部で発生する不要な電磁波放射を抑制するまでには至っていない。今後、部品内の信号伝送経路の更なる高密度化が進むと、不要な電磁波放射を抑制するための配線や外部電極の数又は量を減らす必要に迫られ、基板や半導体などの部品内で不要な電磁波放射を抑制することが難しくなると考えられる。また、電子部品から基板に信号が伝達される際の伝達速度のギャップによっても、半田接続部で不要な電磁波放射が発生するおそれがある。
本発明の目的は、基板と電子部品との接続部で生じる不要な電磁波放射を抑制できる電子デバイス及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る電子デバイスは、電極パッドを有する基板と、外部接続端子を有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを接続する導体部材と、を有し、前記電極パッドは、前記基板の電源又はグランドと電気的に接続され、前記外部接続端子は、前記電子部品の電源又はグランドと電気的に接続され、前記電極パッドと前記外部接続端子とは、前記導体部材を介して互いに電気的に接続される。
本発明の第2の観点に係る電子デバイスの製造方法は、電源又はグランドと電気的に接続される電極パッドを有する基板を用意することと、電源又はグランドと電気的に接続される外部接続端子を有する電子部品を用意することと、前記電極パッドと前記外部接続端子とを、導体部材を介して互いに電気的に接続することと、を含む。
なお、「用意すること」には、材料や部品を購入して自ら製造することのほかに、完成品を購入して使用することなども含まれる。
本発明によれば、電子部品内ではなく基板と電子部品との接続部付近で配線を工夫することで、基板と電子部品との接続部で発生する不要な電磁波放射を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る電子デバイスの概要を示す透視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 基板表層における絶縁被覆導電突起と半田バンプとの接続部の一例を示す図である。 基板表層における絶縁被覆導電突起と半田バンプとの接続部の別例を示す図である。 導電板材を用意する工程を説明するための図である。 図6AのA−A断面図である。 導電板材に貫通孔を形成する工程を説明するための図である。 図7AのA−A断面図である。 導電板材を切削加工する工程を説明するための図である。 図8AのA−A断面図である。 図8AのB−B断面図である。 導電箔と電子部品とを貼り合わせる工程を説明するための図である。 図9AのA−A断面図である。 図9AのB−B断面図である。 基板を用意する工程を説明するための図である。 図10AのA−A断面図である。 図10AのB−B断面図である。 基板に電子部品を搭載する工程を説明するための図である。 基板に電子部品を搭載する工程を説明するための第1の断面図である。 基板に電子部品を搭載する工程を説明するための第2の断面図である。 本発明の実施形態2に係る電子デバイスの概要を示す透視図である。 図13のA−A断面図である。 本発明の実施形態3に係る電子デバイスの概要を示す透視図である。 図15のA−A断面図である。 図15のB−B断面図である。 本発明の実施形態4に係る電子デバイスの概要を示す図である。 本発明の実施形態4に係る電子デバイスの別例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、図中、矢印Z1、Z2は、それぞれ配線板の主面(表裏面)の法線方向(又はコア基板の厚み方向)に相当する配線板の積層方向を指す。一方、矢印X1、X2及びY1、Y2は、それぞれ積層方向に直交する方向(配線板の主面に平行な方向)を指す。配線板の主面は、X−Y平面となる。また、配線板の側面は、X−Z平面又はY−Z平面となる。本実施形態では、相反する積層方向を向いた2つの主面を、第1面(矢印Z1側の面)、第2面(矢印Z2側の面)という。積層方向において、コアに近い側を下層(又は内層側)、コアから遠い側を上層(又は外層側)という。
(実施形態1)
図1、図2(図1のA−A断面図)、図3(図1のB−B断面図)に、本実施形態の電子デバイス100を示す。電子デバイス100は、基板11(実装基板)と、基板11に搭載される電子部品21と、信号伝送用の接続部(半田バンプ23)と、電源又はグランド用の接続部(導電箔20、絶縁被覆導電突起22、及び半田バンプ14)と、を有する。ここで、信号伝送用の接続部は、基板11の第1電極パッド12(信号伝送用の電極パッド)と電子部品21の電極21c(信号伝送用の外部接続端子)とを電気的に接続する。また、電源又はグランド用の接続部は、基板11の第2電極パッド13(電源又はグランド用の電極パッド)と電子部品21の電位安定部21aの端部21b(電源又はグランド用の外部接続端子)とを電気的に接続する。
基板11は、電位安定層11aと、配線層11bと、配線11d(信号伝送用の配線)と、配線11g(電源又はグランド用の配線)と、第1電極パッド12と、第2電極パッド13と、半田バンプ14と、ソルダーレジスト15と、を有する。電位安定層11aは、基板11の電源又はグランドである。ソルダーレジスト15は、配線層11bの第1面に形成される。ソルダーレジスト15の開口部15aには第1電極パッド12が配置され、ソルダーレジスト15の開口部15bには第2電極パッド13が配置される。第1電極パッド12、第2電極パッド13は、基板11の第1面に千鳥状に配置される。
配線層11bは、例えばコア基板に対して層間絶縁層及び配線層が交互に積層される多層配線層である。配線層11bには、レーザ等によりスルーホール11c、11fが形成される。スルーホール11cは、電位安定層11aも貫通する。そして、スルーホール11c、11fに導体(例えばCu)が充填されることで、配線11d、11gが形成される。配線11dは、信号の伝達に用いられる。このため、配線11dは、絶縁材11eにより電位安定層11aと絶縁される。また、配線11gは、電源又はグランドに用いられる。このため、配線11gは、電位安定層11aと電気的に接続される。
配線11dの第1面には第1電極パッド12が形成され、配線11gの第1面には第2電極パッド13が形成される。第1電極パッド12(信号伝送用の電極パッド)と第2電極パッド13(電源又はグランド用の電極パッド)とは、基板11の同一面上に配置される。電子部品21は、基板11の第1電極パッド12に実装される。そして、電子部品21は、基板11の第1面に搭載される。本実施形態において、第1電極パッド12及び第2電極パッド13は、例えばAuの表面にNiメッキを施したものである。第1電極パッド12の直径はいずれも0.2mmである。第2電極パッド13の直径はいずれも0.08mmである。第1電極パッド12の間隔は0.2mmと十分に広い。また、第1電極パッド12と第2電極パッド13との間隔は0.1mmである。これらは、電子部品21の搭載や絶縁被覆導電突起22の接触に関して十分な大きさである。ただし、これは一例であり、第1電極パッド12、第2電極パッド13の寸法等は任意である。
第1電極パッド12の第1面には、半田バンプ23が形成され、第1電極パッド12の第2面には、配線11dが接続される。一方、第2電極パッド13の第1面には、半田バンプ14が形成され、第2電極パッド13の第2面には、配線11gが接続される。半田バンプ14は、基板11の第1面側に露出し、電子部品21に設けられた絶縁被覆導電突起22と電気的に接続される。配線11gにより、第2電極パッド13は、電位安定層11a(電源又はグランド)と電気的に接続される。
本実施形態の半田バンプ14、23は、例えば鉛フリー半田からなる。その半田の構成は、Sn−3.0Ag−0.5Cuである。これは電子機器に一般的に使用されるものである。ただし、これは一例であり、半田材等は任意である。
本実施形態の電子部品21は、BGAのフルグリッドタイプである。また、図1中、ボール径d1は0.24mm、ボールピッチd2は0.4mm、ボール間隔d3は0.16mmである。ただし、これは一例であり、半田バンプ23の寸法や配置等は任意である。
なお、BGAタイプ以外にも、LGAやCSPといった一般的に使用されるパッケージ形状のものを使用することができる。その他、ベアチップといったチップ形状のものを使用してもよい。さらに、半導体パッケージだけでなく、モジュール部品を使用してもよい。また、フルグリッドタイプだけでなく、パッケージ中央一帯に電極を持たないタイプやパッケージ外周部のみに電極を持つタイプのいずれを使用してもよい。
電子部品21は、電位安定部21a及び電極21cを有する。電位安定部21aは、電子部品21の電源又はグランドである。電極21cは、電子部品21の第2面側に形成される。電子部品21は、導電箔20で被覆されている。さらに導電箔20は、絶縁膜20aにより被覆されている。電位安定部21aの端部21b(電源又はグランド用の外部接続端子)は、電子部品21から露出しているため、導電箔20は、電位安定部21aの端部21bと電気的に接続される。
電極21c上には、半田バンプ23が形成される。電子部品21は導電箔20、絶縁膜20aに覆われているが、導電箔20の第2面には開口部23aが形成されている。このため、開口部23aから半田バンプ23が露出し、半田バンプ23は、電子部品21を第1電極パッド12と接続する。したがって、半田バンプ23を介して、電極21cと第1電極パッド12とが互いに電気的に接続される。
導電箔20は、例えばCuからなる。ただし、導電箔20の材料としては、Ni、Sn、Au等を用いてもよい。また、前述の通りBGAのボール径d1は0.24mmであるため、導電箔20の厚さは、ボール径d1に十分収まる厚さ(例えば0.04mm)とする。
絶縁膜20aは、例えばポリイミドからなる。ただし、絶縁膜20aの材料としては、ポリイミド以外の樹脂材料、さらにはポリイミドなどの樹脂材料だけでなく、ステアタイトや窒化ケイ素といった絶縁性をもつセラミック材料も用いることができる。また、電子機器における導電線材の絶縁被覆として一般的なフッ素樹脂を、絶縁膜20aの材料として用いてもよい。
導電箔20には、絶縁被覆導電突起22が接続されている。絶縁被覆導電突起22は、電子部品21の第2面(電極21c側)に格子状に配置される。図4に拡大して示すように、絶縁被覆導電突起22は、導電突起22a(導体部材)と、導電突起22aの表面(電気的接続をする部分を除く)を被覆する絶縁膜22bと、からなる。導電突起22aの一端は導電箔20と接続され、導電突起22aの他端は半田バンプ14と接続される。すなわち、導電突起22aは、導電箔20の第2面から基板11に向かって突出する。
前述の通りBGAのボール間隔d3は0.16mmであるため、図1中、絶縁被覆導電突起22の幅d4(=半田バンプ14の幅)は、間隔d3に十分収まる幅(例えば直径0.1mm)とする。絶縁被覆導電突起22の長さは、基板11側の半田バンプ14に十分接触できるように、例えば0.15mmとする。ただし、これは一例であり、絶縁被覆導電突起22の寸法等は任意である。
導電突起22aは、例えばCuからなる。ただし、導電突起22aの材料としては、Ni、Sn、Au等を用いてもよい。導電突起22aの形状は針状、ピン状、又は柱状でもよく、その断面形状は、円、正方形、長方形、多角形、又は三角形でもよい。
絶縁膜22bは、例えばポリイミドからなる。ただし、絶縁膜22bの材料としては、ポリイミド以外の樹脂材料、さらにはポリイミドなどの樹脂材料だけでなく、ステアタイトや窒化ケイ素といった絶縁性をもつセラミック材料も用いることができる。また、電子機器における導電線材の絶縁被覆として一般的なフッ素樹脂を、絶縁膜22bの材料として用いてもよい。
導電突起22aと半田バンプ14とは、例えば図4に示すように、互いに接触(当接)している。しかしこれに限定されず、例えば図5に示すように、導電突起22aが半田バンプ14に突き刺さっていてもよい。
本実施形態の電子デバイス100では、電位安定部21a(電源又はグランド)と電気的に接続される導電突起22aが、電位安定層11a(電源又はグランド)と電気的に接続される第2電極パッド13上の半田バンプ14に複数の点でつながる。すなわち、基板11の電源と電子部品21の電源、又は基板11のグランドと電子部品21のグランドとが、互いに電気的に接続される。このため、電子部品21から基板11へ伝送される信号からの不要な電磁波放射は抑制される。さらに、基板11と電子部品21との接続部で生じる不要な電磁波放射を抑制するため、今後、電子部品21内の信号伝送経路の更なる高密度化が進んでも、好適に不要な電磁波放射を抑制することができる。
また、電子部品21は、導電箔20に囲まれ、半田バンプ23は、導電箔20、絶縁被覆導電突起22、及び第1電極パッド12等の導体に囲まれている。したがって、電子部品21、半田バンプ23は、それぞれ電源又はグランドと電気的に接続される導体で3次元的に囲まれている。このため、電子部品21から基板11へ信号を伝送する際に半田バンプ23から放射される不要な電磁波が低減される。また、絶縁被覆導電突起22の存在により、半田バンプ23で発生する不要な電磁波放射が抑制される。その結果、不要な電磁波が与える他の伝送経路への悪影響は低減される。
基板11、電子部品21、絶縁被覆導電突起22の反りやコプラナリティ(取付面に対する部品の各端子や電極の最下面の均一性)に起因して、導電突起22aと電位安定層11aとの未接続が懸念される。しかし、第2電極パッド13上に半田バンプ14を形成することで、導電突起22aと電位安定層11aとがより確実に接続されるようになる。これは、半田バンプ14の存在により、上記反りやコプラナリティを吸収することができるからである。
次に、電子デバイス100の製造方法を説明する。
作業者は、まず、図6A及び図6B(図6AのA−A断面図)に示すような導電板材101を用意する。導電板材101は、例えばCuからなる。ただし、導電板材101の材料としては、Ni、Sn、Au等を用いてもよい。導電板材101の材料は、厚み等の加工が容易な材料とすることが好ましい。
続けて、作業者は、図7A及び図7B(図7AのA−A断面図)に示すように、導電板材101をレーザで抜き打ち加工して、半田バンプ23(電子部品21の電極バンプ)の位置に重ならず、且つ、ボール径d1以上の径(例えば0.25mm)を有する開口部23a(貫通孔)を形成する。
続けて、作業者は、図8A及び図8B(図8AのA−A断面図)及び図8C(図8AのB−B断面図)に示すように、導電板材101を切削加工し、導電箔102及び導電突起22aとする。このとき、導電板材101のうち、第2電極パッド13と同じ位置が例えば直径0.1mm、長さ0.15mmの針状になるように切削加工を行うことで、導電突起22aが形成される。導電箔102の厚さは、例えば0.04mmとする。
切削加工後、導電箔102及び導電突起22aの表面のうち、導電突起22a先端(電気的接続をする部分)以外の部分を覆うように、絶縁材を形成する。これにより、絶縁被覆導電突起22及び絶縁膜20aが形成される。絶縁膜の材料は、リフロー耐熱を有する絶縁材料であることが好ましい。
なお、導電突起22aは、導電箔102に電気めっき処理することにより形成することもできる。あるいは、別に形成した導電突起22aを導電箔102と接合してもよい。例えば導電突起22aを導電箔102に突き刺すことで、導電箔102と導電突起22aとを接合することができる。これらの方法では、切削加工を必要としない。導電突起22aの材料は、径の加工(特に微細加工)が容易な材料とすることが好ましい。
続けて、作業者は、電子部品21を用意し、図9A及び図9B(図9AのA−A断面図)及び図9C(図9AのB−B断面図)に示すように、例えば導電性接着剤により、導電箔102と電子部品21とを貼り合わせる。具体的には、例えば導電箔102を折り曲げて電子部品21を被覆させる。そして、導電箔102の貼り付け面に導電性接着剤を供給し、熱圧着等を行うことで、電位安定部21aの端部21bと導電箔102とを接続させる。その結果、電子部品21を被覆する導電箔20が形成され、電子部品21から露出している電位安定部21aの端部21bと導電箔20とが互いに接続される。なお、電位安定部21aの端部21bと導電箔102とが電気的に接続されていれば足りるため、上記導電性接着剤は、全面的に供給せずに、電位安定部21aの端部21bと導電箔102との接続点のみに供給してもよい。この場合、上記接続点以外は、例えばリフローに対して耐熱性を有するポリイミド両面テープなどで貼り付けることができる。
続けて、作業者は、図10A及び図10B(図10AのA−A断面図)及び図10C(図10AのB−B断面図)に示すような基板11を用意する。ソルダーレジスト15の開口部15aには第1電極パッド12が露出し、ソルダーレジスト15の開口部15bには第2電極パッド13が露出する。
続けて、作業者は、例えば印刷法により又はジェットディスペンサーを用いて、第1電極パッド12上及び第2電極パッド13上に半田を供給する。その後、図11及び図12A(図9B、図10Bに対応する図)及び図12B(図9C、図10Cに対応する図)に示すように、例えば搭載機により基板11に電子部品21を搭載して、リフロー工程を通す。リフロー加熱により、各電極パッド上に供給された半田が基板11側の第1電極パッド12、第2電極パッド13と電子部品21側の電極21c、導電突起22aとを接続する。そして、電子デバイス100(図1〜図3)が完成する。なお、電子部品21の搭載前に予め半田バンプ14を形成しておき、導電突起22aを含む電子部品21を熱圧着することもできる。
本実施形態の製造方法では、電子機器の実装工程で多用される一般的な表面実装工程、及び一般的な金属加工方法を採用しており、従来の工程を大幅に変更することなく適用することができる。
次に、実施形態1以外の実施形態について、上記実施形態1との相違点を中心に説明する。これらの実施形態においては、上記図1等に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付し、既に説明した共通の部分、すなわち説明が重複する部分については、便宜上、その説明を割愛することとする。
(実施形態2)
図13、図14(図13のA−A断面図)に、本実施形態の電子デバイス200を示す。電子デバイス200では、基板11の主面において、第1電極パッド12(又は半田バンプ23)と、第2電極パッド13(又は半田バンプ14)及び絶縁被覆導電突起22とが、直線上に配置される。これにより、同じ実装面積における導電突起22aと半田バンプ14との接続点数を増やすことができる。その結果、より多くの外部電極を持つ電子部品21を適用することが可能になり、ひいては電子デバイスの高性能化が可能になる。
(実施形態3)
図15、図16(図15のA−A断面図)、図17(図15のB−B断面図)に、本実施形態の電子デバイス300を示す。電子デバイス300では、外周位置のみで、導電突起22aと半田バンプ14とを接続している。絶縁被覆導電突起22及び第2電極パッド13(又は半田バンプ14)の数を減らすことで、絶縁被覆導電突起22等の製造工程及び使用量を削減することができるため、製造費や材料費が低下し、低コスト化を図ることができる。
なお、外周以外の位置のみで、導電突起22aと半田バンプ14とを接続するようにしてもよい。少なくとも1箇所で導電突起22aと半田バンプ14とが接続されていれば、半田バンプ23からの不要な電磁波放射を抑制する効果は得られる。ただし、半田バンプ23を囲むように導電突起22aを配置した方がその効果は大きい。
(実施形態4)
図18(図4に対応する図)、図19(図5に対応する図)に示すように、絶縁被覆されていない導電突起22a、すなわち非絶縁の導電突起22aを適用してもよい。これにより、第2電極パッド13(又は半田バンプ14)及び導電突起22aのピッチを狭くすることができる。その結果、より高性能な半導体素子を持つ電子部品21を適用することが可能になり、ひいては電子デバイスの高性能化が可能になる。
(他の実施形態)
基板11、電子部品21等の構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変更することができる。
例えば導電箔20を割愛してもよい。電子部品21内などにおいて絶縁被覆導電突起22が電位安定部21aと電気的に接続されていれば、導電箔20を割愛しても、半田バンプ23からの不要な電磁波放射が抑制される。
本発明の製造方法は、上記実施形態の順序に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に内容及び順序を変更することができる。また、用途等に応じて、必要ない工程を割愛してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、「請求項」に記載されている発明や「発明を実施するための形態」に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれると理解されるべきである。
本発明の電子デバイスは、高性能な電子機器等に適している。
11 基板
11a 電位安定層(基板の電源又はグランド)
11b 配線層
11c スルーホール
11d 配線(信号伝送用の配線)
11e 絶縁材
11f スルーホール
11g 配線(電源又はグランド用の配線)
12 第1電極パッド(信号伝送用の電極パッド)
13 第2電極パッド(電源又はグランド用の電極パッド)
14 半田バンプ
15 ソルダーレジスト
15a、15b 開口部
20 導電箔
20a 絶縁膜
21 電子部品
21a 電位安定部(電子部品の電源又はグランド)
21b 電位安定部の端部(電源又はグランド用の外部接続端子)
21c 電極(信号伝送用の外部接続端子)
22 絶縁被覆導電突起
22a 導電突起(導体部材)
22b 絶縁膜
23 半田バンプ
23a 開口部
100、200、300 電子デバイス
101 導電板材
102 導電箔

Claims (13)

  1. 電極パッドを有する基板と、外部接続端子を有する電子部品と、前記基板と前記電子部品とを接続する導体部材と、を有し、
    前記電極パッドは、前記基板の電源又はグランドと電気的に接続され、
    前記外部接続端子は、前記電子部品の電源又はグランドと電気的に接続され、
    前記電極パッドと前記外部接続端子とは、前記導体部材を介して互いに電気的に接続される、
    ことを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記基板は、信号伝送用の電極パッドを有し、前記電子部品は、信号伝送用の外部接続端子を有し、
    前記信号伝送用の電極パッド及び前記信号伝送用の外部接続端子は、電源及びグランドとは電気的に絶縁され、
    前記信号伝送用の電極パッドと前記信号伝送用の外部接続端子とは、互いに電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記電源又はグランド用の電極パッドと前記信号伝送用の電極パッドとは、前記基板の同一面上に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子デバイス。
  4. 前記信号伝送用の電極パッド上には、半田バンプが形成され、
    該半田バンプは、前記基板の電源又はグランド及び前記電子部品の電源又はグランドと電気的に接続される導体で囲まれる、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子デバイス。
  5. 前記電極パッド上には、半田バンプが形成され、
    前記電極パッドと前記導体部材とは、前記半田バンプを介して互いに電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子デバイス。
  6. 前記導体部材は、絶縁材料により被覆される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子デバイス。
  7. 前記電子部品は、導電箔により被覆され、
    前記電極パッドと前記外部接続端子とは、前記導体部材及び前記導電箔を介して互いに電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子デバイス。
  8. 前記導電箔は、絶縁材料により被覆される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子デバイス。
  9. 前記導体部材は、前記導電箔の表面から前記基板に向かって突出する突起である、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の電子デバイス。
  10. 前記基板と前記電子部品とを接続する導体部材を複数有し、それら導体部材の少なくとも1つが前記電極パッドと電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電子デバイス。
  11. 前記基板と前記電子部品とを接続する導体部材が格子状に配置され、それら導体部材の少なくとも2つが前記電極パッドと電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電子デバイス。
  12. 電源又はグランドと電気的に接続される電極パッドを有する基板を用意することと、
    電源又はグランドと電気的に接続される外部接続端子を有する電子部品を用意することと、
    前記電極パッドと前記外部接続端子とを、導体部材を介して互いに電気的に接続することと、
    を含む、
    ことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  13. 表面から前記導体部材が突出する導電箔を用意することと、
    前記導電箔と前記外部接続端子とが電気的に接続されるように、前記電子部品を前記導電箔で覆うことと、
    前記電極パッドに半田を供給することと、
    前記半田により、前記導体部材と前記電極パッドとを電気的に接続することと、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子デバイスの製造方法。
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JP2013069800A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Nec Corp 半導体装置の実装構造及び実装方法

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