JP2011038755A - 電子水の燃焼方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子を豊富に含む電子水を超音波印加及び磁場印加によりさらに活性化させ、電子水単独での燃焼を可能とする燃焼方法を提供する。
【解決手段】電子を豊富に含む電子水を超音波印加或いは磁場印加或いは超音波印加と磁場印加によりさらに活性化させ、電子水単独100%での燃焼を可能とする。さらに石油系燃料との同時燃焼において電子水の体積比80%以上を可能とし、ガス系燃料との同時燃焼に置いては電子水の重量比90%以上を可能とすることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】電子を豊富に含む電子水を超音波印加或いは磁場印加或いは超音波印加と磁場印加によりさらに活性化させ、電子水単独100%での燃焼を可能とする。さらに石油系燃料との同時燃焼において電子水の体積比80%以上を可能とし、ガス系燃料との同時燃焼に置いては電子水の重量比90%以上を可能とすることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加或いは磁場印加によりさらに活性化させ、活性化された電子水を燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼方法に関するものであり、電子水単独での燃焼、或いは電子水と石油系燃料或いは電子水とガス系燃料との同時燃焼も可能とする燃焼方法に関するものである。
水の成分は水素と酸素であり、水を燃料として使用する試みは従来よりなされている。例えばエマルジョン燃料は、水と油を界面活性剤を使用して混合し、燃焼させるものであるが、一般の水の場合、4,300℃以上でないと水素と酸素に分離せず、従ってエマルジョン燃料の場合は、水自身は燃焼せず、水が蒸発する際の急激な体積膨張により、油の粒子を微小化し、燃焼効率の向上を図るものである。しかし装置が高額であり、水の蒸発時の潜熱が大であり、燃焼温度が低下する、装置の故障が多い等多くの問題があり、実用化は余り進んでいない。また水を低温度で燃焼させる試みがなされており、380℃の温度で燃焼に成功したとの発表もある。これは水を触媒とともに加熱し、蒸発させ、さらに第2の触媒の存在下に380℃まで加熱して点火燃焼させるものであるが、現在のところ実用化はなされていない。
電子を豊富に含み電子活性化された水を、軽油、灯油、重油等の石油系燃料と混合し、バーナ装置により燃焼する水燃料とオイル混合バーナ装置が実用化されているが、電子を豊富に含み活性化された電子水の配合比は体積比で30%程度である。水配合比70%以上或いは水100%燃焼の装置は未だ開発されていない。水の成分である水素を燃料として使用することは、炭酸ガスが発生せず、地球温暖化防止、環境改善、省資源の面より極めて好ましいことであり、水100%燃焼装置の開発は、省資源、地球温暖化防止、環境改善の面より望まれている事である。
電子を豊富に含み電子活性化された水を、軽油、灯油、重油等の石油系燃料と混合し、バーナ装置により燃焼する水燃料とオイル混合バーナ装置が実用化されているが、電子を豊富に含み活性化された電子水の配合比は体積比で30%程度である。水配合比70%以上或いは水100%燃焼の装置は未だ開発されていない。水の成分である水素を燃料として使用することは、炭酸ガスが発生せず、地球温暖化防止、環境改善、省資源の面より極めて好ましいことであり、水100%燃焼装置の開発は、省資源、地球温暖化防止、環境改善の面より望まれている事である。
本願発明に関する公知技術として次の非特許文献を挙げることができる。
「水を燃やす技術」、第63頁〜65頁
「水燃料+オイル混合バーナー」、イズミ工業社カタログ
「超音波工学」、第230頁〜237頁
「水のはなし」、第245頁〜260頁
上述の如く、水と油を界面活性剤を使用して混合したエマルジョン燃料が一部において実用化され、或いは電子を豊富に含んだ電子水を軽由・灯油・重油等の石油系燃料と混合し、燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼装置が実用化されているが、電子を豊富に含んだ電子水の体積配合比は30%程度であり、現在、電子水100%での燃焼方法は開発されていない。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、電子を豊富に含む電子水を超音波印加或いは磁場印加或いは超音波印加と磁場印加等の物理的方法によりさらに活性化させ、電子水単独100%での燃焼を可能とし、さらに油或いはガスとの同時燃焼においても電子水の配合割合を80%以上可能とする電子水の燃焼方法を提供せんとするものである。
上記目的を達成する本発明の電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法は、該電子水を超音波印加することによりさらに活性化された電子水を、燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼方法である。
上記目的を達成する本発明の電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法は、該電子水を磁場印加することによりさらに活性化された電子水を、燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼方法である。
本発明において使用する電子を豊富に含んだに電子水は、電子水原液を500〜20,000倍、好ましくは、1,000〜10,000倍に水道水、湧水等で希釈した希釈水であり、電子を1cc当り10兆個以上好ましくは100兆個以上含有する活性化された電子水である。
電子水原液は、水道水、湧水、河川の水等より化学的方法により製造された電子水である。
電子水原液は、水道水、湧水、河川の水等より化学的方法により製造された電子水である。
電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等の石油系燃料との同時燃焼において、さらに活性化された電子水の配合比は体積比で20〜80%以上である。
電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、プロパンガス、ブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼において、さらに活性化された電子水の配合比は重量比で20〜90%以上である。
電子を豊富に含んだ電子水を、磁場印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等の石油系燃料との同時燃焼において、さらに活性化された電子水の配合比は体積比で20〜70%以上である。
電子を豊富に含んだ電子水を、磁場印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、プロパンガス、ブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼において、さらに活性化された電子水の配合比は重量比で20〜80%以上である。
本発明における電子を豊富に含んだに電子水の燃焼方法は、電子を豊富に含んだ電子水を、超音波及び磁場印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置により噴射・燃焼させる燃焼方法である。
電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加及び磁場印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等の石油系燃料との同時燃焼において、さらに活性化された電子水の配合比は体積比で20〜90%以上である。
電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加及び磁場印加によりさらに活性化させ、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、プロパンガス、ブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼において、さらに活性化された電子水の配合比は重量比で20〜90%以上である。
以上説明したように本発明によれば、電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加或いは磁場印加或いは超音波と磁場印加によりさらに活性化させることにより、電子水を構成する水素原子と酸素原子の結合力が低下し、350〜400℃以下の低温度で水素と酸素に分離し、分離した水素が酸素と反応して燃焼する。従って電子水単独での燃焼が可能となり、さらに灯油、重油等の石油系燃料、プロパンガス、ブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼も容易となる。石油系燃料との同時燃焼における電子水の配合比は、体積比で80%以上においても燃焼が可能となり、ガス系燃料との同時燃焼における電子水の配合比は重量比で90%以上においても燃焼可能となる。電子水の燃焼は、水素の燃焼であり、排気物は水であり、クリーンエネルギーとして環境改善、地球温暖化防止に貢献すると共に、燃料費の大幅低減にも貢献しうるのである。また実際使用に際しては、原液を1,000〜10,000倍に水道水等で希釈して使用するので、輸送費が低減し、燃料の維持・管理費が低減し、安全性も向上し、販売も容易となる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図10は本発明の実施の形態に係り、図1は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加により励起し、燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼方法の1例図である。図2は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を磁場印加により励起し、燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼方法の1例図である。
図3は、本発明における電子を豊富に含んだ電子水において、電子の存在を示すバブルチェンバー現象である。
図4は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を磁場印加により励起し、燃料バーナ装置により燃焼させる燃焼方法における永久磁石配置方法の1例図である。
図5は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加により励起し、燃料バーナ装置により燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等の石油系燃料との同時燃焼を可能とする燃焼方法の1例図である。
図6は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加により励起し、燃料バーナ装置により燃焼させるに際し、プロパンガス、ブタンガス等ガス系燃料との同時燃焼を可能とする電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法の1例図である。
図7は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を磁場印加により励起し、燃料バーナ装置により燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等の石油系燃料との同時燃焼を可能とする電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法の1例図である。
図8は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加及び磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置により燃焼させる電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法の1例図である。
図9は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加及び磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置により燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等の石油系燃料との同時燃焼を可能とする電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法の1例図である。
図10は、本発明による電子を豊富に含んだ電子水を超音波印加及び磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置により燃焼させるに際し、プロパンガス、ブタンガス等ガス系燃料との同時燃焼を可能とする電子を豊富に含んだ電子水の燃焼方法の1例図である。
図1において、1は、電子を豊富に含んだ電子水の希釈水1eを入れた電子水タンクであり、電子水の希釈水1eはポンプ7により電子水用配管1aを通して超音波印加装置2に送られ、振動子3及び振動板3aにより超音波を放射される。超音波を放射された電子水2eは、配管2aを通して燃料バーナ装置4に送られ、燃料バーナ装置により噴射された電子水4eは、電熱式ヒータ6により加熱され燃焼を開始する。5は送風機、8は燃焼炉である。なお希釈電子水1eは、予め電子水原液を水道水等で、1,000〜10,000倍に希釈されたものである。
超音波印加装置2により超音波印加されさらに活性化されたた電子水2eは、燃料バーナ装置4に送られ噴射・燃焼開始するが、燃焼開始温度は400〜430℃であった。
希釈された電子水中に含まれる電子数は、電子水1cc当り10兆個以上、好ましくは100兆個以上である。超音波印加において、超音波印加の方法は、原則的には超音波洗浄装置における洗浄液と同様であり、超音波印加装置2内の電子水に振動子3、振動板3aにより超音波を放射し、電子水をさらに活性化させる。
超音波放射の効果としては、キャビテーション効果であり、超音波印加装置2内の電子水中に空洞の発生・消滅が繰り返され、空洞の消滅時に大きな圧力(数百気圧)が発生し、水分子を構成する水素原子と酸素原子間の結合力を弱める力が作用する。
電子水タンク1内の電子水1eは、自由電子を豊富に含んでおり、その自由電子の働きにより、水分子を構成する水素原子のK殻及び酸素原子のK殻、L殻の電子がエネルギーを得て活性化し、M殻に移動し、原子核との結合力が弱まり、550℃前後で水素と酸素に分離し、水素が酸素と反応して燃焼開始する。一般の水は4,300℃以上でないと水素と酸素に分離しない。
この活性化された電子水1eが、超音波印加装置2内で超音波放射を受け、キャビテーション効果によりさらに活性化した電子水2eとなり、水素原子と酸素原子の結合力がさらに弱まり、より低温度400℃以下で水素と酸素が分離し、水素が酸素と反応して燃焼するのである。
超音波照射においては、20〜40KHzの超音波、好ましくは24〜30KHzの超音波を1分間程度放射する。放射後は速やかに燃料バーナ装置4に電子水2eを送り、燃料バーナ装置より電子水4eを噴射し、電熱ヒータ6により加熱、着火燃焼させる。
電子水1eの原液は、水道水、湧水、河川の水等一般の水を原料とし、水とカルシュム及びマグネシウムを含む鉱石との化学反応により得られた強アルカリ溶液を、数気圧の圧力下で精製して得られたものである。燃料として使用する場合は、精製された原液を希釈して使用する。
希釈電子水の発熱量は、水に含まれる水素の酸素との反応により発生する発熱量に等しい。したがって電子水1l中に含まれる水素は0.111kgであり、水素1kgの発熱量(低位発熱量)は28,800kcalであるので、電子水1lの発熱量は約3,200kcalとなる。これは灯油等の発熱量8,700kcal/lの約37%である。
燃料として使用する場合、精製された原液を10,000倍に希釈して使用する。したがって原液1lは、希釈して10,000lとなり、これは単純に発熱量から比較すると3,200lの灯油に相当する。なお燃焼効率等考慮すると3,500〜4,000l以上に相当し、燃料の輸送費、維持費も大幅に低減し、安全性も向上する。なお希釈倍率は特に10,000倍に限定されるものではない。
なお超音波印加により活性化された電子水の発火温度の確認は、燃焼炉8内の温度を上昇させ、燃焼炉内の温度がある一定温度以上になったとき電子水を炉内に噴射し、電子水が燃焼するときの温度で判定している。例えば炉内の温度が500℃に達したとき、噴射した電子水が発火燃焼すると、電子水の発火温度は500℃としている。
燃焼炉8内の温度上昇は、電子水と石油系燃料或いはガス系燃料との同時燃焼(図5及び図6)においては、石油系燃料或いはガス系燃料等を予め燃料弁4より噴射・燃焼させることにより行う。もし炉内温度が電子水の発火温度に達していない場合は、電子水を燃料弁装置により炉内に噴射しても、電子水は燃焼せず、水蒸気が発生するのみである。
電子水と石油系燃料或いはガス系燃料との同時燃焼においては、燃料バーナ装置4の構造としては、特に限定されるものではないが、燃料バーナ装置4の中心部より電子水を噴射し、石油系燃料或いはガス系燃料は、電子水噴出孔の周辺部より噴射するように噴出孔を配置している。
図2において、1は希釈電子水1eを入れた電子水タンクであり、燃料バーナ装置4への配管1aの途中において、磁場印加装置9により配管1aを流れる電子水1eに磁場を放射し、電子水1eをさらに活性化させ、活性化した電子水9eを燃料バーナ装置4により噴射し、噴射された電子水4eを電熱ヒータ6により加熱燃焼させる、8は燃焼炉である。
希釈された電子水中に含まれる電子数は、電子水1cc当り10兆個以上、好ましくは100兆個以上である。磁場印加において磁場印加の方法としては、磁極のNとS極間に形成された磁場の間を電子水1eを通過させ活性化させる、或いは図4に示す如く、N極とN極、S極とS極との同極を相対抗して配置し、磁力の反発力による均一な磁力線が放射形に放出され、通過する電子水1eを活性化させる。
磁場印加装置9により磁場印加されさらに活性化されたた電子水は、燃料バーナ装置4に送られ噴射・燃焼開始するが、燃焼開始温度は450〜480℃であった。
磁場印加により電子水がさらに活性化するのは、磁場通過の際、電子水内に起電力が発生し電流が流れ、電気エネルギーにより電子水がさらに活性化され、水分子を構成する水素原子と酸素原子の結合力が低下し、より低温度450〜480℃以下で水素と酸素に分離するものと考えられる。
磁場印加における磁場の強さは、1,000〜5,000ガウス程度であり、磁場印加における電子水の流速は秒速1〜5m、好ましくは秒速2〜4mである。
図3は、本発明において使用する電子水中に存在する自由電子の存在を示すバブルチェンバー現象の拡大図である。電子を豊富に含んだ電子水を透明なコップに入れ、冷蔵庫内で1〜2日冷凍すると白い無数の線状の軌跡が見られる。これは電子が氷中を移動した際、そのエネルギーで氷を溶かし、細いトンネル状に発生したものである。電子の存在の確認は容易ではないが、本バブルチェンバー現象では容易に電子の存在を確認できる。なお一般の水では、バブルチェンバー現象は確認できない。
図4は、本発明による電子水を磁場印加により励起する際における永久磁石配置方法の1例図である。磁石のN極どうし、或いはS極どうしを相対抗して配置している。
なお永久磁石に代わり電磁石を配置してもよい。
なお永久磁石に代わり電磁石を配置してもよい。
図5は、電子水タンク1内の電子水1eを、超音波印加装置2において超音波を放射してさらに活性化させ、石油タンク10内の石油系燃料10f例えば灯油との同時燃焼を可能とする電子水燃焼装置の1例図である。
まず灯油10fを燃料弁装置4より噴射燃焼させ、燃焼炉8内の温度が400℃〜430℃に達した際に、超音波印可されより活性化された電子水2eを燃料弁4より噴射燃焼させる。従来、電子を豊富に含んだ電子水の噴射では燃焼炉8内の温度が550℃以上にならないと、電子水が水素と酸素に分離せず、燃焼することはなかった。
電子水2eと灯油との同時燃焼においては、体積配合比電子水2e/灯油=90/10の配合比でも燃焼可能であるが、燃焼炉8内温度が高温度例えば1,000℃以上を必要とする場合、昇温時間の短縮を図る場合においては、体積配合比電子水2e/灯油=20/80〜30/70程度が好ましい。燃焼炉8内温度の維持のみの場合は、燃焼炉内維持温度にもよるが体積配合比電子水2e/灯油=50/50〜70/30程度が好ましい。なおこれは灯油のみならず、軽油、A重油等においても同様である。
電子を豊富に含む電子水であって超音波印加未実施の場合においては、電子水と灯油との同時燃焼の場合、体積配合比は電子水/灯油=30/70程度までであった。
図6は、電子水タンク1内の電子水1eを、超音波印加装置2において超音波を放射してさらに活性化させ、活性化された電子水2eと、ガスボンベ11内のガス系燃料11f例えプロパンガスとの同時燃焼を可能とする電子水燃焼装置の1例図である。
まずプロパンガス11fを燃料弁装置4より噴射燃焼させ、燃焼炉8内の温度が400℃〜430℃に達した際に、超音波印可されより活性化された電子水2eを燃料弁4より噴射燃焼させる。従来、電子を豊富に含んだ電子水の噴射では燃焼炉8内の温度が550℃以上にならないと、電子水が水素と酸素に分離せず、燃焼することはなかった。
電子水2eとプロパンガスとの同時燃焼においては、重量配合比電子水2e/プロパンガス11f=90/10の配合比でも燃焼可能であるが、燃焼炉6内温度が高温度例えば1,000℃以上を必要とする場合、昇温時間の短縮を図る場合においては重量配合比において電子水2e/プロパンガス11f=30/70〜40/60程度が好ましい。燃焼炉8内温度の維持のみの場合は、燃焼炉内維持温度にもよるが、配合比電子水2e/プロパンガス11f=50/50〜70/30程度が好ましい。なおこれはプロパンガスのみならずブタンガス等においても同様である。
電子を豊富に含む電子水であって超音波印加未実施の場合においては、電子水とプロパンガスとの同時燃焼の場合、重量配合比は電子水/プロパンガス=60/40程度までであった。
図7は、電子水タンク1内の電子水1eを、磁場印加装置9により磁場を放射してさらに活性化させ、石油タンク10内の石油系燃料10f例えば灯油との同時燃焼を可能とする電子水燃焼装置の1例図である。
まず灯油10fを燃料弁装置4より噴射燃焼させ、燃焼炉8内の温度が450℃〜480℃に達した際に、磁場印可されより活性化された電子水9eを燃料弁4より噴射燃焼させる。従来、電子を豊富に含んだ電子水の噴射では、燃焼炉8内の温度が550℃以上にならないと、電子水が水素と酸素に分離せず、燃焼することはなかった。
電子水9eと灯油との同時燃焼においては、体積配合比電子水9e/灯油=90/10の配合比でも燃焼可能であるが、燃焼炉8内温度が高温度例えば1,000℃以上を必要とする場合、昇温時間の短縮を図る場合においては電子水9e/灯油=20/80〜30/70程度が好ましい。燃焼炉6内温度の維持のみの場合は、燃焼炉内維持温度にもよるが体積配合比電子水8e/灯油=50/50〜70/30程度が好ましい。なおこれは灯油のみならず、軽油、A重油等においても同様である。
磁場印加装置によりさらに活性化された電子水9eと、ガス系燃料たとえばプロパンガスとの同時燃焼も同様に可能である。
プロパンガスを燃料弁装置より噴射燃焼させ、燃焼炉内の温度が450℃〜480℃に達した際に、磁場印可されより活性化された電子水9eを燃料弁より噴射燃焼させる。従来、電子を豊富に含んだ電子水の噴射では燃焼炉内の温度が550℃以上にならないと、電子水が水素と酸素に分離せず、燃焼することはなかった。
電子水9eとプロパンガスとの同時燃焼においては、重量配合比電子水9e/プロパンガス=80/20の配合比でも燃焼可能であるが、燃焼炉内温度が高温度例えば1,000℃以上を必要とする場合、昇温時間の短縮を図る場合においては重量配合比において電子水9e/プロパンガス=30/70〜40/60程度が好ましい。燃焼炉内温度の維持のみの場合は、燃焼炉内維持温度にもよるが、配合比電子水9e/プロパンガス11f=50/50〜70/30程度が好ましい。なおこれはプロパンガスのみならずブタンガスにおいても同様である。
図8は、電子水タンク1内の電子水1eが、超音波印加装置2及び磁場印加装置9によりさらに活性化され、活性化された電子水29eを、燃料弁装置4により噴射し、電子噴射水4eを電熱ヒータ6により加熱、燃焼させる電子水燃焼装置の1例図である。
電子水タンク1内の電子水1eは、超音波装置2に送られ、超音波放射を受け活性化され、さらに配管2aにより燃料弁装置4に送られるが、その途中において磁気印加装置9によりさらに活性化される。超音波装置2及び磁気印加装置により活性化された電子水29eは、燃料弁装置4より噴射され、噴射電子水4eは電熱ヒータ6により加熱され、350℃〜380℃において燃焼を開始する。
活性化された電子水29eが、350℃〜380℃において燃焼開始するのは、電子水が活性化されることにより、350℃以下において水素原子と酸素原子に分離していることを示すものである。従前、電子水が超音波印加及び磁場印加を受けない場合においては550℃以上でないと水素と酸素に分離しなかったのである。
電子水を活性化させる場合、順序として超音波印加、磁場印加の順序の方が、磁場印加、超音波印加の順序より好ましい。磁場印加、超音波印加の順序の場合は、効果が低下する場合がある。
図9は、電子水タンク1内の電子水1eを、超音波印加装置2及び磁場印加装置9によりさらに活性化させ、石油タンク10内の石油系燃料例えば灯油10fとの同時燃焼を可能とする電子水燃焼装置の1例図である。
まず灯油10fを燃料弁装置4より噴射燃焼させ、燃焼炉8内の温度が350℃〜380℃に達した際に、超音波印加装置2及び磁場印加装置9によりさらに活性化された電子水29eを燃料弁4より噴射燃焼させる。従来、電子を豊富に含んだ電子水の噴射では、燃焼炉8内の温度が550℃以上にならないと、電子水が水素と酸素に分離せず、燃焼することはなかった。
電子水29eと灯油との同時燃焼においては、体積配合比電子水29e/灯油=90/10の配合比でも燃焼可能であるが、燃焼炉8内温度が高温度例えば1,000℃以上を必要とする場合、昇温時間の短縮を図る場合においては電子水29e/灯油=20/80〜30/70程度が好ましい。燃焼炉8内温度の維持のみの場合は、燃焼炉内維持温度にもよるが体積配合比電子水29e/灯油=50/50〜70/30程度が好ましい。なおこれは灯油のみならず、軽油、A重油等においても同様である。
図10は、電子水タンク1内の電子水1eを、超音波印加装置2及び磁場印加装置9によりさらに活性化させ、より活性化された電子水29eとガスボンベ11内のガス系燃料例えばプロパンガス11fとの同時燃焼を可能とする電子水燃焼装置の1例図である。
プロパンガス11fを燃料弁装置4より噴射燃焼させ、燃焼炉6内の温度が350℃〜380℃に達した際に、超音波印加及び磁場印可されより活性化された電子水29eを燃料弁4より噴射燃焼させる。従来、電子を豊富に含んだ電子水の噴射では燃焼炉8内の温度が550℃以上にならないと、電子水が水素と酸素に分離せず、燃焼することはなかった。
電子水29eとプロパンガスとの同時燃焼においては、重量配合比電子水29e/プロパンガス=90/10の配合比でも燃焼可能であるが、燃焼炉6内温度が高温度例えば1,000℃以上を必要とする場合、昇温時間の短縮を図る場合においては重量配合比において電子水28e/プロパンガス=30/70〜40/60程度が好ましい。燃焼炉6内温度の維持のみの場合は、燃焼炉内維持温度にもよるが、配合比電子水29e/プロパンガス11f=50/50〜70/30程度が好ましい。なおこれはプロパンガスのみならずブタンガスにおいても同様である。
本発明の電子水の燃焼方法は、水の成分である水素を燃料として使用する電子水の燃焼方法を提供するものであり、省資源、炭酸ガス削減による地球温暖化防止、さらには燃料費低減の面よりみて実用化の可能性は大であり、社会に貢献するところは大きい。
1 電子水タンク
1a 配管
1e 電子水
2 超音波印加装置
2a 配管
2e 超音波印加電子水
3 振動子
3a 振動板
4 燃料バーナ装置
4e 噴射電子水
5 送風機
5a 空気配管
6 電熱ヒータ
7 ポンプ
7a ポンプ
7b ポンプ
8 燃焼炉
9 磁場印加装置
9a 永久磁石
91a 永久磁石
9b 永久磁石
91b 永久磁石
9c 永久磁石
91c 永久磁石
9e 磁場印加電子水
10 石油燃料タンク
10a 配管
10f 石油系燃料
11 ガスボンベ
11a ガス配管
11f ガス
29e 超音波及び磁場印加電子水
1a 配管
1e 電子水
2 超音波印加装置
2a 配管
2e 超音波印加電子水
3 振動子
3a 振動板
4 燃料バーナ装置
4e 噴射電子水
5 送風機
5a 空気配管
6 電熱ヒータ
7 ポンプ
7a ポンプ
7b ポンプ
8 燃焼炉
9 磁場印加装置
9a 永久磁石
91a 永久磁石
9b 永久磁石
91b 永久磁石
9c 永久磁石
91c 永久磁石
9e 磁場印加電子水
10 石油燃料タンク
10a 配管
10f 石油系燃料
11 ガスボンベ
11a ガス配管
11f ガス
29e 超音波及び磁場印加電子水
Claims (10)
- 電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置により燃焼させることをと特徴とする電子水の燃焼方法。
- 電子を豊富に含んだ電子水を、磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置により燃焼させることをと特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項1及び請求項2において、電子を豊富に含んだ電子水は、電子を電子水1cc当り10兆個以上含有することを特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項1において、電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等石油系燃料との同時燃焼を可能とすることを特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項1において、電子を豊富に含んだ電子水を、超音波印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、プロパンガス或いはブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼を可能とすることを特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項2において、電子を豊富に含んだ電子水を、磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等石油系燃料との同時燃焼を可能とすることを特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項2において、電子を豊富に含んだ電子水を、磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、プロパンガス或いはブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼を可能とすることを特徴とする電子水の燃焼方法。
- 電子を豊富に含んだ電子水を、超音波及び磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置により燃焼させることをと特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項8において、電子を豊富に含んだ電子水を、超音波及び磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、軽油または灯油または重油等石油系燃料との同時燃焼を可能とすることを特徴とする電子水の燃焼方法。
- 請求項8において、電子を豊富に含んだ電子水を、超音波及び磁場印加によりさらに励起し、燃料バーナ装置で燃焼させるに際し、プロパンガス或いはブタンガス等のガス系燃料との同時燃焼を可能とすることを特徴とする電子水の燃焼方法。
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-
2009
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