JP2011035149A - 電子機器およびコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 インピーダンス整合を確保したコネクタを有する電子機器を提供する。
【解決手段】 基板モジュール25は、第1のパッド37を有した第1のプリント配線板31と、第2のパッド38を有した第2のプリント配線板32と、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32との間の位置に設けられるとともに、第1のパッド37と第2のパッド38とを接続したコネクタ33と、を備える。コネクタ33は、基材51と、第1の端部41Aで第1のパッド37に接続され、第2の端部41Bで第2のパッド38に接続される一対の差動線路41と、一対の差動線路41に隣接して設けられる一対のグランド線42と、を有したフレキシブルプリント配線板44と、フレキシブルプリント配線板44を保持したハウジング43と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プリント配線板同士を接続するコネクタを有した電子機器およびコネクタに関する。
フレキシブルプリント配線板と、多層プリント配線板とを接続した接続構造が開示されている。この接続構造は、多層プリント配線板に設けられた開口内にフレキシブルプリント配線板が挿入されてこれらが電気的に接続される。フレキシブルプリント配線板は、ポリイミド等で形成される絶縁性の基材と、基材上に接着される導体と、基材の反対側の面に接着された補強板と、を有している。導体は、銅合金板で形成されており、先端部に接触端子が形成されている。この接触端子は、絶縁性の基材の表面から分離するように上方に立ち上がっており、接触端子の先端が上下方向に弾性的に折れ曲がることができるようになった可動接点を構成している。
このフレキシブルプリント配線板が開口内に挿入されることによって、接触端子を介してフレキシブルプリント配線板と多層プリント配線板とが電気的に接続される(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−335548号公報
ところで、近年、シリアルATA等に対応した高速信号を伝送する際に、差動伝送という手法が用いられるが、この差動伝送の実現には、インピーダンス整合の確保が重要な前提条件となる。しかしながら、上記従来形の接続構造では、導体を絶縁性の基材から分離させて接触端子を形成しており、この接触端子の箇所でインピーダンスの不整合を生ずることとなる。このため、この接触端子の位置でインピーダンスの不整合に起因した信号の減衰・反射を生ずることになる。よって、上記従来形の接続構造には、差動伝送を実現するうえで改良の余地があった。
本発明の目的は、インピーダンス整合を確保したコネクタを有する電子機器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の内部に収容される基板モジュールと、を具備し、前記基板モジュールは、第1のパッドを有した第1のプリント配線板と、前記第1のプリント配線板と対向して配置されるとともに、第2のパッドを有した第2のプリント配線板と、前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板との間の位置に設けられるとともに、前記第1のパッドと前記第2のパッドとを接続したコネクタと、を備え、前記コネクタは、絶縁性の基材と、前記基材の第1の面に設けられるとともに、第1の端部で前記第1のパッドに接続され、前記第1の端部とは反対側の第2の端部で前記第2のパッドに接続される一対の差動線路と、前記基材の前記第1の面で前記一対の差動線路に隣接して設けられる一対のグランド線と、を有したフレキシブルプリント配線板と、前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板とにそれぞれ交差した方向に前記フレキシブルプリント配線板を保持したハウジングと、を有する。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るコネクタは、第1のプリント配線板とこれに対向した第2のプリント配線板との間の位置に設けられるとともに、前記第1のプリント配線板に設けられる第1のパッドと、前記第2のプリント配線板に対向した第2のパッドとを接続したコネクタであって、絶縁性の基材と、前記基材の第1の面に設けられるとともに、第1の端部で前記第1のパッドに接続され、前記第1の端部とは反対側の第2の端部で前記第2のパッドに接続される一対の差動線路と、前記基材の第1の面で前記一対の差動線路に隣接して設けられる一対のグランド線と、を有したフレキシブルプリント配線板と、前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板とにそれぞれ交差した方向に前記フレキシブルプリント配線板を保持したハウジングと、を具備する。
上記の構成によれば、インピーダンス整合を確保したコネクタを有する電子機器を提供できる。
第1の実施形態に係るポータブルコンピュータを示す斜視図。 図1に示すポータブルコンピュータの本体ユニットのケースの内部に収容される基板モジュールの斜視図。 図2に示す基板モジュールに含まれるコネクタの斜視図。 図3に示すコネクタのF4−F4線に沿った断面図。 図4に示すコネクタのフレキシブルプリント配線板のF5−F5線に沿った断面図。 図3に示すコネクタの板ばねを示した斜視図。 図3に示すコネクタの組立工程を示した斜視図。
以下に、図1から図7を参照して、電子機器の第1の実施形態について説明する。本明細書において、手前側(即ちユーザ側)を前方向F、ユーザから見て奥側を後方向R、ユーザから見て左側を左方向、ユーザから見て右側を右方向、ユーザから見て上方を上方向、ユーザから見て下方を下方向と定義する。
図1に示すように、電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、本体ユニット12と、表示ユニット13と、本体ユニット12と表示ユニット13との間に設けられるヒンジ部14と、を備えている。ヒンジ部14は、表示ユニット13を回転可能に支持している。
図1に示すように、表示ユニット13は、ディスプレイの一例である液晶ディスプレイ15と、液晶ディスプレイ15の周囲を取り囲む合成樹脂製のカバー16と、を有している。
図1に示すように、本体ユニット12は、その外殻をなした筐体21と、筐体21の上面に取り付けられたキーボード22およびタッチパッド23と、筐体21の内部に収容されたプリント回路板24と、プリント回路板24とは独立に設けられた基板モジュール25と、を有している。プリント回路板24と基板モジュール25とは、図示しないフレキシブルプリント配線板等によって電気的に接続されている。プリント回路板24は、例えば、CPU(central processing unit)等の複数の回路部品が実装されたいわゆるメイン基板である。
基板モジュール25は、SSD(solid state drive)ないしフラッシュメモリドライブの一例である。この基板モジュール25は、記憶媒体としてフラッシュメモリ26を用いた記憶装置であり、ハードディスクドライブ(HDD)と同じ接続インタフェース規格(S−ATA規格)を有している。なお、基板モジュール25は、図示しない金属筐体の内部に収容されている。この金属筐体の大きさは、例えば、1.8インチ型のHDDと同じ大きさである。基板モジュール25は、1.8インチ型のHDDとの間で互換性(プラグコンパチブル)が確保されている。
図2に示すように、基板モジュール25は、第1のプリント配線板31と、第1のプリント配線板31の両面に実装された複数のフラッシュメモリ26と、所定の隙間を存して第1のプリント配線板31に対向する第2のプリント配線板32と、第2のプリント配線板32の両面に実装された複数のフラッシュメモリ26と、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32との間の位置に設けられるコネクタ33と、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とを固定するスタッド34と、を有している。この基板モジュール25は、プリント配線板を2枚とすることで、実装できる面積を広くして実装されるフラッシュメモリ26の数を多くなっており、記憶容量が大容量化されている。
フラッシュメモリ26は、不揮発性のICメモリである。図2と図4に示すように、基板モジュール25は、さらに、外部接続用の第2のコネクタ39と、第1のプリント配線板31とコネクタ33を固定する第1のねじ35と、第2のプリント配線板32とコネクタ33を固定する第2のねじ36とを有している。
図4に示すように、第1のプリント配線板31は、その1つの面に第1のパッド37を有している。第1のパッド37は、後述する一対の差動線路41、および一対のグランド線42に対応するように、第1のプリント配線板31上に複数個、横並びで配置されている。また、第2のプリント配線板32は、その1つの面に第2のパッド38を有している。第2のパッド38は、後述する一対の差動線路41、および一対のグランド線42に対応するように、第2のプリント配線板32上に複数個、横並びで配置されている。
コネクタ33は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とを接続するいわゆるスタッキングコネクタである。コネクタ33は、シリアルATA等に対応した高速信号を第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32との間で伝送することができる。コネクタ33は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とを電気的に接続するだけでなく、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とを物理的に固定している。
図3、図4に示すように、コネクタ33は、合成樹脂製のハウジング43と、第1のパッド37と第2のパッド38とを接続するための接続部となるフレキシブルプリント配線板44と、フレキシブルプリント配線板44の一方の面に接着された板ばね45と、を有している。フレキシブルプリント配線板44は、後述するハウジング43の保持片57によって固定的に支持されている。
フレキシブルプリント配線板44は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とにそれぞれ交差した方向、より具体的には、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とに対して斜め方向に延びている。フレキシブルプリント配線板44は、第1のプリント配線板31の第1のパッド37と、第2のプリント配線板32の第2のパッド38と、を直接接続している。
図3と図5に示すように、フレキシブルプリント配線板44は、絶縁性の基材51と、基材51の第1の面51Aに設けられた信号線である一対の差動線路41と、基材51の第1の面51Aで一対の差動線路41に隣接して設けられる一対のグランド線42と、一対の差動線路41と一対のグランド線42との表面を覆う絶縁性のカバーレイヤ46と、を有している。基材51は、例えば、ポリイミド等で形成されている。
図5に示すように、フレキシブルプリント配線板44は、差動線路41同士の間の位置や、差動線路41とグランド線42との間の位置にある絶縁層52と、基材51の第2の面51Bに設けられる第2の絶縁層53と、を有している。図3に示すように、カバーレイヤ46は、第1のパッド37および第2のパッド38の近傍の箇所で、一対の差動線路41と一対のグランド線42を外部に向けて露出させている。
図3に示すように、一対の差動線路41は、一対のグランド線42によって周囲を囲まれている。この差動線路41とグランド線42との間の距離は、均一に維持されており、インピーダンスに乱れを生じないようになっている。
図4に示すように、差動線路41は、第1のパッド37に接続された第1の端部41Aと、第2のパッド38に接続された第2の端部41Bと、を有している。第1の端部41Aは、例えば、半田を介して第1のパッド37に固定されている。また、第2の端部41Bは、板ばね45の付勢力によって、第2のパッド38に押し付けられて第2のパッド38に接続されている。なお、図3では、一対の差動線路41および一対のグランド線42を1セットのみ示しているが、実際には、フレキシブルプリント配線板44上にこれ以外にも複数セットの差動線路41、グランド線42が狭いピッチで設けられている。
差動線路41同士の間のピッチ、差動線路41とグランド線42との間のピッチは、例えば、0.2〜0.3mmである。この0.2〜0.3mmのピッチは、打ち抜き加工で板ばね45に突出片62を形成する際の公差を考慮した上で、可能な限り小さく設定された値である。
図4と図7に示すように、ハウジング43は、断面略三角形の本体ブロック54と、本体ブロック54の1つの面をなした当接面55と、本体ブロック54の幅方向両端部に設けられた円筒形の一対の固定部56と、当接面55の幅方向両端部の近傍に設けられる保持片57および溝部58と、を有している。当接面55は、第1のプリント配線板31および第2のプリント配線板32の延びている方向に対して斜めになっている。ハウジング43の当接面55は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とに対してフレキシブルプリント配線板44が斜めになった状態でこれを保持することができる。固定部56は、第1のねじ35と、第2のねじ36が挿入されるねじ孔56Aを有している。固定部56は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とが対向した状態でこれらを固定的に保持できる。
図3と図7に示すように、保持片57は、固定部56から本体ブロック54の中央部に向けて突出している。保持片57は、当接面55との間に隙間を有して当接面55と平行に配置している。図4に示すように、この保持片57は、当接面55との間にフレキシブルプリント配線板44を挟んで保持することができる。溝部58は、当接面55と保持片57との間に設けられている。この溝部58に対して、フレキシブルプリント配線板44が差し込まれている。保持片57は、溝部58の周囲を規定する壁部を兼ねている。
図6に示すように、板ばね45は、ステンレス等の金属板金によって、中央部で折れ曲がった形状に形成されている。板ばね45は、図5に示すように、接着剤47を介してフレキシブルプリント配線板44の基材51の第2の面51B(第2の絶縁層53)に接着されている。図6に示すように、板ばね45は、幅方向両端部に設けられた一対の差込片61と、一対の差動線路41の第2の端部41Bおよび一対のグランド線42に対応して突出した複数の突出片62と、第1のプリント配線板31の第1のパッド37の近傍に設けられる方形の切欠部63と、を有している。
複数の突出片62は、第2のプリント配線板32の第2のパッド38の方向に向けて櫛歯状に突出している。各突出片62は、中ほどで略「L」字形に折れ曲がっている。複数の突出片62は、差動線路41の第2の端部41Bおよびグランド線42を第2のパッド38に向けて押し付けている。各突出片62によって、第2のパッド38に対する差動線路41およびグランド線42の接触圧力を適正に管理することができる。この第2のパッド38に対する差動線路41およびグランド線42の適正な接触圧力は、例えば、0.3〜1.0 N(ニュートン)である。切欠部63において、フレキシブルプリント配線板44と第1のパッド37とが接続する接続部が形成されている。また、突出片62同士の間には、切れ込み64が設けられている。
続いて、図6、図7を参照して、本実施形態のコネクタ33の組立工程について説明する。まず、プレス加工等によって図6に示すような所定の形状に打ち抜かれ、折り曲げられた板ばね45に対して、一対の差動線路41および一対のグランド線42とを作りこんだフレキシブルプリント配線板44を予め接着する。こうして接着されたフレキシブルプリント配線板44および板ばね45を、図7に示すように、ハウジング43の当接面55に接触するように差し込む。このとき、ハウジング43の一対の溝部58に対して、フレキシブルプリント配線板44および板ばね45の一対の差込片61が差し込まれるようにして位置合わせをする。このようにすると、溝部58は、当接面55に沿った差し込み方向Dに向けてフレキシブルプリント配線板44および板ばね45を円滑に案内することができる。差込片61が溝部58の奥まで差し込むようにすると、保持片57の下端が板ばね45の差込片61の付け根の位置に突き当たり、図3に示す状態になる。これによって、ハウジング43に対するフレキシブルプリント配線板44および板ばね45の取付け工程が完了する。
第1の実施形態によれば、ポータブルコンピュータ11は、筐体21と、筐体21の内部に収容される基板モジュール25と、を具備し、基板モジュール25は、第1のパッド37を有した第1のプリント配線板31と、第1のプリント配線板31と対向して配置されるとともに、第2のパッド38を有した第2のプリント配線板32と、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32との間の位置に設けられるとともに、第1のパッド37と第2のパッド38とを接続したコネクタ33と、を備え、コネクタ33は、絶縁性の基材51と、基材51の第1の面51Aに設けられるとともに、第1の端部41Aで第1のパッド37に接続され、第1の端部41Aとは反対側の第2の端部41Bで第2のパッド38に接続される一対の差動線路41と、基材51の第1の面51Aで一対の差動線路41に隣接して設けられる一対のグランド線42と、を有したフレキシブルプリント配線板44と、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とにそれぞれ交差した方向にフレキシブルプリント配線板44を保持したハウジング43と、を有する。
この構成によれば、フレキシブルプリント配線板44上で、一対の差動線路41は、絶縁性の基材51と接触しており、且つ、一対のグランド線42に隣接して配置されているので、高速伝送時にこのフレキシブルプリント配線板44においてインピーダンスが乱れてしまうことがない。よって、このようにインピーダンスがコントロールされたフレキシブルプリント配線板44をコネクタ33の接続用の端子として使用できるため、コネクタ33においてインピーダンスの不整合に起因した信号の減衰や、ノイズの発生等を生ずることを防止できる。
また、フレキシブルプリント配線板44を接続用の端子としているため、樹脂モールドに設けた複数の貫通孔に1個ずつコンタクトを圧入して形成するタイプのコネクタに比して、差動線路41を狭いピッチで配置することができる。これによって、コネクタ33を小型化することができる。なお、通常、上記のように、貫通孔に1個ずつコンタクトを圧入するタイプのコネクタの場合、コンタクトの強度を確保したり、圧入時に治具を当接させるための小片をコンタクトに設けたりする必要があるため、0.4mmピッチでコンタクトを配置するのが限界である。しかしながら、本実施形態のようにフレキシブルプリント配線板44を接続用の端子とすれば、0.2mmから0.3mmの狭ピッチで差動線路41やグランド線42を配置することができる。さらに、ハウジング43も1つの部材で構成されるため、コネクタ33の高さ寸法を小さくすることができ、基板モジュール25全体としても小型化することができる。
また、コネクタ33は、基材51の第1の面51Aとは反対側の第2の面51Bに設けられる板ばね45を備え、板ばね45は、一対の差動線路41の第2の端部41Bを第2のパッド38に向けて押し付けている。この構成によれば、少なくとも第2の端部41Bと第2のパッド38との間の位置で半田付けを行う必要がなく、この箇所の固定を簡単に行うことができる。また、半田接続部が設けられていると、半田接続部とフレキシブルプリント配線板44との間でインピーダンスが低下し、この部分にインピーダンスの不整合を生ずる場合がある。上記の構成によれば、半田接続部が設けられる箇所を少なくして、インピーダンスがコントロールされたコネクタ33を提供することができる。さらに、フレキシブルプリント配線板44の第2の面51Bに板ばね45を設けているため、フレキシブルプリント配線板44に一定の剛性を持たせることができ、フレキシブルプリント配線板44を扱い易くすることができる。
このとき、ハウジング43は、板ばね45に当接する当接面55を有し、この当接面55は、第1のプリント配線板31および第2のプリント配線板32に対して斜めになっている。この構成によれば、当接面55を介してフレキシブルプリント配線板44および板ばね45を、第1のプリント配線板31および第2のプリント配線板32に対して斜めに保持することができる。このため、第1のパッド37および第2のパッド38に対してグランド線42が徐々に遠ざかるようにフレキシブルプリント配線板44を配置することができる。これによっても、高速伝送時にインピーダンスが乱れてしまうことがなく、インピーダンスがコントロールされたコネクタ33を提供することができる。また、ハウジング43によって板ばね45を支持することができ、第2のパッドに対する差動線路41の第2の端部41Bの接触圧力を適正な値に設定することができる。
ハウジング43は、フレキシブルプリント配線板44が差し込まれる溝部58を有し、溝部58は、当接面55に沿う差し込み方向Dに向けてフレキシブルプリント配線板44を案内する。この構成によれば、溝部58によってフレキシブルプリント配線板44を差し込み方向Dに案内できるため、コネクタ33の組立工程を簡略化することができる。
また、ハウジング43は、フレキシブルプリント配線板44に当接する保持片57を有し、保持片57は、当接面55との間にフレキシブルプリント配線板44を挟んで保持する。この構成によれば、保持片57によってフレキシブルプリント配線板44をハウジング43に対して固定することができ、ハウジング43に対してフレキシブルプリント配線板44が浮き上がってしまうことを防止することができる。
このとき、板ばね45は、一対の差動線路41の第2の端部41Bに対応して櫛歯状に突出した複数の突出片62を有する。この構成によれば、1つの差動線路41に対応して1つの突出片62が割り当てられるため、一枚の板状の板ばねを用いる場合に比して、第2のパッド38に対する差動線路41の接触圧力を適正な値の範囲内に管理することができる。また、ハウジング43は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32との間に挟まれる固定部56を有し、固定部56は、第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とが対向した状態でこれらを固定的に保持する。この構成によれば、コネクタ33を利用して第1のプリント配線板31と第2のプリント配線板32とを固定することができ、コネクタ33の近傍に別途にスタッド等を要しないので、第1のプリント配線板31上又は第2のプリント配線板32上における実装スペースを広く確保できる。
電子機器は、上記実施形態に示したポータブルコンピュータ11用に限らず、例えば携帯電話機のようなその他の電子機器に対しても実施可能である。本実施形態では、コネクタ33にフレキシブルプリント配線板44を用いているが、フレキシブルプリント配線板44の代わりに例えばフレキシブルフラットケーブル(FFC)等を使用してもよい。その他、電子機器は、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。
11…ポータブルコンピュータ、21…筐体、25…基板モジュール、31…第1のプリント配線板、32…第2のプリント配線板、33…コネクタ、37…第1のパッド、38…第2のパッド、41…差動線路、41A…第1の端部、41B…第2の端部、42…グランド線、43…ハウジング、44…フレキシブルプリント配線板、45…板ばね、51…基材、51A…第1の面、51B…第2の面、55…当接面、56…固定部、57…保持片、58…溝部、62…突出片、D…差し込み方向

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に収容される基板モジュールと、
    を具備し、
    前記基板モジュールは、
    第1のパッドを有した第1のプリント配線板と、
    前記第1のプリント配線板と対向して配置されるとともに、第2のパッドを有した第2のプリント配線板と、
    前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板との間の位置に設けられるとともに、前記第1のパッドと前記第2のパッドとを接続したコネクタと、
    を備え、
    前記コネクタは、
    絶縁性の基材と、前記基材の第1の面に設けられるとともに、第1の端部で前記第1のパッドに接続され、前記第1の端部とは反対側の第2の端部で前記第2のパッドに接続される一対の差動線路と、前記基材の前記第1の面で前記一対の差動線路に隣接して設けられる一対のグランド線と、を有したフレキシブルプリント配線板と、
    前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板とにそれぞれ交差した方向に前記フレキシブルプリント配線板を保持したハウジングと、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記コネクタは、前記基材の前記第1の面とは反対側の第2の面に設けられる板ばねを備え、前記板ばねは、前記一対の差動線路の前記第2の端部を前記第2のパッドに向けて押し付けたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ハウジングは、前記板ばねに当接する当接面を有し、この当接面は、前記第1のプリント配線板および前記第2のプリント配線板に対して斜めになったことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記ハウジングは、前記フレキシブルプリント配線板が差し込まれる溝部を有し、前記溝部は、前記当接面に沿う差し込み方向に向けて前記フレキシブルプリント配線板を案内することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記ハウジングは、前記フレキシブルプリント配線板に当接する保持片を有し、前記保持片は、前記当接面との間に前記フレキシブルプリント配線板を挟んで保持することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記板ばねは、前記一対の差動線路の前記第2の端部に対応して櫛歯状に突出した複数の突出片を有することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記ハウジングは、前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板との間に挟まれる固定部を有し、
    前記固定部は、前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板とが対向した状態でこれらを固定的に保持したことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 第1のプリント配線板とこれに対向した第2のプリント配線板との間の位置に設けられるとともに、前記第1のプリント配線板に設けられる第1のパッドと、前記第2のプリント配線板に対向した第2のパッドとを接続したコネクタであって、
    絶縁性の基材と、前記基材の第1の面に設けられるとともに、第1の端部で前記第1のパッドに接続され、前記第1の端部とは反対側の第2の端部で前記第2のパッドに接続される一対の差動線路と、前記基材の第1の面で前記一対の差動線路に隣接して設けられる一対のグランド線と、を有したフレキシブルプリント配線板と、
    前記第1のプリント配線板と前記第2のプリント配線板とにそれぞれ交差した方向に前記フレキシブルプリント配線板を保持したハウジングと、
    を具備することを特徴とするコネクタ。
  9. 前記コネクタは、前記基材の前記第1の面とは反対側の第2の面に設けられる板ばねを具備し、前記板ばねは、前記一対の差動線路の前記第2の端部を前記第2のパッドに向けて押し付けたことを特徴とする請求項8に記載のコネクタ。
  10. 前記ハウジングは、前記板ばねに当接する当接面を有し、この当接面は、前記第1のプリント配線板および前記第2のプリント配線板に対して斜めになったことを特徴とする請求項9に記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11121074A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ
JP2006147209A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Molex Inc カード用アダプタ

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