JP2011034153A - 文章解析装置、文章表示装置、文章解析方法、文章表示方法、文章解析プログラムおよび文章表示プログラム - Google Patents

文章解析装置、文章表示装置、文章解析方法、文章表示方法、文章解析プログラムおよび文章表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】括弧記号を含む文章にて、括弧記号内の文字列を消去したり難視化することで読み易さの向上を図ること。
【解決手段】文章解析装置101は、入力部203に文章が入力されると、検出部204にて開始括弧記号と終了括弧記号とを検出し、決定部205にて同一の階層番号を示す括弧記号ペアにし、設定部206にて括弧記号ペアにタグを設定する。文章表示装置111は、記憶部207にタグが設定された文章を記憶し、指定部208で階層番号を指定し、特定部209で指定された階層番号を示すタグを特定し、表示制御部210でタグ内の文字列の表示を表示切替部211を使用して非表示にしたり難視化したりする。
【選択図】図2

Description

本発明は、文章の構造を解析、表示する文章解析装置、文章表示装置、文章解析方法、文章表示方法、文章解析プログラムおよび文章表示プログラムに関する。
文章は短ければ短いほど読みやすく、意味内容も理解しやすいが、文章の長さは書き手の文章作成能力や説明する内容に依存するため、長文の文章も存在する。長文の文章は内容の理解がしづらいため、文章の理解を容易にしたり、文章の長文化を避けるために、文章中に括弧記号を用いることがある。この括弧記号を利用することで、文章中に補足説明をしたり、用語解説をしたり、例外的な内容を追加したりすることができる。
しかし、括弧記号を多用すると、文章の構造が何重にも入り組み、却って理解を困難にさせてしまう場合がある。このため、下記特許文献1では、括弧記号の解析を行っている。
また、条文についても同様のことが言え、条文によっては内容を理解するのは困難である条文が存在する。このような条文の特徴として、制定条項の正確性を期すために括弧記号表記による説明が多用されるという特徴がある。結果、条文は括弧記号が何重にも入り組んだ構造となり、内容を理解するのに困難な状態になっていた。
構造を理解するために、条文閲覧者は、手作業により、括弧記号内の文字列を括弧記号の階層ごとに異なる色で塗りつぶした後、初めに色が塗られていない文字列を確認することを行っていた。また、括弧記号内の文字列を階層ごとに異なる色で塗りつぶす機能を実装したプログラムも存在する(例えば非特許文献1を参照。)。
特開平9−6788号公報
条文調理師、[平成21年7月9日検索]、インターネット<URL : http://homepage3.nifty.com/hourei/index.htm>
しかしながら、上述した従来技術では、着色を施しても依然文章中に括弧書きと呼ばれる括弧記号内の文章が存在する。括弧書きを除いた文章を読み手が読むためには、開始括弧記号の手前まで読み進んでから、終了括弧記号以降を読み始めるまでに、括弧記号内の文章を読み飛ばすことを強いられていた。したがって、括弧内文章を除いた素直な文章を理解しづらいという問題があった。
さらに、括弧記号が多重化している場合、現在読み進めている括弧内文章がどの終了括弧で文末となるのかが分かりづらく、誤った文章解釈をしてしまったり、誤りに気がついて何度も読み返さなければならないという問題があった。
また、条文の場合、括弧書きには、用語の解説や、「〜を除く」といった例外規定が定義されている。用語の解説は、用語を理解する上で読み手が条文を理解できるまで条文中に残しておいた方がよく、例外規定は、原則を理解するまでは、読まない方が理解しやすい。
このように、括弧書きには、読み手の理解度によって必要なものと不要なものが混在している。上述した非特許文献1では、括弧書きの性質にかかわらず、全ての括弧書きに着色を施しているため、読み手の理解に不要な括弧書きにも着色を施してしまい、条文の大筋の理解を得ることが困難であるという問題があった。
また、特許文献1では、読み手の理解度にかかわらず、装置側であらかじめ設定されたアクション(無視する/無視しない)により、括弧書きを削除するため、読み手の理解度を無視している。したがって、読み手の意に反して括弧書きを削除してしまい、読み手の理解を困難にするという問題があった。特に、条文では、括弧書きは制定条項の正確性を期すために設けられており、これを削除すると読み手が括弧記号内の必要な記述を見落としてしまうという問題があった。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、読み手の理解度に合わせて括弧書きを可視化できるように括弧書きを階層構造化することができる文章解析装置、文章解析方法、および文章解析プログラムを提供することを目的とする。また、読み手の理解度に合わせて括弧書きを可視化することができる文章表示装置、文章表示方法、および文章表示プログラムを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の文章解析装置、文章解析方法、および文章解析プログラムは、文章を入力し、入力された文章の中から開始括弧記号と終了括弧記号とを検出し、検出された開始括弧記号と終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定し、決定された同一階層の括弧記号ペアの出現位置に同一の階層番号に関するタグを設定することを特徴とする。
この発明によれば、開始括弧記号と終了括弧記号との間の文字列が、文章中でどの階層にあるかを特定することができる。
また、上記発明において、開始括弧記号を検出した後に、新たな開始括弧記号を検出した場合に、新たな開始括弧記号と終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定することとしてもよい。
この発明によれば、開始括弧記号と終了括弧記号との間の文字列中に出現した開始括弧記号と終了括弧記号との間の文字列が、文章中でどの階層にあるかを特定することができる。
また、上記発明において、前記括弧記号ペア(以下、第1の括弧記号ペア)が決定された場合に、検出された開始括弧記号群のうち、第1の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号を除いた末尾の開始括弧記号と、第1の括弧記号ペアの終了括弧記号以降の後続の文字列で検出された終了括弧記号とを、第1の括弧記号ペアとの上下関係を特定する第2の括弧記号ペアに決定することを特徴とする。
この発明によれば、括弧記号による階層が複数存在しても、階層を段階的に設定することができる。
また、上記発明において、第1の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号の前方に、前記第2の括弧記号ペアを構成する終了括弧記号に設定されたタグを設定すると共に、前記第1の括弧記号ペアを構成する終了括弧記号の後方に、前記第2の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号に設定されたタグを設定することを特徴とする。
この発明によれば、第2の括弧記号ペアに階層が包含されている第1の括弧記号ペア内の文字列を、第2の括弧記号ペアの階層から除外することができる。
また、本発明の文章表示装置、文章表示方法、および文章表示プログラムは、開始括弧記号と終了括弧記号を含み、同一階層の階層番号に関するタグが付与された文章を記憶しておき、階層番号を指定し、階層番号に関するタグを文章の中から特定し、タグにより挟まれているタグ内文字列の表示状態に基づいて、前記タグ内文字列に対し表示切替処理を実行することを特徴とする。
この発明によれば、指定された階層番号の括弧記号ペア内の文字列が、文章中に視認可能な状態で存在したり存在しなくなったりする。
また、上記発明において、前記タグ内文字列の中に、別の階層番号に関するタグがある場合、別の階層番号に関するタグにより挟まれている文字列に対し表示切替処理を実行しないことを特徴とする。
この発明によれば、指定された階層の括弧記号ペアに包含されている別階層の括弧記号ペアが存在する場合、指定された階層の括弧記号ペア内の文字列のうち、別階層の括弧記号ペア内の文字列を除いた文字列が、文章中に視認可能な状態で存在したり存在しなくなったりする。
また、上記発明において、表示切替処理は、前記タグ内文字列が表示されている場合には非表示にし、前記タグ内文字列が表示されていない場合には表示させることを特徴とする。
この発明によれば、タグ内文字列を非表示にすることで、文章中からタグ内文字列の存在を消すことができる。したがって、読み手は、タグ内文字列を意識することなく、文章を読み進めることができる。また、非表示状態から表示させることで、タグ内文字列を復元することができる。したがって、読み手は、タグ内文字列を除いた文章を読み、内容を理解した上で、復元したタグ内文字列を読むことができる。このように、表示/非表示を切り替え自在にすることで、読み手の理解度に応じた表示状態を提供することができる。
また、上記発明において、表示切替処理は、前記タグ内文字列が表示されている場合には削除して前記開始括弧記号と前記終了括弧記号を連結し、前記タグ内文字列が削除されて前記開始括弧記号と前記終了括弧記号が連結されている場合には前記開始括弧記号と前記終了括弧記号との間に前記タグ内文字列を復元させることを特徴とする。
この発明によれば、開始括弧記号の直前の文字と終了括弧記号の直後の文字と括弧記号ペアを介して連結することができる。したがって、読み手は、タグ内文字列を意識することなく、文章を読み進めることができると共に、開始括弧記号の直前の文字列に対して、括弧による補足説明があることを意識させることができる。
また、上記発明において、表示切替処理は、前記タグ内文字列が表示されている場合には難視化を行い、前記タグ内文字列が難視化されている場合には、難視化を解除することを特徴とする。
この発明によれば、タグ内文字列を読みづらくさせることで、文章中からタグ内文字列の存在を実質的に消すことができる。したがって、読み手は、タグ内文字列を意識することなく、文章を読み進めることができる。また、難視化を解除することで、タグ内文字列を復元することができる。したがって、読み手は、タグ内文字列を除いた文章を読み、内容を理解した上で、復元したタグ内文字列を読むことができる。このように、難視化とその解除を切り替え自在にすることで、読み手の理解度に応じた表示状態を提供することができる。
本発明によれば、読み手の理解度に合わせて括弧書きを可視化できるように括弧書きを階層構造化することができるという効果を奏する。また、読み手の理解度に合わせて括弧書きを可視化することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかるハードウェア構成図である。 本発明の実施の形態にかかる機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理または段階的マスク処理を行う画面例のイメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理または段階的マスク処理の初期状態を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の1段階目消去を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の2段階目消去を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の3段階目消去を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的マスク処理の1段階目マスク状態を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的マスク処理の2段階目マスク状態を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的マスク処理の3段階目マスク状態を示す画面イメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる設定済みテーブルの例を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる図13のa)で示した入力文字列を図15のフローチャートの決定処理を行った際に作成される括弧情報テーブルの例を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる決定処理を行う前の入力文字列a)と、決定処理を行った後の入力文字列b)の例を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の具体的な表示制御を行うためのHTMLの記述例とWebブラウザ画面での表示例とを示すイメージ図である。 本発明の実施の形態にかかる文章解析装置にて行うメインフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章解析装置にて行う決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章解析装置にて行う設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章解析装置にて行う表示準備処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行うメインフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行う文章の状態文字列作成を行うフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行う階層指定取得処理を行うフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行う段階的消去を1段階前進するフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行う段階的消去を1段階後退するフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行う段階的マスクを1段階前進するフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる文章表示装置にて行う段階的マスクを1段階後退するフローチャートである。
まず、本発明の文章解析装置、文章表示装置、文章解析方法、文章表示方法、文章解析プログラムおよび文章表示プログラムの実施の形態について説明する。文章とは、所定の言語で記述された一まとまりの文字列であり、一または複数の文の集合である。たとえば、日本語の場合、文字の中には約物として句点以外に読点、括弧記号、中黒、感嘆符、疑問符、長音符、米印、ダッシュ等が含まれる。本実施の形態では、文章を括弧記号による階層ごとに非表示化/難視化することにある。その様子を図4から図10にて示す。
また、本実施の形態では、マークアップ言語でない文字列で、開始括弧記号と終了括弧記号が対になっている文章を解析の対象とする。開始括弧記号の説明文章など、括弧記号が本来の意味である他の部分と区別する記号として使用されていない文章には適さない。また、マークアップ言語であっても、後述するタグ付け規則、[[startN]]、[[endN]](Nは自然数)が本文中に使用されていなければ適用対象の文章とする。本実施の形態では、文章の一例として、条文を用いる。
図1は本発明の実施の形態にかかる文章解析装置および文章表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。文章解析装置101と文章表示装置111はインターネット、LAN、WANなどのネットワーク121で接続されている。本実施例では文章解析装置101と文章表示装置111との2つのハードウェアが存在するが、文章解析と文章表示とを行う1つのハードウェアであってもよい。
文章解析装置101は図示するようにCPU(Central Processing Unit)102、バス103、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)105、HDD(Hard Disk Drive)106、ディスプレイ107、マウス108、キーボード109、I/F(InterFace)110で構成する。
CPU102はROM104、RAM105、HDD106のいずれかに保持しているプログラムを実行する。バス103はCPU102とそれ以外のデバイスとが情報を送受信する通信路である。
HDD106は記憶装置である。本発明においては図2で説明する各機能を実行するプログラムを記憶したり、解析結果を記憶したりする。また、I/F110を通じて文章表示装置111が接続する際に使用するWebサーバのプログラムを記憶する。
ディスプレイ107は本発明の出力結果を表示する。マウス108とキーボード109とは文章解析装置101に指示を与えるために使用する。I/F110は外部との通信に使用する。具体的なデバイスとしてはNIC(Network Interface Card)である。
文章表示装置111は典型的にはPC(Personal Computer)であり、図示するようにCPU112、バス113、ROM114、RAM115、HDD116、ディスプレイ117、マウス118、キーボード119、I/F120で構成する。
CPU112はROM114、RAM115、HDD116のいずれかに保持しているプログラムを実行する。バス113はCPU112とそれ以外のデバイスとが情報を送受信する通信路である。
HDD116は記憶装置である。本発明においては図2で説明する各機能を実行するプログラムを記憶したり、図2の記憶部207を担当したりする。また、I/F120を通じて文章解析装置101に接続する際に使用するWebブラウザのプログラムを記憶する。
ディスプレイ117は本発明の出力結果を表示する。マウス118とキーボード119とは文章表示装置111に指示を与えるために使用する。I/F120は外部との通信に使用する。具体的なデバイスとしてはNICである。
次に、文章解析装置101および文章表示装置111の機能的構成について説明する。
図2は、本発明の実施の形態にかかる文章解析装置101および文章表示装置111の機能的構成を示すブロック図である。文章解析装置101は、入力部203、検出部204、決定部205、および設定部206を含む構成である。なお、上述した入力部203〜設定部206は、具体的には、例えば、図1に示した記憶装置に記憶されたプログラムをCPU102に実行させることにより、または、I/F110により、その機能を実現する。
入力部203は、文章を文章解析装置101に入力する。具体的には、例えば、条文の電子データである。入力方法としては図1で説明したマウス108やキーボード109からでもよいし、I/F110からでもよい。条文の電子データとしては、例えば政府の法令データ提供システムが存在する。
検出部204は、入力部203によって入力された文章の中から開始括弧記号と終了括弧記号とを検出する。ここで、括弧記号とは、特定の文字・語句・文などを囲って他の部分と区別する記号であり、具体的には”(”、”)”、”{”、”}”、”[”、”]”、”「”、”」”等が存在する。また、括弧記号ではないが、”<”、”>”を使用してもよい。画面の例では図4の画面にて、1段階目に存在する文字列402に囲まれている枠の外側に存在する開始括弧記号と終了括弧記号と等である。
決定部205は、検出部204によって検出された開始括弧記号と終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定する。括弧記号は、特定の文字・語句・文などを囲い、他の部分と区別するために使用される。したがって、開始括弧記号は、他の区別との開始点を示しており、必ず他の区別との終了点である終了括弧記号が検出される。開始括弧記号検出後、以降の後続の文字列で開始括弧記号が新たに発見されることなく最初に終了括弧記号が検出された場合に、開始括弧記号と終了括弧記号とを同一階層番号の括弧記号ペアにする。具体的には、図9の画面にて、段階的マスク処理の2段階目マスクでマスクされた文字列903で囲まれている領域の外側に存在する開始括弧記号と終了括弧記号とが同一階層番号の括弧記号ペアとなる。
開始括弧記号検出後新たに開始括弧記号が検出された場合、決定部205は、開始括弧記号群の末尾の開始括弧記号と最初に検出した終了括弧記号とを同一階層番号の括弧記号ペアにする。具体的には、図9の画面にて段階的マスク処理の2段階目マスクでマスクされた文字列902の外側に存在する開始括弧記号「金銭以外の資産”(”」にて開始括弧記号が見つかった状態で、その後図8の段階的マスク処理の1段階目マスクでマスクされた文字列802の外側にある開始括弧記号「法第二十四条第二項”(”」が見つかった状態となる。この場合は、新しく見つかった開始括弧記号「法第二十四条第二項”(”」と、その後続の文字列から最初に検出した終了括弧記号「とみなす金額”)”」が同一階層番号の括弧記号ペアとなる。
また、括弧記号ペア(以下「第1の括弧記号ペア」という)が決定された場合に、開始括弧記号群のうち、第1の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号を除いた末尾の開始括弧記号と、第1の括弧記号ペアの終了括弧記号以降の後続の文字列で開始括弧記号が新たに出現することなく最初に検出された終了括弧記号とを、第1の括弧記号ペアとの上下関係を特定する第2の括弧記号ペアに決定する。
具体的には、段階的マスク処理の1段階目マスクでマスクされた文字列802の外側同士にある開始括弧記号と終了括弧記号とが同一階層番号の括弧記号ペアとなり、開始括弧記号「金銭以外の資産”(”」と文字列802の外側にある終了括弧記号以降に存在する終了括弧記号「以下この号にて同じ。”)”」とが新たな括弧記号ペアとなる。そして、この新たな括弧記号ペアの階層と文字列802の外側にある括弧記号ペアの階層とは上下関係を特定するタグを持つ。
設定部206は、決定部205によって決定された同一階層の括弧記号ペアの出現位置に同一の階層番号に関するタグを設定する。具体的には、図9の画面にて段階的マスク処理の2段階目マスクでマスクされた文字列903で囲まれている領域では、「[[start2]]適合合併の(中略)減算した金額[[end2]]」のようにタグ付けが行われる。
また、上述した第1の括弧記号ペアと、第1の括弧記号ペアと上下関係がある第2の括弧記号ペアが存在する場合は、第1の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号の前方に、第2の開始括弧記号ペアを構成する終了括弧記号に設定されたタグをコピーし設定すると共に、第1の括弧記号ペアを構成する終了括弧記号の後方に、第2の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号に設定されたタグをコピーし設定する。具体的には、図9の画面にて段階的マスク処理の2段階目マスクでマスクされた文字列902で囲まれている領域では、「[[start2]]当該株主等に(中略)法第二十四条第二項[[end2]](([[start1]]配当等の額とみなす金額[[end1]])[[start2]]に規定する(中略)以下この号において同じ。[[end2]]」のようにタグ付けが行われる。
次に文章表示装置111について説明する。文章表示装置111では記憶部207、指定部208、特定部209、表示制御部210を構成する。表示制御部210は表示切替部211を内包する。
記憶部207は、開始括弧記号と終了括弧記号を含み、前記開始括弧記号と当該開始括弧記号に対応する終了括弧記号とに対し同一階層の階層番号に関するタグが付与された文章を記憶する。また、上述した文章における階層数を最大括弧レベルとして記憶する。前述した2つの情報は設定済みテーブルに格納される。設定済みテーブルの具体例は図11に示す。
指定部208は、任意の階層番号を指定する。指定方法の一例としては図1のマウス118を使用して図3の条文段階的消去ボタン306を押下することである。
特定部209は、指定部208によって指定された階層番号に関するタグを記憶部207に記憶されている文章の中から特定する。具体的には、図4の状態で図3での条文段階的消去ボタン306がマウス118によって押下された場合、1段階目に存在する文字列402の領域が特定される。
表示制御部210は、特定部209によって特定されたタグにより挟まれているタグ内文字列の表示状態に基づいて、タグ内文字列に対し表示切替部211を実行する。そのタグ内文字列の中に、指定部208によって指定されていない階層番号に関するタグがある場合、そのタグにより挟まれている文字列に対し表示切替部211を実行することもしないことも、どちらでも選択可能である。具体的には図4の1段階目に存在する文字列402が特定された状態で、図5では段階的消去処理の1段階目消去で消去された文字列503となり表示切替部211が実行され文字列402の領域は非表示になっている。また、図8では表示切替部211が実行され文字列402の領域は難視化になっている。
表示切替部211は、タグにより挟まれている文字列の状態によって以下4つの処理を行う。
1.文字列が表示されている場合、文字列を非表示にし、開始括弧記号と終了括弧記号とを連結する。
2.文字列が非表示にされており開始括弧記号と終了括弧記号とが連結されている場合、文字列を表示する。
3.文字列が表示されている場合、難視化する。
4.文字列が表示されており難視化されている場合、難視化を解除する。
文章表示装置111ではそれぞれ、段階的消去前進処理、段階的消去後退処理、段階的マスク前進処理、段階的マスク後退処理として処理を行う。また、段階的消去前進処理と段階的消去後退処理とをまとめて段階的消去処理とし、段階的マスク前進処理と段階的マスク後退処理とをまとめて段階的マスク処理とする。
各処理の例として、文章表示装置111が段階的消去前進処理を実行すると図4から図5に遷移した状態になり、段階的消去後退処理を実行すると図5から図4に遷移した状態になり、段階的マスク前進処理を実行すると図4から図8に遷移した状態になり、段階的マスク後退処理を実行すると図8から図4に遷移した状態となる。
図3は、本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理または段階的マスク処理を行う画面例のイメージ図である。タイトル領域301は、左側には現在表示している法令名等を表示する。条文選択領域302は、表示したい条文を選択する領域である。ガイドフィールド領域303では、読み手が括弧記号内の文字列の状態を状態文字列で確認する他、各ボタンで文字列の状態を変更する指示をする。条文表示領域304は、条文選択領域302で選択した条文を表示する。
条文全消去ボタン305は、図22で後述する段階的消去前進処理を現在の括弧レベルから最大括弧レベルまで繰り返す処理を行う。条文段階的消去ボタン306は、図22で後述する段階的消去前進処理を一度行う処理を行う。条文全マスクボタン307は、図24で後述する段階的マスク前進処理を現在の括弧レベルから最大括弧レベルまで繰り返す処理を行う。条文段階的マスクボタン308は、図24で後述する段階的マスク前進処理を一度行う処理を行う。
状態文字列表示領域309は、文章の状態文字列を表示する。読み手が条文消去全ボタン305から条文段階的マスクボタン308までと条文段階的消去表示ボタン310と条文マスク全解除ボタン313までとのそれぞれのボタンを押下するごとに状態文字列が変化する。
条文段階的消去表示ボタン310は、図23で後述する段階的消去後退処理を一度行う処理を行う。条文消去全表示ボタン311は、図23で後述する段階的消去後退処理を現在の括弧レベルから0まで繰り返す処理を行う。条文段階的マスク解除ボタン312は、図25で後述する段階的マスク後退処理を一度行う処理を行う。条文マスク全解除ボタン313は、図25で後述する段階的マスク後退処理を現在の括弧レベルから0まで繰り返す処理を行う。
図4から図10は、図3の状態から段階的消去処理および段階的マスク処理を行った際の画面の一部を示したイメージ図である。図4は初期状態を示す画面イメージ図である。図5から図7は、段階的消去処理の画面イメージ図である。図8から図10は、段階的マスク処理の画面イメージ図である。図4に示す文章は括弧記号による3段階の構造形態を有している。
図4は、本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理または段階的マスク処理の初期状態を示す画面イメージ図である。初期状態を示す状態文字列401は”(■”の個数で括弧記号の階層数を示しており、”(■”の■が□に置き換わることで括弧記号内文字列の消去を示しており、”(■”のフォント色の変更でマスク状態を示している。状態文字列401は階層が3段階存在し消去もマスクも行われていないことを示す。括弧記号の1段階目に位置する文字列は破線内にて示される文字列402である。1段階目の消去を行うと、図5の状態に遷移し、1段階目のマスクを行うと、図8の状態に遷移する。
図5は、本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の1段階目消去を示す画面イメージ図である。状態文字列501内は1番右の”(■”が”(□”に置き換わっていることから1段階目の消去を行ったことを示す。文字列503は1段階目に存在する文字列402が消去された状態を示している。文字列503にて、括弧記号文字が残ることにより、ここに消去された文字列が存在していることを表している。括弧記号の2段階目に位置する文字列は、一点破線内にて示される文字列502、文字列504、文字列505、文字列506、文字列507である。2段階目の消去を行うと、図6の状態に遷移する。
図6は、本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の2段階目消去を示す画面イメージ図である。状態文字列601内の文字列は右から2番目の”(■”が”(□”に置き換わっていることから2段階目の消去を行ったことを示す。段階的消去処理の2段階目消去で消去された文字列605、文字列606、文字列608、文字列609、文字列610はそれぞれ文字列502、文字列504、文字列505、文字列506、文字列507が消去された状態を示している。括弧記号の3段階目に位置する文字列は、破線内にて示される文字列602、文字列603、文字列604、文字列607、文字列611である。3段階目の消去を行うと、図7の状態に遷移する。
図7は、本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の3段階目消去を示す画面イメージ図である。状態文字列701内の文字列は右から3番目の”(■”が”(□”に置き換わっていることから3段階目の消去を行ったことを示す。段階的消去処理の3段階目消去で消去された文字列702、文字列703、文字列704、文字列705、文字列706はそれぞれ文字列602、文字列603、文字列604、文字列607、文字列611が消去された状態を示している。
図8は、本発明の実施の形態にかかる段階的マスク処理の1段階目マスク状態を示す画面イメージ図である。状態文字列801内の文字列は1番右の”(■”のフォント色が変更されていることから1段階目の難視化を行ったことを示す。段階的マスク処理の1段階目マスクでマスクされた文字列802は文字属性が変化しており、難視化している状態である。図8では文字の背景色を白以外にすることで難視化しているが、他にも文字色を灰色にする等で、難視化してもよい。
図9は、本発明の実施の形態にかかる段階的マスク処理の2段階目マスク状態を示す画面イメージ図である。状態文字列901内の文字列は右から2番目の”(■”のフォント色が変更されていることから2段階目のマスクを行ったことを示す。段階的マスク処理の2段階目マスクでマスクされた文字列902、文字列903、文字列904、文字列905、文字列906は文字属性が変化しており、難視化している状態である。
図10は、本発明の実施の形態にかかる段階的マスク処理の3段階目マスク状態を示す画面イメージ図である。状態文字列1001内の文字列は右から3番目の”(■”のフォント色が変更されていることから3段階目のマスクを行ったことを示す。段階的マスク処理の3段階目マスクでマスクされた文字列1002、文字列1003、文字列1004、文字列1005、文字列1006は文字属性が変化しており、難視化している状態である。
図4から図7までは段階的消去処理を、図8から図10では段階的マスク処理をそれぞれ実行しているが、段階的消去処理と段階的マスク処理を組み合わせて実行することも可能である。例えば図5のように段階的消去処理を1段階行った後で、段階的マスク処理を1段階行うという操作も可能である。
次に本発明で使用するテーブル構造について説明する。本発明で使用するテーブルは2つあり、設定済みテーブルと括弧情報テーブルとである。括弧情報テーブルは決定部205にて設定され、設定部206にて使用されるテーブルである。
図11は、本発明の実施の形態にかかる設定済みテーブルの例を示すイメージ図である。設定済みテーブルは図11で示すように、設定部206で作成したタグ付け後の文字列と、決定部205にて取得する最大括弧レベルとで構成する。この例では図3で示す文章が格納されている。
図12は本発明の実施の形態にかかる図13のa)で示した入力文字列を図15のフローチャートの決定処理を行った際に作成される括弧情報テーブルの例を示すイメージ図である。括弧情報テーブルは括弧位置と括弧種別と括弧レベルとで構成する。図12は図13に示すa)に対して、文章解析装置101が決定処理まで処理を行った状態である。例えば行番号0番のレコードでは、括弧開始位置が4、括弧種別が開始、括弧レベルが1となり、さらに行番号1番のレコードでは括弧階層が1段階変化し括弧レベルが2となる。
図13は、本発明の実施の形態にかかる決定処理を行う前の入力文字列a)と、決定処理を行った後の入力文字列b)の例を示すイメージ図である。a)は設定前の文字列、b)は設定後の文字列を示している。図13の文字列の4文字目、7文字目、13文字目に開始括弧記号が存在し、10文字目、11文字目、14文字目に終了括弧記号が存在する。
図14は、本発明の実施の形態にかかる段階的消去処理の具体的な表示制御を行うためのHTMLの記述例とWebブラウザ画面での表示例とを示すイメージ図である。文章表示装置111では処理をWebブラウザで行うため、記述コードはHTMLとなる。例としてa)のHTML欄に表示されているコードとなり、これがWebブラウザ上ではa)のWebブラウザ画面にて表示している内容となる。この状態で、’kakko3’のク
ラスを持つ要素に対し、スタイルシート言語にて領域の非表示を行うことができる。その結果、b)のWebブラウザ画面の表示となる。具体的な変更方法については、図22のステップS2204等となる。
図15は、本発明の実施の形態にかかる文章解析装置101にて行うメインフローチャートである。文章解析装置101は解析の準備としてカーソル位置を入力文字列の先頭に設定する(ステップS1501)。次に括弧情報テーブルを用意し、レコードを空にする(ステップS1502)。括弧情報テーブルの詳細は、図12にて示した。
文章解析装置101は、最大括弧レベル、現在の括弧レベルという2つの変数を用意し、共に0を設定する(ステップS1503、ステップS1504)。その後、図16で示す決定処理を行う(ステップS1505)。決定処理内部では開始括弧記号と終了括弧記号とを検出する。決定処理の終了後、文章解析装置101は設定処理を行う(ステップS1506)。その後、設定処理が終わった文字列と最大括弧レベルを設定済みテーブルに追加する(ステップS1507)。
追加後、文章解析装置101はカーソル位置を確認し、カーソル位置が入力文字列の終了位置に存在する場合は(ステップS1508:Yes)、処理を終了する。カーソル位置が入力文字列の終了位置に存在しない場合は(ステップS1508:No)まだ決定処理を行っていない文字列が存在するため、ステップS1503に戻る。
図16は、本発明の実施の形態にかかる文章解析装置101にて行う決定処理を示すフローチャートである。文章解析装置101は入力文字列のカーソル位置から1文字読み込み(ステップS1601)、読込文字が改行文字以外であるかを確認する(ステップS1602)。読込文字が改行文字以外である場合は(ステップS1602:Yes)、引き続き読込文字が開始括弧記号に一致するかを確認する(ステップS1603)。読込文字が開始括弧記号であった場合は(ステップS1603:Yes)、ステップS1504で用意した現在の括弧レベルをインクリメントする(ステップS1604)。
文章解析装置101はステップS1503で用意した最大括弧レベルと現在の括弧レベルを比較し(ステップS1605)、最大括弧レベルが現在の括弧レベルより小さい場合には(ステップS1605:Yes)最大括弧レベルを現在の括弧レベルと同じ値に設定する(ステップS1606)。最大括弧レベルが現在の括弧レベル以上である場合には(ステップS1605:No)、最大括弧レベルの設定は行わない。
文章解析装置101は開始括弧記号を検出したため、括弧情報テーブルにレコードを追加する(ステップS1607)。追加するレコード内容は、括弧位置はカーソル位置、括弧種別は開始、括弧レベルは現在の括弧レベルをそれぞれ設定する。その後文章解析装置101はカーソル位置を1文字進め(ステップS1608)、再び入力文字列のカーソル位置から1文字読み込む(ステップS1601)。
文章解析装置101はステップS1603にて読込文字が開始括弧記号以外であった場合は(ステップS1603:No)、次に読込文字が終了括弧記号であるかを確認する(ステップS1609)。読込文字が終了括弧記号であった場合は(ステップS1609:Yes)、ステップS1610に進む。
文章解析装置101は終了括弧記号を検出したため、括弧情報テーブルにレコードを追加する(ステップS1610)。追加するレコード内容は、括弧位置はカーソル位置、括弧種別は終了、括弧レベルは現在の括弧レベルをそれぞれ設定する。その後文章解析装置101は現在の括弧レベルをデクリメントし(ステップS1611)、カーソル位置を1文字進め(ステップS1608)、再び入力文字列のカーソル位置から1文字読み込む(ステップS1601)。
文章解析装置101はステップS1609にて読込文字が終了括弧記号以外である場合は(ステップS1609:No)、カーソル位置を1文字進め(ステップS1608)、再び入力文字列のカーソル位置から1文字読み込む(ステップS1601)。
文章解析装置101はステップS1602にて読込文字が改行文字の場合は(ステップS1602:No)、読込文字の次の文字が改行文字以外であるかを確認する(ステップS1612)。改行文字以外である場合は(ステップS1612:Yes)、一度に表示する文章が続くと判断し、カーソル位置を1文字進め(ステップS1608)、再び入力文字列のカーソル位置から1文字読み込む(ステップS1601)。改行文字である場合は(ステップS1612:No)、一度に表示する文章が終了したと判断し決定処理の終了をする。
図17は、本発明の実施の形態にかかる文章解析装置101にて行う設定処理を示すフローチャートである。文章解析装置101は括弧情報テーブルのレコードが存在するかを確認する(ステップS1701)。存在しない場合は(ステップS1701:No)、タグを付ける文字列がないことになるため、処理を終了する。
括弧情報テーブルのレコードが存在する場合は(ステップS1701:Yes)、文章解析装置101は括弧情報テーブルの最後のレコードを取得する(ステップS1702)。文章解析装置101は設定処理で使用する変数M、Nを設定する(ステップS1703)。M、Nの計算式はそれぞれ、
M=(最大括弧レベル)−(取得レコードの括弧レベル)+2
N=(最大括弧レベル)−(取得レコードの括弧レベル)+1
となる。Mは括弧記号ペアの外側のタグに付与する数字、Nは括弧記号ペアの内側のタグに付与する数字となる。
文章解析装置101は取得レコードの括弧種別が開始か否かを確認し(ステップS1704)、開始であった場合には(ステップS1704:Yes)、取得レコードの括弧位置+1の位置にタグを挿入する(ステップS1705)。この位置は開始括弧記号の後方を意味している。タグの内容は[[startN]]となる。NとはステップS1703で求めた数値となる。
次に文章解析装置101は取得レコードの括弧レベルの値を確認し(ステップS1706)、2以上である場合には(ステップS1706:Yes)、取得レコードの括弧位置にタグを挿入する(ステップS1707)。この位置は開始括弧記号の前方を意味している。タグの内容は[[endM]]となる。MとはステップS1703で求めた数値となる。括弧レベルが2未満である場合には(ステップS1706:No)、開始括弧記号の前にタグを挿入しない。ステップS1702で取得したレコードに関するタグ付けを終了したため、文章解析装置101は括弧情報テーブルの最後のレコードを削除し(ステップS1708)、再び括弧情報テーブルのレコードが存在する限り処理を行う。
ステップS1704にて、括弧種別が終了であった場合には(ステップS1704:No)、文章解析装置101は取得レコードの括弧レベルの値を確認し(ステップS1709)、2以上である場合には(ステップS1709:Yes)、取得レコードの括弧位置+1の位置にタグを挿入する(ステップS1710)。この位置は終了括弧記号の後ろを意味している。タグの内容は[[startM]]となる。MとはステップS1703で求めた数値となる。
続けて、文章解析装置101は取得レコードの括弧位置にタグを挿入する(ステップS1711)。この位置は終了括弧記号の前を意味している。タグの内容は[[endN]]となる。NとはステップS1703で求めた数値となる。括弧レベルが2未満である場合には(ステップS1709:No)、終了括弧記号の後ろにタグを挿入しない。ステップS1702で取得したレコードに関するタグ付けを終了したため、文章解析装置101は括弧情報テーブルの最後のレコードを削除し(ステップS1708)、再び括弧情報テーブルのレコードが存在する限り処理を行う。
文章解析装置101のフローチャートと図2の機能構成との対応付けを行うと、入力部203はステップS1501に対応する。検出部204はステップS1505の決定処理内で、図16におけるステップS1603とステップ1609とに対応する。決定部205は決定処理を示すステップS1505に対応する。設定部206は設定処理を示すステップS1506とステップS1507とに対応する。
以上の説明により本実施の形態にかかる文章解析装置101によれば、開始括弧記号と終了括弧記号との間の文字列が、文章中でどの階層にあるかを特定することができる。また、開始括弧記号と終了括弧記号との間の文字列中に出現した開始括弧記号と終了括弧記号との間の文字列が、文章中でどの階層にあるかを特定することができる。このように、文章解析装置101では、文章を読み込むだけで括弧書きの階層構造化を効率的に行うことができる。
また、括弧記号の種類(開始と終了)の出現パターンにより、括弧書きの上下関係を段階的に特定できるため、文章の書き手が意図したとおりに括弧書きの階層構造化を実現することができる。また、包含元の括弧書き内の文字列から包含先の括弧書き内の文字列を除外するようにも設定することができるため、括弧書きに包含関係がある場合にも階層別にカッコ内文字列を区別することができる。
図18は、本発明の実施の形態にかかる文章解析装置101にて行う表示準備処理のフローチャートである。文章解析装置101にて行う表示準備処理のフローチャートである。文章表示装置111が文章解析装置101に対して条文表示要求を行った際に、文章解析装置101にて行う処理である。文章解析装置101はタグ付けテーブルから要求のあった条文に対応するタグ付け後の文字列と最大括弧レベルを取得する(ステップS1801)。
次に文章解析装置101は、文章表示装置111に存在するWebブラウザで表示できるようにするため、次の置換を行う(ステップS1802)。[[startN]]を<span class=’kakkoN’>に置換する。また、[[endN]]を</
span>に置換する。Nは自然数を示す。置換後文章解析装置101は、置換後の文字列と最大括弧レベルを文章表示装置111に送信する(ステップS1803)。
図19は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行うメインフローチャートである。文章表示装置111は処理をWebブラウザにて行う。文章表示装置111はHTMLに置換後の文字列と括弧最大レベルとを文章解析装置101より取得する(ステップS1901)。取得後、文章表示装置111は文章状態を表す状態文字列の作成する文章状態文字列作成処理を行う(ステップS1902)。次に文章表示装置111はこのフロー内で使用する変数として括弧レベルを用意し0に設定する(ステップS1903)。ステップS1903までがメインフローの初期設定である。
初期設定終了後、文章表示装置111は階層指定取得処理を行い(ステップS1904)、表示変更を行う階層番号と変更指示種別を取得する。変更指示が段階的消去である場合は(ステップS1905:Yes)、文章表示装置111は、消去を1段階前進して指定階層を非表示するかそれとも1段階後退して指定階層を表示するかを判断する。1段階前進する場合は(ステップS1906:Yes)、文章表示装置111は段階的消去前進処理を行う(ステップS1907)。1段階後退する場合は(ステップS1906:No)、文章表示装置111は段階的消去後退処理を行う(ステップS1908)。
変更指示が段階的マスクである場合は(ステップS1905:No)、文章表示装置111は、マスクを1段階前進して指定階層を難視化するかそれとも1段階後退して指定階層の難視化を復元するかを判断する。1段階前進する場合は(ステップS1909:Yes)、文章表示装置111は段階的マスク前進処理を行う(ステップS1910)。1段階後退する場合は(ステップS1909:No)、文章表示装置111は段階的マスク後退処理を行う(ステップS1911)。
文章表示装置111は段階的消去前進処理、段階的消去後退処理、段階的マスク前進処理あるいは段階的マスク後退処理のいずれかの処理を行った後、ステップS1904に戻り再び階層指定取得処理を行う(ステップS1904)。
また、文章表示装置111上で動作するWebブラウザでの処理としては、段階的消去前進処理、段階的消去後退処理、段階的マスク前進処理、段階的マスク後退処理の各処理はステップS1904で取得する関数に値する。
図20は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行う文章の状態文字列作成を行うフローチャートである。文章表示装置111はこのフローで使用する変数としてiと状態文字列を用意し、それぞれ0、NULLに設定する(ステップS2001)。その後、文章表示装置111はi<最大括弧レベルを満たす間(ステップS2002:Yes)、状態文字列に括弧階層を示す文字列として例えば”(■”を追加し(ステップS2003)、i=i+1を実行する(ステップS2004)。i<最大括弧レベルを満たさなくなった時点で(ステップS2002:No)、文章表示装置111は状態文字列を出力する(ステップS2005)。
図21は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行う階層指定取得処理を行うフローチャートである。この実施例では指定できる階層番号は括弧レベルと、括弧レベル+1の階層番号となる。具体的には、現在1階層も非表示、難視化を行っていない初期状態では括弧レベルは0となり、指定できる階層は1階層目となる。もし1階層目を非表示にしていた場合は括弧レベルは1となり、指定できる階層としては2階層目もしくは1階層目となり、2階層目を非表示もしくは難視化するか、1階層目を表示するかのどちらかとなる。
文章表示装置111はマウスクリックされた座標を取得する(ステップS2101)。その取得した座標を元に、座標に対応するボタンが存在するかを確認する(ステップS2102)。存在しない場合は(ステップS2102:No)、マウスクリックされるまで待機する(ステップS2104)。存在する場合は(ステップS2102:Yes)、ボタンに割りつけられた関数を出力する(ステップS2103)。例として、<input type=”button” value=”消去” onClick=”EliminateByStages(1)”>)のようにボタンに割りつけられた関数があり、文章表示装置111はその関数を実行する。
図22は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行う段階的消去を1段階前進するフローチャートである。文章表示装置111はステップS1903で用意した括弧レベルとステップS1901で取得した括弧最大レベルとの大小を比較し(ステップS2201)、括弧レベルが最大括弧レベル以上であれば(ステップS2201:No)、処理を終了する。括弧レベルが最大括弧レベルより小さければ(ステップS2201:Yes)、括弧レベルをインクリメントし(ステップS2202)、括弧レベルに一致するクラス名がkakkoNの要素を全て取得する(ステップS2203)。
ここでNとは括弧レベルを示す自然数である。特定のクラス名に一致する要素群を取得する関数としては、HTML5で規定されている getElementsByClassNameメソッド等がある。(例えばHTML 5 differences from HTML 4、<http://www.w3.org/TR/2009/WD−html5−diff−20090423/>を参照)
条件に当てはまる要素群を取得できたら、文章表示装置111は要素群のスタイルを変更し非表示にする(ステップS2204)。例としてはステップS2203でgetElementsByClassNameの戻り値をobjとした際に、obj[i].style.display = ”none”とし、iを0から取得数−1まで行うことで、要素群のスタイルを非表示にする。また、要素群に行った変更を状態文字列内の右から括弧レベル位置に位置する文字列にも適用する(ステップS2205)。しかし、状態文字列の対応する文字列を非表示にすると、対応文字列の文字数が変化し消去されている階層数と状態文字列との対応が分かりづらくなるため、例えば、”(■”を”(□”にすることで文字列の非表示を表す。
図23は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行う段階的消去を1段階後退するフローチャートである。文章表示装置111は括弧レベルが0以下であれば(ステップS2301:No)、処理を終了する。括弧レベルが0より大きければ(ステップS2301:Yes)、括弧レベルに一致するクラス名がkakkoNの要素を全て取得する(ステップS2302)。ここでNとは括弧レベルを示す自然数である。
条件に当てはまる要素群を取得できたら、文章表示装置111は要素群のスタイルを変更し表示にする(ステップS2303)。例としてはステップS2302でgetElementsByClassNameの戻り値をobjとした際に、obj[i].style.display = ”inline”とし、iを0から取得数−1まで行うことで、要素群のスタイルを表示にする。また、要素群に行った変更を状態文字列内の右から括弧レベル位置に位置する文字列にも適用する(ステップS2304)。ここではステップS2205で行った逆の操作、この例では例えば、”(□”を”(■”にすることで文字列の表示を表す。最後に括弧レベルをデクリメントし(ステップS2305)、処理を終了する。
図24は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行う段階的マスクを1段階前進するフローチャートである。段階的マスク前進処理のフローチャートである。文章表示装置111は括弧レベルと最大括弧レベルとの大小を比較し(ステップS2401)、括弧レベルが最大括弧レベル以上であれば(ステップS2401:No)、処理を終了する。括弧レベルが最大括弧レベルより小さければ(ステップS2401:Yes)、括弧レベルをインクリメントし(ステップS2402)、括弧レベルに一致するクラス名がkakkoNの要素を全て取得する(ステップS2403)。ここでNとは括弧レベルを示す自然数である。
条件に当てはまる要素群を取得できたら、文章表示装置111は要素群のスタイルを変更し難視化にする(ステップS2404)。ここで難視化とは要素内の文字列を読むことは可能であるが、他の文字列と比較して文字が読みづらい状態である。難視化の効果は文字色属性と背景色属性との明度や色相を近づけることで得られる。具体的には背景色が白である場合に文字色を灰色にしたり、文字色が黒の場合に背景色を灰色にしたりすることで、難視化の効果を得ることができる。
このフローの例では文字色を灰色にすることで難視化を行っている。変更例としてはステップS2403でgetElementsByClassNameの戻り値をobjとした際に、obj[i].style.color = ”gray”とし、iを0から取得数−1まで行うことで、要素群の文字色を灰色にすることによって難視化する。また、要素群に行った変更を状態文字列内の右から括弧レベル位置に位置する文字列にも適用する(ステップS2405)。この例では”(■”の文字色を灰色にすることで文字列の難視化を表す。
図25は、本発明の実施の形態にかかる文章表示装置111にて行う段階的マスクを1段階後退するフローチャートである。文章表示装置111は括弧レベルが0以下であれば(ステップS2501:No)、処理を終了する。括弧レベルが0より大きければ(ステップS2501:Yes)、括弧レベルに一致するクラス名がkakkoNの要素を全て取得する(ステップS2502)。ここでNとは括弧レベルを示す自然数である。
条件に当てはまる要素群を取得できたら、文章表示装置111は要素群のスタイルを変更し難視化を復元する(ステップS2503)。例としてはステップS2502でgetElementsByClassNameの戻り値をobjとした際に、obj[i].style.color = ”black”とし、iを0から取得数−1まで行うことで、要素群の文字色を黒色にすることによって難視化を復元する。また、要素群に行った変更を状態文字列内の右から括弧レベル位置に位置する文字列にも適用する(ステップS2504)。ここではステップS2405で行った逆の操作、この例では例えば、”(■”の文字色を黒色にすることで文字列の表示を表す。最後に括弧レベルをデクリメントし(ステップS2505)、処理を終了する。
文章表示装置111のフローチャートと図2の機能構成との対応付けを行うと、記憶部207はステップS1901に対応する。定部208はステップS1904に対応する。特定部209はWebブラウザの機能で行えるためフローには存在しない。具体的には「前略<span class=’kakkoN’>中略</span>後略」と記述され
ている際に、’kakkoN’を指定することで中略部分を特定する機能である。表示制
御部210はステップS1905、ステップS1906、ステップS1909に対応する。表示切替部211はステップS1907、ステップS1908、ステップS1910、ステップS1911が対応している。
表示切替部211は、タグ内の文字列が表示されている場合、タグにより指定されたスタイルシート言語の表示属性を非表示に変更することで、文字列を非表示にする効果を得る(ステップS1907)。同様に、タグ内の文字列が非表示にされている場合、タグにより指定されたスタイルシート言語の表示属性を表示に変更することで、文字列を表示にする効果を得る(ステップS1908)。
同様にタグ内の文字列が表示されている場合、タグにより指定されたスタイルシート言語の文字色属性と背景色属性との明度や色相を近づけることにより、文字列を難視化状態として、視認可能な状態ではあるが見づらくする効果を得る(ステップS1910)。同様にタグ内の文字列が難視化されている場合、タグにより指定されたスタイルシート言語の文字色属性と背景色属性との明度や色相を遠ざけることにより、文字列の難視化を解除する効果を得る(ステップS1911)。
以上の説明により本実施の形態にかかる文章表示装置111によれば、階層指定を与えることで、指定階層番号以上の階層の文章を表示し、指定階層よりも低い階層の文章を非表示(または難視化)することができるため、読み手が理解できる階層で括弧書きを可視化することができる。したがって、読み手は、表示されている文字列を目で追うだけで指定階層以上の階層の文章を理解することができる。また、簡単な操作で文章の理解を効率的に行うことができる。
また、括弧内文字列を非表示にする場合、括弧内文字列を画面上から消去して、括弧内文字列を挟む開始括弧記号と終了括弧記号と短絡させることで、指定階層以上の階層の文章をそのまま読み進めることでき、文章の理解の容易化を図ることができる。また、開始括弧記号と終了括弧記号を残存させておくことで、どの位置に括弧書きがあるかを読み手に意識させることができる。
また、文章の削除状態、難視化状態の割合を状態文字列として表示することによって、文章の読み手は文章の理解度の進捗がおおよそ判断できる。例えば、括弧書きによる階層が3段階ある文章では、初めに文章の読み手は括弧内の文字列を全て消す。その状態では状態文字列は全て消去されたイメージとなり、理解度としてはおおよそ0〜25%の間であることが分かる。そして文章の読み手がその段階の文章が理解できると、1段階目の括弧内の文字列の表示をする。その時の状態文字列としては1段階目の表示が現れたようになるため、理解度としてはおおよそ25〜50%の間であることが分かる。このように理解度の進捗が判断でき、文章の読み手は文章の理解にかかる時間を従来より精密に管理することができる。
なお、本実施の形態で説明した文章解析方法と文章表示方法とは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。文章解析プログラムと文章表示プログラムとは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また文章解析プログラムと文章表示プログラムとは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
101 文章解析装置
111 文章表示装置
203 入力部
204 検出部
205 決定部
206 設定部
207 記憶部
208 指定部
209 特定部
210 表示制御部
211 表示切替部

Claims (13)

  1. 文章を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された文章の中から開始括弧記号と終了括弧記号とを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された開始括弧記号と当該開始括弧記号以降の後続の文字列で前記開始括弧記号が新たに出現することなく最初に検出された終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された同一階層の括弧記号ペアの出現位置に同一の階層番号に関するタグを設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする文章解析装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記検出手段によって前記後続の文字列で前記開始括弧記号が新たに検出された場合、前記後続の文字列において前記最初に検出された終了括弧記号までの開始括弧記号群のうち末尾の開始括弧記号と前記最初に検出された終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定することを特徴とする請求項1に記載の文章解析装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記括弧記号ペア(以下、「第1の括弧記号ペア」という)が決定された場合、前記他の開始括弧記号群のうち、前記括弧記号ペアを構成する開始括弧記号を除いた末尾の開始括弧記号と、前記括弧記号ペアの終了括弧以降の後続の文字列で前記開始括弧記号が新たに出現することなく最初に検出された終了括弧記号とを、前記第1の括弧記号ペアとの上下関係を特定する第2の括弧記号ペアに決定することを特徴とする請求項1または2に記載の文章解析装置。
  4. 前記設定手段は、
    前記第1の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号の前方に、前記第2の括弧記号ペアを構成する終了括弧記号に設定されたタグを設定すると共に、前記第1の括弧記号ペアを構成する終了括弧記号の後方に、前記第2の括弧記号ペアを構成する開始括弧記号に設定されたタグを設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の文章解析装置。
  5. 開始括弧記号と終了括弧記号を含み、前記開始括弧記号と当該開始括弧記号に対応する終了括弧記号とに対し同一階層の階層番号に関するタグが付与された文章を記憶する記憶手段と、
    任意の階層番号を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された階層番号に関するタグを前記記憶手段に記憶されている文章の中から特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定されたタグにより挟まれているタグ内文字列の表示状態に基づいて、前記タグ内文字列に対し表示切替処理を実行する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする文章表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記タグ内文字列の中に、前記指定手段によって指定されていない階層番号に関するタグがある場合、前記指定されていない階層番号に関するタグにより挟まれているタグ内文字列に対し表示切替処理を実行しないことを特徴とする請求項5に記載の文章表示装置。
  7. 前記表示切替処理は、前記タグ内文字列が表示されている場合には非表示にし、前記タグ内文字列が表示されていない場合には表示させることを特徴とする請求項5または6に記載の文章表示装置。
  8. 前記表示切替処理は、前記タグ内文字列が表示されている場合には削除して前記開始括弧記号と前記終了括弧記号を連結し、前記タグ内文字列が削除されて前記開始括弧記号と前記終了括弧記号が連結されている場合には前記開始括弧記号と前記終了括弧記号との間に前記タグ内文字列を復元させることを特徴とする請求項7に記載の文章表示装置。
  9. 前記表示切替処理は、前記タグ内文字列が表示されている場合には難視化を行い、前記タグ内文字列が難視化されている場合には、難視化を解除することを特徴とする請求項5または6に記載の文章表示装置。
  10. 入力手段と検出手段と決定手段と設定手段とを備えるコンピュータが、
    前記入力手段により、文章を入力する入力工程と、
    前記検出手段により、前記入力工程によって入力された文章の中から開始括弧記号と終了括弧記号とを検出する検出工程と、
    前記決定手段により、前記検出工程によって検出された開始括弧記号と当該開始括弧記号以降の後続の文字列で前記開始括弧記号が新たに出現することなく最初に検出された終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定する決定工程と、
    前記設定手段により、前記決定工程によって決定された同一階層の括弧記号ペアの出現位置に同一の階層番号に関するタグを設定する設定工程と、
    を実行することを特徴とする文章解析方法。
  11. 開始括弧記号と終了括弧記号を含み、前記開始括弧記号と当該開始括弧記号に対応する終了括弧記号とに対し同一階層の階層番号に関するタグが付与された文章を記憶する記憶手段と、指定手段と、特定手段と、表示制御手段と、を備えるコンピュータが、
    前記指定手段により、任意の階層番号を指定する指定工程と、
    前記特定手段により、前記指定工程によって指定された階層番号に関するタグを前記記憶手段に記憶されている文章の中から特定する特定工程と、
    前記表示制御手段により、前記特定工程によって特定されたタグにより挟まれているタグ内文字列の表示状態に基づいて、前記タグ内文字列に対し表示切替処理を実行する表示制御工程と、
    を実行することを特徴とする文章表示方法。
  12. コンピュータを、
    文章を入力する入力手段、
    前記入力手段によって入力された文章の中から開始括弧記号と終了括弧記号とを検出する検出手段、
    前記検出手段によって検出された開始括弧記号と当該開始括弧記号以降の後続の文字列で前記開始括弧記号が新たに出現することなく最初に検出された終了括弧記号とを同一階層の括弧記号ペアに決定する決定手段、
    前記決定手段によって決定された同一階層の括弧記号ペアの出現位置に同一の階層番号に関するタグを設定する設定手段、
    として機能させることを特徴とする文章解析プログラム。
  13. コンピュータを、
    開始括弧記号と終了括弧記号を含み、前記開始括弧記号と当該開始括弧記号に対応する終了括弧記号とに対し同一階層の階層番号に関するタグが付与された文章を記憶する記憶手段、
    任意の階層番号を指定する指定手段、
    前記指定手段によって指定された階層番号に関するタグを前記記憶手段に記憶されている文章の中から特定する特定手段、
    前記特定手段によって特定されたタグにより挟まれているタグ内文字列の表示状態に基づいて、前記タグ内文字列に対し表示切替処理を実行する表示制御手段、
    として機能させることを特徴とする文章表示プログラム。
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