JP2011034099A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを鉛直方向に動かすような状態で使用された場合であっても、円滑なレンズ駆動を実現できるレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズを収容するための開口を有するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記レンズの光軸方向に変位可能に支持する支持部とを備えるレンズ駆動装置であって、
前記レンズホルダ外周面には、板面に磁極を有する平板状の磁石が取り付けられ、前記支持部には、前記磁石の板面に平行で前記レンズの光軸に垂直な方向に電流を流すことができるコイルが配されていると共に、前記コイルを間に挟んで前記磁石の板面に対向する磁性部材が配され、前記磁石と前記磁性部材とが互いに対向する領域の面積は、前記レンズホルダの変位に伴って変化しないことを特徴とする。

【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ駆動装置に関し、特に、小型カメラ等に搭載されるオートフォーカス用のレンズ駆動装置に用いて好適なものである。
一般に、レンズ駆動装置としては、ステッピングモータを用いたモータ駆動式のアクチュエータ、結晶体に電場をかけたときの歪を利用した圧電タイプのアクチュエータ、さらには、スピーカー等に採用されているボイスコイルを利用した電磁駆動式のアクチュエータ等が知られている。
たとえば、以下の特許文献1には、カメラレンズのオートフォーカス駆動用として搭載可能なボイスコイル型のレンズ駆動装置が示されている。
このレンズ駆動装置では、レンズを保持するホルダ側にコイルを装着するとともに、ベース側に磁石を装着し、コイルに電流を印加することで生じる電磁駆動力によって、ホルダをレンズ光軸方向に駆動するようにしている。また、ここでは、ホルダをバネ部材で支えるとともに、このバネ部材をコイルへの給電用に共用し、ホルダから配線が引き出されないよう構成されている。
この構成によれば、コイルへ給電するための配線がホルダから引き出されないため、レンズ駆動の際に、配線に不要な振動や張力が加わって配線が破損するとの問題を抑制することができる。しかし、その反面、この構成では、バネの構造が複雑であるため、アクチュエータ製造時の歩留まりが低下しやすいとの問題が生じる。
このような問題を解消するための構成として、ホルダ側に磁石を装着し、ベース側にコイルを装着するとの構成をとることができる。こうすると、ホルダに配線を施す必要がないため、レンズ駆動時における配線の破損等について考慮する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
特開2004−280031号公報
しかしながら、この構成では、磁石がコイルに比べて高重量であるため、特に、ホルダを鉛直方向に動かす際に、重力の影響によって、下向きの動きと上向きの動きに差(動き出しの速さや駆動レスポンス等)が生じやすくなる(以下、この差のことを「駆動差」という)。このため、この構成では、ホルダを鉛直方向に移動させる場合に、円滑なレンズ駆動が行われ得ない虞がある。
本発明は、このような課題を解消するものであり、ホルダを鉛直方向に移動させてレンズ駆動装置を使用する場合にも、レンズの駆動を円滑に行うことができるレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み本発明は、以下の特徴を有する。
本発明の第1の局面に係るレンズ駆動装置は、レンズを保持するホルダと、前記ホルダを前記レンズの光軸方向に変位可能に支持する支持部と、前記ホルダの側面に前記光軸に対称に配された磁石と、前記磁石に対向するよう前記支持部に配されたコイルと、前記磁石に対向するよう前記支持部に配された磁性部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2の局面に係るレンズ駆動装置は、前記第1の局面に係るレンズ駆動装置において、前記支持部は、前記光軸に垂直な方向への前記ホルダの動きを規制することにより前記ホルダを前記光軸の方向に変位可能に案内するガイド部を備え、前記磁性部材は、前記光軸に垂直な面内方向に生じる磁力が不均衡となるように配されていることを特徴とする。
本発明の第3の局面に係るレンズ駆動装置は、前記第1の局面に係るレンズ駆動装置において、前記磁性部材は、前記光軸に垂直な面内方向に生じる磁力が均衡するように配されていることを特徴とする。
本発明の第4の局面に係るレンズ駆動装置は、前記第2または第3の局面に係るレンズ駆動装置において、前記磁性部材は、複数に分割されるとともに前記コイルの電流入出力部が電気的に接続される電極として共用されていることを特徴とする。
本発明の第5の局面に係るレンズ駆動装置は、前記第1から第4いずれかの局面に係るレンズ駆動装置において、前記磁性部材は、複数の磁性体からなっており、各磁性体は、前記磁石に対向するよう前記支持体に配されていることを特徴とする。
本発明の第6の局面に係るレンズ駆動装置は、前記第1から第5いずれかの局面に係るレンズ駆動装置において、前記磁石は、前記光軸の周りに複数に分割されていることを特徴とする。
本発明の第1の局面に係るレンズ駆動装置によれば、磁石と磁性部材との間に働く磁力によって、ホルダが、レンズ光軸と垂直な面内方向に引かれ、この引力で吊られたような状態となる。このため、ホルダを鉛直方向に動かす場合でも、重力の影響を受けにくくなり、上向きの駆動時と下向き駆動時の間の駆動差が小さくなる。したがって、ホルダを鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用される場合にも、レンズ駆動を円滑に行うことができる。
また、光軸に対称に磁石が配され、これら磁石とコイルとの間に生じる電磁駆動力によってホルダが駆動されるため、ホルダの片側のみに駆動力が付与される場合と異なり、駆動時にホルダにモーメントが作用することがない。したがって、レンズ駆動を一層円滑に行うことができるとともに、駆動トルクを低減させることができる。
特に、本発明の第1の局面に係るレンズ駆動装置において、前記第2の局面に係る構成とすれば、磁性部材が、光軸に垂直な面内方向に生じる磁力が不均衡となるように配されるため、ホルダに作用する力に偏りが生じる。これにより、レンズホルダは、この偏った力によって、ガイド部に押し付けられながら、ガイド部に沿って移動する。したがって、ガタのないレンズ駆動を実現することができる。
一方、本発明の第1の局面に係るレンズ駆動装置において、前記第3の局面に係る構成のように磁性部材との間に働く磁力を均衡させれば、ホルダが、何れかの方向に偏ることなく安定して吊られた状態となるため、ホルダの動きをより安定化させることができる。
さらに、前記第4の局面に係る構成とすれば、磁性部材がコイルへ通電するための電極として共用されるため、コイル給電部分の構成を簡素化することができる。
さらに、磁石と磁性部材と間に働く磁力は、コイルの給電によって与えられるレンズホルダの推進力の抵抗となるが、前記第5の局面に係る構成とすれば、磁性体の大きさを変更することで、推進力とのバランスが取れるように、容易に磁力の調整を行うことができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。図2は、レンズホルダの構成を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は底面図である。
10はレンズホルダである。レンズホルダ10は、平面視で八角形状を有する。レンズホルダ10には、その中央位置に、レンズを収容するための円形の開口11が形成されている。レンズホルダ10の8つの側面は、開口11に装着されたレンズの光軸に対して対称となるように配置されている。さらに、レンズホルダ10には、シャフト60、61と係合する溝12と孔13が形成されている。また、レンズホルダ10の8つの側面のうち、対向する2つの側面と、この2つの側面に垂直な2つの側面には、それぞれ磁石20が装着されている、磁石20は、片面にNとSが着磁された2極配置構造となっている。また、各磁石20のサイズおよび磁気強度は互いに等しくなっている。
30はベース(本発明の支持部に相当)である。ベース30は、ほぼ方形の板状に形成されている。ベース30には、レンズを透過した光をイメージセンサへと導くための開口31が形成され、さらに、シャフト60、61を挿入するための2つの孔32が形成されている。また、ベース30には、開口31の周囲に4つのガイド体33が突設されている。これらガイド体33の先端部には、それぞれ凸部33aが形成されている。なお、4つのガイド体33に囲まれた空間がレンズホルダ10の収容空間Sとなる。
4つのガイド体33の外周には、コイル40が巻回されている。コイル40は、第1のコイル41と第2のコイル42とからなる。第1のコイル41と第2のコイル42は、直列接続されているとともに、その巻き方向が逆にされている。このため、第1のコイル41と第2のコイル42は、電流が流れる方向が反対になる。
50は枠部材(本発明の磁性部材に相当)である。枠部材50は、磁性材料からなる板材をほぼ環状に形成したものである。枠部材50は、ベース30に装着され、コイル40の外周(レンズホルダ10の外周)をほぼ全周に亘って取り囲む。なお、枠部材50の幅と厚みは全領域において略均等となっている。
60、61はシャフト(本発明のガイド部に相当)である。シャフト60、61は、それぞれ、断面が円形で、レンズホルダ10側の孔12および溝13の内径よりもやや小さい大きさの径を有している。なお、シャフト60、61は、磁性材料、非磁性材料のどちらで形成されてもよい。
70はカバーである。カバー70は、ベース30同様、ほぼ方形の板状に形成されている。カバー70には、レンズに光を取り込むための開口71が形成されている。また、カバー70には、シャフト60、61が、挿入される2つの孔72が形成され、さらには、ガイド体33の凸部33aが挿入される4つの長孔73が形成されている。
アセンブル時には、レンズホルダ10を上方からベースの収容空間Sに収容する。このとき、レンズホルダ10の溝12および孔13が、ベース30の孔32に整合するようにする。この状態において、4つの磁石20は、コイル40に所定の隙間を有する状態で対向する。また、レンズホルダ10の磁石20のない4つの側面は、ガイド体33の側面に近接する。なお、図示が省略されているが、レンズホルダ10の開口11には、前もってレンズが装着されている。
次に、シャフト60を、溝12、孔32の順でベース30の上方から挿入し、その下端をベース30の底面に固着する。同様に、シャフト61を、孔13、孔32の順でベース30の上方から挿入し、その下端をベース30の底面に固着する。さらに、枠部材50をベース30に上方から装着する。
最後に、カバー70を、2つの孔72がシャフト60、61の上端に挿入され、4つの長孔73が凸部33aに挿入されるように、上方からベース30に装着する。これにより、レンズホルダ10が、2つのシャフト60、61に沿って変位可能な状態で、ベース30とカバー70に取り付けられる。
図3(a)は、アセンブルした後のレンズ駆動装置の構成を示す図である。なお、同図(b)は、同図(a)に示すレンズ駆動装置の内部状態が分かるように、カバー70を取り外した状態を示す図である。
アセンブル状態において、磁石20のN極は、上側の第1のコイル41に対向し、磁石20のS極は、下側の第2のコイル42に対向する。したがって、第1のコイル41および第2のコイル42に駆動電流が印加されると、磁石20に電磁駆動力が作用し、レンズホルダ10は、シャフト60、61に沿って摺動する。
図4は、レンズ駆動装置の駆動動作を説明する図である。なお、同図は、図3(a)のA−A’断面図である。
同図(a)は、レンズホルダ10がホームポジションにあるときの状態を示す図である。ホームポジションにあるとき、レンズホルダ10の下端は、ベース30に接触している。上記のように、第1のコイル41と第2のコイル42にそれぞれ磁石20のNとSの着磁領域がそれぞれ対向する。また、第1のコイル41と第2のコイル42は、電流が流れる方向が反対になる。
ホームポジションにある状態から、第1のコイル41および第2のコイル42に同図(a)に示す方向の電流が流れると、磁石20に上方向の駆動力が作用し、レンズホルダ10は、同図(b)に示すように、シャフト60、61に沿って、ホームポジションから上方向に変位する。また、同図(b)の状態から、第1のコイル41および第2のコイル42に同図(a)の場合と反対方向に電流が流れると、磁石20に下方向の駆動力が作用し、レンズホルダ10は、シャフト60、61に沿って、下方向に変位する。なお、図中、円に黒点のマークは図面参照者に向かってくる方向を示し、円にバツのマークは図面参照者から遠ざかる方向を示す。
このようにして、レンズホルダ10を上方向と下方向に変位させながら、レンズをオンフォーカス位置に位置づける。このとき、4つの磁石20と枠部材50の間に生じる磁力によって、レンズホルダ10は相反する2方向とこれに直交する2方向から引力を受け、これら4つの引力によって、外周方向にほぼ均等な間隔位置において吊られたような状態となる。このため、レンズホルダ10を鉛直方向に動かす場合にも、重力の影響を受けにくくなり、下向き駆動時と上向き駆動時の間の駆動差が出にくくなる。また、レンズをオンフォーカス位置に位置づけた後にコイル40への給電を遮断しても、レンズホルダ10は、この引力によってオンフォーカス位置に保持される。
このように、本実施の形態では、レンズホルダを鉛直方向に動かす場合にも、上向き駆動と下向きの駆動の間の駆動差が小さくなるので、レンズホルダを鉛直方向に移動させる状態にてレンズ駆動装置が使用された場合であっても、レンズホルダ10の駆動を円滑に行うことができる。
また、本実施の形態では、レンズホルダ10の両側に磁石20およびコイル40が配されているため、レンホルダの片側のみに磁石とコイルとが配される構成と違って、レンズホルダ10の駆動時にレンズホルダ10にモーメントが作用することがない。このため、レンズホルダ10を円滑に駆動することができるとともに、駆動トルクを低減することができる。
なお、本実施の形態では、上記の如く、4つの磁石20のサイズと磁気強度が互いに等しくなっている。この場合、これら4つの磁石20の外側面と枠部材50の内側面の間の距離を等しくすれば、各磁石20と枠部材50の間に生じる磁力は互いに等しくなり、これら4つの磁力は、レンズの光軸に垂直な面内方向に均衡することとなる。このように、4つの磁力を均衡させれば、レンズホルダ10が、何れかの方向に偏ることなく安定して吊られた状態となるため、レンズホルダ10の動きを安定化させることができる。
図5は、本実施の形態におけるレンズ駆動装置100をカメラに搭載する場合のカメラモジュールの概略構成を示す図である。
ベース30側には、フィルタ201と、イメージセンサ202が配されている。ベース30には、位置センサーとしてホール素子80が配され、ホール素子80からの信号をもとにレンズホルダ10の位置検出が行われる。
フォーカス動作時、CPU(Central Processing Unit)301は、ドライバ302を制御して、レンズホルダ10を図4のホームポジションから予め定められた位置までレンズ光軸方向に変位させる。このとき、ホール素子80からの位置検出信号がCPU301に入力される。同時に、CPU301は、イメージセンサ202から入力される信号を処理して撮像画像のコンストラスト値を取得する。そして、このコンストラスト値が最良となるレンズホルダ10の位置をオンフォーカス位置として取得する。
その後、CPU301は、オンフォーカス位置に向けてレンズホルダ10を駆動する。その際、CPU301は、ホール素子80からの信号をモニタし、ホール素子80からの信号がオンフォーカス位置に対応する状態になるまで、レンズホルダ10を駆動する。これにより、レンズホルダ10がオンフォーカス位置に位置づけられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
例えば、磁性部材の配置構造について、図6から図8に示すように、種々の変形を行うことができる。
図6に示す変形例においては、枠部材50が3つの磁石の外方を囲い、残り1つの磁石の外方を囲わないよう、平面視でほぼコ字状に形成されている。このような構成とした場合、磁石20と枠部材50の間に生じる磁力が、片方のみに枠部材50が存在する方向において不均衡となり、レンズホルダ10は矢印D1方向に引かれることとなる。これにより、シャフト60、61が溝12、孔13における枠部材50側の内面に押さえ付けられ、レンズホルダ10の駆動時には、溝12と孔13がそれぞれシャフト60、61に押し付けられながら、レンズホルダ10がシャフト60に沿って移動することとなる。このため、レンズホルダ10の駆動時におけるガタが効果的に抑制され、滑らかな駆動動作を実現できる。
なお、この変更例では、上記実施の形態に比べ、レンズホルダ10を吊る力が若干減少するため、上向き駆動と下向き駆動の間の駆動差の軽減効果は少し小さくなる。しかし、この場合にも駆動差の軽減効果は奏されるため、図6に示す変更例は、レンズホルダ10の駆動時におけるガタの抑制と駆動差の軽減の双方を図りたい場合に有効である。
また、ここでは枠部材50の一部を欠如させることによって磁力を不均衡とさせたが、レンズホルダ10に作用する磁力を不均衡とする構成としては、各磁石20と磁性部材50との距離を変える構成としてもよく、各磁石20に対向する枠部材50の部分の大きさ(幅や厚み)を異ならせる構成としてもよい。
図7に示す変形例においては、枠部材50が、磁石20を2つずつ囲うように、第1の枠部材51と第2の枠部材52とに分割されている。第1の枠部材51と第2の枠部材52との間には、所定の隙間が設けられている。また、第1の枠部材51と第2の枠部材52は、コイル40へ給電するときの電極として兼用される。即ち、コイル40への電流入出力部の一方が第1の枠部材51に接続され、他方が第2の枠部材52に接続される。また、ドライバ302からコイル40へ電流を印加するための配線の一方が第1の枠部材51に接続され、他方が第2の枠部材52に接続される。このような構成とすることにより、コイル40への給電部分の構成の簡素化が図れる。
図8に示す変形例においては、枠部材50が、コイル40の外周(レンズホルダ10の外周)を取り囲む主枠部材53と、主枠部材53に装着される4つの磁性体54とで構成されている。主枠部材53は、非磁性材料からなっており、ほぼ環状に形成されている。磁性体54は、磁性材料からなる矩形状の板材であり、主枠部材53の内側に、磁石20に対向するように装着されている。
磁石20と枠部材50と間に働く磁力は、コイル40の給電によって与えられるレンズホルダ10の推進力の抵抗となるため、磁力が大きすぎると、コイル40によるレンズホルダ10の駆動力を大きなものとしなければならなくなる。そこで、上記のように、主枠部材53に磁性体54を装着する構成とすれば、磁性体54の大きさを変更することで、推進力とのバランスが取れるように、容易に磁力の調整を行うことができる。
また、この変形例においては、磁性体54の材質・大きさ等を調整することにより、各磁石20と磁性体54の間に生じる磁力を相違させることができ、これにより、レンズホルダ10に作用する磁力を不均衡とすることができる。このように磁力を不均衡とすることにより、上記図6の変形例と同様、レンズホルダ10の駆動時に、溝12と孔13をそれぞれシャフト60、61に押し付けられながら、レンズホルダ10を移動させることができる。これにより、レンズホルダ10の駆動時におけるガタを抑制することができ、滑らかな駆動動作を実現できる。
また、本実施の形態では、レンズホルダ10の移動の際のガイド部が、シャフト60、61により構成されているが、これに限らず、他の構成とされてもよい。
図9は、ガイド部の他の構成例を示す図である。同図(a)に示すように、レンズホルダ10における磁石20が装着されていない4つの側面には、上下に延びる断面三角形状の突条14がそれぞれ形成されている。一方、これら側面に対向するガイド体33の側面には、突条14に係合するV字状の溝33bがそれぞれ形成されている。
同図(b)に示すように、レンズホルダ10がベース30に装着されると、突条14が溝33b内に嵌まり込む。この状態で、レンズホルダ10が上下に移動すると、これに伴って突条14が溝33b内を摺動する。このような構成とすれば、ガイド構造を容易に設けることができる。
さらに、本実施の形態では、レンズホルダ10の4つの側面に、磁石20が設けられている。しかし、磁石20は、光軸に対称に配されていればよく、例えば、対向する2つ側面のみに配されていてもよいし、レンズホルダ10の全側面(全周面)に配されていてもよい。磁石20をレンズホルダ10の全側面に配する場合には、分割した磁石を環状に配してもよいが、環状の1つの磁石としてもよい。
さらに、本実施の形態では、磁石20は1極配置構造でもよく、コイル40も1つのコイルとしてもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す分解斜視図 実施形態に係るレンズホルダの構成を示す図 実施の形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す組立斜視図 実施の形態に係るレンズ駆動装置の駆動状態を示す図 実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す図 実施の形態に係る枠部材の変形例を示す図 実施の形態に係る枠部材の変形例を示す図 実施の形態に係る枠部材の変形例を示す図 実施の形態に係るガイド部の他の構成例を示す図
10 … レンズホルダ
20 … 磁石
30 … ベース
40 … コイル
50 … 枠部材
60、61 … シャフト

Claims (4)

  1. レンズを収容するための開口を有するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記レンズの光軸方向に変位可能に支持する支持部とを備えるレンズ駆動装置であって、
    前記レンズホルダ外周面には、板面に磁極を有する平板状の磁石が取り付けられ、
    前記支持部には、前記磁石の板面に平行で前記レンズの光軸に垂直な方向に電流を流すことができるコイルが配されていると共に、前記コイルを間に挟んで前記磁石の板面に対向する磁性部材が配され、
    前記磁石と前記磁性部材とが互いに対向する領域の面積は、前記レンズホルダの変位に伴って変化しないことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記支持部には、前記レンズホルダに設けられた溝又は孔に係合して前記レンズホルダの変位を案内するガイドシャフトが立設されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズホルダは、互いに平行な第1対向面と該第1対向面に垂直で互いに平行な第2対向面とを外周に備え、
    前記第1対向面の少なくとも一面及び前記第2対向面の少なくとも一面に、前記磁石がそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記磁石は、前記コイルを間に挟んで前記磁性部材に対向する板面にN極及びS極を有し、
    前記コイルは、前記N極から発生する磁界を受ける箇所と、前記S極から発生する磁界を受ける箇所とに、互いに逆向きの電流を同時に流すことが出来ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のレンズ駆動装置。
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