JP2011033742A - 液晶表示ユニット及び液晶テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】別途保護部材を取り付けることなく、金属板を切断した端面に形成されるシャープエッジで電線が傷つくのを防ぐことができる液晶表示ユニットを提供する。
【解決手段】リヤフレーム11と、バックライトユニット12を押えるとともに正面側に液晶セル14が配置された枠形状のセルガイド13と、金属板を切り曲げて形成された枠状のベゼル15とを有し、セルガイド13の壁部132の先端部がベゼル15の側壁部152の先端部よりもリヤ側に突出している液晶表示ユニット1。
【選択図】図4
【解決手段】リヤフレーム11と、バックライトユニット12を押えるとともに正面側に液晶セル14が配置された枠形状のセルガイド13と、金属板を切り曲げて形成された枠状のベゼル15とを有し、セルガイド13の壁部132の先端部がベゼル15の側壁部152の先端部よりもリヤ側に突出している液晶表示ユニット1。
【選択図】図4
Description
本発明は、背面に取り付けられた配線基板に配線されるケーブルの破損を抑制することができる液晶表示ユニット及びその液晶表示ユニットを用いた液晶テレビジョン受像機に関するものである。
近年、テレビジョン受像機として、薄型の液晶テレビジョン受像機が主流となりつつある。前記液晶テレビジョン受像機はフロントキャビネットと、リヤキャビネットと、前記フロントキャビネットと前記リヤキャビネットとの間に配置された液晶表示ユニットとを備えている。
液晶表示ユニットについて図面を参照して説明する。図8は液晶表示ユニットの分解斜視図である。図8に示す液晶表示ユニット91は、金属製のリヤフレーム911と、リヤフレーム911に配置されたバックライトユニット912と、バックライトユニット912の正面側に配置されたセルガイド913と、セルガイド913の正面側に配置された液晶セル914と、金属板をきり曲げて形成し、液晶セル914及びセルガイド913を正面側に配置されたベゼル915とを備えている。
液晶表示ユニット91において、リヤフレーム911は金属板を切り曲げて形成したものであり、液晶表示ユニット91の外装の一部(背部及び上下側部)を構成している。バックライトユニット92は液晶セル914のリヤ側から光を照射するものであり、反射シート、ランプ、ランプホルダ、拡散シート等を備えている。セルガイド913は樹脂製の枠体であり、背面側でバックライトユニット912を押リヤフレーム911に向けて押えている。また、セルガイド913の正面側は液晶セル914をバックライトユニット912と所定の間隔をあけるように支持している。なお、セルガイド913で、バックライトユニット912と液晶セル914とを支持していることで、バックライトユニット912と液晶セル914とを適切な距離を離して支持することができる。また、セルガイド913が絶縁性を有していることで、バックライトユニット912と液晶セル914との絶縁状態も維持することができる。
液晶セル914の辺縁部はセルガイド913に保持された状態で、セルガイド913とともにベゼル915に押圧されている。ベゼル915はリヤフレーム911に固定されている。ベゼル915を取り付けることで、バックライト912、セルガイド913及び液晶セル914がリヤフレーム911に固定される。液晶セル914は辺縁部をベゼル915に押圧されることで、反ったり、めくれたりといった変形を抑制されている。
ベゼル915は金属板を切断し、折り曲げることで形成された側壁部916を備えている。側壁部916を備えていることで、平板形状に比べて、ねじりや曲げに対する強度が高くなっている。そして、側壁部916がセルガイド913の側部と当接しており、その先端側でリヤフレーム911に固定されている。この側壁部916は液晶テレビジョン受像機のフロントキャビネットに配置されるとき、フロントキャビネットに形成された位置決めリブと接触するものであり、液晶表示ユニット91の内部に配置されたバックライト911、液晶セル914に位置決めリブからの力が作用するのを抑制している。
液晶テレビジョン受像機では、本体の薄さもその特徴のひとつである。液晶テレビジョン受像機では、本体を薄くするために、配線基板がリヤフレーム911の背面に取り付けられている。配線基板には、各種電子部品や接続端子等が実装されており、フロントキャビネット及び(又は)リヤキャビネットに取り付けられたスピーカとケーブルで接続されている。
スピーカのケーブルは液晶表示ユニット91のベゼル915の側壁部916をまたいで配線基板に接続される。ベゼル915は上述したように、切り曲げて形成されているものであり、その切断端部には鋭利に尖ったシャープエッジが形成されている。側壁部916の先端部にもシャープエッジが形成されており、ケーブルが移動するときに側壁部916の先端に形成されたシャープエッジと接触すると、ケーブルの被覆は傷つけられ、漏電、短絡、断線等の不具合が発生することがある。
そこで、シャープエッジとケーブル(電線)とが接触し、ケーブル(電線)が傷つく不具合が発生するのを抑制するために、シャープエッジを覆う保護部材(樹脂製のシート、粘着テープ等)を取り付け、シャープエッジとケーブルとの接触を抑制するものが採用されている(特開2001−7569号公報参照)。
しかしながら、前記シャープエッジと前記ケーブルとの接触を抑制するための保護部材を用いる場合、保護部材を別途用意しなくてはならず手間とコストがかかる。その取り付けもわずらわしい。また、粘着テープを保護部材としてシャープエッジに取り付けるものの場合、経年変化によって粘着テープの粘着力が低下し、添付場所から剥離してしまうことがある。また、粘着テープの粘着材が流れ出し、その粘着材に埃等が付着してしまうこともある。
また、特開2001−7569号公報に記載のように、樹脂シートを保護部材として用いる場合、前記樹脂シートを別途用意しなくてはならないとともに、前記樹脂シートを正確に位置決めして、配置しなくてはならず製造の手間がかかる。
上記の課題をかんがみて本発明は、保護部材を別途取り付けることなく、金属板を切断した端面に形成されるシャープエッジで電線が傷つくのを防ぐことができる液晶表示ユニットこの液晶表示ユニットを用いた液晶テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、リヤフレームと、背面側で前記リヤフレームに配置されたバックライトを押え、正面側で液晶セルを支持する樹脂製枠形状のセルガイドと、金属板を切り曲げて形成された側壁部を具備し、前記セルガイド及び前記液晶セルを正面側より押圧するとともに前記側壁部が前記リヤフレームの外部を囲むように配置されたベゼルとを有し、前記セルガイドの辺縁部よりリヤ側に立設された壁部の先端部が前記セルガイドの辺縁部よりリヤ側に立設された側壁部の先端部よりもリヤ側に突出している液晶表示ユニットを提供する。
この構成によると、前記セルガイドの前記壁部の先端部が前記ベゼルの前記側壁部の先端部よりもリヤ側に突出して形成されている。液晶表示ユニットの背面に配置される基板に対して、ケーブルが前記側壁部をまたいで配線された場合であっても、前記ケーブルは前記壁部と接触するので、前記ベゼルの先端部に形成された尖った辺部(シャープエッジ)との接触が抑制される。
これにより、前記ケーブルが前記シャープエッジでこすれて、被覆がはがれてショートしたり、ケーブル自体が断線してしまったりする不具合が発生するのを抑制することができる。また、前記セルガイドは前記液晶表示ユニットが完成したのちは、前記ベゼルと前記リヤフレームとに挟まれて配置されているので、前記セルガイドは前記ベゼルに対して移動しない。これにより、前記液晶表示ユニットに振動や衝撃が作用したり、経年変化等の環境変化があったりしても、前記側壁部のシャープエッジが前記ケーブルと接触する緒を抑制することができる。長期間にわたり安定して駆動される液晶表示ユニットを提供することができる。
上記構成において、前記セルガイドの前記壁部の先端部は少なくとも前記リヤフレームの背面に取り付けられた基板に接続されるケーブルが前記壁部及び前記側壁部をまたぐ部分及びその近傍で、前記側壁部よりリヤ側に突出していてもよい。
上記構成において、前記壁部の先端部の前記側壁部よりもリヤ側に突出している部分は外側に向かって突出する張り出し部を備えており、前記張り出し部は前記側壁部よりも外側に突出していてもよい。
上記構成において、前記壁部の先端部の前記側壁部よりもリヤ側に突出している部分は前記ベゼルの前記側壁部の先端部を囲むように形成された折り返し部を備えていてもよい。
上記構成において、前記セルガイドの壁部と前記ベゼルの側壁部は接触していてもよい。
上記構成の液晶表示ユニットが備えられている電子機器として、前記液晶表示ユニットの背面に取り付けられた基板と、筐体の内部に前記液晶表示ユニットと離れて取り付けられたスピーカとを備え、前記スピーカが前記ベゼルの側壁を越えて前記基板に接続されるスピーカケーブルを備えている液晶テレビジョン受像機を挙げることができる。
本発明によると、別途保護部材を取り付けることなく、金属板を切断した端面に形成されるシャープエッジで電線が傷つくのを防ぐことができる液晶表示ユニット及びこの液晶表示ユニットを用いた液晶テレビジョン受像機を提供することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。図1は液晶テレビジョン受像機のフロントキャビネットとリヤキャビネットとを分解した状態の斜視図であり、図2は本発明にかかる液晶表示ユニットをフロントキャビネットに取り付けた状態をリヤ側から見た図である。
図1に示すように、液晶テレビジョン受像機Aは、液晶表示ユニット1と、液晶表示ユニット1の正面側をカバーするフロントキャビネット2と、液晶表示ユニット1のリヤ側をカバーするリヤキャビネット3とを有している。また、図示を省略しているが、リヤキャビネット3には、スタンドが取り付けられている。フロントキャビネット2及びリヤキャビネット3はそれぞれ、樹脂の成型品である。
図1に示すように、フロントキャビネット2は正面視横長の長方形状であり、正面の外縁から背面に向かって立設された側壁20を備えている。フロントキャビネット2の中央上部には、長方形状の開口21が形成されている。液晶表示ユニット1はフロントキャビネット2のリヤ側に配置されており、開口21から画像表示部が見えるように位置決めされ、ねじ止めにてフロントキャビネット2に固定される。
リヤキャビネット3は、長方形状の背面を有しており、長方形状の外縁より正面側に立設された側壁30を備えている。フロントキャビネット2のリヤ側に液晶表示ユニット1を固定した後、フロントキャビネット2の側壁20と、側壁30が重なるようにリヤキャビネット3を配置する。そして、リヤキャビネット3側からねじ止めして固定する。なお、ねじ止めはフロントキャビネット2と固定するものであるが、液晶表示ユニット1をとも締めするようにしてもよい。
図2に示すように、液晶表示ユニット1はフロントキャビネット2の背面の中心よりも上側に配置されている。フロントキャビネット2の液晶表示ユニット1の下部には隙間が形成されており、この隙間の左右両端部に1個ずつ合計2個のスピーカ4が配置されている。スピーカ4にはスピーカ4を駆動する駆動信号が送られるスピーカケーブル41が取り付けられている。図2に示すように、スピーカケーブル41は液晶表示ユニット1のリヤ側に取り付けられている配線基板PBと接続されている。
つぎに、液晶表示ユニット1について図面を参照して詳しく説明する。図3は図1に示す液晶表示ユニットの分解斜視図である。なお、図3の分解斜視図は説明の便宜上、正面側が上となるように表示している。
図3に示すように、液晶表示ユニット1は、外装の一部となる正面視長方形状のリヤフレーム11と、リヤフレーム11の正面側(図2中では上側、以下同じ)に配置されるバックライトユニット12と、バックライトユニット12の正面側に配置される長方形枠状のセルガイド13と、セルガイド13の正面側に配置される長方形状の液晶セル14と、最も正面側に配置される長方形枠状のベゼル15とを備えている。
リヤフレーム11は金属板をプレス加工にて切り曲げて形成されているものである。リヤフレーム11の長辺には壁部が形成されており、正面側の面にはバックライトユニット12から照射された光を反射する反射シート(不図示)が取り付けられている。リヤフレーム11の正面側にバックライトユニット12が近接配置される。バックライトユニット12は、液晶表示ユニット1の光源である。バックライトユニット12は冷陰極管を含むランプ、ランプ及び反射シートからの光を拡散させる拡散板、拡散板の拡散効果をさらに高める拡散シート(いずれも不図示)を備えている。
セルガイド13は正面視長方形枠状の部材である。セルガイド13は正面側に形成され液晶セル14を映像表示部(不図示)が正面側となるように支持する段形状のセル支持部131と、セル支持部131の外縁部よりリヤ側に伸びる壁部132とを備えている。セルガイド13は樹脂製である。
セルガイド13のセル支持部131は背面側でバックライトユニット12を押えるとともに、正面側で液晶セル14を映像表示部が正面となるように支持している。セルガイド13は背面側でバックライト12を押えるとともに、正面側で液晶セル14を支持している。このように、セルガイド13を挟むことでバックライト12と液晶セル14との間に空間が形成され、バックライト12から出射された光は拡散し、むらなく液晶セル14に入射される。また、セルガイド13はセル支持部131でバックライトユニット12を押え、液晶セル14を支持していることで、液晶セルを適切な位置(バックライトユニット12に対して適切な位置)で保持している。さらに、セルガイド13が絶縁性を有する樹脂で形成されていることで、バックライト12と液晶セル14との間は絶縁状態が維持される。
液晶セル14は透明電極が形成された2枚のガラス基板を平行に配置し、その隙間に液晶が充填され、周囲を封止した構成を有している。液晶セル14は画素ごとに形成された透明電極間の電圧を調整し、液晶の結晶方向(例えば、ねじれ方向)を調整する。液晶は結晶方向が変化することで、バックライトユニット12より出射された光を遮断したり透過したりすることができる。液晶セル14は画素ごとに光の透過を調整することで、画像表示部に画像を表示する。
ベゼル15は金属板を切り曲げて形成された長方形状の枠体である。ベゼル15は液晶セル14の正面側の辺縁部を押えるための枠状部151と、枠状部151の外側の部分をリヤ側に折り曲げて形成された側壁部152とを備えており断面L字状である。ベゼル15はL字状の断面形状を有することで、ねじり及び曲げに対する強度を高めている。
ベゼル15は、セルガイド13がバックライトユニット12を押し、且つ、液晶セル14を支持した状態で、正面側からセルガイド13及び液晶セル14の辺縁を押えるようにとりつけられる。ベゼル15は液晶セル14を正面側から押え、液晶セル14のめくれや浮き上がり等の変形を抑制している。ベゼル15はリヤフレーム11に連結される。このとき、セルガイド13はベゼル15及びリヤフレーム11とともに固定されており、バックライトユニット12及び液晶セル14もリヤフレーム11に固定される。
液晶表示ユニット1がフロントキャビネット2に取り付けられるとき、液晶表示ユニット1の側部、すなわち、ベゼル15の側壁部152がフロントキャビネット2に備えられている位置決め用のリブと当接される。側壁部152はリヤ側に伸びて形成されているため、側壁部152が位置決め用のリブと当接し、内部の液晶セル14等に位置決めリブ空の力が作用するのを抑制している。
次に、液晶表示ユニット1のベゼル15の側壁部152とセルガイド13の壁部132とについて図面を参照して詳しく説明する。図4は図2に示す液晶表示ユニットをX−X線で切断したときの拡大断面図である。
図2、図4等に示すように、スピーカ4に取り付けられているスピーカケーブル41は配線基板PBと接続されている。このとき、スピーカケーブル41は液晶表示ユニット1のベゼル15の側壁部152をまたぐように配線されている。
ベゼル15は金属板をプレス加工にて切り曲げて作製されるものであり、切断面の工具が当接されていたのと反対側の面との角部は、鋭く尖った辺、いわゆる、シャープエッジ153が形成される。ベゼル15の場合、切断加工とプレス加工とを同時に行うので、側壁部152の先端部の内側にシャープエッジ153が形成される(図4参照)。
図4に示すように、セルガイド13の壁部132はその先端部がベゼル15の側壁部152の先端部よりもリヤ側(図中右側)に突出するように形成されている。なお、セルガイド13は樹脂の成型品であり、壁部132の端部には電線(スピーカケーブル41)を傷つけるようなシャープエッジは形成されない。
液晶テレビジョン受像機Aの移動等により、スピーカケーブル41が液晶テレビジョン受像機Aの内部で移動する(暴れる)場合がある。スピーカケーブル41は、移動するときに側壁部152の先端部のシャープエッジ153と接近することがある。しかしながら、液晶表示ユニット1では、セルガイド13の壁部132が側壁部152よりもリヤ側に突出して形成されており、スピーカケーブル41が壁部132の先端部と先に接触し、シャープエッジ153との接触は抑止される。これにより、スピーカケーブル41が移動した(暴れた)場合であっても、スピーカケーブル41がシャープエッジ153と接触し、断線、短絡等の不具合の発生が抑制される。
また、セルガイド13の壁部132は液晶表示ユニット1を構成している部材の一部であるので、別途、シャープエッジ対策用の部材を用いなくてもよく、構成部材を少なくすることができる。また、セルガイド13はベゼル15とリヤフレーム11に挟まれて固定されるので、液晶表示ユニット1の組立て完成後は、壁部132の先端部が常にシャープエッジ153よりもリヤ側に配置される。壁部132はずれることがなく、長期間にわたり、安定してスピーカケーブル41の破損を抑制することができる。
なお、液晶表示ユニット1において、壁部132はその先端部全てが側壁部152の先端部よりもリヤ側に突出しているが、それに限定されるものではなく、例えば、スピーカケーブル41が側壁部152のシャープエッジ153と接触する可能性のある範囲だけ、側部132の先端部が側壁部152の先端部よりもリヤ側に突出するように形成されていてもよい。このとき、リヤ側に突出している先端部の両端部が中間部分よりもリヤ側に突出した形状となっているものを挙げることができる。この構成によると、スピーカケーブル41がコネクタ(不図示)が外れるくらいに大きく移動した場合、スピーカケーブル41は両端部のリヤ側に突出した部分を越えにくいので、シャープエッジ153と接触しにくく、断線、短絡しにくい。
ベゼルの側壁部とセルガイドの壁部の他の例について図面を参照して説明する。図5は液晶表示ユニットの壁部及び側壁部の部分を拡大した拡大断面図である。図5に示すように壁部132は側壁部152の内側と接触している。
液晶表示ユニット1において、側壁部152の先端部の内側は、側壁部152よりもリヤ側に突出するように形成されたセルガイド13の壁部132と接触している。これにより、側壁部152の先端部に形成されたシャープエッジ153は壁部132と当接しており、液晶表示ユニット1の外部に露出しないようになっている。
側壁部152のシャープエッジ153がセルガイド13の壁部132と当接して隠されているので、リヤキャビネット3を取り付けるとき等、誤ってスピーカケーブル41が壁部132と側壁部152の間に押し込まれ、スピーカケーブル41がシャープエッジ153と接触してしまうのを抑制することができる。これにより、スピーカケーブル41がシャープエッジ153でこすれ、スピーカケーブル41の被覆が外れてショートしたり、スピーカケーブル41が断線してしまったりといった不具合が発生するのを抑制することができる。
ベゼルの側壁部とセルガイドの壁部の他の例について図面を参照して説明する。図6は本発明にかかる液晶表示ユニットの他の例の壁部及び側壁部の部分を拡大した拡大断面図である。図6に示す液晶表示ユニットはセルガイド16が異なる以外は、図4に示す液晶表示ユニットと同様の構成を有するものであり、実質上同じ部分には同じ符号が付してある。
図6に示すように、セルガイド16は壁部162のリヤ側の先端部に外側に突出する張り出し部163を備えている。張り出し部163がベゼル15の側壁部152のリヤ側の端面と対向するように配置されているので、スピーカケーブル41が無理やり押された場合であっても、スピーカケーブル41が壁部162と側壁部152との間に入りにくく、スピーカケーブル41がシャープエッジ153と接触するのを抑制することができる。
ベゼルの側壁部とセルガイドの壁部のさらに他の例について図面を参照して説明する。図7は本発明にかかる液晶表示ユニットのさらに他の例の壁部及び側壁部の部分を拡大した拡大断面図である。図6に示す液晶表示ユニットはセルガイド17が異なる以外は、図4に示す液晶表示ユニットと同様の構成を有するものであり、実質上同じ部分には同じ符号が付してある。
図7に示すようにセルガイド17は壁部172の先端部に外側に折り返して形成された折り返し部173を備えている。図7に示すようにベゼル15の側壁部152の先端部は折り返し部173で囲まれた領域の中に配置されている。これにより、側壁部152の先端部に形成されているシャープエッジ153は折り返し部173の中に配置されるので、シャープエッジ153とスピーカケーブル41との接触を防止することが可能である。
ベゼル15の折り曲げ加工が不十分で側壁部152がリヤ側に向かって開いていたり、ひずんでいたりしても、側壁部152の先端部が折り返し部173内に配置されるので、ベゼル15を取り付けるときにセルガイド17に対して正確に位置決めすることができる。これにより、ベゼル15によってバックライトユニット12及び液晶セル14が正確に位置決めされる。以上のことにより、液晶表示ユニット1の製造における不良の発生を抑制し、歩留まりを上げることが可能である。
上述の各実施形態において、シャープエッジ153が形成されたベゼル15を越えて配線されるケーブルとして、スピーカ4に取り付けられているスピーカケーブル41を挙げているが、それに限定されるものではなく、フロントキャビネット2に取り付けられた電子部品、例えばスイッチ、リモートコントローラー用センサ、LED、外部基板等と配線基板とを接続するケーブルに対しても同様のショート、断線等のケーブルの不具合を抑制することができる。また、フロントキャビネット2に取り付けられているものに限定されるものではなく、配線基板に接続され液晶表示ユニット1の外側に取り付けられる部材の接続ケーブルすべてに対して有効である。
本発明は、液晶表示ユニットに取り付けられた基板に接続される配線を備えた液晶テレビジョン受像機に利用することが可能である。
1 液晶表示ユニット
11 リヤフレーム
12 バックライトユニット
13 セルガイド
131 セル支持部
132 壁部
14 液晶セル
15 ベゼル
151 枠状部
152 側壁部
2 フロントキャビネット
3 リヤキャビネット
4 スピーカ
41 スピーカケーブル
11 リヤフレーム
12 バックライトユニット
13 セルガイド
131 セル支持部
132 壁部
14 液晶セル
15 ベゼル
151 枠状部
152 側壁部
2 フロントキャビネット
3 リヤキャビネット
4 スピーカ
41 スピーカケーブル
Claims (6)
- リヤフレームと、
背面側で前記リヤフレームに配置されたバックライトを押え、正面側で液晶セルを支持する樹脂製枠形状のセルガイドと、
金属板を切り曲げて形成された側壁部を具備し、前記セルガイド及び前記液晶セルを正面側より押圧するとともに前記側壁部が前記リヤフレームの外部を囲むように配置されたベゼルとを有し、
前記セルガイドの辺縁部よりリヤ側に立設された壁部の先端部が前記セルガイドの辺縁部よりリヤ側に立設された側壁部の先端部よりもリヤ側に突出している液晶表示ユニットを提供する。 - 前記セルガイドの前記壁部の先端部は少なくとも前記リヤフレームの背面に取り付けられた基板に接続されるケーブルが前記壁部及び前記側壁部をまたぐ部分及びその近傍で、前記側壁部よりリヤ側に突出している請求項1に記載の液晶表示ユニット。
- 前記壁部の先端部の前記側壁部よりもリヤ側に突出している部分は外側に向かって突出する張り出し部を備えており、
前記張り出し部は前記側壁部よりも外側に突出している請求項1又は請求項2に記載の液晶表示ユニット。 - 前記壁部の先端部の前記側壁部よりもリヤ側に突出している部分は前記ベゼルの前記側壁部の先端部を囲むように形成された保護部を備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶表示ユニット。
- 前記セルガイドの壁部と前記ベゼルの側壁部は接触している請求項1から請求項4のいずれかに記載の液晶表示ユニット。
- 請求項1から請求項5に記載の液晶表示ユニットと、
前記液晶表示ユニットの背面に取り付けられた基板と、
筐体の内部に前記液晶表示ユニットと離れて取り付けられたスピーカとを備え、
前記スピーカが前記ベゼルの側壁を越えて前記基板に接続されるスピーカケーブルを備えている液晶テレビジョン受像機。
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US8834008B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-09-16 | Funai Electric Co., Ltd. | Display module, display device, and liquid crystal television set |
KR101797765B1 (ko) | 2011-07-08 | 2017-11-15 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
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2009
- 2009-07-31 JP JP2009178540A patent/JP2011033742A/ja active Pending
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