JP2011033671A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着後の画像の画質の向上と、記録材の分離性の向上とを両立させられる構造を実現する。
【解決手段】定着フィルム30と加圧ローラ31とのニップ部N内に第1突起部35を設ける。また、このニップ部Nから記録材搬送方向下流に外れた位置に第2突起部36を設ける。第1突起部35によりニップ部N内の圧力分布を局所的に増大させることができ、定着性を向上させられる。また、第2突起部36の存在によりニップ部Nから排出される記録材の方向が定着フィルム30側となることを防止できるため、この記録材の定着フィルム30に対する分離性を向上させられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、フィルムやシートなどのエンドレスベルトと加圧ローラとによりトナー像を記録材に加熱定着させる定着装置と、このような定着装置を組み込んだ画像形成装置に関する。
例えば、複写機、ファクシミリ装置、プリンタおよび複合機などの電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置では、未定着のトナー像を記録材に加熱、加圧して定着させる定着装置を使用している。このような定着装置として、内部にヒータを有する定着ローラに加圧ローラを圧接してニップ部を形成し、定着を行うローラ定着方式が従来採用されている。また、近年では省エネルギー推進の観点から、熱伝達効率が高く、装置の立ち上がりが速いオンデマンド方式として、熱容量の小さい定着フィルムを介して加熱するフィルム加熱方式の定着装置(フィルム定着装置)が提案されている(特許文献1〜5参照)。なお、本明細書では、このような定着フィルム或はシート状の部材などをエンドレスベルトと総称する。
このようなフィルム定着装置は、例えば、固定支持されたセラミックヒータなどのヒータを、耐熱性樹脂フィルムなどの定着フィルムを介して加圧ローラに圧接させることによりニップ部を形成する。そして、このニップ部内で未定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送し、定着フィルムを介したヒータからの熱により未定着トナー像を記録材上に加熱溶融定着させる。この定着フィルムは、薄肉で熱容量が小さく、かつ熱応答性が良いため、ヒータの熱応答をほぼそのままニップ部内に反映する事ができる。このため、ヒータをONしてから短時間で、所望の定着温度に上昇させることができ(オンデマンド方式)、これに伴う省電力が実現される。
このようなフィルム定着装置に使用される定着フィルムとしては、未定着トナーに定着フィルムが追従して定着性を向上させるように、PI等の基材の上に弾性層を設けたものが多く用いられている。更に、その弾性層の上方にトナー離型性に優れたPFA等のフッ素樹脂からなる離型層を有しているものが広く用いられている。また、定着フィルムを走行させる構造として、この定着フィルムの搬送に専用の搬送ローラと従動ローラとを用いてテンションを加えながら、加圧ローラとの間で定着フィルムを搬送する構造がある。また、この構造以外に、略円筒形の定着フィルムを加圧ローラの搬送力で駆動させる、即ち、加圧ローラに対して従動回転させる構造もある。前者は、定着フィルムの搬送性を高くできる利点を有し、後者は装置構成を簡略化して低コストの定着装置を実現できる利点がある。
また、フィルム定着装置に使用する加熱手段として、上述のようなヒータを使用する構造以外に電磁誘導方式を使用する構造も知られている。この場合、フィルムの基材にNi等の金属を使用し、電磁誘導方式の加熱手段によりフィルム自体を発熱させる(特許文献5参照)。このような方式の定着装置では、ヒータを用いないので、フィルムの内側に弾性パッド等の加圧部材を配置して、この加圧部材をフィルムを介して加圧ローラに圧接することによりニップ部を形成する。これによりヒータを用いる方式に比べて、大きな加圧力をかけることが可能となり、定着性や画質を向上させ易い。
特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−204980号公報 特開2005−77847号公報
しかしながら、上述のようなフィルム定着装置では、以下の様な課題がある。まず、上述したように、フィルム定着装置では、定着フィルムの内側からセラミックヒータや加圧部材等を定着フィルムを介して加圧ローラに押し当て、定着フィルムと加圧ローラとの間でニップ部を形成している。ここで定着に必要なニップ部を充分に確保するため、加圧ローラは弾性層を有する。この弾性層は、定着フィルムの表層の離型層であるフッ素樹脂に比べ低硬度となっている。このような構成のもとでニップ部において加圧を行うと、定着フィルムの表層樹脂より、加圧ローラの外周面の変形が大きくなってニップ部が形成されることになる。そして、ニップ部の記録材搬送方向に関する形状(記録材搬送方向に対して直角方向から見た形状)は、定着フィルムが加圧ローラに食い込んだ凹型の形状となる場合がある。
特に、近年、定着性及び画質の向上の為に、図10に示すように、定着フィルム1内に配置されこの定着フィルム1を支持案内する支持ガイド2に加圧ローラ3側に向けて突出する突起部4を設けた構造が知られている。即ち、図10に示す構造は、支持ガイド2に形成した保持部5内にセラミックヒータ6を保持し、このセラミックヒータ6を定着フィルム1を介して加圧ローラ3に押し付けることによりニップ部Nを形成している。そして、このニップ部N内に突起部4を設け、この突起部4により加圧ローラ3を強く押圧している。これにより、ニップ部N内の圧力分布を局所的に増大させることができ、定着性を向上させられる。
但し、このような構成の場合、図10に示すように、ニップ部Nがより凹型になるため、ニップ部Nの出口で、記録材の搬送方向が図10の上方(矢印の方向)、即ち、定着フィルム1側になってしまう。この為、定着プロセスを終了して記録材を定着装置から排出する際に、この記録材が定着フィルム1に付着し易くなり、この記録材を定着フィルム1から分離しにくくなる。したがって、図10に示すような構造の場合、記録材の分離不良が発生し易い。このような分離不良を生じにくくするためには、従来、使用できる記録材の坪量に制限を加えたり、記録材の先端にトナー画像を形成しない余白部を多く設けたりするなどしていた。
一方、このような分離不良を改善するために、図11に示すようにニップ部Nから外れた位置に突起部4aを設ける構造が考えられる。このような構造の場合、ニップ部Nの出口で、記録材の搬送方向を図11の下方(矢印の方向)、即ち、定着フィルム1から離れる側にでき、記録材の分離性が向上する。但し、このような構成にすると、ニップ部Nが終わるA点から突起部4aが存在するB点までの間は、無圧状態で記録材と定着フィルム1が接して搬送されることになる。このため、B点で定着フィルム1から剥離した記録材のトナー表面は、凹凸が大きくなって光沢及び色域が低下してしまう可能性がある。
この画質が低下するメカニズムについて説明する。加圧された状態の直後に記録材が定着フィルム1から剥離する場合は、ニップ部Nで加圧により歪んでいた定着フィルム1及び加圧ローラ3の表面が、加圧が開放される際に元に戻ろうとすることによりせん断応力が発生する。そして、このせん断応力により定着フィルム1と記録材との間の付着力が低下する。このように定着フィルム1と記録材との間の付着力が低下した後に、記録材が定着フィルム1から剥離されれば、トナー表面は平滑になる。これに対して、無圧状態で搬送された直後に記録材が定着フィルム1から剥離する場合、上述のような歪みによるせん断応力が発生していない為、記録材と定着フィルム1との付着力は大きいままである。この状態で無理やりに定着フィルム1から記録材を剥離させると、トナー表面は微小に定着フィルム1に引きつけられ、トナー表面が凹凸化してしまうと考えられている。
このように、定着性及び画質を向上させるためにニップ部N内に突起部4を設けると、記録材の分離性が低下してしまい、一方、この分離性の低下を防止するために、ニップ部Nから外れた部分に突起部4aを設けると、画質が低下してしまう。したがって、従来、フィルム定着装置で定着後の画像の画質と記録材の分離性の両方を向上させることは困難であった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑み、定着後の画像の画質の向上と、記録材の分離性の向上とを両立させられる構造を実現すべく発明したものである。
本発明は、エンドレスベルトと、該エンドレスベルトの外周面と接触してニップ部を形成する加圧ローラと、該エンドレスベルトを介して該ニップ部を加熱する加熱手段と、を備え、該ニップ部で未定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送しつつ、該記録材にトナー像を加熱定着する定着装置において、前記エンドレスベルトの内側に、前記ニップ部の記録材搬送方向中央部分の接線方向よりも前記加圧ローラに向けて突出するように設けられた第1突起部及び第2突起部を備え、該第1突起部は、前記ニップ部内に配置され、該第2突起部は、該ニップ部から記録材搬送方向下流に外れた位置に配置されることを特徴とするものである。
本発明によれば、ニップ部内に第1突起部を、ニップ部から外れた位置に第2突起部をそれぞれ設けているため、定着後の画像の画質の向上と、記録材の分離性の向上とを両立させられる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 図1の画像形成部の拡大図。 定着装置の主要部を抜き出して示す模式図。 支持ガイドの一部を示す斜視図。 支持ガイドを抜き出して図3の上方から見た図。 板状発熱体の一部を切断して示す概略平面図。 加熱構造の別例を示す図3と同様の図。 第2の実施形態の第1突起部と第2突起部とを図3の右方から見た模式図。 第3の実施形態の第1突起部と第2突起部とを、(A)は図3の右方から見た模式図、(B)は(A)の上から見た図。 ニップ部内にのみ突起部を設けた定着装置の主要部を示す模式図。 ニップ部から外れた位置にのみ突起部を設けた定着装置の主要部を示す模式図。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態を、図1ないし図6を用いて説明する。まず、フルカラー複写機である画像形成装置について、図1、2を用いて簡単に説明する。本発明の画像形成装置10は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の画像を形成する画像形成部(画像形成ステーション)Pa、Pb、Pc、Pdを並べて配置した、いわゆるタンデム型の画像形成装置である。即ち、図1に示すように、各画像形成部で形成された感光ドラム11上のトナー像が、感光ドラム11に隣接して移動通過する記録材搬送手段である転写ベルト12上の紙等の記録材Pへ、転写部Tで順次転写される構成となっている。なお、図示の例では、各画像形成部の上方に、原稿をCCD等の光電変換素子で読み取るリーダ部が設けられている。
図2に拡大して示すように、各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdには、それぞれ像担持体である電子写真感光体(感光ドラム)11が配置されている。各感光ドラム11は矢印方向に回転自在となっている。また、各感光ドラム11の周囲には、帯電手段である帯電器13、露光手段であるレーザ走査部、現像手段である現像装置14、クリーニング手段であるクリーナ15などが、感光ドラム11の回転方向に沿って配置されている。また、各感光ドラム11の図1、2の下方には転写ベルト12が配設され、各感光ドラム11と転写ベルト12とが対向する部分を転写部Tとしている。更に、各感光ドラム11と転写ベルト12を挟んで対向した位置に、転写用帯電手段である帯電ブレード16を配置している。
このような各画像形成部での画像形成プロセスは、まず、帯電器13により感光ドラム11の表面を一様に帯電する。次に、画像情報の信号に基づいてレーザ操作部により照射されるレーザLにより感光ドラム11の表面に静電潜像が形成される。このように感光ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により現像され、トナー像として顕在化する。その後、転写部Tで、帯電ブレード16により所定の加圧力および静電的負荷バイアスが与えられ、転写ベルト12上に支持された記録材Pに、トナー像が順次転写され、この記録材P上にフルカラーのトナー像が形成される。記録材Pは、図1に示す記録材供給手段である給紙カセット17から供給される。
転写部Tでトナー像を転写された記録材Pは、転写ベルト12から分離されて定着装置18へ記録材案内手段である搬送ベルト19により搬送される。そして、定着装置18により記録材Pに転写されたトナー像を記録材Pに加熱定着させる。その後、トナー像を定着させた記録材Pを、排紙手段である排紙ローラ20により排紙トレイ21に排紙する。一方、両面印刷を行う場合には、片面にトナー像を定着させた記録材Pを両面搬送パス22に搬送し、スイッチバックして再度、各画像形成部に搬送する。そして、上述のような画像形成プロセスを行う。
次に、定着装置18について図3ないし6を参照しつつ説明する。まず、定着装置18は,図3に示すように、走行(回転)可能なエンドレスベルトである定着フィルム30と、回転可能な加圧ローラ31と、セラミックヒータなどの板状発熱体32などを備える。そして、定着フィルム30の外周面と加圧ローラ31の外周面とを接触させてニップ部Nを形成し、板状発熱体32により定着フィルム30を介してこのニップ部Nを加熱する。ニップ部Nでは、未定着トナー像を担持した記録材Pを挟持搬送しつつ、記録材Pにトナー像を加熱定着する。
定着フィルム30は、PI等の基材上にシリコーンゴムなどの弾性層を設け、更に、その弾性層の上にPFAなどのフッ素樹脂からなる離型層を設けてなり、全体を無端ベルト状に形成している。このような定着フィルム30は、両端部を図示しない略部分円筒状の支持部材で支持されることにより略円筒状を有する。
また、定着フィルム30の内側には支持ガイド33及び加圧ステー34を配置している。支持ガイド33は、例えば、液晶ポリマーなどの耐熱性の樹脂製、或は、アルミニウムなどの金属製で、図3ないし5に示すように、略板状に形成され、定着フィルム30の走行(回転)方向に直角な方向(軸方向、図3の表裏方向)を長手方向として配置される。そして、定着フィルム30のニップ部N側を内側から支持しつつ定着フィルム30の走行を案内する。また、支持ガイド33は、図4、5に示すように、板状の本体部33aの幅方向(図5の上下方向)両端部に、フランジ33bをそれぞれ形成している。これらフランジ33bは、ニップ部Nに搬送される記録材Pのトナー像が担持された部分から、記録材搬送方向に対して直角方向、即ち、定着フィルム30の軸方向に外れた位置に設けられている。また、本体部33aのニップ部Nとは反対側(図3の上側)は、両端部をバネなどの付勢手段によりニップ部N側(図3の下側)に付勢される加圧ステー34に固定されている。更に、本体部33aのニップ部N側には凹部33cを形成し、板状発熱体32を保持している。
また、加圧ローラ31は、図3に示すように、金属製の芯金31aの外周にシリコーンゴムなどの比較的厚さが大きい弾性層31bを備え、更にその外周に厚さ小さいフッ素樹脂などの樹脂層31cを設けてなる。そして、図示しないモータなどの駆動源により回転自在としている。このような加圧ローラ31は、定着フィルム30と当接するように配置される。そして、定着フィルム30を、加圧ローラ31の回転に従動して回転(走行)させる。
また、板状発熱体32は、上述のように凹部33c内に配置されると共に、支持ガイド33を介して加圧ステー34により加圧ローラ31に向けて付勢される。これにより、板状発熱体32を定着フィルム30を介して加圧ローラ31に圧接している。また、板状発熱体32は、加圧ローラ31と定着フィルム30との圧接部であるニップ部Nに、上述したような定着プロセスに必要な熱を付与する。このような板状発熱体32は、低熱容量で、図6に示すように、記録材搬送方向(矢印α方向)に対して直角方向(図6の左右方向)を長手方向とする板状に形成されている。
また、板状発熱体32は、セラミックなどの耐熱性・絶縁性・良熱伝導性を有する基板32aの表面側(ニップ部N側)の幅方向(図6の上下方向)中央部に、基板32aの長手方向に沿って電気抵抗材料により形成された抵抗発熱体32bを配置している。また、この抵抗発熱体32bを配置した板状発熱体32の表面を耐熱性を有するオーバーコート層32cにより覆って、この抵抗発熱体32bを保護している。また、抵抗発熱体32bの長手方向両端部には、この抵抗発熱体32bに給電するための電極32dを固定している。更に、基板32aの裏面側には、板状発熱体32の温度を検知するサーミスタ等の検温素子32eを配置している。
基板32aは、例えば、アルミナや窒化アルミニウム等の厚み1mm、幅20mm、長さ330mmのものである。又、抵抗発熱体32bは、例えば、Ag/Pd(銀パラジウム)、RuOに、TaN等の電気抵抗材料をスクリーン印刷等により、厚み約10um、幅1〜3mmの線状若しくは細帯状に塗工して形成したものである。また、オーバーコート層32cは、例えば、約10umの厚さの耐熱体ガラス層である。また、電極32dは、例えば、Ag等のスクリーン印刷パターン層である。
また、本実施形態の場合、定着フィルム30の内側に配置された支持ガイド33の、板状発熱体32を保持する部分である凹部33cから外れた位置に、第1突起部35及び第2突起部36を設けている。これら第1突起部35及び第2突起部36は、ニップ部Nの記録材搬送方向中央部分の接線方向よりも加圧ローラ31に向けて突出するように設けられている。この接線方向は、板状発熱体32の加圧ローラ31側の面とほぼ平行となる。また、第1突起部35はニップ部N内に配置される。本実施形態では、第1突起部35は、ニップ部N内におけるこのニップ部Nの記録材搬送方向中央よりも下流に配置されている。一方、第2突起部36は、ニップ部Nから記録材搬送方向下流に外れた位置に配置されている。
また、第1突起部35は、支持ガイド33のニップ部N側の面で、本体部33aの記録材搬送方向下流の端部寄りに相当する位置に、支持ガイド33の長手方向全体に亙って設けている。また、この第1突起部35の突出量及び先端部の搬送方向(図3の左右方向)の厚さは、長手方向全体に亙って同じとしている。なお、図示の例では、第1突起部35を支持ガイド33と別体として、この支持ガイド33に設けた凹部内に押し込んで固定するようにしている。このために、第1突起部35を例えばフッ素ゴム、シリコーンゴムなどの弾性材製としている。勿論、この第1の突起部35を支持ガイド33と一体に設けても良い。
一方、第2突起部36は、支持ガイド33のフランジ33bのニップ部N側の面で、本体部33aの記録材搬送方向下流の端部から下流に外れた位置に、それぞれ設けている。即ち、第2突起部36は、ニップ部Nに搬送される記録材Pのトナー像が担持された部分から、記録材搬送方向に対して直角方向に外れた位置(非画像領域)にそれぞれ設けられている(点在している)。これら第2突起部36の突出量及び先端部の搬送方向(図3の左右方向)の厚さは、互いに同じとしている。また、第2突起部36の突出量は、第1突起部35の突出量以上とすることが好ましい。なお、図示の例では、第2突起部36を支持ガイド33と一体に設けているが、上述の第1突起部35のように別体に設けても良い。
このように第1突起部35を設けることにより、定着フィルム30が第1突起部35部分で加圧ローラ31に食い込む。また、第2突起部36を設けることにより、ニップ部Nの出口で記録材Pが排出される方向が加圧ローラ31側に傾斜するか、記録材搬送方向とほぼ平行となる。言い換えれば、第1突起部35により定着フィルム30が加圧ローラ31に食い込むが、第2突起部36の存在により定着フィルム30の形状が凹型となることを防止している。そして、ニップ部Nの出口で記録材Pが排出される方向が定着フィルム30側になることを防止している。
このような本実施形態によれば、ニップ部N内に第1突起部35を、ニップ部Nから外れた位置に第2突起部36をそれぞれ設けているため、定着後の画像の画質の向上と、記録材Pの分離性の向上とを両立させられる。即ち、第1突起部35によりニップ部N内の圧力分布を局所的に増大させることができ、定着性を向上させられる。また、上述のように、第2突起部36の存在によりニップ部Nから排出される記録材Pの方向が定着フィルム30側となることを防止できるため、この記録材Pの定着フィルム30に対する分離性を向上させられる。
また、本実施形態の場合、記録材Pが、第1突起部35の存在により大きな力で加圧された直後にニップ部Nから排出される。このため、定着フィルム30及び加圧ローラ31の表面により大きなせん断応力が作用し、記録材Pと定着フィルム30との付着力を低下させ易い。したがって、定着画像の光沢及び色域が低下することを防止できる。また、本実施形態では、第2突起部36を、非画像領域に設けているため、この第2突起部36により記録材P上のトナー像が定着フィルム30と付着しにくく、トナー表面が凹凸化して光沢及び色域が低下することをより確実に防止できる。なお、第2突起部36を画像領域を含めて設けられていても、上述のような大きなせん断応力の作用により、記録材Pと定着フィルム30との付着力を低下させることができる。更に、この場合に、第1突起部35と第2突起部36との突出量を同じとすれば、定着フィルム30のニップ部Nの出口での傾斜を、前述の図11に示した構造よりも緩やかにできる。このため、記録材Pと定着フィルム30との付着力が図11に示した構造よりも小さくでき、トナー表面が凹凸化して光沢及び色域が低下することを防止できる。
次に、本発明者が本実施形態の効果を確認するために行った実験について説明する。まず、本実験の条件を説明する。定着フィルム30は、円筒状にしたと仮定した場合の外径が30mmで、基材に厚さ70μmのPIを、ゴム層に硬度15°(JIS−A)で厚さ200μmのシリコーンゴムを、表面離型層に厚さ50μmのPFAチューブを使用した。加圧ローラ31は、外径が30mmで、厚さ5mmの下層弾性層の表面に、厚さ30μmのフッ素樹脂をコートしたものを使用した。そして、定着フィルム30の表面温度が200℃となるように温度制御を行い、定着フィルム30と加圧ローラ31との総加重を300N印加し、定着フィルム30の回転速度(走行速度)を200mm/secとした。また、ニップ部Nの記録材搬送方向の幅は、板状発熱体32部分で6mm、支持ガイド33の板状発熱体32の記録材搬送方向前後部分で各1mmの計8mmとした。また、実験に使用した未定着トナー画像としては、CLC用紙(キヤノン株式会社製、坪量80g/m)に、マゼンタとシアンの2色のベタでブルー画像を形成したもの使用した。また、定着後のトナー画像表面の光沢は、光沢計PG−1(日本電計工業株式会社製)の投受光角60°を用いて測定した。
上述のような条件で、前述の図10に示したように、ニップ部N内にのみ突起部(内突起)を設けた構造で、この突起部の突出量(内突起高さ)を変えて行った実験について説明する。本実験では、各内突起高さでの突起部圧力及び画像光沢を測定し、それぞれ分離不良が発生するか否かを確認した。この結果を表1に示す。
Figure 2011033671
なお、内突起高さは、板状発熱体32(セラミックヒータ6)がニップ部Nの記録材搬送方向中央で定着フィルム30(定着フィルム1)に接する点を0点として、加圧ローラ31(加圧ローラ3)側に高さを0.1mmずつ突出させた。なお、括弧内は、図11に示した構造に対応させたものである。また、突起部圧力は、突起部にかかるピーク圧力を圧力センサーISCAN(ニッタ株式会社製)を用いて計測したものである。また、記録材の分離性は、記録材としてオフィスプランナー(キヤノン株式会社製、坪量64g/m)を用いて確認した。
この実験から、内突起の突出高さが大きくなると、突起部にかかるピーク圧が大きくなり、それに伴い定着後の画像光沢も大きくなることが分かった。また、内突起の高さが0.4mm以上になると、画像光沢はほぼ一定となり、改善が見られなくなった。なお、一般的に画像光沢が高くなると、反射濃度も高くなり、色再現範囲も向上する。即ち、内突起を設けることで画質が向上し、内突起高さが0.4mm以上では改善効果が得られなくなった。なお、内突起高さを大きくしていくと定着フィルム30の内面にかかるピーク圧力が大きくなるため、定着フィルム30の寿命に大きな影響を及ぼす可能性がある。このため、内突起高さは最小限とすることが好ましいと考えられる。一方、内突起高さを大きくした場合の記録材の分離性については、内突起高さが0.2mm以上において分離不良が発生した。
次に、本実施形態の構造で、前述と同様の条件で行った実験について説明する。なお、以下の説明では、ニップ部N内に設けた第1突起部35を内突起、ニップ部N外に設けた第2突起部36を外突起と言う。また、外突起の突出量(外突起高さ)を、板状発熱体32がニップ部Nの記録材搬送方向中央で定着フィルム30に接する点を0点として0.1mmずつ変化させた。また、外突起の定着フィルム30に当接する部分の記録材搬送方向の幅は1mmとした。また、内突起高さは0.4mmとし、内突起の定着フィルム30に当接する部分の記録材搬送方向の幅は1mmとした。更に、外突起と内突起の定着フィルム30に当接する部分の記録材搬送方向の間隔を2mmとした。なお、本実験でも、記録材の分離性については、オフィスプランナー(キヤノン株式会社製、坪量64g/m)を使用し、画像光沢については、CLC用紙(キヤノン株式会社製、坪量80g/m)を使用した。この条件で行った実験の結果を表2に示す。
Figure 2011033671
この実験から、外突起高さが大きくなるにつれて記録材の分離性が向上し、外突起高さが0.4mm以上で分離不良は発生しなくなった。このときのトナー画像光沢は、外突起高さが0.4mmを上回ってもほとんど低下が見られなかった。したがって、内突起を0.4mm設けることによって画質が向上し、且つ、外突起を0.4mm以上設けることによりその画質を低下させることなく、分離不良を解消することが可能となることが分かった。
なお、上述の内突起と外突起における画質と分離性の関係は、使用するトナーやプロセス条件によって変動するため、これらの条件によって、適切に内突起と外突起との関係を規制することが好ましい。即ち、条件によっては、必ずしも上述の値に限るものではない。
また、上述の実施形態では、加熱手段として板状発熱体を使用した定着装置について説明したが、本発明は、図7に示すような定着装置においても同様な効果が得られる。この図7に示す定着装置は、図3に示した定着装置に対して、支持ガイド33の代わりに弾性体等からなる加圧部材37を設け、加熱手段として電磁誘導方式を用いたものである。このような定着装置は、定着フィルム30aの基材にNi等の金属を使用し、電磁誘導方式の加熱手段によりフィルム自体を発熱させるものである。即ち、略円筒状の定着フィルム30aの外部にコイル38が同心状に配置されており、このコイル38に高周波電流を流して生じた高周波磁界により、定着フィルム30aに誘導渦電流を発生させ、定着フィルム30a自体をジュール発熱させる。この図7に示した定着装置においても、上述の実施形態と同様に、加圧部材37の所定位置に第1突起部35及び第2突起部36を設ければ、本実施形態と同様の効果が得られる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態を、図8を用いて説明する。なお、本実施形態は、第1突起部35a及び第2突起部36aの形状が上述の第1の実施形態と異なるだけで、その他の構造及び作用は、この第1の実施形態と同じである。このため、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、重複する図示及び説明は省略する。
本実施形態の場合、定着フィルムと加圧ローラとのニップ部内に設けた第1突起部35aは、記録材搬送方向に対して直角方向中央部が両端部よりも大きく突出した形状(クラウン形状)としている。言い換えれば、第1突起部35aの突出量を、中央部から両端部に向けて漸次減少させている。また、第1突起部35aの先端面は、中央部と両端部とを滑らかに連続させている。なお、第1突起部35aの両端部の突出量は0としても良い。
一方、ニップ部外に設けた第2突起部36aは、記録材搬送方向に対して直角方向両端部が中央部よりも大きく突出した形状(逆クラウン形状)としている。言い換えれば、第2突起部36aの突出量を、両端部から中央部に向けて漸次減少させている。また、第2突起部36aの先端面も、中央部と両端部とを滑らかに連続させている。なお、第2突起部36aの中央部の突出量は0としても良い。
また、第2突起部36aの中央部の突出量は、第1突起部35aの中央部の突出量よりも小さくし、第2突起部36aの両端部の突出量は、第1突起部35aの両端部の突出量よりも大きくしている。また、第2突起部36aの両端部の突出量は、第1突起部35aの中央部の突出量以上とすることが好ましい。更に、第2突起部36aの中央部の突出量は、第1突起部35aの両端部の突出量以上とすることが好ましい。なお、第1突起部35aのクラウン形状と第2突起部36aの逆クラウン形状は、それぞれ両端部と中央部とを直線で結ぶ稜線でも、円弧状に結ぶ稜線でも良い。
本実施形態によれば、第1突起部35aの中央部でニップ部のピーク圧が大きくでき、第1の実施形態と同様に画質を向上させられる。また、第2突起部36aの存在により、やはり、第1の実施形態と同様に記録材の端部での分離性が向上し、記録材の端部をきっかけにして記録材全体の分離性も向上する。更に、本実施形態では、第1突起部35aと第2突起部36aとの突出位置及び量が、記録材搬送方向に対して直角方向に関して異なる。このため、第1突起部35aと第2突起部36aとで記録材にそれぞれ逆方向の応力が生じることになり、ニップ部出口付近で記録材と定着フィルムとの間にせん断応力(記録材と定着フィルムとをずらそうとする力)が生じる。この結果、記録材と定着フィルムとの付着力が低下して、記録材を分離し易くなる。
本実施形態の効果を確認するために行った実験について説明する。なお、以下の説明では、ニップ部内に設けた第1突起部35aを内突起、ニップ部外に設けた第2突起部36aを外突起と言う。また、内突起の中央部の突出量(中央部内突起高さ)を、板状発熱体がニップ部の記録材搬送方向中央で定着フィルムに接する点を0点として0.1mmずつ変化させた。また、内突起の定着フィルム30に当接する部分の記録材搬送方向の幅は1mmとした。また、各中央部内突起高さにおいて、外突起の両端部の突出量(端部外突起高さ)を、板状多発熱体がニップ部の記録材搬送方向中央で定着フィルムに接する点を0点として0.1mmずつ変化させた。また、外突起の定着フィルム30に当接する部分の記録材搬送方向の幅は1mmとした。更に、外突起と内突起の定着フィルムに当接する部分の記録材搬送方向の間隔を2mmとした。なお、本実験でも、記録材の分離性については、オフィスプランナー(キヤノン株式会社製、坪量64g/m)を使用し、画像光沢については、CLC用紙(キヤノン株式会社製、坪量80g/m)を使用した。その他の条件は、第1の実施形態で行った実験と同じである。この条件で行った実験の結果を表3に示す。
Figure 2011033671
この実験から、内突起の中央部の突出量を大きくしていくと、出力画像の光沢が大きくなることが確認できた。また、外突起の両端部の突出量を大きくしていくと、画質をほとんど低下させずに分離性を向上させられることが確認できた。また、第1の実施形態と比較して、外突起の突出量が小さくても分離性が向上した。これは、前述したように、せん断応力によってニップ出口での記録材と定着フィルムとの付着力が小さくなったためと考えられる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態を、図9を用いて説明する。本実施形態の場合、定着フィルムと加圧ローラとのニップ部内に設けた第1突起部35bと、ニップ部外に設けた第2突起部36bとを一体に形成している。即ち、突起の形状を、ニップ部内では中央部を含む所定の範囲で突出させ、記録材搬送方向の下流に行くにしたがって、その突起の幅を大きくすると共に、中央部の突出量を小さくしつつ、両端部の突出量を大きくする。そして、ニップ部外で、突起の形状を両端部が中央部よりも突出量を大きくしている。本実施形態ではこのような変化を滑らかに行って、第1突起部35bと第2突起部36bとを連続的に形成している。また、第1の突起部35b部分であるニップ部内の中央部を含む所定の範囲Xは、第2突起部36b部分の範囲Yに対し(X/Y)、好ましくは1/4〜3/4程度、より好ましくは1/3〜2/3程度としている。このような本実施形態の場合も、上述の第2の実施形態と同様に、画質と分離性を共に向上させることができる。その他の構造及び作用は、第2の実施形態と同様である。
なお、上述の各実施形態では、定着フィルムを支持ガイドなどにより案内し、この定着フィルム自体にテンションを付与していない構造について説明したが、本発明は、このような構造に限らない。例えば、定着フィルムを複数のローラに掛け渡してテンションを付与した構造にも適用可能である。
10・・・画像形成装置、11・・・感光ドラム、18・・・定着装置、30、30a・・・定着フィルム、31・・・加圧ローラ、32・・・板状発熱体、33・・・支持ガイド、35、35a、35b・・・第1突起部、36、36a、36b・・・第2突起部、37・・・加圧部材、38・・・コイル、N・・・ニップ部、Pa、Pb、Pc、Pd・・・画像形成部

Claims (5)

  1. エンドレスベルトと、該エンドレスベルトの外周面と接触してニップ部を形成する加圧ローラと、該エンドレスベルトを介して該ニップ部を加熱する加熱手段と、を備え、該ニップ部で未定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送しつつ、該記録材にトナー像を加熱定着する定着装置において、
    前記エンドレスベルトの内側に、前記ニップ部の記録材搬送方向中央部分の接線方向よりも前記加圧ローラに向けて突出するように設けられた第1突起部及び第2突起部を備え、
    該第1突起部は、前記ニップ部内に配置され、
    該第2突起部は、該ニップ部から記録材搬送方向下流に外れた位置に配置されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記エンドレスベルトを内側から支持しつつ該エンドレスベルトの走行を案内し、前記加熱手段である板状発熱体を保持する支持ガイドを備え、
    前記第1突起部及び前記第2突起部は、それぞれ前記支持ガイドの前記板状発熱体を保持する部分から外れた位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2突起部は、前記ニップ部に搬送される前記記録材のトナー像が担持された部分から、記録材搬送方向に対して直角方向に外れた位置に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記第1突起部は、記録材搬送方向に対して直角方向中央部が端部よりも大きく突出し、
    前記第2突起部は、記録材搬送方向に対して直角方向両端部が中央部よりも大きく突出していることを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の定着装置。
  5. 画像形成部と、該画像形成部で形成されたトナー像を記録材に転写する転写部と、該転写部で記録材に転写されたトナー像を記録材に加熱定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置において、該定着装置が請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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