JP2011033328A - ターボ冷凍機制御装置、ターボ冷凍機制御方法、ガスタービンプラント、及び、既設ガスタービンプラントの再構築方法 - Google Patents

ターボ冷凍機制御装置、ターボ冷凍機制御方法、ガスタービンプラント、及び、既設ガスタービンプラントの再構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】最小限の動力で複数のターボ冷凍機を効率よく駆動させることができるターボ冷凍機制御装置、ターボ冷凍機制御方法、及びガスタービンプラントを提供すること。
【解決手段】複数のターボ冷凍機5を制御するターボ冷凍機制御装置7であって、取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、対象気体の現在の温度と冷却目標温度との間のエンタルピー差ΔHを算出するエンタルピー差演算手段13と、エンタルピー差ΔHをターボ冷凍機5の定格冷却能力で除算して、対象気体の温度を冷却目標温度とするのに必要なターボ冷凍機5の稼動台数Nを算出する稼働台数決定手段15と、算出されたエンタルピー差ΔH及び稼働台数Nから、複数のターボ冷凍機5のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力Riを算出する駆動指令手段16と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ターボ冷凍機の駆動を制御するターボ冷凍機制御装置、ターボ冷凍機制御方法、ガスタービンプラント、及び、既設ガスタービンプラントの再構築方法に関する。
ガスタービンプラントにおけるガスタービンは、一般的に、吸気側の空気温度が上昇すると、出力が下がるという特性をもっている。そのため、ガスタービンはある一定の大気温度の条件下で定格出力点を規定している。
夏季等、設定された大気温度よりも高い温度の大気をガスタービンがそのまま吸入したのでは、タービン出力が大気温度に影響され、出力が不足する場合がある。そこで、大気温度が高い場合には、予め吸気温度を所定温度に冷却させてからガスタービンに吸気させるように、ガスタービン吸気を冷却する熱交換器を配設してガスタービンに低温空気を供給するガスタービンプラントが種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
近年では、熱交換器に供給する冷水を生成するためにターボ冷凍機を備えたガスタービンプラントが提案されている。この際、冷却能力を向上させるために複数のターボ冷凍機が配されることから、ガスタービンプラントは、これらを運転制御するためのターボ冷凍機制御装置もあわせて備えている。
特開平9−195797号公報
ここで、複数のターボ冷凍機を稼動させる場合、ターボ冷凍機の動力が少なければ、プラント効率が上がることから、動力を最小限に制御するのが好ましい。しかしながら、ターボ冷凍機のCOP(Coefficient of Performance:成績係数)は、その負荷によって変動するため、特に複数のターボ冷凍機を稼動する場合、各ターボ冷凍機の負荷を個別に制御して最小限の動力で運転するのは難しい。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、最小限の動力で複数のターボ冷凍機を効率よく駆動させることができるターボ冷凍機制御装置、ターボ冷凍機制御方法、及びガスタービンプラントを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係るターボ冷凍機制御装置は、複数のターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機制御装置であって、取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算手段と、前記エンタルピー差を前記ターボ冷凍機の定格冷却能力で除算して、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼働台数決定手段と、算出された前記エンタルピー差及び前記稼働台数から、複数の前記ターボ冷凍機のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力を算出する駆動指令手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、複数のターボ冷凍機で冷却すべき対象気体の現在の状態と冷却目標とした状態とのエンタルピー差からターボ冷凍機の定格冷却能力を除算することによって、定格運転若しくはこれに近い状態で稼動可能なターボ冷凍機の稼動台数を算出することができる。そして、このときの各ターボ冷凍機における必要冷凍能力は、算出されたエンタルピー差を同じく算出された稼働台数で除算することによって算出することができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機は、前記ターボ冷凍機であって、前記駆動指令手段は、前記必要冷凍能力を、各前記ターボ冷凍機間で均等となるように算出することを特徴とする。
この発明は、ターボ冷凍機の負荷−成績係数特性及び負荷−動力特性を考慮して、稼動台数の算出の際の除算時に生じる端数分の負荷をターボ冷凍機に均等に割り振ってすべてのターボ冷凍機に均等に負荷を負担させる。そのため、1台に端数分の負荷を担当させ、残りのターボ冷凍機に100%の負荷を担当させる場合よりも、合計冷凍動力を最小にして、最高の若しくはそれに近いCOPにて各ターボ冷凍機を運転させることができる。
本発明に係るターボ冷凍機制御装置は、複数のインバータターボ冷凍機であるターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機制御装置であって、取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算手段と、前記ターボ冷凍機の成績係数が最大となるときの負荷を最適負荷とし、このときの冷凍能力を最適能力としたとき、前記エンタルピー差と前記最適能力とから、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼動台数決定手段と、算出された前記エンタルピー差及び前記稼動台数から、複数の前記ターボ冷凍機の最終稼動台数及びそれぞれに割り当てる最終冷凍機負荷を算出する駆動指令手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、複数のインバータターボ冷凍機で冷却すべき対象気体の現在の状態と冷却目標とのエンタルピー差、及びインバータターボ冷凍機の成績係数が最大となるときの冷凍能力から、インバータターボ冷凍機の稼動台数を算出する。そして、この稼動台数から、改めて冷凍機負荷を算出するので、成績係数が最大となる負荷の近傍にて各インバータターボ冷凍機を運転することができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機制御装置は、前記ターボ冷凍機制御装置であって、前記稼動台数決定手段が、前記エンタルピー差を前記最適負荷時の冷凍能力で除算して、小数点以下の端数が生じたときにはこれを繰上げ処理して前記稼動台数を算出し、前記駆動指令手段が、前記ターボ冷凍機を前記稼動台数にて前記最適負荷よりも低い負荷で運転させるか、又は、前記稼動台数よりも1台少ない台数にて前記最適負荷よりも高い負荷で運転させるかを判断する稼動台数判断手段を備えていることを特徴とする。
この発明は、所定の稼動台数で、インバータターボ冷凍機の最適負荷の近傍にて確実に各冷凍機を運転させることができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機制御装置は、前記ターボ冷凍機制御装置であって、前記稼動台数決定手段にて算出された前記稼動台数に基づき算出される冷凍機負荷を第一負荷、前記稼動台数より1台少ない台数に基づき算出される冷凍機負荷を第二負荷とし、前記第一負荷のときの各冷凍機動力を第一動力、前記第二負荷のときの各冷凍機動力を第二動力とするとき、前記稼動台数判断手段が、前記第二動力よりも前記第一動力が小さいときには、前記第一負荷を前記最終冷凍機負荷とし、前記第二動力よりも前記第一動力が大きいときには、さらに前記エンタルピー差と合計冷凍機能力との大小比較に基づき、前記第一負荷又は前記第二負荷の何れかを前記最終冷凍機負荷とすることを特徴とする。
この発明は、稼動台数決定手段における端数処理の影響を考慮して、当初算出された稼動台数及びこれよりも1台少ない台数の双方における冷凍機動力の大小比較を行うことによって、より好適な稼動台数及び負荷を算出することができる。
本発明に係るガスタービンプラントは、本発明に係るターボ冷凍機制御装置と、該ターボ冷凍機制御装置にて算出された前記稼動台数及び前記必要冷凍能力に基づき駆動される複数のターボ冷凍機と、これら複数のターボ冷凍機によって冷却された前記対象気体が吸入されるガスタービンと、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るガスタービンプラントは、本発明に係るターボ冷凍機制御装置と、該ターボ冷凍機制御装置にて算出された最終的な稼動台数及び前記最終的な冷凍機負荷に基づき駆動される複数のターボ冷凍機と、これら複数のターボ冷凍機によって冷却された前記対象気体が吸入されるガスタービンと、を備えていることを特徴とする。
これらの発明は、ターボ冷凍機制御装置によってターボ冷凍機を最小限の動力で効率良く駆動させて、対象気体を冷却してガスタービンに吸入させることができる。このため、ターボ冷凍機駆動による損失を最小限に抑えつつ、吸気冷却による出力増大を最大限図ることができ、ガスタービンを効率良く稼動させることができる。
また、本発明に係るガスタービンプラントは、前記ガスタービンの要求出力に基づいて前記冷却目標温度を算出する冷却目標温度設定手段を備えることを特徴とする。
この発明は、冷却目標温度設定手段によってガスタービンの要求出力に基づいて冷却目標温度を算出することで、複数のターボ冷凍機によって冷却された対象気体によってガスタービンで要求どおりの出力を行うことができる。
また、本発明に係るガスタービンプラントは、前記ターボ冷凍機の少なくとも一つが、それぞれ前記対象気体を冷却するための冷水を冷却可能な複数のターボ冷凍ユニットが直列に接続されて構成されていることを特徴とする
この発明は、ターボ冷凍機が、ターボ冷凍ユニットを直列接続して構成していることで、直列接続された複数のターボ冷凍ユニットにより冷水を効果的に冷却して、該冷水により対象気体の冷却を行うことができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機の制御方法は、複数のターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機の制御方法であって、取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算工程と、前記エンタルピー差を前記ターボ冷凍機の定格冷却能力で除算して、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼働台数決定工程と、算出された前記エンタルピー差及び前記稼働台数から、複数の前記ターボ冷凍機のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力を算出する駆動指令工程と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、複数のターボ冷凍機で冷却すべき対象気体の現在の状態と冷却目標とした状態とのエンタルピー差からターボ冷凍機の定格冷却能力を除算することによって、定格運転若しくはこれに近い状態で稼動可能なターボ冷凍機の稼動台数を算出することができる。そして、このときの各ターボ冷凍機における必要冷凍能力は、算出されたエンタルピー差を同じく算出された稼働台数で除算することによって算出することができる。
また、冷却目標温度設定手段によってガスタービンの要求出力に基づいて冷却目標温度を算出することで、複数のターボ冷凍機によって冷却された対象気体によってガスタービンで要求どおりの出力を行うことができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機の制御方法は、前記ターボ冷凍機の制御方法であって、前記駆動指令工程では、前記必要冷凍能力を、各前記ターボ冷凍機間で均等となるように算出することを特徴とする。
この発明は、ターボ冷凍機の負荷−成績係数特性及び負荷−動力特性を考慮して、稼動台数の算出の際の除算時に生じる端数分の負荷をターボ冷凍機に均等に割り振ってすべてのターボ冷凍機に均等に負荷を負担させる。そのため、1台に端数分の負荷を担当させ、残りのターボ冷凍機に100%の負荷を担当させる場合よりも、合計冷凍動力を最小にして、最高の若しくはそれに近いCOPにて各ターボ冷凍機を運転させることができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機の制御方法は、複数のインバータターボ冷凍機であるターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機の制御方法であって、取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算工程と、前記ターボ冷凍機の成績係数が最大となるときの負荷を最適負荷とし、このときの冷凍能力を最適能力としたとき、前記エンタルピー差と前記最適能力とから、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼動台数決定工程と、算出された前記エンタルピー差及び前記稼動台数から、複数の前記ターボ冷凍機の最終稼動台数及びそれぞれに割り当てる最終冷凍機負荷を算出する駆動指令工程と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、複数のインバータターボ冷凍機で冷却すべき対象気体の現在の状態と冷却目標とのエンタルピー差、及びインバータターボ冷凍機の成績係数が最大となるときの冷凍能力から、インバータターボ冷凍機の稼動台数を算出する。そして、この稼動台数から、改めて冷凍機負荷を算出するので、成績係数が最大となる負荷の近傍にて各インバータターボ冷凍機を運転することができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機制御方法は、前記ターボ冷凍機制御方法であって、前記稼動台数決定工程が、前記エンタルピー差を前記最適負荷時の冷凍能力で除算して、小数点以下の端数が生じたときにはこれを繰上げ処理して前記稼動台数を算出し、前記駆動指令工程が、前記ターボ冷凍機を前記稼動台数にて前記最適負荷よりも低い負荷で運転させるか、又は、前記稼動台数よりも1台少ない台数にて前記最適負荷よりも高い負荷で運転させるかを判断する稼動台数判断工程を備えていることを特徴とする。
この発明は、所定の稼動台数で、インバータターボ冷凍機の最適負荷の近傍にて確実に各冷凍機を運転させることができる。
また、本発明に係るターボ冷凍機制御方法は、前記ターボ冷凍機制御方法であって、前記稼動台数決定工程にて算出された前記稼動台数に基づき算出される冷凍機負荷を第一負荷、前記稼動台数より1台少ない台数に基づき算出される冷凍機負荷を第二負荷とし、前記第一負荷のときの各冷凍機動力を第一動力、前記第二負荷のときの各冷凍機動力を第二動力とするとき、前記稼動台数判断工程が、前記第二動力よりも前記第一動力が小さいときには、前記第一負荷を前記最終冷凍機負荷とし、前記第二動力よりも前記第一動力が大きいときには、さらに前記エンタルピー差と合計冷凍機能力との大小比較に基づき、前記第一負荷又は前記第二負荷の何れかを前記最終冷凍機負荷とすることを特徴とする。
この発明は、稼動台数決定時における端数処理の影響を考慮して、当初算出された稼動台数及びこれよりも1台少ない台数の双方における冷凍機動力の大小比較を行うことによって、より好適な稼動台数及び負荷を算出することができる。
また、本発明に係る既設ガスタービンプラントの再構築方法は、既設である前記ガスタービンに対して前記ターボ冷凍機及び前記ターボ冷凍機制御装置を追設することで上記ガスタービンプラントを構築することを特徴とする。
この発明は、既設ガスタービンにターボ冷凍機及びターボ冷凍機制御装置を追設するだけで、ガスタービンに吸気される対象気体を冷却して既設ガスタービンプラントの出力増大を図ることができる。
本発明によれば、最小限の動力で複数のターボ冷凍機を効率よく駆動させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るガスタービンプラントの構成を示す概要図である。 本発明の第1の実施形態に係るターボ冷凍機制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るターボ冷凍機制御方法を示すフロー図である。 ターボ冷凍機の負荷−成績係数特性を示すグラフである。 ターボ冷凍機の負荷−動力特性を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るガスタービンプラントの構成を示す概要図である。 本発明の第2の実施形態に係るターボ冷凍機制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るターボ冷凍機制御方法を示すフロー図である。 インバータターボ冷凍機の負荷−成績係数特性を示すグラフである。 インバータターボ冷凍機の負荷−動力特性を示すグラフである。 本発明の実施形態の変形例に係るガスタービンプラントの構成を示す概要図である。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
本実施形態に係るガスタービンプラント1は、図1に示すように、圧縮機2a、燃焼器2b及びタービン2cを有するガスタービン2と、圧縮機2aに吸気させる空気(対象気体)を所定温度に冷却する冷却用熱交換器3と、冷却用熱交換器3に冷水を供給する複数のターボ冷凍機5と、循環する冷却水から排熱された熱を外部へ放出する放熱用熱交換器6と、ターボ冷凍機5の運転を制御するターボ冷凍機制御装置7と、ガスタービン全体を制御するガスタービン制御装置8と、備えている。
ガスタービン2は、圧縮機2aによって吸気した空気を圧縮して燃焼器2bに供給し、燃焼器2bで燃料と混合して燃焼させて燃焼ガスを生成し、これをタービン2c内に供給して、発電機10による発電を行うことが可能である。タービン2c内を流通した燃焼ガスは、排ガスとして排出される。
冷却用熱交換器3は、複数の同一仕様のターボ冷凍機5から供給された冷水と外気とを熱交換させて外気を所定温度に冷却する。そして、1台の冷却用熱交換器3に対して複数のターボ冷凍機5が並列に接続されている。
ターボ冷凍機5は、冷媒の圧縮−膨張作用によって循環する冷水を所定温度に冷却する。なお、ターボ冷凍機5の構成は、公知のもので構わない。
ターボ冷凍機制御装置7は、図2に示すように、冷却目標温度設定手段11と、エンタルピー差演算手段13と、稼働台数決定手段15と、駆動指令手段16と、を備えている。このターボ冷凍機制御装置7には、大気温度Tambを測定するとともに、得られた温度情報を比エンタルピー差演算部13aに出力する気温測定手段17と、大気湿度φを測定するとともに、得られた湿度情報を比エンタルピー差演算部13aに出力する大気湿度測定手段18と、が接続されている。
冷却目標温度設定手段11は、圧縮機2aに吸気させる際の空気温度を設定するため、ガスタービンの要求出力WPRから、圧縮機2aの入口温度Tinを冷却目標温度として算出する。ここで、要求出力WPRは、ガスタービン2を制御するガスタービン制御装置8から入力されるものとしても良いし、ターボ冷凍機制御装置7に直接入力する構成としても良い。
エンタルピー差演算手段13は、大気温度Tamb、冷却目標温度となる入口温度Tin及び大気湿度φから比エンタルピー差Δhを算出する比エンタルピー差演算部13aと、算出されたΔhと圧縮機2aの吸気流量Qとから、エンタルピー差ΔHを算出するエンタルピー差演算部13bと、をさらに備えている。エンタルピー差演算部13bによって算出されたΔHが、複数のターボ冷凍機5によって要求される必要冷凍能力となる。
稼働台数決定手段15は、算出されたエンタルピー差ΔHをターボ冷凍機5の定格冷却能力Rで除算して、大気温度Tambを冷却目標温度である入口温度Tinとするのに必要なターボ冷凍機5の稼動台数Nを算出する。
定格冷凍能力Rは、稼動台数決定手段15に直接与えても良いし、稼動台数決定手段15に記憶させておいても良い。
駆動指令手段16は、エンタルピー差演算手段13で算出されたエンタルピー差ΔHを稼働台数決定手段15で算出された稼動台数Nで除算することで、稼動させる複数のターボ冷凍機5のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力Riを算出する。
次に、本実施形態に係るターボ冷凍機制御装置7の作用について、ターボ冷凍機制御方法とともに説明する。
本実施形態に係るターボ冷凍機制御方法は、図3に示すように、気温・湿度測定工程(S01)と、冷却目標温度設定工程(S02)と、エンタルピー差演算工程(S03)と、稼働台数決定工程(S04)と、駆動指令工程(S05)と、を備えている。
気温・湿度測定工程(S01)では、気温測定手段17及び大気湿度測定手段18を用いて、大気の温度及び湿度を測定する。
冷却目標温度設定工程(S02)では、冷却目標温度設定手段11によって、冷却目標温度である、圧縮機2aの入口温度Tinを算出する。入口温度Tinの算出にあたっては、例えば、”Gas Turbine Theory 5th Edition”, Sarabanamuttoo, HIH, et al., 2001“等を参照して、要求出力WPRから求める。
エンタルピー差演算工程(S03)では、<数1>に基づき、大気温度Tamb、入口温度Tin及び大気湿度φからΔhを算出する。
Figure 2011033328
ここで、<数1>おいて、関数fは、NC線図(例えば、「徹底マスター 空気線図の読み方・使い方」,空気調和・衛生工学会編,1998,pp16)等を利用すれば求めることができる。
そして、エンタルピー差演算部13bによって、比エンタルピー差Δhと吸気流量Qとの乗算を行い、エンタルピー差ΔHを算出する。
稼働台数決定工程(S04)では、稼働台数決定手段15によって、<数2>を用いてエンタルピー差ΔHをターボ冷凍機5の定格冷却能力Rで除算してターボ冷凍機5の稼動台数Nを算出する。
Figure 2011033328
ここで、<数2>を実施した場合、小数点以下の端数が生じる。この端数に対して、次のように処理を行う。
すなわち、<数2>で求められる値の整数値を稼動台数として、各ターボ冷凍機5を定格冷却能力Rで稼動させたとしても、小数点以下の値の分だけ冷却能力が不足してしまう。そこで、稼動台数決定手段15では、<数2>で求めたNの少数点以下の端数を繰り上げて稼動台数Nに決定する。
駆動指令工程(S05)では、駆動指令手段16によって、<数3>に基づき、稼動させる複数のターボ冷凍機5のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力Riを算出する。
こうして、得られた必要冷凍能力Riに基づいて各ターボ冷凍機5を稼動することによって、ターボ冷凍機5の負荷の合計に対して、冷凍機動力の合計が最も小さい状態で所定温度まで冷却された空気を圧縮機2aに吸入させる。
Figure 2011033328
このターボ冷凍機制御装置7、ターボ冷凍機制御方法、及びガスタービンプラント1によれば、エンタルピー差ΔHを算出し、これとターボ冷凍機5の定格冷却能力Rとの除算によって、ターボ冷凍機5の最小稼動台数Nを算出することができる。また、算出した稼働台数NでΔHを除算することによって、各ターボ冷凍機5の必要冷凍能力Riを算出することができる。したがって、複数のターボ冷凍機5の負荷を個々に制御する必要なく、最小限の動力で複数のターボ冷凍機5を効率よく駆動させることができる。
特に、稼働台数決定の際、必要冷凍能力がターボ冷凍機5間で均等となるよう演算がなされる。つまり、負荷をターボ冷凍機5に均等に割り振ってすべてのターボ冷凍機5に均等に負荷を負担させる。
ここで、通常、図4に示すように、ターボ冷凍機5は、1台あたりの負荷が増加するにつれてCOPも増加して、100%の負荷の場合にCOPも最大となる。しかし、その増加の割合は徐々に減少していくという特性を有する。そして、図5に示すように、負荷と−冷凍機動力の関係は、負荷−COPの関係と対応して、低負荷では損失等の影響により一定の動力に漸近するのに対し、負荷の増加につれて冷凍機動力も徐々に増加し、一定の比例線に漸近する特性、すなわち効率が一定となる特性を有する。
そのため、1台のターボ冷凍機5は端数分の負荷とし、残りの台数のターボ冷凍機5は100%の負荷で稼動させても、端数分を担当するターボ冷凍機5については、他のターボ冷凍機5よりも負荷が小さいわりに冷凍機動力が同様には小さくならない。一方、負荷を全ターボ冷凍機に均等に割り振った場合には、上記のように1台のターボ冷凍機5で端数分の負荷を担当させて他のターボ冷凍機5で100%の負荷で稼動させた場合よりも、1台当りの負荷が低くなるのに、略比例して動力も低減させることとなり、100%負荷で稼動させた場合とほぼ同等の効率で稼動させることができる。このため、全体としては冷凍機動力の合計を最小にして、最高の若しくはそれに近いCOPにて各ターボ冷凍機5を運転させることができる。
(第2の実施形態)
本発明に係る第2の実施形態について、図6から図10を参照して説明する。なお、この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係るガスタービンプラント30は、複数のターボ冷凍機がインバータターボ冷凍機31であることと、該インバータターボ冷凍機31の運転を制御するターボ冷凍機制御装置32において、稼動台数決定手段33及び駆動指令手段34の構成が異なること以外は第1の実施形態と同様の構成である。なお、インバータターボ冷凍機31の構成は、公知のもので構わない。
稼動台数決定手段33は、最適能力算出手段33aと、稼動台数算出手段33bと、を備えている。最適能力算出手段33aは、インバータターボ冷凍機31のCOPが最大となるときの冷凍機負荷を最適負荷Lhとするとき、この最適負荷Lhと1台分のインバータターボ冷凍機31の冷凍能力Rとの積算から、最適負荷Lhにおけるインバータターボ冷凍機31の冷凍能力を最適能力Rhとして算出する。稼動台数算出手段33bは、算出されたエンタルピー差ΔHを最適能力Rhで除算して、大気温度Tambを冷却目標温度である入口温度Tinとするのに必要なインバータターボ冷凍機31の稼動台数を算出する。この際、小数点以下の端数が生じたときにはこれを繰上げ処理して稼動台数Nとする。
定格冷凍能力R、最適負荷Lhは、最適能力算出手段33aに直接与えても良いし、最適能力算出手段33aに記憶させておいても良い。
駆動指令手段34は、稼動台数がN又は(N−1)におけるそれぞれの冷凍機負荷を算出する冷凍機負荷算出手段34aと、インバータターボ冷凍機31を稼動台数Nにて最適負荷Lhよりも低い負荷で運転させるか、又は、稼動台数Nよりも1台少ない(N−1)台にて最適負荷Lhよりも高い負荷で運転させるかを判断する稼動台数判断手段34bと、を備えている。そして、算出されたエンタルピー差ΔH及び稼動台数Nから、複数のインバータターボ冷凍機31の最終稼動台数及びそれぞれに割り当てる最終冷凍機負荷Lfを算出する。
次に、本実施形態に係るターボ冷凍機制御装置32の作用について、ターボ冷凍機制御方法とともに説明する。図8は、本実施形態のターボ冷凍機制御方法のフロー図を示している。ここで、気温・湿度測定工程(S01)、冷却目標温度設定工程(S02)及びエンタルピー差演算工程(S03)は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略し、以下稼動台数決定工程(S14)及び駆動指令工程(S15)について説明する。
稼動台数決定工程(S14)では、まず、最適能力算出手段33aによって、<数4>を用いて最適負荷Lhにおけるインバータターボ冷凍機31の冷凍能力を最適能力Rhとして算出する。
Figure 2011033328
そして、稼動台数算出手段33bによって、<数5>を用いて、大気温度Tambを冷却目標温度である入口温度Tinとするのに必要なインバータターボ冷凍機31の稼動台数Nを暫定的に算出する。
Figure 2011033328
ここで、<数5>の処理を実施して小数点以下の端数が生じる場合がある。そこで、駆動指令工程(S15)では、この端数に対して、さらに次のように処理を行う。
通常、図9に示すように、インバータターボ冷凍機31は、1台あたりの負荷が増加するにつれてCOPも増加し、最適負荷Lhとなる負荷を境に再び減少する。一方、図10に示すように、負荷−冷凍機動力の関係は、低負荷では損失等の影響により一定の負荷に漸近するのに対し、負荷の増加につれて冷却機動力も徐々に増加して最適負荷Lhで一定の比例線に漸近し、さらに負荷が増加するにつれて負荷に対して必要な冷凍機動力の割合が増加していくという特性、すなわち効率が低下していくという特性を有する。
そこで、稼動台数決定手段33にて算出された稼動台数Nに基づき算出される冷凍機負荷を第一負荷L、稼動台数Nより1台少ない台数に基づき算出される冷凍機負荷を第二負荷LN−1とし、第一負荷Lのときの各冷凍機動力を第一動力Win(L)、第二負荷LN−1のときの各冷凍機動力を第二動力Win(LN−1)とする。そして、駆動指令工程(S15)では、冷凍機負荷算出手段34aによって、第一負荷L及び第二負荷LN−1を<数6>及び<数7>に基づきそれぞれ算出する。
Figure 2011033328
Figure 2011033328
続いて、稼動台数判断手段34bにて、稼動させる複数のインバータターボ冷凍機31のそれぞれに割り当てる最終稼動台数及び最終冷凍機負荷Lfを算出する。すなわち、Win(L)<Win(LN−1)のときには、第一負荷Lを最終冷凍機負荷Lfとする。一方、Win(L)>Win(LN−1)のときには、さらにエンタルピー差ΔHと、(N−1)台のときの合計冷凍機能力とを大小比較して、ΔH>R×(N−1)のときには、第一負荷Lを最終冷凍機負荷Lfとし、ΔH<R×(N−1)のときには、第二負荷LN−1を最終冷凍機負荷Lfとする。
こうして、得られた最終冷凍機負荷LfにてN台若しくは(N−1)台の各インバータターボ冷凍機31を稼動することによって、インバータターボ冷凍機31の負荷の合計に対して、冷凍機動力の合計が最も小さい状態で所定温度まで冷却された空気を圧縮機2aに吸入させる。
このターボ冷凍機制御装置32、ターボ冷凍機制御方法、及びガスタービンプラント30によれば、複数のインバータターボ冷凍機31で冷却すべき空気の現在の状態と冷却目標とのエンタルピー差ΔH、及びインバータターボ冷凍機31のCOPが最大となるときの冷凍能力Rhから、インバータターボ冷凍機31の稼動台数Nを算出する。そして、この稼動台数Nから、改めて冷凍機負荷Lfを算出するので、COPが最大となる負荷Lhの近傍にて各インバータターボ冷凍機31を運転することができる。したがって、複数のインバータターボ冷凍機31の負荷を個々に制御する必要なく、最小限の動力で複数のインバータターボ冷凍機31を効率よく駆動させることができる。
特に、稼動台数決定の際、エンタルピー差ΔHを最適負荷時の冷凍能力Rhで除算して、小数点以下の端数が生じたときには、これを繰上げ処理して稼動台数Nを算出し、インバータターボ冷凍機31を稼動台数Nにて最適負荷Lhよりも低い負荷で運転させるか、又は、(N−1)台にて最適負荷Lhよりも高い負荷で運転させるかを判断する。そのため、何れの場合であっても、所定の稼動台数で、インバータターボ冷凍機31の最適負荷Lhの近傍にて確実に各冷凍機を運転させることができる。
この際、第一動力Win(L)が第二動力Win(LN−1)よりも小さいときには、第一負荷Lを最終冷凍機負荷Lfとし、第一動力Win(L)が第二動力Win(LN−1)よりも大きいときには、さらにエンタルピー差ΔHと稼動台数が(N−1)台のときの合計冷凍機能力との大小比較に基づき、第一負荷L又は第二負荷LN−1の何れかを最終冷凍機負荷Lfとする。したがって、より好適な稼動台数及び負荷を算出することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、冷却用熱交換器3には、複数のターボ冷凍機5、31が並列に接続されているが、これに限らず、複数の冷却用熱交換器3の各々とターボ冷凍機5の各々とが1対1に接続されたものでも構わない。また、ターボ冷凍機は、並列に接続されているものとしたが、これに限られるものではなく、直列に接続しても良い。図11は、直列接続した場合の変形例のガスタービンプラント40を示している。この場合には、直列に接続された各ターボ冷凍機をターボ冷凍ユニット41として、これら直列に接続された複数のターボ冷凍ユニット41でターボ冷凍機42が構成されるものとして取り扱えば良い。すなわち、ターボ冷凍機制御装置7(32)は、各ターボ冷凍ユニット41に制御信号を出力して稼動制御する一方、インバータ無しの場合には、複数のターボ冷凍ユニット41で構成されたターボ冷凍機42全体として、計算により、あるいは、実験により、図4に示す負荷−成績係数特性と、図5に示す負荷−動力特性とを求め、これら求めた特性に基づいて制御を実施すれば良い。また、インバータ有りの場合でも同様に、複数のターボ冷凍ユニット41で構成されたターボ冷凍機42全体として、計算により、あるいは、実験により、図9に示す負荷−成績係数特性と、図10に示す負荷−動力特性とを求め、これら求めた特性に基づいて制御を実施すれば良い。ターボ冷凍ユニット41を直列接続して構成していることで、直列接続された複数のターボ冷凍ユニット41により冷水を効果的に冷却して、該冷水により対象気体の冷却をより効果的に行うことができる。なお、本変形例では、全てのターボ冷凍機を、複数のターボ冷凍ユニットによる直列接続構造としたが、これに限るものではなく、一部のターボ冷凍機のみ、複数のターボ冷凍ユニットによる直列接続構造としても良い。
また、本発明は、新設のガスタービンプラントのみ適用される技術ではなく、既設のガスタービンプラントにも適用可能である。すなわち、既設のガスタービンプラントとして、ガスタービン2及びガスタービン制御装置7(32)が備えられ、場合によってはターボ冷凍機5(31、42)が備えられている。そして、ここに新たに同一仕様のターボ冷凍機5(31、42)を設置し、ターボ冷凍機5(31、42)の設置数を複数にするとともに、各ターボ冷凍機5(31、42)を制御するターボ冷凍機制御装置7(32)を設置する。このようにして、再構築された図1、図6、図11に示すようなガスタービンプラント1、30、40では、既設のガスタービンプラントと比較して、複数のターボ冷凍機5(31、42)によって効率的かつ効果的に吸気冷却を行って出力増大を図ることができる。
1、30、40 ガスタービンプラント
2 ガスタービン
5、31、42 ターボ冷凍機
7、32 ターボ冷凍機制御装置
13 エンタルピー差演算手段
15、33 稼働台数決定手段
16、34 駆動指令手段
31 インバータターボ冷凍機(ターボ冷凍機)
34b 稼動台数判断手段
41 ターボ冷凍ユニット

Claims (15)

  1. 複数のターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機制御装置であって、
    取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算手段と、
    前記エンタルピー差を前記ターボ冷凍機の定格冷却能力で除算して、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼働台数決定手段と、
    算出された前記エンタルピー差及び前記稼働台数から、複数の前記ターボ冷凍機のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力を算出する駆動指令手段と、
    を備えていることを特徴とするターボ冷凍機制御装置。
  2. 前記駆動指令手段は、前記必要冷凍能力を、各前記ターボ冷凍機間で均等となるように算出することを特徴とする請求項1に記載のターボ冷凍機制御装置。
  3. 複数のインバータターボ冷凍機であるターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機制御装置であって、
    取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算手段と、
    前記ターボ冷凍機の成績係数が最大となるときの負荷を最適負荷とし、このときの冷凍能力を最適能力としたとき、前記エンタルピー差と前記最適能力とから、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼動台数決定手段と、
    算出された前記エンタルピー差及び前記稼動台数から、複数の前記ターボ冷凍機の最終稼動台数及びそれぞれに割り当てる最終冷凍機負荷を算出する駆動指令手段と、
    を備えていることを特徴とするターボ冷凍機制御装置。
  4. 前記稼動台数決定手段が、前記エンタルピー差を前記最適負荷時の冷凍能力で除算して、小数点以下の端数が生じたときにはこれを繰上げ処理して前記稼動台数を算出し、
    前記駆動指令手段が、前記ターボ冷凍機を前記稼動台数にて前記最適負荷よりも低い負荷で運転させるか、又は、前記稼動台数よりも1台少ない台数にて前記最適負荷よりも高い負荷で運転させるかを判断する稼動台数判断手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のターボ冷凍機制御装置。
  5. 前記稼動台数決定手段にて算出された前記稼動台数に基づき算出される冷凍機負荷を第一負荷、前記稼動台数より1台少ない台数に基づき算出される冷凍機負荷を第二負荷とし、前記第一負荷のときの各冷凍機動力を第一動力、前記第二負荷のときの各冷凍機動力を第二動力とするとき、
    前記稼動台数判断手段が、前記第二動力よりも前記第一動力が小さいときには、前記第一負荷を前記最終冷凍機負荷とし、前記第二動力よりも前記第一動力が大きいときには、さらに前記エンタルピー差と合計冷凍機能力との大小比較に基づき、前記第一負荷又は前記第二負荷の何れかを前記最終冷凍機負荷とすることを特徴とする請求項4に記載のターボ冷凍機制御装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のターボ冷凍機制御装置と、
    該ターボ冷凍機制御装置にて算出された前記稼動台数及び前記必要冷凍能力に基づき駆動される複数のターボ冷凍機と、
    これら複数のターボ冷凍機によって冷却された前記対象気体が吸入されるガスタービンと、
    を備えていることを特徴とするガスタービンプラント。
  7. 請求項3から5の何れか一つに記載のターボ冷凍機制御装置と、
    該ターボ冷凍機制御装置にて算出された最終的な稼動台数及び前記最終的な冷凍機負荷に基づき駆動される複数のターボ冷凍機と、
    これら複数のターボ冷凍機によって冷却された前記対象気体が吸入されるガスタービンと、
    を備えていることを特徴とするガスタービンプラント。
  8. 前記ガスタービンの要求出力に基づいて前記冷却目標温度を算出する冷却目標温度設定手段を備えることを特徴とする請求項6または7に記載のガスタービンプラント。
  9. 前記ターボ冷凍機の少なくとも一つが、それぞれ前記対象気体を冷却するための冷水を冷却可能な複数のターボ冷凍ユニットが直列に接続されて構成されていることを特徴とする請求項6から8の何れか一つに記載のガスタービンプラント。
  10. 既設である前記ガスタービンに対して前記ターボ冷凍機及び前記ターボ冷凍機制御装置を追設することで請求項6から9の何れか一つに記載のガスタービンプラントを構築することを特徴とする既設ガスタービンプラントの再構築方法。
  11. 複数のターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機の制御方法であって、
    取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算工程と、
    前記エンタルピー差を前記ターボ冷凍機の定格冷却能力で除算して、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼働台数決定工程と、
    算出された前記エンタルピー差及び前記稼働台数から、複数の前記ターボ冷凍機のそれぞれに割り当てる必要冷凍能力を算出する駆動指令工程と、
    を備えていることを特徴とするターボ冷凍機制御方法。
  12. 前記駆動指令工程では、前記必要冷凍能力を、各前記ターボ冷凍機間で均等となるように算出することを特徴とする請求項11に記載のターボ冷凍機制御方法。
  13. 複数のインバータターボ冷凍機であるターボ冷凍機を制御するターボ冷凍機の制御方法であって、
    取得した対象気体の温度及び湿度情報、並びに、設定された冷却目標温度に基づいて、前記対象気体の現在の温度と前記冷却目標温度との間のエンタルピー差を算出するエンタルピー差演算工程と、
    前記ターボ冷凍機の成績係数が最大となるときの負荷を最適負荷とし、このときの冷凍能力を最適能力としたとき、前記エンタルピー差と前記最適能力とから、前記対象気体の温度を前記冷却目標温度とするのに必要な前記ターボ冷凍機の稼動台数を算出する稼動台数決定工程と、
    算出された前記エンタルピー差及び前記稼動台数から、複数の前記ターボ冷凍機の最終稼動台数及びそれぞれに割り当てる最終冷凍機負荷を算出する駆動指令工程と、
    を備えていることを特徴とするターボ冷凍機制御方法。
  14. 前記稼動台数決定工程が、前記エンタルピー差を前記最適負荷時の冷凍能力で除算して、小数点以下の端数が生じたときにはこれを繰上げ処理して前記稼動台数を算出し、
    前記駆動指令工程が、前記ターボ冷凍機を前記稼動台数にて前記最適負荷よりも低い負荷で運転させるか、又は、前記稼動台数よりも1台少ない台数にて前記最適負荷よりも高い負荷で運転させるかを判断する稼動台数判断工程を備えていることを特徴とする請求項13に記載のターボ冷凍機制御方法。
  15. 前記稼動台数決定工程にて算出された前記稼動台数に基づき算出される冷凍機負荷を第一負荷、前記稼動台数より1台少ない台数に基づき算出される冷凍機負荷を第二負荷とし、前記第一負荷のときの各冷凍機動力を第一動力、前記第二負荷のときの各冷凍機動力を第二動力とするとき、
    前記稼動台数判断工程が、前記第二動力よりも前記第一動力が小さいときには、前記第一負荷を前記最終冷凍機負荷とし、前記第二動力よりも前記第一動力が大きいときには、さらに前記エンタルピー差と合計冷凍機能力との大小比較に基づき、前記第一負荷又は前記第二負荷の何れかを前記最終冷凍機負荷とすることを特徴とする請求項14に記載のターボ冷凍機制御方法。
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