JP2011033120A - 貯槽とローリー車とを接続するためのジョイント器具 - Google Patents

貯槽とローリー車とを接続するためのジョイント器具 Download PDF

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Abstract

【課題】液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽と、ローリー車を接続するジョイントを提供する。
【解決手段】貯槽のバルブにフランジ接続可能な塩化ビニル樹脂製の管A、ローリーのジョイントノズルに接続可能な塩化ビニル樹脂製の管B、管Bと管Aとを接続するためのソケットCを有し、管Aは貯槽側にフランジ継手14を有し且つローリー車側に雄ネジ2が形成されており、管Bは貯槽側に外向きフランジ9を有しており、ソケットCは塩化ビニル樹脂製の短管5と該短管5の外周に嵌め被せられた金属製の円環4とからなるものであり、短管5のローリー車側に形成されていている内向きフランジ7と管Bの外向きフランジ9が係合可能になっており、短管5の貯槽側の内面に前記管Aの雄ネジ2に螺合可能な雌ネジ8が形成されていてソケットCと管Aとが螺合可能になっているジョイント器具。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽と、ローリー車と、を接続するためのジョイント器具に関する。
塩酸(濃度35%程度の濃厚塩酸水溶液)等をタンクに充填した輸送用タンクローリー車から工場等に設置された貯槽に移送するために、ローリー車のジョイントノズルと、貯槽の外側に設置されたバルブとを接続する必要(特許文献1)がある。塩酸等は強い腐食性を示すので、管継手等の材質に関して種々の提案がなされている。
例えば、特許文献2には、質量%で、C:0.001〜0.2%、Si:0.01〜2.5%、Mn:0.1〜2%、Cu:0.1〜1%、Mo:0.001〜1%、Sb:0.01〜0.2%、P:0.05%以下、S:0.05%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、かつ、耐酸腐食性指数AIが、AI≧0である耐塩酸腐食性および耐硫酸腐食性に優れた低合金鋼が記載されている。
また、特許文献3には、Crを14〜23重量%、Moを15〜24重量%、Taを1.1〜3重量%、Feを6重量%以下、Mnを3重量%以下、Siを0.3重量%以下、Cを0.1重量%以下、Pを0.3重量%以下、Sを0.3重量%以下、Coを5重量%以下、Vを0.5重量%以下、及びNiを残量含むNi基合金が記載されている。
特開平7−76400号公報 特開2003−213367号公報 特開2003−4171号公報
本発明の目的は、液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽と、ローリー車と、を接続するためのジョイント器具を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、塩化ビニル樹脂製の短管の外周に金属製円環を嵌め被せてなるソケットを用いて塩酸貯槽側の塩化ビニル樹脂製の管と塩酸ローリー車側の塩化ビニル樹脂製の管とを接続したところ、液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩に対して耐食性が高く、これら液体の移送に好適であることを見出した。そこで、この知見に基づいてさらに検討し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽と、ローリー車と、を接続するためのジョイント器具であって;
貯槽外側に設置されたバルブにフランジ接続可能な管A、ローリー車側のジョイントノズルに接続可能な管B、および 管Bと管Aとを接続するためのソケットCを有し;
管Aは、塩化ビニル樹脂製の管であり、貯槽側の端にフランジ継手を有し、且つローリー車側の端に雄ネジが形成されており;
管Bは、塩化ビニル樹脂製の管であり、ローリー車側の端にローリー車のジョイントノズルと接続可能な継手を有し、且つ貯槽側の端に外向きフランジを有しており;
ソケットCは、塩化ビニル樹脂製の短管と該短管の外周に嵌め被せられた金属製の円環とからなるものであり、短管のローリー車側の端に内向きフランジが形成されていて該内向きフランジと管Bの外向きフランジが係合可能になっており、且つ短管の貯槽側の内面に前記管Aの雄ネジに螺合可能な雌ネジが形成されていてソケットCと管Aとが螺合可能になっており;そして、
管BをソケットCに挿入し、ソケットCの内向きフランジと管Bの外向きフランジとを係合させ、次いでソケットCを管Aに螺合させることによって、管Aのローリー車側の端面とソケットCの内向きフランジとの間に管Bの外向きフランジを締着できるようになっている、ジョイント器具 である。
本発明のジョイント器具は、液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩に対して耐食性が高く、これら液体の移送に好適である。
ローリー車と貯槽との接続状態全体を示す概念図。 本発明のジョイント器具の一例を示す透視概念図。 本発明のジョイント器具の管Aと管Bとの接続手順の一例を示す斜視概念図。
以下に、本発明を図面を参照しながら説明する。なお、本発明は図示した実施形態に制限されるものではない。本発明の技術的範囲において、修正、変更、追加、または省略した実施形態も本発明に包含される。
図1は、ローリー車と貯槽との接続状態全体を示す概念図;図2は、本発明のジョイント器具の一例を透視した概念図;図3は、本発明のジョイント器具の管Aと管Bとの接続手順の一例を斜視した概念図である。図2中の破線はそれぞれの内部構造を示している。
本発明のジョイント器具は、図1に示すように液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽12と、ローリー車11のジョイントノズル13と、を接続するための器具100である。
本発明のジョイント器具100は、貯槽外側に設置されたバルブにフランジ接続可能な管Aと、ローリー車側のジョイントノズルに接続可能な管Bとを有する。
図示された管Aは、貯槽側の端からローリー車側の端までの内径がほぼ同じ円管である。管Aは、貯槽側の端にフランジ継手14を有し、ローリー車側の端に雄ネジ2が形成されている。この雄ネジ2にスクリューキャップを螺合することで管Aのローリー車側開口を塞ぐことができる。管Aは塩化ビニル樹脂製、好ましくは硬質塩化ビニル樹脂製である。フランジ継手14によって貯槽外側に設置されたバルブ15にフランジ接続できる。
図示された管Bは、貯槽側の端からローリー車側の端までの内径がほぼ同じ円管である。管Bは塩化ビニル樹脂製、好ましくは硬質塩化ビニル樹脂製である。
管Bは、ローリー車側の端にローリー車のジョイントノズルと接続可能な継手3を有し、貯槽側の端に外向きフランジ9を有する。外向きフランジ9のローリー車側の面にはOリングなどのパッキング輪を嵌め入れることができる。パッキング輪は塩化ビニル樹脂製、好ましくは軟質塩化ビニル樹脂製である。
図示されたソケットCは、塩化ビニル樹脂製の短管5と該短管の外周に嵌め被せられた金属製の円環4とからなる。短管5のローリー車側の端に内向きフランジ7が形成されている。該内向きフランジ7の貯槽側の面と管Bの外向きフランジ9のローリー車側の面が対向して、内向きフランジ7と外向きフランジ9とが係合可能になっている。短管5の貯槽側の内面に前記管Aの雄ネジ2に螺合可能な雌ネジ8が形成されてソケットCと管Aとを螺合可能になっている。
本発明のジョイント器具は、図3(a)および(b)に示すように、先ず、管BをソケットCに挿入し、ソケットCの内向きフランジと管Bの外向きフランジとを係合させる。次いで、図3(b)および(c)に示すように、ソケットCを管Aに螺合させることによって、管Aのローリー車側の端面とソケットCの内向きフランジとの間に管Bの外向きフランジを締着できるようになっている。円環4の外周面には、締め付け工具を引っ掛けるための突起6が複数設けられている。そして、工具を突起6に掛けて、ソケットCを回すことができる。金属製円環4によって短管5が補強されているので、螺合による締め付け力を強くしすぎた場合でも、ソケットCや管Bの破損を防止できる。
管Aのローリー車側の端面と管Bの外向きフランジの貯槽側の面の間にパッキング輪を嵌め入れることができる。パッキング輪は塩化ビニル樹脂製、好ましくは軟質塩化ビニル樹脂製である。
このようにして、液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽12と、ローリー車11と、を接続することができる。
100:ジョイント器具
11:ローリー車
12:貯槽
13:ローリー車ジョイントノズル
14:フランジ継手
15:弁

Claims (1)

  1. 液体塩素または塩酸、次亜塩素酸若しくはそれらの塩を貯蔵する貯槽と、ローリー車と、を接続するためのジョイント器具であって;
    貯槽外側に設置されたバルブにフランジ接続可能な管A、ローリー車側のジョイントノズルに接続可能な管B、および 管Bと管Aとを接続するためのソケットCを有し;
    管Aは、塩化ビニル樹脂製の管であり、貯槽側の端にフランジ継手を有し、且つローリー車側の端に雄ネジが形成されており;
    管Bは、塩化ビニル樹脂製の管であり、ローリー車側の端にローリー車のジョイントノズルと接続可能な継手を有し、且つ貯槽側の端に外向きフランジを有しており;
    ソケットCは、塩化ビニル樹脂製の短管と該短管の外周に嵌め被せられた金属製の円環とからなるものであり、短管のローリー車側の端に内向きフランジが形成されていて該内向きフランジと管Bの外向きフランジが係合可能になっており、且つ短管の貯槽側の内面に前記管Aの雄ネジに螺合可能な雌ネジが形成されていてソケットCと管Aとが螺合可能になっており;そして、
    管BをソケットCに挿入し、ソケットCの内向きフランジと管Bの外向きフランジとを係合させ、次いでソケットCを管Aに螺合させることによって、管Aのローリー車側の端面とソケットCの内向きフランジとの間に管Bの外向きフランジを締着できるようになっている、ジョイント器具。
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CN105508763A (zh) * 2016-01-28 2016-04-20 瑞富工程技术(常州)有限公司 真空绝热管道剑鞘式接插连接器及密封联接方法

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