JP2011033047A - Lock nut and fastening structure thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、緩み止めに用いられるロックナットおよびその締結構造に関する。 The present invention relates to a lock nut used for locking and a fastening structure thereof.
複数のナットにより緩み止めを行うものとして、従来ダブルナットが用いられている。これは、同一形状の2つのナットならなり、一方のナットを被締結部材に強固に螺着締結した後に、他方のナットを一方のナットに締め付けるようにして螺着締結していた。
また、特許文献1の公報記載のダブルナットは、従来のダブルナットを改良したものとして提案されていた。
さらに、本発明者は、既に特許文献2の公報記載のロックナットを提案している。これは、3つのナットを組み合わせて緩み止めが行われるものである。
Conventionally, a double nut is used to prevent loosening with a plurality of nuts. This consists of two nuts having the same shape, and after one nut is firmly screwed and fastened to the fastened member, the other nut is screwed and fastened to one nut.
Moreover, the double nut of
Furthermore, this inventor has already proposed the lock nut described in the publication of
従来のダブルナットは、単一のナットのみの締結よりもむしろ緩み易い場合がしばしばあった。これはダブルナットの締結状態において、図11に示す如く、上側(外側)のナット10の雌ネジの面とボルト7の雄ネジ16の面とのみが実質的に接触し、下側のナット10の雌ネジの面とボルトの雄ネジ16の面とは実質的に接触しないからである。
即ち、図11の状態は、図10に示す1つのナット10の上面に他のナットを締結固定したものである。図10においては、ナット10を雄ネジ16に螺着することにより、雄ネジ16の軸が上方に引き伸ばされて、ナット10の雌ネジの上面側のみが雄ネジ16の下面に圧接する。
このような状態で図11の如く、外側の他のナット10を内側ナット10に締結すると、外側ナット10によりボルトの軸が上方に引き伸ばされる。すると内側ナット10の雌ネジとボルト7の雄ネジ16との接触面が離反する。その結果、雄ネジ16と内側ナット10の雌ネジとは接触しなくなり、緩みに対して両者間の摩擦抵抗が全く利用できなくなる。そのため内側ナット10は回転し易くなり、緩み止め効果がなくなるものである。
Conventional double nuts were often easy to loosen rather than a single nut only. In the state where the double nut is fastened, as shown in FIG. 11, only the surface of the female screw of the upper (outer)
That is, in the state of FIG. 11, another nut is fastened and fixed to the upper surface of one
In this state, when the
なお、図12のダブルナット構造は、ボルト7の雄ネジ16に被締結部材とは無関係に2つのナットが締結固定(被締結部材と内側ナット10とが接触しない)されたものであり、この状態でダブルナット構造はロック効果が極めて強い。何故ならば、外側ナット10と内側ナット10とが互いにボルト7を逆向きに引っ張り合うと共に、両ナットが互いに反発方向に移動可能であるから、外側ナット10と雄ネジ16とが接触すると共に、内側ナット10と雄ネジ16とも接触するからである。なお、本発明は、後述の如く、このダブルナットの原理を利用している。
これに対し、図11のように内側ナット10の上下両面に圧接力が加わったときは、内側ナット10は、何れの方向にも移動できないため、内側ナット10の雌ネジとボルト7の雄ネジ16とは実質的に接触しなくなる。その結果の緩み止め効果は疎外されることは明らかである。このことは特公昭60−249718号公報に提案されたダブルナットにおいても同様である。
In the double nut structure of FIG. 12, two nuts are fastened and fixed to the
On the other hand, when a pressing force is applied to both the upper and lower surfaces of the
次に、特許第2613537号の3つのナットを利用したものは、緩み止め効果が極めて高いものである。これは、3つのナットを使用し、最下段のナットにより被締結部材を締結すると共に、上段2つのナットは、図12の作用が生じ、強力なダブルナット効果を果たさせると共に、最下段のナットとこのダブルナットとの間に緩み止め方向に係合する係合部を設け、最下段のナットの緩み止めを確実に行うようにしたものである。その緩み止め実験においても、強固な締結状態を維持した。
しかしながら、この3つのナットを使用する従来のものは次の欠点がある。
互いに係合する最下段のナットと中間のナットとは、その平面に形成された各爪が係合した状態でボルトに取付ける必要があり、その作業が極めて面倒であった。
そこで、本発明は係る課題を解決することを目的とし、二つのナットを一体化し且つ、ロック効果の高いものを提供するものである。
Next, the thing using the three nuts of Japanese Patent No. 2613537 has a very high locking effect. This is because three nuts are used and the fastened member is fastened by the lowermost nut, and the upper two nuts produce the action of FIG. An engaging portion that engages in the locking direction is provided between the nut and the double nut, so that the bottom nut is securely locked. Even in the loosening prevention experiment, a strong fastening state was maintained.
However, the conventional one using these three nuts has the following drawbacks.
The lowermost nut and the intermediate nut that are engaged with each other need to be attached to the bolt in a state where the claws formed on the plane are engaged, and the operation is extremely troublesome.
In view of the above, the present invention aims to solve such problems, and provides one having two nuts integrated and having a high locking effect.
請求項1に記載の本発明は、横断面外周が多角形に形成され、軸線S上にネジ孔(4)が形成されたナット本体(3)を有するロックナットにおいて、
そのナット本体(3)に、互いに軸線方向に離間して少なくとも一対の第1スリット(1)と第2スリット(2)とが、それぞれ前記ネジ孔(4)の軸線に交差し、その第1スリット(1)が前記外周の一端側から他端側に前記ネジ孔(4)を横断するように形成されると共に、第2スリット(2)が他端側から一端側に前記ネジ孔(4)を横断するよう形成され、その第1スリット(1)と第2スリット(2)とが軸線方向に部分的に重なるように配置されて、そのナットに圧縮力が加わったとき、両スリット(1)(2)の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたロックナットである。
The present invention as set forth in
At least a pair of the first slit (1) and the second slit (2) spaced apart from each other in the axial direction cross the axis of the screw hole (4), and the nut main body (3) intersects the axis of the screw hole (4). A slit (1) is formed so as to cross the screw hole (4) from one end side to the other end side of the outer periphery, and a second slit (2) is formed from the other end side to the screw hole (4 ), The first slit (1) and the second slit (2) are arranged so as to partially overlap in the axial direction, and when the compression force is applied to the nut, both slits ( 1) A lock nut configured such that the gap in (2) is elastically reduced in the axial direction.
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
横断面外周が六角形に形成され、前記外周の互いに180度離間した一端側の平面から他端側の平面に向けて、第1スリット(1)が形成され、第2スリット(2)が他端側の平面から一端側の平面に向けて形成され、各スリット(1)(2)が、前記軸線Sを横断すると共に、両スリット(1)(2)の先端の各スリット端(1a)(2a)が、前記一端側および他端側の各平面に平行に形成され、
両スリット(1)(2)が互いに近接して位置され、それら両スリット(1)(2)間に一対の平面略弧状の薄片部(13)が形成され、圧縮荷重によりその薄片部(13)が弾性変形するように形成されたロックナットである。
The present invention according to
The outer periphery of the cross section is formed in a hexagonal shape, and a first slit (1) is formed from a plane on one end side of the outer periphery that is 180 degrees apart from a plane on the other end side, and the second slit (2) is the other. Each slit (1) (2) crosses the axis S, and each slit end (1a) at the tip of both slits (1) (2) is formed from the end side plane toward the one end side plane. (2a) is formed in parallel to each plane on the one end side and the other end side,
Both the slits (1) and (2) are positioned close to each other, and a pair of planar arcuate thin pieces (13) are formed between the two slits (1) and (2), and the thin pieces (13 ) Is a lock nut formed to be elastically deformed.
請求項3に記載の本発明は、請求項1において、
前記第1スリット(1)と第2スリット(2)と、第3スリット(5)とが軸線方向に互いに離間し且つ、周方向に等間隔に配置され、そのナットに圧縮力が加わったとき、各スリット(1)(2)(5)の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたたロックナットである。
The present invention according to
When the first slit (1), the second slit (2), and the third slit (5) are spaced apart from each other in the axial direction and are equally spaced in the circumferential direction, and a compression force is applied to the nut The lock nut is configured such that the gap between the slits (1), (2), and (5) is elastically reduced in the axial direction.
請求項4に記載の本発明は、横断面外周が多角形に形成され、軸線上にネジ孔(4)が形成されたナット本体(3)を有するロックナットにおいて、
ナット本体(3)の外周の軸線方向の中間に、軸線の回りに連続した螺旋状の螺旋スリット(6)が、その外周の回りの360度以上に、前記ネジ孔(4)を横断するように形成され、そのナットに圧縮力が加わったとき、螺旋スリット(6)の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたロックナットである。
The present invention as set forth in
In the middle of the outer periphery of the nut body (3) in the axial direction, a spiral spiral slit (6) continuous around the axis crosses the screw hole (4) at 360 degrees or more around the outer periphery. The lock nut is configured such that when a compression force is applied to the nut, the gap of the spiral slit (6) is elastically reduced in the axial direction.
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいずれかのロックナット(11)を、ボルト(7)に螺着して被締結材(8)(9)が締結され、そのロックナットの外側に通常ナット(10)を重ねてボルト(7)に螺着して、ロックナットが圧縮されるように構成されたロックナットの締結構造である。 According to a fifth aspect of the present invention, the material to be fastened (8) (9) is fastened by screwing the lock nut (11) of any of the first to fourth aspects to the bolt (7), This is a lock nut fastening structure in which a normal nut (10) is overlapped on the outside of the lock nut and screwed to a bolt (7) to compress the lock nut.
請求項1に記載の本発明のロックナットは、両スリット1,2が前記ネジ孔4を横断するよう形成され且つ、両スリット1,2 が軸線方向に部分的に重なるように配置されて、そのナットに圧縮力が加わったとき、両スリット1,2 の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたから、
図6に示す如く、ボルト7を介して、そのロックナットを通常のナット10と被締結部材8との間に締結したとき、ロックナット11の上下両面に圧縮力が加わり、その第1スリット1より上側部分(上半分)は、上面からの加圧により、下方に移動して、ネジ孔の下傾斜面と雄ネジ16の上傾斜面とが接触面14となる。ロックナット11の下側部分(下半分)は、下面からの加圧により、相対的に上方に移動(事実上、通常のナットの作用と同一)して、ネジ孔の上傾斜面と雄ネジ16の下傾斜面とが接触面14となる。そして、ロックナット11の上半分も下半分も共にボルト7に咬着して、その摩擦力により緩むことがない。これが成立する理由は、隙間の変形により、ロックナット11の上半分は下方に移動でき、下半分は上方に相対移動できるからである。そして、ナット10とロックナット11の上半分は、図12に示す、強固なダブルナット構造となる。また、下半分は上半分と一体であるため、緩むことがないと共に、その下半分自体もボルト7と強固に摩擦接触している。
次に、このロックナット11は一つの部材からなるので、取り扱い易く、迅速にボルトに締結することができる。
The lock nut of the present invention according to
As shown in FIG. 6, when the lock nut is fastened between the
Next, since the
請求項2に記載の発明は、両スリット1,2 が互いに近接して位置され、それら両スリット1,2間に一対の平面略弧状の薄片部13が形成され、圧縮荷重によりその薄片部13が弾性変形できるように形成されたから、ロックナットがより円滑に軸線方向に圧縮変形され、緩み止め効果が向上する。
請求項3に記載の発明は、三つのスリット1,2,5が軸線方向に離間し且つ、周方向に等間隔に配置されているから、軸線方向の弾性的な圧縮変形が、より円滑に行われ、ロック効果が高いものとなる。
According to the second aspect of the present invention, the
In the invention according to
請求項4に記載の発明は、ナット本体3の外周の軸線方向の中間に、軸線の回りに連続した螺旋状の螺旋スリット6が、その外周の回りの360度以上に、前記ネジ孔4を横断するように形成されたから、軸線方向の弾性圧縮変形が、さらに円滑に行われ、ロック効果が高いものとなる。
請求項5に記載の発明のロックナットの締結構造によれば、上記ロックナットの存在により、取り扱い性が良く、緩みにくい締結構造となる。
According to a fourth aspect of the present invention, in the middle of the outer periphery of the
According to the lock nut fastening structure of the invention described in
次に、図面に基づいて本発明のロックナット11の実施例につき説明する。
Next, an embodiment of the
図1は、本ロックナット11の平面図であり、図2はその正面図である。
このロックナット11は、そのナット本体3が六角ナットであって、軸線S上にネジ孔4を有する。そして、その外周面に上下一対の第1スリット1,第2スリット2が軸方向に近接して形成されている。第1スリット1は、六角の一平面から180度離れた他方の平面にネジ孔4を丁度横断しきるように形成され、そのスリット端1aが他方の外周面12の平面に平行に形成されている。同様に第2スリット2は、他方の平面から一方の平面にネジ孔4を丁度横断しきるように形成され、その結果、第2スリット2のスリット端2aと第1スリット1のスリット端1aとの間に薄片部13が形成されている。この薄片部13は、平面において一対の略円弧状(外周が山形・内周が円弧)に形成されている。
FIG. 1 is a plan view of the
The
このロックナット11の材質としては、ステンレス鋼材、真鍮材、アルミ材、その他の金属材料或いは、プラスチック材料で形成できる。
第1スリット1の幅は、螺着されるネジのバックラッシュ(軸方向のガタ)を超える幅であればよい。そのバックラッシュは、通常0.1〜0.2mm程度である。
そこで、第1スリット1,第2スリット2の最小幅は0.1〜0.2mmとし、最大はその2倍の0.2〜0.4mmとすることが理想である。しかしながら、加工ツール等の関係でスリット幅を細くすることが難しい場合は、その幅を0.5〜1.2mmとすることができる。
The
The width | variety of the
Therefore, it is ideal that the minimum width of the
なお、加工は刃物によるスリット加工の他、レーザーによるスリット加工を行ってもよい。さらには、樹脂ナットの場合には成形により、そのスリットを一体形成することも可能である。
次に、第1スリット1と第2スリット2との軸方向の間隔は、そこに生じる薄片部13の弾性変形が可能な値とすることができる。材質にもよるが、一例として0.5〜2.0mm程度とすることができる。
In addition, the processing may be slit processing with a laser in addition to slit processing with a blade. Furthermore, in the case of a resin nut, the slit can be integrally formed by molding.
Next, the axial interval between the
(作用)
図1及び図2(A)に示すロックナットの上下両面に、図2(B)の如く圧縮力を加えると、弾性変形して、第1スリット1,第2スリット2の隙間が狭まる。即ち、各第1スリット1,第2スリット2の各スリット入口1b, 2bの隙間が、各スリット端1a、2aよりも縮小する。さらに加圧力を加えると、図2(C)の如く、各スリット入口1b,2b側の隙間が殆ど無くなると共に、両第1スリット1,2の重なり部分に形成された薄片部13が偏平なS字状に弾性変形する。
このようなロックナット11で、図3〜図5に示す如く、通常のボルト7と通常のナット10とを用い、一対の被締結部材8,9締結する場合に付き述べる。
(Function)
When a compressive force is applied to the upper and lower surfaces of the lock nut shown in FIGS. 1 and 2A as shown in FIG. 2B, it is elastically deformed and the gap between the
As shown in FIGS. 3 to 5, such a
被締結部材8,9には、予め整合するボルト挿通孔が形成されており、そこにボルト7を挿通し、先ず、そのボルト7の雄ネジ16に本発明のロックナット11のみを螺着締結する。このときの締結状態は、図10における通常のナット10と同一である。次いで、そのロックナット11の上側(外側)に通常のナット10を雄ネジ16に螺着締結する。この状態を示したのが図5及び図6である。するとナット10の締結力により、ロックナット11の上面が下方に押圧される。すると、第1スリット1,第2スリット2の隙間が弾性的に変形すると共に、薄片部13が弾性変形する。そして、第1スリット1,第2スリット2より上方のロックナット11の上半分が下方に移動し、その内ネジの下側が雄ネジ16の上側に圧接する。それと共に、ボルト7部分が引き伸ばされる。
The bolted
その結果、ロックナット11の上半分とナット10との間に強力なダブルナット効果が形成される。
何故ならば、外側ナット10とロックナット11の上半分とが互いにボルト7を逆向きに引っ張り合うと共に、両ナットが互いに反発方向に移動可能であるから、外側ナット10と雄ネジ16とが圧接すると共に、ロックナット11の上半分と雄ネジ16とも圧接するからである。
次に、ロックナット11の下半分は、被締結部材8の押圧力により上方に押さえられて相対的に上方に移動する。その下半分の雌ネジの上面とボルト7の雄ネジ16の下面との間に接触部14が形成され、そこが圧接する。その結果、ロックナット11の上半分、下半分共にボルト7に咬着され且つ、ナット10とロックナット11の上半分との間にダブルナット効果が生じて緩むことがない。このことは、本発明者の振動実験で確かめられている。
As a result, a strong double nut effect is formed between the upper half of the
This is because the
Next, the lower half of the
これは、本発明の第1スリット1,第2スリット2及び薄片部13の弾性変形の作用によるものである。即ち、その弾性変形がロックナット11の上半分の下方への相対移動と、下半分の上方への相対移動とを可能にするからである。
This is due to the elastic deformation of the
次に、図7及び図8は、本発明の第2の実施の形態を示し、この例は第1スリット1と第2スリット2と第3スリット5とが互いに周方向に120度離間し、一例として1つのコーナーから直径線まで形成されてものである。そして、各第1スリット1,第2スリット2,第3スリット5間が近接し、それらの間に薄片部13が形成されたものである。
各スリットの幅及び薄片部13の幅は、前記実施例1と同様に形成される。
Next, FIGS. 7 and 8 show a second embodiment of the present invention. In this example, the
The width of each slit and the width of the
次に、図9はナット本体3の軸方向中間位置に螺旋状の螺旋スリット6を形成したものである。
この螺旋スリット6は、ネジ孔を横断して周方向に360度以上形成されている。この例では、周方向に400度〜600度程度形成されている。
実施例2の作用及び、実施例3の作用も実施例1のそれと同一である。
Next, FIG. 9 shows that a spiral spiral slit 6 is formed at an intermediate position in the axial direction of the
The spiral slit 6 is formed at 360 degrees or more in the circumferential direction across the screw hole. In this example, it is formed about 400 to 600 degrees in the circumferential direction.
The operation of the second embodiment and the operation of the third embodiment are the same as those of the first embodiment.
1 第1スリット
1a スリット端
1b スリット入口
2 第2スリット
2a スリット端
2b スリット入口
3 ナット本体
4 ネジ孔
5 第3スリット
5a スリット端
6 螺旋スリット
1 First slit
1a Slit end
2a Slit end
5a Slit end 6 Spiral slit
7 ボルト
8,9 被締結部材
10 ナット
11 ロックナット
12 外周面
13 薄片部
14 接触部
15 非接触部
16 雄ネジ
7
10 nuts
11 Lock nut
12 Outer surface
13 Thin section
14 Contact area
15 Non-contact part
16 Male thread
Claims (5)
そのナット本体(3)に、互いに軸線方向に離間して少なくとも一対の第1スリット(1)と第2スリット(2)とが、それぞれ前記ネジ孔(4)の軸線に交差し、その第1スリット(1)が前記外周の一端側から他端側に前記ネジ孔(4)を横断するように形成されると共に、第2スリット(2)が他端側から一端側に前記ネジ孔(4)を横断するよう形成され、その第1スリット(1)と第2スリット(2)とが軸線方向に部分的に重なるように配置されて、そのナットに圧縮力が加わったとき、両スリット(1)(2)の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたロックナット。 In a lock nut having a nut body (3) in which the outer periphery of the cross section is formed in a polygon and the screw hole (4) is formed on the axis S,
At least a pair of the first slit (1) and the second slit (2) spaced apart from each other in the axial direction cross the axis of the screw hole (4), and the nut main body (3) intersects the axis of the screw hole (4). A slit (1) is formed so as to cross the screw hole (4) from one end side to the other end side of the outer periphery, and a second slit (2) is formed from the other end side to the screw hole (4 ), The first slit (1) and the second slit (2) are arranged so as to partially overlap in the axial direction, and when the compression force is applied to the nut, both slits ( 1) A lock nut configured such that the gap in (2) is elastically reduced in the axial direction.
横断面外周が六角形に形成され、前記外周の互いに180度離間した一端側の平面から他端側の平面に向けて、第1スリット(1)が形成され、第2スリット(2)が他端側の平面から一端側の平面に向けて形成され、各スリット(1)(2)が、前記軸線Sを横断すると共に、両スリット(1)(2)の先端の各スリット端(1a)(2a)が、前記一端側および他端側の各平面に平行に形成され、
両スリット(1)(2)が互いに近接して位置され、それら両スリット(1)(2)間に一対の平面略弧状の薄片部(13)が形成され、圧縮荷重によりその薄片部(13)が弾性変形するように形成されたロックナット。 In claim 1,
The outer periphery of the cross section is formed in a hexagonal shape, and a first slit (1) is formed from a plane on one end side of the outer periphery that is 180 degrees apart from a plane on the other end side, and the second slit (2) is the other. Each slit (1) (2) crosses the axis S, and each slit end (1a) at the tip of both slits (1) (2) is formed from the end side plane toward the one end side plane. (2a) is formed in parallel to each plane on the one end side and the other end side,
Both the slits (1) and (2) are positioned close to each other, and a pair of planar arcuate thin pieces (13) are formed between the two slits (1) and (2), and the thin pieces (13 ) Is a lock nut formed to be elastically deformed.
前記第1スリット(1)と第2スリット(2)と、第3スリット(5)とが軸線方向に互いに離間し且つ、周方向に等間隔に配置され、そのナットに圧縮力が加わったとき、各スリット(1)(2)(5)の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたたロックナット。 In claim 1,
When the first slit (1), the second slit (2), and the third slit (5) are spaced apart from each other in the axial direction and are equally spaced in the circumferential direction, and a compression force is applied to the nut A lock nut configured such that the gap between the slits (1), (2) and (5) is elastically reduced in the axial direction.
ナット本体(3)の外周の軸線方向の中間に、軸線の回りに連続した螺旋状の螺旋スリット(6)が、その外周の回りの360度以上に、前記ネジ孔(4)を横断するように形成され、そのナットに圧縮力が加わったとき、螺旋スリット(6)の隙間が軸線方向に弾性的に縮小するように構成されたロックナット。 In the lock nut having a nut body (3) in which the outer periphery of the cross section is formed in a polygon and the screw hole (4) is formed on the axis,
In the middle of the outer periphery of the nut body (3) in the axial direction, a spiral spiral slit (6) continuous around the axis crosses the screw hole (4) at 360 degrees or more around the outer periphery. The lock nut is formed so that when the compression force is applied to the nut, the gap of the spiral slit (6) is elastically reduced in the axial direction.
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