JP2011032562A - バレルめっき装置 - Google Patents

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Seiichi Matsumoto
誠一 松本
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】洗浄効率の高いバレルめっき装置を提供する。
【解決手段】バレルめっき装置1は、略筒状で回転可能に構成され、内部に被めっき物61の集合体が収容されるバレル10と、挿入構造体30と、を備える。そして、挿入構造体30は、被めっき物61の集合体の内部に直接洗浄液を噴出する噴出機構を備える。被めっき物61の集合体の内部に直接洗浄液を噴出するため、集合体内部にある被めっき物61の洗浄が可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、バレルめっき装置に関する。特にチップ型電子部品の製造に用いられるバレルめっき装置に関する。
積層セラミックコンデンサなどのチップ型電子部品にめっきを施す際に用いられるめっき装置として、回転型のバレルめっき装置がある。
このバレルめっき装置を用いてめっきを行う場合には、まずバレル内部に、チップ型電子部品等の被めっき物とスチールボール等の導電性媒体物とを収容する。そして、槽内にNiやSn等のめっきすべき金属からなる陽極を浸漬させた状態で、バレルをめっき槽に浸漬させる。そして、バレルを回転させつつ、陰極と陽極との間に直流電流を流す。陽極からはめっきすべき金属がめっき液中に溶出する。バレル内では、負に帯電した陰極電極部が導電性媒体物に接触し、さらに導電性媒体物が被めっき物に接触することにより、被めっき物表面の導電性の部分が負に帯電して、めっき皮膜が析出する。
ところで、めっきを行った後に、被めっき物を洗浄する必要がある。被めっき物の洗浄が不十分である場合には、被めっき物に残渣が付着し、外観上や特性上の劣化を招くおそれがある。そのため、様々な洗浄機構が提案されている。
例えば特許文献1では、図5のように、噴出口108の先端から噴出させた純水等の洗浄液107が、バレル101内に流入する。そして、流入した洗浄液107がバレル101内に残留しためっき処理液をバレル外部に洗い流す。そして、洗浄液107とともに洗い出されためっき処理液104が、バレル直下の槽103内へと落下する機構が開示されている。
特開平1−100300号公報
特許文献1に開示の機構は、バレルの外側から洗浄液を噴出させるものである。したがって、バレル内に大量の被めっき物が収容される場合、洗浄液が被めっき物の集合体の内部と接触しにくいため、洗浄が不十分になってしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、洗浄効率の高いバレルめっき装置を提供することを目的とする。
本発明に係るバレルめっき装置は、略筒状で回転可能に構成され、内部に被めっき物の集合体が収容されるバレルと、前記被めっき物の集合体の内部に直接洗浄液を噴出する噴出機構と、を備えることを特徴としている。
本発明では、被めっき物の集合体の内部に直接洗浄液を噴出するため、集合体内部にある被めっき物の洗浄が可能となる。
また、本発明では、前記バレル内に挿入される陰極機構を備え、前記噴出機構が前記陰極機構の周囲に形成されることが好ましい。
この場合、陰極機構の周囲の被めっき物を直接洗浄することができる。そのため、洗浄効率が向上する。
また、本発明では、前記噴出機構は、前記陰極機構の周囲に形成される外芯と、前記外芯に形成される噴出口と、前記陰極機構と前記外芯との間の空間で構成される経路と、を備え、前記洗浄液は前記経路を通って前記噴出口から噴出することが好ましい。
この場合、バレル内に新たな構成部材を設けないので、構造を簡素にすることが可能となる。
また、本発明に係るバレルめっき装置は、略筒状で回転可能に構成されるバレルと、前記バレル内に挿入される陰極機構と、前記陰極機構に接するように形成され、前記被めっき物に洗浄液を噴出する噴出機構と、を備えることを特徴としている。
この場合、噴出機構が陰極機構に接するように形成されているため、被めっき物の集合体内部に洗浄液を直接噴出することが可能となる。
また、本発明では、前記噴出機構は、前記陰極機構の周囲に形成されることが好ましい。
この場合、省スペース化が可能となる。噴出機構の構造が強度的に安定する。また、陰極機構の一部が被覆されるため、陰極機構の耐久性が向上する。
上述したように、本発明のバレルめっき装置は、被めっき物の集合体の内部に直接洗浄液を噴出する噴出機構を備えている。そのため、集合体内部の被めっき物の効率的な洗浄が可能である。
本発明のバレルめっき装置の断面図である。 本発明の挿入構造体の拡大断面図である。 本発明のバレルめっき装置の使用時の断面図である。 本発明のバレルの使用時の断面図である。 従来のバレルめっき装置を示す図である。
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るバレルめっき装置の断面図である。図1におけるバレル10、挿入口20、および挿入構造体30は、バレル10の回転軸を含む面で破断して示している。
バレルめっき装置1は、バレル10と、挿入口20と、挿入構造体30と、を備えている。バレル10は断面が六角形の筒状であり、その少なくとも一部がめっき液を透過させるように、穴が形成されたアクリルやメッシュ等の材質からなっている。バレル10の端面には挿入口20が取り付けられており、バレル10は挿入口20により回転可能に支持されている。バレルの端面とは、バレルの筒の底面にあたる二つの面を指す。本実施形態では、バレル10の中心軸と回転軸が一致しているが、中心軸と回転軸が異なっていてもよい。また、バレル10の形状は略筒状であればよく、断面が六角形のものに限定されない。
挿入構造体30は、バレル10の端面から、バレル10内に挿入されている。すなわち、構造挿入体30は、バレル10の回転軸と略同心となる位置から、挿入口20を貫通している。挿入構造体30は、略水平に延びた後、下方に向かって曲がり、さらに再び水平方向に曲がる構造になっている。
図2は挿入構造体30の拡大断面図である。挿入構造体30は、陰極機構40と、噴出機構50と、を備える。噴出機構50は、陰極機構40に接するように形成されている。
陰極機構40は、外側が外芯51により絶縁被覆されている陰極導入部41と、絶縁被覆されていない陰極電極部42と、を備える。
噴出機構50は、陰極機構40の周囲に形成されている。そして、噴出機構50は、外芯51と、噴出口52と、経路53と、を備えている。外芯51は、陰極導入部41の周囲に形成されている。そして、外芯51は、陰極導入部41との間に空隙が生じるように形成されている。噴出口52は、外芯51に形成されており、外芯51を貫通している。噴出口52は、外芯51に複数形成されている。噴出口52の直径は、被めっき物や導電性媒体物が経路に流れ込まないように、被めっき物や導電性媒体物の直径よりも小さくしておくことが好ましい。経路53は、陰極機構40と、外芯51との間の空間で構成されている。洗浄液は、経路53を通って噴出口52から噴出する。
図3に、本発明のバレルめっき装置の使用時の断面図を示す。図3は、バレル10の回転軸を含む面の断面図である。
バレル10は、チップ状電子部品などの被めっき物61とスチールボール等の導電性媒体物62とを収容している。被めっき物61はバレル10に複数収納されており、被めっき物の集合体を構成している。そして、槽71に貯留された洗浄液72に浸漬されている。バレル10には、被めっき物の集合体の内部に挿入構造体30が位置するような量を収容する。
被めっき物を洗浄する工程においては、バレル10を回転させながら、洗浄中に噴出口から洗浄液を噴出させて洗浄を行う。洗浄液の噴出の方向を図中の太矢印で示す。洗浄液には、純水等を使用する。導電性媒体物62は、洗浄時にはなくともよい。
また、図4は、図3のバレルのA−A断面図である。
バレル10内には、陰極電極部41と外芯51との間の空間で構成されている経路53が存在している。洗浄液は経路53を通って、図中の太矢印の方向に噴出される。
図4から明らかなように、バレル10が図中の細矢印の回転方向で回転した場合、被めっき物61の集合体もバレルに追随して回転する。被めっき物の集合体の内部は、回転しても外部の洗浄液と接触しない。本発明では、被めっき物61の集合体の内部に直接洗浄液を噴出する。そのため、被めっき物の効率的な洗浄が可能である。陰極電極部41や外芯51は、被めっき物の集合体の内部の中心に近いところに位置していることが好ましい。
[実施例]
本発明のバレルめっき装置は、以下のように作製可能である。
バレルは例えば幅が250mm、側面の対角寸法が150mmの六角筒状である。バレルには、めっき液を透過させる穴が形成されており、材質はアクリルである。
外芯51の外径は5mmで、内部は空洞である。そして、外芯51の材質は絶縁性のゴムである。また、陰極導入部41の外径は3mmである。そして、陰極導入部41の材質は銅である。陰極電極部42の外径は3mmであり、長さは20mmである。陰極電極部42の材質は真鍮である。噴射口の開口径52は0.2mmであり、被めっき物と接触する範囲に5mm間隔で形成されている。
上記バレルに、被めっき物と導電性媒体物を収容することで、洗浄が可能である。被めっき物の大きさは例えば3.2×1.6×1.6mmで、2000個収容できる。導電性媒体物の直径は2.5mmであり、1400mlの体積に相当する量を収容する。バレルの回転数は例えば6rpmとすることで、良好に洗浄することが可能である。
1 バレルめっき装置
10 バレル
20 挿入口
30 挿入構造体
40 陰極機構
41 陰極導入部
42 陰極電極部
50 噴出機構
51 外芯
52 噴出口
53 経路
61 被めっき物
62 導電性媒体物
71 槽
72 洗浄液
101 バレル
103 槽
104 めっき処理液
107 洗浄液
108 噴出口

Claims (5)

  1. 略筒状で回転可能に構成され、内部に被めっき物の集合体が収容されるバレルと、
    前記被めっき物の集合体の内部に直接洗浄液を噴出する噴出機構と、
    を備えるバレルめっき装置。
  2. 前記バレル内に挿入される陰極機構を備え、前記噴出機構が前記陰極機構の周囲に形成される、請求項1に記載のバレルめっき装置。
  3. 前記噴出機構は、前記陰極機構の周囲に形成される外芯と、前記外芯に形成される噴出口と、前記陰極機構と前記外芯との間の空間で構成される経路と、を備え、前記洗浄液は前記経路を通って前記噴出口から噴出する、請求項1または2に記載のバレルめっき装置。
  4. 略筒状で回転可能に構成されるバレルと、
    前記バレル内に挿入される陰極機構と、
    前記陰極機構に接するように形成され、前記被めっき物に洗浄液を噴出する噴出機構と、
    を備える、バレルめっき装置。
  5. 前記噴出機構は、前記陰極機構の周囲に形成される、請求項4に記載のバレルめっき装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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