JP2011032014A - 原料搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ等の駆動手段を用いることなく螺旋体を所定量回転させることで、定量の原料粉末を搬出可能とする。
【解決手段】螺旋体の回転により原料収容容器10内の粉末原料を原料放出口から搬送放出する原料搬出装置1において、螺旋体と同軸的に設けられたピニオンギヤ16と、本体に往復移動自在に保持され、ピニオンギヤと噛み合い可能に設けられたラック20と、これらの噛み合いを制御するラック移動規制手段とを備え、ラック移動規制手段は、粉末原料を放出する方向のみ螺旋体を回転させるようにラック20をピニオンギヤ16に噛み合わせる。
【選択図】図6

Description

本発明は、粉末原料を一定量を搬出することを可能とする原料搬出装置に関する。
従来より、飲料製造装置において飲料原料として粉末原料を採用している場合、当該粉末原料は、原料収納容器内に収納され、この原料収納容器の底面近傍に奥方から排出口に向けて延在している粉排出機構によって粉の排出制御が行われる。
例えば、特許文献1の原料搬出装置では、原料収納容器の下部に螺旋体が設けられ、この螺旋体の一端側に原料出口が構成され、他端に設けられたモータによって螺旋体の回転駆動が行われ、当該回転量を制御することで、粉の排出制御が行われていた。
特開平6−251237号公報
しかしながら、上述した如き原料搬出装置では、モータの駆動時間などによって螺旋体の回転量を制御していた。そのため、手動による定量搬出を行うことができず、原料搬出装置には、電源手段を備えることが必須であった。
そのため、装置自体の構造が複雑となり、コストの高騰を招来する。特に、複数種類の原料を搬出可能とする原料搬出装置では、原料の種類毎に螺旋体を回転駆動させるためのモータが必要となり、より装置が複雑となる。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、モータ等の駆動手段を用いることなく螺旋体を所定量回転させることで、定量の原料粉末を搬出可能とする原料搬出装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の原料搬出装置は、本体に設けられて粉末原料を収容する原料収容容器と、この原料収容容器の下部に設けられた螺旋体と、この螺旋体の一端側に形成された原料放出口とを備え、螺旋体の回転により、原料収容容器内の粉末原料を原料放出口に搬送して放出するものであって、螺旋体に同軸的に設けられたピニオンギヤと、本体に往復移動自在に保持され、ピニオンギヤに噛み合い可能に設けられたラックと、このラックが往復移動する際のこのラックとピニオンギヤとの噛み合いを制御するラック移動規制手段とを備え、このラック移動規制手段は、原料放出口より粉末原料を放出する向きに螺旋体を回転させる方向にラックが移動する場合のみ、このラックをピニオンギヤに噛み合わせることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、ラック移動規制手段は、ラック、又は、本体のうちの何れか一方に形成され、ピニオンギヤからの距離が異なる第1及び第2の溝と、他方に設けられた係合片とを有し、両溝は端部において連続しており、ラックが往動する際、係合片は第1の溝内を移動し、復動する際には第2の溝内を移動するよう構成され、係合片が両溝のうちの何れか一方の溝内を移動する場合のみ、ラックはピニオンギヤに噛み合うことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記発明において、ラックは、本体より突出して設けられ、付勢手段により常時突出した状態に付勢されており、この付勢手段に抗して本体内に押し込むことで、往復移動が可能とされていることを特徴とする。
請求項4の発明は、上記発明において、ラックが本体内に押し込まれて往動する際、係合片は両溝のうちの他方の溝内を移動し、端部まで押し込まれた後、付勢手段の付勢力により復動する際、係合片は一方の溝内を移動することを特徴とする。
請求項5の発明は、上記各発明において、ラック移動規制手段は、ラックがピニオンギヤに噛み合って移動している途中において、このラックとピニオンギヤとの噛み合いを強制的に解除する搬出量調整手段を有し、この搬出量調整手段は、ラックの移動方向において位置変更可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、本体に設けられて粉末原料を収容する原料収容容器と、この原料収容容器の下部に設けられた螺旋体と、この螺旋体の一端側に形成された原料放出口とを備え、螺旋体の回転により、原料収容容器内の粉末原料を原料放出口に搬送して放出する原料搬出装置であって、螺旋体に同軸的に設けられたピニオンギヤと、本体に往復移動自在に保持され、ピニオンギヤに噛み合い可能に設けられたラックと、このラックが往復移動する際のこのラックとピニオンギヤとの噛み合いを制御するラック移動規制手段とを備え、このラック移動規制手段は、原料放出口より粉末原料を放出する向きに螺旋体を回転させる方向にラックが移動する場合のみ、このラックをピニオンギヤに噛み合わせることにより、ラックを往復移動させることで、ピニオンギヤにより粉末原料を放出する方向に所定量だけ回転させることができ、粉末原料の定量搬出を実現することができる。
特に、本願発明によれば、ラックは手動によって往復動させることにより、ピニオンギアをこれと噛み合うラックの寸法(ラックの歯が形成されている部分の寸法)によって定量分だけ螺旋体を回転させて原料放出口から定量の粉末原料を放出させることが可能となる。このため、格別にモータ等を用いて螺旋体の回転時間の制御を行うことなく定量の粉末原料の放出が可能となる。これにより、電動部材を用いることなく所定量の粉末原料の放出が可能となり、装置全体の構造を簡素化することができると共に、電源が確保できない場所であっても設置することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、ラック移動規制手段は、ラック、又は、本体のうちの何れか一方に形成され、ピニオンギヤからの距離が異なる第1及び第2の溝と、他方に設けられた係合片とを有し、両溝は端部において連続しており、ラックが往動する際、係合片は第1の溝内を移動し、復動する際には第2の溝内を移動するよう構成され、係合片が両溝のうちの何れか一方の溝内を移動する場合のみ、ラックはピニオンギヤに噛み合うこととするため、簡単な構造にて、ラックの往復移動により、当該ラックと噛み合わされるピニオンギアを、原料放出口より粉末原料を放出する向きに螺旋体を回転させる方向にのみ回転させることができる。
請求項3の発明によれば、上記発明に加えて、ラックは、本体より突出して設けられ、付勢手段により常時突出した状態に付勢されており、この付勢手段に抗して本体内に押し込むことで、往復移動が可能とされているので、付勢手段に抗して手動にてラックを本体側に押し込むことで往動させ、これを離すことで付勢手段の付勢力によってラックを本体側から吐出させる復動を実現することができる。これにより、操作性の向上を図ることができる。
請求項4の発明によれば、上記発明に加えて、ラックが本体内に押し込まれて往動する際、係合片は両溝のうちの他方の溝内を移動し、端部まで押し込まれた後、付勢手段の付勢力により復動する際、係合片は一方の溝内を移動するため、ラックが復動する際に当該ラックとピニオンギアとを噛み合わせ原料放出口より粉末原料を放出する向きに螺旋体を回転させるものとしている場合、ラックの移動によって、係合片を往動時に位置する他方の溝内の端部にまで移動し一方の溝内に移動しない限り、ラックとピニオンギアとを噛み合わせしない構造とすることができる。
これにより、ラックの移動が所定量行われず、係合片が往動時に位置する他方の溝内のみを移動する場合には、ピニオンギアを回転させることができずに、粉末原料の放出が行われないこととなる。従って、確実にラックを所定量移動させた場合にのみ、粉末原料の放出を可能とすることで、粉末原料の定量搬出を確実なものとすることができる。
請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて、ラック移動規制手段は、ラックがピニオンギヤに噛み合って移動している途中において、このラックとピニオンギヤとの噛み合いを強制的に解除する搬出量調整手段を有し、この搬出量調整手段は、ラックの移動方向において位置変更可能とされているので、搬出量調整手段によって、ラックとピニオンギアとの噛み合いを任意の位置にて強制的に解除させることが可能となり、任意の量を設定して定量搬出を実現することが可能となる。
粉末トッピング装置の斜視図である。 図1の粉末トッピング装置の縦断側面図である。 原料搬出装置の側面図である。 原料搬出装置の上後方斜視図である。 付勢部材を取り外した状態の正面図である。 図5の斜視図である。 図5の平面図である。 原料収納容器の断面図である。 前板部を省略した状態のラックと係合片(固定部材を含む)の正面図である。 図9の右側面図である。 図10のA−A断面図である。 図11のB−B断面図である。 係合片の軌道変更状態の原料搬出装置の正面図である。 係合片が第1の溝上部にまで移動した状態の原料搬出装置の正面図である。 図14の前板部を省略した状態のラックと係合片(固定部材を含む)の後方斜視図である。 係合片が第2の溝上部に嵌合された状態の原料搬出装置の正面図である。 図16の前板部を省略した状態のラックと係合片(固定部材を含む)の後方斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の原料搬出装置1を採用した粉末トッピング装置Sの実施の形態について詳細に説明する。図1は粉末トッピング装置Sの斜視図、図2は粉末トッピング装置Sの縦断側面図をそれぞれ示している。本実施例における粉末トッピング装置Sは、例えば飲食店などに設置されて器に盛りつけられた飲料やデザートの上からココアやきなこ、ミルクパウダーやバニラパウダー、チョコレートパウダー、更には、フルーツなどのフレーバーパウダーなどの粉末原料を定量排出する装置である。尚、本実施例では、粉末トッピング装置Sを例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、飲料の主とした粉末原料、例えば、インスタントコーヒー等の飲料粉末であっても良いものとする。
この粉末トッピング装置Sの本体を構成する筐体部2内に、複数の原料搬出装置1・・が配設されており、これら原料搬出装置1・・の下方に位置して、例えば、飲料やデザート等の盛りつけられた器(被トッピング物)7を収納する被トッピング物収納部3が構成されている。本実施例では、各図に示すように、上段に3つの原料搬出装置1・・が並設されていると共に、これと前後方向の位置がずれた状態で、下段に3つの原料搬出装置1・・が並設されている。
上段の原料搬出装置1の後述する各原料放出口13に対応する位置には、粉末案内シュート4が配置されていると共に、下段の原料搬出装置1の各原料放出口13に対応する位置には、粉末案内シュート5が配置されている。
各粉末案内シュート4、5の上端は、各原料放出口に対応する位置にて開口し、下端は、収束して被トッピング物収納部3に収納された被トッピング物7の上方に対応して開口している。尚、図において8は、被トッピング物収納部3に収納された被トッピング物7の位置を適切な位置に案内するための案内部材である。
また、粉末トッピング装置Sの本体を構成する筐体部2に、階段状に形成された前面パネル2Bが、開閉自在、若しくは、着脱自在に取り付けられており、内部に収納された各原料搬出装置1の粉末原料の補充、交換を可能とする。尚、図1において前面パネル2Bに設けられた9・・は、各原料搬出装置1を構成する原料収納容器10内の残量を透視可能とする窓部である。
以下、図3乃至図8を参照して本発明の原料搬出装置1について説明する。図3は原料搬出装置1の側面図、図4は原料搬出装置1の上後方斜視図、図5は付勢部材としてのコイルバネ38を取り外した状態の正面図、図6は図5の斜視図、図7は図5の平面図、図8は原料収納容器10の断面図をそれぞれ示している。
原料搬出装置1は、上面を開口した矩形状の原料収納容器10を備えており、内部に粉末原料が収納される。尚、本実施例では、原料収納容器10内に収容される粉末原料の残量を、前記窓部9を介して透視可能とすべく、内部を透視可能な透明材料にて構成されている。そして、原料収納容器10は、上面開口が開閉自在の蓋11にて閉塞されている。
原料収納容器10の後下端部には、後方に所定寸法だけ延在して構成される筒状の原料放出部12が形成され、当該後端部は開放された原料放出口13とされる。そして、この原料収容容器10の底面近傍(下部)には、当該原料放出口13から前方に延在する螺旋体15が取り付けられている。
この螺旋体15は、回動軸15Aの周囲に螺旋状に回転羽根15Bが設けられており、この外径寸法は、原料放出部12の内径寸法と略きっちり(回動可能に略きっちり)とされ、その一端側は、原料放出口13に進入している。螺旋体15の他端側は、原料収納容器10の外側にまで延在して設けられ、その端部には、当該螺旋体15と同軸的にピニオンギア16が設けられている。
そのため、後述する如くピニオンギア16が回動されることにより、螺旋体15は、回動軸15Aを中心に回転し、回転羽根15B間に充填された粉末原料は、順次原料放出口13に搬送され、この原料放出口13より放出される。
螺旋体15の上方には、当該螺旋体15と略平行に延在して撹拌軸17が回動自在に取り付けられている。この撹拌軸17は後端(原料放出口13側)が原料収納容器10側面に回動自在に取り付けられており、前端(ピニオンギア16側)は、外側にまで延在して設けられその端部には、ピニオンギア16の歯と噛み合わさって回動する撹拌用歯車18が撹拌軸17と同軸的に設けられている。尚、この撹拌軸17には、原料収納容器10内に収容された粉末原料が固化することでブリッジが形成されることを防止するための撹拌用の撹拌用部材19が設けられている。
次に、ピニオンギア16の回動機構について説明する。各原料搬出装置1は、粉末トッピング装置Sの筐体部2内に設けられた搬出装置取付部材30により着脱自在に筐体部2内に配設される。搬出装置取付部材30は、複数、本実施例では3つの原料搬出装置1を並設可能とされており、図4に示すように、各搬出装置1を下方から支持する支持板部31と、当該支持板部31の前端に固定され筐体部2の前面パネル2Bに対向して起立して設けられる前板部32とから構成されている。そして、原料収納容器10に設けられるピニオンギア16は、搬出装置取付部材30の前板部32に往復移動自在に保持されたラック20により回転可能とされる。
支持板部31は、図4に示すようにその両側縁部が上方に起立したフランジ31Aとして形成されており、後縁部(原料放出口13側端部)が上方に起立形成された後、その上端が内方に向けて折曲形成された後部フランジ31Bとして形成されている。この後部フランジ31Bの後面には、内部に収容される原料搬出装置1の原料放出部12を挿通可能とする切欠31Cが形成されている。更に、この後部フランジ31Bの上面前縁部には、原料搬出装置1の原料収納容器10後部(原料放出口13側)を支持する保持部31Dが形成されている。
一方、支持板部31の前端に固定される前板部32は、上縁部が前方(外方)に向けて略直角に折曲された上フランジ32Aが形成されており、下縁部は、後方(内方)に向けて略直角に折曲された下フランジ32Bが形成されている。この下フランジ32Bは、支持板部31の前部上面に重合されて固定されており、その後端は、上方に起立して形成される原料搬出装置1の保持部33が構成されている。そして、この前板部32の下部には、内部に収納される原料搬出装置1のピニオンギア16を挿通可能とする切欠32Cが形成されている。これにより、原料搬出装置1が搬出装置取付部材30(本体)に取り付けられた状態で、ピニオンギア16は、前板部32の前方に突出して設けられる(図6参照)。
そして、前板部32の前方に位置してこのピニオンギア16と噛み合わせ可能にラック20が設けられる。具体的には、前板部32の上フランジ32Aには、ラック20の上部を挿通可能とする挿通孔34が形成されている。また、前板部32の下面には下板部35が当接して設けられ、その前端は、少なくとも上フランジ32Aの挿通孔34の前縁よりも前方に位置し、且つ、上フランジ32Aの前端よりも後方に位置して設けられ、その後端は、図3に示すように支持板部31の前部に固定されている。そして、この下板部35にもラック20の下部を挿通可能とする挿通孔36が形成されている(図6参照)。
これにより、ラック20は、下板部35の下方からその上端を挿通孔36、挿通孔34と順次挿通させる。そして、ラック20の下端部に固定された付勢部材取付部37に付勢部材としてのコイルバネ38の一端を係止させると共に、その他端を前板部32の上フランジ32Aの前端に形成された付勢部材取付部39に係止させる。コイルバネ38は、常時縮退する方向に付勢されている。
また、このラック20の上部には、所定範囲にて長手方向に延在する長孔21が形成されている。ラック20が面接触する前板部32には、係合部材22が設けられており、当該長孔21をガイドとして、係合部材22を中心にラック20が往復移動可能とされている。本実施例において、当該係合部材22は、前板部32の内面に固定される係合片23(詳細は後述する)を下端に持つ固定部材24を螺合するネジ部材により固定される。
長孔21は、当該係合部材22がコイルバネ38の縮退位置から所定の伸張位置にまで移動可能な範囲に形成される。これにより、ラック20は、常時縮退する方向に付勢されたコイルバネ38によって、その上部が所定寸法だけ常時突出した状態に付勢されると共に、このコイルバネ38の付勢力に抗してラック20の上部を長孔21の上縁部が係合部材22に突き当たるまでの範囲で押し込むことが可能となる。従って、ラック20は、所定の範囲で、搬出装置取付部材30(本体)に往復移動自在に設けられる。
また、本実施例では、ピニオンギア16の歯と噛み合わせられるラック20の歯20Aは、ピニオンギア16側の側面に長手方向に延在して所定寸法形成されている。そして、上記コイルバネ38の他端が係止される付勢部材取付部39は、図5に示すように、ラック20とピニオンギア16との接触位置よりもピニオンギア16の軸側に位置して設けられると共に、コイルバネ38の一端が係止されるラック20の下端部に設けられる付勢部材取付部37は、よりピニオンギア16から離間した位置に設けられる。そのため、ラック20は、係合部材22を中心に時計方向に回動するようにして、ピニオンギア16側に付勢されている。
ここで、往復移動するラック20の当該ラック20の歯20Aと、ピニオンギア16との噛み合いを制御するラック移動規制手段について図9乃至図12を参照して説明する。図9は前板部32を省略した状態のラック20と係合片23(固定部材24を含む)の正面図、図10は図9の右側面図、図11は図10のA−A断面図、図12は図11のB−B断面図をそれぞれ示している。
本実施例におけるラック移動規制手段は、ラック20側に形成される溝25、26と、本体、この場合、搬出装置取付部材30を構成する前板部32側に設けられた係合片23とから構成される。
前板部32の内面側には、上述したように固定部材24によって係合片23が設けられている。固定部材24は、図10に示すように下方に向けて開口する断面略コ字状に折曲形成された弾性体、この場合、板バネ材料にて構成されており、一面が前板部32側に当接して、上記の如く係合部材22を介して固定される。他面は、下方に所定寸法延在して構成され、その下端には、前板部32側に突出して形成される係合片23が設けられている。固定部材24は、弾性体で構成されているため、係合片23は、前板部32側に常時付勢される。
この係合片23は、各溝25、26、上下貫通孔28、29の移動を円滑とすべく、ラック20内を移動する前端部は、その断面が上端がピニオンギア16側に所定角度にて傾斜されて形成されている。
ここで、前板部32の当該係合片23に対応する位置には、係合片23を前板部32の前方に位置するラック20側に突出させるための係合片用貫通孔32Dが形成されている。従って、本体側に設けられた係合片23は、当該係合片用貫通孔32Dを介して図6に示すように所定寸法だけラック20側に突出して設けられる。
一方、ラック20の前板部32側(係合片23側)の面には、ピニオンギア16からの距離が異なる第1の溝25と、第2の溝26が長手方向に延在して形成されている。これら溝25、26は、長手方向に延在する仕切壁27によって区画形成されると共に、これらの上端部及び下端部は、それぞれ貫通孔(連続部)28、29において連続して形成される。これにより、本体(前板部32内面側)からラック20側に突出して設けられた係合片23は、第1の溝25、上部貫通孔28、第2の溝26、下部貫通孔29を連続して移動可能とされる。
本実施例においてピニオンギア16に近い方(歯20A側)の溝を第1の溝25とし、ピニオンギア16から遠い方の溝を第2の溝26とする。第2の溝26は、図11及び図12に示すように(特に図12は溝26側の断面図を示している)、上部貫通孔28の下縁(溝26上縁)から下方に行くに従って徐々に溝が浅くなるように底面が高く傾斜した傾斜面26Aが形成された後、その傾斜面26Aの下端は、当該底面高さを維持した平坦面26Bとされ、その下端は、下部貫通孔29によって段差形状とされている。また、この平坦面26Bの下端及び下部貫通孔29の下縁は、上方に向けて所定角度にて傾斜して形成された係合片案内部40とされている。
また、第1の溝25は、図11に示すように、下部貫通孔29の上縁(溝25下縁)から上方に行くに従って徐々に溝が浅くなるように底面が高く傾斜した傾斜面25Aが形成された後、その傾斜面25Aの上端は、当該底面高さを維持した平坦面25Bとされ、その側端(ピニオンギア16側とは反対側端部)は、上部貫通孔28によって段差形状とされている。また、この平坦面26Bの上端及び上部貫通孔29の上縁は、一連して上方に向けて所定角度にて傾斜して形成された係合片案内部41とされている。
上述した構成により、ラック20の往復動作によってピニオンギア16を回動させ、これにより粉末原料を所定量搬出する動作について上記図5、図9乃至図12に加えて図13乃至図17を参照して説明する。図5、図9乃至図12は、ラック20の搬出待機状態を示している。
図13はラック20の搬出待機状態から係合片23の軌道変更状態の原料搬出装置1(コイルバネ38省略)正面図を示している。図14及び図15はラック20の下方への押し込み動作によって、係合片23が第1の溝25上部にまで移動した状態を示している。図14は係合片23が第1の溝25上部にまで移動した状態の原料搬出装置1(コイルバネ38省略)正面図、図15は図14の前板部32を省略した状態のラック20と係合片23(固定部材24を含む)の後方斜視図を示している。図16及び図17は係合片23が第2の溝26上部に嵌合された状態を示している。図16は係合片23が第2の溝26上部に嵌合された状態の原料搬出装置1(コイルバネ38省略)正面図、図17は図16の前板部32を省略した状態のラック20と係合片23(固定部材24を含む)の後方斜視図を示している。
粉末原料の搬出待機状態では、図3乃至図12及び上述したように、ラック20は、一端がラック20の下端部に係止され、他端が前板部32上部(本体)に係止されたコイルバネ38の付勢力によってその上端が前板部32の挿通孔34より上方に突出した状態で保持される。このとき、係合部材22は、ラック20の長孔21の下縁に当接されて、コイルバネ38の常時縮退する方向に付勢された付勢力によってそれ以上、上昇位置とされないように規制されている。また、この状態で、固定部材24の付勢力によって前方、即ち、ラック20側に常時付勢された係合片23は、ピニオンギア16側から離れた方に位置する第2の溝26の略下方に位置するラック20の下部貫通孔29内に位置し、当該係合片23の断面傾斜形状が係合片案内部40を形成する溝26の平坦面26Bの傾斜された下端縁(下部貫通孔29の上縁)に臨む位置に係止された状態とされている。
粉末原料を搬出する際には、コイルバネ38の付勢力に抗してラック20の上部を前板部32(本体)内、即ち、下方向に押し込む(往動作)。これにより、ラック20は下部貫通孔29内に位置する係合片23により、下部貫通孔29の上縁の傾斜形状に沿ってピニオンギア16側に位置する第1の溝25側に軌道が切り替わる(図13の状態)。
これにより、ラック20の下部が係合片23の係合片案内部40のガイドによってピニオンギア16から離間する方向に移動し、ラック20の歯20Aと、ピニオンギア16との噛み合わせが解除された状態とされる。
ラック20の更なる押し込み動作(往動作)によってピニオンギア16とラック20の歯20Aとの噛み合わせが解除された状態を維持しながら、係合片23は第1の溝25内に進入していき、板バネ(固定部材24)によって常時ラック20側に付勢されている係合片23は、第1の溝25の下端に形成された傾斜面25Aに沿って上昇していき、平坦面25Bに至る(図14及び図15の状態)。尚、傾斜面25Aに沿って係合片23が上昇していく過程では、仕切壁27によって第1の溝25と、第2の溝26とが区画されているため、係合片23が第1の溝25内から第2の溝26への移動が規制される。
尚、この状態で、ラック20の押し込み動作を解除した場合には、ピニオンギア16とラック20の歯20Aとが噛み合わされることなく、コイルバネ38の付勢力により、係合片23が同一の軌道、即ち、第1の溝25を辿って元の状態に戻る。
ここで、上述したようにラック20を前板部32(搬出装置取付部材30。本体)に保持しているコイルバネ38は、図6及び図14から分かるように上端がラック20とピニオンギア16との接触位置よりもピニオンギア16の軸側に位置して前板部32上端の付勢部材取付部39に係止されていると共に、下端がよりピニオンギア16から離間した位置の付勢部材取付部37に係止されている。
これにより、平坦面25Bに至った係合片23は、第1の溝25と第2の溝26とを区画する仕切壁27を超えた時点で、開放されている第2の溝26側上方に位置する上部貫通孔28側に落ち込み、係合片23の軌道が第1の溝25から第2の溝26に切り替わる。
このとき、係合片23は、前板部32側からラック20側に向けて固定部材24により付勢されて設けられているため、平坦面25Bの高さ位置から解除された状態で上部貫通孔28から前方に突出する(図16及び図17の状態)。これにより、係合片23は、前方に突出する側に付勢されているため、第1の溝25を構成する平坦面25Bへ戻ることが規制された状態となる。
そして、当該係合片23がピニオンギア16から離れた位置に形成される第2の溝26の上方に位置する上部貫通孔28内に係止されることで、コイルバネ38によりラック20全体がピニオンギア16側に付勢され、この状態で、ピニオンギア16とラック20の歯20Aとが噛み合わされる。
この状態で、係合部材22は、ラック20の長孔21の上縁に当接し、それ以上の押し込み動作が規制される。そのため、作業者がラック20の押し込み動作を解除すると、コイルバネ38の付勢力に抗する力が解除されるため、縮退する方向に付勢されたコイルバネ38の付勢力によってラック20の下端が持ち上げられ、ラック20が復動(上昇)する。
このとき、係合片23は、ピニオンギア16から離れた位置に形成される第2の溝26内に進入し、常時ラック20側に付勢されている係合片23は、第2の溝26の上端に形成された傾斜面26Aに沿って降下していき、平坦面26Bに至る。そして、コイルバネ38の付勢力によって、更にラック20が引き上げられ、平坦面26Bの下端に位置した係合片23は、下部貫通孔29内に落ち込み、図5に示すような搬出待機状態(初期状態)に戻る。
このようなラック20のコイルバネ38の付勢力による復帰動作によって、ラック20の歯20と噛み合わされたピニオンギア16は、ラック20の移動によって噛み合わされた分だけピニオンギア16を回転させる。これにより、当該ピニオンギア16と同軸的に設けられた螺旋体15が粉末原料を放出する向きに所定量だけ回転され、螺旋体15の回転羽根15B間に充填された粉末原料は原料放出口13に搬送され、当該原料放出口13から放出される。原料放出口13から放出された粉末原料は、粉末案内シュート4又は5を介して被トッピング物収納部3内に収納された被トッピング物7上に払い出される。
このように、本実施例では、搬出装置取付部材(本体)30にラック20を往復移動自在に保持し、ラック20が前板部32側(本体側)に押し込まれる往動時には、搬出装置取付部材30に固定されたピニオンギア16との噛み合いを不能とし、ラック20の復動時には、当該ピニオンギア16と噛み合わせることで、一連のラック20の往復動作によって、ピニオンギア16と同軸的に設けられ、粉末原料の放出を可能とする螺旋体15を粉末原料を放出する方向に所定量だけ回転させることができ、粉末原料の定量搬出を実現することができる。
特に、本実施例では、ラック20は手動によって往動させ、コイルバネ38の付勢力によって復動させることにより、ピニオンギア16をこれと噛み合うラック20の寸法(ラック20の歯20Aが形成されている部分の寸法)によって定量分だけ螺旋体15を回転させて原料放出口13から定量の粉末原料を放出させることが可能となる。そのため、格別にモータ等を用いて螺旋体15の回転時間の制御を行うことなく所定量の粉末原料の放出が可能となる。これにより、電動部材を用いることなく所定量の粉末原料の放出が可能となり、装置全体の構造を簡素化することができると共に、電源が確保できない場所であっても設置することが可能となる。
また、本実施例では、ピニオンギア16とこれと噛み合うラック20の寸法によって、一回の動作によって、ごく僅かの量、例えば0.2〜0.3g程度の粉末原料を定量搬出することができる。
また、本実施例では、ラック20は、コイルバネ38により、常時、前板部32の上端(本体)より上方に突出した状態に付勢されており、このコイルバネ38に抗して前板部32(本体)内に押し込むことで、往復移動が可能とされているので、操作性の向上を図ることができる。
尚、本実施例では、ラック20を手動により往動させているが、例えば、ソレノイドによって往動させても良い。これにより、従来の如く螺旋体15の回転時間を制御する必要が無くなり、粉末原料の払出指示を行うのみで、定量の粉末原料を放出でき、装置全体の構造を簡素化することができる。また、ラック20をモータにて移動させる場合であっても、ラックの往復移動を検出することにより、回転時間の制御を行うことなく、粉末原料の定量搬出を実現することもできる。
また、本実施例では、ピニオンギア16からの距離が異なると共に、両端部にて連続する第1の溝25と、第2の溝26が形成されたラック20と、本体側に設けられた係合片23によりラック移動規制手段を構成し、ラック20が往動する際、係合片23はピニオンギア16側に位置する第1の溝25内を移動し、復動する際にはピニオンギア16から離れた第2の溝26内を移動することにより、簡単な構造にて、復動する場合のみ、ピニオンギア16とラック20の歯20Aとを噛み合わせて、原料放出口13より粉末原料を放出する向きに螺旋体15を回転させる方向にのみ回転させることができる。
尚、本実施例では、第1の溝25及び第2の溝26をラック20に設け、係合片23を前板部32(本体側)に設けているが、これに限定されるものではなく、前板部32(本体側)に第1の溝及び第2の溝を形成し、ラック20に係合片を設ける構成としても良い。この場合、ラック20の往動時には、ピニオンギア16に近い側の溝を係合片が通過し、復動時には、ピニオンギア16から離れた側の溝を通過するものとする。
更に本実施例では、ラック20が前板部32内に押し込まれて往動する際に、係合片23は両溝のうちのピニオンギア16側に位置する第1の溝25内を移動し、端部まで押し込まれた後、コイルバネ38の付勢力により復動する際、係合片23は、他方のピニオンギア16から離れた位置の第2の溝26内を移動し、これにより、ラック20とピニオンギア16とを噛み合わせて、原料放出口13より粉末原料を放出する向きに螺旋体15を回転させる。この場合、係合片23を往動時に移動する第1の溝25の端部にまで移動させて、上部貫通孔28、更には、第2の溝26内に移動しない限り、ラック20とピニオンギア16との噛み合わせをしない構造とすることができる。
これにより、ラック20の往動時において、係合片23が端部に至り、上部貫通孔28に落ち込むまで、押し込み動作が充分に行われない場合には、係合片23は、第1の溝25内のみを移動することとなり、ピニオンギア16を回転させることができない構成とすることができる。
そのため、ラック20を適切な位置まで押し込まない限り、粉末原料が搬出されない構成とすることができるため、定量よりも少ない量しかピニオンギア16を回転させず、定量よりも少ない量の粉末原料が排出されてしまう不都合を解消できる。
従って、使用者にはラック20を適切な位置まで押し込むことを促すことができ、確実にラック20を所定量移動させた場合にのみ、粉末原料の放出を可能とすることで、粉末原料の定量搬出を確実なものとすることができる。
尚、各図に示すように、前板部32(本体)にラック20とピニオンギア16の噛み合いを強制的に解除する搬出量調整手段を設けても良い。即ち、本実施例において搬出量調整手段は、前板部32に設けられる搬出量調整部材46と、ラック20の下端部のピニオンギア16側に設けられる規制部材50とから構成される。
搬出量調整部材46は、下板部35の挿通孔45を挿通して前板部32の前面に、下板部35から下方への突出量を調整可能に設けられる板状部材である。搬出量調整部材46の上部には、長手方向に延在する長孔47が形成されており、当該長孔47を用いて前板部32に固定部材48により固定する位置を変更可能とすることで、下方への突出量を調整可能とされている。
そして、この搬出量調整部材46の下端部のラック20側には、下方に延出された状態で固定された際、復動途中のラック20下端が規制部材50と当接し、当該ラック20の位置を変更可能とする位置変更部49が設けられている。尚、最も搬出量調整部材46が上方に退避した位置とされた状態では、位置変更部49は、搬出待機状態のラック20下端の規制部50とは離間した位置とされるものとする。
係る構成により、搬出量調整部材46の下方への突出量を調整し、所定量だけ搬出量調整部材46を下板部35の下方に延在させる。このとき、搬出量調整部材46は、前板部32に対して、下方がラック20の下部に近接する方向に傾斜して固定されている。
そのため、上述した如くコイルバネ38の付勢力によってラック20は、係合片23がピニオンギア16から離れた側の第2の溝26内を傾斜面26A及び平坦面26Bを当接しながら通過することにより、ラック20の歯20Aがピニオンギア16側に押圧され、噛み合わせられた状態で復動されるが、ラック20が復動される過程で、その下端に設けられた規制部材50が搬出量調整部材46の下端に設けられた位置変更部49と当接し、第2の溝26の平坦部26Bと当接過程にある係合片23は、第1の溝25側に強制的に位置が変更される。
これによって、それまでピニオンギア16と噛み合わせられていたラック20は、噛み合わせられない位置に強制的に解除される。これにより、搬出量調整部材46が下方に突出して設けられていない場合と比べて、ピニオンギア16の回転量を強制的に減少させることができる。即ち、当該搬出量調整部材46の下方への突出量の調整によって、任意にピニオンギア16の回転量を減少させることができ、当該ピニオンギア16の回転によって定量の粉末原料の搬送を行う螺旋体15の回転量をも減少させることができる。従って、搬出量調整部材46によって、ラック20とピニオンギア16との噛み合いを任意の位置にて強制的に解除させることが可能となり、格別に、ラック20自体の歯数を変更することなく、任意の量を設定して定量搬出(搬送量の微調整)を実現することが可能となる。
S 粉末トッピング装置
1 原料搬出装置
2 筐体部
3 被トッピング物収納部
4、5 粉末案内シュート
7 被トッピング物
10 原料収納容器
12 原料放出部
13 原料放出口
15 螺旋体
15A 回動軸
15B 回転羽根
16 ピニオンギア
20 ラック
21 長孔
22 係合部材
23 係合片
24 固定部材
25 26 溝
25A、26A 傾斜面
25B、26B 平坦面
27 仕切壁
28、29 貫通孔
30 搬出装置取付部材
31 支持板部
31A フランジ
31B 後部フランジ
31D 保持部
32 前板部
33 保持部材
34、36 挿通孔
35 下板部
37、39 付勢部材取付部
38 付勢部材(コイルバネ)
40、41 係合片案内部
46 搬出量調整部材
47 長孔

Claims (5)

  1. 本体に設けられて粉末原料を収容する原料収容容器と、該原料収容容器の下部に設けられた螺旋体と、該螺旋体の一端側に形成された原料放出口とを備え、前記螺旋体の回転により、前記原料収容容器内の粉末原料を前記原料放出口に搬送して放出する原料搬出装置において、
    前記螺旋体に同軸的に設けられたピニオンギヤと、
    前記本体に往復移動自在に保持され、前記ピニオンギヤに噛み合い可能に設けられたラックと、
    該ラックが往復移動する際の当該ラックと前記ピニオンギヤとの噛み合いを制御するラック移動規制手段とを備え、
    該ラック移動規制手段は、前記原料放出口より前記粉末原料を放出する向きに前記螺旋体を回転させる方向に前記ラックが移動する場合のみ、当該ラックを前記ピニオンギヤに噛み合わせることを特徴とする原料搬出装置。
  2. 前記ラック移動規制手段は、前記ラック、又は、本体のうちの何れか一方に形成され、前記ピニオンギヤからの距離が異なる第1及び第2の溝と、他方に設けられた係合片とを有し、
    前記両溝は端部において連続しており、前記ラックが往動する際、前記係合片は前記第1の溝内を移動し、復動する際には前記第2の溝内を移動するよう構成され、前記係合片が前記両溝のうちの何れか一方の溝内を移動する場合のみ、前記ラックは前記ピニオンギヤに噛み合うことを特徴とする請求項1に記載の原料搬出装置。
  3. 前記ラックは、前記本体より突出して設けられ、付勢手段により常時突出した状態に付勢されており、当該付勢手段に抗して前記本体内に押し込むことで、前記往復移動が可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の原料搬出装置。
  4. 前記ラックが前記本体内に押し込まれて往動する際、前記係合片は前記両溝のうちの他方の溝内を移動し、端部まで押し込まれた後、前記付勢手段の付勢力により復動する際、前記係合片は前記一方の溝内を移動することを特徴とする請求項3に記載の原料搬出装置。
  5. 前記ラック移動規制手段は、前記ラックが前記ピニオンギヤに噛み合って移動している途中において、当該ラックとピニオンギヤとの噛み合いを強制的に解除する搬出量調整手段を有し、該搬出量調整手段は、前記ラックの移動方向において位置変更可能とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の原料搬出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011230856A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Sanyo Electric Co Ltd 原料搬出装置
JP2011230857A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Sanyo Electric Co Ltd 原料搬出装置
CN115385119A (zh) * 2022-08-24 2022-11-25 上饶市中帆金属有限公司 用于铜镁合金生产的原料配比装置

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