JP2011031193A - スケール除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量の洗浄液を用いることなく陰極に生成されたスケールを除去でき、貯水槽内の水が洗浄液で汚染されないようにするスケール除去装置を提供する。
【解決手段】ポンプ8の駆動によって、洗浄液回収タンク9内の洗浄液30が吸引され、洗浄液流出部6内に導入される。洗浄液流出部6内に導入された洗浄液30は、複数の穴6aから滴下され、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に添加される。その洗浄液30によって陰極4の露出面に生成されたスケールは、その露出面に添加された洗浄液30によって溶解する。そして、その洗浄液30は、洗浄液流出部6より下方に配置された洗浄液収集部7により拭い取られ、洗浄液収集部7の溝部7aを通って洗浄液回収タンク9に流れ込み回収される。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、電極を用いて活性酸素種を生成するときに、陰極の表面に生成されるスケールを除去するスケール除去装置に関するものである。
従来、食塩水を電気分解するときに電極に生成されるスケールの防止方法として、直流電圧の正逆切り替えの際にアノード室側の電極に電気分解時の電圧より低い電圧を短時間印加して、アノード室の残存する水素イオンを除去し、スケールの発生を防止する方法がある(例えば、特許文献1)。
また、電極表面に生成されたスケールを洗浄する方法として、両電極が存在する反応槽にクエン酸などの洗浄薬剤を水中に溶解させて導入し、電極間に生成されたスケールを洗浄する方法がある(例えば、特許文献2)。
特許第3398173号公報(第2頁、図1) 特開2000−189975号公報(要約書、図1)
前述した特許文献1では、直流電圧の正逆切り替えによりアノード室がカソード室に切り換わる際、アノード室に残存する水素イオンが電極に作用するため、電極は印加電圧の正逆が切り換えられるたびに還元されて劣化し、その損傷は電極に蓄積される。
また、特許文献2では、貯水槽を洗浄薬剤で満たし、電極を浸漬させる必要があるため、大量の洗浄薬剤を要する。貯水槽に添加された洗浄薬剤は、貯水槽の水あるいは水含有物と混合するため、貯水槽内が洗浄薬剤由来の物質で汚染される可能性や、水あるいは水含有物の電気伝導度が変化することで活性酸素種の生成や電気分解を行うといった本来の目的の効率を低下させる可能性がある。そのため、洗浄薬剤を排出する経路を別に設けるなどして、洗浄薬剤を拡散させる措置を設ける必要があるという課題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、簡易な構成で、かつ大量の洗浄液を用いることなく陰極に生成されたスケールを除去できるスケール除去装置を得るものである。
第2の目的は、貯水槽内の水あるいは水含有物が洗浄液で汚染されないようにするスケール除去装置を得るものである。
本発明に係るスケール除去装置は、貯水槽内の水あるいは水含有物に浸された陽極と一部が前記貯水槽内の水あるいは水含有物に浸されて回転駆動部によって回転する円板状の陰極との間の電圧印加によって前記陰極の表面に生成されたスケールを、前記回転駆動部の回転により貯水槽内の水あるいは水含有物から露出される陰極の露出面に洗浄液を添加して除去する。
本発明に係るスケール除去装置は、陰極の露出面のうち貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に洗浄液を添加する洗浄液供給部と、洗浄液供給部によって陰極の露出面に添加された洗浄液をその露出面が貯水槽内の水あるいは水含有物に浸される前に回収する洗浄液回収部とを備えたものである。
本発明においては、貯水槽内の水あるいは水含有物に浸された陽極と一部が貯水槽内の水あるいは水含有物に浸されて回転駆動部によって回転する円板状の陰極との間の電圧印加によって陰極の表面に生成されたスケールを、回転駆動部の回転により貯水槽内の水あるいは水含有物から露出される陰極の露出面に洗浄液を添加して除去するようにしたので、簡易な構成で、かつ大量の洗浄液を用いることなく陰極に付着したスケールを除去でき、陰極の劣化を最小限に抑えることが可能になる。
また、本発明においては、陰極の露出面のうち貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に洗浄液を添加し、陰極の露出面に添加された洗浄液をその露出面が貯水槽内の水あるいは水含有物に浸される前に回収するようにしたので、貯水槽内の水あるいは水含有物が洗浄液で汚染されるということがなくなる。
本発明の実施の形態1に係るスケール除去装置の概略構成を示す図である。 図1のスケール除去装置を側方から見て示す模式図である。 図2に示す洗浄液収集部を軸方向から見て示すA−A断面図である。 本発明の実施の形態6に係るスケール除去装置を側方から見て示す模式図である。 本発明の実施の形態7に係るスケール除去装置を側方から見て示す模式図である。 図5に示す洗浄液流出部を軸方向から見て示すB−B断面図である。 本発明の実施の形態8に係るスケール除去装置を側方から見て示す模式図である。 図7に示す洗浄液収集部を軸方向から見て示すC−C断面図である。 本発明の実施の形態9に係るスケール除去装置の概略構成を示す斜視図である。 図9に示す洗浄液流出部および洗浄液収集部を軸方向から見て示す断面図である。
以下、本発明のスケール除去装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るスケール除去装置の概略構成を示す図、図2は図1のスケール除去装置を側方から見て示す模式図、図3は図2に示す洗浄液収集部を軸方向から見て示すA−A断面図である。なお、本実施の形態においては、図1に示す電流検出部がないものとして説明する。
実施の形態1におけるスケール除去装置は、例えば、貯水槽1内の水2(あるいは水含有物)に浸された一対の陽極3(アノード)と円板状に形成された陰極4(カソード)との間に電源11により電圧を印加して活性酸素種を生成する装置(活性酸素種生成装置)に設けられている。その活性酸素種生成装置の陰極4は、中心を貫通する回転軸5により回転しながらその一部が貯水槽1内の水2に浸される。回転軸5は、回転駆動部であるモーター14と回転機構部15によって回転する。モーター14の回転速度は、活性酸素種生成装置に設けられた制御部13によって制御される。
貯水槽1内の水2は、飲料水、プール、浴場などに使用される水道水や地下水、種々の工業施設などに使用される工業用水、海水などである。また、前述した活性酸素種とは、スーパーオキシド(O2 -)、ヒドロキシラジカル(・OH)など反応性の高い酸素を含んだ分子のことであり、過酸化水素(H22)も包含される。
前述したスケール除去装置は、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11による電圧印加によって陰極4の両面に生成されるスケールを、回転軸5の回転により貯水槽1内の水2から露出される陰極4の露出面に洗浄液30を添加して除去する装置である。このスケール除去装置は、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加する洗浄液供給部と、洗浄液供給部によって陰極4の露出面に添加された洗浄液30(洗浄液30で溶解されたスケールも含む)をその露出面が貯水槽1内の水2に浸される前に回収する洗浄液回収部とを備えている。
スケール除去装置の洗浄液供給部は、陰極4の露出面の径方向に延びて設けられ、陰極4の露出面と対向する側に軸方向に配置された複数の穴6aを有する洗浄液流出部6と、洗浄液流出部6と連結されたポンプ8とで構成されている。洗浄液流出部6は、陰極4の両側面(露出面)に配置され、軸方向から見て例えばほぼ四辺形に形成され、その中にポンプ8からの洗浄液30を導入させる導入路が設けられている。その洗浄液流出部6は、貯水槽1内の水面に向かう露出面に複数の穴6aから洗浄液30を滴下する。ポンプ8は、後述する洗浄液回収タンク9と連結されている。
スケール除去装置の洗浄液回収部は、陰極4の露出面の径方向に延びて設けられた洗浄液収集部7と、洗浄液収集部7と連結された洗浄液回収タンク9とで構成されている。前述の洗浄液収集部7は、例えば、ゴム製よりなり、図3に示すように上部に長手方向に延びる溝部7aが設けられている。この溝部7aの陰極4側の側壁は、陰極4の露出面に滴下された洗浄液30を拭い取り易いように陰極4側に傾斜する傾斜面が形成されている。
前述の制御部13は、活性酸素種を生成する際、図示せぬスイッチをオンして一対の陽極3と円板状の陰極4との間に電源11を印加すると共に、円板状の陰極4が所定方向(図2に示す矢印方向)にかつ所定の回転速度で回転するようにモーター14を制御する。また、ポンプ8を駆動して洗浄液回収タンク9に蓄えられた洗浄液30を吸引させ、洗浄液流出部6から洗浄液30を滴下させる。
前述のスケールは、水中に存在するカルシウムやマグネシウムが炭酸塩、水酸化物塩となって結晶化した物質で、陰極4の両面に生成される。洗浄液30は、クエン酸やアスコルビン酸、アミノ酸、酢酸など水中では水素イオンを放出して、酸性の様相を呈する薬剤、あるいはスケールの元と化学的に結合する薬剤である。
また、洗浄液30として液体のみだけでなく気体や固体のいずれの状態であってもよい。固体の場合は、貯水槽1内の水などを利用して溶解することで利用が可能となる。また、レモンなどの柑橘植物を自動的に絞ることで、その植物液を利用することも可能とする。なお、柑橘植物とはミカン科のミカン科・ミカン亜科のカンキツ属(Citrus)、キンカン属(Fortunella)、カラタチ属(Poncirus)に属する植物を指し、これら以外も含めてミカン亜科植物33属を含めたものを指す。
前記のように構成されたスケール除去装置においては、ポンプ8の駆動によって、洗浄液回収タンク9内の洗浄液30が吸引され、洗浄液流出部6内に導入される。洗浄液流出部6内に導入された洗浄液30は、複数の穴6aから滴下され、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に添加される。この時、陰極4の露出面に生成されたスケールは、その露出面に添加された洗浄液30によって溶解する。そして、その洗浄液30は、洗浄液流出部6より下方に配置された洗浄液収集部7により拭い取られ、洗浄液収集部7の溝部7aを通って洗浄液回収タンク9に流れ込み回収される。
実施の形態1においては、洗浄液回収タンク9内の洗浄液30をポンプ8の駆動により吸引し、貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液流出部6から滴下して添加し、その露出面に添加された洗浄液30を洗浄液収集部7により拭い取って洗浄液回収タンク9に回収させる構成である。そのため、簡易な構成で、かつ大量の洗浄液30を用いることなく陰極4に生成されたスケールを除去でき、陰極40の劣化を最小限に抑えることができる。また、洗浄液30を繰り返し使用することが可能になり、貯水槽1内の水2が洗浄液30で汚染されるということがなくなる。
実施の形態2.
実施の形態2は、図1乃至図3で説明した実施の形態1のスケール除去装置に、一対の陽極3と円板状の陰極4との間に電源11により電圧が印加されているときの電流を検出する電流検出部12(図1参照)と、電流検出部12により検出された電流が所定値以下のときに、洗浄液供給部のポンプ8を駆動して、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加させる洗浄制御部とを備えたものである。この洗浄制御部の機能は、活性酸素種生成装置の制御部13が備えている。
次に、実施の形態2に係るスケール除去装置の動作を図1乃至図3を参照して説明する。
制御部13は、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11印加によって活性酸素種が生成されているとき、周期的に電流検出部12を介して電流を読み込んで、所定値以下になったかどうかを判定する。制御部13は、検出電流が所定値より大きい場合は活性酸素種の生成を継続させる。また、検出電流が所定値以下になったときは、陰極4に生成されたスケールにより通電が低下しているものと判定して、洗浄液供給部のポンプ8を駆動し、洗浄液回収タンク9に蓄えられた洗浄液30を吸引させる。
このポンプ8の駆動によって吸引された洗浄液30は、洗浄液流出部6内に導入される。洗浄液流出部6内に導入された洗浄液30は、複数の穴6aから滴下され、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に添加される。この時、陰極4の両側面に生成されたスケールは、その露出面に添加された洗浄液30によって溶解していく。そして、その洗浄液30は、洗浄液流出部6より下方に配置された洗浄液収集部7により拭い取られ、洗浄液収集部7の溝部7aを通って洗浄液回収タンク9に流れ込み回収される。
制御部13は、陰極4の洗浄により、電流検出部12の検出電流が所定値より大きくなると、陰極4に生成されたスケールが除去されたと判定して、洗浄中は通電を停止したいため、洗浄液30によるスケールの除去を終了する。
以上のように実施の形態2においては、検出電流が所定値以下のときに、ポンプ8を駆動して、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加させて陰極4に生成されたスケールを除去するようにしている。そのため、実施の形態1と比べ消費電力を抑えた状態で、大量の洗浄液30を用いることなく陰極4に付着したスケールを除去でき、陰極40の劣化を最小限に抑えることができる。また、洗浄液30を繰り返し使用することが可能になり、貯水槽1内の水2が洗浄液30で汚染されるということがなくなる。
なお、実施の形態2では、検出電流が所定値以下になった際にポンプ8を駆動するようにしたが、その場合、スケール洗浄を行う旨を報知するようにしても良い。例えば、LEDを点滅すると共に、ブザーあるいは音声にて知らせるようにする。
また、検出電流が所定値以下になった際、前述の手段を用いてスケール洗浄を行う旨を報知し、この後に所定スイッチのオンを検知したときにポンプ8を駆動するようにしても良い。
また、実施の形態2では、検出電流が所定値以下のときにポンプ8を駆動して、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加させるようにしたが、貯水槽1内の水が所定水位まで低下したときにポンプ8を駆動して、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加させるようにしても良い。
実施の形態3.
実施の形態3は、図1乃至図3を用いて説明した実施の形態2のスケール除去装置に、洗浄液供給部のポンプ8を駆動した際、陰極4の回転速度がポンプ8を駆動する前の回転速度より低くなるように回転駆動部のモーター14を制御する洗浄制御部を備えたものである。この洗浄制御部の機能は、活性酸素種生成装置の制御部13が備えている。
次に、実施の形態3に係るスケール除去装置の動作を図1乃至図3を参照して説明する。
制御部13は、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11印加によって活性酸素種が生成されているとき、周期的に電流検出部12を介して電流を読み込んで、所定値以下になったかどうかを判定する。制御部13は、検出電流が所定値より大きい場合は、前述したように活性酸素種の生成を継続させる。また、検出電流が所定値以下になったときは、陰極4に生成されたスケールにより通電が低下しているものと判定して、洗浄液供給部のポンプ8を駆動する。
その後、制御部13は、陰極4の回転速度がポンプ8を駆動する前の回転速度より低くなるようにモーター14を制御する。このモーター14の回転速度の切換により、陰極4に生成されたスケールを効率良く除去できる。制御部13は、陰極4の洗浄により、電流検出部12の検出電流が所定値より大きくなると、陰極4に生成されたスケールが除去されたと判定して、ポンプ8の駆動を停止すると共に、モーター14の回転速度を復帰させる。
以上のように実施の形態3においては、ポンプ8を駆動した際、陰極4の回転速度がポンプ8を駆動する前の回転速度より低くなるように回転駆動部のモーター14を制御するようにした。そのため、大量の洗浄液30を用いることなく陰極4に生成されたスケールを効率良く除去でき、陰極40の劣化を最小限に抑えることができる。また、洗浄液30を繰り返し使用することが可能になり、貯水槽1内の水2が洗浄液30で汚染されるということがなくなる。
実施の形態4.
実施の形態4は、図1乃至図3を用いて説明した実施の形態2のスケール除去装置に、洗浄液供給部のポンプ8を駆動した際、陰極4の回転方向がポンプ8を駆動する前の回転方向と逆になるように回転駆動部のモーター14を制御する洗浄制御部を備えたものである。この洗浄制御部の機能は、活性酸素種生成装置の制御部13が備えている。
次に、実施の形態4に係るスケール除去装置の動作を図1乃至図3を参照して説明する。
制御部13は、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11による電圧印加によって活性酸素種が生成されているとき、周期的に電流検出部12を介して電流を読み込んで、所定値以下になったかどうかを判定する。制御部13は、検出電流が所定値より大きい場合は、前述したように活性酸素種の生成を継続させる。また、検出電流が所定値以下になったときは、陰極4に生成されたスケールにより通電が低下しているものと判定して、洗浄液供給部のポンプ8を駆動する。
その後、制御部13は、陰極4の回転方向がポンプ8を駆動する前の回転方向と逆になるようにモーター14を制御する。このモーター14の回転方向の切換により、陰極4に生成されたスケールを効率良く除去できる。また、使用者が陰極4の回転方向を確認することでスケール除去かどうかを認識できるという利点もある。制御部13は、陰極4の洗浄により、電流検出部12の検出電流が所定値より大きくなると、陰極4に生成されたスケールが除去されたと判定して、ポンプ8の駆動を停止すると共に、モーター14の回転方向を復帰させる。
以上のように実施の形態4においては、ポンプ8を駆動した際、陰極4の回転方向がポンプ8を駆動する前の回転方向と逆になるようにモーター14を制御するするようにした。そのため、大量の洗浄液30を用いることなく陰極4に生成されたスケールを効率良く除去でき、陰極40の劣化を最小限に抑えることができる。また、洗浄液30を繰り返し使用することが可能になり、貯水槽1内の水2が洗浄液30で汚染されるということがなくなる。
なお、実施の形態4では、ポンプ8を駆動した際、陰極4の回転方向がポンプ8を駆動する前の回転方向と逆になるようにモーター14を制御するするようにしたが、モーター14の回転方向を切り換えた際、そのモーター14の回転速度も低くなるようにしても良い。このようにした場合、陰極4に生成されたスケールをより効率良く除去できる。
実施の形態5.
実施の形態5は、図1乃至図3を用いて説明した実施の形態2のスケール除去装置に、電流検出部12により検出された電流が所定値以下のときに、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11による電圧印加を停止させる洗浄制御部を備えたものである。この洗浄制御部の機能は、前記と同様に活性酸素種生成装置の制御部13が備えている。
次に、実施の形態5に係るスケール除去装置の動作を図1乃至図3を参照して説明する。
制御部13は、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11印加によって活性酸素種が生成されているとき、周期的に電流検出部12を介して電流を読み込んで、所定値以下になったかどうかを判定する。制御部13は、検出電流が所定値より大きい場合は、前述したように活性酸素種の生成を継続させる。また、検出電流が所定値以下になったときは、陰極4に生成されたスケールにより通電が低下しているものと判定して、電源11をオフして、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の通電を停止させる。
その後、制御部13は、洗浄液供給部のポンプ8を駆動し、洗浄液回収タンク9に蓄えられた洗浄液30を吸引させる。一対の陽極3と円板状の陰極4との間の通電を停止することで、洗浄液30によるスケール除去の効果が十分に発揮され、スケールの除去を効率的に行うことができる。制御部13は、例えば電源11をオフしてから所定時間経過すると、陰極4に生成されたスケールが除去されたと判定して、ポンプ8の駆動を停止する。そして、制御部13は、電源11をオンして、一対の陽極3と円板状の陰極4との間に通電し、活性酸素種の生成を再び行わせる。なお、活性酸素種の生成が再び行われたときに、検出電流が所定値以下であった場合、前述した動作を再び行うようになっている。
以上のように実施の形態5においては、検出電流が所定値以下のときに、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11印加を停止させると共に、ポンプ8を駆動して洗浄液30による陰極4のスケール除去を行うようにした。そのため、洗浄液30によるスケール除去の効果が十分に発揮され、スケールの除去を効率的に行うことができる。また、洗浄液30を繰り返し使用することが可能になり、貯水槽1内の水2が洗浄液30で汚染されるということがなくなる。
なお、実施の形態5では、検出電流が所定値以下のときに、一対の陽極3と円板状の陰極4との間の電源11印加を停止させると共に、ポンプ8を駆動して洗浄液30による陰極4のスケール除去を行うようにしたが、ポンプ8を駆動した際、陰極4の回転速度がポンプ8を駆動する前の回転速度より低くなるように回転駆動部のモーター14を制御するようにしても良い。このように構成した場合、洗浄液30によるスケール除去の効果が十分に発揮され、スケールの除去をより効率的に行うことができる。
また、ポンプ8を駆動した際、陰極4の回転方向がポンプ8を駆動する前の回転方向と逆になるようにモーター14を制御するするようにしても良い。このように構成した場合も、前記と同様に洗浄液30によるスケール除去の効果が十分に発揮され、スケールの除去をより効率的に行うことができる。
実施の形態6.
前述した実施の形態1乃至5では、洗浄液流出部6に設けられた複数の穴6aから洗浄液30を貯水槽1内の水面に向かう露出面に滴下するようにしたが、実施の形態6は、その露出面に洗浄液30を霧状に散布するようにしたものである。
図4は本発明の実施の形態6に係るスケール除去装置を側方から見て示す模式図である。なお、図1乃至図3で説明した実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
図4において、スケール除去装置の洗浄液供給部は、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に対し所定角度から洗浄液30を霧状にして吹き付ける噴霧器10と、この噴霧器10と連結されたポンプ8とで構成されている。噴霧器10は、ポンプ8の駆動によって洗浄液30が流入すると、貯水槽1内の水面に向かう露出面に霧状に散布する。陰極4の露出面に散布された洗浄液30は、噴霧器10より下方に配置された洗浄液収集部7により拭い取られ、洗浄液収集部7の溝部7aを通って洗浄液回収タンク9に流れ込み回収される。
以上のように実施の形態6においては、ポンプ8からの洗浄液30を霧状に散布する噴霧器10を用いているので、その噴霧器10から洗浄液が吹き付けられた際、陰極4の露出面において四方に広がる。このため、洗浄液30の供給量が少量であっても陰極4の露出面に生成されたスケールを効率よく除去することが可能である。また、陰極4に対する噴霧方向の制限を受けないため、噴霧器10の設置箇所は自由自在に選択でき、活性酸素種生成装置の省スペース化などの検討が容易となる。
実施の形態7.
実施の形態7は、陰極4の露出面に洗浄液30を塗布するようにしたものである。
図5は本発明の実施の形態7に係るスケール除去装置を側方から見て示す模式図、図6は図5に示す洗浄液流出部を軸方向から見て示すB−B断面図である。なお、図1乃至図3で説明した実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
図5において、スケール除去装置の洗浄液供給部は、陰極4の露出面の径方向に延びて設けられた塗布部材102を有し、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に塗布部材102を介して洗浄液30を塗布する洗浄液流出部101と、洗浄液流出部101と連結されたポンプ8とで構成されている。
洗浄液流出部101は、例えば図6に示すように、直方体状の塗布部材102の上下および前後を囲むようにリング状に形成され、その中にポンプ8からの洗浄液30を導入させる導入路が設けられている。また、その洗浄液流出部101の塗布部材102側の面には、導入路内を流れる洗浄液30を塗布部材102に流出させる複数の穴101aが設けられている。塗布部材102には、陰極4の表面を傷つけない程度に柔らかく、かつ変形自在な物質、例えばスポンジのようなものが使用されている。
洗浄液流出部101にポンプ8からの洗浄液30が流入すると、洗浄液30は、洗浄液流出部101の導入路内に流れ込んで複数の穴101aから流出し、塗布部材102に吸収される。この塗布部材102により、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30が塗布される。陰極4の露出面に塗布された洗浄液30は、洗浄液流出部101より下方に配置された洗浄液収集部7により拭い取られ、洗浄液収集部7の溝部7aを通って洗浄液回収タンク9に流れ込み回収される。
以上のように、洗浄液流出部101により囲まれた塗布部材102が陰極4の露出面に直接接触しているため、洗浄液30によるスケールの物理的な脱離効果が期待できる。
実施の形態8.
前述した実施の形態1乃至7では、陰極4の露出面に添加された洗浄液30を洗浄液収集部7で拭い取るようにしたが、実施の形態8は、その洗浄液30を吸収するようにしたものである。
図7は本発明の実施の形態8に係るスケール除去装置を側方から見て示す模式図、図8は図7に示す洗浄液収集部を軸方向から見て示すC−C断面図である。なお、図1乃至図3で説明した実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
図7において、スケール除去装置の洗浄液回収部は、陰極4の露出面の径方向に延びて設けられた吸収部材104を有し、陰極4の露出面に添加された洗浄液30を吸収部材104により吸収して収集する洗浄液収集部103と、洗浄液収集部103と連結された洗浄液回収タンク9とで構成されている。
洗浄液収集部103は、例えば図8に示すように、直方体状の吸収部材104の下部および陰極4の反対側の側面を覆うように断面がほぼL字状に形成され、そのL字形の短部側に洗浄液30を収集して洗浄液回収タンク9に導く溝部103aが設けられている。吸収部材104には、陰極4の表面を傷つけない程度に柔らかく、かつ変形自在な物質が使用されている。
以上のように、洗浄液流出部6によって陰極4の露出面に添加された洗浄液30を変形自在な吸収部材104で吸収するようにしたので、陰極4の露出面に多少の凹凸があっても密接し洗浄液30を十分に吸収できる。
実施の形態9.
前述した実施の形態1乃至8では、1枚の陰極4に生成されたスケールを除去するようにしたものであるが、実施の形態9は、同一回転軸上に設けられた複数の陰極4に生成されたスケールを除去するようにしたものである。
図9は本発明の実施の形態9に係るスケール除去装置の概略構成を示す斜視図、図10は図9に示す洗浄液流出部および洗浄液収集部を軸方向から見て示す断面図である。なお、図1乃至図3で説明した実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
実施の形態9におけるスケール除去装置は、貯水槽1内の水2(あるいは水含有物)に浸された複数の陽極3と陽極3間にそれぞれ挿入された複数の円板状の陰極4との間に電源11を印加して活性酸素種を生成する活性酸素種生成装置に設けられている。前述した複数の陰極4は、中心を貫通する回転軸5により回転しながらその一部が貯水槽1内の水2に浸される。回転軸5は、回転駆動部であるモーター14と回転機構部15によって回転する。モーター14の回転速度は、活性酸素種生成装置に設けられた制御部13によって制御される。
スケール除去装置の洗浄液供給部は、陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加する洗浄液流出部6、61と、洗浄液流出部6、61と例えばフレキシブルチューブ21を介して連結されたポンプ8と、洗浄液流出部6、61の基部側がそれぞれ固定された支持軸22と、この支持軸22を回動させるモーターおよび機構部(図示せず)とで構成されている。洗浄液流出部6、61のうち陰極4の間に設けられた洗浄液流出部61は、図10に示すように、軸方向から見て例えばほぼ四辺形に形成され、その中にポンプ8からの洗浄液30を導入させる導入路が設けられている。また、洗浄液流出部61は、各陰極4の露出面と対向する両側壁にそれぞれ軸方向に配置された複数の穴61aが設けられている。
スケール除去装置の洗浄液回収部は、陰極4の露出面に添加された洗浄液30を拭い取る洗浄液収集部7、71と、洗浄液収集部7、71と例えばフレキシブルチューブ20を介して連結された洗浄液回収タンク9と、洗浄液収集部7、71の基部がそれぞれ固定された支持軸23と、この支持軸23を回動させるモーターおよび機構部(図示せず)とで構成されている。洗浄液収集部7、71のうち陰極4の間に設けられた洗浄液収集部71は、洗浄液収集部7と同様にゴム製よりなり、図10に示すように上部に長手方向に延びる溝部71aが設けられている。この溝部7aの両側壁は、陰極4の露出面に滴下された洗浄液30を拭い取り易いように陰極4側に傾斜する傾斜面が形成されている。
前述した洗浄液流出部6、61と洗浄液収集部7、71は、後述するが、複数の陽極3と陰極4との間に電圧が印加されている間、図9(b)に示すように、支持軸22、23によって各陰極4の露出面から離れ、直立状態となっている。なお、図9(b)には、ポンプ8および洗浄液回収タンク9とフレキシブルチューブ20、21が図示されていないが、同図(a)に示すように設けられているものとする。
前述の制御部13は、活性酸素種を生成する際、図示せぬスイッチをオンして複数の陽極3と複数の円板状の陰極4との間に電源11を印加すると共に、円板状の陰極4が所定方向にかつ所定の回転速度で回転するようにモーター14を制御する。その後、制御部13は、電流検出部12の検出電流が所定値以下になったかどうかを判定し、検出電流が所定値以下になったときに、複数の陽極3と複数の円板状の陰極4との間に電圧を印加している電源11をオフする。
制御部13は、電源11をオフした後、洗浄液収集部7、71が陰極4の間に挿入されるようにモーターおよび機構部を介して支持軸23を回転し、その後、支持軸22をモーターおよび機構部を介して回転し、洗浄液流出部6、61を所定位置まで持って行く。そして、制御部13は、ポンプ8を駆動して、洗浄液回収タンク9内の洗浄液30をフレキシブルチューブ21を介して洗浄液流出部6、61に供給する。
これにより、各陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液流出部6の複数の穴6aから洗浄液30が滴下され、洗浄液流出部61の両側面に設けられた複数の穴61aから洗浄液30がその露出面に滴下される。この時、各陰極4の両側面に生成されたスケールは、その露出面に添加された洗浄液30によって溶解していく。そして、その洗浄液30は、洗浄液流出部6、61より下方に配置された洗浄液収集部7、71によってそれぞれ拭い取られ、洗浄液収集部7、71の溝部7a、71aに収集される。そして、フレキシブルチューブ20を介して洗浄液回収タンク9に流れ込み回収される。
一方、制御部13は、例えば、電源11をオフしてから所定時間経過したかどうかを判定しており、所定時間経過したときは、各陰極4に生成されたスケールが除去されたと判定して、ポンプ8の駆動を停止する。そして、制御部13は、洗浄液流出部6、61と洗浄液収集部7、71とが所定位置に復帰するように制御する。その後、制御部13は、電源11をオンして、複数の陽極3と複数の円板状の陰極4との間に電圧を印加し、活性酸素種の生成を再び行わせる。
このように、複数の陽極3および陰極4との間に電圧が印加されている間、洗浄液流出部6、61と洗浄液収集部7、71を各陰極4の露出面から離すようにしているので、各陰極4の露出面に接触している洗浄液収集部7、71の磨耗劣化を抑制できる。
また、検出電流が所定値以下のときに、ポンプ8を駆動して、各陰極4の露出面のうち貯水槽1内の水面に向かう露出面に洗浄液30を添加させて各陰極4に生成されたスケールを除去するようにしている。そのため、消費電力を抑えた状態で、大量の洗浄液30を用いることなく各陰極4に生成されたスケールを除去でき、各陰極40の劣化を最小限に抑えることができる。また、洗浄液30を繰り返し使用することが可能になり、貯水槽1内の水2が洗浄液30で汚染されるということがなくなる。
なお、実施の形態9では、検出電流が所定値以下のときに、複数の陽極3と複数の円板状の陰極4との間に印加されている電圧をオフすると共に、ポンプ8を駆動して洗浄液30による各陰極4のスケール除去を行うようにしたが、ポンプ8を駆動した際、各陰極4の回転速度がポンプ8を駆動する前の回転速度より低くなるように回転駆動部のモーター14を制御するようにしても良い。このように構成した場合、洗浄液30によるスケール除去の効果が十分に発揮され、スケールの除去をより効率的に行うことができる。
また、ポンプ8を駆動した際、各陰極4の回転方向がポンプ8を駆動する前の回転方向と逆になるようにモーター14を制御するするようにしても良い。このように構成した場合も、前記と同様に洗浄液30によるスケール除去の効果が十分に発揮され、スケールの除去をより効率的に行うことができる。
また、検出電流が所定値以下になった際、自動的に支持軸22、23を陰極4側に回転させて、複数の陽極3と複数の円板状の陰極4とを所定位置まで持って行くようにしたが、その場合、スケール洗浄を行う旨を報知するようにしても良い。例えば、LEDを点滅すると共に、ブザーあるいは音声にて知らせるようにする。
さらに、検出電流が所定値以下になった際、前述の手段を用いてスケール洗浄を行う旨を報知し、この後に所定スイッチのオンを検知したときに、支持軸22、23を陰極4側に回転させて、複数の陽極3と複数の円板状の陰極4とを所定位置まで持って行くようにしても良い。
前述した実施の形態1乃至8においても実施の形態9と同様に、陽極3および陰極4との間に電圧が印加されている間、洗浄液流出部6、101と洗浄液収集部7、103を陰極4の露出面から離れる構成にしても良い。この場合も、陰極4の露出面に接触している洗浄液収集部7、洗浄液流出部101の塗布部材102、洗浄液収集部103の吸収部材104の磨耗劣化を抑制できる。
前述した各実施の形態では、陽極3と陰極4とを必ずしも対向させて配置する必要はない。貯水槽13の内壁を陽極3とすることも可能であり、これにより装置の省スペース化が容易となる。
本発明においては、加湿器、除湿機、空気清浄機、エアコンなど室内環境の温度制御、湿度制御、衛生制御、集塵制御、脱臭制御などを行う空調機器や、濡れた手に風を当てて乾燥させる乾燥機、衣類や生活用品の洗浄機あるいは衣類や生活用品の洗浄乾燥機など活性酸素種の生成や、電気分解の反応を利用して抗菌性を維持する手段を有する機器に搭載可能なスケール除去装置である。
本発明においては、ポリアニリンやポリチオフェンなどの酸・アルカリ処理あるいは酸化還元反応により構造が変化するレドックスポリマーを陰極4の表面に担持した場合、洗浄液30でスケールを洗浄する効果だけでなく、レドックスポリマーの構造変化を抑制する効果も得られる。
1 貯水槽、2 水、3 陽極、4 陰極、5 回転軸、6 洗浄液流出部、6a 穴、7 洗浄液収集部、7a 溝部、8 ポンプ、9 洗浄液回収タンク、10 噴霧器、11 電源、101 洗浄液流出部、101a 穴、102 塗布部材、103 洗浄液収集部、103a 溝部、104 吸収部材、20,21 フレキシブルチューブ、22,23 支持軸、30 洗浄液、61 洗浄液流出部、61a 穴、71 洗浄液収集部、71a 溝部。

Claims (13)

  1. 貯水槽内の水あるいは水含有物に浸された陽極と一部が前記貯水槽内の水あるいは水含有物に浸されて回転駆動部によって回転する円板状の陰極との間の電圧印加によって前記陰極の表面に生成されたスケールを、前記回転駆動部の回転により前記貯水槽内の水あるいは水含有物から露出される前記陰極の露出面に洗浄液を添加して除去することを特徴とするスケール除去装置。
  2. 前記陰極の露出面のうち前記貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に洗浄液を添加する洗浄液供給部と、
    前記洗浄液供給部によって前記陰極の露出面に添加された洗浄液を当該露出面が前記貯水槽内の水あるいは水含有物に浸される前に回収する洗浄液回収部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のスケール除去装置。
  3. 前記洗浄液供給部を駆動して前記洗浄液回収部により回収された洗浄液を吸引させ、洗浄液を循環させる洗浄制御部を備えたことを特徴とする請求項2記載のスケール除去装置。
  4. 前記陽極と前記陰極との間に電圧が印加されているときの電流を検出する電流検出部を備え、
    前記洗浄制御部は、前記電流検出部により検出された電流が所定値以下のときに、前記洗浄液供給部を駆動して、前記陰極の露出面のうち前記貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に洗浄液を添加させることを特徴とする請求項3記載のスケール除去装置。
  5. 前記洗浄制御部は、前記洗浄液供給部を駆動した際、前記陰極の回転速度が前記洗浄液供給部を駆動する前の回転速度より低くなるように前記回転駆動部を制御することを特徴とする請求項4記載のスケール除去装置。
  6. 前記洗浄制御部は、前記洗浄液供給部を駆動した際、前記陰極の回転方向が前記洗浄液供給部を駆動する前の回転方向と逆になるように前記回転駆動部を制御することを特徴とする請求項4又は5記載のスケール除去装置。
  7. 前記洗浄制御部は、前記電流検出部により検出された電流が所定値以下のときに、前記陽極と前記陰極との間の電圧印加を停止させることを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載のスケール除去装置。
  8. 前記洗浄液供給部は、
    前記陰極の露出面の径方向に延びて設けられ、前記陰極の露出面と対向する側に複数の穴を有し、前記貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に前記複数の穴から洗浄液を滴下する洗浄液流出部を備えていることを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載のスケール除去装置。
  9. 前記洗浄液供給部は、
    前記陰極の露出面のうち前記貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に洗浄液を霧状に散布する洗浄液流出部を備えていることを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載のスケール除去装置。
  10. 前記洗浄液供給部は、
    前記陰極の露出面の径方向に延びて設けられた塗布部材を有し、前記陰極の露出面のうち前記貯水槽内の水面あるいは水含有物の表面に向かう露出面に前記塗布部材を介して洗浄液を塗布する洗浄液流出部を備えていることを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載のスケール除去装置。
  11. 前記洗浄液回収部は、
    前記陰極の露出面の径方向に延びて設けられ、前記洗浄液供給部によって前記陰極の露出面に添加された洗浄液を拭い取って収集する洗浄液収集部を備えていることを特徴とする請求項2乃至10の何れかに記載のスケール除去装置。
  12. 前記洗浄液回収部は、
    前記陰極の露出面の径方向に延びて設けられた吸収部材を有し、前記洗浄液供給部によって前記陰極の露出面に添加された洗浄液を前記吸収部材により吸収して収集する洗浄液収集部を備えていることを特徴とする請求項2乃至10の何れかに記載のスケール除去装置。
  13. 前記洗浄制御部は、前記陽極と前記陰極との間に電圧が印加されている間、前記洗浄液供給部および前記洗浄液回収部を駆動して前記洗浄液流出部と前記洗浄液収集部を前記陰極の露出面から離していることを特徴とする請求項11又は12記載のスケール除去装置。
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