JP2011030071A - Pll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相比較周波数を高く保ち、PLLの位相雑音を改善し、出力信号の精度を向上させたPLL回路を提供する。
【解決手段】基準信号をクロックとして動作し所定範囲内でサイクリックにクロックが入力する度に予め設定された値を累積加算した基準信号の位相に相当する信号を出力する第1位相アキュムレータ1、発振器の出力信号をクロックとして動作し所定範囲内でサイクリックにクロックが入力する度に予め設定された値を累積加算した発振器の出力信号の位相に相当する信号を出力する第2位相アキュムレータ2、第1及び第2位相アキュムレータの出力信号を比較して差を求め基準信号と発振器の出力信号との位相差を示す出力信号を出力する位相比較器3、位相比較器の出力信号に従って発振器への制御信号を生成する制御部4、制御部からの制御信号に応じた周波数の信号を出力する上記発振器5を有す。
【選択図】図1

Description

この発明は、PLL回路に関する。
従来のDDS(Direct Digital Synthesizer)を用いたPLL(Phase lock loop)回路は、基準信号をクロック源としたDDS出力と、発振器出力の分周信号との位相比較を行い、その位相比較結果を発振器の周波数制御端子へフィードバックする。DDSを発振器出力と位相比較器との間に設ける構成や、基準信号側と発振器出力側の両方に設ける構成のものもある(例えば特許文献1参照)。このような構成により、PLL出力周波数の微調整を行ったり、DDSの設定を時間とともに変化させることでチャープ信号を生成する。
また、DDSから出力されるアナログ信号を位相比較に用いるのではなく、DDSで生成する位相情報そのもののディジタルデータを用いて位相比較を行う方法も提案されている(例えば非特許文献1)。
特開2002−261604号公報
Christoph Wagner 他:"A 77-GHz FMCW Radar using a Digital Phase-Locked Synthesizer"、International Microwave Symposium 2008 Digest、pp351-354
従来のDDSを用いたPLL回路では、特許文献1のようなアナログでの位相比較、もしくは非特許文献1のようなディジタルでの位相比較、いずれの場合も、位相比較周波数がDDSの出力周波数となる。このため、位相比較周波数は、DDSのクロックとして使用する信号の周波数より低くなってしまう。PLLにとって、位相比較周波数が低いとPLL内で発生する位相雑音が悪化(増大)するという問題がある。また、PLL出力としてチャープ信号などの周波数もしくは位相変調がかかった信号を出力する場合、位相比較の回数が少ないと、信号の精度が落ちるという問題がある。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、位相比較周波数を高く保ち、PLLの位相雑音を改善し、出力信号の精度を向上させたPLL回路を提供することを目的とする。
この発明は、基準信号をクロックとして動作し所定範囲内でサイクリックに、クロックが入力する度に予め設定された値を累積加算した前記基準信号より生成した位相データを出力する第1の位相アキュムレータと、発振器の出力信号をクロックとして動作し所定範囲内でサイクリックに、クロックが入力する度に予め設定された値を累積加算した前記発振器の出力信号より生成した位相データを出力する第2の位相アキュムレータと、前記第1および第2の位相アキュムレータの出力する位相データを比較して差を求め前記基準信号と前記発振器の出力信号との位相差を示す出力信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出力信号に従って前記発振器への制御信号を生成する制御部と、前記制御部からの制御信号に応じた周波数の信号を出力する前記発振器と、を備えたことを特徴とするPLL回路等にある。
この発明では、位相比較周波数を高く保ち、PLLの位相雑音を改善し、出力信号の精度を向上させたPLL回路を提供できる。
この発明の実施の形態1によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態3によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態4によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態5によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態6によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態7によるPLL回路の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態8によるPLL回路の構成の一例を示す図である。
以下、この発明によるPLL回路を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図1において、第1の位相アキュムレータ1は、基準信号Refをクロックとして動作し、クロックが入る度に予め設定された所定の値Aを内部のレジスタ(図示省略)に累積加算する。基準信号Refより生成された位相に相当するこのレジスタの累積値(位相データ)を示す信号が第1の位相アキュムレータ1から出力される。DDSとは、この第1の位相アキュムレータ1の出力値に対応した電圧値をDAC(D/A変換器)から出力することによりアナログ信号を出力する回路であり、本回路はDDSの位相アキュムレータのみを切りだした回路といえる。
同じく、第2の位相アキュムレータ2は、後述するVCO(電圧制御発振器)5の出力信号をクロックとして、クロックが入る度に予め設定された所定の値Bを内部のレジスタ(図示省略)に累積加算する。VCO5の出力信号より生成された位相に相当するこのレジスタの累積値(位相データ)を示す信号が第2の位相アキュムレータ2から出力される。
なお、第1の位相アキュムレータ1と第2の位相アキュムレータ2内のレジスタのビット数が限られているため、カウント数が大きくなるとレジスタがオーバーフローして初期値に戻るため、累積加算は所定範囲内でサイクリックに行われる。
位相比較器3は、第1および第2の位相アキュムレータ1,2の出力信号(基準信号およびVCOの出力信号よりそれぞれ生成された位相データ)を比較のために減算して差を求める。すなわち、基準信号Ref側の信号とVCO5側の信号の位相差に相当する値を示す信号を出力する回路である。
ループフィルタ4は、位相比較器3の出力を受け、その信号のレベル調整とフィルタリングを行いVCO5のための制御信号を出力する制御部である。フィルタリングは、ディジタル信号をそのまま処理するディジタルフィルタでも、DACで位相比較器3の出力をアナログ信号に変換し、アナログフィルタで処理する方式でもよい。
VCO(電圧制御発振器)5は入力される信号に応じた周波数の信号を発振する発振器である。この発振器の出力が本PLL回路の出力信号Outとなる。
次に図1の回路の動作の説明を行う。第1の位相アキュムレータ1の出力位相が第2の位相アキュムレータ2の出力位相より大きい(進んでいる)場合、位相比較器3は両位相の差分(正の値)の電圧を出力する。この正の出力値がループフィルタ4により平滑化され、VCO5に入力され、VCO5の発振周波数を上げる動作を行う。その結果、VCO5の出力によって生成される第2の位相アキュムレータ2の出力位相が相対的に大きくなり、第1の位相アキュムレータ1の出力位相に近づく。このフィードバックの繰り返しにより、第1と第2の位相アキュムレータ1,2の出力がそろうように制御され、VCO5の発振周波数が所望の値となる。基準信号Refの周波数をfref、VCO5の周波数をfVCOとすると、両者の関係は、fref×A=fVCO×Bとなる。つまり、PLL回路の出力周波数fVCOはfVCO=(A/B)×frefと表わされる。
ここで、位相比較器3が第1の位相アキュムレータ1の出力に同期して動作するように設定してあるとすると、位相比較は基準信号周波数frefで行われることになる。上述の特許文献1に示されるような、DDS出力で位相比較器を動作させる場合、位相比較周波数はDDSの出力周波数となるため、必ず基準信号周波数より低くなってしまう。
また非特許文献1に示されるような、位相アキュムレータの出力位相を発振器出力の分周信号でサンプリングして位相比較を行うような構成では、位相比較は発振器の分周信号の周波数で行われる。このためこの場合も、位相比較周波数は必ず基準信号周波数より低くなってしまう。
以上のように図1の構成では、従来の構成に比べて高い位相比較周波数でPLL回路を動作させることができ、PLL回路の出力位相雑音、もしくは周波数の精度を上げることが可能となる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図において、上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一符号で示し説明を省略する(以下同様)。図2の構成では、実施の形態1における第1の位相アキュムレータ1の位相加算量を第1の加算量設定部6より設定し、各クロック毎に位相加算量を変えることができる。第1の加算量設定部6は例えば、RAM(図示省略)内に1回目から始まる各クロック毎のそれぞれの位相加算量を記憶させておき、入力される基準信号Refのクロックに従って対応する記憶させておいた位相加算量(実施の形態1では値A固定)を出力する。また、位相加算量をクロックの回数の関数として記憶させておき、該関数に従って位相加算量を出力するようにしてもよい。また、第2の位相アキュムレータ2の位相加算量も第1の加算量設定部6と同様な構成の第2の加算量設定部7より設定し、VCO5から与えられるクロック毎に位相加算量を変えることができる。
この実施の形態では、例えば第1の位相アキュムレータ1の加算量をクロック毎にある値だけ増やすような設定にした場合、時間に従ってPLL出力周波数が上がるような信号を得ることができ、たとえばチャープ信号の発生が可能となる。また、あるデータに従ってアキュムレータの位相加算量を制御すると、PLL回路出力信号として周波数変調信号が得られる。これは第2の加算量設定部7についても同様である。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図3の構成では2入力位相アキュムレータ8は、2つの入力端子を有しており、一方の入力端子には基準信号Refのクロックが入力され、もう一方の入力端子にはVCO5の出力信号のクロックが入力される。2入力位相アキュムレータ8の動作は以下の通りである。
まず、基準信号Refからのクロックが入力されると、2入力位相アキュムレータ8の内部のレジスタ(図示省略)の累積値に所定の値Aを加算する。VCO5からのクロックが入力されると、上記内部レジスタの上記累積値から所定の値Bを減算する。2入力位相アキュムレータ8は、基準信号RefとVCO5の出力信号との位相差を示すその内部レジスタの累積値を位相差信号として出力し、ループフィルタ4を通り、VCO5へ制御信号を伝達する。
基本的な動作は、実施の形態1における回路と同じで、基準信号Refをクロック源とした位相を示す累積値と、VCO5をクロック源とした位相を示す累積値との差に応じた制御信号を生成し、VCO5にフィードバックすることでPLL制御を行う。PLLの出力周波数fVCOも、実施の形態1と同じく、fVCO=(A/B)×frefと表わされる。
ただし、実施の形態1においては、第1の位相アキュムレータ1と第2の位相アキュムレータ2内のレジスタのビット数が限られているため、カウント数が大きくなるとレジスタがオーバーフローし、初期値に戻ってしまう。例えば、8ビットのレジスタを用い、クロック毎に10を加算するような設定であったとすると、240→250→4→14、という具合にレジスタの値は遷移する。つまり、ある周期以上の位相差は検出することができない。
通常のアナログPLL回路も同様の原理で動作している。つまり、たとえば3状態位相周波数比較器を用いる場合、基準信号Ref側とVCO5(発振器)側の信号の位相差が±2π以内の状態しか検出することができず、それ以上の位相差が存在すると、その位相差を2πで割った余りが位相であると認識される。
位相比較器がこのような動作をする場合、周波数が離れていても一時的に位相が一致する瞬間があるため、VCOの周波数を近づけようとする力が大きくなったり、小さくなったりし、周波数がロックするまでの時間が長くなる。このような現象を一般にサイクルスリッピングという。
実施の形態3に示す構成では、基準信号RefとVCO(発振器)の出力信号の2つの信号の周波数が離れていると、2入力位相アキュムレータ8は単調増加もしくは単調減少する。ここで、2入力位相アキュムレータ8内のレジスタは、上限値もしくは下限値に到達すると、それ以上は加算もしくは減算の動作をしないこととする。すなわち累積加減算は所定範囲内で行われる。このような構成では、サイクルスリップングを防止し、PLL回路の収束時間を早めることが可能となる。
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図4の構成では、図3の2入力位相アキュムレータ8を、基準信号Ref側とVCO(発振器)信号側での位相加算量を、図2の実施の形態2のようにそれぞれ設定できるようにした2入力位相アキュムレータ9に置き換えた構成である。
この構成では、基準信号Refのクロックが入る毎に、上記と同様に例えばRAMからなる加算量設定部6aに格納している所定の値Aを呼び出し、2入力位相アキュムレータ9へ基準信号Refと同時に入力する。2入力位相アキュムレータ9は基準信号Refをクロックとして、内部レジスタ(図示省略)に所定の値A(位相加算量)を加算する。また、VCO5の出力信号のクロックが入る毎に例えばRAMからなる減算量設定部7aに格納している所定の値Bを呼び出し、2入力位相アキュムレータ9へVCO5の出力信号と同時に入力する。2入力位相アキュムレータ9はVCO5の出力信号をクロックとして、上記内部レジスタから所定の値B(位相減算量)を減算する。
なお、図2の実施の形態2のように、位相加算量と位相減算量をそれぞれ各クロック毎に変化させるようにしてもよく、また、位相加算量、位相減算量をクロックの回数の関数として記憶させておき、該関数に従って位相加算量、位相減算量を出力するようにしてもよい。
この構成により、図3による実施の形態3と同じ原理でVCO5の出力信号の周波数を制御し、加算量設定部6aおよび減算量設定部7aの設定次第で、出力信号を任意の周波数変調信号とすることができる。
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図5の構成では、図3に示した実施の形態3の構成に対して、基準信号Refが入力した場合に2入力位相アキュムレータ10に加算される値(位相加算量)を、基準信号Refのクロック毎に変化させる構成となっている。
カウンタ11は、基準信号Refのクロック数をカウントしカウント値CL1を出力する。乗算器12は、カウンタ11の出力のカウント値CL1と所定の値Cとの乗算を行い、その結果を出力する。加算器13は、乗算器12の出力CL1×Cと、設定された所定の値Dとの加算を行い、CL1×C+Dを出力する。2入力位相アキュムレータ10は、基準信号Refをクロックとして加算器13の出力値(CL1×C+D)(C,Dは共に正の実数)を内部レジスタ(図示省略)の累積値に加算する。一方、VCO5の出力信号が2入力位相アキュムレータ10に入力された場合、設定された所定の値Bを内部レジスタから減算する。なお、カウンタ11、乗算器12、加算器13が加算量演算部を構成する。
このような構成により、基準信号Refが入る毎に2入力位相アキュムレータ10の加算される値(CL1×C+D)は、時間とともに増加する。つまり、PLL回路の出力信号は、時間とともに周波数が変化するようなチャープ信号となる。2入力位相アキュムレータ10の極性を反転したり、値Cを正負逆にすることにより、チャープ信号の極性を変更することも可能である。
実施の形態6.
図6はこの発明の実施の形態6によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図6の構成では、図5に示した実施の形態5の構成が、カウンタ11、乗算器12、加算器13を基準信号Ref側に設けているのに対して、これらと同じ機能をカウンタ15、乗算器16、加算器17として位相減算量側のVCO5と2入力位相アキュムレータ14間に設ける構成となっている。動作原理は実施の形態5と同一であり、カウンタ15はVCO5の出力信号のクロック数をカウントしカウント値CL2とし、2入力位相アキュムレータ14は、VCO5の出力信号をクロックとして加算器17の出力値(CL2×E+F)(E,Fは共に正の実数)を内部レジスタ(図示省略)の累積値から減算する。これにより、同一の効果が得られる。なお、カウンタ15、乗算器16、加算器17が減算量演算部を構成する。
なお、図5と図6の構成を組み合せ、位相加算量に係る基準信号Ref側と位相減算量に係るVCO5側のそれぞれにカウンタ、乗算器、加算器を設けた構造としてもよい。
実施の形態7.
図7はこの発明の実施の形態7によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図7の構成では、図3に示す実施の形態3の構成に対して、VCO5と2入力位相アキュムレータ8の間に周波数分周器18を設けたことを特徴としている。図3に示したような例では、VCO5側の信号をクロックとして2入力位相アキュムレータ8を動作させるため、VCO5の周波数が高い場合は、2入力位相アキュムレータ8の動作速度が追い付かず正常動作できないことがある。このため、VCO5の出力に周波数分周器18を設けることで、2入力位相アキュムレータ8の動作周波数を下げて、安定動作を実現することができる。
実施の形態8.
図8はこの発明の実施の形態8によるPLL回路の構成の一例を示す図である。図8の構成では、VCO5と2入力位相アキュムレータ8の間に、図7の周波数分周器18の代わりに、ミキサ19と局発信号源20を設けて、局発信号源20の発生する信号とVCO5の出力信号をミキサ19で合成することで、VCO5の出力信号を周波数変換する。このような構成にすることで、図7と同じく、2入力位相アキュムレータ8の動作周波数を下げることができるため、安定動作が実現できる。また、周波数分周器18を使う場合に比べて、周波数変化幅が大きくなるため、周波数制御の精度がよくなる。
なお、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、これらの実施の形態の可能な組み合わせを全て含むことは云うまでもない。
1 第1の位相アキュムレータ、2 第2の位相アキュムレータ、3 位相比較器、4 ループフィルタ、5 VCO(電圧制御発振器)、6 第1の加算量設定部、6a 加算量設定部、7 第2の加算量設定部、7a 減算量設定部、8,9,10,14 2入力位相アキュムレータ、11,15 カウンタ、12,16 乗算器、13,17 加算器、18 周波数分周器、19 ミキサ、20 局発信号源。

Claims (7)

  1. 基準信号をクロックとして動作し所定範囲内でサイクリックに、クロックが入力する度に予め設定された値を累積加算した前記基準信号による位相データに相当する信号を出力する第1の位相アキュムレータと、
    発振器の出力信号をクロックとして動作し所定範囲内でサイクリックに、クロックが入力する度に予め設定された値を累積加算した前記発振器の出力信号による位相データに相当する信号を出力する第2の位相アキュムレータと、
    前記第1および第2の位相アキュムレータの出力信号を比較して差を求め前記基準信号と前記発振器の出力信号との位相差を示す出力信号を出力する位相比較器と、
    前記位相比較器の出力信号に従って前記発振器への制御信号を生成する制御部と、
    前記制御部からの制御信号に応じた周波数の信号を出力する前記発振器と、
    を備えたことを特徴とするPLL回路。
  2. 前記第1および第2の位相アキュムレータの少なくとも一方に、クロックが入力する度に累積加算される値を、クロックが入力される度に所望の値に設定する加算量設定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 入力する基準信号と発振器の出力信号をそれぞれクロックとして動作し、所定範囲内で、前記基準信号が入力する度に予め設定された値を累積値に加算し、前記発振器からの出力信号が入力する度に予め設定された値を前記累積値から減算した、前記基準信号と前記発振器の出力信号との位相差を示す前記累積値の信号を出力する2入力位相アキュムレータと、
    前記2入力位相アキュムレータの出力信号に従って発振器への制御信号を生成する制御部と、
    前記制御部からの制御信号に応じた周波数の信号を出力する前記発振器と、
    を備えたことを特徴とするPLL回路。
  4. 前記2入力位相アキュムレータにおける、前記基準信号によるクロックが入力する度に加算する値を、クロックが入力される度に所望の値に設定する加算量設定部、および前記発振器の出力信号によるクロックが入力する度に減算する値を、クロックが入力される度に所望の値に設定する減算量設定部の少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項3に記載のPLL回路。
  5. 前記2入力位相アキュムレータにおける、前記基準信号によるクロックが入力する度に加算する値を、前記基準信号によるクロックをカウントした値CL1に対してCL1×C+D(C,Dは共に正の実数)の演算を行った値に設定する加算量演算部、および前記発振器の出力信号によるクロックが入力する度に減算する値を、前記発振器の出力信号によるクロックをカウントした値CL2に対してCL2×E+F(E,Fは共に正の実数)の演算を行った値に設定する減算量演算部の少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項3に記載のPLL回路。
  6. 前記2入力位相アキュムレータに入力される前記発振器の出力信号を分周する周波数分周器をさらに備えたことを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載のPLL回路。
  7. 前記2入力位相アキュムレータに入力される前記発振器の出力信号の周波数変換を行うために、局発信号源と、前記局発信号源の発生する信号と前記発振器の出力信号を合成するミキサとをさらに備えたことを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載のPLL回路。
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